JP3222818U - 造形装飾石鹸 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾石鹸において、装飾が立体的で複雑な意匠である場合でも、造形による装飾を、人に共感を与える程に質感に富み、かつインテリアに相応しい態様で、施すことができている造形装飾石鹸を提供する。【解決手段】造形装飾石鹸は、装飾を、固形状の石鹸で造形した装飾部を有している。装飾部は、主成分である植物性油脂10に、植物性油脂10の添加剤として、キャスターオイルまたは太白胡麻油のうち、少なくとも一方の油脂を配合した添加剤混合油脂5と、苛性アルカリ水溶液6とを混合したソープクリーム1からなる。【選択図】図1

Description

本考案は、固形の石鹸に装飾を造形した造形装飾石鹸に関する。
固形の石鹸(以下、「固形石鹸」と称する。)は、日常生活の中で、主に手や顔等を洗うのに用いる日用品であり、粗品、歳暮等の贈答品としても利用されている。また、固形石鹸の中には、日用の用途を備えつつ、インテリアにもなり得るとして、装飾が石鹸本体に施されたものもある。そのような装飾石鹸の一例が、特許文献1,2に開示されている。
特許文献1は、石鹸本体の表面に押し花を載せ、透明のフィルムで押し花を覆って石鹸本体の表面に貼付した押し花付き石鹸である。特許文献1によれば、自然の草花からなる押し花が、石鹸に装飾されているため、斬新な意匠性がアピールでき、贈答品としての付加価値は、より高いものになるとされている。
また、浴室内のインテリアになり得る装飾石鹸の一例が、特許文献2に開示されている。特許文献2は、熱変色性インキによる印刷像を石鹸の表面に形成した装飾石鹸である。特許文献2では、約40℃の湯をかけ、装飾石鹸が所定の温度を超えると、表面上の印刷像が、消失または顕出することによって変化する。そのため、特許文献2の装飾石鹸が浴室内で使用されると、風呂嫌いの子供にとって、入浴の楽しみを得ることができるほか、特許文献2の装飾石鹸は、浴室内のインテリアにもなるため、興趣に富んだ石鹸とされている。
実用新案登録第3064487号公報 特開平5−239498号公報
装飾石鹸が、例えば、化粧室やバスルーム等の設備において、手等の素肌を洗う洗浄剤の用途のほか、インテリアとした用途で配備されていると、設備内の空間において、優美さや清潔感に満ちた雰囲気が醸し出され、設備の使用者にとって快適な空間となる。しかしながら、特許文献1の押し花付き石鹸や、特許文献2の装飾石鹸をはじめ、固形石鹸に装飾を施した従来の装飾石鹸は、平面的な装飾を単に石鹸の表面に施したものに過ぎない。このような従来の装飾石鹸を、前述したような化粧室等の設備に配備した場合、従来の装飾石鹸の装飾は、臨場感のある立体的な演出に欠ける。そのため、特に、ホテルやビル、娯楽施設等で、ゲストルームや宿泊部屋、ロビー、カンファレンス、化粧室、バスルーム等の設備に対し、快適な空間の形成に十分に貢献できない虞があるほか、鑑賞の対象となり得る装飾も具備しておらず、インテリアとして十分に機能していない蓋然性が極めて高かった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、装飾石鹸において、装飾が立体的で複雑な意匠である場合でも、造形による装飾を、人に共感を与える程に質感に富み、かつインテリアに相応しい態様で、施すことができている造形装飾石鹸を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る造形装飾石鹸は、以下の構成を有する。
(1)装飾を、固形状の石鹸で造形した装飾部を有し、前記装飾は、主成分である植物性油脂に、前記植物性油脂の添加剤として、キャスターオイル、または太白胡麻油のうち、少なくとも一方の油脂を配合した添加剤混合油脂と、苛性アルカリ水溶液とを混合した添加剤含有混合物からなること、を特徴とする。
(2)(1)に記載する造形装飾石鹸において、第1の前記添加剤であるキャスターオイルが配合された前記添加剤混合油脂では、前記添加剤混合油脂全体を1とすると、前記第1の添加剤は、前記添加剤混合油脂全体に占める添加割合mを、0.01≦m≦0.1とした範囲内で配合されていること、を特徴とする。
(3)(2)に記載する造形装飾石鹸において、前記添加剤混合油脂は、前記植物性油脂の主成分の一つに、少なくともココナッツオイルを含んでなること、を特徴とする。
