JP3222328U - 美術用パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】従来と比較して、より小さい寸法を有する美術用パネルを提供する。【解決手段】平板状の描画面構成部材5と、上記画面構成部材の背面に形成された枠状又は格子状の支持体1と、を含み、上記描画面構成部材が、略四角形の形状を有し、かつ一辺の長さが5.0cm〜9.5cmの範囲にある。【選択図】図1
Description
本考案は、所定の寸法を有する美術用パネルに関するものである。
一般に、油彩画、水彩画、日本画などの各種絵画の制作の際には、平板状合板の裏面に、複数の角材を枠体状又は格子状に組み合わせてなる支持体を張り合わせた木製パネルが利用されている。このような基本構造を有する木製パネルにおいて、上記平板状合板の前面に、絵画が制作される描画面が形成され、該描画面上に絵画が制作される。
より詳細には、上述のとおり描画面が形成される平板状合板として、厚さ約2.4mm〜4.0mm程度の木製合板が用いられ、上記支持体を構成する角材を含めた木製パネルの総厚さは、約18mm〜34mm程度になる。上記木製合板の材質に関しては、一般的にラワン材が頻繁に利用されているが、用途に応じてより平滑な木目を有するシナ材も利用されている。一方、描画面が形成される平板状合板の裏面に支持体として張り合わせる角材の材質については、ラワン材の他、松材、杉材等が一般的に用いられている。このような材質の角材を複数本組み合わせてなる枠体状又は格子状支持体を、上記平板状合板の周縁部に沿って張り合わせることにより、パネルのねじれや反り等の変形が生じることを防止している。
そして、絵画の制作に先立ち、木製パネルにおける上記平板状合板の前面に、概略以下のような前処理を行うことにより、木製パネル上に描画面を形成する。即ち、紙が支持体とされる鉛筆デッサン、水彩画、日本画等の制作の際には、上記木製パネルにおける平板状合板の前面に、各種画用紙を水張り又は糊付けすることにより、パネル上に描画面を形成する。さらに、油彩画等の制作においては、上記木製パネルにおける平板状合板の前面に、予め、各種の下地形成剤を万遍なく塗布することにより、パネル上に平滑な描画面を形成する。下地形成剤としては、例えば、膠、水性地塗料(例えば膠液及び白亜の混合物等)、チタニウムホワイト等の白色顔料を含み、アクリル系樹脂エマルジョンを媒体とした白色地塗り剤(商品名:ジェッソ)等が挙げられる。木製パネルに対して、このような前処理を行うことにより、表面の波打ちやたるみが抑えられ、平滑な描画面を形成することができ、さらに製作された絵画の長期保存も可能とされている。
ところで、上記従来の絵画用パネルの寸法としては、絵画標準サイズのF・P・M型やA・B列用紙サイズ、印画紙サイズなど各種規格のものが量産及び市販されているが、これらのサイズよりも、より小さい寸法を有する絵画用パネルは量産及び市販されていないのが現状である。そこで、本考案は、従来と比較して、より小さい寸法を有する美術用パネルを提供することを課題とする。
本考案によれば、以下の美術用パネルが提供される。
(a)平板状の描画面構成部材と、
(b)上記画面構成部材の背面に形成された枠状又は格子状の支持体と、
を含み、
上記描画面構成部材が、略四角形の形状を有し、かつ一辺の長さが5.0cm〜9.5cmの範囲にある、美術用パネル。
(a)平板状の描画面構成部材と、
(b)上記画面構成部材の背面に形成された枠状又は格子状の支持体と、
を含み、
上記描画面構成部材が、略四角形の形状を有し、かつ一辺の長さが5.0cm〜9.5cmの範囲にある、美術用パネル。
本考案の美術用パネルによれば、より小さい寸法の絵画等の製作が可能となる。さらに、本考案によれば、より小さい寸法の絵画等の製作が可能となる結果、従来よりも、より安価な絵画等の提供が可能となると共に、空間が狭い住宅等においても、絵画等の展示及び鑑賞が容易になる。
以下、図面を適宜参照することにより本考案に係る実施形態について詳述する。なお、各図において、同じ構成要素ないし部材には同じ又は類似の符号が用いられている。加えて、本考案に係る美術用パネル、並びにその構成要素や構成部材は、各図によって実際に表された寸法や形状に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、本考案の実施形態1に係る美術用パネルを模式的に表した図である。
まず、図1(a)は、上記美術用パネル10の前面(描画面を形成する表面)を示す図である。即ち、図1(a)において、符号5は、平板状かつ略長方形の描画面構成部材を表し、該描画面構成部材部材5の前面に描画面が形成され得る。
