JP3222497B2 - 自動焦点装置 - Google Patents

自動焦点装置

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JP3222497B2
JP3222497B2 JP20660691A JP20660691A JP3222497B2 JP 3222497 B2 JP3222497 B2 JP 3222497B2 JP 20660691 A JP20660691 A JP 20660691A JP 20660691 A JP20660691 A JP 20660691A JP 3222497 B2 JP3222497 B2 JP 3222497B2
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昌広 中田
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旭光学工業株式会社
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  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学機器の自動焦点装
置に係り、より具体的には、レンズ駆動系のバックラッ
シュ駆動を制御できる自動焦点装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、被写体までの距離
または撮影レンズによるデフォーカス量を光電的に求
め、その結果に基づいて合焦用レンズを駆動してピント
合わせを自動的に行なう自動焦点装置が知られている。
【0003】しかし、上記従来の自動焦点装置は、駆動
源としてのAFモータから合焦用レンズ駆動機構までの
間にバックラッシュが存在する。したがって、合焦用レ
ンズの駆動方向が変わるときには、バックラッシュをと
る必要がある。そこで従来は、バックラッシュ分の駆動
量をデフォーカス量に基づく駆動量に加算して、一緒に
駆動していた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、自動焦点装置において、バッ
クラッシュ分の駆動量の演算を簡単にし、または正確に
駆動を行なえる自動焦点装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成するために本発明は、デ
フォーカス量を測定するデフォーカス測定手段と、該デ
フォーカス測定手段により測定されたデフォーカス量に
基づいて合焦用レンズの駆動方向及び量からなる駆動量
を求めるレンズ駆動量算出手段と、該レンズ駆動量算出
手段が算出した駆動量に基づいて前記合焦用レンズを駆
動するレンズ駆動手段と、を備え、前記レンズ駆動量算
出手段が求めた駆動方向が前回の駆動方向から変化した
場合、前記レンズ駆動手段に、駆動方向の変化によって
生じるバックラッシュ分の駆動を前記デフォーカス量に
基づく駆動の前に実行させる制御手段を備え、該制御手
段はさらに、前記レンズ駆動手段に前記バックラッシュ
分の駆動をさせるときは、前記デフォーカス量に基づく
駆動量が所定量よりも多いときには高速で駆動させ、前
記所定量よりも少ないときには低速で速度制御しながら
駆動させること、に特徴を有する。
【0006】この構成によれば、デフォーカス量に基づ
くレンズ駆動量が所定量よりも多い場合は、バックラッ
シュ分の駆動を高速で実行するので、その後のデフォー
カス量相当分の駆動も高速で実行することが可能にな
り、短時間でバックラッシュ分およびデフォーカス量相
当の駆動量分の駆動を終了させることが可能になる。
【0007】一方、デフォーカス量に基づくレンズ駆動
量が前記所定量よりも少ないときにはバックラッシュ分
の駆動を低速で速度制御しながら実行するので、バック
ラッシュ分の駆動量終了時の慣性力によってデフォーカ
ス量に基づくレンズ駆動量以上の駆動をしてしまうおそ
れが無く、正確な駆動が可能になる。
【0008】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1は、本発明を適用した自動焦点(AF)一眼レ
フカメラの主要構成を示したブロック図である。このA
F一眼レフカメラは、カメラボディ11と、このカメラ
ボディ11に着脱可能な撮影レンズ51とを備えてい
る。撮影レンズ51からカメラボディ11内に入射した
被写体光束は、大部分がメインミラー13によりファイ
ンダ光学系を構成するペンタプリズム15に向かって反
射され、さらに反射光の一部が測光用IC17の受光素
子(図示せず)に入射する。一方、メインミラー13の
ハーフミラー部14に入射した被写体光束の一部はここ
を透過し、サブミラー19で下方に反射されて測距用C
CDセンサユニット21に入射する。
【0009】測光用IC17は、被写体光束を受光する
受光素子を備えていて、この受光素子が受光量に応じて
発生する電気信号を対数圧縮し、周辺部制御用回路23
を介してメインCPU35にてA/D 変換する。メインC
PU35は、測光信号およびフィルム感度情報に基づい
て所定の露出演算を実行し、露出用の適正シャッタ速度
および絞り値を算出する。そして、これらのシャッタ速
度および絞り値に基づいて、露光機構(シャッタ機構)
25および絞り機構27を駆動して露光する。さらに周
辺部制御用回路23は、レリーズに際して、モータドラ
イブ回路29を介してミラーモータ31を駆動してメイ
ンミラー13のアップ/ダウン処理を行ない、露光終了
後には巻上モータ33を駆動してフィルムを巻上げる。
【0010】測距用CCDセンサユニット21は、いわ
ゆる位相差方式の測距センサであって、図示しないが、
被写体光束を二分割する分割光学系と、二分割された被
写体光束をそれぞれ受光して積分(光電変換およびその
電荷を蓄積)するCCDラインセンサを備えている。そ
して測距用CCDセンサユニット21は、CCDライン
センサが積分した積分データを、制御手段としてのメイ
ンCPU35に出力する。なお、測距用CCDセンサユ
ニット21は、メインCPU35と、周辺部制御用回路
23により駆動制御される。なお、CCDセンサユニッ
ト21はモニタ素子を備えていて、周辺部制御用回路2
3は、このモニタ素子を介して被写体輝度を検出し、そ
の検出結果に応じて積分時間を変更する。
【0011】メインCPU35は、測距用CCDセンサ
ユニット21から出力される積分データに基づいて所定
の演算(プレディクタ演算)によりデフォーカス量を算
出し、そのデフォーカス量に基づいて、AFモータ39
の回転方向および回転数(エンコーダ41のパルス数)
を算出する。そしてメインCPU35は、その回転方向
およびパルス数に基づき、AFモータドライブ回路37
を介してAFモータ39を駆動する。さらにメインCP
U35は、AFモータ39の回転に応じてエンコーダ4
1が出力するパルスを検知し、カウントしてカウント値
が上記パルス数に達したらAFモータ39を停止させ
る。この駆動に際してメインCPU35は、通常はDC
駆動し、停止前にはエンコーダ41の出力パルスの間隔
に基づいてAFモータ39を一定速度制御することがで
きる。なお、AFモータ39の回転は、カメラボディ1
1のマウント部に設けられたジョイント47と撮影レン
ズ51のマウント部に設けられたジョイント57との接
続を介して撮影レンズ51側に伝達される。
【0012】またメインCPU35は、プログラムをメ
モリしたROM35a、RAM35b、基準タイマー3
5cおよびカウンタ35dを内蔵し、メモリ手段として
のE2PROM43が接続されている。このE2PROM43には、
カメラボディ11特有の各種定数のほかに、本発明のA
F演算に必要な各種関数、定数などがメモリされてい
る。
【0013】さらにメインCPU35には、レリーズボ
タン(図示せず)の半押しでオンする測光スイッチSW
Sおよび全押しでオンするレリーズスイッチSWR、自
動焦点スイッチSWAF、メインCPU35や周辺機器
等への電源をON/OFFするメインスイッチSWMが接続さ
れている。メインCPU35は、設定されたAF、露
出、撮影モードなど、シャッタ速度、絞り値などを表示
装置45に表示する。表示装置45は、通常、カメラボ
ディ11の外面およびファインダ視野内の2か所に設け
られる。
【0014】このメインCPU35は、カメラシステム
全体を総括的に制御する制御手段としての機能のほか
に、合焦判断手段、動体判断手段として機能し、CCD
センサユニット21および周辺部制御用回路23等とで
測距手段を構成し、AFモータ39等とでレンズ駆動手
段を構成する。
【0015】一方撮影レンズ51には、合焦用レンズ群
53を光軸方向に駆動する焦点調節機構55、撮影レン
ズ51のマウント部に設けられ、カメラボディ11のジ
ョイント47と連結してAFモータ39の回転を焦点調
節機構55に伝達するレンズ側ジョイント57と、撮影
レンズ51の各種データを算出するレンズCPU61と
を備えている。レンズCPU61は、電気接点59、4
9を介して周辺部制御用回路23と接続されていて、周
辺部制御用回路23を介してのメインCPU35との間
で通信により所定のデータ通信を実行する。レンズCP
U61から周辺部制御用回路23に伝達されるデータと
しては、開放絞り値Av 、最大絞り値Av 、焦点距離、
Kバリュー情報などがある。なおKバリュー情報とは、
撮影レンズにより結像された像面を単位距離(例えば1
mm)移動させるために必要なエンコーダ41のパルス数
(AFモータ39の回転数)データである。
