JP3222169U - 吹付用自動反転装置 - Google Patents

Abstract

【課題】高度に装飾されたプラスチック部品の表面の塗装の質に対する要求が実現される吹付用自動反転装置を提供する。【解決手段】ガイドレール１及びガイドレール１内に配置された移動ブロック２を備えた吹付用自動反転装置であって、移動ブロック２の頂部には、頂部に回転機構１１が配置された移動コラム１０が固定されている。回転機構１１の頂部には、頂部にＳ字形スタンド３が配置された第１支持板１２が固定されている。Ｓ字形スタンド３の頂部には、頂部にメイン支持部６が配置された第２支持板４が接続されている。メイン支持部６の頂部には、頂部に支持具本体８が配置された第３支持板７がヒンジ接続されている。第２支持板４の一側には、出力端にリフト板９が接続されたガイド付シリンダ５が接続されている。【選択図】図１

Description

本考案は、吹付の技術分野に関し、特に吹付用自動反転装置に関する。

中国経済の発展に伴い、機械装置の製造業は急速に発展している。機械加工は、機械装置を用いて加工品の外形寸法又は性能を変更するプロセスを示す。機械による生産過程は、原材料から製品を製造するプロセス全体を示す。機械による生産は、原材料の輸送及び保存、生産の準備、半製品の製造、部品の加工及び熱処理、製品の組立、デバッギング、塗装及び包装等を含む。生産過程の内容が非常に広く、現代の企業は、システム工学の原理及び方法を用いて生産をコントロール且つ指導し、生産過程を、インプット及びアウトプットを備えた生産システムと考えている。

自動車生産において、吹付用反転装置は、装飾性に対する要求が高い加工品プラスチック部品に対して反転式の吹付の後に元の位置に戻る装置である。例えば、高度に装飾されたプラスチック部品は、通常の角度で自動噴霧されると、吹付の死角があり、後の工程で人工補充吹付を行うと、補充吹付の塗料表面と自動吹付の塗料表面との色の違いがもたらされる。レベリングの際には、角度のあるレベリングによって表面の塗膜にムラが生じるため、レベリングの効果を確保するために、加工品に対して平角のレベリングが必要である。従って、加工品は、塗装時に一定の角度で反転し、レベリングの際に０度の位置に戻る必要がある。

本考案の目的は、上記の背景技術における問題点を解決するための吹付用自動反転装置を提供することである。

上記の目的を実現するために、本考案は以下の技術的解決手段を採用する。ガイドレール及び前記ガイドレール内に配置された移動ブロックを備えた吹付用自動反転装置であって、前記移動ブロックの頂部には、頂部に回転機構が配置された移動コラムが固定されている。前記回転機構の頂部には、頂部にＳ字形スタンドが配置された第１支持板が固定されている。前記Ｓ字形スタンドの頂部には、頂部にメイン支持部が配置された第２支持板が接続されている。前記メイン支持部の頂部には、頂部に支持具本体が配置された第３支持板がヒンジ接続されている。前記第２支持板の一側には、出力端にリフト板が接続されたガイド付シリンダが接続されている。

好ましくは、前記第１支持板、前記第２支持板及び前記第３支持板は、互いに平行であり、且つ水平に配置されている。

好ましくは、前記回転機構は、駆動モータ及び前記駆動モータの出力端に接続された回転軸を含む。

好ましくは、前記支持具本体は、２セットあり、そのうちの１セットが互いにヒンジ接続され、垂直に配置された挿抜機構である。

好ましくは、前記リフト板は、前記第３支持板の底部の一端に位置し、前記リフト板と前記第３支持板との接触箇所には、Ｖ字形ブロックがさらに配置されている。

従来技術に対して本考案の有益な効果は、下記の通りである。本考案において、構造が斬新であり、操作が便利である。移動コラムがガイドレールにおける移動ブロックに連れて移動し、移動コラムの頂部に回転機構が配置されることにより、自由回転が実現される。ガイド付シリンダが配置され、ガイド付シリンダと、リフト板及びＶ字形ブロックとが協働することにより、第３支持板の上昇が容易になり、支持具本体の反転動作が実現される。また、塗装完了後、ガイド付シリンダの動作は、角度が逆であること以外、反転と同様である。これにより、構造が斬新で使用しやすく、性能が安定している。塗装の実際のニーズを考慮することにより、高度に装飾されたプラスチック部品の表面の塗装の質に対する要求が実現され、実用性が高く、当該吹付用自動反転装置の使用の機能性が大幅に向上し、使用効果及び利益が確保され、広く普及され得る。

