JP3223647U - ボックス積重ね構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、移動の際の位置ずれを確実に防止可能なボックス積重ね構造を提供する。【解決手段】ボックス積重ね構造は、物品を収納及び取出し可能な収納ボックスを複数上下方向に積み重ね可能なボックス積重ね構造であって、下部ボックスの上面と、上部ボックスの下面のそれぞれに、互いに係合可能な係合部としての係合爪23と、この係合爪23が係合する被係合部としての係合溝22のいずれかが設けられている。【選択図】図4

Description

本考案は、物品を収納及び取出し可能な収納ボックスを上下方向に複数積み重ね可能なボックス積重ね構造に関する。
従来、この種のボックス積重ね構造は、例えば特許文献1に記載された技術がある。この技術は、電動工具を収納する工具箱を上下に段積みするための構造において、位置ずれを防止するために、サイズの異なる箱体を段積みする場合に、下段側の箱体の上面に位置ずれ防止部を設け、上段側の箱体の下面に位置ずれ防止部を設け、両位置ずれ防止部の縦凸部と横凸部について相互に凹凸反転させる構造である。
特開2010−260625号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、下段側の箱体の上面と、上段側の箱体の下面に設けた位置ずれ防止部が縦凸部及び横凸部を有して複雑な形状に形成されているため、下段側の箱体に上段側の箱体を位置合わせするのに手間がかかるという問題がある。また、上記特許文献1に記載された技術では、凹凸パターンの高さが比較的低いことから、移動の際に位置づれが起こる可能性があるという不具合もある。
本考案は、上記事情を考慮してなされたものであり、簡単な構造で、積み重ねたボックスを移動する際の位置ずれを確実に防止可能なボックス積重ね構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案は、物品を収納及び取出し可能な収納ボックスを上下方向に複数積み重ね可能なボックス積重ね構造であって、下部ボックスの上面と、上部ボックスの下面のそれぞれに、互いに係合可能な係合部と、この係合部が係合する被係合部のいずれかが設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の構成に加え、前記下部ボックスの上面に前記被係合部を設ける一方、前記上部ボックスの下面に前記係合部を設け、前記下部ボックスの上面に前記上部ボックスを載置した状態で、一方向にスライドさせることにより、前記被係合部の下側に前記係合部が挿入されて係合するように構成されたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の構成に加え、前記下部ボックスの上面又は前記上部ボックスの下面の一方に前記スライド方向に沿う案内凹部が形成され、他方に前記案内凹部に嵌り込む案内凸部が形成され、前記下部ボックスの上面に前記上部ボックスを載置した状態でスライドさせるときに前記案内凸部が前記案内凹部に沿って移動することにより、前記係合部が前記被係合部に係合するように案内されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の構成に加え、前記上部ボックス及び前記下部ボックスは、前記物品を収納する収納空間を有するボックス本体と、このボックス本体の収納空間を開閉する蓋体とを有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の考案は、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の構成に加え、前記被係合部の下側に前記係合部が挿入されて係合した状態で、前記上部ボックス又は前記下部ボックスの上面又は下面の一方に設けられたロック用凹部にその他方に出没可能に設けられたロック用凸部が嵌り込んで前記スライドを不能として前記係合状態を維持するとともに、操作部を操作することにより、前記ロック用凸部を前記ロック用凹部から離脱させ、前記スライドを可能とするように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、下部ボックスの上面と、上部ボックスの下面のそれぞれに、互いに係合可能な係合部と、この係合部が係合する被係合部のいずれかが設けられているので、簡単な構造で、積み重ねたボックスを移動する際の位置ずれを確実に防止することが可能となる。