【0016】次に、本実施例のAF動作について、さら
に図2〜図7を参照して説明する。この一眼レフカメラ
は、測光スイッチSWSがオンされるとAF処理を開始
する。AF処理では、先ず測距用CCDセンサユニット
21が積分を始める。積分終了後、メインCPU35
は、その積分データを入力し、そのデータに基づいてデ
フォーカス量、駆動パルス数を算出し、この駆動パルス
数に基づいてAFモータ39を駆動する。また、本実施
例では、被写体が動かないときには、その被写体に一旦
合焦すると、AFロックできるAFシングルモード、お
よび合焦しなければレリーズできないフォーカス優先モ
ードを備えている。
【0017】動体追従AF処理に入るまでの動作につい
て、図2および図3を参照して説明する。図2および図
3は、合焦用レンズ53の位置を基準とした被写体像面
位置と、フィルム等価面の位置(ピント位置)との関係
を示したグラフである。
【0018】測光スイッチSWSがオンされてAF処理
に入ると、1回目の積分および演算により求められた駆
動量(駆動パルス数)に基づいてレンズ駆動(AFモー
タ39が駆動)を行なう。なお本実施例では、測光スイ
ッチSWSがオンされて1回目の積分および演算の結
果、デフォーカス量(または駆動パルス数)が一定量よ
りも大きいときには、上記レンズ駆動中も積分および演
算を繰り返す。そして、その繰り返し中にデフォーカス
量が一定値よりも小さくなったときには、その後の積分
および演算を中止し、直前(最新)の積分および演算に
より求めた駆動パルス数に基づいてレンズ駆動をする。
なお以下、積分および演算処理を測距処理ともいう。
【0019】この1回目のレンズ駆動が終了すると、再
び積分および演算を実行して合焦したかどうかをチェッ
クする。合焦していれば被写体は移動していないと考え
られるが、動体である可能性もあるので、所定時間待っ
て再度測距処理を行なう。この所定時間待っている間に
レリーズスイッチSWRのオンによる割込みが入ればレ
リーズ処理を行ない、割込みが入らなければ、測光スイ
ッチSWSがオンされている間は上記測距処理およびレ
ンズ駆動処理を繰り返す。
【0020】また、測距およびレンズ駆動の継続処理に
おいて、連続して複数回(本実施例では3回)一度も合
焦しなかったときには、被写体が移動している(動体)
と判断して、動体予測AFモードに入る。なお、測光ス
イッチSWSがオンされている間は測距、レンズ駆動処
理を継続し、一度合焦した後に、3回連続して非合焦状
態が続いたときに動体予測AF処理に入る構成にしても
よい。
【0021】『動体予測AFモード』 次に、本実施例の動体予測AFモードについて概説す
る。図4および図5は、動体予測AFモード処理におけ
る動作の一例を示したグラフである。動体が被写体であ
ると判断したときの積分Iの結果に基づいた演算Cによ
りデフォーカスパルス数DPが得られると、このデフォ
ーカスパルス数DPに基づいてレンズ駆動Mを行なう。
【0022】レンズ駆動Mが終了すると、再び積分I1
を行ない、その時のデフォーカスパルス数DP1 および
前回の積分Iの中間点から今回の積分I1 の中間点まで
の時間T1 とから被写体像の移動速度(被写体追従速
度) 1 を演算C1 において算出する。そして、被写体
像面をフィルム面に短時間で一致させるために、被写体
追従速度 1 所定倍(本実施例では2倍)の速度で時間
1 の間、一定速度制御(倍速レンズ駆動)M1 を行な
う。そして、この2倍速レンズ駆動M1 が終了した後、
積分I2 が行なわれている間は、被写追従速度S1 で一
定速度制御(レンズ駆動)M2 を行なう。なお、一定速
度制御とは、AFモータ39を一定速度で駆動する制御
のことである。
【0023】積分I2 が終了すると、レンズ駆動M2
停止して、演算C2 を行なう。この演算C2 では、今回
のデフォーカスパルス数DP2 、計算上の被写体の移動
パルス数MP1 および積分I1 、I2 間の時間T2 に基
づいて被写体追従速度S2 が算出される。そして、演算
2 に要した時間t2 分、被写体追従速度S2 の2倍速
で倍速レンズ駆動M3 を行なう。そして、この倍速レン
ズ駆動M3 が終了すると積分I3 を開始し、この積分I
3 の間は被写体追従速度S2 で追従レンズ駆動M4 を行
なう。
【0024】また、倍速レンズ駆動により合焦用レンズ
53が行き過ぎることがある。例えば、図4では、倍速
レンズ駆動M3 によりデフォーカスパルス数DP3 だけ
行過ぎている。この先回り量(デフォーカスパルス数D
3 )が所定値以下の場合には被写体が移動を継続して
いるとみなしても問題はないので、演算C3 が終了した
後に、動体追従速度S3 で倍速レンズ駆動M5 を行な
う。
【0025】しかし、所定量以上行き過ぎた場合には、
被写体の移動速度が遅くなった場合や停止した場合等が
あるので、例えば図5に示すように、レンズ駆動を行な
わないで様子をみるチェック処理を行なう。
【0026】図5において、積分I4 により所定量以上
の行き過ぎデフォーカスパルス数DP4 が得られたとき
には、演算C4 に要した演算時間t4 の間、倍速レンズ
駆動を行なわずに待つ。そして、次の積分I5 の開始と
同時に、前回の演算C4 で求めた被写体追従速度S3
追従レンズ駆動M7 を行なう。積分I5 のデータによ
り、所定量以内のデフォーカスパルス数DP5 が得られ
たときには、通常の倍速レンズ駆動を行なう追従AF処
理を行なう。
【0027】しかし、この倍速レンズ駆動を行なわない
チェックを2回繰り返しても被写体像が合焦範囲内に入
らないときには、被写体の移動速度が遅くなったか、被
写体が停止したか、あるいは被写体の移動方向が変わっ
たと考えられるので、動体予測AFモードから抜け、通
常のAFモードに戻り、図2に示した処理を行なう。2
回チェックすることにより、動体の状態が変化したこと
を確実に検知できる。なお、本実施例では、チェックを
2回繰り返しても行き過ぎとなるときに動体予測モード
から抜けたが、この回数に限定されない。また、チェッ
ク処理では、追従レンズ駆動も行なわない構成にしても
よい。
【0028】『動体追従速度(被写体像移動速度)の計
算1』 動体追従速度Sの具体的な算出方法について、図4およ
び図5を参照して説明する。最初の動体追従速度S1
は、動体予測モードに入って最初の積分I1 により得ら
れたデフォーカスパルス数DP1 と、前回の積分Iの中
間点から今回の積分I1 の中間点までの時間T1 とによ
り、下記式により求められる。なお、X1はエンコーダ
41が出力するパルスの出力周期(ms)である。 X1 =T1 /DP1 (ms) … S1 =1/X1 =DP1 /T1 (ハ゜ルス/ms) …
【0029】以上の式により求められた動体追従速度S
1 の2倍速で、先ず積分間隔T1 に対応する時間だけ倍
速レンズ駆動M1 をすることにより、合焦用レンズ53
を合焦付近まで迅速に移動させる。その後、積分I2
ている間は、動体追従速度S1 で追従レンズ駆動M2
行なって、被写体の移動に追従させる。
【0030】『動体追従速度Sn の計算2』 動体追従動作中は、下記の式により動体追従速度Sn
求める。先ず、前回の積分I1 の中間点から今回の積分
2 の中間点までの時間T2 内に、動体追従速度S1
当のスピードで被写体像が移動していたと仮定した場合
の移動量に相当するレンズ駆動パルス数MP1 を下記式
により求める。 MP1 =T2 ×S1
【0031】次に、前回の積分I1 の中間点から今回の
積分I2 の中間点までの時間T2 と、時間T2 内の移動
量に相当するパルス数MP1 と今回のデフォーカスパル
ス数DP2 とから、動体追従速度S2 が得られるAFパ
ルス出力の周期X2 を求め、このAFパルス出力の周期
2 から動体追従速度S2 を求める。 X2 =T2 /(MP1 +DP2 ) (ms)… S2 =1/X2 =(MP1 +DP2 )/T2 (ハ゜ルス /ms)…
【0032】以上の式で求められた動体追従速度S2
で、演算C2 に要した時間t2 間、動体追従速度S2
2倍速でレンズ駆動M2 を行ない、この2倍速駆動終了
後、積分I3 をおこなっている間、動体追従速度S2
追従レンズ駆動M3 を行なって被写体の移動に追従す
る。
【0033】なお、この計算においてデフォーカスパル
ス数DPはスカラー量としてあるので、前ピン、後ピン
のときとで符号が変わる。したがって、行過ぎた場合は
2時間内の移動量に相当するパルス数MP1 から今回
のデフォーカスパルス数DP2 を減算することになる。
【0034】追従の計算を一般式で表わすと、下記のよ
うになる。 MPn-1 =Tn ×Sn-1 … Xn =Tn /(MPn-1 ±DPn ) (ms)… Sn =1/Xn (ハ゜ルス /ms)… 以上の、、式による演算、その演算結果に基づく
レンズ駆動および積分を繰り返すことにより、図に示し
た動体追従が可能になる。なお、本実施例の計算におい
て、計算上の被写体像の移動パルス数MPn-1 、デフォ
ーカスパルス数DPn は絶対値としているので、式の
右辺のデフォーカスパルス数±DPn は、手前のときに
はプラス(+)、行過ぎのときにはマイナス(−)とす
る。
【0035】以上のレンズ駆動において、演算終了後は
動体追従速度S1 の2倍速で演算に要した時間だけレン
ズ駆動しているが、これは、レンズ駆動を停止してから
次のレンズ駆動終了までの間に被写体像が移動する量に
対応する量だけ像面を移動させるためである。つまり、
n ×(レンズ停止時間+レンズ駆動時間)=レンズ駆
動速度×レンズ駆動時間、という関係を、より簡単な演