さらに、図1(b)は、上記美術用パネル10の背面図であり、図1(c)は、該美術用パネル10の背面斜視図である。さらに加えて、。図2(a)は、図1(b)に示す破線I−Iにおける上記美術用パネルの断面図であり、図2(b)は、図1(b)に示す破線II−IIにおける上記美術用パネルの断面図である。
図1は、本考案の実施形態1に係る美術用パネルを模式的に表した図である。
まず、図1(a)は、上記美術用パネル10の前面(描画面を形成する表面)を示す図である。即ち、図1(a)において、符号5は、平板状かつ略長方形の描画面構成部材を表し、該描画面構成部材部材5の前面に描画面が形成され得る。
さらに、図1(b)は、上記美術用パネル10の背面図であり、図1(c)は、該美術用パネル10の背面斜視図である。さらに加えて、。図2(a)は、図1(b)に示す破線I−Iにおける上記美術用パネルの断面図であり、図2(b)は、図1(b)に示す破線II−IIにおける上記美術用パネルの断面図である。
本考案において、描画面構成部材5は、平板状かつ略四角形(例えば、略正方形又は略長方形)の形状を有し、一辺の長さが約5.0cm〜約9.5cmの範囲にある。
実施形態1においては、図1(a)、(b)及び(c)に示すとおり、描画面構成部材5は、平板状かつ略長方形の形状を有し、描画面構成部材5における対向する一組の2辺の長さXはそれぞれ、約7.5cm〜約9.5cmの範囲にあり、かつ対向する別の2辺の長さYはそれぞれ、約5.0cm〜約7.0cmの範囲にある。より好ましくは、対向する一組の2辺の長さXはそれぞれ、約8.4cm〜約9.0cmの範囲にあり、かつ対向する別の2辺の長さYはそれぞれ、5.9cm〜6.5cmの範囲にある。例えば、長さXは、約8.7cm、長さYは、約6.2cmである。
描画面構成部材5の厚みは、特に限定されるものでもないが、約1.0mm〜約4.0mm、好ましくは約1.0mm〜約3.0mm、より好ましくは約1.0mm〜約2.0mmである。
実施形態1においては、描画面構成部材5の背面部(描画面とは反対の面)には、該描画面構成部材5の周縁部に沿って枠状の支持体1が備えられている。実施形態1においては、図1(b)及び(c)並びに図2に示すとおり、該支持体1は、4つの支持体構成部材1a、1b、1c、1dによって構成されている。美術用パネル10の平面方向において、4つの支持体構成部材1a、1b、1c、1dの厚み(図1(b)において支持体構成部材1aで言うと厚みW1)は、特に矛盾の無い限り限定されるものでもないが、それぞれ独立に、約1.0cm〜約1.8cm、好ましくは約1.2cm〜約1.6cm、より好ましくは約1.4cm〜約1.5cmである。
さらに、実施形態1においては、美術用パネル10の厚み方向における、4つの支持体構成部材1a、1b、1c、1dの厚み(図2(a)及び(b)において支持体構成部材1cで言うと厚みW2)は、特に矛盾の無い限り限定されるものでもないが、それぞれ独立に、約1.2cm〜約2.0cm、好ましくは約1.4cm〜約1.8cm、より好ましくは約1.6cm〜約1.7cmである。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係る美術用パネルの背面図である。
実施形態2においては、実施形態1における4つ支持体構成部材1a、1b、1c、1dに加え、支持体構成部材eを、支持体中央部付近に、支持体構成部材1c、1dと略平行となるように更に配置させた格子状支持体1を採用している。実施形態2では、このように支持体構成部材eが更に追加されていることから、実施形態1よりも物理的により強固な美術用パネルが提供され得る。
なお、その他の構造や各部材の寸法等については、特に矛盾が生じない限り、実施形態2について記載したものを採用することができる。
図3は、実施形態2に係る美術用パネルの背面図である。
実施形態2においては、実施形態1における4つ支持体構成部材1a、1b、1c、1dに加え、支持体構成部材eを、支持体中央部付近に、支持体構成部材1c、1dと略平行となるように更に配置させた格子状支持体1を採用している。実施形態2では、このように支持体構成部材eが更に追加されていることから、実施形態1よりも物理的により強固な美術用パネルが提供され得る。
なお、その他の構造や各部材の寸法等については、特に矛盾が生じない限り、実施形態2について記載したものを採用することができる。
なお、実施形態1及び2を含む本考案において、描画面構成部材の材質は、特に限定されるものでもないが、好ましくは木製であり、例えば、べニア合板、ラワン材、シナ材等を採用することができる。加えて、本考案において、支持体又は支持体構成部材の材質も、特に限定されるものでもないが、好ましくは木製であり、例えば、マツ材、スギ材、シナ材、ラワン材等を採用することができる。