(4)(2)または(3)に記載する造形装飾石鹸において、第2の前記添加剤である太白胡麻油が配合された前記添加剤混合油脂では、前記添加剤混合油脂全体を1とすると、前記第2の添加剤は、前記添加剤混合油脂全体に占める添加割合nを、0.1≦n≦0.5とした範囲内で配合されていること、を特徴とする。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載する造形装飾石鹸において、前記植物性油脂の主成分は、オリーブオイル、ココナッツオイル、及びパームオイルであること、を特徴とする。
上記構成を有する本考案の造形装飾石鹸の作用・効果について説明する。
(1)装飾を、固形状の石鹸で造形した装飾部を有し、装飾は、主成分である植物性油脂に、植物性油脂の添加剤として、キャスターオイル、または太白胡麻油のうち、少なくとも一方の油脂を配合した添加剤混合油脂と、苛性アルカリ水溶液とを混合した添加剤含有混合物からなること、を特徴とする。この特徴により、本考案の造形装飾石鹸は、適度な保湿効果、高い洗浄力、及びきめ細やかな泡立ち等と、手等の素肌を洗う洗浄剤としても優れている上に、例えば、実施例1,2に例示されているように、意匠上、特徴ある立体形状に造形された装飾(装飾部)の存在により、インテリアに相応しい装飾品として、鑑賞に値する美術的な価値を有した装飾石鹸となり得る。
従って、本考案に係る造形装飾石鹸によれば、手等の素肌を洗う洗浄剤としても優れている上、装飾が立体的で複雑な意匠である場合でも、造形による装飾を、人に共感を与える程に質感に富み、かつインテリアに相応しい態様で、施すことができている、という優れた効果を奏する。
(2)に記載する造形装飾石鹸において、第1の添加剤であるキャスターオイルが配合された添加剤混合油脂では、添加剤混合油脂全体を1とすると、第1の添加剤は、添加剤混合油脂全体に占める添加割合mを、0.01≦m≦0.1とした範囲内で配合されていること、を特徴とする。この特徴により、本考案の造形装飾石鹸は、装飾にキャスターオイルを含有しているため、キャスターオイルは、とろみを有した滑らか性状であることから、手等の素肌を洗う洗浄剤として、しっとりとした保湿感で使い心地の良い感触を、使用者に提供することができる。また、キャスターオイルが、このような添加割合m(0.01≦m≦0.1)で配合されていると、装飾の造形にあたり、添加剤含有混合物を、装飾の造形後も型崩れしない程度の粘性で絞り出して造形することができるため、装飾が、例えば、実施例1,2に例示されている花びらや葉のように、小さくて薄く、柔和な曲線美をなす複雑な幾何学形状であっても、所望の形状に造形することができている。
(3)に記載する造形装飾石鹸において、添加剤混合油脂は、植物性油脂の主成分の一つに、少なくともココナッツオイルを含んでなること、を特徴とする。この特徴により、キャスターオイルとココナッツオイルとを組み合わせて配合された本考案の造形装飾石鹸を、手等の素肌を洗う用途で使用すると、本考案の造形装飾石鹸では、弾力性に優れた泡が立つ。
(4)に記載する造形装飾石鹸において、第2の添加剤である太白胡麻油が配合された添加剤混合油脂では、添加剤混合油脂全体を1とすると、第2の添加剤は、添加剤混合油脂全体に占める添加割合nを、0.1≦n≦0.5とした範囲内で配合されていること、を特徴とする。この特徴により、本考案の造形装飾石鹸は、手等の素肌を洗う洗浄剤として、過度な保湿感を抑えてさっぱりとした石鹸となる傍ら、造形された装飾の使用にあたり、程良い固さにすることができている。特に、添加剤混合油脂に、第1の添加剤であるキャスターオイルと共に、第2の添加剤である太白胡麻油が配合されていると、このような添加剤混合油脂を用いた本考案の造形装飾石鹸は、キャスターオイルに起因した保湿感と、太白胡麻油に起因したさっぱり感とを、適度に両立して調和させた物性になる。
(5)に記載する造形装飾石鹸において、植物性油脂の主成分は、オリーブオイル、ココナッツオイル、及びパームオイルであること、を特徴とする。この特徴により、本考案の造形装飾石鹸は、適度な保湿効果と、高い洗浄力と、きめ細やかな泡立ちと、溶け難い固さとを、バランス良く調和させた性状となる。