算により満足させるためである。したがって、上記式を
満足すれば、他の動体追従速度でレンズ駆動を行なって
もよい。
【0036】『レリーズスイッチオン時の処理』 動体予測AF処理中にレリーズスイッチがオンされたと
きの動作について、図6を参照して説明する。
【0037】一般に一眼レフカメラは、レリーズスイッ
チがオンされてからミラーがアップするので、レリーズ
スイッチオンから実際にフィルムに露光されるまでに所
定の時間がかかる。これをレリーズタイムラグRTLと
いう。したがって、被写体が動体のときには、レリーズ
スイッチSWRがオンされてから露光開始時までの間も
被写体が移動するので(レリーズタイムラグRTLの
間)、追従レンズ駆動を継続することが望ましい。
【0038】そこで本実施例では、演算終了時にレリー
ズスイッチSWRがオンされたかどうかをチェックし、
オンされていたときには、演算時間t3 +レリーズタイ
ムラグRTL相当時間、動体追従速度S3 の2倍速でレ
ンズ駆動M3 を行ない、レリーズタイムラグRTL分、
合焦用レンズ53を先回りさせる。
【0039】2倍速追従レンズ駆動M3 が終了すると、
測光演算およびミラーアップ処理を行ない、絞りを演算
で求めた値に絞込、演算で得られたシャッタ速度でシャ
ッター機構25を駆動する。
【0040】以上は被写体が近づいてくるときの処理で
あるが、被写体が遠ざかっているときに先回りしすぎる
と、いわゆる後ピンになってしまう。被写界深度は、合
焦点よりも近距離側が浅いので、後ピンよりも前ピンの
方がよい。しかも、被写体が遠ざかる場合、被写体移動
速度が一定のときには、像面移動速度が暫時遅くなる。
【0041】そこで本実施例では、被写体が遠ざかると
きは、被写体が接近するときの半分の時間だけ倍速レン
ズ駆動する構成にしてある。図7においては、演算C4
に要した演算時間t4 +レリーズタイムラグRTL相当
時間の半分の時間だけ、被写体追従速度S3 の倍速でレ
ンズ駆動を行なっている。
【0042】『メイン処理』 次に、本実施例の動作について、図8ないし図15に示
したフローチャートを参照してより詳細に説明する。こ
れらの処理は、メインCPU35の内部ROM35aに
メモリされたプログラムに基づいてメインCPU35に
より実行される。また、上記演算に必要なパラメータな
どは、E2PROM47にメモリされている。
【0043】図8はメインCPU35のメイン処理に関
するルーチンである。メインスイッチSWMがオンされ
るとこの処理に入り、ステップ(以下「S」と略す)1
01において先ず各ポート、メモリなどシステムをイニ
シャライズする。次に、パワーダウン処理を行なって不
要な電力消費を無くし、測光スイッチSWSがオンして
いるかどうかをチェックし、測光スイッチSWSがオン
するまでパワーダウン処理、チェック処理を繰り返す
(S103、S105)。
【0044】測光スイッチSWSがオンされたら、基準
タイマ35cをスタートさせ、AFスイッチSWAFな
どのスイッチ状態をチェックし、レンズCPU61との
間でレンズ通信を行なって開放絞り値、最大絞り値、焦
点距離およびKバリューデータを入力する(S107、
S109、S111)。なお、Kバリューデータとは、
撮影レンズ51により結像された被写体像面を単位長移
動させるのに必要なエンコーダ41のパルス数(AFモ
ータ39の回転量)である。
【0045】そして、測光用IC17から測光データを
入力して、このデータ、フィルム感度等に基づいて所定
のアルゴリズムによりシャッタ速度および絞り値を算出
し、算出したシャッタ速度および絞り値および他の撮影
データを表示装置45に表示する(S113、S11
5)。
【0046】次に、AF処理を行ない、所定のループ時
間が経過したかどうかをチェックし、ループ時間が経過
するまでAF処理を繰り返す(S117、S119)。
ループ時間が経過するとS109に戻り、S109〜S
119のループ処理を繰り返す。
【0047】また、このループ処理を繰り返している間
に、基準タイマ35cがタイムアップする毎に、図9の
基準タイマ割込み処理を行なう。この基準タイマ割込み
処理において、各種の処理を実行する。この割込み処理
では、ループ時間をカウントしてから、測光スイッチS
WSおよびレリーズスイッチSWRの状態を入力する
(S121、S123)。レリーズスイッチSWRがオ
フしているとき、あるいはレリーズスイッチSWRはオ
ンしているがレリーズ許可が出ていないとき、例えば合
焦していないときには割込み前のステップに戻る(S1
25、S127)。
【0048】レリーズスイッチSWRがオンし、かつレ
リーズ許可が出ているときにはレリーズ処理に入る。レ
リーズ処理では、先ずミラーモータ31を起動してミラ
ーアップ処理を行なうとともに、絞り機構27を起動し
て絞りをS113で算出した値まで絞り込む(S13
1、S133)。
【0049】ミラーアップが完了するまで待ち、ミラー
アップが完了したらS113で算出したシャッタ速度で
シャッター機構25を駆動して露光する(S135、S
137)。露光が終了したら、ミラーモータ31を起動
してミラーダウン処理およびフィルム巻上げモータ33
を起動してフィルムを1コマ分巻上げ、S107に戻る
(S139)。
【0050】『AF処理』 次に、本実施例のAF処理について、図10〜図13を
参照して説明する。先ず、フォーカスモードがAFモー
ドかMF(マニュアルフォーカス)モードかをチェック
し、MFモードであればS211にジャンプする(S2
01)。なお、AFモードとは、自動焦点調節を行なう
モードであり、MFモードとは、撮影者が焦点調節を行
なうモードである。
【0051】AFモードで最初にAF処理に入ったとき
は積分処理を行なっていないのでAFロック状態でなく
非合焦(IN FOCUSフラグが“0”)であり、かつ再積分
フラグもクリアされているのでS211に進む(S20
5、S209)。2回目以降の処理において、AFロッ
ク状態ならばAFロック処理にジャンプし、AFロック
状態でない場合は、合焦していれば、つまり一度合焦後
所定時間待った後では、AFロックフラグを立てて再積
分処理へ進む(S203、S205、S207)。2回
目以降は、再積分フラグが立っているので再積分処理へ
進む(S209)。
【0052】AF処理1回目のとき、あるいはマニュア
ルフォーカスモードのときにはS211に進む(S20
1、S203、S205、S209)。S211では、
AFで作動中であるかどうか、S213ではMFで作動
中であるかどうかをチェックする。AF作動中(AF1
回目)であればS231に進み、AF作動中ではなく、
かつMF作動中であれば、測距処理および合焦、非合焦
表示処理を行なう(S215〜S227)。
【0053】S215では積分および演算処理を行な
い、次にその演算結果が有効であるかどうかをチェック
する(S217)。演算結果が有効の場合には、合焦し
ていれば合焦表示処理、表示装置45の合焦表示用LE
D(図示せず)を点灯し、さらに電子ブザー46により
合焦した旨を知らせる音を発する処理、を行なうが、合
焦していなければ上合焦表示処理は行なわない(S21
9)。さらに、被写体がローコントラストで非合焦1回
目の処理のときにはS229にジャンプし、違えば合焦
しているかどうかをチェックする(S221、S22
3)。ここで、合焦していればAF時レリーズ許可フラ
グをセットしてS229に進み(S223、S22
5)、合焦していなければ二次合焦幅をクリアし、合
焦、レリーズ許可およびAFロックフラグをクリアし、
表示装置45の合焦表示をオフおよび電子ブザー46を
オフしてS229に進む(S223、S227)。
【0054】演算結果が無効の場合も二次合焦幅をクリ
アし、合焦、レリーズ許可およびAFロックフラグをク
リアし、表示装置45の合焦表示および電子ブザー46
をオフしてS229に進む(S217、S227)。S
229では、ループ時間をチェックし、ループ時間が経
過していなければS211に戻って以上の処理を繰り返
し、経過したらメインルーチンのS109に戻る。
【0055】S211のチェック時にAF作動中であれ
ば、S231に進んでAF処理に入る。S231では、
積分、演算処理を行なう。そして、演算結果が有効であ
るかどうかをチェックし、有効であれば合焦チェック処
理へ飛ぶ(S233)。有効な演算結果が得られていな
ければ、補助投光モードであるかどうかをチェックす
る。なお補助投光モードとは、被写体輝度が一定値より
も低いときに、被写体に対して補助投光器(図示せず)
から補助光(縞パターン)を投光するモードである。補
助投光モードであれば動体追従が困難なので、動体予測
モード禁止フラグを立てる(S237)。そして、補助
光を投光して積分、演算を行ない、さらに演算結果のチ
ェックを行なって、演算結果が有効であれば合焦チェッ
ク処理に進み、有効でなければS243に進む(S23
9、S241)。また、補助投光モードでなければ、上
記S237〜S241をジャンプしてS243に進む。
【0056】S243では、演算結果が得られないの
で、AFモータ39をDC駆動しながら、合焦地点を検
出するためのサーチ積分および演算を行ない(S24
5)、その演算結果が有効かどうかをチェックして、有
効でなければサーチ積分および演算を再度実行し、有効
であれば駆動方向チェック処理に飛ぶ(S245、S2
47)。
【0057】『再積分、合焦チェック処理』 次に、再積分、合焦チェック処理に関するサブルーチン
について、図11Aおよび図11Bを参照して説明す
