JP3221621B2 - 温度感応型流体式ファン・カップリング装置 - Google Patents

温度感応型流体式ファン・カップリング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に自動車における機
関冷却用のファン回転を外部周囲の温度変化に応じて自
動制御して、絶えず走行状態に応じた冷却送風量を機関
に供給する温度感応型流体式ファン・カップリング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファン・カップリング装
置としてはその殆んどがオン・オフタイプのものであ
り、例えば図14に示すように油溜り室とトルク伝達室
を区劃する仕切板(25)上の供給孔(25') を単一からなる
円孔となし、一方、該供給孔を開閉する板状弁部材(26)
をほぼ長方形となし、カバーの前面に設けた渦巻き状か
らなる感温体の変形に追従して仕切板上を摺動して回動
するよう油溜り室側に内装して構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に自動車の機関冷
却用のファン・カップリング装置としては、機能本来か
らみてファン回転が外部周囲の温度変化に応じてリニヤ
に制御されることが望まれるところである。しかしなが
ら、前記従来の技術においては、供給孔(25') を弁部材
(26)で開閉作動することにより油の供給及び閉止をする
ものであって、単一形状からなる前記円孔及び長方形の
該弁部材の形状によって、油が急激にトルク伝達室に流
入したり、また停止したりするオン・オフタイプによる
特性のものであった。従ってこれらオン・オフ特性によ
り油量の連続した正確な増減調整が不可能であるため、
その機能をリニヤに制御することができず、ファン・カ
ップリング装置として本来の要求される特性を充分に満
足し得ない問題を有するものであった。
【0004】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、外部周囲の温度上昇または下降
の変化に応じてトルク伝達室側の仕切板の排出孔及び該
仕切板上に設けた径方向の複数のダムによって該トルク
伝達室内での油量の増減調整を連続して正確になしてそ
の機能をリニヤに制御せしめ、周囲の温度に対して最適
な回転数でファンを駆動させることのできる温度感応型
流体式ファン・カップリング装置を提案することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、先端部に円盤状の駆動ディスクを固着した回
転軸体上に軸受を介して支承され、且つ外周部に冷却フ
ァン部材を取付けたケースとカバーとからなる密封器匣
の内部を、油の供給孔を有する仕切板により油溜り室と
前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、
更に油溜り室の内部に前記カバーの前面に設けた渦巻き
状からなる感温体による温度変化に追従して回動変位す
る板状弁部材を内装して該弁部材の作動により、駆動デ
ィスクとケース及び仕切板との対向壁面間に設けたトル
ク伝達間隙部内の油を増減して駆動側の回転軸体から被
駆動側の密封器匣への回転トルク伝達を制御するように
してなるファン・カップリング装置において、前記仕切
板の径方向にそれぞれ位置を異にする複数の排出孔を設
けると共に、該仕切板のトルク伝達面側に側壁に複数の
凹部を有する板片をその凹部に前記排出孔をそれぞれ位
置せしめるよう添設して複数のダムを形成せしめ、且つ
油溜り室からトルク伝達室側へ所定量以下の油を流通せ
しめるよう該仕切板の外周附近に小径からなる供給孔を
形成して該供給孔を前記弁部材の回動変位により所定温
度で開閉すると共に、弁部材に前記仕切板の排出孔のそ
れぞれに対応する複数の貫孔を設け、前記排出孔と貫孔
のそれぞれの対応する孔は同一回転軌跡に位置し、且つ
対応する孔が一致して連通するための弁部材が回動変位
