JP3222355U - 吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造 - Google Patents

吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造 Download PDF

Info

Publication number
JP3222355U
JP3222355U JP2019001736U JP2019001736U JP3222355U JP 3222355 U JP3222355 U JP 3222355U JP 2019001736 U JP2019001736 U JP 2019001736U JP 2019001736 U JP2019001736 U JP 2019001736U JP 3222355 U JP3222355 U JP 3222355U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
surface material
ceiling surface
joined
base portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019001736U
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 圭一
圭一 佐藤
広幸 海原
広幸 海原
克也 高浪
克也 高浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Texeng Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Texeng Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Nippon Steel Texeng Co Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2019001736U priority Critical patent/JP3222355U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3222355U publication Critical patent/JP3222355U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】現場での施工要領を従来と大きく変更することなく、天井面材の遮音性能を高めることができると共に、天井面材の剥落や天井面材を支持する下地材等の損壊を防止することができる吊り天井構造を提供する。【解決手段】吊り天井構造10は、複数の第一野縁12からなる第一下地部14と、複数の第二野縁16からなる第二下地部18と、第一下地部14及び第二下地部18の下方に配置され、第二下地部18に接合されずに第一下地部14に接合された第一天井面材20Aと、第一天井面材20Aに下方から積層され、第一下地部14及び第二下地部18に接合されずに第一天井面材20Aに接合された第二天井面材20Bと、第二天井面材20Bに下方から積層され、第一下地部14に接合されずに第二下地部18に接合された第三天井面材20Cと、を備える。【選択図】図3