る。
【0058】再積分処理は、2回目以降の積分処理であ
る。再積分処理では、先ず、再積分フラグを立ててから
積分およびデフォーカス量算出処理を行なう(S25
1、S253)。そして、デフォーカス量の演算結果が
無効のときはAFNG処理に飛び、有効のときには合焦
チェックに進む(S255)。
【0059】合焦チェック処理では、合焦しているかど
うかをチェックし、合焦していれば表示装置45の合焦
表示用LEDを点灯および電子ブザー46を作動させる
が、合焦していなければ何もしない(S261)。
【0060】次に、ローコントラスト時の非合焦1回目
かどうかをチェックし、1回目であればS251に戻っ
て上記積分等の処理を繰り返し、ローコン時非合焦1回
目でなく合焦しており、かつ動体予測モードに入ってい
なければ、AF時レリーズ許可フラグを立てる(S26
3、S265、S267、S269)。そして、AFロ
ック状態でなければ(AFロックフラグが立っていなけ
れば)、つまり合焦して1回目の処理のときにはAFロ
ックフラグを立てるが、すでに立っていれば合焦後2回
目以降の処理なのでAFロック処理(S282)に飛ぶ
(S271、S273)。
【0061】S273でAFロックフラグを立てると、
被写体がハイコントラストかつ動体予測禁止フラグが下
りていることを条件に、所定時間、レリーズ割込みが入
るのを待ち、所定時間内にレリーズ割込みが入らなけれ
ば、AF時レリーズ許可フラグをクリアしてレリーズを
禁止し、AFロックフラグをクリアしてAF処理を可能
にする(S275、S277、S279、S281)。
そして、AFロック処理に入り、ループ時間が経過する
のを待って、ループ時間が経過したらメインルーチンの
S109に戻る(S283)。なお、AFロック処理
は、測光スイッチSWSがオンの間はAF動作を行なわ
ない処理である。被写体がハイコントラストでないか、
動体予測禁止フラグが立っていれば、ウエイト処理を行
なわずにAFロック処理に進む(S275、S277、
S283)。
【0062】また、S265の合焦チェック処理におい
て、非合焦であれば、S285に飛んで、動体予測モー
ドであるかどうかをチェックする。ここで動体予測モー
ドに入っていなければ、S301以下の動体チェック処
理に進み、動体予測モードに入っていればS321に進
む(S285)。
【0063】この動体チェック処理は、被写体が動体で
あるかどうかを確認するために行なう処理である(図
2、3参照)。動体チェック処理では、先ず、2次合焦
幅、合焦、レリーズ許可およびAFロックの各フラグを
クリアし、表示装置45の合焦表示用LEDおよび電子
ブザー46をオフする(S301)。
【0064】次に、再積分フラグをチェックし、再積分
フラグがクリアされていれば1回目の処理なのでパルス
計算処理に飛び、立っていれば、前回のレンズ駆動方向
と今回のレンズ駆動方向とを比較する(S303、S3
05)。同方向であれば、ハイコントラストかつ動体禁
止フラグがクリアされていることを条件に、動体判断用
カウンタを1デクリメントする(S307、S309、
S311、S313)。なお、動体判断用カウンタの初
期値は“3”にセットしてある。同方向でないとき、ハ
イコントラストでないとき、あるいは動体予測禁止のと
きには上記カウント処理を行なわずにそのままパルス計
算処理に飛ぶ(S307、S309、S311)。
【0065】動体判断用カウンタをデクリメントしたと
きは、そのカウンタ値をチェックし、0であれば動体予
測モードフラグを立てて、動体判断用カウンタを再設定
(本実施例では3に設定)してからパルス計算処理に進
む(S315、S317、S319)。カウンタ値が0
でなければそのままパルス計算処理に進む(S31
5)。
【0066】S285の動体予測モードチェックの際に
すでに動体予測モードに入っていれば、合焦フラグ、レ
リーズ許可フラグおよびAFロックフラグをクリアし、
表示装置45の合焦表示用LEDおよび電子ブザー46
をオフする(S321)。
【0067】次に、S253における積分結果に基づい
てデフォーカスパルス数の計算を行なう(S323)。
なお、このデフォーカスパルス数は、積分時間の中間点
における被写体に対する値となる。
【0068】そして、計算上の被写体の移動パルス数、
今回のデフォーカスパルス数および積分中間点間の時間
に基づいて被写体像の移動スピード(動体追従速度)計
算を行ない、計算が終了したら動体追従中であることを
識別する動体追従中フラグを立てる(S325、S32
7)。そして、デフォーカスパルス数をカウンタ35d
にセットし、AFモータ一定速度制御をスタートし、一
定速度制御処理に飛ぶ(S329、S331)。
【0069】また、前記合焦チェック処理におけるS2
67の動体予測モードチェックにおいて、合焦範囲内
で、すでに動体予測モードに入っていれば、上記S32
3に入る。
【0070】『パルス計算、バックラッシュ駆動』 次に、図12Aおよび図12Bを参照してパルス計算お
よびバックラッシュ駆動について説明する。パルス計算
処理とは、デフォーカス量に基づいたパルス量およびバ
ックラッシュとりのためのパルス量を計算する処理であ
る。バックラッシュ駆動とは、AFモータ39の駆動方
向が変化したときなどに、AFモータ39の内蔵ギヤ、
ジョイント47、57およびレンズ駆動機構55におけ
るバックラッシュをとるための駆動をいう。本実施例で
は、バックラッシュ駆動を、デフォーカス量に基づく駆
動の前に、別個に実行している。
【0071】パルス計算処理では、先ずデフォーカスパ
ルス量を演算し、さらに、駆動方向が前回と変わったと
きにはバックラッシュパルス数を計算し、バックラッシ
ュ駆動フラグを立てる(S351、S353)。バック
ラッシュパルス量とは、バックラッシュをとるのに必要
なパルス数および回転方向である。カメラボディ11の
バックラッシュ量はあらかじめE2PROM43にメモリされ
ていて、撮影レンズ51のバックラッシュ量はレンズC
PU61のROMにメモリされていて、レンズ通信によ
り周辺部制御用回路23を介して、メインCPU35の
RAM35bにメモリされる。
【0072】次に、バックラッシュ駆動フラグが立って
いないときにはデフォーカスパルス数を、立っていると
きにはバックラッシュパルス数をAFパルス数としてカ
ウンタにセットして、AFモータ39のDC駆動を開始
する(S355、S357)。なお、本実施例のDC駆
動とは、AFモータ39をほぼ直流で駆動することを意
味するが。
【0073】バックラッシュ駆動でなく(バックラッシ
ュ駆動フラグがクリアされているとき)、しかも動体予
測モードでないとき(動体予測モードフラグがクリアさ
れているとき)には、カウンタのカウント値と所定パル
ス数とを比較し、カウント値の方が大きいときには動体
予測モードフラグをクリアし、オーバーラップ積分をス
タートしてデフォーカスパルス量を算出する(S36
9)。なお、オーバーラップ積分とは、レンズ駆動しな
がら積分を実行する処理をいう。
【0074】デフォーカスパルス数が求まったら、デフ
ォーカスパルス数が有効であるかどうかをチェックし
て、無効であればS363に戻り、有効であれば駆動方
向チェック処理(S372〜S375)に進む(S37
1)。
【0075】駆動方向チェック処理では、デフォーカス
量からピント位置が被写体像位置よりも手前かどうか、
さらに所定の範囲内かどうかをチェックする(S37
3、S375)。そして、ピント位置が所定の範囲より
も手前ならば、S369で算出したデフォーカス量に基
づいてデフォーカスパルス数を算出し、カウンタにセッ
トしてS363に戻る(S375、S377)。行き過
ぎ又は所定の範囲内のときには、AFモータ39にブレ
ーキをかけてレンズ駆動を停止し、再積分処理に戻る
(S375、S379)。なお、AFモータ39のブレ
ーキとは、本実施例ではAFモータ39の入力端子を短
絡させることをいう。
【0076】また、バックラッシュ駆動の必要があると
き、動体予測モードに入っているとき、あるいはカウン
タ値が所定パルスよりも小さいときは、AFパルスカウ
ンタ値と所定のパルス数とを比較してAFカウンタ値が
減速所定パルス数以下になるまで待つ(S359〜S3
65、S381、S383)。
【0077】AFパルスカウンタ値が減速所定パルス数
未満になると、バックラッシュ駆動でないときにはAF
モータ39にブレーキをかけてから一定速制御処理に飛
ぶ(S385、S387)。
【0078】バックラッシュ駆動のときには、AFパル
ス数と所定パルス数を比較し、AFパルス数が所定パル
ス未満のときには、AFモータ39にブレーキをかけて
一定速度制御処理に進む(S389、S391、S38
7)。そして、一定速度制御によりバックラッシュとり
駆動を行なう。
【0079】AFパルス数が所定パルス数以上のときに
は、バックラッシュとりのためのDC駆動が終了するま
で待つ。そして、このDC駆動が終了したら、AFモー
タ39にブレーキをかけて、バックラッシュ駆動フラグ
をクリアしてバックラッシュ駆動を終了し、S355に
戻る(S391、S393、S395、S397)。そ
して、今度はデフォーカスパルス数をAFパルスカウン
タにセットして、通常のAF処理のためのレンズ駆動処
理を行なう。
【0080】以上の処理により、バックラッシュ分の駆
動がデフォーカス分の駆動の前に実行される。しかも、
デフォーカスパルスの駆動量が所定値よりも大きいとき
には、DC駆動により短時間で実行され、所定値よりも
小さいときには、一定速度制御により行き過ぎることの