実施形態に係る造形装飾石鹸の装飾の材料となるソープクリームの組成を模式的に示す説明図である。 実施形態に係る造形装飾石鹸の製造方法により、ソープクリームを生成するまでの過程を示すフローチャート図である。 生成されたソープクリームの表面状態を示す説明図である。 ソープクリームを充填した様子を示す説明図であり、(a)は絞り袋に充填した場合を、(b)はコルネに充填した場合を、それぞれ示す図である。 絞り袋からソープクリームを絞り出し、造形装飾石鹸の土台上に装飾を造形する様子を示す説明図である。 絞り袋からソープクリームを絞り出して、フラワーネイル上に装飾を造形した様子を示す説明図である。 実施例1に係る造形装飾石鹸として、ソープクリームにより造形された装飾を施したフラワーカップケーキソープを示す図である。 実施例2に係る造形装飾石鹸として、ソープクリームにより造形された装飾を施したフラワーケーキソープを示す図である。
以下、本考案に係る造形装飾石鹸について、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本考案の造形装飾石鹸は、本実施形態では、主にインテリアとして飾る装飾用途や、日常生活の中で、手等の素肌を洗う洗浄剤の用途に使用されるとして、固形状の石鹸で造形した装飾を施した装飾付きの石鹸である。
はじめに、造形装飾石鹸の配備による影響について、簡単に説明する。石鹸に装飾を施した装飾石鹸は、例えば、化粧室やバスルーム等の設備に配備されることで、化粧室等を、優美さや清潔感に満ちた快適な空間を醸し出すことができる。そのため、装飾石鹸が、単にインテリアとして飾られる場合のほか、たとえ手等を洗う日用の用途で、化粧室等の場に配備されているだけでも、装飾石鹸の使用者は、その場の雰囲気から、優美さや清潔感、おしゃれ心等を自然に感じ取ることができ、豊かな気持ちになる。
石鹸は、一般的に人に安らぎを与えるものとされていることから、装飾石鹸は、多くの人から喜ばれ、人気を集めている。特に、癒しの効果を供する装飾物(インテリア)として、装飾石鹸が、次に例示するような建物や施設等に配備されていると、それを鑑賞する人にとって、老若男女を問わず、ビジネスマンや観光客等の来訪者の間でも幅広く好まれ、支持される傾向にある。
その一例となる事案として、近年、日本国内への外国人訪問者が急増している傍ら、2020年に東京五輪等の開催や、2027年にリニア中央新幹線の開通が、それぞれ予定されている。その影響で、これまでよりさらに多くの要人やビジネスマン、観光客等、様々な人が来日するものと予想され、ホテルやビル、集合住宅、娯楽施設等の建物や施設が、新規に建設されている。このような新設の建物等のうち、特に、ゲストルームや宿泊部屋、ロビー、カンファレンス、化粧室、バスルーム等の設備では、インテリア性を備え、優美でリアリティーに富むおしゃれな装飾石鹸の配備が希求されている。それ以外にも、多くの人が集まる施設や、来客した人を家でもてなす部屋等の空間にも、このような装飾石鹸を配備したいと希望する人も、大勢いる。
ところが、前述した建物内のゲストルーム等の設備をはじめ、多くの人が集まる施設や、来客した人を家でもてなす部屋等の空間に、従来の装飾石鹸が配備されていても、従来の装飾石鹸は、快適な空間の形成に十分に貢献できない虞があるほか、鑑賞の対象となり得る装飾も具備しておらず、インテリアとして十分に機能していない蓋然性が極めて高かった。本実施形態の造形装飾石鹸は、このような従来の装飾石鹸の欠点を解消すべく、臨場感に満ちた立体的な装飾を施すことで、人に共感を与える程に質感を備えた装飾石鹸として、開発されたものである。
はじめに、本実施形態の造形装飾石鹸の態様について、例示する実施例1,2を用いて簡単に説明する。図7は、実施例1に係る造形装飾石鹸として、ソープクリームにより造形された装飾を施したフラワーカップケーキソープを示す図である。図8は、実施例2に係る造形装飾石鹸として、ソープクリームにより造形された装飾を施したフラワーケーキソープを示す図である。
<実施例1>
図7に示すように、実施例1に係る造形装飾石鹸30A(造形装飾石鹸30)は、まさに洋菓子のカップケーキに仕立て、石鹸により、その風合いをリアルに表現して造形されたフラワーカップケーキソープである。造形装飾石鹸30Aは、その土台となる本体部34A(本体部34)と、その本体部34Aの上面部に形成された装飾部31A(装飾部31)を具備している。本体部34Aは、石鹸で造形されていると共に、装飾部31Aでも、花である装飾32A(装飾32)が複数、固形状の石鹸で造形されている。
<実施例2>
