JP3221681B2 - 動物細胞培養 - Google Patents

動物細胞培養

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JP3221681B2
JP3221681B2 JP50431894A JP50431894A JP3221681B2 JP 3221681 B2 JP3221681 B2 JP 3221681B2 JP 50431894 A JP50431894 A JP 50431894A JP 50431894 A JP50431894 A JP 50431894A JP 3221681 B2 JP3221681 B2 JP 3221681B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、動物細胞培養における改良、特に動物細胞
を増殖させる方法およびその栄養培地における改良に関
する。
発明の背景 細胞生成物、例えば免疫グロブリン、ホルモンおよび
酵素の大量生産のための動物細胞培養の使用は、商業的
観点からますます重要になってきており、現在、これら
の物質の大規模生産の最適化を求めて細胞培養技術の開
発に多大な努力がはらわれている。
培養中の動物細胞は、塩、蔗糖、アミノ酸およびビタ
ミンの基礎的栄養混合物を必要とする。通常この混合物
は、生物学的液体または抽出物で補充され、それらの非
存在下では殆どの細胞は活力を失い、または増殖するこ
とができない。もっと普通に用いられる補充物質は血清
である。
しかしながら補充物質の使用は、それらの性状が一般
的に未確認であるがゆえに、さらに与えられたタイプの
バッチ間に存在する変動ゆえに、培養の成功および再現
性に影響を与える可能性があるため、満足のいくもので
はない。したがって、培養細胞の増殖を支援するために
より確定された培地を提供するという観点から、血清の
ような補充物質中の活性因子を同定する多くの試みが為
されてきた。今日まで、この試みは限られた成功しかも
たらさなかったが、これは生物学的補充物質の複雑な性
状、およびそれらに含まれる活性因子の量が非常に少な
いことが大きな理由である。
しかし、補充物質を含まない多くの培地も報告され、
それらのいくつかは市販されている(例えば、ムラカミ
ら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 79,1159−1162(1982);D
arflerら、Exp.Cell Res.138,287−295(1982);国際
特許出願公開第WO90/03430号公報参照)。
補充物質を含まない培地は通常、アミノ酸、塩、ビタ
ミン、微量元素、炭水化物および他の増殖支援成分(例
えばアルブミン、インシュリン、グルタミン、トランス
フェリン、フェリチンおよびエタノールアミン)の複雑
な混合物を含んでいる(例えば米国特許第4816401号明
細書参照)。そのような培地で培養したとき、動物細胞
は、該培地中の1つまたは2つ以上の必須の栄養物が枯
渇するまでの限られた期間活力を維持する。そのような
ときに、該培地に1つまたは2つ以上のエネルギー源お
よび1つまたは2つ以上のアミノ酸を含む栄養物を補充
することができる(例えば国際特許出願公開第WO87/001
95号公報参照)。この方法で、培養を延長させ細胞また
は細胞生成物の収量を増加させることができる。
金属イオン、特に第一および第二鉄イオンは動物細胞
代謝に必須で、未確認補充物質例えば血清として、また
は補充物質非含有培地中に含まれる塩および微量元素の
成分として培養液中に存在する。細胞の金属イオン要求
は動物細胞培養において、特に細胞密度が高密度になる
とき高くなるが、実際、このことは、細胞の増殖および
活力を支援するために金属イオンは培地中で持続的に利
用できることが必要であることを意味している。補充物
質非含有培地においてこれを達成するために、該金属の