Description

本考案は、吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造に関する。
従来、住宅や事務所ビル等の天井構造として、天井面材が床や梁、根太などの構造躯体から吊り下げられている吊り天井構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この吊り天井構造では、天井面材が第一天井面材及び第二天井面材からなる二層構造となっており、例えば、第一天井面材は、複数の野縁からなる下地部に接合され、第二天井面材は、下地部に接合されずに第一天井面材に接合される。このような吊り天井構造は、天井面材が構造躯体から縁を切られて吊り下げられるため、上階の振動が下階に伝達され難く、上階から下階への固体伝播音を低減できるという利点がある。
一方、床面材の振動により天井裏に放射された空気伝播音については、天井面材を透過する際に、天井面材の透過損失に応じて低減される。一般に、透過損失は、天井面材の質量を大きくほど増加する。そのため、吊り天井構造において、さらに遮音性能を高めるためには、天井面材を重くして空気伝播音を低減することが有効となる。
しかし、遮音対策のために、単に天井面材を重くすると、天井面材の剥落や天井面材を支持する下地材等の損壊を招く虞がある。さらに、作業者は上向き姿勢で天井面材を下地材等に取り付けるため、通常の天井面材よりも単位重量が極端に大きい仕様とすると、現場の施工が困難になる。
特開2017−14819号公報
本考案は、現場での施工要領を従来と大きく変更することなく、天井面材の遮音性能を高めることができると共に、天井面材の剥落や天井面材を支持する下地材等の損壊を防止することができる吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造建築物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の吊り天井構造は、複数の第一野縁からなる第一下地部と、複数の第二野縁からなる第二下地部と、前記第一下地部及び前記第二下地部の下方に配置され、前記第二下地部に接合されずに前記第一下地部に接合された第一天井面材と、前記第一天井面材に下方から積層され、前記第一下地部及び前記第二下地部に接合されずに前記第一天井面材に接合された第二天井面材と、前記第二天井面材に下方から積層され、前記第一下地部に接合されずに前記第二下地部に接合された第三天井面材と、を備える。
この吊り天井構造によれば、第一天井面材を第二下地部に接合せずに第一下地部に接合し、第二天井面材を第一下地部及び第二下地部に接合せずに第一天井面材に接合し、第三天井面材を第一下地部に接合せずに第二下地部に接合する。そして、これにより、第一天井面材、第二天井面材、及び、第三天井面材を第一下地部及び第二下地部に取り付けることができる。したがって、例えば、第一天井面材を複数の野縁からなる下地部に接合し、第二天井面材を下地部に接合せずに第一天井面材に接合するという従来の施工要領と同様の要領で施工を行うことができる。
また、第一天井面材と、第二天井面材と、第三天井面材とを含む少なくとも3層構造となっているので、例えば、第一天井面材及び第二天井面材を有する従来の構造に比して、複数層の天井面材の質量を増加させることができる。これにより、複数層の天井面材で空気伝播音を低減できるので、この天井面材の遮音性能を高めることができる。
さらに、上述のように、第一天井面材は、第二下地部に接合されずに第一下地部に接合され、第二天井面材は、第一下地部及び第二下地部に接合されずに第一天井面材に接合される。また、第三天井面材は、第一下地部に接合されずに第二下地部に接合される。したがって、第一天井面材、第二天井面材、及び、第三天井面材の荷重が第一下地部及び第二下地部に分散するので、例えば、第一下地部のみに複数層の天井面材の荷重が集中する場合に比して、天井面材の剥落や天井面材を支持する下地材等の損壊を防止できる。
なお、請求項2に記載のように、請求項1に記載の吊り天井構造において、前記第三天井面材に下方から積層され、前記第一下地部及び前記第二下地部に接合されずに前記第三天井面材に接合された第四天井面材を備えていても良い。
この吊り天井構造によれば、第四天井面材を第一下地部及び第二下地部に接合せずに第三天井面材に接合すれば良いので、第四天井面材を増設する場合でも、従来の施工要領と同様の要領で施工を行うことができる。
また、請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2に記載の吊り天井構造において、前記第一天井面材、前記第二天井面材、及び、前記第三天井面材は、それぞれ石膏ボードであり、前記第一天井面材は、第一ビスによって前記第一下地部に接合され、前記第三天井面材は、前記第一天井面材及び前記第二天井面材を貫通する第二ビスによって前記第二下地部に接合されていても良い。
この吊り天井構造によれば、第一天井面材、第二天井面材、及び、第三天井面材に石膏ボードを用いると共に、第一下地部への第一天井面材の接合、及び、第二下地部への第三天井面材の接合にビスを用いる。したがって、特殊な工具等を使用せずに、従来と同様の施工要領で施工を容易に行うことができる。
また、請求項4に記載のように、請求項3に記載の吊り天井構造において、前記第二天井面材は、ステープルによって前記第一天井面材に接合されていても良い。
この吊り天井構造によれば、第一天井面材への第二天井面材の接合にステープルを用いるので、特殊な工具等を使用せずに、従来と同様の施工要領で施工を容易に行うことができる。
また、請求項5に記載のように、請求項3又は請求項4に記載の吊り天井構造において、前記第二野縁の幅は、前記第一野縁の幅よりも大きくても良い。
この吊り天井構造によれば、第二野縁の幅は、第一野縁の幅よりも広いので、第二野縁への第二ビスの打ち込み範囲を広く確保できる。したがって、第一天井面材及び第二天井面材を介して第二ビスを第二野縁に打ち込む際の作業性を良好にすることができる。
また、請求項6に記載のように、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の吊り天井構造において、前記第一天井面材、前記第二天井面材、及び、前記第三天井面材は、互いに異なる固有振動数を有していても良い。
この吊り天井構造によれば、第一天井面材、第二天井面材、及び、第三天井面材は、互いに異なる固有振動数を有するので、高音に対する遮音性低下の要因となるコインシデンス効果を抑制できる。