また、請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の考案の効果に加え、下部ボックスの上面に上部ボックスを載置した状態で、一方向にスライドさせることにより、被係合部の下側に係合部が挿入されて係合するように構成したことにより、下部ボックスの上面に上部ボックスを強固に係合することができるため、移動の際の位置ずれを一段と確実に防止することができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、請求項2に記載の考案の効果に加え、下部ボックスの上面に上部ボックスを載置した状態でスライドさせるときに案内凸部が案内凹部に沿って移動することにより、係合部が被係合部に係合するように案内されることにより、被係合部に係合部を確実かつ容易に係合させることが可能となる。
また、請求項4に記載の考案によれば、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の考案の効果に加え、上部ボックス及び下部ボックスは、物品を収納する収納空間を有するボックス本体と、このボックス本体の収納空間を開閉する蓋体とを有することにより、上部ボックス又は下部ボックスをそれぞれ単体でも使用することができ、汎用性を高めることができる。
また、請求項5に記載の考案によれば、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の考案の効果に加え、操作部を操作することにより、ロック用凸部をロック用凹部から離脱させ、下部ボックスに対して上部ボックスがスライドを可能とするように構成されているので、簡単な操作でロックを解除することができ、使い勝手が良好になる。
本実施の形態に係るボックス積重ね構造を適用した収納ボックスキャリアを示す斜視図である。 本実施の形態において収納ボックスを上面側から見た斜視図である。 本実施の形態において収納ボックスを下面側から見た斜視図である。 本実施の形態において収納ボックスの蓋体を開いた状態を示す縦断面図である。 本実施の形態において下部ボックスの上面に上部ボックスを載置して被係合部に係合部を係合させた状態を示す縦断面図である。 図5のA部を示す拡大断面図である。 本実施の形態において収納ボックスに取り付けられるロック機構の一部を示す斜視図である。 本実施の形態において下部ボックスの上面に上部ボックスを載置してロックした状態を示す縦断面図である。 本実施の形態の収納ボックスの変形例において係合前の状態を示す斜視図である。 本実施の形態の収納ボックスの変形例において係合後の状態を示す斜視図である。 本実施の形態において収納ボックスに取り付けられるロック機構の変形例を示す斜視図である。 図11の収納ボックス及びロック機構の変形例を反対側から見た斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[発明の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係るボックス積重ね構造を適用した収納ボックスキャリアを示す斜視図である。図2は、本実施の形態において収納ボックスを上面側から見た斜視図である。図3は、本実施の形態において収納ボックスを下面側から見た斜視図である。図4は、本実施の形態において収納ボックスの蓋体を開いた状態を示す縦断面図である。図5は、本実施の形態において下部ボックスの上面に上部ボックスを載置して被係合部に係合部を係合させた状態を示す縦断面図である。図6は、図5のA部を示す拡大断面図である。
図1に示すように、本実施の形態のボックス積重ね構造を用いた収納ボックスキャリア1は、垂直フレーム2と、この垂直フレーム2の上端に取り付けられたハンドル3と、垂直フレーム2の下部に取り付けられた大容量ボックス4と、垂直フレーム2の下端に転動可能に設けられた2つの車輪5と、中容量ボックス6と、小容量ボックス7を備える。
大容量ボックス4の上面には、中容量ボックス6が係合され、この中容量ボックス6の上面に小容量ボックス7が係合されている。これら大容量ボックス4、中容量ボックス6、及び小容量ボックス7は、それぞれ本実施の形態の収納ボックスを構成する。この収納ボックスは、物品を収納及び取出し可能であって、上下方向に複数積み重ね可能に構成されている。また、本実施の形態では、ボックスの容量の大小にかかわらず、下側に位置するボックスが下部ボックスとなり、上側に位置するボックスが上部ボックスとして説明する。
図1に示すように、大容量ボックス4、中容量ボックス6、及び小容量ボックス7は、それぞれ物品を収納する収納空間を有するボックス本体8と、このボックス本体8の収納空間を開閉する蓋体9とを有する。大容量ボックス4、中容量ボックス6、及び小容量ボックス7は、それぞれボックス本体8に対して蓋体9が図4に示すヒンジ部10を介して開閉可能に構成されている。