する角度は内側の孔ほど大であるように構成した温度感
応型流体式ファン・カップリング装置を要旨とするもの
であり、更に最外側の排出孔からのポンピングのためケ
ース内壁に外周ダムを設け、また前記仕切板上の複数の
排出孔を径方向に対して傾斜した弯曲線上或いは径方向
に直線上に配設し、且つ弁部材を円板状、幅広短冊状、
小鼓状又は漏斗状に形成して、複数の貫孔を径方向に直
線上に或いは径方向に対して傾斜した弯曲線上に配設
し、更に、前記仕切板の供給孔と連通して油溜り室から
トルク伝達室側へ所定量以下の油を流通せしめる通孔を
弁部材に設けて該通孔を前記弁部材の回動変位により所
定温度で開閉するよう構成してなるものである。
【0006】
【作用】本発明はこのように構成されているため、複数
の排出孔に位置してなる複数のダムを形成した前記仕切
板と、該ダム部にそれぞれ対応位置して貫孔を有する前
記弁部材とを設け、前記排出孔と貫孔のそれぞれの対応
する孔は同一回転軌跡に位置し且つ対応する孔が一致し
て連通するための弁部材が回動変位する角度は内側の孔
ほど大となるよう構成することによって、外部周囲の温
度変化による該弁部材での回動変位につれて、逐次径方
向の外側から内側に向った位置での対応する排出孔と貫
孔との相互の連通により、トルク伝達室側から油溜り室
への排出を連続して調整することとなる。即ち外部周囲
の温度が所定温度以下の低温状態時にあっては前記仕切
板の供給孔は前記弁部材により閉ざされ、且つ最外側の
排出孔が最外側の貫孔と連通し、ダムによりポンピング
された油が油溜り室に排出され、トルク伝達室内には殆
んど油がない状態となり、トルクは殆んど伝達されず、
ファンはあまり回転しない。温度がやゝ上昇した所定温
度以上の状態では弁部材がわずかに回動変位して仕切板
の供給孔が開孔して油溜り室からトルク伝達室へ油が流
出し、且つ外側附近の排出孔と該排出孔に対応する貫孔
が相互に連通し、連通部のダムによるポンピングによ
り、該ダムより中央側の油をすべて油溜り室側に排出せ
しめて、トルク伝達室内に残存する油をその重合した前
記排出孔附近より外方のみに保つのである。そして更に
温度上昇につれ排出孔での連通が逐次内側に移動してそ
の連通位置の排出孔附近に油面を順次高めて保つことと
なる。即ち、高温になるに従いトルク伝達室内の油量を
順次増してトルクが順次増加してファン回転を順次増す
結果となる。また、温度の下降時にはこれら作動の逆の
機能を順次もたらすものである。
【0007】尚、最外側の排出孔と貫孔が連通した時の
ポンピング作用を一層向上するために駆動ディスクの外
周壁面附近のケース内壁に通常の外周ダムを設けること
が好ましい。
【0008】従ってトルク伝達室内での連続した油量の
増減調整によってリニヤに制御せしめて、ファン・カッ
プリング装置としての特性機能を一層効率よく発揮する
こととなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本発明の温度感応型流体式ファン・カッ
プリング装置の一部切欠きによる説明縦断面図、図2は
図1の要部に係る外部周囲の温度の低温状態時の一部断
面図、図3は図2の高温状態時の図2相当図、図4は図
1の本発明の要部に係る弁部材単体の一実施例の背面
図、図5は図1の同じく要部に係る図4の弁部材と対応
する仕切板単体の一実施例の正面図、図6は弁部材の他
の実施例の図4相当図、図7は図6の弁部材と対応する
仕切板の他の実施例の図5相当図、図8は図2のA−A
線上の矢視図、図9乃至図12はそれぞれ弁部材の更に
他の実施例の図4相当図、図13は更に別の実施例の仕
切板の図5相当図であって、(1) は回転軸体であり、そ
の先端部に円盤状の駆動ディスク(7) を固着し、且つ後
端部に相手基体への取付けフランジ壁(1')を有して駆動
側を構成するものである。そして軸体上に軸受を介して
外周部に冷却フファン部材(図示せず)を取付けたケー
ス(2) とカバー(3) とからなる被駆動側としての密封器