図8に示すように、実施例2に係る造形装飾石鹸30B(造形装飾石鹸30)は、まさに洋菓子にあるホール状のデコレーションケーキに仕立て、石鹸により、その風合いをリアルに表現して造形されたフラワーケーキソープである。造形装飾石鹸30Bは、その土台となる本体部34B(本体部34)と、その本体部34Bの上面部に形成された装飾部31B(装飾部31)を具備している。本体部34Bは、石鹸で造形されていると共に、装飾部31Bでも、花である装飾32B(装飾32)が複数、固形状の石鹸で造形されている。
次に、本実施形態の造形装飾石鹸の製造方法について、説明する。図1は、実施形態に係る造形装飾石鹸の装飾の材料となるソープクリームの組成を模式的に示す説明図である。実施例1,2をはじめとする造形装飾石鹸30では、装飾部31は、図1にように、主成分である植物性油脂10に、植物性油脂10の添加剤20として、キャスターオイルまたは太白胡麻油のうち、少なくとも一方の油脂を配合した添加剤混合油脂5と、苛性アルカリ水溶液6とを混合した添加剤含有混合物1からなる。
添加剤混合油脂5は、植物性油脂10の主成分の一つに、少なくともココナッツオイルを含んでなり、本実施形態では、植物性油脂10の主成分が、オリーブオイル、ココナッツオイル、及びパームオイルとなっている。また、添加剤混合油脂5に含有する添加剤20は、本実施形態では、第1の添加剤21であるキャスターオイルと、第2の添加剤22である太白胡麻油との2種である。すなわち、添加剤混合油脂5は、オリーブオイル、ココナッツオイル、及びパームオイルからなる植物性油脂10と、キャスターオイル(第1の添加剤21)及び太白胡麻油(第2の添加剤22)とを混合してなる。
添加剤含有混合物1は、添加剤混合油脂5と、苛性アルカリ水溶液6(苛性ソーダ水溶液)との混合物であり、装飾32の材料となるソープクリーム1である。そのソープクリーム1を生成する上で、添加剤混合油脂5に配合させる添加剤20の割合は、次の通りになっている。添加剤混合油脂5全体の割合を1とすると、第1の添加剤21は、添加剤混合油脂5全体に占める添加割合mを、0.01≦m≦0.1とした範囲内で配合されている。また、第2の添加剤22は、添加剤混合油脂5全体に占める添加割合nを、0.1≦m≦0.5とした範囲内で配合されている。
具体的に説明する。前述の実施例1で例示した造形装飾石鹸30(30A)の装飾部31を造形するにあたり、例えば、147gのソープクリーム1を生成しておく場合には、添加剤混合油脂5を100g、苛性アルカリ水溶液6を47g、それぞれ混合させる。この添加剤混合油脂5のうち、植物性油脂10分の内訳として、オリーブオイル(けん化価191)は35gであり、ココナッツオイル(けん化価258)は15gであり、パームオイル(けん化価203)は20gである。また、添加剤20分の内訳として、第1の添加剤21であるキャスターオイル(けん化価130)は5gであり、第2の添加剤22である太白胡麻油(けん化価191)は25gである。苛性アルカリ水溶液6は、苛性ソーダを約14g、精製水を33g、これらを混合してなる。
すなわち、合計100gの添加剤混合油脂5に対し、第1の添加剤21は5gであることから、第1の添加剤21の添加割合mは、0.05である。また、第2の添加剤22は25gであることから、第2の添加剤22の添加割合nは、0.25である。なお、第1の添加剤21の場合、図5及び図6に示すように、絞り袋70等からソープクリーム1を絞り出して装飾32を造形する上で、キャスターオイルの添加割合mが、0.01を下回ると、生成されたソープクリーム1全体の粘性が、小さくなり過ぎてしまい、装飾32の形を整えることが困難になる。その反対に、添加割合mが0.1を上回ってしまうと、生成されたソープクリーム1全体の粘性が、大きくなり過ぎてしまい、ソープクリーム1が、絞り袋70等から絞り出し難くなってしまい、装飾32の造形が困難になるので、好ましくない。同様に、第2の添加剤22の場合、装飾32をはじめ、造形装飾石鹸30を、手等の素肌を洗う洗浄剤として使用する人にとって、太白胡麻油の添加割合nが、0.1を下回ると、保湿のないさっぱりとした感触を効果的に得られなく、0.5を上回ってしまうと、適度な潤いを与える感触が失われてしまうので、好ましくない。
苛性アルカリ水溶液6の苛性ソーダの量は、周知の式(1)に基づき、添加剤混合油脂5を構成する各オイルの量毎に対応させて、算出される。