大容量ボックス4、中容量ボックス6、及び小容量ボックス7は、ヒンジ部10の取付側に対向する開閉側にそれぞれ2つの留め具11が設置されている。これらの留め具11として本実施の形態では、パッチン錠が用いられている。このパッチン錠は、蓋体9を閉じた状態でボックス本体8と蓋体9とを固定する。中容量ボックス6及び小容量ボックス7には、それぞれボックス本体8の側面に取手12が回動可能に取り付けられている。これにより、中容量ボックス6及び小容量ボックス7は、それぞれ単体で持ち運びが可能になっている。
大容量ボックス4、中容量ボックス6、及び小容量ボックス7は、それぞれ同一構造の係合機構20が設置されており、この係合機構20を介して上下方向に積み重ねられた各ボックスの位置ずれが防止される。なお、大容量ボックス4は、最も下側に位置するため、図示しないが下面に係合機構20が設置されておらず、蓋体9の上面のみに係合機構20が設置されている。同様に、大容量ボックス4は、最も下側に位置するため、後述する下側に位置する下部ボックスに対して係止するためのロック機構が設置されていない。さらに、大容量ボックス4は、垂直フレーム2に固定され、ハンドル3を用いて運搬することから、単体で持ち運ぶことがないので、取手12が取り付けられていない。これら以外の構造において、大容量ボックス4、中容量ボックス6、及び小容量ボックス7は、互いに収納空間の容量が異なるだけで同様の構造である。
図2〜図4は小容量ボックス7を示し、図5及び図6は中容量ボックス6に対する小容量ボックス7の係合状態を示している。この小容量ボックス7に設けられている係合機構20の構成について以下に説明する。なお、大容量ボックス4及び中容量ボックス6にも、小容量ボックス7と同様の係合機構20が設けられている。
図2〜図4に示すように、小容量ボックス7の蓋体9の上面には、長さ方向の左右側にそれぞれ3つの係合凹部21が幅方向に沿って一定の間隔をあけて形成されている。これらの係合凹部21は、平面視で角形に形成され、図5に示すようにそれぞれ同一辺に被係合部の一例である係合溝22が連続して形成されている。これらの係合溝22は、蓋体9の上面に対して下側であって水平方向に開口するように形成されている。
図3に示すように、小容量ボックス7のボックス本体8の下面には、係合溝22と対応する位置に、それぞれ係合部の一例である係合爪23が形成されている。具体的には、ボックス本体8の下面には、長さ方向の左右側にそれぞれ3つの係合爪23が幅方向に沿って一定の間隔をあけて形成されている。これらの係合爪23は、断面略L字状に形成されている。各係合爪23は、図5及び図6に示すように中容量ボックス6に小容量ボックス7を載置した状態で、それぞれ係合凹部21に係合する。この状態で、小容量ボックス7を中容量ボックス6に対して一方向にスライドさせることにより、各係合爪23が上面の下側の各係合溝22に水平方向から挿入されて係合する。これら係合凹部21、係合溝22、及び係合爪23は、本実施形態の係合機構20を構成する。
図2及び図3に示すように、小容量ボックス7の蓋体9の上面には、左右の3つの係合凹部21の近傍に蓋体9の幅方向に沿ってそれぞれ直線状に延びる案内凹部24が形成されている。
小容量ボックス7のボックス本体8の下面には、左右の案内凹部24と対応する位置にそれぞれ案内凸部25が2つ形成されている。左右2つの案内凸部25は、ボックス本体8の下面における角部近傍に設置されている。左右2つの案内凸部25は、左右の案内凹部24に嵌り込み、中容量ボックス6に小容量ボックス7を載置した状態で、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7を一方向にスライドさせるとき、各案内凸部25が案内凹部24に沿って移動することとなり、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合するように案内される。
次に、本実施の形態のロック機構を図2、図3、図7、及び図8に基づいて説明する。図7は、中容量ボックス6にロック機構30を設けた例を示している。図8は、小容量ボックス7に中容量ボックス6を載置してロックした例を示している。
図2及び図7に示すように、小容量ボックス7の蓋体9における左右側の3つの係合凹部21間であって、蓋体9の幅方向の一端側には、ロック機構30のロック用凹部としての開口部31が形成されている。この開口部31は、蓋体9の長さ方向に沿って長く形成されている。
小容量ボックス7のボックス本体8の下面には、図3に示すようにロック機構30の開口部31と対応する位置にロック用凸部としてのラッチ部32が下面に対して出没可能に設置されている。ラッチ部32は、小容量ボックス7に中容量ボックス6を載置したときにボックス本体8の下面に対して没した状態である。また、ラッチ部32は、小容量ボックス7に対して中容量ボックス6をスライドさせ、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合した状態で、図8に示すように開口部31に嵌り込んで突出するように構成されている。すなわち、ラッチ部32は、開口部31に嵌り込むと、小容量ボックス7に対して中容量ボックス6をスライド不能とし、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合した状態を維持する。
