JP3222457B2 - Fit型固体撮像素子 - Google Patents
Fit型固体撮像素子Info
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 21
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 20
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 12
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 3
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000037433 frameshift Effects 0.000 description 2
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 description 2
- LPQOADBMXVRBNX-UHFFFAOYSA-N ac1ldcw0 Chemical group Cl.C1CN(C)CCN1C1=C(F)C=C2C(=O)C(C(O)=O)=CN3CCSC1=C32 LPQOADBMXVRBNX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はFIT型固体撮像素子に係わり、特に、画素数
を多くするとともにサイズを小型化するものに用いて好
適なものである。
を多くするとともにサイズを小型化するものに用いて好
適なものである。
<発明の概要> 本発明のFIT型固体撮像素子は、光信号電荷を生成す
るための受光部におけるゲート酸化膜の膜厚と、上記受
光部で生成された光信号電荷を一時蓄積するための蓄積
部におけるゲート酸化膜の膜厚とを異ならせることによ
り、上記蓄積部における垂直レジスタ(以下Vレジスタ
という)の暗電流を増加させることなく、上記受光部に
おけるVレジスタの取扱い電荷量を増大させることが出
来るようにして、開口率を大きく保つことと、Vレジス
タの暗電流を増加させないことの両方を可能にしながら
ユニットセルサイズを微細化出来るようにしたFIT型固
体撮像素子である。
るための受光部におけるゲート酸化膜の膜厚と、上記受
光部で生成された光信号電荷を一時蓄積するための蓄積
部におけるゲート酸化膜の膜厚とを異ならせることによ
り、上記蓄積部における垂直レジスタ(以下Vレジスタ
という)の暗電流を増加させることなく、上記受光部に
おけるVレジスタの取扱い電荷量を増大させることが出
来るようにして、開口率を大きく保つことと、Vレジス
タの暗電流を増加させないことの両方を可能にしながら
ユニットセルサイズを微細化出来るようにしたFIT型固
体撮像素子である。
<従来の技術> 例えば、TVカメラ等の撮像素子として、FIT型固体撮
像素子が用いられている。このような固体撮像素子(以
下CCDと記載する)は、電荷集積機能と転送機能との両
方の機能を持つため、自己走査型撮像デバイスとして用
いて好適なものである。
像素子が用いられている。このような固体撮像素子(以
下CCDと記載する)は、電荷集積機能と転送機能との両
方の機能を持つため、自己走査型撮像デバイスとして用
いて好適なものである。
ところで、CCDを用いた撮像デバイスにおいて、ユニ
ットセルサイズが微細化されて行くと開口率が低下して
感度が下がってしまう問題がある。また、更にユニット
セルサイズの微細化が進むとアルミニウムALの開口部を
加工することが出来なくなってしまう不都合が発生す
る。
ットセルサイズが微細化されて行くと開口率が低下して
感度が下がってしまう問題がある。また、更にユニット
セルサイズの微細化が進むとアルミニウムALの開口部を
加工することが出来なくなってしまう不都合が発生す
る。
そこで、ユニットセルサイズを微細化し、なおかつ開
口面積を大きくするために、上記受光部におけるVレジ
スタの単位面積当たりの取扱い電荷量を増加させ、その
分だけ上記Vレジスタの幅を細く形成することが考えら
れる。
口面積を大きくするために、上記受光部におけるVレジ
スタの単位面積当たりの取扱い電荷量を増加させ、その
分だけ上記Vレジスタの幅を細く形成することが考えら
れる。
<発明が解決しようとする課題> 上記Vレジスタの単位面積当たりの取扱い電荷量を増
加させるためには、例えばゲート酸化膜を薄くすればよ
い。しかし、ゲート酸化膜を薄くすると、Vレジスタの
電界が大きくなり、その結果暗電流が増加してしまう欠
点があった。
加させるためには、例えばゲート酸化膜を薄くすればよ
い。しかし、ゲート酸化膜を薄くすると、Vレジスタの
電界が大きくなり、その結果暗電流が増加してしまう欠
点があった。