けん化価×40/56.1/1000=オイル1gに必要な苛性ソーダの量(g)…式(1)
実施例1の場合、オリーブオイルに対して必要な苛性ソーダの量は、4.8gである。ココナッツオイルに対して必要な苛性ソーダの量は、2.8gである。パームオイルに対して必要な苛性ソーダの量は、2.9gである。キャスターオイルに対して必要な苛性ソーダの量は、0.5gである。太白胡麻油に対して必要な苛性ソーダの量は、3.4gであり、これら5種のオイルに対して必要な苛性ソーダの総量は、14.4g≒約14gである。精製水の量は、使用するオイル全量(添加剤混合油脂5を100g)に対し、約30%に相当する量であり、実施例1の場合には、精製水は33gである。
次に、ソープクリーム1の生成方法について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、実施形態に係る造形装飾石鹸の製造方法により、ソープクリームを生成するまでの過程を示すフローチャート図である。図3は、生成されたソープクリームの表面状態を示す説明図である。
図2に示すように、まず、ソープクリーム1の生成に必要な添加剤混合油脂5を調合する上で、前述したように、配合させる5種のオイル(オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイル、キャスターオイル、太白胡麻油)に対し、それぞれのオイルを計量して、一つのボウル内に入れる(S1)。次に、ボウル内の5種のオイルは、液体状のオイル(オリーブオイル、キャスターオイル、太白胡麻油)と固体状のオイル(ココナッツオイル、パームオイル)とが共存した状態になっているため、5種のオイルを加熱することで、完全な融液状態に調合された添加剤混合油脂5を生成する(S2)。次に、S2では、添加剤混合油脂5の温度が45℃超えになっているため、S3では、添加剤混合油脂5の温度を、空冷により35〜45℃の温度帯域内に調整する。
他方、ソープクリーム1の生成に必要な苛性アルカリ水溶液6(苛性ソーダ水溶液)を調合する上で、前述したように、苛性ソーダと精製水とをそれぞれ計量した後、添加剤混合油脂5とは別の容器内に苛性ソーダと精製水を入れて、苛性ソーダを精製水に溶解させる。溶解時には、苛性ソーダと水との化学反応により、苛性アルカリ水溶液6の温度が45℃超えで上昇するため、苛性アルカリ水溶液6の温度を、添加剤混合油脂5と同様、空冷により35〜45℃の温度帯域内に調整する(S4)。
次に、添加剤混合油脂5の温度と苛性アルカリ水溶液6の温度が、双方とも35〜45℃の温度帯域に調整されたら、苛性アルカリ水溶液6に残留する異物を、メッシュ状の金属製フィルタを通じて濾過しながら、苛性アルカリ水溶液6を、ボウル内の添加剤混合油脂5に加える。これにより、添加剤混合油脂5と苛性アルカリ水溶液6とが、ボウル内で共存し混合される(S5)。S5において、添加剤混合油脂5と苛性アルカリ水溶液6とが混合した添加剤含有混合物1を、ブレンダで撹拌し、まずパンケーキ生地程の固さに相当する高い粘り気を有した状態になるまで、混合させる(S6)。必要に応じて、造形装飾石鹸30に香りを付ける場合、この状態の下で、アロマオイルをこの添加剤含有混合物1に添加する。
さらに、添加剤含有混合物1を撹拌し続けることにより、添加剤含有混合物1の粘度が、ちょうど市販のマヨネーズの硬さに相当した粘り気(粘度が概ね15〜20Pa・s)になった状態で、装飾32を彩る色素として、着色剤を、この添加剤含有混合物1に加える(S7)。着色剤は、例えば、雲母を素材としたマイカパウダー(白色)をベースに、マイカパウダーの表面に天然素材であり、ブルーパール、アイスグリーン、ルビー、スミレ等に着色したカラーマイカパウダーのほか、ハーブ、スパイス、ココア等の粉末食材、スキンケア専用の粉末クレイ等である。次に、添加剤含有混合物1と着色剤とを、泡立て器で撹拌して混合させる(S8)。
添加剤含有混合物1と着色剤を撹拌し続け、その添加剤含有混合物1の粘度が、概ね100±10(Pa・s)になったところで、着色剤を混合した添加剤含有混合物1の表面に、図3に示すように、尖端をなす角状の突起2がピンと立った状態で形成できるようになる。このような状態にある添加剤含有混合物1は、ちょうど洋菓子に用いるホイップクリームのような、滑らかな粘性を有したクリーム状になっており、ソープクリーム1(クリーム状の添加剤含有混合物)として、装飾32を造形する材料に適す性状の生地にできている。かくして、ソープクリーム1は生成される(S9)。
