JP3223516U - ハーフトップ - Google Patents
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Abstract
【課題】胸の揺れを抑えるとともに、胸元の安定感と快適な着用感を両立することができるハーフトップの提供。
【解決手段】互いに独立して設けられた左右のバスト部の間に、該バスト部の内側辺部に沿って配置され、正面下端部から所定の高さまでは1本に形成され、所定の高さで左右のバスト部の内側辺部に沿って二股に分岐し、そのまま左右一対のストラップもしくは後身頃へと延伸するY状連結部を備えたハーフトップ。
【選択図】 図1
【解決手段】互いに独立して設けられた左右のバスト部の間に、該バスト部の内側辺部に沿って配置され、正面下端部から所定の高さまでは1本に形成され、所定の高さで左右のバスト部の内側辺部に沿って二股に分岐し、そのまま左右一対のストラップもしくは後身頃へと延伸するY状連結部を備えたハーフトップ。
【選択図】 図1
Description
本考案は、軽い運動時の着用に適し、胸の揺れを抑えるとともに、胸元の安定感と快適な着用感を両立したハーフトップに関する。
従来、主に運動時に着用することを目的としたハーフトップとして種々のタイプのものがあるが、それらは、程度の差こそあれ、締め付け力により乳房の上下左右への揺れを防止するというものであった(特許文献1〜4)。
すなわち、これらのものは、乳房の揺れ防止の効果を優先しようとすると、締め付け力が強くなり、着用感が損なわれるおそれがある。逆に、着用感を優先すると、締め付け力も弱くなるため、乳房の揺れ防止効果が不十分となるおそれがあった。
そこで本考案は、従来のハーフトップのかかる欠点を克服し、胸の揺れを抑えるとともに、胸元の安定感と快適な着用感を両立することができるハーフトップの提供を課題とするものである。
本考案は、上記課題を解決するものであり、互いに独立して設けられた左右のバスト部の間に、該バスト部の内側辺部に沿って配置され、正面下端部から所定の高さまでは1本に形成され、所定の高さで左右のバスト部の内側辺部に沿って二股に分岐し、そのまま左右一対のストラップもしくは後身頃へと延伸するY状連結部を備えたハーフトップである。
また本考案は、バスト部において、乳房を被覆するカップ部とカップ部以外の土台部が一体に形成されていることを特徴とするハーフトップである。
また本考案は、バスト部の内側辺部と袖袴部とにより形成される上端角部が鋭角になるように形成されていることを特徴とするハーフトップである。
また本考案は、バスト部の上端角度とY状連結部の襟刳の角度の比率において、1:1.2〜1:1.5の範囲となるように形成されたことを特徴とするハーフトップである。
また本考案は、カップ部の中心の位置が、前記バスト部の上端部から垂下する線よりも胸部の中央寄りとなるように形成したことを特徴とするハーフトップである。
さらに本考案は、バスト部の脇辺にはサイドボーンを設けことを特徴とするハーフトップである。
本考案にかかるハーフトップは、カップ部と土台部が一体に形成されたバスト部の上端角度と、Y状連結部の襟刳角度の比率を一定の範囲とすることにより、Y状連結部が効率的にカップ部に保持された乳房を上方へと引き上げ、軽い運動時でも胸の揺れを抑え、胸元の安定感と快適な着用感を両立することができる。
また、本考案にかかるハーフトップで、カップ部の中心の位置が、前記バスト部の上端部から垂下する線よりも胸部の中央寄りとなるように形成したものは、さらに乳房を中央に寄せることが可能となる。
また、本考案にかかるハーフトップで、バスト部の脇辺にはサイドボーンを設けたものは、乳房が脇へ流れることを防ぐことができる。
以下、本考案のハーフトップの実施態様を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本考案はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
図1は本考案に係るハーフトップの正面図、図2は同背面図である。図に示すように、本考案に係るハーフトップは、胸部を被覆する左右一対のバスト部1と、バスト部1の両脇から背面を覆うように連接された後身頃3と、左右のバスト部1の間に略Y字状に形成され、後身頃3から肩上へ延伸するストラップ4に連接されたY状連結部2とを備える。以下、各部について詳しく説明する。
本考案のバスト部1は、乳房を被覆するカップ部101と土台部102が一体に形成されたモールドカップ、その表側を被覆する身生地、および、その裏側(肌側)を被覆するメッシュ8からなる。バスト部1のカップ部101と土台部102とを構成するモールドカップは、伸縮性のあるウレタン製のストレッチモールドカップが好ましい。なお、かかるモールドカップは身生地で被覆する際、モールドカップを胸部の形状に沿うように湾曲させることが好ましい。