本発明は上述の問題点に鑑み、開口率を低下させた
り、或いはVレジスタの暗電流を増加させたりすること
なくユニットセルサイズを小型化出来るようにすること
を目的とする。
り、或いはVレジスタの暗電流を増加させたりすること
なくユニットセルサイズを小型化出来るようにすること
を目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明の固体撮像素子は、光信号電荷を生成するため
の受光部と、上記受光部で生成された光信号電荷を一時
蓄積するための蓄積部とが設けられた固体撮像素子にお
いて、上記受光部における垂直レジスタ(Vレジスタ)
のゲート酸化膜の厚さと、上記蓄積部における垂直レジ
スタ(Vレジスタ)のゲート酸化膜の厚さとを異ならせ
るようにしたものである。
の受光部と、上記受光部で生成された光信号電荷を一時
蓄積するための蓄積部とが設けられた固体撮像素子にお
いて、上記受光部における垂直レジスタ(Vレジスタ)
のゲート酸化膜の厚さと、上記蓄積部における垂直レジ
スタ(Vレジスタ)のゲート酸化膜の厚さとを異ならせ
るようにしたものである。
<作用> 光信号電荷を生成するための受光部におけるVレジス
タのゲート酸化膜の膜厚と、上記受光部で生成された光
信号電荷を一時蓄積するための蓄積部におけるVレジス
タのゲート酸化膜の膜厚とを異ならせ、上記受光部にお
けるVレジスタの電界の強さと、上記蓄積部におけるV
レジスタの電界の強さとを変えることが出来るようにす
る。これにより、フレーム転送周波数を大きくすること
により暗電流を小さくすることが可能な受光部は、ゲー
ト酸化膜の膜厚を薄くして電界を強めることにより、V
レジスタの単位面積当たりの取扱い電荷量を増大させ
る。
タのゲート酸化膜の膜厚と、上記受光部で生成された光
信号電荷を一時蓄積するための蓄積部におけるVレジス
タのゲート酸化膜の膜厚とを異ならせ、上記受光部にお
けるVレジスタの電界の強さと、上記蓄積部におけるV
レジスタの電界の強さとを変えることが出来るようにす
る。これにより、フレーム転送周波数を大きくすること
により暗電流を小さくすることが可能な受光部は、ゲー
ト酸化膜の膜厚を薄くして電界を強めることにより、V
レジスタの単位面積当たりの取扱い電荷量を増大させ
る。
一方、蓄積部においては、ゲート酸化膜の膜厚を薄く
しないことによりその電界強度を抑えるようにして、暗
電流の増加を防止する。これにより、開口率を大きく保
つことと、Vレジスタの暗電流を増加させないことの両
方を満足させながら、ユニットセルサイズの微細化を可
能にする。8 <実施例> 第1図は、本発明の一実施例を示すFIT型固体撮像素
子の模式的な平面図である。
しないことによりその電界強度を抑えるようにして、暗
電流の増加を防止する。これにより、開口率を大きく保
つことと、Vレジスタの暗電流を増加させないことの両
方を満足させながら、ユニットセルサイズの微細化を可
能にする。8 <実施例> 第1図は、本発明の一実施例を示すFIT型固体撮像素
子の模式的な平面図である。
第1図から明らかなように、実施例の固体撮像素子は
受光部1、蓄積部2、Hレジスタ3等により構成されて
いる。
受光部1、蓄積部2、Hレジスタ3等により構成されて
いる。
受光部1は、光信号電荷を生成するために設けられて
いるもので、入射光量に比例した光信号電荷を生成して
蓄積部2に転送する。
いるもので、入射光量に比例した光信号電荷を生成して
蓄積部2に転送する。
蓄積部2は、受光部1から送られた光信号電荷を一時
蓄えるために設けられているもので、ここに蓄えられた
光信号電荷がHレジスタ3を経て1ライン毎に順次読み
出される。
蓄えるために設けられているもので、ここに蓄えられた
光信号電荷がHレジスタ3を経て1ライン毎に順次読み
出される。
第2図の平面図に示すように、受光部1には画素を構
成する光信号電荷を生成するためのユニットセル4が所
定の配列に従って縦方向および横方向に複数個設けられ
ている。各ユニットセル4の表面はアルミニウムの膜6
で被われており、第2図および第3図に示すように、そ
の一部に開口部5が形成されている。
成する光信号電荷を生成するためのユニットセル4が所
定の配列に従って縦方向および横方向に複数個設けられ
ている。各ユニットセル4の表面はアルミニウムの膜6
で被われており、第2図および第3図に示すように、そ
の一部に開口部5が形成されている。
したがって、第3図に示すように固体撮像素子に照射
された光10は、開口部5から内部に入り、ゲート酸化膜
7を通ってSi基板8に入射する。開口部5の下側に位置
するSi基板8は、センサ部11として構成されていて、こ
こで入射光量に応じた量の光信号電荷12が生成される。
された光10は、開口部5から内部に入り、ゲート酸化膜
7を通ってSi基板8に入射する。開口部5の下側に位置