高い単純塩濃度を用いることができるが、しかし、細胞
の該金属取り込みを促進するために、および/または高
金属イオン濃度につきものの溶解性の問題および毒性の
問題を避けるために、該金属がキレート型であることが
しばしば必要とされる。
補充物質非含有培地で増殖している細胞に十分な鉄を
供給するために、単純なまたは複雑な鉄塩、例えば硫酸
第一鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄またはクエン酸第二鉄
アンモニウムが用いられてきたが、必要によりしばしば
キレート剤と組み合わせて用いることもできる。細胞培
養で用いられてきた特定の鉄キレート剤は、天然の蛋白
トランスフェリンおよびフェリチン、有機酸(例えばク
エン酸、イミノジ酢酸およびグルコン酸)、ピリドキサ
ルイソニコチノイルヒドラゾン、並びにオーリントリカ
ルボン酸を含む。
動物細胞培養用の補充物質非含有培地で一般的に使用
するための鉄キレート剤を選択する場合、多くの因子が
重要である。したがって、キレート剤は鉄に対して適切
な結合親和性を有し、細胞膜を効率よく通過して鉄を移
送することができなければならない。それはまた安価で
容易に手に入り、さらに無毒でなければならない。より
重要なことには、キレート剤は動物由来でなく合成のも
のであるべきである。それは、所望の細胞生成物の望ま
しくない汚染の可能性を避け、結果として純粋な生成物
の回収コストの増加を避けるためである。上記のキレー
ト剤のいずれもこれら全ての基準には適合しない。
発明の要旨 出願人は、2−ヒドロキシ−2,4,6−シクロヘプタト
リエン−1−オンがこれら基準のすべてに適合し、細胞
増殖を支援するために動物細胞培養に有利に用いること
ができることを見いだした。特に、この物質は、毒性問
題を避けるために低い鉄濃度を用いる必要があり、さら
に他の認知されたキレート剤(例えばクエン酸塩および
グルコン酸塩)の使用が失敗に終わった撹拌細胞培養で
の増殖を支援するために用いることができることが分か
った。出願人はこの発見を用いて動物細胞増殖のための
培地及び方法を開発した。
したがって、本発明の1つの特徴によれば動物細胞培
養の栄養培地が提供され、該培地は、炭素、窒素、アミ
ノ酸、鉄および他の無機イオン、微量元素および任意に
脂質の同化源並びに成長促進物質または調節物質を、2
−ヒドロキシ−2,4,6−シクロヘプタトリエン−1−オ
ンまたはその誘導体と混合された状態で含んでいる。
発明の詳細な説明 一般に、この栄養培地は、動物細胞の持続的増殖を支
援し、および/または定常期の間にそれらを維持する、
いずれかの既知基本培地またはその応用培地であり、そ
れに2−ヒドロキシ−2,4,6−シクロヘプタトリエン−
1−オン(以下では場合によってはトロポロンと呼ぶ)
又はその誘導体が添加されている。既知の基本培地およ
びその応用培地は、例えばダルベッコー修正イーグル培
地(Dulbecco's Modification of Eagle's Medium[DME
M])、イスコフ修正ダルベッコー培地(Iscove Modifi
ed Dulbecco's Medium)、ハム培地(Ham's Medium)、
ロズウェルパークメモリアルインスティテュート培地
(Roswell Park Memorial Institute Medium[PRM
I])、フィッシャー培地(Fischer's Medium)または
フー(Hu)らによりBiotechnol.Bioeng.(1985)、27、
585−595に記載されたもの、クレスピ及びチリー(Cres
pi and Thilly)によってBiotechnol.Bioeng.(1981),
23,983−993)に記載されたものおよびファンベーツェ
ル(Van Wezel)によりDev.Biol.Stand.(1977),37,14
3−147に記載されたものを含む。好ましい一つの特徴で