また、上記課題を解決するために、請求項7に記載の薄板軽量形鋼造建築物は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の吊り天井構造を備える。
この薄板軽量形鋼造建築物によれば、上記吊り天井構造を備えるので、現場での施工要領を従来と大きく変更することなく、天井面材の遮音性能を高めることができると共に、天井面材の剥落や天井面材を支持する下地材等の損壊を防止することができる。
以上詳述したように、本考案によれば、現場での施工要領を従来と大きく変更することなく、天井面材の遮音性能を高めることができると共に、天井面材の剥落や天井面材を支持する下地材等の損壊を防止することができる。
本実施形態に係る薄板軽量形鋼造建築物を模式的に示す正面図である。 図1に示される薄板軽量形鋼造建築物に適用された吊り天井構造を床根太及び天井根太と直交する方向から見た断面図である。 図1に示される薄板軽量形鋼造建築物に適用された吊り天井構造を第一野縁及び第二野縁と直交する方向から見た断面図である。 図2に示される吊り天井構造の第一変形例を示す断面図である。 図3に示される吊り天井構造の第二変形例を示す断面図である。
以下、本考案の一実施形態について説明する。
図1に示される本実施形態に係る薄板軽量形鋼造建築物40(スチールハウス)には、薄板軽量形鋼造42が適用されている。この薄板軽量形鋼造42は、薄板軽量形鋼で形成された構造躯体を有して構成されている。この薄板軽量形鋼造42が適用された薄板軽量形鋼造建築物40は、上位階の床44と、下位階の天井46と、複数の壁パネル47とを備える。下位階の天井46は、上位階の床44の下方に位置しており、上位階の床44は、下位階の壁パネル47の上に配置されている。
図2に示されるように、床44の下面には、水平方向に延びる床根太48が接合されており、上位階の床44と下位階の天井46との間には、床根太48と水平方向に並ぶ天井根太50が配置されている。天井根太50は、床根太48と平行に延びており、床根太48と天井根太50とは、所定の位置で固定されている。
天井根太50の下方には、天井根太50と平行に延びる野縁受52が配置されている。野縁受52には、フック形状のハンガ部材54が下側から引っ掛けられており、このハンガ部材54には、ハンガ部材54から上方に延びる吊りボルト56の下端部が固定されている。吊りボルト56の上端部は、天井根太50に固定されている。下位階の天井46は、上述の床根太48、天井根太50、野縁受52、ハンガ部材54、及び、吊りボルト56によって上位階の床44に吊り下げられている。この天井46には、以下の吊り天井構造10が適用されている。
図3に示されるように、吊り天井構造10は、複数の第一野縁12からなる第一下地部14と、複数の第二野縁16からなる第二下地部18と、複数層の天井面材20とを備える。
複数の第一野縁12及び複数の第二野縁16は、いずれも上面視で野縁受52と直交する方向に延びている。第一野縁12と第二野縁16とは、野縁受52が延びる方向に交互に配置されており、隣り合う第一野縁12と第二野縁16とは、平行に配置されている。第二野縁16の幅W2は、第一野縁12の幅W1よりも広い。
複数層の天井面材20は、一例として、4層構造であり、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dによって構成されている。第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dは、それぞれ石膏ボードであり、水平に配置されている。石膏ボードとしては、普通石膏ボード、強化石膏ボード、及び、硬質石膏ボード等が使用される。この第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dは、一例として、同一の構成である。
第一天井面材20Aは、第一下地部14及び第二下地部18の下方に配置されており、第二天井面材20Bは、第一天井面材20Aに下方から積層されている。また、第三天井面材20Cは、第二天井面材20Bに下方から積層されており、第四天井面材20Dは、第三天井面材20Cに下方から積層されている。この複数層の天井面材20における重なり合う天井面材同士は、互いの目地が揃わないようにずらして配置されている。
第一天井面材20Aは、第二下地部18(複数の第二野縁16)に接合されずに第一ビス22によって第一下地部14(複数の第一野縁12)に接合されており、第二天井面材20Bは、第一下地部14及び第二下地部18に接合されずに第一ステープル24によって第一天井面材20Aに接合されている。第一ビス22は、第一天井面材20Aの厚さよりも長さが長くなっており、第一ステープル24は、第一天井面材20A及び第二天井面材20Bの合計厚さと略同じ長さを有している。
第三天井面材20Cは、第一下地部14に接合されずに第一天井面材20A及び第二天井面材20Bを貫通する第二ビス26によって第二下地部18に接合されており、第四天井面材20Dは、第一下地部14及び第二下地部18に接合されずに第二ステープル28によって第三天井面材20Cに接合されている。
第二ビス26は、第一天井面材20A、第二天井面材20B、及び、第三天井面材20Cの合計厚さよりも長さが長くなっており、第二ステープル28は、第三天井面材20C及び第四天井面材20Dの合計厚さと略同じ長さを有している。第一ビス22及び第二ビス26は、例えば、ドリリングタッピングネジである。また、第一ステープル24及び第二ステープル28は、留め具であり、一例として、同一の構成である。
次に、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dを第一下地部14及び第二下地部18に取り付ける施工要領について説明する。
先ず、第一天井面材20Aを第二下地部18(複数の第二野縁16)に接合せずに第一ビス22によって第一下地部14(複数の第一野縁12)に接合する。続いて、第二天井面材20Bを第一下地部14及び第二下地部18に接合せずに第一ステープル24によって第一天井面材20Aに接合する。
続いて、第三天井面材20Cを第一下地部14に接合せずに第二ビス26によって第二下地部18に接合する。そして、第四天井面材20Dを第一下地部14及び第二下地部18に接合せずに第二ステープル28によって第三天井面材20Cに接合する。以上の施工要領により、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dが第一下地部14及び第二下地部18に取り付けられる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態では、第一天井面材20Aを第二下地部18に接合せずに第一下地部14に接合し、第二天井面材20Bを第一下地部14及び第二下地部18に接合せずに第一天井面材20Aに接合する。また、第三天井面材20Cを第一下地部14に接合せずに第二下地部18に接合し、第四天井面材20Dを第一下地部14及び第二下地部18に接合せずに第三天井面材20Cに接合する。