するSi基板8は、センサ部11として構成されていて、こ
こで入射光量に応じた量の光信号電荷12が生成される。
上記光信号電荷12は、第3図中矢印で示すように、所
定のタイミングでもってVレジスタ13に転送される。V
レジスタ13は、センサ部11から与えられた光信号電荷12
を垂直方向に、すなわち、第1図および第2図において
下方に転送する。このような光信号電荷12の転送は、ポ
リシリコンの電極14に転送用電圧を加え、Si基板8中に
ポテンシャルの井戸を形成することにより行われる。な
お、光信号電荷12の転送中にも光が照射されているた
め、それが転送部に入射すると偽信号電荷が発生してし
まい、これがスミアの原因となる。これを防ぐために、
上記したように受光部と転送部とを分離するとともに、
転送部をアルミニウムの膜6で被って偽信号電荷が発生
しないようにしている。
定のタイミングでもってVレジスタ13に転送される。V
レジスタ13は、センサ部11から与えられた光信号電荷12
を垂直方向に、すなわち、第1図および第2図において
下方に転送する。このような光信号電荷12の転送は、ポ
リシリコンの電極14に転送用電圧を加え、Si基板8中に
ポテンシャルの井戸を形成することにより行われる。な
お、光信号電荷12の転送中にも光が照射されているた
め、それが転送部に入射すると偽信号電荷が発生してし
まい、これがスミアの原因となる。これを防ぐために、
上記したように受光部と転送部とを分離するとともに、
転送部をアルミニウムの膜6で被って偽信号電荷が発生
しないようにしている。
Vレジスタ13の単位面積当たりの取扱電荷量は、電界
の強さに応じて変化する。すなわち、取扱電荷量と各部
の寸法との関係は、単位面積当たりの容量をC、面積を
S、ゲート酸化膜7の厚さをdとした場合、 C・S=ε・S/d ……(1) となる。したがって、単位面積当たりの取扱電荷量を増
加させるためには、ゲート酸化膜7の厚さを薄くしてV
レジスタ13に加えられる電界を強くするか、或いは面積
Sを大きくすればよいことがわかる。しかし、ゲート酸
化膜7を薄くすると、上記したように暗電流が増加する
不都合が発生する。
の強さに応じて変化する。すなわち、取扱電荷量と各部
の寸法との関係は、単位面積当たりの容量をC、面積を
S、ゲート酸化膜7の厚さをdとした場合、 C・S=ε・S/d ……(1) となる。したがって、単位面積当たりの取扱電荷量を増
加させるためには、ゲート酸化膜7の厚さを薄くしてV
レジスタ13に加えられる電界を強くするか、或いは面積
Sを大きくすればよいことがわかる。しかし、ゲート酸
化膜7を薄くすると、上記したように暗電流が増加する
不都合が発生する。
また、面積Sを大きくすると、ユニットセル4のサイ
ズを小型化することが出来なくなったり、開口部を形成
することが出来なくなったりする不都合が発生する。
ズを小型化することが出来なくなったり、開口部を形成
することが出来なくなったりする不都合が発生する。
そこで、本実施例においては上記したような不都合な
くVレジスタ13の取扱電荷量を増加させるために、第4
図の断面図に示すように、受光部1のゲート酸化膜の厚
さと蓄積部2のゲート酸化膜の厚さとを異ならせ、受光
部1のゲート酸化膜7aを薄くするとともに、蓄積部2の
ゲート酸化膜7bを受光部1のゲート酸化膜7aよりも厚く
している。
くVレジスタ13の取扱電荷量を増加させるために、第4
図の断面図に示すように、受光部1のゲート酸化膜の厚
さと蓄積部2のゲート酸化膜の厚さとを異ならせ、受光
部1のゲート酸化膜7aを薄くするとともに、蓄積部2の
ゲート酸化膜7bを受光部1のゲート酸化膜7aよりも厚く
している。
このように、受光部1と蓄積部2とでゲート酸化膜の
厚さを異ならせることは、全体の構成をMONOS構造にす
ることにより、すなわち上から順にポリシリコン(+
M)膜、SiO2膜、SiN膜、SiO2膜、Si基板の順番になる
ように形成することにより容易に行うことが出来る。
厚さを異ならせることは、全体の構成をMONOS構造にす
ることにより、すなわち上から順にポリシリコン(+
M)膜、SiO2膜、SiN膜、SiO2膜、Si基板の順番になる
ように形成することにより容易に行うことが出来る。
これを、第4図の断面図に従って具体的に説明する
と、先ず、熱酸化等の方法によりSi基板8上にゲート酸
化膜7を形成するとともに、その上側にCVD等によりSiN
膜を形成する。次いで、第4図中において破線で示すよ
うに、蓄積部2のSiN膜を除去し、その後で、もう一度
熱酸化を行う。この2回目の熱酸化工程においては、Si
N膜がマスクとして作用するので、受光部1ではSiO2膜
はあまり成長しない。
と、先ず、熱酸化等の方法によりSi基板8上にゲート酸
化膜7を形成するとともに、その上側にCVD等によりSiN
