JP3222659B2 - データシンボル読み取り装置 - Google Patents

データシンボル読み取り装置

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JP3222659B2
JP3222659B2 JP26184593A JP26184593A JP3222659B2 JP 3222659 B2 JP3222659 B2 JP 3222659B2 JP 26184593 A JP26184593 A JP 26184593A JP 26184593 A JP26184593 A JP 26184593A JP 3222659 B2 JP3222659 B2 JP 3222659B2
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修三 瀬尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば2次元データシ
ンボルのようなコード化された情報を読み取るデータシ
ンボル読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、例えばPOSシステム等に適用す
るために、商品情報をバーコード化し、バーコードリー
ダーにより読み取る方法、装置が普及している。
【0003】しかしながら、バーコードは、バーの配列
方向にレーザー光による走査を行って1次元的に読み取
るものであり、情報量に限界がある。そこで、近年、よ
り多くの情報を担持し得るものとして、例えば白黒のモ
ザイクパターンが2次元的に配列された2次元データシ
ンボルが開発されているが、この2次元データシンボル
を読み取る装置、特にエリアセンサーを用いた装置はほ
とんどない。
【0004】一方、このようなデータシンボル読み取り
装置を開発するにあたって、2次元データシンボルを平
面的に同時に読み取る方式を採用すると、読取領域内に
配置された2次元データシンボルを2次元的に均一に照
明する必要がある。
【0005】また、このような装置においては、光源か
ら出射された光が直接読取領域内で反射してCCDへ達
すると、光源像がCCDに写ってしまい、正確な読み取
りができなくなる。
【0006】上記要件を満たし、かつ光源像を写さない
ようにするためには、照明光の光軸と、読取領域内の2
次元データシンボルが位置する基準面の法線とのなす角
が、ある程度の大きさをもっている必要がある。
【0007】しかし、前記照明光の光軸の傾斜角度を大
きくすると、照明装置全体を横方向に広げなければなら
ず、読取装置全体を大型としなければならないといった
欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シン
ボル読み取り領域内を均一に照明し、装置の小型化を図
ることができるデータシンボル読み取り装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。
【0010】(1) 2次元のデータシンボルを読み取
るデータシンボル読み取り装置であって、シンボル読み
取り領域を照明する光源と、前記シンボル読み取り領域
からの光を受光する読み取り部と、前記光源からの光を
屈曲させて前記シンボル読み取り領域の基準面へ導く導
光光学系とを有し、前記基準面への入射光の光軸は、前
記基準面の法線に対して所定角度傾斜しており、前記シ
ンボル読み取り領域は矩形であり、前記光源はシンボル
読み取り領域の対向する一対の辺のそれぞれに沿って配
置され、前記基準面における入射光の光軸の位置は、前
記一対の辺のそれぞれの辺から、前記辺に交わる他の辺
の長さの0.1〜0.34倍の距離の範囲内に位置する
ことを特徴とするデータシンボル読み取り装置。
【0011】(2) 前記光源と、シンボル読み取り領
域との間に、前記光源からの光が前記シンボル読み取り
領域に直接照射されるのを阻止する遮光手段を設けた上
記(1)に記載のデータシンボル読み取り装置。
【0012】(3) 2次元のデータシンボルを読み取
るデータシンボル読み取り装置であって、シンボル読み
取り領域を照明する光源と、前記シンボル読み取り領域
からの光を受光する読み取り部と、前記光源からの光を
屈曲させて前記シンボル読み取り領域の基準面へ導く導
光光学系とを有し、前記基準面への入射光の光軸は、前
記基準面の法線に対して所定角度傾斜しており、前記光
源と、前記シンボル読み取り領域との間に、前記光源か
らの光が前記シンボル読み取り領域に直接照射されるの
を阻止する鏡面を備えた遮光手段を設けたことを特徴と
するデータシンボル読み取り装置。