そして、以上により、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dを第一下地部14及び第二下地部18に取り付けることができる。したがって、例えば、第一天井面材を複数の野縁からなる下地部に接合し、第二天井面材を下地部に接合せずに第一天井面材に接合するという従来の施工要領と同様の要領で施工を行うことができる。
また、第一天井面材20Aと、第二天井面材20Bと、第三天井面材20Cと、第四天井面材20Dからなる4層構造となっているので、例えば、第一天井面材及び第二天井面材を有する従来の構造に比して、複数層の天井面材20の質量を増加させることができる。これにより、複数層の天井面材20で空気伝播音を低減できるので、この天井面材20の遮音性能を高めることができる。
さらに、上述のように、第一天井面材20Aは、第二下地部18に接合されずに第一下地部14に接合され、第二天井面材20Bは、第一下地部14及び第二下地部18に接合されずに第一天井面材20Aに接合される。また、第三天井面材20Cは、第一下地部14に接合されずに第二下地部18に接合され、第四天井面材20Dは、第一下地部14及び第二下地部18に接合されずに第三天井面材20Cに接合される。
したがって、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dの荷重が第一下地部14及び第二下地部18に分散するので、例えば、第一下地部14のみに複数層の天井面材20の荷重が集中する場合に比して、天井面材20の剥落や天井面材20を支持する下地材等の損壊を防止できる。
このように、本実施形態によれば、現場での施工要領を従来と大きく変更することなく、天井面材20の遮音性能を高めることができると共に、天井面材20の剥落や天井面材20を支持する下地材等の損壊を防止することができる。
また、本実施形態では、第四天井面材20Dを備えるので、この第四天井面材20Dを備える分、複数層の天井面材20の質量を増加させることができる。これにより、複数層の天井面材20で空気伝播音をより一層低減できる。しかも、第四天井面材20Dを第一下地部14及び第二下地部18に接合せずに第三天井面材20Cに接合すれば良いので、第四天井面材20Dを増設する場合でも、従来の施工要領と同様の要領で施工を行うことができる。
また、本実施形態では、第二天井面材20B及び第四天井面材20Dを第一下地部14及び第二下地部18に接合しないので、例えば、第二天井面材20B及び第四天井面材20Dを第一下地部14及び第二下地部18に接合する場合に比して、施工時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dに石膏ボードを用いている。また、第一下地部14への第一天井面材20Aの接合、及び、第二下地部18への第三天井面材20Cの接合にビスをそれぞれ用い、第一天井面材20Aへの第二天井面材20Bの接合、及び、第三天井面材20Cへの第四天井面材20Dの接合にステープルをそれぞれ用いている。したがって、特殊な工具等を使用せずに、従来と同様の施工要領で施工を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、第二野縁16の幅W2は、第一野縁12の幅W1よりも広いので、第二野縁16への第二ビス26の打ち込み範囲を広く確保できる。したがって、第一天井面材20A及び第二天井面材20Bを介して第二ビス26を第二野縁16に打ち込む際の作業性を良好にすることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、天井46は、床根太48、天井根太50、野縁受52、ハンガ部材54、及び、吊りボルト56によって床44に吊り下げられている。しかしながら、図4に示されるように、吊りボルト56の上端部が床根太48に固定されることにより、天井46が、床根太48、野縁受52、ハンガ部材54、及び、吊りボルト56によって床44に吊り下げられていても良い。
また、上記実施形態において、複数層の天井面材20は、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dからなる4層構造となっている。しかしながら、図5に示されるように、複数の層の天井面材20は、第一天井面材20A、第二天井面材20B、及び、第三天井面材20Cからなる3層構造となっていても良い。
また、上記実施形態において、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dは、一例として、同一の構成であるが、異なる構成でも良い。
また、上記実施形態において、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dは、例えば厚さや材料等が異なることにより、互いに異なる固有振動数を有していても良い。このように構成されていると、高音に対する遮音性低下の要因となるコインシデンス効果(入射音波と天井面材20の屈曲波の振動が一致し共振状態となり、特定周波数での透過損失が低下する現象)を抑制できる。
また、上記実施形態において、複数層の天井面材20における重なり合う天井面材の間に接着剤が塗布されても良い。
また、上記実施形態において、第一天井面材20A、第二天井面材20B、第三天井面材20C、及び、第四天井面材20Dは、石膏ボードであるが、例えば、グラスウールボード、ロックウールボード、金属板でも良い。
また、上記複数の変形例は、適宜、組み合わされても良い。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 吊り天井構造
12 第一野縁
14 第一下地部
16 第二野縁
18 第二下地部
20 天井面材
20A 第一天井面材
20B 第二天井面材
20C 第三天井面材
20D 第四天井面材
22 第一ビス
24 第一ステープル
26 第二ビス
28 第二ステープル
40 薄板軽量形鋼造建築物
44 床
46 天井
48 床根太
50 天井根太
52 野縁受
54 ハンガ部材
56 吊りボルト