ない正確な駆動が行なわれる。
【0081】『一定速度制御』 一定速度制御処理について、図13A、図13Bに示し
た一定速度制御処理に基づいて説明する。一定速度制御
処理とは、AFモータ39を一定の速度で駆動する処理
であって、本実施例では、メインCPU35がエンコー
ダ41から出力されるパルスの間隔に基づいてAFモー
タ39を所定の一定速度で駆動制御する。本実施例で
は、被写体像移動速度Sまたはその2倍速でAFモータ
39を定速度駆動する。
【0082】一定速度制御処理では、先ず、通常処理の
一定速度制御スピードをセットする(S401)。次
に、動体追従中かどうかをチェックして、動体追従中で
あれば、一定速度制御スピードSn の2倍速2Sn をセ
ットする(S403、S405)。積分中であれば、動
体追従スピードで追従するために一定速度制御スピード
n をセットしてからS411に進むが、積分中でなけ
ればそのままS411に進む(S407、S409)。
【0083】S411では、積分中かつ動体追従中であ
るかどうかをチェックし、積分かつ動体追従中であれば
積分終了をチェックするためにS459へ飛び、積分中
でないか、あるいは動体追従駆動中でなければS413
に進む(S411)。
【0084】S413では、一定速度制御時間が経過し
たかどうかをチェックし、経過していれば端点に達した
かどうかのチェック処理(S415)に進み、経過して
いなければS421に進む。S421では、エンコーダ
41からAFパルスが出力されているかどうかをチェッ
クし、AFパルスが出力されていなければS411に戻
り、出力されていればS423に進む。
【0085】S423では、パルスカウントが終了した
か、または動体追従の駆動時間が終了したかどうかをチ
ェックする。そして、いずれかが終了していればブレー
キ処理に進み、いずれも終了していなければ端点チェッ
ク処理に進む(S423、S437、S425)。
【0086】S425では、合焦用レンズ53が端点に
達したかどうかのチェック、および端点検出タイマの再
設定処理を行なう。そして、減速処理のために、AFパ
ルスカウンタのカウント値が速度切換えパルス数よりも
小さくなったかどうかをチェックし、小さくなったとき
には駆動速度を低速に切換え、その後AFモータ39に
ブレーキをかけてからS433に進む(S427、S4
29、S431)。S433ではAFモータ39が駆動
中かどうかをチェックし、駆動中であればAFモータ3
9にブレーキをかけてからS401に戻り、駆動中でな
ければそのままS401に戻る。
【0087】S423において、パルスカウントが終了
したか、または動体追従の駆動時間が終了していたとき
にはAFモータ39を停止させるために、S437に進
んでAFモータ39にブレーキをかける。そして、動体
予測モードかつAFロックフラグが立っているかどうか
をチェックし、立っていればAF時レリーズ許可フラグ
を立ててレリーズ処理に進む(S439、S441、S
443)。動体予測モードでないか、あるいはAFロッ
クフラグがクリアされていれば、バックラッシュ駆動で
あるかどうかをチェックし、バックラッシュ駆動であれ
ばバックラッシュ駆動終了処理に進み、バックラッシュ
駆動でないときには再積分フラグを立ててループ時間チ
ェックを行ない、ループ時間が経過したらS109のA
E処理に戻り、ループ時間が経過しなければ再積分処理
に進む(S445、S446、S447)。
【0088】積分処理では、積分、演算に関する初期設
定を行ない積分をスタートして積分中フラグを立てる
(S451、S453、S455)。そして、動体追従
中であれば、一定速度制御処理(S401)に飛び、動
体追従中でなければ積分終了かどうかのチェックを行な
う(S457、S459)。
【0089】積分終了でなければ、積分時間が所定時間
よりも長ければ被写体輝度が低いと考えられるので動体
予測モード禁止フラグを立ててS465に進み、短けれ
ばそのままS465に進む(S459、S461、S4
63)。そして、動体追従でなければS459に戻り、
積分が終了するまで待つ(S459〜S465)。動体
追従中であれば、一定速度制御中であるのでS413に
戻る。積分が終了したら、追従駆動中であればAFモー
タ39にブレーキをかけ、測距センサユニット21から
積分データを入力してデフォーカス量を計算し、積分ス
タートに入ったステップの次のステップに戻る(S46
7、S469、S471、S473)。
【0090】『デフォーカス計算』 デフォーカス計算処理について、図14に示した計算処
理を参照して説明する。先ず、コントラストの計算およ
びチェック処理を行なう(S501)。コントラストの
計算とは、CCD測距センサユニットの各CCDの積分
データの差の和を求める計算である。そして、コントラ
ストが位相差の演算に十分であるかどうかをチェック
し、不十分のときにはリターンし、十分であれば位相差
の計算処理に進む(S503、S505)。
【0091】S505では、先ず相関法等により位相差
を計算する。そして、10bit セレクトモードであれば
10bit セレクト処理のS551に進み、10bit セレ
クトモードでなければ通常の計算処理のS509に進む
(S507)。最初に入ったときには10bit セレクト
モードに入っていないのでS509に進む。なお、10
bit セレクトモードとは、CCDラインセンサの基準部
と参照部の積分データの一致度(相関度)が余り良くな
いときに、基準部と参照部の内からそれぞれ複数の領域
の10bit 分の領域を順に選択して一致度のよい(相関
度の高い)領域を求める処理のことである。
【0092】S509では、位相差計算結果が有効であ
るかどうかをチェックし、有効でなければリターンし、
有効であれば一致度が良好であるかどうかをチェックす
る(S509、S511)。一致度が良好であれば、デ
フォーカス計算を実行する(S511、S530)。そ
して、ローコントラスト時の非合焦1回目フラグが立っ
ており、かつデフォーカス量が所定量未満であれば、前
回と今回のデフォーカス量を比較して、今回の方が小さ
くなっていれば今回のデフォーカス量を有効値とし、デ
フォーカス量OKフラグを立ててリターンする(S53
5、S537、S539、S541、S543)。ロー
コン時非合焦1回目フラグが立っていなければ今回のデ
フォーカス量を有効にし、デフォーカスOKフラグを立
ててリターンする(S533、S541、S543)。
【0093】ローコン時非合焦1回目フラグが立ってい
てもデフォーカス量が所定値以上のときには、前回のデ
フォーカス量を有効とするのでデフォーカスOKフラグ
を立ててリターンする(S533、S535、S54
3)。ローコン時非合焦1回目フラグが立っていてかつ
デフォーカス量が所定値未満であっても、デフォーカス
量が前回よりも今回の方が大きければ、デフォーカスO
Kフラグを立てて、前回のデフォーカス量を維持してリ
ターンする(S533、S535、S537、S53
9、S543)。
【0094】以上の処理により、被写体がローコントラ
ストのときには、直前の2回のデフォーカス量の内、近
い方(小さい方)を測定値とするので、測定誤差による
誤作動、例えば合焦表示のちらつき、AFモータ39の
誤起動を防止できる。
【0095】また、一致度があまりよくないときは、位
相のずれを所定値と比較し、そのずれが所定値よりも小
さいときには、ハイコントラストかどうかをチェック
し、ローコントラストのときにはS530に進む(S5
21、S523)。ハイコントラストのときには、10
bit セレクトモードフラグおよび動体予測モード禁止フ
ラグを立てて、最初の10bit をセレクトするととも
に、さらにチェック回数をセットしてS505に戻る
(S523、S525、S527、S529)。
【0096】10bit セレクトモードフラグが立つと、
S507から10bit セレクト処理に入る。10bit セ
レクト処理では、先ず、セレクトされた10bit に基づ
くデフォーカス量の有効値が一度で求まっているかどう
かをチェックし、求まっていれば、コントラストが前回
よりも大きく、かつ前回の2倍よりも大きければ前回の
DATAを無効にするために10bit セレクトデフォーカス
OKフラグをクリアしてS559に進む(S551、S
553、S555、S557)。10bit セレクトデフ
ォーカス量が一度でも求まっていない時はS559に進
み、今回のコントラストが前回の2倍以下のときには、
10bit セレクトデフォーカスOKフラグをクリアせず
にS559に進む(S551〜S557)。コントラス
トが前回よりも小さいときには、今回セレクトされた1
0bit データは使用しないのでS571に飛ぶ(S55
1、S555)。
【0097】S559では、位相差計算結果が有効であ
るかどうかをチェックし、有効であれば、一致度が良好
であることを条件にデフォーカス計算を行なう(S55
9、S561、S563)。そして、10bit セレクト
デフォーカスOKフラグが立っていれば、前回と今回と
で近い方(手前)のデフォーカス量を選択し、10bit
セレクトOKフラグを立ててS571に進むが、10bi
t セレクトデフォーカスOKフラグがクリアされていれ
何もせずに10bit セレクトOKフラグをセットして
S571に進む(S565、S567、S569)。ま
た、位相差計算結果が無効のとき、あるいは一致度が悪
いときもデフォーカス量を算出することなくS571に
進む(S559、S561)。
【0098】S571では、次の10bit をセレクトす
