JP3223798B2 - スライドレール - Google Patents

スライドレール

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JP3223798B2
JP3223798B2 JP19148296A JP19148296A JP3223798B2 JP 3223798 B2 JP3223798 B2 JP 3223798B2 JP 19148296 A JP19148296 A JP 19148296A JP 19148296 A JP19148296 A JP 19148296A JP 3223798 B2 JP3223798 B2 JP 3223798B2
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政明 山根
毅 東海
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両シートを移動さ
せるスライドレールに関し、特に、十分な剛性を有する
とともに、レール高を低くできるスライドレールの構造
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】RV(レクリエーショナル・ビークル)
車等ではリヤシートを通常前後二列に設けており、これ
らリヤシートを長尺のスライドレール上に設けて、搭乗
人数や積載荷物量に応じて前後方向へ大きく移動させ、
車室内空間の有効利用を図っている。この場合、スライ
ドレールの湾曲変形を防止するためにレール構造は十分
な剛性を有する必要があるとともに、シートを移動位置
で固定するための位置決め構造をレールに設ける必要が
ある。
【0003】これらの要請に応えるために、従来、例え
ば図5に示すようなスライドレールが使用されている。
図において、ロアレール1は上方へ開放する略U字形の
断面を有し、左右の側壁14,15には外表面にL字形
に屈曲成形された取付具5の一辺52が接合されてい
る。取付具5の他辺53は車両フロアFに沿って位置し
て、ボルト55により車両フロアFに固定されている。
このような取付具5によってロアレール1は車両フロア
Fから高さH3 の位置に支持されている。
【0004】シート(図示略)を載設したアッパレール
2は逆T字形の下端がロアレール1の内空間上部に位置
し、レール下端を構成する板体21,22間に支持具8
が挟持されている。この支持具8は二枚の板体81,8
2により構成され、各板体81,82はアッパレール2
の下端より左右へ開きながら下方へ延びて支持壁83,
84となっている。左右の支持壁83,84間に回転軸
31を架設してローラ体3が位置しており、このローラ
体3はアッパレール2の荷重を支持しつつロアレール1
の底壁16上を転動する。
【0005】ロアレール底壁16の中央には長手方向の
複数位置に位置決め穴17が設けられており、この位置
決め穴17に、アッパレール2に上下動可能に設けた位
置決め片4の下端が貫入することにより、所定の移動位
置でアッパレール2(すなわちシート)が位置決め固定
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、位置決め片
4は位置決め穴17を貫通して下方へ突出するから、こ
の突出空間を確保するためにロアレール1の底壁16
を、既述のように車両フロアFからH3 の高さに支持し
ておく必要がある。そしてさらに、長尺のロアレール1
に十分な曲げ剛性を付与するために、その両側壁14,
15は壁高を十分な高さLとする必要がある。このた
め、上記従来のレール構造では、車両フロアFからのレ
ールの全高H2 (=H3 +L)が高くなって、レール専
有空間が大きくなり、見栄えの低下や他部材との干渉等
を生じるとともに、取付具5の大型化と重量増を招くと
いう問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、十分な曲げ強度を確保しつつレール高を低く抑え
て、コンパクトかつ軽量なスライドレールを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、上方へ開放するU字形断面をなし、左
右の側壁(14,15)に設けた取付具(5)により車
両フロア(F)上に支持されるロアレール(1)と、シ
ートを載設し、ロアレール(1)の底壁中央部(11)
上を転動するローラ体(3)により支持されてロアレー
ル(1)に沿って移動するアッパレール(2)とを有
し、アッパレール(2)に上下動可能に設けた位置決め
片(4)の下端がロアレール(1)の底壁中央部(1
1)に設けた位置決め穴(17)に貫入して移動後のシ