は該培地は蛋白非含有培地である。
本発明にしたがえば、トロポロンまたはその誘導体は
一般に細胞の増殖および活力を支援するために十分な濃
度で培地中に存在する。正確な濃度は使用する細胞系お
よび存在する他の培地成分によって変動するが、慣用的
な方法に従い予備的な小規模試験を用いて容易に決定す
ることができる。したがって、例えば選択されたいずれ
の培地についても、一連の濃度のトロポロンの存在下で
細胞を小規模で培養し、細胞増殖および活力における種
々の濃度の影響を観察することによって最適濃度を決定
することができる。
一般に、トロポロンまたはトロポロン誘導体は培地に
存在する鉄に対して過剰モル濃度、例えばおよそ5:1か
らおよそ70:1、例えばおよそ10:1からおよそ70:1のモル
比で存在する。したがって例えば、培地中の鉄濃度がお
よそ0.3μMの場合、トロポロンまたはその誘導体はお
よそ1.5μMからおよそ20μM、例えばおよそ3μMか
らおよそ20μMの濃度で用いることができる。鉄は第一
または第二鉄イオンとして存在するが、これは例えば培
地に単純または複雑な鉄塩(例えば硫酸第一鉄、塩化第
二鉄、硝酸第二鉄または特にクエン酸第二鉄アンモニウ
ム)を使用することによって生じる。
一般に本発明にしたがって使用するトロポロン誘導体
は、第一鉄または第二鉄イオンをキレートすることがで
きる誘導体である。この誘導体は、トロポロンの1つま
たは2つ以上の環状炭素原子が脂肪族、芳香族または複
素芳香族基、例えばアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アリール、アラルキル、アラルケニル、アラルキニ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロアラル
ケニルまたはヘテロアラルキニル基によって置換された
ものを含む。トロポロンまたはその誘導体は市販されて
いる(例えばアルドリッチケミカルカンパニー(Aldori
ch Chemical Co.)から)か、または既知の文献記載の
方法を用いて調製できる。
本発明の培地は慣用的な方法を用いて個々の成分の適
切な混合によって調製され、液状形または使用前に適切
な緩衝液(例えば重炭酸塩緩衝液)を用いて再構成する
乾燥形のいずれかとして提供できる。本発明の培地を調
製する場合、トロポロンおよび鉄の濃縮液体混合物を使
用することは避けるべきである。
本発明の培地は動物細胞を培養するために用いること
ができる。したがって本発明の別の特徴によれば、炭
素、窒素、アミノ酸、鉄および他の無機イオン、微量元
素および任意に脂質の同化源並びに成長促進物質または
調節物質を、動物細胞の持続的増殖のために2−ヒドロ
キシ2,4,6−シクロヘプタトリエン−1−オンまたはそ
の誘導体と混合された状態で含む動物細胞培養栄養培地
が提供される。
本発明の培地は、撹拌培養、特に低い鉄濃度、例えば
およそ0.3μMの鉄濃度での動物細胞の持続的増殖に特
に適している。
本発明にしたがって培養できる動物細胞は、例えば遺
伝子工学的につくられた細胞、リンパ球球細胞(例えば
ミエローマ細胞)、またはハイブリドーマ細胞もしくは
他の融合細胞でもよい。細胞タイプには特にヒト、ラッ
ト、マウスまたはハムスター由来の細胞が含まれる。本
発明の培地はリンパ球球、特にミエローマ細胞、特にマ
ウス由来、特にNS/O細胞との使用に特に適している。
本発明の培地は、動物細胞を培養し動物細胞生成物を
得るために使用することができる。したがって本発明の
別の特徴によれば、下記工程(1)−(3)を含む細胞
培養によって動物細胞生成物を得る方法が提供される:
(1)炭素、窒素、アミノ酸、鉄および他の無機イオ
ン、微量元素および任意に脂質の同化源並びに成長促進
物質または調節物質を、2−ヒドロキシ−2,4,6−シク
ロヘプタトリエン−1−オンまたはその誘導体と混合さ
れた状態で含む栄養培養培地中で該生成物を産生する動