匣を支承してなるものである。(5) は仕切板であり、密
封器匣の内部を油溜り室(6) と前記駆動ディスク(7) を
内装するトルク伝達室(4) とに区劃してその外周は後述
する外周ダム(11)より径方向の外方に位置するよう大径
となしてある。そして該仕切板にはその最外側に位置し
て前記外周ダム(11)の直前に位置して該外周ダムによる
排出孔(50 ) と、径方向にそれぞれ位置を異にして弯曲
線上に複数の排出孔(51 〜 5n ) を配設し(図5)、該
仕切板のトルク伝達面側に鋸歯状板片(5'n ) がその凹
部に前記排出孔(51 〜 5n ) をそれぞれ位置した状態で
添設されて複数のダム(11n ) を形成してポンピング機
能を有するものである。
【0010】尚前記外周ダム(11)は回転作動時の油の集
溜する駆動ディスク(7) の外周壁面に対向するケース
(2) の内周壁面の一部に設けたものであって、前記排出
孔(50) を経て油溜り室(6) 側へのポンピング作用を一
層向上させるものであるが、後述する実施例で説明する
ように必ずしも設置する必要はない。そして駆動ディス
ク(7) はトルク伝達室(4) 内にあって仕切板(5) とケー
ス(2) とのなす対向壁面にトルク伝達のための微少間隙
を保持するのである。
【0011】(8) は板状弁部材であり、円板状に形成さ
れ、前記カバー(3) の前面に係支したバイメタルからな
る渦巻き状の感温体(10)の中心端部に一端を固定した連
桿(9) の他端に連設され外部周囲の温度変化に追従し
て、油溜り室(6) 内にあって回動変位するよう仕切板
(5) の前面に摺接して備えてある。その表面には前記排
出孔(50 〜 5n ) のそれぞれに対応位置して径方向に直
線上(図4)に配列した複数の貫孔(80 〜 8n ) を有し
てなるものであって前記排出孔(50 〜 5n ) と貫孔(80
〜 8n ) のそれぞれの対応する孔は同一回転軌跡に位置
し外部温度変化に伴なう弁部材(8) の回動変位により対
応する孔が順次一致して連通するよう配設されており、
連通するための弁部材(8) が回動変位する角度は内側の
孔ほど大きく構成されている。
【0012】尚最外側の貫孔(80 ) は所定温度以下では
常に最外側の排出孔(50 ) と連通してトルク伝達室(4)
から油溜り室(6) 側へ油が流入するよう弁部材(8) の温
度上昇に伴なう回転方向の手前側へ向けて延長する長孔
として形成されている。また(12)は弁部材(8) の外側附
近に設けた円周方向への長孔からなる通孔であり、仕切
板(5) の外側附近に設けた小径の供給孔(13)と対応し、
所定温度以下の弁部材の位置を除いて回動変位する範囲
内では常に連通して油溜り室(6) からトルク伝達室(4)
側に油を流入せしめて常時循環させるのである。そして
これら流入量は前記外周ダム(11)又はダム(11n ) によ
る排出孔(50 〜 5n ) からの排出量より少なくなるよう
に設定されている。
【0013】尚実線による矢印は弁部材(8) でのディス
ク(7) の回動方向を示し、点線はその回動にあって外部
周囲の温度上昇時の連動変位方向を、また二点鎖線は下
降時の連動変位方向をそれぞれ示すものである。
【0014】前記仕切板の複数の排出孔(50 〜 5n ) と
弁部材の複数の貫孔(80 〜 8n ) は図4及び図5に示す
実施例に限らず、排出孔(50 〜 5n ) を径方向に直線上
に配設し(図7)、貫孔(80 〜 8n ) を傾斜した弯曲線
上に配設して(図6)構成したり、更に排出孔(50 〜 5
n ) と貫孔(80 〜 8n ) の両者共傾斜した弯曲線上に配
設(図示せず)することもできる。
【0015】本発明はこのように構成されているため、
外部周囲の温度が所定温度以下の低温状態時はダム (11
n ) 又は外周ダム(11)を設けた場合はこのダム(11)によ
りポンピングされた油が連通した最外側の排出孔(50 )
と貫孔(80 ) より油溜り室(6) に排出される(図2)。