次に、装飾32を造形する要領について、簡単に説明する。図4は、ソープクリームを充填した様子を示す説明図であり、(a)は絞り袋に充填した場合を、(b)はコルネに充填した場合を、それぞれ示す図である。図5は、絞り袋からソープクリームを絞り出し、造形装飾石鹸の土台上に装飾を造形する様子を示す説明図である。図6は、絞り袋からソープクリームを絞り出して、フラワーネイル上に装飾を造形した様子を示す説明図である。
ソープクリーム1は、図4に示すように、洋菓子作りに用いる口金71付きの絞り袋70や、コルネ75に充填される。図5に示すように、ソープクリーム1は、絞り袋70の口金71から絞り出され、造形装飾石鹸30の本体部34(図5では、造形装飾石鹸30Aの本体部34A)上に、所望の形状に成形しながら、装飾32が造形される。また、例えば、小さな花びらや、細やかな葉等の装飾32A,32B(32)を、より小さく精巧に造形する場合には、ソープクリーム1は、コルネ75からフラワーネイル80の皿81上に絞り出され、装飾32が造形される。造形された装飾32は、フラワーネイル80から造形装飾石鹸30の本体部34に移されて飾られる。
次に、本実施形態の造形装飾石鹸30、及びその製造方法の作用・効果について説明する。本実施形態の造形装飾石鹸30は、装飾32を、固形状の石鹸で造形した装飾部31を有し、装飾32は、主成分である植物性油脂10に、植物性油脂10の添加剤20として、キャスターオイルまたは太白胡麻油のうち、少なくとも一方の油脂を配合した添加剤混合油脂5と、苛性アルカリ水溶液6とを混合した添加剤含有混合物1からなること、を特徴とする。
この特徴により、造形装飾石鹸30は、適度な保湿効果、高い洗浄力、及びきめ細やかな泡立ち等と、手等の素肌を洗う洗浄剤としても優れている上に、実施例1,2に例示されているように、意匠上、特徴ある立体形状に造形された装飾32(装飾部31)の存在により、インテリアに相応しい装飾品として、鑑賞に値する美術的な価値を有した装飾石鹸となり得る。また、造形装飾石鹸30では、装飾部31は、立体的に臨場感ある演出に貢献する要素になっているため、造形装飾石鹸30は、それを見る人に強いインパクトを与え、十分な付加価値を伴った装飾石鹸であると、認識される蓋然性は高い。特に、造形装飾石鹸30が、例えば、ゲストルームや宿泊部屋、ロビー、化粧室、バスルーム等の設備や、多くの人が集まる施設、来客した人を家でもてなす部屋等の室内空間に配備されると、このような室内空間に対し、造形装飾石鹸30は、優美さや清潔感に満ちた雰囲気が醸し出され、人にとって快適となる室内の環境作りに貢献することができる。
従って、本実施形態の造形装飾石鹸30によれば、手等の素肌を洗う洗浄剤としても優れている上、装飾32(装飾部31)が立体的で複雑な意匠である場合でも、造形による装飾部31を、人に共感を与える程に質感に富み、かつインテリアに相応しい態様で、施すことができている、という優れた効果を奏する。
また、本実施形態の造形装飾石鹸30は、第1の添加剤21であるキャスターオイルが配合された添加剤混合油脂5では、添加剤混合油脂5全体を1とすると、第1の添加剤21は、添加剤混合油脂5全体に占める添加割合mを、0.01≦m≦0.1とした範囲内で配合されていること、を特徴とする。この特徴により、造形装飾石鹸30は、装飾32にキャスターオイルを含有しているため、キャスターオイルは、とろみを有した滑らか性状であることから、手等の素肌を洗う洗浄剤として、しっとりとした保湿感で使い心地の良い感触を、造形装飾石鹸30の使用者に提供することができる。また、ソープクリーム1内でキャスターオイルが、上述した添加割合m(0.01≦m≦0.1)で配合されていると、ソープクリーム1が、装飾32を造形するにあたり、図5及び図6に示すように、造形後も型崩れしない程度の粘性で、絞り袋70やコルネ75等からスムーズに絞り出される。そのため、装飾32が、実施例1,2に例示されている花びらや葉のように、小さくて薄く、柔和な曲線美をなす複雑な幾何学形状であっても、所望の形状に造形することができている。
また、本実施形態の造形装飾石鹸30では、添加剤混合油脂5は、植物性油脂10の主成分の一つに、少なくともココナッツオイルを含んでなること、を特徴とする。この特徴により、キャスターオイルとココナッツオイルとを組み合わせて配合された造形装飾石鹸30を、手等の素肌を洗う用途で使用すると、弾力性に優れた泡が立つ。