【0013】(4) 前記読み取り部での受光光の光軸
と、前記導光光学系を通過する前の光源からの光の光軸
とのなす角をαとし、前記基準面の法線に対して入射光
の光軸が傾斜する角度をβとすると、α<βの関係を満
足する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のデー
タシンボル読み取り装置。
【0014】(5) 前記導光光学系は、プリズムまた
は鏡を有するものである上記(1)ないし(4)のいず
れかに記載のデータシンボル読み取り装置。
【0015】(6) 前記導光光学系は、入射面、出射
面および反射面を有するプリズムである上記(1)ない
し(4)のいずれかに記載のデータシンボル読み取り装
置。
【0016】(7) 前記光源から前記基準面までの間
の光路中に、拡散手段を有する上記(1)ないし(6)
のいずれかに記載のデータシンボル読み取り装置。
【0017】(8) 前記プリズムの入射面、出射面お
よび反射面のうちの、少なくとも1つは拡散面となって
いる上記(6)に記載のデータシンボル読み取り装置。
【0018】
【実施例】以下、本発明のデータシンボル読み取り装置
を添付図面に示す好適実施例に基づき詳細に説明する。
【0019】図1は、データシンボル読み取り装置の構
成例を模式的に示す断面側面図である。同図に示すよう
に、データシンボル読み取り装置1は、ケーシング2を
有し、このケーシング2内には、照明装置40と、デー
タシンボル38を読み取る読み取り部4とが、一体化さ
れた状態で設置されている。
【0020】照明装置40には、照明装置40を構成す
る光源41を点灯する光源駆動回路42が接続されてい
る。光源41としては、例えばLEDのような発光素
子、ハロゲンランプ、半導体レーザ等を用いることがで
きる。
【0021】光源41の間には、エリアセンサーである
CCD(charge coupled device )43と、このCCD
43へ後述するシンボル読み取り領域36での反射光を
結像するように導く光学系44とで構成される読み取り
部4が設置されている。CCD43では、多数の画素が
行列状に配置され、各画素のそれぞれが受光した光の光
量に応じた電荷を蓄積し、この電荷を所定時に順次排出
するように構成されている。この排出された電荷は、読
み取られた画像の画像信号を構成する。
【0022】なお、本実施例においては、CCD43
は、データシンボル38の各部の明度(輝度)を検出し
得るものであればよいが、読み取るデータシンボルの構
成によっては、カラー画像用のCCD43を用いること
もできる。
【0023】また、光学系44は、各種レンズ、プリズ
ム、フィルター、ミラー等の光学部品を所望に組み合わ
せて構成される。
【0024】図2は、シンボル読み取り領域36を示す
平面図である。同図に示すように、シンボル読み取り領
域(図中一点鎖線で示す)36は、基準面(データシン
ボル38が位置する面)37上において、照明装置40
による光の照射がなされ、かつその反射光を読み取り部
4により受光し、データを読み取ることができる領域で
ある。
【0025】図示の構成では、データシンボル(シンボ
ルコード)38は、x行×y列(x、yは2以上の整
数)に配列された黒色または白色(または透明)のモザ
イクで構成されている。このモザイクの黒色または白色
は、例えば2進法における0または1を表し、この組み
合わせにより所望の情報が特定される。なお、データシ
ンボル38は、図示のような構成のものに限定されな
い。
【0026】このような照明装置40および読み取り部
4においては、光源駆動回路42により後述のように配
置された光源41が点灯し、各光源41から発せられた
光は、シンボル読み取り領域36に照射され、その反射
光が光学系44を介してCCD43の受光面上に結像さ
れ、この受光光量に応じた画像信号(アナログ信号)が
出力される。
【0027】以下、図3および図4に基づいて、照明装
置40の第1実施例について詳細に説明する。照明装置
40は、複数の光源41と、拡散光学系としての拡散板
47と、導光光学系である鏡46と、遮光手段としての
遮光板48とを有している。
【0028】本実施例の装置では、CCD43の両側
に、2つの光源41を配置して構成された一対のアレイ
45がそれぞれ設けられている。なお、図3では、一方
のアレイ45のみが示されている。CCD43は、その
受光面にシンボル読み取り領域36の基準面37の法線
Oが直交するように、配置されている。CCD43に入
射する受光光の光軸は、前記法線Oと平行なものであ
り、光源41から照射された直後の光の光軸、換言する
と、導光光学系を通過する以前の光の光軸が、前記法線