膜を形成する。次いで、第4図中において破線で示すよ
うに、蓄積部2のSiN膜を除去し、その後で、もう一度
熱酸化を行う。この2回目の熱酸化工程においては、Si
N膜がマスクとして作用するので、受光部1ではSiO2膜
はあまり成長しない。
一方、蓄積部2の場合は、SiN膜が取り除かれてSiO2
膜が露出しているので、受光部1と比較して格段と速い
速度でSiO2膜を成長させることが出来る。したがって、
受光部1と蓄積部2とで、ゲート酸化膜7の厚さを異な
らせることが出来、例えば、受光部1のゲート酸化膜7a
の厚さW1を450Åにするとともに、蓄積部2のゲート酸
化膜7bの厚さを、従来のNTSC用のCCD固体撮像素子と同
様に660Åにすることが出来る。
膜が露出しているので、受光部1と比較して格段と速い
速度でSiO2膜を成長させることが出来る。したがって、
受光部1と蓄積部2とで、ゲート酸化膜7の厚さを異な
らせることが出来、例えば、受光部1のゲート酸化膜7a
の厚さW1を450Åにするとともに、蓄積部2のゲート酸
化膜7bの厚さを、従来のNTSC用のCCD固体撮像素子と同
様に660Åにすることが出来る。
このようにして、ゲート酸化膜7aの厚さを薄くするこ
とにより、受光部1のVレジスタ13においては、取扱い
電荷量を大幅に増加させることが出来る。一方、この場
合、蓄積部2においては、ゲート酸化膜7bの膜厚を薄く
していないので、暗電流が発生する不都合はない。しか
し、そのままでは蓄積部2のVレジスタ13の取扱い電荷
量を多くすることが出来ない。そこで、本実施例では蓄
積部2の大きさは光学系によってあまり影響を受けない
ことに着目し、蓄積部2の面積を大きくしてその取扱い
電荷量を多くするようにした。
とにより、受光部1のVレジスタ13においては、取扱い
電荷量を大幅に増加させることが出来る。一方、この場
合、蓄積部2においては、ゲート酸化膜7bの膜厚を薄く
していないので、暗電流が発生する不都合はない。しか
し、そのままでは蓄積部2のVレジスタ13の取扱い電荷
量を多くすることが出来ない。そこで、本実施例では蓄
積部2の大きさは光学系によってあまり影響を受けない
ことに着目し、蓄積部2の面積を大きくしてその取扱い
電荷量を多くするようにした。
蓄積部2の面積をどの程度大きくすればよいのかを試
算した結果を以下に示す。
算した結果を以下に示す。
すなわち、ゲート酸化膜の膜厚はSiO2換算で、受光部
1が450Åで蓄積部2が600Åなので、蓄積部2の取扱い
電荷量は、 450÷660=0.68 ……(2) となり、受光部1の取扱い電荷量の0.68倍となる。した
がって、取扱い電荷量の不足分を増やすのをユニットセ
ルサイズを大きくすることで対応する場合、 1÷0.68≒1.5 ……(3) なので、蓄積部2においてはピッチを約1.5倍にすれば
よいことになる。
1が450Åで蓄積部2が600Åなので、蓄積部2の取扱い
電荷量は、 450÷660=0.68 ……(2) となり、受光部1の取扱い電荷量の0.68倍となる。した
がって、取扱い電荷量の不足分を増やすのをユニットセ
ルサイズを大きくすることで対応する場合、 1÷0.68≒1.5 ……(3) なので、蓄積部2においてはピッチを約1.5倍にすれば
よいことになる。
そこで、これを受光部1のピッチが7.6で蓄積部2の
ピッチが5.0の或る集積回路に適用した場合について試
算してみると、 7.6+5.0×1.5/7.6+5.0≒1.2 ……(4) となる。すなわち、チップサイズの増大は20%で済むこ
とが判った。
ピッチが5.0の或る集積回路に適用した場合について試
算してみると、 7.6+5.0×1.5/7.6+5.0≒1.2 ……(4) となる。すなわち、チップサイズの増大は20%で済むこ
とが判った。
ところで、ゲート酸化膜7aの厚さを薄くすると、受光
部1においては暗電流が増加する。しかし、実施例の固
体撮像素子はFIT型なので、フレームシフトの周波数を
高くすることにより、上記暗電流の大きさを所望の大き
さにまで小さくすることが出来るので、受光部1におい
て暗電流が増加しても問題は生じない。
部1においては暗電流が増加する。しかし、実施例の固
体撮像素子はFIT型なので、フレームシフトの周波数を
高くすることにより、上記暗電流の大きさを所望の大き
さにまで小さくすることが出来るので、受光部1におい
て暗電流が増加しても問題は生じない。
<発明の効果> 本発明は上述したように、光信号電荷を生成するため
の受光部における垂直レジスタのゲート酸化膜の膜厚
と、上記受光部で生成された光信号電荷を一時蓄積する
ための蓄積部における垂直レジスタのゲート酸化膜の膜
厚とを異ならせるようにしたので、上記受光部における
電界の強さと、上記蓄積部における電界の強さとを変え
るようにすることが出来る。これにより、フレームシフ