また、本実施形態の造形装飾石鹸30では、第2の添加剤22である太白胡麻油が配合された添加剤混合油脂5では、添加剤混合油脂5全体を1とすると、第2の添加剤22は、添加剤混合油脂5全体に占める添加割合nを、0.1≦n≦0.5とした範囲内で配合されていること、を特徴とする。この特徴により、造形装飾石鹸30は、手等の素肌を洗う洗浄剤として、過度な保湿感を抑えてさっぱりとした石鹸となる傍ら、造形された装飾32の使用にあたり、程良い固さにすることができている。特に、第1の添加剤21であるキャスターオイルと共に、第2の添加剤22である太白胡麻油を配合した添加剤混合油脂5を用いて、ソープクリーム1が生成されていると、このソープクリーム1により造形された造形装飾石鹸30は、キャスターオイルに起因した保湿感と、太白胡麻油に起因したさっぱり感とを、適度に両立して調和させた物性の石鹸となる。
また、本実施形態の造形装飾石鹸30では、植物性油脂10の主成分は、オリーブオイル、ココナッツオイル、及びパームオイルであること、を特徴とする。この特徴により、造形装飾石鹸30は、適度な保湿効果と、高い洗浄力と、きめ細やかな泡立ちと、溶け難い固さとを、バランス良く調和させた性状となる。特に、パームオイルが含まれているため、装飾32は、造形後も、型崩れし難い状態に仕上がっている。
また、本実施形態の造形装飾石鹸30の製造方法の作用・効果について説明する。本実施形態の造形装飾石鹸30の製造方法は、固形状の石鹸で造形された装飾32を製造するにあたり、オリーブオイル、ココナッツオイル、及びパームオイルのうち、少なくとも何れかの油脂を主成分に含む植物性油脂10と、キャスターオイル、または太白胡麻油のうち、少なくとも一方の油脂とを混合させた添加剤混合油脂5を、35〜45℃に温度調整すると共に、添加剤混合油脂5とは別で、苛性アルカリ水溶液6を、35〜45℃に温度調整する第1工程と、第1工程の後、添加剤混合油脂5と苛性アルカリ水溶液6とを混合した添加剤含有混合物1を撹拌することにより、粘度100±10(Pa・s)の範囲内にあるソープクリーム1を生成する第2工程と、を有すること、を特徴とする。この特徴により、造形装飾石鹸30は、手等の素肌を洗う洗浄剤として、人体に優しい仕様の石鹸に仕上がっている上、インテリアとしても、人に共感を与える程に質感に富み、鑑賞の対象となり得る。
その理由について、説明する。流動性を帯びた初期状態の添加剤含有混合物1では、時間の経過と共に、固形化が進む。このとき、初期状態の添加剤含有混合物1の温度が、もし50℃を大きく上回る高温になっていると、固形化は、急速に進行してしまう一方で、30℃を大きく下回る低温になれば、固形化は、時間を長くかけてゆっくりと進行する。本実施形態の造形装飾石鹸30の製造方法では、添加剤含有混合物1で固形化を促す温度は、第1工程により、35〜45℃(好ましくは、40℃)としている。そのため、図5及び図6に示すように、絞り出されたソープクリーム1は、目安として、例えば、30分間程度で固化し、所望の形状とした装飾32に造形される。
他方、本実施形態の造形装飾石鹸30の製造方法において、第2工程では、ソープクリーム1は、粘度100±10(Pa・s)の範囲内に生成にされており、自在に絞り出して造形するのに適した粘性状態になっている。特に、キャスターオイル(第1の添加剤21)は、植物性の液体オイルの中で、粘度が高く、潤滑性に富む物性であるため、第1の添加剤21が、ソープクリーム1に含有されていると、装飾32の造形時に、ソープクリーム1は、絞り出された形を崩さない程度の粘度を保持しつつも、図5及び図6に示すように、絞り袋70の口金71等から滑らかに絞り出されるようになる。
このように、本実施形態の造形装飾石鹸30の製造方法では、ソープクリーム1は、装飾32を造形し易い滑らかさと、絞り出されてから固形化するまでを調節した方法となっている。これにより、絞り出されたソープクリーム1は、装飾32を造形している間に、型崩れすることなく、意図とした所望の形状に沿って絞り出されたままの状態を維持して、固形になる。それ故に、実施例1,2に例示した花びらやその周囲の葉のように、装飾32が、たとえ細やかで複雑な形状をなす緻密なものであっても、まるで実物であるかのように、精巧に造形することができる。しかも、実施例1,2の場合、造形された装飾32(装飾部31)では、花びらのしなり具合や、花びらの柔和な曲線美、花びらの艶、花びらと葉との調和等、花びらの美しさが、自然調のままの風合いで表現できている。従って、ソープクリーム1で造形した装飾部31を備える造形装飾石鹸30は、立体的な臨場感に満ち、人にインパクトを強く与える程、美術的な装飾品としての付加価値を高めたものになり得る。