に、即ちCCD43への受光光の光軸に、ほぼ平行(α
≒0)となるように、光源41が配置されている。
【0029】前記アレイ45は、シンボル読み取り領域
36を区画する辺のうち、一対の平行な辺に沿って(本
実施例では長辺に沿って)それぞれ配置されている。鏡
46は、前記光源41から照射された光の光軸上に位置
しており、シンボル読み取り領域36の長辺に沿って設
置されている。
【0030】光源41と、鏡46との間には、拡散板4
7が配置されている。そして、拡散板47の下側には、
シンボル読み取り領域36側に遮光板48が設けられて
いる。この遮光板48によって、光源41からの光が直
接シンボル読み取り領域36へ照射されることが防止さ
れる。
【0031】また拡散板47は、通過する光源41から
の光の配光領域を広げ、シンボル読み取り領域36内の
照射領域を広げるとともに、照射範囲内の輝度が均一に
近くなるように作用する。
【0032】ここで、遮光板48の鏡46側の面を鏡面
としてもよい。この場合には、遮光板48への光は、そ
の鏡面で反射し、さらに鏡46で反射して、シンボル読
み取り領域36へ到達するため、遮光板48での吸収に
よる明るさの低下が抑制され、光源41からの光を有効
に利用することができる。また、遮光板48は、拡散板
47で拡散された拡散光が、シンボル読み取り領域36
へ直接入射することも防止する。
【0033】以上のような構成によって、照明光は、前
記遮光板48の下側に形成された隙間からシンボル読み
取り領域36に入射する。この隙間が、照明光が照明装
置40から出射するための出射部7となっている。この
出射部7は、シンボル読み取り領域36の基準面37に
対して、極めて低いところに位置しているので、シンボ
ル読み取り領域36に入射する光の入射角度β(シンボ
ル読み取り領域36の基準面37の法線に対する光の光
軸の角度)をある程度大きくすることができ、CCD4
3に光源像が写ることを、確実に防止することができ
る。また、前記入射角度βが大きくなることによって、
シンボル読み取り領域36内を均一に照らすことができ
る。この入射角βとしては、30〜60°程度、特に4
0〜50°程度とするのが好ましい。
【0034】特に、光源41から照射される光の光軸が
シンボル読み取り領域36の基準面に入射する位置、即
ち照射中心位置Pは、長辺から、該辺に直交する辺(短
辺)の長さの0.1〜0.34倍の距離の範囲内あるこ
とが好ましい。この範囲であれば、シンボル読み取り領
域36内の全体の輝度を、より一層均一にすることがで
きる。
【0035】また、図4に示されているように、遮光板
48の鏡46に対向する面を鏡面とすると、光源41か
ら照射された光の拡散範囲が広くなり、基準面37の照
射面積が広がって、さらに均一に照明できる。例えば、
図4で示されている、光源41からの光の光軸91は、
最初に遮光板48の鏡面に反射し、次に鏡46で反射
し、基準面37の中央付近まで達することができ、光源
41から照射される光を有効に照明光として利用するこ
とができる。また、前記鏡46の反射面や、鏡面とされ
た遮光板48の鏡46側の面を、拡散反射面としてもよ
い。
【0036】なお、本実施例における光源41は略同一
の輝度を有し、その配光特性は、図5に示されている。
【0037】以上のような構成において、CCD43に
入射する光の光軸、即ち、基準面37の法線Oと、拡散
板47を通過する光の光軸とのなす角度αは、α≒0
°、換言すれば両者は、ほぼ平行となるように光源41
は設置されている。
【0038】このような構成とすることによって、CC
D43に近接して光源41を配置することが可能とな
り、照明装置40を全体としてコンパクトに構成するこ
とができる。
【0039】α<βの関係を満たすように、光源41を
設置すると、照明装置40、ひいてはデータシンボル読
み取り装置1全体の小型化を図ることができる。αは必
ずしもα≒0°でなくてもよく、傾いて設定されていて
もよい。
【0040】上記説明した第1実施例の他の実施例につ
いて説明する。第2実施例は、例えば図6および図7に
示されているように、導光光学系として、プリズム49
を用いている。このプリズム49は、プリズム49を構
成する3つの面が、それぞれ入射面491、反射面49
2、出射面493となっており、入射面491には、拡
散板47が重ね合わされている。この拡散板47は、前
記実施例で使用していたものと同一のものを使用するこ
とができる。
【0041】プリズムの材質としては、例えばアクリ
ル、ポリカーボネートなどプラスチックや、各種硝材を
用いることができ、その屈折率としては、1.4〜1.