本考案に係る吹付用自動反転装置の構成概略図である。 本考案に係る吹付用自動反転装置の側面構成概略図である。

本考案に係る実施形態の図面を参照しつつ、本考案の実施形態における技術的解決手段について、明確且つ完全に説明する。説明する実施形態は、本考案の実施形態の一部であり、全部ではない。本考案の実施形態に基づいて、当業者が創造的な業務を行わない前提の下で得られたすべてのほかの実施形態は、本考案の保護範囲内に属する。

図１及び図２を参照されたい。本考案は、技術的解決手段として、ガイドレール１及びガイドレール１内に配置された移動ブロック２を備えた吹付用自動反転装置を提供する。移動ブロック２の頂部には、頂部に回転機構１１が配置された移動コラム１０が固定されている。回転機構１１の頂部には、頂部にＳ字形スタンド３が配置された第１支持板１２が固定されている。Ｓ字形スタンド３の頂部には、頂部にメイン支持部６が配置された第２支持板４が接続されている。メイン支持部６の頂部には、頂部に支持具本体８が配置された第３支持板７がヒンジ接続されている。第２支持板４の一側には、出力端にリフト板９が接続されたガイド付シリンダ５が接続されている。第１支持板１２、第２支持板４及び第３支持板７は、互いに平行であり、且つ水平に配置されている。回転機構１１は、駆動モータ及び駆動モータの出力端に接続された回転軸を含む。支持具本体８は、２セットあり、そのうちの１セットが互いにヒンジ接続され、垂直に配置された挿抜機構である。リフト板９は、第３支持板７の底部の一端に位置し、リフト板９と第３支持板７との接触箇所には、Ｖ字形ブロックがさらに配置されている。

本考案の動作原理は、以下のようである。移動コラム１０がガイドレール１における移動ブロック２に連れて移動し、移動コラム１０の頂部に回転機構１１が配置されることにより、自由回転が実現される。ガイド付シリンダ５が配置され、ガイド付シリンダ５と、リフト板９及びＶ字形ブロックとが協働することにより、第３支持板７の上昇が容易になり、支持具本体８の反転動作が実現される。また、塗装完了後のガイド付シリンダ５の動作は、反転動作と同じであるが、角度だけが逆である。これにより、構造が斬新で使用しやすく、性能が安定している。塗装の実際のニーズを考慮することにより、高度に装飾されたプラスチック部品の表面の塗装の質に対する要求が実現され、実用性が高い。

本考案に係る実施形態について表示且つ説明したが、当業者であれば、本考案の原理及び精神から逸脱しない限り、これらの実施形態に対する様々な改変、修正、置換及び変形を行うことができる。本考案の範囲は、添付の実用新案登録請求の範囲及びその均等物によって決定される。

１ ガイドレール
２ 移動ブロック
３ Ｓ字形スタンド
４ 第２支持板
５ ガイド付シリンダ
６ メイン支持部
７ 第３支持板
８ 支持具本体
９ リフト板
１０ 移動コラム
１１ 回転機構
１２ 第１支持板

Claims (5)

1. ガイドレール（１）及び前記ガイドレール（１）内に配置された移動ブロック（２）を備え、前記移動ブロック（２）の頂部には、頂部に回転機構（１１）が配置された移動コラム（１０）が固定され、前記回転機構（１１）の頂部には、頂部にＳ字形スタンド（３）が配置された第１支持板（１２）が固定され、前記Ｓ字形スタンド（３）の頂部には、頂部にメイン支持部（６）が配置された第２支持板（４）が接続され、前記メイン支持部（６）の頂部には、頂部に支持具本体（８）が配置された第３支持板（７）がヒンジ接続され、前記第２支持板（４）の一側には、出力端にリフト板（９）が接続されたガイド付シリンダ（５）が接続されていることを特徴とする吹付用自動反転装置。
2. 前記第１支持板（１２）、前記第２支持板（４）及び前記第３支持板（７）は、互いに平行であり、且つ水平に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の吹付用自動反転装置。
3. 前記回転機構（１１）は、駆動モータ及び前記駆動モータの出力端に接続された回転軸を含むことを特徴とする請求項１に記載の吹付用自動反転装置。
4. 前記支持具本体（８）は、２セットあり、そのうちの１セットが互いにヒンジ接続され、垂直に配置された挿抜機構であることを特徴とする請求項１に記載の吹付用自動反転装置。
5. 前記リフト板（９）は、前記第３支持板（７）の底部の一端に位置し、前記リフト板（９）と前記第３支持板（７）との接触箇所には、Ｖ字形ブロックがさらに配置されていることを特徴とする請求項１に記載の吹付用自動反転装置。

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