従って、本実施形態の造形装飾石鹸30の製造方法によれば、手等の素肌を洗う洗浄剤としても優れている上、装飾32(装飾部31)が立体的で複雑な意匠である場合でも、造形による装飾部31を、人に共感を与える程に質感に富み、かつインテリアに相応しい態様で、施すことができている、という優れた効果を奏する。
また、実施形態の造形装飾石鹸30の製造方法は、第2工程では、添加剤含有混合物1に着色剤を配合して撹拌することにより、着色した添加剤含有混合物1を生成すること、を特徴とする。この特徴により、実施例1,2に例示したような、花びらやその周囲の葉等の装飾32が、意匠上、特徴ある色彩で造形できるため、美術的に付加価値が高い造形装飾石鹸30を提供することができる。
以上において、本考案を実施形態に即して説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できる。
(1)例えば、実施形態では、図2と共に、ソープクリーム1の生成方法を説明したが、ソープクリーム1の生成に使用する道具は、一例に過ぎず、特に限定されるものではない。
(2)また、実施形態では、装飾32を、洋菓子をモチーフにして造形したが、ソープクリーム1を使って造形する装飾は、実施形態に限定されるものではなく、幾何学的な立体形状のほか、例えば、図柄や模様、文字等でも良く、ソープクリーム1を自在に絞り出して造形されるものであれば、何でも良い。
(3)また、実施形態では、絞り袋70やコルネ75に充填したソープクリーム1を、造形装飾石鹸30の本体部34に直接、絞り出して装飾32を造形したが、本実施形態の造形装飾石鹸の製造方法の第2工程で生成されたクリーム状の添加剤含有混合物は、型を用いた成形によって、造形されても良い。
(4)また、実施形態では、第2の添加剤22を太白胡麻油としたが、第2の添加剤は、太白胡麻油以外にも、例えば、サラダ油、キャノーラ油等の油脂でも良い。
1 添加剤含有混合物
5 添加剤混合油脂
6 苛性アルカリ水溶液
10 植物性油脂
20 添加剤
21 第1の添加剤
22 第2の添加剤
30 造形装飾石鹸
31,31A,31B 装飾部
32,32A,32B 装飾

Claims (5)

  1. 装飾を、固形状の石鹸で造形した装飾部を有し、
    前記装飾は、主成分である植物性油脂に、前記植物性油脂の添加剤として、キャスターオイル、または太白胡麻油のうち、少なくとも一方の油脂を配合した添加剤混合油脂と、苛性アルカリ水溶液とを混合した添加剤含有混合物からなること、
    を特徴とする造形装飾石鹸。
  2. 請求項1に記載する造形装飾石鹸において、
    第1の前記添加剤であるキャスターオイルが配合された前記添加剤混合油脂では、
    前記添加剤混合油脂全体を1とすると、
    前記第1の添加剤は、前記添加剤混合油脂全体に占める添加割合mを、0.01≦m≦0.1とした範囲内で配合されていること、
    を特徴とする造形装飾石鹸。
  3. 請求項2に記載する造形装飾石鹸において、
    前記添加剤混合油脂は、前記植物性油脂の主成分の一つに、少なくともココナッツオイルを含んでなること、
    を特徴とする造形装飾石鹸。
  4. 請求項2または請求項3に記載する造形装飾石鹸において、
    第2の前記添加剤である太白胡麻油が配合された前記添加剤混合油脂では、
    前記添加剤混合油脂全体を1とすると、
    前記第2の添加剤は、前記添加剤混合油脂全体に占める添加割合nを、0.1≦n≦0.5とした範囲内で配合されていること、
    を特徴とする造形装飾石鹸。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載する造形装飾石鹸において、
    前記植物性油脂の主成分は、オリーブオイル、ココナッツオイル、及びパームオイルであること、
    を特徴とする造形装飾石鹸。
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