6程度、好ましくは1.5程度のものを用いるのが良
い。
【0042】光源41から出射した光は、拡散板47を
通過して、入射面491からプリズム49内へ入射し、
反射面492で反射して、第1の出射光として出射面4
93の下部から出射する。この出射の際に、光の一部は
反射してプリズム49内に戻り、さらに反射面492で
反射し、第2の出射光として出射面493から出射す
る。図7には、前記入射光の光軸を符号92で、前記第
1の出射光の光軸を符号93で、前記第2の出射光の光
軸を符号94でそれぞれ表した。
【0043】このような、プリズム特有の作用により、
第1の出射光軸93は、シンボル読み取り領域36にお
いて、プリズム49の近傍に達し、また、第2の出射光
軸94は、入射角が大きくなって、反対側の対向する辺
の近傍にまで達する。このように、1つの光束によっ
て、広範囲の照明が可能となり、さらに基準面37内の
輝度分布を均一とすることができる。
【0044】また、上記例では、拡散板47がプリズム
49の入射面491に重ねられていたが、拡散手段とし
て前記入射面491や出射面493自体を拡散面とし、
前記拡散板47に替えることができる。また、反射面4
92を拡散面としてもよい。この様な構成とすることに
より、部品点数を少なくし、製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0045】さらに、出射面493の上部に、遮光手段
として光を透過させないための表面処理を施することも
できる。例えば、塗布層や蒸着層を形成したり、フィル
ムを貼着したりすることにより、遮光手段494を設け
ることができる。この遮光手段は、鏡面、光を吸収する
面、ハーフミラー、光学フィルター(これらの透過率は
任意)などとすることができる。この場合、遮光手段が
設けられていない、出射面493の下部が、照明光の出
射部7とされる。
【0046】前記遮光手段として、例えば、鏡面を形成
すれば、この鏡面と反射面492との間で、反射を繰り
返して、出射部7から出射するので、光源41からの照
明光を有効に利用し、基準面37の照度が高められ、か
つ均一性の向上が図られる。
【0047】また、上記のように、遮光手段が設けられ
ていない場合であっても、光軸95で表されるように、
プリズム内から出射面493へ臨界角度を越えた角度で
入射する光は、全反射するため、直接基準面37に光源
からの光が照射され、その反射光がCCD43に到達し
て、光源像が写るといった問題は生じなくなる。即ち、
図6に示されているような光軸96で表される光は生じ
ない。
【0048】以上のように、導光光学系としてプリズム
49を用いた場合には、部品点数を少なくできるととも
に、照明効率を挙げることができ、一層均一にシンボル
読み取り領域39を照明することができる。なお、ここ
で、前記鏡46およびプリズム49の反射面492の傾
斜角θは、15〜30°程度であることが好ましい。
【0049】図8は、第3実施例の構成を示す、部分側
面図である。この実施例の照明装置40は、光源41
と、鏡71と、プリズム49とを有している。光源41
は、CCD43の上に、基準面37に対して平行に配置
され、照明光を前記基準面37と平行に照射する。鏡7
1は、前記光源41から照射される照明光の光軸上に配
置され、プリズム49の入射面491に照明光を導光す
る。即ち、この実施例では、導光光学系は鏡71とプリ
ズム49とで構成されている。このような構成とするこ
とによって、さらに装置の小型化を図ることができる。
【0050】次に、ケーシング2内には、読み取り部4
からの画像信号を処理する信号処理回路5が設けられて
いる。図9に示されているように、この信号処理回路5
は、CCD駆動回路6、増幅回路8、2値化回路10、
メモリー12、制御手段(CPU)15、通信用ドライ
バー16、およびこれらの接続ラインで構成されてい
る。
【0051】また、制御手段15には、光源駆動回路4
2や、必要に応じてスイッチ回路や、LCD(liquid c
rystal display)のような表示部(図示しない)とが接
続されている。
【0052】信号処理回路5にて処理された信号は、必
要なデータにデコードされた後、通信用ドライバー16
により外部の、例えばパソコンやワークステーションの
ようなコンピュータ17に入力される。このようなコン