ロック機構30は、開口部31と、この開口部31に嵌り込むラッチ部32の他、図7及び図8に示すように2つのコイルばね33と、操作部としての摘み34と、取付ねじ35とを備えている。ラッチ部32には、下部に形成された斜面部32aと、上下方向にU字状溝32bが形成された二股部32cと、この二股部32cの一方に水平方向に形成された長孔32dと、二股部32cの上端に設けた位置決め凸部32eと、を有する。
2つのコイルばね33は、ラッチ部32の二股部32cの位置決め凸部32eにそれぞれ係合し、ラッチ部32を常時下方に付勢している。摘み34の裏面には、突出ピン34a(図12に示す)が一体に設けられている。
取付ねじ35は、ラッチ部32のU字状溝32bを通りねじ取付部36に取り付けることで、摘み34を回転可能に保持している。このとき、摘み34の突出ピン34aがラッチ部32の長孔32dに入り込んで係合している。
なお、図8では、ラッチ部32は、小容量ボックス7に対して中容量ボックス6をスライドさせ、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合した状態で開口部31に嵌り込んで突出するように構成したが、その逆で中容量ボックス6に対して小容量ボックス7をスライドさせ、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合した状態で開口部31にラッチ部32が嵌り込んで突出するように構成してもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
なお、中容量ボックス6に小容量ボックス7を係合させ、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7の係合を解除する場合について説明する。
まず、小容量ボックス7を持って小容量ボックス7の各係合爪23を中容量ボックス6の各係合凹部21に係合するように載置する。そして、この状態で、小容量ボックス7を中容量ボックス6に対して一方向にスライドさせることにより、各係合爪23が各係合溝22に水平方向から挿入されて係合する。
具体的には、左右2つの案内凸部25は、左右の案内凹部24に嵌り込み、中容量ボックス6に小容量ボックス7を載置した状態で、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7を一方向にスライドさせるとき、各案内凸部25が案内凹部24に沿って移動することにより、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合するように案内される。
また、ラッチ部32は、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7をスライドさせ、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合した状態で開口部31に嵌り込んで突出することで、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7をスライド不能とし、各係合爪23がそれぞれの係合溝22に係合した状態を維持する。
その後、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7の係合を解除する場合には、ロック機構30の摘み34を反時計方向に回転させると、その突出ピン34aがラッチ部32の長孔32dを介してラッチ部32の下方への付勢力に抗して上方へ移動させる。これにより、ラッチ部32が嵌り込んでいた開口部31への係合が解除されて上方の小容量ボックス7が下方の中容量ボックス6に対して水平方向にスライド可能となり、各係合爪23を各係合溝22から離脱させることで、小容量ボックス7を中容量ボックス6から取り外すことができる。
したがって、本実施の形態のロック機構30は、各係合溝22の下側に各係合爪23が水平方向から挿入されて係合した状態で、中容量ボックス6に設けられた開口部31に小容量ボックス7のラッチ部32が嵌り込んで水平方向のスライドを不能として係合状態を維持している。そして、摘み34を反時計方向に回転させることにより、ラッチ部32を開口部31から離脱させ、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7を水平方向へのスライドを可能としている。