ートの位置決めがなされるスライドレールにおいて、ロ
アレールの底壁中央部(11)を残して底壁両側部(1
2,13)を下方へ凹陥させて、これら底壁両側部(1
2,13)からそれぞれ左右の側壁(14,15)を上
方へ延出させ、かつローラ体(3)は支持具(6)によ
りアッパレール(2)の下端に結合されてロアレール
(1)の底壁中央部(11)上を転動するものであり、
支持具(6)は、ローラ体(3)の両側に位置してその
回転軸(31)を支持する支持壁(61,62)と、こ
れら支持壁(61,62)を上端で連結するとともにア
ッパレール(2)の下端に接合固定される頂壁(63)
とで構成され、頂壁(63)にはローラ体(3)の直上
位置に開口(631)が形成されて当該開口(631)
内にローラ体(3)の外周が位置している。
【0009】本発明においては、ローラ体は支持具によ
ってアッパレールの下端に結合されているから、アッパ
レールはローラ体と一体に長尺なロアレール上をスムー
ズに移動する。そして、支持具の頂壁に開口を形成して
当該開口内にローラ体の外周を位置させたことにより、
ローラ体外周がアッパレール下端に近接し、この分、凹
陥量(H4)を大きくすることができるから、レール全
体高(H1=H3+L−H4 )が低くなる。したがって、
レール専有空間は小さくなり、見栄えが向上するととも
に、他部材との干渉等を生じない。また、取付具も小型
かつ軽量のものを使用できる。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】図1にスライドレールの外観を示
す。ロアレール1は上方へ開放する略U字形断面をなす
長尺体で、その左右の側壁14,15の外表面(一方の
み図示)には長手方向へ間隔をおいて複数の取付具5が
設けられている。各取付具5はL字形をなし、その両側
縁にはフランジ部51が形成されている。取付具5はそ
の一辺52でロアレール1の側壁外表面に接合され、取
付穴54を設けた他辺53は車両フロアF上に位置し、
ボルト55によって車両フロアFに固定されている。
【0013】アッパレール2は屈曲成形した二枚の板体
を接合したもので、詳細を後述するように、アッパレー
ル2下面の前後端に設けたローラ体3がロアレール1内
を転動することによりロアレール1に沿って移動する。
アッパレール2の長手方向中央には、図2に示すよう
に、二枚の板体21,22間に位置決め片4が上下動可
能に収納されており、位置決め片4の下端41は二股状
となって(図1)、ロアレール1に設けた位置決め穴1
7に貫入している。位置決め穴17はロアレール1に長
手方向へ間隔をおいて複数対設けられており(図示
略)、アッパレール2を移動させた後、適宜の位置決め
穴17に位置決め片4の下端41を貫入させて、アッバ
レール2(すなわちシート)を位置決めする。
【0014】アッパレール2の側壁上部に沿って操作シ
ャフト71が位置しており、操作シャフト71の中央に
設けた操作ピン72が操作アーム73の一端に形成した
開口731内に嵌入している。操作アーム73は中央が
アッパレール2の側壁に回動自在に軸支されており、他
端に設けたピン74がアッパレール2の側板23を貫通
して(図2)位置決め片4の開口42内に貫入してい
る。操作シャフト71は先端外周に設けたバネ部材75
により軸回りに回転付勢されて、上記操作アーム73を
反時計方向へ回転させ、これを介して位置決め片4を下
方へ押し下げている。シートの適宜位置に設けた操作レ
バー(図示略)より延びる連結ワイヤ77の一端が操作
シャフト71基端の操作片76に結合されており、この
操作片76を介して操作シャフト71を回転操作する
と、操作アーム73が時計方向へ回動して位置決め片4
が上昇し、その下端41が位置決め穴17から脱出して
シートの移動が可能となる。
【0015】図3にはローラ体3を設置したレール部の
垂直断面を示す。図より明らかなように、ロアレール1
は底壁の中央部11を残してその両側部12,13がH
4 だけ下方へ凹陥し、これら両側部12,13から上方
へ壁高Lの左右の側壁14,15が立ち上がっている。
ロアレール1の底壁中央部11には、既に説明した位置
決め穴17がレール長手方向の複数位置に形成されてい
る。ロアレール1の側壁14,15外表面に接合された
取付具5は、その取付穴54に挿通したボルト55によ
って車両フロアFに固定されており、ロアレール1は底
壁中央部11が車両フロアFからH3 の高さになるよう
に取付具5によって支持されている。
【0016】アッパレール2の下端は二枚の板体21,
22がそれぞれ水平外方へ屈曲して逆T字形となり、ロ
アレール1の内空間上部に位置している。アッパレール