ト周波数を大きくすることにより暗電流を小さくするこ
とが可能な受光部は、ゲート酸化膜の膜厚を薄くして電
界を強め、Vレジスタの単位面積当たりの取扱い電荷量
を増大させてその幅を狭く出来るようにする。一方、蓄
積部においては、ゲート酸化膜の膜厚を薄くしないで電
界強度を抑えるようにして、暗電流が発生しないように
する。これにより、上記受光部における開口率を大きく
保つこと、Vレジスタの暗電流を増加させないことの両
方を満足させながら、ユニットセルサイズを微細化する
ことが出来る。
の受光部における垂直レジスタのゲート酸化膜の膜厚
と、上記受光部で生成された光信号電荷を一時蓄積する
ための蓄積部における垂直レジスタのゲート酸化膜の膜
厚とを異ならせるようにしたので、上記受光部における
電界の強さと、上記蓄積部における電界の強さとを変え
るようにすることが出来る。これにより、フレームシフ
ト周波数を大きくすることにより暗電流を小さくするこ
とが可能な受光部は、ゲート酸化膜の膜厚を薄くして電
界を強め、Vレジスタの単位面積当たりの取扱い電荷量
を増大させてその幅を狭く出来るようにする。一方、蓄
積部においては、ゲート酸化膜の膜厚を薄くしないで電
界強度を抑えるようにして、暗電流が発生しないように
する。これにより、上記受光部における開口率を大きく
保つこと、Vレジスタの暗電流を増加させないことの両
方を満足させながら、ユニットセルサイズを微細化する
ことが出来る。
第1図は、FIT型固体撮像素子の模式的な平面図、 第2図は、受光部の部分拡大平面図、 第3図は、第2図中X−X線に沿う断面図、 第4図は、第1図中Y−Y線に沿う部分断面図である。 1……受光部, 2……蓄積部, 3……Hレジスタ, 4……ユニットセル, 5……開口部, 11……センサ部, 12……光信号電荷, 13……Vレジスタ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/00
Claims (2)
- 【請求項1】光信号電荷を生成するための受光部と、 前記受光部で生成された光信号電荷を一時蓄積するため
の蓄積部と が設けられた固体撮像素子において、 前記蓄積部における垂直レジスタのゲート酸化膜の厚さ
は前記受光部における垂直レジスタのゲート酸化膜の厚
さより厚い ことを特徴とする固体撮像素子。 - 【請求項2】前記固体撮像素子は、 前記蓄積部に蓄積された光信号電荷を1ライン毎に順次
読み出すFIT型固体撮像素子からなる ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26131790A JP3222457B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | Fit型固体撮像素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26131790A JP3222457B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | Fit型固体撮像素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137763A JPH04137763A (ja) | 1992-05-12 |
JP3222457B2 true JP3222457B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17360125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26131790A Expired - Fee Related JP3222457B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | Fit型固体撮像素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3222457B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2621773B2 (ja) * | 1993-10-21 | 1997-06-18 | 日本電気株式会社 | 固体撮像素子の製造方法 |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP26131790A patent/JP3222457B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04137763A (ja) | 1992-05-12 |
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