このように本実施の形態によれば、中容量ボックス6の上面と、小容量ボックス7の下面のそれぞれに、互いに係合可能な係合部としての係合爪23と、この係合爪23が係合する被係合部としての係合溝22が設けられているので、簡単な構造で、積み重ねたボックスを移動する際の位置ずれを確実に防止することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、中容量ボックス6の上面に小容量ボックス7を載置した状態で、一方向にスライドさせることにより、係合溝22の下側に係合爪23が挿入されて係合するように構成したことにより、中容量ボックス6の上面に小容量ボックス7を強固に係合することができるため、移動の際の位置ずれを一段と確実に防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、中容量ボックス6の上面に小容量ボックス7を載置した状態でスライドさせるときに案内凸部25が案内凹部24に沿って移動することにより、係合爪23が係合溝22に係合するように案内されることにより、係合溝22に係合爪23を確実かつ容易に係合させることが可能となる。
本実施の形態によれば、小容量ボックス7及び中容量ボックス6は、物品を収納する収納空間を有するボックス本体8と、このボックス本体8の収納空間を開閉する蓋体9とを有することにより、小容量ボックス7又は中容量ボックス6をそれぞれ単体でも使用することができ、汎用性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、摘み34を操作することにより、ラッチ部32を開口部31から離脱させ、中容量ボックス6に対して小容量ボックス7がスライドを可能とするように構成されているので、簡単な操作でロックを解除することができ、使い勝手が良好になる。
[発明の実施の形態の変形例1]
図9は、本実施の形態の収納ボックスの変形例において係合前の状態を示す斜視図である。図10は、本実施の形態の収納ボックスの変形例において係合後の状態を示す斜視図である。なお、以下の変形例では、前記実施の形態と同一又は対応する部分に同一の符号を付して異なる構成及び作用を説明する。
図9及び図10に示すように、本変形例は、小容量ボックス7に、その略半分の容量の半容量ボックス40を係合させる例である。この半容量ボックス40には、係合機構20が設けられているものの、ロック機構30は設けられていない。
具体的には、半容量ボックス40は、係合機構20を有し、係合機構20を介して小容量ボックス7に積み重ねられる。また、半容量ボックス40は、係合機構20を介して他の半容量ボックス40が順次上下方向に積み重ねられるように構成されている。
半容量ボックス40のボックス本体8の下面には、係合部の一例である係合爪23が長さ方向に3つ設けられている。半容量ボックス40の蓋体9の上面には、係合溝22と対応する位置に、それぞれそれぞれ3つの係合凹部21が長さ方向に沿って一定の間隔をあけて形成されている。これらの係合凹部21は、平面視で角形に形成され、それぞれ同一辺に被係合部の一例である係合溝22が連続して形成されている。
なお、本変形例では、半容量ボックス40の長さ方向一端に取手12が回動可能に取り付けられている。これにより、半容量ボックス40は、中容量ボックス6及び小容量ボックス7と同様に単体で持ち運びが可能になっている。
このように本変形例によれば、小容量ボックス7に、その略半分の容量の半容量ボックス40を積み重ねるように構成されているので、使い勝手を一段と向上させることができる。
[発明の実施の形態の変形例2]
図11は、本実施の形態において収納ボックスに取り付けられるロック機構の変形例を示す斜視図である。図12は、図11の収納ボックス及びロック機構の変形例を反対側から見た斜視図である。
図11及び図12に示すように、本変形例のロック機構30は、前記実施の形態のコイルばね33及び位置決め凸部32eに代えて2対の磁石41,42が設置されている。これら2対の磁石41,42の内の一方は、図示しないがボックス本体8内に設置されている。2対の磁石41,42の内の他方は、ラッチ部32の二股部32cの上端にそれぞれ固定されている。2対の磁石41,42の内の一方とその他方とは、互いの対向する面が同じ極性に着磁されているため、互いに反発しあい、ばね機能を有することとなる。そのため、2対の磁石41,42は、ラッチ部32を常時下方に付勢している。
このように本変形例によれば、コイルばね33及び位置決め凸部32eに代えて2対の磁石41,42を設置したことにより、コイルばね33と比べて構造を簡素化し、耐久性を向上させることができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本考案の理解を容易にするために記載されたものであって、本考案を限定するために記載されたものではない。