ピュータ17においては、入力されたデータの格納およ
び集計等が行われる。
【0053】光源駆動回路42は、光源41に電力を供
給して点灯する回路であり、制御手段15により制御さ
れる。メインスイッチをオンすることによって、制御手
段15は、光源駆動回路42を作動させ、これにより光
源41が点灯する。ここで、光源41の点灯時間は、光
源駆動回路42または制御手段15により所望に設定さ
れている。
【0054】また、メインスイッチのオンによって、制
御手段15は、CCD駆動回路6を作動させる。CCD
駆動回路6からCCD43へは、CCD水平駆動パルス
と、CCD垂直駆動パルスとが出力され、CCD43で
の電荷の蓄積および転送が制御される。
【0055】また、CCD駆動回路6では、クロック信
号を生成し、さらにこの信号に水平同期信号および垂直
同期信号を複合した信号(複合クロック信号)を制御手
段15へ送出する。
【0056】読み取り部4のCCD43から順次出力さ
れる画像信号(アナログ信号)は、増幅回路8により増
幅され、A/D変換されて2値化回路10に入力され
る。
【0057】2値化回路10では、デジタル画像信号が
しきい値データと比較されて2値化される。2値化回路
10より出力された2値化データは、制御手段15に内
蔵されているアドレスカウンタにより、メモリー12の
所定のアドレスに入力される。アドレスカウンタは前記
CCD駆動回路6から入力される複合クロック信号によ
って駆動する。
【0058】メモリー12からは、前記内蔵されている
アドレスカウンタに指定されたアドレスに従って、デー
タが順次読み出され、1画面分のデータに対して、制御
手段15の演算部において、例えば輪郭検出(データシ
ンボル38に関する情報のみの抽出)、ドロップアウト
補正、回転等の画像処理を行い、さらに、制御手段15
に内蔵されるデコーダにて、データシンボルの体系に応
じたデータにデコードする。このデコードされたデータ
は、通信用ドライバー16を介して、ホストコンピュー
タ17に出力される。
【0059】以上、本発明の各構成例において、導光光
学系は、反射面を有さないプリズムを用いたもの、鏡お
よびプリズムを適宜組み合わせたもの、光ファイバーを
用いたもの等、いかなるものでもよい。また、読み取り
部4は、前記基準面での反射光の他、透過光を受光する
ものでもよい。なお、光源の数、照射中心位置Pは、シ
ンボル読み取り領域の大きさや、光源の配光特性、輝度
などによって適宜変更される。
【0060】さらに、本発明の実施例は、上記説明した
ものに限られるものではなく、シンボル読み取り領域の
大きさが異なったり、前記領域の形状が正方形であって
も良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータシ
ンボル読み取り装置によれば、光源の設置位置を読み取
り部に近接させることができ、装置全体の大きさをコン
パクトにでき、しかも、シンボル読み取り領域を均一に
照明することができる。
【0062】特に、遮光手段を設けた場合には、光源か
らの直接の照射光を確実に防ぎながら、大きな入射角度
でシンボル読み取り領域を均一に照明でき、さらに拡散
手段を光路上に設けることによって、基準面の輝度の均
一性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データシンボル読み取り装置の構成例を模式的
に示す断面側面図である。
【図2】シンボル読み取り領域を示す平面図である。
【図3】照明装置および読み取り部の構成を示す全体斜
視図である。
【図4】第1の実施例を示す、照明装置および読取部の
構成を示す全体側面図である。
【図5】光源(発光ダイオード)の配光特性を示すグラ
フである。
【図6】第2の実施例を示す、照明装置および読取部の
構成を示す全体側面図である。
【図7】第2実施例の照明装置を構成するプリズム内を
透過する光の光路を示す、プリズムの拡大側面図であ
る。
【図8】第3実施例の照明装置を示す、部分全体側面図
である。