物細胞を培養する工程と、(2)該生成物が蓄積するま
で培養を継続する工程と、(3)該生成物を回収する工
程。
本発明にしたがって得られる細胞生成物には、培養動
物細胞によって産生されるいずれの生成物も含まれる。
典型的な生成物はポリペプチドおよび蛋白質、例えば免
疫グロブリン例えばモノクロナル抗体および組換え体
(recombinant)抗体およびその断片、ホルモン例えば
エリスロポエチンおよびヒト成長ホルモン等の成長ホル
モン、リンホカイン例えばインターフェロン、インター
ロイキン例えばインターロイキン2,4,5および6並びに
工業的および治療的に有用な酵素例えば組織プラスミノ
ーゲンアクチベーターを含む。
本発明の方法では、動物細胞は一般に、適切な容器、
例えば撹拌タンクまたはエアーリフト式ファーメンター
中で既知の培養技術を用いて浮遊状態で培養できる。
したがって、例えば、慣用的な技術によって得られた
適切な細胞の種培養を該培養培地に接種するために用い
ることができる。一般には接種に用いる細胞の数は1×
105から5×105細胞/mlの範囲またはそれ未満であろ
う。続いて細胞を所望の密度に達するまで、および/ま
たは十分な生成物が蓄積するまで培養する。
培養中の所望の生成物の産生は問題となっている特定
の生成物のための適切なアッセーを用いてモニターする
ことができる。したがって、例えば生成物がポリペプチ
ドまたは蛋白質である場合、このものの産生は一般的な
アッセー技術、例えば特定のポリペプチドまたは蛋白質
と使用できるようにした酵素結合免疫吸着アッセーまた
は放射性免疫アッセーによってモニターできる。
本発明の方法で得られた細胞生成物を分離することを
望む場合は、これは慣用的な分離および精製技術を用い
て達成することができる。したがって、例えば該生成物
が培地中に細胞によって分泌される場合は、遠心分離お
よび濾過のような技術を用いて細胞から分離し、続いて
例えば親和性精製技術(例えばアフィニティークロマト
グラフィー)を用いてさらに精製することができる。生
成物が細胞によって分泌されない場合は、細胞をまず溶
解させ、該生成物を遊離させた後、上記の方法を用いる
ことができる。
図面の簡単な説明 本発明を添付の図表を参考に以下の実施例によって詳
述する。
図1−4はトロポロンおよび種々の他のキレーターの
存在下におけるマウスハイブリドーマ細胞の増殖を示
す。
図5および6はトロポロンの存在下でのマウスNS/O細
胞の増殖を示す。
具体例の説明 以下の実施例は本発明を詳述する。
実施例1 1μg/mlのヒトトランスフェリンを含む血清非含有培
地で予め継代培養したマウスハイブリドーマ細胞系を遠
心分離し、トランスフェリン非含有培地に2度再浮遊し
た。最終的に0.1mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウムを
含むトランスフェリン非含有培地に1.5×105細胞/mlの
密度で細胞を再浮遊させた。
100倍の濃度の被験鉄キレーター(8−ヒドロキシキ
ノリン、トロポロン、ミモシン、マルトール、ピコリン
酸)を水で調製し濾過滅菌した。10μlの各鉄キレータ
ーを24ウェルコースタープレートのウェルに分散させ、
続いて1mlの細胞浮遊液を加えた。
アセチルアセトンをエタノール中の0.05Mの原液とし
て調製し、2μlを組織培養ウェルに分散させた。その
後1mlの細胞浮遊液を加えた。コントロールのウェルは1
0μlの水(陰性コントロール)または100μg/mlのヒト
トランスフェリン溶液の10μl(陽性コントロール)の
いずれかを含んでいた。
プレートを36.5℃静止状態で5%CO2−95%空気雰囲
気下で湿潤インキュベーターで3日間培養した。
3日後に個々のウェルの分散細胞浮遊液サンプルをコ
ールターマルチサイザー(Coulter Multisizer)を用い
て分析し、細胞濃度を求めた。
図1Aは、3μMのトロポロンが、0.36μMの鉄(≡0.
1mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウム)の存在下での細
胞増殖支援において1μg/mlのヒトトランスフェリンと
同じ効果があることを示している。他の親油性キレータ
ーは0.03−3μMの濃度ではトランスフェリン非存在下
で細胞増殖を支援しなかった。
図1Bは、5μMのトロポロンは細胞増殖支援に効果が
あったが、一方100μMのアセチルアセトンおよび50μ
Mのピコリン酸はずった効果が小さかったことを示す。
ピコリン酸およびアセチルアセトンのこの濃度は予備実
験で最適なものとして選ばれた(データは提示せず)。
すべての培地は0.1mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウ
ムを含んでいた。
実施例2 方法 予めヒトトランスフェリンを含む血清非含有培地で継
代培養したマウスハイブリドーマ細胞系を遠心分離し、
1.5×105細胞/mlの密度でトランスフェリン非含有また
はトランスフェリン含有血清非含有培地に再浮遊させ
た。すべての培地は0.1、1、又は10mg/lの添加クエン
酸第二鉄アンモニウムを含んでいた。このフラスコに5
%CO2−95%空気雰囲気で通気し密封して、静止状態ま
たは交互軌道型(orbital reciprocal)撹拌台(120rp
m)で36.5℃で3日間培養した。その後サンプルを取り
出し、細胞濃度を血球測定法で求めた。
結果 図2Aは、10mg/lまでのクエン酸第二鉄アンモニウムの
濃度の増加は、静止培養においてトランスフェリン非含
有培地中の細胞濃度の増加を支援することを示してい
る。しかし図2Bは、撹拌培養(交互撹拌台)では、1mg/
lより高いクエン酸第二鉄アンモニウムの濃度はトラン
スフェリンの存在下または非存在下ともに有毒であるこ
とを明らかにした。
実施例3 マウスハイブリドーマ細胞系を1mg/lのヒトトランス
フェリンおよび0.01mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウム
を含む血清非含有自家製培地(図3b)、または5μMの
トロポロンおよび0.1mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウ
ムを含む蛋白非含有自家製培地(図3a)で継代培養し
た。各培地で該細胞系の通気撹拌型(agitated,sparge
d)バッチ式培地補給発酵を実施した。
図3aおよび図3bは、通気撹拌型ファーメンターシステ
ムではトロポロン(図3a)またはトランスフェリン(図
3b)のいずれを用いても、類似の細胞増殖および生成特
性が認められることを明らかにした。
実施例4 マウスハイブリドーマ細胞系を0.1mg/lのクエン酸第
二鉄アンモニウムおよび5μMトロポロンを含むトラン
スフェリン非含有培地で継代培養した。細胞を遠心分離
し、0.01mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウムおよび5μ
Mのトロポロンを含む培地に1.5×105細胞/mlの密度で
T−25フラスコ中に再浮遊させた。余分のクエン酸第二
鉄アンモニウムをフラスコに加え、0.01−2mg/lの範囲
の濃度にした。フラスコに5%CO2−95%空気雰囲気で
通気し交互撹拌台(120rpm)で3日間36.5℃で培養し
た。
3日後サンプルをフラスコから取り出し、コールター
マルチサイザーを用いて細胞濃度を求めた。
結果 3日間の増殖後の細胞濃度は鉄濃度、細胞増殖率およ
び最大バイオマス量の結合関数である。したがって、最
大バイオマス量は0.075−1mg/lのクエン酸第二鉄アンモ
ニウムの範囲で得られたが(増殖収量は3.3×107細胞/
μgクエン酸第二鉄アンモニウムである(データーは提
示せず))、最大増殖率(図4)は0.15−0.5mg/lのク
エン酸第二鉄アンモニウムで認められる。
実施例5 トランスフェリン代替物としてのトロポロン使用の効
果を、さらに組換え体(recombinant)のGS−ミエロー
マ細胞系[マウスNS/O]を用いて調べた。この細胞系は
グルタミン合成酵素(GS)発現系を用いてヒト化(huma
nised)抗体を発現している[Bebbingtonら、Bio/Techn
ology,10,169−175;欧州特許公開256055号公報]。異な
る抗体を産生する3種の組換え体細胞系を、0.2mg/lの
クエン酸第二鉄アンモニウムおよび、5μMのトロポロ
ンまたは1mg/lのトランスフェリンのいずれかを含む培
地で浮遊培養として増殖させた。最高生細胞濃度と同
様、増殖速度はいずれの培地でも類似していた。3種の
細胞系のすべてについて、トランスフェリンがトロポロ
ンで置換されたとき、該曲線の終末点の抗体濃度は類似
していた(表1参照)。トロポロンまたはトランスフェ