加えて、本考案において、支持体は、実施形態1及び2に示すとおり、複数の支持体構成部材により構成されてもよいし、又は1つの支持体構成部材により構成されるものであってもよい。実施形態2では、格子状支持体1において、格子の数は2であるが、さらに支持体構成部材の数を増やすことにより、格子の数を3以上としてもよい。さらに加えて、実施形態2では、支持体構成部材1c、1dと略平行に支持体構成部材1eを配置しているが、これに代えて、又はこれに加えて、1又は複数の支持体構成部材を、略四角形の描画面構成部材5の対角線上に配置してもよい。
さらに、本考案において、美術用パネルの製造に際し、描画面構成部材と支持体(支持体構成部材)との接着、並びに複数の支持体構成部材の接着は、特に限定されるものでもないが、各種接着剤を用いて実現することができる。
本考案に係る美術用パネルは、各種絵画の制作が主な用途として想定されるが、例えば、描画面構成部材の前面に写真やグラフィックイメージを張り付ける等して美術製作物としてもよい。加えて、本考案に係る美術用パネルを各種絵画の制作に用いる場合は、描画面構成部材の前面に直接、絵画を制作してもよいが、背景技術で述べたとおり、描画面構成部材の前面(描画面形成面)に対して、所定の前処理を施してもよい。即ち、紙が支持体とされる鉛筆デッサン、水彩画、日本画等を制作する場合、描画面構成部材の前面(描画面形成面)に対して、各種画用紙を水張り又は糊付けすることにより、パネル上に紙製の描画面を形成してもよい。さらに、油彩画等を制作する場合においては、描画面構成部材の前面(描画面形成面)に対して、予め、各種の下地形成剤を万遍なく塗布することにより、パネル上に平滑な表面を有する被膜描画面を形成してもよい。下地形成剤としては、上述のとおり、例えば、膠、水性地塗料(例えば膠液及び白亜の混合物等)、チタニウムホワイト等の白色顔料を含み、アクリル系樹脂エマルジョンを媒体とした白色地塗り剤(商品名:ジェッソ)等が挙げられる。
なお、描画面構成部材の前面(描画面形成面)に対して、このような前処理が施された態様も、本考案の美術用パネルに包含されることは言うまでもない。描画面構成部材の前面(描画面形成面)に対して上記前処理が施された本考案に係る美術用パネルによれば、表面の波打ちやたるみが抑えられ、平滑な描画面を形成することができ、さらに製作された絵画の長期保存も可能とされる。
以上、本考案の具体的な実施形態について詳述したが、言うまでもなく本考案は前述の実施形態に限定されるものではない。本考案の要旨から逸脱しない範囲において各構成、要素及び特徴について種々の改変、修正、組合せが採用され得る。
本考案は、絵画ないし美術の分野において高い産業上の利用可能性を有する。
1 支持体
1a、1b、1c、1d、1e 支持体構成部材
5 描画面構成部材
10 美術用パネル
1a、1b、1c、1d、1e 支持体構成部材
5 描画面構成部材
10 美術用パネル
Claims (1)
- (a)平板状の描画面構成部材と、
(b)上記画面構成部材の背面に形成された枠状又は格子状の支持体と、
を含み、
上記描画面構成部材が、略四角形の形状を有し、かつ一辺の長さが5.0cm〜9.5cmの範囲にある、美術用パネル。
Priority Applications (1)
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JP2019001692U JP3222328U (ja) | 2019-05-14 | 2019-05-14 | 美術用パネル |
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Publications (1)
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JP3222328U true JP3222328U (ja) | 2019-07-25 |
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ID=67390222
Family Applications (1)
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JP2019001692U Active JP3222328U (ja) | 2019-05-14 | 2019-05-14 | 美術用パネル |
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2019
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