バスト部1は、内側辺部11が左右から胸部の中心方向へと膨出するように形成され、かかる膨出部から上部へ行くに従い横幅が漸次狭くなり、内側辺部11と袖袴部12で形成される上端角部が鋭角になるように形成されている点に特徴を有する。
左右のバスト部1は互いに独立しており、それらの間には、左右のバスト部1を連結するY状連結部2が設けられている。Y状連結部2は、左右のバスト部1の内側辺部11に設置され、正面下部はアンダー部5から開始して所定の高さまで1本に形成され、その後、所定の高さで左右のバスト部1の内側辺部11に沿って二股に分岐する。分岐したY状連結部2は、さらに内側辺部11に沿って延伸し、内側辺部11が終了した時点からそのまま肩へと延伸し、その先端部においてストラップ4に接続されている。左右のバスト部1と該バスト部の内側辺部に沿って配置されたY状連結部2を連結する方法は特に限定されず、接着、縫着など従来公知の方法により達成される。
かかるY状連結部2は、ポリエステル繊維とポリウレタン弾性繊維からなる経編で形成され、一定の伸縮性を有するが、Y状連結部2を構成する素材はこれに限定されない。また、Y状連結部2は、2枚の生地をボンディングで表裏貼り合わせて形成することにより、着用時に違和感の原因となる縫い目がなくなるため、好ましい。
バスト部1の脇辺13には、本実施態様のようにサイドボーン6を設けてもよい。かかるサイドボーン6を設けることにより、乳房が脇へ流れることを防ぐことができ、好ましい。かかるサイドボーン6を介して、背面を被覆するように後身頃3が連接されている。後身頃3は、その襟袴部31および袖袴部32の縁に沿って、所定の幅の生地をボンディングで貼り合わせることが好ましい。なお、これら後身頃3の襟刳部31および袖刳部32の縁、並びにY状連結部の他の部分についてもボンディングで貼り合わせてもよく、縫着してもよい。
後身頃3は、その上辺部の二箇所が上方へと突出し、かかる突出部に一対のストラップ4が縫着されている。ストラップ4は、その先端部においてY状連結部2に接続されている。さらに、その襟袴部41および袖袴部42の縁に沿って、所定の幅の生地をボンディングで貼り合わせることが好ましい。なお、本実施態様では、後身頃3とストラップ4は個別に設けているが、これを一体に連続して成形してもよい。
バスト部1およびY状連結部2は、その下辺の縁部にメッシュ生地を巻いて縫着したアンダー部5が設けられているが、かかるアンダー部5の代わりに、伸縮性を有するベルトを設けても良い。一方、後身頃3の下辺には、伸縮性を有するアンダーベルト7が設けられている。
バスト部1は、その内側辺部11と袖袴部12により形成される上端角部が鋭角になるように形成されている。具体的には、かかるバスト部1の上端角度θ1は55〜75度の範囲で形成することが好ましく、60〜70度の範囲で形成することがより好ましい。
また、Y状連結部2の襟刳の角度θ2は、80〜90度の範囲で形成することが好ましく、さらに、バスト部1の上端角度θ1とY状連結部2の襟刳の角度θ2の比率において、1:1.2〜1:1.5の範囲となるように形成することが好ましい。なお、かかる角度θ1及び角度θ2は、平置きして計測した場合のものとする。
上述の通り、バスト部1の上端角度θ1とY状連結部2の襟刳の角度θ2と、それらの角度比を所定の範囲で形成することにより、Y状連結部2の上方へと引き上げる力が効率的にバスト部1へと伝わり、これにより、カップにホールドされた乳房はより効果的に胸部の中央且つ上方へと引き上げられて、軽い運動時においても胸元が安定する。また、バスト部1の上端角度θ1とY状連結部2の襟刳の角度θ2と、それらの角度比を所定の範囲で形成することにより、袖袴部12には補強布を設置してY字状連結部へつなげることなく乳房を保持でき、着用感の改善を図ることができる。さらに、バスト部1の内側辺部11から上端にかけてY状連結部2で吊り上げるため、この他に吊り上げのための補強布等を設けなくても適切に乳房を保持することができる。
図4の一点破線で表された円形はカップ部101の輪郭を示し、その中心の点はカップ部の中心Pを示す。本発明のバスト部1は、カップ部101とその他の土台部102とが一体に形成されているが、図に示すように、カップ部101は実際の乳房の位置よりも胸部の中央側に寄せて設けることが好ましい。具体的には、カップ部101の中心Pの位置が、バスト部1の上端部から垂下する線L1よりも胸部の中央寄りとなるように形成することが好ましい。このように、カップ部を本来の乳房の位置よりも胸部の中央寄りとすることで、乳房を効果的に中央へ寄せることができる。