Claims (7)

  1. 複数の第一野縁からなる第一下地部と、
    複数の第二野縁からなる第二下地部と、
    前記第一下地部及び前記第二下地部の下方に配置され、前記第二下地部に接合されずに前記第一下地部に接合された第一天井面材と、
    前記第一天井面材に下方から積層され、前記第一下地部及び前記第二下地部に接合されずに前記第一天井面材に接合された第二天井面材と、
    前記第二天井面材に下方から積層され、前記第一下地部に接合されずに前記第二下地部に接合された第三天井面材と、
    を備える吊り天井構造。
  2. 前記第三天井面材に下方から積層され、前記第一下地部及び前記第二下地部に接合されずに前記第三天井面材に接合された第四天井面材を備える、
    請求項1に記載の吊り天井構造。
  3. 前記第一天井面材、前記第二天井面材、及び、前記第三天井面材は、それぞれ石膏ボードであり、
    前記第一天井面材は、第一ビスによって前記第一下地部に接合され、
    前記第三天井面材は、前記第一天井面材及び前記第二天井面材を貫通する第二ビスによって前記第二下地部に接合されている、
    請求項1又は請求項2に記載の吊り天井構造。
  4. 前記第二天井面材は、ステープルによって前記第一天井面材に接合されている、
    請求項3に記載の吊り天井構造。
  5. 前記第二野縁の幅は、前記第一野縁の幅よりも広い、
    請求項3又は請求項4に記載の吊り天井構造。
  6. 前記第一天井面材、前記第二天井面材、及び、前記第三天井面材は、互いに異なる固有振動数を有する、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の吊り天井構造。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の吊り天井構造を備える薄板軽量形鋼造建築物。
JP2019001736U 2019-05-16 2019-05-16 吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造 Active JP3222355U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001736U JP3222355U (ja) 2019-05-16 2019-05-16 吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001736U JP3222355U (ja) 2019-05-16 2019-05-16 吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3222355U true JP3222355U (ja) 2019-07-25