リンのいずれかの非存在下、0.2mg/lのクエン酸第二鉄
アンモニウムの存在下では、ミエローマ細胞は増殖する
ことができず、48時間以内に死滅した。
実施例6 マウスミエローマ細胞系[GS−NSO、実施例5参照]
を0.2mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウムおよび5μM
のトロポロンを含むトランスフェリン非含有培地で継代
培養した。細胞を遠心分離し、0.2mg/lのクエン酸第二
鉄アンモニウムおよび5μMのトロポロンを含む蛋白非
含有培地[LS1]に2×105細胞/mlの密度で撹拌フラス
コに再浮遊した。フラスコに5%CO2−95%空気雰囲気
で通気し、軌道撹拌台(120rpm)で36.5℃で培養した。
図5は得られた細胞増殖を示している。
LS1は、コレステロールおよび脂肪酸と複合化した2
−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(HPB;
1.2g/l)[LS1に添加する前に水にHPB(0.6mg/l)を溶
解し、等容量の補充物(予め無水アルコールに溶解した
コレステロールおよび脂肪酸を含む)に加え、続いて3
時間撹拌しその後遠心分離および濾過することによって
調製]をさらに含んでいる。コントロールとして、コレ
ステロールおよび脂肪酸を補充し、さらに0.2mg/lのク
エン酸第二鉄アンモニウムおよび5μMのトロポロンを
含むがHPBの代わりにウシ血清アルブミン(BSA)を用い
たLS1培地で同じ細胞を増殖させた。図5は、トロポロ
ンは両方の培養の増殖を支援することができ、さらに、
2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンはコ
レステロールおよび脂肪酸のための担体としてウシ血清
アルブミンの有効な代替物であることを示している。
図6は、5Lのエアーリフト式ファーメンターでの同じ
ミローマ細胞系の0.2mg/lのクエン酸第二鉄アンモニウ
ムおよび5μMのトロポロンを含むLS1培地を用いたと
きの増殖を示す。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素、窒素、アミノ酸、無機イオン、微量
    元素および任意に脂質の同化源並びに成長促進物質また
    は調節物質を2−ヒドロキシ−2,4,6−シクロヘプタト
    リエン−1−オンまたはその1つ以上の環炭素原子が脂
    肪族、芳香族又は複素芳香族基で置換された誘導体と混
    合された状態で含む動物細胞培養栄養培地。
  2. 【請求項2】2−ヒドロキシ−2,4,6−シクロヘプタト
    リエン−1−オンまたはその1つ以上の環炭素原子が脂
    肪族、芳香族又は複素芳香族基で置換された誘導体が、
    含まれている鉄に対して過剰のモル濃度で存在する、請
    求の範囲第1項に記載の培地。
  3. 【請求項3】2−ヒドロキシ−2,4,6−シクロヘプタト
    リエン−1−オンまたはその1つ以上の環炭素原子が脂
    肪族、芳香族又は複素芳香族基で置換された誘導体およ
    び鉄が、およそ5:1からおよそ70:1のモル比で存在す
    る、請求の範囲第2項に記載の培地。
  4. 【請求項4】動物細胞の持続的増殖のための先行する請
    求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の培地。
  5. 【請求項5】前記動物細胞が哺乳類細胞である、請求の
    範囲第4項に記載の培地。
  6. 【請求項6】前記哺乳類細胞がリンパ球細胞である、請
    求の範囲第5項に記載の培地。
  7. 【請求項7】前記リンパ球細胞がミエローマ細胞であ
    る、請求の範囲第6項に記載の培地。
  8. 【請求項8】請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記
    載の蛋白質非含有動物細胞培養培地。
  9. 【請求項9】細胞培養によって動物細胞生成物を得る方
    法であって、該細胞培養は、 (1)該生成物を産生する動物細胞を、炭素、窒素、ア
    ミノ酸、鉄および他の無機イオン、微量元素および任意
    に脂質の同化源並びに成長促進物質または調節物質を2
    −ヒドロキシ−2,4,6−シクロヘプタトリエン−1−オ
    ンまたはその1つ以上の環炭素原子が脂肪族、芳香族又
    は複素芳香族基で置換された誘導体と混合された状態で
    含む栄養培養培地で培養する工程と、 (2)該生成物が蓄積されるまで該培養を継続する工程
    と、 (3)該生成物を回収する工程とを含む細胞培養によっ
    て動物細胞生成物を得る方法。
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