る。そして、10bit セレクト回数カウンタを1デクリ
メントし、そのカウンタ値が0でなければS505に戻
って0になるまで以上S507、S551〜S575の
処理を繰り返す(S573、S575)。なお、10bi
t セレクト回数カウンタの初期値は“4”にセットされ
ている。10bit セレクト回数カウンタの値が0であれ
ば、10bit セレクトデフォーカスOKであることを条
件にローコン時ちらつき対策処理(S575、S57
7、S533)に進み、OKでなければ10bit セレク
トモードフラグをクリアしてリターンする(S575、
S577、S579)。
【0099】以上のS505、S507、S551〜S
575の処理により、位相差および一致度の良いCCD
センサビット群からの積分データを選択することができ
る。なお、本実施例では、セレクトするビット数を10
bit にしたが、これに限定されず、任意のビット数に設
定する構成にしてよい。
【0100】『動体追従スピード計算』 動体追従スピード計算について、図15に示した計算処
理を参照して説明する。先ず、前回の積分中間点と今回
の積分中間点の間の時間Tn を計算する(S601)。
なお、積分中間点を基準としたのは、被写体輝度により
積分時間が変化するからである。
【0101】次に、動体追従中でなければ、追従前の被
写体像移動スピードS1 を計算してリターンする(S6
05)。動体追従中であれば、時間Tn 内に被写体像が
移動したであろう被写体像の移動パルス数MPn-1 を算
出する(S607)。そして、レンズの前回と今回の駆
動方向を比較し、同方向であれば動体追従中行過ぎフラ
グをクリアし、MPn-1 に今回のDPn を加算して追従
スピード補正計算処理(S617)に進む(S609、
S611、S613、S615)。方向が異なれば、被
写体の移動速度が遅くなったか停止して行き過ぎたか、
あるいは被写体の移動方向が変わったと考えられるので
S637へ進む(S609、S611、S637)。同
方向でも異方向でもない、つまり何らかの異常が発生し
たときは、動体予測モードをクリアして再積分処理へ進
む(S611、S613、S655)。
【0102】『追従スピード補正計算1』 追従スピード補正計算1では、先ず、下記式により被写
体追従速度Sn を算出する(S617)。 Xn =Tn /(MPn-1 +DPn ) Sn =1/Xn =(MPn-1 +DPn )/Tn
【0103】次に、動体追従時間Cn (積分データ入力
時間と演算時間の和)を設定する(S621)。そし
て、今回の演算結果から合焦状態にあり、かつレリーズ
スイッチSWRがオンされていれば、AFロックフラグ
をセットし、タイムラグ補正時間(積分データ入力時間
+演算時間Cn +レリーズタイムラグ相当時間)を計算
し、被写体が遠ざかるときには一定速度制御時間をタイ
ムラグ補正時間の1/2にセットし、被写体が近づいて
くるときには、一定速度制御時間をタイムラグ補正時間
にセットしてリターンする(S623、S625、S6
27、S629、S631、S633、S635)。
【0104】合焦状態でないか、あるいは合焦状態であ
ってもレリーズスイッチSWRがオンされていないとき
には、追従動作を続行するので、S635に飛んで一定
速度制御時間を動体追従時間にセットし、リターンする
(S623、S625)。
【0105】レンズの前回と今回の駆動方向が異なると
きは、MPn-1 −DPn ≧0ならばMPn-1 −DPn
算出し、下記式 Xn =Tn /(MPn-1 −DPn ) Sn =1/Xn =(MPn-1 −DPn )/Tn により動体追従スピードSn の補正計算を実行し、レリ
ーズスイッチSWRの状態をチェックする(S639、
S641)。
【0106】そして、合焦状態にあれば、動体追従中行
過ぎフラグをリセットしてリターンする(S643、S
645)。合焦状態になければ、動体追従中行過ぎフラ
グがすでにセットされているかどうかをチェックし、さ
れていなければ追従行過ぎフラグをセットし、さらに演
算時間Cn をセットし、演算時間Cn 分待ってから再積
分処理へ進む(S647、S649、S651、S65
3)。動体追従中行過ぎフラグがすでにセットされてい
るときには、動体予測モードをクリアしてリターンする
(S647、S655)。
【0107】『合焦チェック処理』 図16を参照して、合焦チェック処理について説明す
る。この合焦チェック処理では、動体追従中のときは合
とみなす範囲を広げ、レリーズできる可能性を高くす
る。
【0108】先ず、AFモードのときにはあらかじめ設
定された合焦幅(合焦とみなす所定のデフォーカス量)
のままとし、動体予測モードであれば合焦幅を広げてか
ら、今回のデフォーカス量が所定量よりも小さいかどう
かをチェックする(S701、S703、S705)。
【0109】先ず、デフォーカス量が所定量(合焦幅よ
りも大きい量)よりも大きければ、ローコン時非合焦1
回目フラグをリセットしてリターンする(S719)。
【0110】デフォーカス量が所定量内に納まってお
り、かつ合焦状態(合焦幅以下)であれば、合焦フラグ
をセットし、ローコン時非合焦フラグをクリアして表示
装置45の合焦表示用LEDを点灯し、電子ブザー46
を作動させる(S705、S707、S709、S71
1、S713)。
【0111】そして、AF動作中であれば動体チェック
用の所定の像面移動速度相当の合焦幅をセットしてリタ
ーンし、AF動作中でなければそのままリターンする
(S715、S717)。
【0112】デフォーカス量が合焦幅以上でかつ所定量
よりも小さいときには、ローコン時ちらつき対策処理を
行なう。ローコン時非合焦1回目フラグがすでにセット
されていたときまたは、セットされていなくても、動体
予測モードのときにはローコン時非合焦フラグをクリア
してリターンする(S721、S723、S719)。
【0113】ローコン時1回目フラグがクリアされてい
て、かつ動体予測モードに入っていない場合は、補助投
光モードのときにはそのままリターンする(S721、
S723、S725)。補助投光モードではない場合に
おいて、10bit セレクトモードのときには、ローコン
時非合焦1回目フラグをセットしてリターンする(S7
25、S733)。10bit セレクトモードでないとき
には、積分時間が所定値よりも長ければそのままリター
ンし、短かい場合であっても、ローコントラストでない
場合はそのままリターンし、ローコントラストのときは
ローコン時非合焦1回目フラグをセットしてリターンす
る(S729、S731、S733)。
【0114】以上のように、この処理に始めて入ったと
きに非合焦の場合に、ローコントラストのときにはロー
コン時非合焦1回目フラグをセットしてリターンするこ
とにより、合焦から非合焦に変わっても、非合焦1回目
では非合焦表示処理(S301の処理)が行なわれない
ので、合焦表示のちらつきが防止される。なお、本実施
例では非合焦が2回連続すると非合焦表示を行なう構成
であるが、非合焦表示に変わる非合焦の回数は任意であ
り、例えば非合焦が連続3回継続したときに非合焦表示
を行なう構成にしてもよい。
【0115】『端点検出処理』 次に、合焦用レンズ53が最近距離合焦位置、または無
限遠合焦位置に達したとき等の処理について、図17に
示した端点検出処理を参照して説明する。この処理は、
端点に達したか、あるいは端点に達していないが、何ら
かの外力により合焦用レンズ群53を駆動できない状態
を検知してAFモータを停止させる処理でもある。
【0116】AFモータ駆動中かどうかをチェックし、
駆動中でなければ端点検出用タイマー再設定処理に進む
(S791)。AFモータ39駆動中の場合は、パルス
割込みフラグが立っているとき(エンコーダ41からパ
ルスが出たとき)には端点チェック(S771)に進
み、立っていない(パルスが出ていない)ときには端点
検出タイマカウント(S755)に進む。
【0117】端点検出タイマカウント処理は、AFモー
タ39駆動中であるのにかかわらずエンコーダ41から
パルスが一定時間以上出力されなくなったときには、合
焦用レンズ53が端点に達しているか、移動できない状
態と考えられるので、AFモータ39を停止させるため
の処理である。ここでは先ず、端点検出時にパルスあり
フラグをクリアし、端点検出中カウント中フラグをセッ
トし、端点検出用タイマをカウントダウンする(S75
5、S757、759)。そして、端点検出用タイマが
0かどうかをチェックし、0になれば端点処理へ進み、
0でなければリターンする(S801)。
【0118】端点チェック処理は、合焦用レンズ53が
端点に達したかどうかを、エンコーダ41から出力され
るパルス変化の検出により検知する。ここでは、先ず、
パルス割込みフラグをクリアする(S771)。
【0119】そして、端点検出タイマカウント中かどう
かをチェックし、カウント中でないとき、あるいは端点
検出タイマカウント中であっても、端点検出時にパルス
有りフラグがセットされているときは、端点検出用タイ
マ再設定処理に進む(S775、S777)。端点検出
タイマカウント中、端点時パルス有りフラグがセットさ
れていないときには、端点検出時にパルス有りフラグを
セットし、一定速度制御中であればリターンし、一定速
度制御中でなければS757に進む(S777、S77
9、S781)。
【0120】端点検出用タイマ再設定処理は、端点検出
に関するデータを初期化する処理であり、端点検出タイ
マカウント中フラグおよび端点検出時にパルス有りフラ
グをクリアし、端点検出用タイマデータをセットしてリ