2の下方にはローラ体3が位置し、これは支持具6によ
ってアッパレール2に結合されている。すなわち、支持
具6は図4に示すように、板体を下方へ開放する逆U字
形に屈曲成形したもので、ローラ体3の両端面に近接し
て位置する支持壁61,62と、これらの上端を連結す
る頂壁63とより構成されている。ローラ体3の回転軸
31は左右の支持壁61,62間に貫通支持されている
(図3)。支持具6の頂壁63にはローラ体3の直上に
開口631が形成されており(図4)、この開口631
内にローラ体3の外周が位置している。支持具6は頂壁
63がアッパレール2の下端下面に接合固定されてお
り、この状態で、ローラ体3は外周がアッパレール2の
下端下面に近接して位置している(図3)。このローラ
体3は従来よりも小径となっており、ロアレール1の底
壁中央部11上に位置して、アッパレール2の荷重を支
持しつつ転動する。これにより、長尺のロアレール1に
沿って、ローラ体3と、これと一体のアッパレール2が
移動する。
【0017】このような構造のスライドレールによれ
ば、位置決め穴17を設けたレール底壁中央部11を車
両フロアからH3 の高さに支持し、かつ、レールの十分
な曲げ剛性を確保するためにロアレール1の側壁14,
15の壁高を十分な高さLとしても、レールの全高はH
1 (=H3 +L−H4 )となって、従来のレールの全高
H2 (=L+H3 )よりもH4 だけ低くなる。
【0018】また、支持具6の頂壁63に開口631を
形成して、ローラ体3外周がアッパレール2の下端下面
に近接して位置するようにしたから、側壁14,15の
壁高Lを維持しつつレール底壁中央部11をアッパレー
ル2下端方向へ近づけて、レール底壁両側部12,13
の凹陥量H4 をより大きく確保し、レールの全高H1を
さらに低くすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明のスライドレール
によれば、十分な曲げ強度を有するとともに、レール高
は低く抑えられ、全体がコンパクトかつ軽量なものにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、スライドレールの
斜視図である。
【図2】位置決め片設置部のアッパレールの垂直断面図
である。
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図である。
【図4】ローラ体支持具の斜視図である。
【図5】従来例を示す、ローラ体設置部のレール垂直断
面図である。
【符号の説明】
1…ロアレール、11…底壁中央部、12,13…底壁
両側部、14,15…側壁、17…位置決め穴、2…ア
ッパレール、3…ローラ体、31…回転軸、4…位置決
め片、5…取付具、6…支持具、61,62…支持壁、
63…頂壁、631…開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方へ開放するU字形断面をなし、左右
    の側壁(14,15)に設けた取付具(5)により車両
    フロア(F)上に支持されるロアレール(1)と、シー
    トを載設し、前記ロアレール(1)の底壁中央部(1
    1)上を転動するローラ体(3)により支持されて前記
    ロアレール(1)に沿って移動するアッパレール(2)
    とを有し、前記アッパレール(2)に上下動可能に設け
    た位置決め片(4)の下端が前記ロアレール(1)の底
    壁中央部(11)に設けた位置決め穴(17)に貫入し
    て移動後のシートの位置決めがなされるスライドレール
    において、前記ロアレール(1)の底壁中央部(11)
    を残して底壁両側部(12,13)を下方へ凹陥させ
    て、これら底壁両側部(12,13)からそれぞれ前記
    左右の側壁(14,15)を上方へ延出させ、かつ、前
    記ローラ体(3)は支持具(6)により前記アッパレー
    ル(2)の下端に結合されて前記ロアレール(1)の底
    壁中央部(11)上を転動するものであり、前記支持具
    (6)はローラ体(3)の両側に位置してその回転軸
    (31)を支持する支持壁(61,62)と、これら支
    持壁(61,62)を上端で連結するとともに前記アッ
    パレール(29)の下端に接合固定される頂壁(63)
    とで構成され、頂壁(63)にはローラ体(3)の直上
    位置に開口(631)が形成されて当該開口(631)
    内にローラ体(3)の外周が位置していることを特徴と
    するスライドレール。
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