例えば、上記実施の形態のボックス積重ね構造では、下部ボックスである中容量ボックス6の上面に被係合部としての係合溝22を形成し、上部ボックスである小容量ボックス7の下面に係合部としての係合爪23を設けた例について説明したが、これに限らず、中容量ボックス6の上面に係合部としての係合爪23を設け、小容量ボックス7の下面に被係合部としての係合溝22を形成したものであってもよい。
また、上記実施の形態では、下部ボックスを大容量ボックス4とし、上部ボックスを中容量ボックス6としたものでも、上記と同様に適用することができる。
さらに、上記実施の形態では、図8に示すように中容量ボックス6にロック用凸部としてのラッチ部32を設け、小容量ボックス7にロック用凹部としての開口部31を設けた例について説明したが、その逆であってもよい。また、中容量ボックス6及び小容量ボックス7には、それぞれ上面に開口部31が形成され、下面にラッチ部32が設置されているが、その逆であってもよい。つまり、上部ボックス又は下部ボックスの上面又は下面の一方に設けられたロック用凹部24にその他方に出没可能に設けられたロック用凸部25が嵌り込む構造であればよい。
1 収納ボックスキャリア
2 垂直フレーム
3 ハンドル
4 大容量ボックス
5 車輪
6 中容量ボックス
7 小容量ボックス
8 ボックス本体
9 蓋体
10 ヒンジ部
11 留め具
12 取手
20 係合機構
21 係合凹部
22 係合溝(被係合部)
23 係合爪(係合部)
24 案内凹部
25 案内凸部
30 ロック機構
31 開口部(ロック用凹部)
32 ラッチ部(ロック用凸部)
32a 斜面部
32b U字状溝
32c 二股部
32d 長孔
32e 位置決め凸部
33 コイルばね
34 摘み(操作部)
35 取付ねじ
36 ねじ取付部
40 半容量ボックス
41 磁石
42 磁石
また、請求項5に記載の考案は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記被係合部の下側に前記係合部が挿入されて係合した状態で、前記上部ボックス又は前記下部ボックスの上面又は下面の一方に設けられたロック用凹部にその他方に出没可能に設けられたロック用凸部が嵌り込んで前記スライドを不能として前記係合状態を維持するとともに、操作部を操作することにより、前記ロック用凸部を前記ロック用凹部から離脱させ、前記スライドを可能とするように構成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の考案によれば、請求項2又は3に記載の考案の効果に加え、操作部を操作することにより、ロック用凸部をロック用凹部から離脱させ、下部ボックスに対して上部ボックスがスライドを可能とするように構成されているので、簡単な操作でロックを解除することができ、使い勝手が良好になる。

Claims (5)

  1. 物品を収納及び取出し可能な収納ボックスを上下方向に複数積み重ね可能なボックス積重ね構造であって、
    下部ボックスの上面と、上部ボックスの下面のそれぞれに、互いに係合可能な係合部と、この係合部が係合する被係合部のいずれかが設けられていることを特徴とするボックス積重ね構造。
  2. 前記下部ボックスの上面に前記被係合部を設ける一方、前記上部ボックスの下面に前記係合部を設け、前記下部ボックスの上面に前記上部ボックスを載置した状態で、一方向にスライドさせることにより、前記被係合部の下側に前記係合部が挿入されて係合するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のボックス積重ね構造。
  3. 前記下部ボックスの上面又は前記上部ボックスの下面の一方に前記スライド方向に沿う案内凹部が形成され、他方に前記案内凹部に嵌り込む案内凸部が形成され、前記下部ボックスの上面に前記上部ボックスを載置した状態でスライドさせるときに前記案内凸部が前記案内凹部に沿って移動することにより、前記係合部が前記被係合部に係合するように案内されることを特徴とする請求項2に記載のボックス積重ね構造。
  4. 前記上部ボックス及び前記下部ボックスは、前記物品を収納する収納空間を有するボックス本体と、このボックス本体の収納空間を開閉する蓋体とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のボックス積重ね構造。
  5. 前記被係合部の下側に前記係合部が挿入されて係合した状態で、前記上部ボックス又は前記下部ボックスの上面又は下面の一方に設けられたロック用凹部にその他方に出没可能に設けられたロック用凸部が嵌り込んで前記スライドを不能として前記係合状態を維持するとともに、操作部を操作することにより、前記ロック用凸部を前記ロック用凹部から離脱させ、前記スライドを可能とするように構成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のボックス積重ね構造。
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