ターンする(S791、S793、S795)。
【0121】『動体予測AFの第2実施例』 次に、本発明の動体予測AFの第2実施例について、図
18および図19を参照して説明する。この第2実施例
は、演算中も一定速度制御を行う点に特徴がある。つま
り、被写体像の移動速度に対応するレンズ駆動速度を計
算し、その速度で合焦用レンズを一定速度制御しながら
積分を行なって追従速度を補正する方法で、基本的原理
は第1実施例と同様であるが、所定の演算中も一定速度
制御を行なう点が相違する。このように演算および一定
速度制御を並行して実行するために本実施例では、モー
タードライブIC37を制御するためのCPU36を備
えている。
【0122】先ず、動体予測モードであると判断したと
き(動体予測モードに入ったとき)のデフォーカスパル
スDPに基づいてDCレンズ駆動Mを行なう。DCレン
ズ駆動Mが終了すると積分I1 を行ない、演算C1 にお
いて、積分I、I1 の中間点間の時間T1 の間に被写体
像が移動した速度S1 を、前述のおよび式と同様の
式により算出し、さらに下記式によりレンズ駆動時間を
求める。 (T1 +(I1 /2)+C1 )/2 …
【0123】そして、上記式で算出した駆動時間分、
追従速度S1 の3倍速で一定速度制御レンズ駆動M1
行なう。この一定速度制御レンズ駆動M1 により、合焦
用レンズ53を短時間で合焦付近まで移動することがで
きる。なお、この3倍速駆動は、(T1 +I1 /2+C
1 )時間だけ被写体像移動速度S1 の2倍速でレンズ駆
動したのとほぼ同様の効果が得られる。
【0124】3倍速での制御レンズ駆動M1 が終了する
と、追従速度S1 で一定速度制御(レンズ駆動M2 )を
行ないながら積分I2 および演算C2 を行なう。この演
算C2 において、前回の積分I1 の中間点から今回の積
分I2 の中間点までの時間T2 内に、追従速度S1 で被
写体像が移動していたと仮定したときの被写体像の移動
量に相当するパルス数MP1 を前述の式と同様の式
(MP1 =T2 ×S1 )により計算する。さらに、前述
のおよび式と同様の下記式により、時間T2の間に
被写体像が移動した速度S2 を求める。 X2 =T2 /(MP1 +DP2 ) S2 =1/X2 そして、積分I3 および演算C3 の間、追従速度S2
一定速度制御レンズ駆動M3 を行なう。
【0125】以後同様に、時間Tn 内に被写体像がS
n-1 の速度で移動していたと仮定した場合の被写体の移
動量に相当するパルス数MPn-1 (追従中の演算2回目
以降はMPn-1 =Tn ×Sn-2 )により追従速度Sn
求めて、積分In+1 および演算Cn+1 を行なっている
間、追従速度Sn により(一定速度制御)レンズ駆動M
n+1 を行なう。
【0126】以上の追従制御により、移動する被写体に
対して常時ほぼ合焦状態が維持される。また、上記追従
動作中にレリーズスイッチがオンされたときには、ミラ
ーアップしている間も、直前に求めた追従速度Sn で一
定速度制御を行なう(図19参照)。このミラーアップ
中の一定速度制御により、現実にシャッタ先幕が走行を
開始(露光開始)するときに、ほぼ合焦状態となってい
る。
【0127】次に、第2の動体追従動作について、図2
0および図21に示したフローチャートに基づいて説明
する。先ず、前回の積分中間点と今回の積分中間点の間
の時間Tn を計算する(S801)。
【0128】次に、動体追従中かどうかをチェックし、
動体追従中でなければ、追従前の被写体像移動速度(追
従速度) 1 を計算してリターンする(S803、S8
05)。動体追従中であり、かつ追従中演算1回目であ
れば、時間T2 の間に被写体像が移動した移動量に相当
するパルス数MP1 を算出し、追従中2回目以降は、時
間Tn の間に被写体像が移動した移動量に相当するパル
ス数MPn-1 を算出する(S803、S807、S80
9、S811)。
【0129】そして、合焦用レンズ53の前回と今回の
駆動方向を比較し、同方向であれば動体追従中行き過ぎ
フラグをクリアし、計算上の被写体像の移動パルス数M
n-1 に今回のデフォーカスパルス数DPn を加算して
S821(追従速度補正計算2の処理)に進む(S81
3、S815、S817、S819)。駆動方向が異な
っていれば、被写体の移動速度が遅くなったか被写体が
停止したか、あるいは被写体の移動方向が変わったため
行き過ぎたと考えられるのでS833へ進む(S81
3、S817)。同方向でも異方向でもない、つまり、
何らかの異常が発生したときは、動体予測モードをクリ
アして再積分処理へ進む(S815、S817、S84
9)。
【0130】『追従速度補正計算2』 追従速度補正計算2では、先ず、下記式により動体追従
速度Sn を算出する(S821)。 Xn =Tn /(MPn-1 +DPn ) Sn =1/Xn
【0131】次に、合焦かつレリーズスイッチSWRが
オンしていればAFロックフラグおよびAF時レリーズ
許可フラグをセットしてリターンする(S825、S8
27、S829、S831)。合焦していないか、レリ
ーズスイッチSWRがオンしていなければそのままリタ
ーンする(S825、S827)。
【0132】また、レンズの駆動方向が異なっていたと
きには、MPn-1 −DPn ≧0であれば、下記式により
被写体追従速度Sn を求める(S815、S833、S
835、S837)。 Xn =Tn /(MPn-1 −DPn ) Sn =1/Xn =(MPn-1 −DPn )/Tn
【0133】そして、合焦状態にあれば、動体追従中行
き過ぎフラグをクリアしてリターンする(S839、S
841)。合焦状態になければ、動体行き過ぎ中フラグ
が立っているかどうかをチェックし、すでに立っていれ
ば行き過ぎて2回目の処理なので、動体予測モードをク
リアしてリターンする(S843、S849)。つま
り、動体追従中に1回行き過ぎたときには誤差等による
可能性があるので、2回行き過ぎたときに抜ける構成に
している。なお、1回で抜ける構成でも、3回以上の任
意の回数で抜ける構成にしてもよい。
【0134】動体追従中行き過ぎフラグが未だ立ってい
なければ、行き過ぎて1回目の処理なので、動体追従中
行き過ぎフラグをセットして、積分データを入力および
演算時間Cn をセットし、演算時間Cn 分待ってから再
積分処理に進む(S843、S845、S847)。
【0135】『一定速度制御2』 次に、別の一定速度制御2の処理について、図21に示
したサブルーチンを参照して説明する。先ず、パルス間
隔(Xn )をセットする。そして、動体追従中であれ
ば、動体追従速度Sn (1/Xn )をセットする。さら
に動体追従に入って1回目の処理であれば、動体追従速
度Sn の3倍速をセットし直すが、2回目以降の処理で
あれば変更しない(S853、S855、S857、S
859)。演算が終了していれば(演算終了フラグ=
1)、AFパルス、動体追従速度Snなどのデータの入
力およびセットをし、演算終了フラグをクリアしてS8
51に戻る(S861、S863、S865)。
【0136】演算が終了していなければ(演算終了フラ
グ=0)、一定速度制御時間が経過したかどうかをチェ
ックし、経過していれば、端点検出用タイマをカウント
し、さらにAFモータ39駆動中であればS861に戻
る(S867、S869、S871)。AFモータ39
駆動中でなければ、AFモータ39の駆動を開始してS
851に戻る(S871、S873)。
【0137】一定速度制御時間が経過していなければ、
AFパルスが出力されているかどうかをチェックする
(S867、S875)。AFパルスの出力がなければ
S861に戻り、出力があればS877に進む。
【0138】S877では、ミラーアップが完了したか
どうかをチェックし、完了していればAFモータ39に
ブレーキを掛けて停止させる(S877、S879)。
ミラーアップが完了していなければ、AFパルスカウン
トが終了したかどうかをチェックし、終了していれば、
AFモータ39を停止させ、ループ時間をチェックし、
ループ時間が経過していればAE処理を行なうが、経過
していなければ再積分処理へ進む(S879、S88
1、S883)。
【0139】また、AFパルスカウントが終了していな
ければ、端点チェックおよび端点検出用タイマ再設定を
行ない、AFパルスカウンタ値が速度切換えパルスより
も小さくなったかどうかをチェックする(S879、S
885、S887)。小さくなれば、制御速度を低速に
切換えて減速し、AFモータ39にブレーキを掛けてS
893に進み、小さくなければそのままS893に進む
(S887、S889、S891)。
【0140】S893ではAFモータ駆動中かどうかを
チェックし、駆動中でなければそのままS851に戻
り、駆動中であればブレーキを掛けてからS851に戻
る(S895)。
【0141】『積分処理』 積分処理サブルーチンでは、初期設定を行なってから積
分をスタートさせ、積分中フラグをセットする(S90
1、S903、S905)。そして、積分時間が終了す
るまで積分時間をチェックしながら待つ(S907、S
909)。その際、積分時間が所定値よりも大きくなれ
ば被写体が暗過ぎるので、動体予測モード禁止フラグを
セットする(S909、S911)。
【0142】積分が終了すると、積分データを入力して
デフォーカス量を計算する(S907、S909、S9
11)。この演算結果が有効であれば、動体予測モード
に入っていれば動体追従速度を計算し、さらに演算終了
フラグをセットしてからS925に進み、有効でなけれ
ばS901に戻り、有効であって、動体予測モードに入