図3は、本考案に係るハーフトップのバスト部1およびY状連結部2を裏側から見た図である。図に示すように、本実施態様では、バスト部1の裏側にはメッシュ生地8が設けられている。このように、胸部の大半を覆うバスト部1の裏側をメッシュ生地8とすることにより、肌側の広い面積において通気性が良くなる。さらに、アンダー部5もメッシュ生地のため、肌触りもソフトになり、締め付け感も改善される。
本考案のハーフトップは、その着丈を長くして、タンクトップやキャミソール状の形状に構成することもできる。
1 … … バスト部
2 … … Y状連結部
3 … … 後身頃
4 … … ストラップ
5 … … アンダー部
6 … … サイドボーン
7 … … アンダーベルト
8 … … メッシュ生地
11 … … 内側辺部
12 … … 袖袴部
13 … … 脇辺部
14 … … 下辺部
31 … … 襟刳部
32 … … 袖袴部
41 … … 襟刳部
42 … … 袖袴部
101 … …カップ部
102 … …土台部
P … … カップ部中心
L1 … … バスト部の上端部から垂下する線
θ1 … … バスト部の上端角度
θ2 … … Y状連結部の襟刳の角度
2 … … Y状連結部
3 … … 後身頃
4 … … ストラップ
5 … … アンダー部
6 … … サイドボーン
7 … … アンダーベルト
8 … … メッシュ生地
11 … … 内側辺部
12 … … 袖袴部
13 … … 脇辺部
14 … … 下辺部
31 … … 襟刳部
32 … … 袖袴部
41 … … 襟刳部
42 … … 袖袴部
101 … …カップ部
102 … …土台部
P … … カップ部中心
L1 … … バスト部の上端部から垂下する線
θ1 … … バスト部の上端角度
θ2 … … Y状連結部の襟刳の角度
Claims (6)
- 互いに独立して設けられた左右のバスト部の間に、該バスト部の内側辺部に沿って配置され、正面下端部から所定の高さまでは1本に形成され、所定の高さで左右のバスト部の内側辺部に沿って二股に分岐し、そのまま左右一対のストラップもしくは後身頃へと延伸するY状連結部を備えたハーフトップ。
- 前記バスト部は、乳房を被覆するカップ部と、カップ部以外の土台部が一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のハーフトップ。
- 前記バスト部は、内側辺部と袖袴部とにより形成される上端角部が鋭角になるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のハーフトップ。
- 前記バスト部の上端角度とY状連結部の襟刳の角度の比率において、1:1.2〜1:1.5の範囲となるように形成されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のハーフトップ。
- 前記カップ部の中心の位置が、前記バスト部の上端部から垂下する線よりも胸部の中央寄りとなるように形成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のハーフトップ。
- 前記バスト部の脇辺にはサイドボーンを設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のハーフトップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019002657U JP3223516U (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | ハーフトップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002657U JP3223516U (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | ハーフトップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3223516U true JP3223516U (ja) | 2019-10-17 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019002657U Active JP3223516U (ja) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | ハーフトップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3223516U (ja) |
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2019
- 2019-07-18 JP JP2019002657U patent/JP3223516U/ja active Active
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