Family

ID=67390235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019001736U Active JP3222355U (ja) 2019-05-16 2019-05-16 吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3222355U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021153534A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 積水ハウス株式会社 建物の遮音構造
WO2021153536A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 積水ハウス株式会社 間仕切壁の遮音構造及び間仕切壁用遮音部材

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021153534A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 積水ハウス株式会社 建物の遮音構造
WO2021153536A1 (ja) * 2020-01-29 2021-08-05 積水ハウス株式会社 間仕切壁の遮音構造及び間仕切壁用遮音部材
JP2021116644A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 積水ハウス株式会社 間仕切壁の遮音構造及び間仕切壁用遮音部材
JP2021116645A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 積水ハウス株式会社 建物の遮音構造
US11866930B2 (en) 2020-01-29 2024-01-09 Sekisui House, Ltd. Partition wall sound-insulation structure and sound-insulation member for partition wall
JP7439538B2 (ja) 2020-01-29 2024-02-28 積水ハウス株式会社 間仕切壁の遮音構造
US11933041B2 (en) 2020-01-29 2024-03-19 Sekisui House, Ltd. Sound-insulating structure for building
JP7467942B2 (ja) 2020-01-29 2024-04-16 積水ハウス株式会社 建物の遮音構造
GB2607218B (en) * 2020-01-29 2024-06-19 Sekisui House Kk Sound-insulating structure for building

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010519433A (ja) 断熱・防音されているモジュール式の建築物フレーム
JP3222355U (ja) 吊り天井構造及び薄板軽量形鋼造
JP3884645B2 (ja) 制震壁
JP2006161406A (ja) 天井または床の耐火構造
JP2855491B2 (ja) 遮音床構造
JP2016169565A (ja) 面内せん断耐力構造、及びその面内せん断耐力構造を備えた屋根構造、壁構造、床構造
JP2019023395A (ja) ユニット構造物の施工方法
JPH078675Y2 (ja) プレハブ建物における床部の防振兼遮音装置
JP6050209B2 (ja) 天井構造
RU108057U1 (ru) Двойная звукоизолирующая конструкция с обшивками из слоистых вибродемпфированных панелей
JP5450971B2 (ja) 制振パネルの設置構造
JP2019094681A (ja) 床構造及び当該床構造に用いる床部材
JPH11141017A (ja) ツーバイフォー用構造材、接続構造および土台金物
JP7208028B2 (ja) 耐震天井構造の施工方法
JP6612544B2 (ja) 建物の断熱耐火構造
JP4121303B2 (ja) 床構造及び床構造に用いる幅木
JP6768358B2 (ja) スラブ構造
WO2013012012A1 (ja) 木造軸組建物
JP2021152261A (ja) 床構造
JPH085204Y2 (ja) 耐火遮音パネル部材と耐火遮音壁及び耐火遮音床
WO2023182919A1 (en) A building stud and a framework structure
JPH07158165A (ja) ユニット建物
JPH06115859A (ja) エレベータのかご
JP2024075028A (ja) 吊天井構造
JP2024024423A (ja) 耐力壁パネル接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3222355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250