っていなければそのままS925に進む(S919、S
921、S923)。S925では、AF時レリーズ許
可フラグがセットされているかどうかをチェックし、セ
ットされていなければS901に戻り、セットされてい
ればレリーズ処理に進む。
【0143】以上の処理により、図18および図19に
示したように、積分及び演算中も合焦用レンズ53が一
定速度制御されるので、被写体の移動に対してより忠実
な追従、つまり常時合焦状態を保つことが可能になる。
【0144】以上の通り本実施例によると、一度合焦し
ても、所定時間後のAF処理で合焦から外れるときには
被写体が移動していると判断できるので、たまたま合焦
したとき、例えば被写体が接近しているときに合焦用レ
ンズが近距離合焦位置から遠距離合焦位置に移動して合
焦したときなどでも、被写体が移動していることを確実
に判断することができる。
【0145】以上本実施例では、合焦後のAF処理にお
いて、3回非合焦状態を検出したときに動体であると判
断したが、その回数は3回に限定されない。また、合焦
後のAF処理において、断続的にでも所定回数非合焦で
あったとき、あるいは連続して所定回数非合焦であった
ときに動体であると判断する構成でもよい。
【0146】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、デフォーカ
ス量に基づくレンズ駆動量が所定量よりも多い場合は、
バックラッシュ分の駆動を高速で実行するので、その後
のデフォーカス量相当分の駆動を高速で行って駆動時間
の短縮を図ることが可能になり、デフォーカス量に基づ
くレンズ駆動量が前記所定量よりも少ないときにはバッ
クラッシュ分の駆動を低速で速度制御しながら実行する
ので、デフォーカス量に基づくレンズ駆動量以上の駆動
をしてしまうおそれが無く、正確な駆動が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動焦点装置を適用した一眼レフカメ
ラの実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】同自動焦点装置の動体予測AFモード動作に入
る前のAF動作態様を示すグラフである。
【図3】同自動焦点装置の、動体予測AFモード動作に
入る前の別のAF動作態様を示すグラフである。
【図4】同自動焦点装置の、動体予測AFモード動作に
おけるAF動作態様を示すグラフである。
【図5】同自動焦点装置の、動体予測AFモード動作に
おいて行き過ぎた場合のAF動作態様を示すグラフであ
る。
【図6】被写体接近中に同動体予測AFモードで動作し
ている際にレリーズスイッチがオンされたときのAF動
作態様を示すグラフである。
【図7】被写体離反中に同動体予測AFモードで動作し
ている際にレリーズスイッチがオンされたときのAF動
作態様を示すグラフである。
【図8】本自動焦点装置のメイン動作に関するフローチ
ャートである。
【図9】同自動焦点装置の基準タイマ割り込みに関する
フローチャートである。
【図10A、10B】同自動焦点装置のAF処理に関す
るフローチャートである。
【図11A、11B、11C】同AF処理における再積
分、動体予測AFに関するフローチャートである。
【図12A、12B】同AF処理におけるデフォーカ
ス、駆動パルス計算に関するフローチャートである。
【図13A、13B、13C】同AF処理における一定
速度制御処理に関するフローチャートである。
【図14A、14B、14C】同AF処理におけるデフ
ォーカス計算、10bit セレクト処理およびローコン時
ちらつき防止処理に関するフローチャートである。
【図15A、15B、15C】同AF処理における動体
追従速度、補正計算に関するフローチャートである。
【図16】同AF処理における合焦チェック、ローコン
トラスト時ちらつき対策処理に関するフローチャートで
ある。
【図17】同AF処理における端点検出処理に関するフ
ローチャートである。
【図18】本発明の自動焦点装置の第2の動体予測AF
処理動作を示すグラフである。
【図19】同第2の動体予測AF処理動作中にレリーズ
スイッチがオンされたときの動作を示すグラフである。
【図20A、20B、20C】同第2の動体予測AF処
理の動体追従スピード計算処理等に関するフローチャー
トである。
【図21A、21B】同第2の動体予測AF処理におけ
る一定速度制御に関するフローチャートである。
【図22】同第2の動体予測AF処理における積分処理
に関するフローチャートである。
【符号の説明】
11 カメラボディ 12 撮影レンズ 13 メインミラー 14 サブミラー 17 測光用IC 21 測距用CCDセンサユニット 23 周辺部制御用回路 25 シャッタ機構 27 絞り機構 35 メインCPU 36 CPU 39 AFモータ 41 エンコーダ 45 表示装置 47 ジョイント 51 撮影レンズ 53 合焦用レンズ 55 レンズ駆動機構 61 レンズCPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28,7/34 G03B 13/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフォーカス量を測定するデフォーカス
    測定手段と、 該デフォーカス測定手段により測定されたデフォーカス
    量に基づいて合焦用レンズの駆動方向及び量からなる駆
    動量を求めるレンズ駆動量算出手段と、 該レンズ駆動量算出手段が算出した駆動量に基づいて前
    記合焦用レンズを駆動するレンズ駆動手段と、を備え、前記レンズ駆動量算出手段が求めた駆動方向が前回の駆
    動方向から変化した場合、前記レンズ駆動手段に、駆動
    方向の変化によって生じるバックラッシュ分の駆動を前
    記デフォーカス量に基づく駆動の前に実行させる制御手
    段を備え、 該制御手段はさらに、前記レンズ駆動手段に前記バック
    ラッシュ分の駆動をさせるときは、前記デフォーカス量
    に基づく駆動量が所定量よりも多いときには高速で駆動
    させ、前記所定量よりも少ないときには低速で速度制御
    しながら駆動させること を特徴とする自動焦点装置。
JP20660691A 1991-05-15 1991-05-15 自動焦点装置 Expired - Lifetime JP3222497B2 (ja)

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GB9505185A GB2286497B (en) 1991-05-15 1992-05-15 Automatic focusing apparatus
DE4216073A DE4216073C2 (de) 1991-05-15 1992-05-15 Vorrichtung zum automatischen Scharfeinstellen eines optischen Systems
DE4244873A DE4244873C2 (de) 1991-05-15 1992-05-15 Vorrichtung zum Scharfeinstellen eines optischen Systems
DE4244875A DE4244875C2 (de) 1991-05-15 1992-05-15 Vorrichtung zum automatischen Scharfeinstellen eines optischen Systems
GB9505186A GB2286498B (en) 1991-05-15 1992-05-15 Automatic focusing apparatus
GB9505187A GB2286499B (en) 1991-05-15 1992-05-15 Automatic focusing apparatus
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GB9210487A GB2255870B (en) 1991-05-15 1992-05-15 Automatic focusing apparatus
FR9212521A FR2684196B1 (fr) 1991-05-15 1992-10-20 Dispositif de detection de mise au point.
FR9212522A FR2684197B1 (fr) 1991-05-15 1992-10-20 Dispositif de mise au point automatique.
US08/185,239 US5448329A (en) 1991-05-15 1994-01-24 Focus detecting apparatus for determining whether an object is moving
US08/467,801 US5640225A (en) 1991-05-15 1995-06-06 Backlash compensation for automatic focusing apparatus
US08/467,056 US5612761A (en) 1991-05-15 1995-06-06 Automatic focusing apparatus
US08/466,889 US5664239A (en) 1991-05-15 1995-06-06 Automatic focusing apparatus

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