【図9】データシンボル読み取り装置の回路構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 データシンボル読み取り装置 2 ケーシング 3 光軸 4 読み取り部 40 照明装置 41 光源 42 光源駆動回路 43 CCD 44 光学系 45 アレイ 46 鏡 47 拡散板 48 遮光板 49 プリズム 491 入射面 492 反射面 493 出射面 494 遮光手段 5 信号処理回路 6 CCD駆動回路 7 出射部 71 鏡 8 増幅回路 91 光軸 92 入射光軸 93 第1の出射光軸 94 第2の出射光軸 95 光軸 96 直接反射光軸 10 2値化回路(コンパレータ) 12 メモリー 15 制御手段(CPU) 16 通信用ドライバー 17 ホストコンピュータ 36 シンボル読み取り領域 37 基準面 38 データシンボル P 照射中心位置

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元のデータシンボルを読み取るデー
    タシンボル読み取り装置であって、 シンボル読み取り領域を照明する光源と、前記シンボル
    読み取り領域からの光を受光する読み取り部と、前記光
    源からの光を屈曲させて前記シンボル読み取り領域の基
    準面へ導く導光光学系とを有し、 前記基準面への入射光の光軸は、前記基準面の法線に対
    して所定角度傾斜しており、 前記シンボル読み取り領域は矩形であり、前記光源はシ
    ンボル読み取り領域の対向する一対の辺のそれぞれに沿
    って配置され、前記基準面における入射光の光軸の位置
    は、前記一対の辺のそれぞれの辺から、前記辺に交わる
    他の辺の長さの0.1〜0.34倍の距離の範囲内に位
    置することを特徴とするデータシンボル読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記光源と、シンボル読み取り領域との
    間に、前記光源からの光が前記シンボル読み取り領域に
    直接照射されるのを阻止する遮光手段を設けた請求項1
    に記載のデータシンボル読み取り装置。
  3. 【請求項3】 2次元のデータシンボルを読み取るデー
    タシンボル読み取り装置であって、 シンボル読み取り領域を照明する光源と、前記シンボル
    読み取り領域からの光を受光する読み取り部と、前記光
    源からの光を屈曲させて前記シンボル読み取り領域の基
    準面へ導く導光光学系とを有し、 前記基準面への入射光の光軸は、前記基準面の法線に対
    して所定角度傾斜しており、 前記光源と、前記シンボル読み取り領域との間に、前記
    光源からの光が前記シンボル読み取り領域に直接照射さ
    れるのを阻止する鏡面を備えた遮光手段を設けたことを
    特徴とするデータシンボル読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記読み取り部での受光光の光軸と、前
    記導光光学系を通過する前の光源からの光の光軸とのな
    す角をαとし、前記基準面の法線に対して入射光の光軸
    が傾斜する角度をβとすると、α<βの関係を満足する
    請求項1ないし3のいずれかに記載のデータシンボル読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記導光光学系は、プリズムまたは鏡を
    有するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の
    データシンボル読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記導光光学系は、入射面、出射面およ
    び反射面を有するプリズムである請求項1ないし4のい
    ずれかに記載のデータシンボル読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記光源から前記基準面までの間の光路
    中に、拡散手段を有する請求項1ないし6のいずれかに
    記載のデータシンボル読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記プリズムの入射面、出射面および反
    射面のうちの、少なくとも1つは拡散面となっている請
    求項6に記載のデータシンボル読み取り装置。
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