この際供給孔(13)と通孔(12)とは重合されないよう設定
されているので油溜り室(6) よりトルク伝達室(4) へ油
は流入されず、トルク伝達は行われない。
【0016】次に温度がやゝ上昇して所定温度に達した
時点では、感温体(10)の変形に連動して弁部材(8) が回
動変位し、供給孔(13)と通孔(12)とが重合して連通し、
油がトルク伝達室に流入し、また排出孔(50 ) は閉じ、
外側に近い排出孔(51 ) とこの排出孔に対応する貫孔(8
1 ) が相互に連通し、この連通部でのダム(11n ) によ
るポンピングにより、このダム(11n ) より中央側の油
は排出孔(51 ) と貫孔(81 ) を通り油溜り室(6) へ排出
される。この際供給孔(13)よりの流入量は排出孔(51 )
よりの排出量より少なくなるように設定されているので
トルク伝達室内の油量は油面をこのダム(11n ) の位置
に維持してその外周側に存在している油のみによってト
ルク伝達がなされる。更に温度が上昇すると、排出孔(5
n ) での連通が逐次内側に移動して(図3)、この連通
した該排出孔のダム(11n ) の位置まで油面を高めて保
つこととなり、トルク伝達室(4) 内の油量を増してトル
ク伝達の増加に伴ってファン回転を増すのである。
【0017】このようにして外部周囲の温度変化に応じ
て排出孔(5n ) と貫孔(8n ) とのなす連通位置を径方向
に外側から順次内側へ(温度上昇)又は内側から順次外
側へ(温度降下)移動せしめ、ダム(11n ) によってト
ルク伝達室(4) の油量を逐次連続して正確に増減調整し
てリニヤに制御することとなる。
【0018】尚本発明はダム(11n ) を形成する板片を
鋸歯状でなくそれぞれ凹部を有する単片として形成する
こともでき、また、弁部材(8) は上記した各実施例に示
す円板状のみならず、他の形状とすることもできる。即
ち、図9のように幅広短冊状としたり、図10のように
小鼓状に構成したり、更に図11のように漏斗状とする
こともできる。図9乃至図11では図7に示すような仕
切板(5) に径方向に直線上に配設した排出孔(50
5n ) に対応するよう傾斜した弯曲線上に配列した貫孔
(80 〜 8n ) を示したが、図5に示される仕切板(5) に
対しては径方向に直線上に貫孔を配設することもでき
る。
【0019】尚図11の漏斗状の弁部材(8) において
は、その先端部(8a)は外部周囲が所定温度以下の低温状
態時に油溜り室(6) よりトルク伝達室(4) への油の流入
を阻止するため通孔(12)を閉鎖し温度が上昇して所定温
度に達すると弁部材(8) の回動変位により通孔(12)を開
放するよう設けられている。
【0020】尚、図12に示すように、弁部材(8) の貫
孔(81 〜 8n ) を、該弁部材の温度上昇に伴なう回転方
向の後側位置は前記回転により排出孔との重合位置が移
動する位置とするが、手前側を円周方向に延長する長孔
に形成すると、少くとも隣接する貫孔と排出孔とが連通
するため連通位置の切替が極めて円滑に行え、リニヤの
制御特性が一層効果的に発揮できる。
【0021】以上の実施例は外周ダム(11)を設けたもの
について説明したが、本発明はこのような外周ダムを設
けることを必須要件とするものではない。
【0022】例えば、図13に示すように、外周ダム(1
1)を取除くと共に、ダム (11n ) の外端を、略外周ダム
(11)の位置、即ち最外側の排出孔(50 ) より外側に延長
することにより上記した各実施例と同様な作用効果を得
ることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明による温度感
応型流体式ファン・カップリング装置は、径方向にそれ
ぞれ位置を異にしてなる複数の排出孔(50 〜 5n ) での
ダム (11n ) を形成した前記仕切板(5) と、該排出孔の
それぞれに対応して連通する複数の貫孔(80 〜 8n ) を
有する弁部材(8) とにより構成するため、該弁部材によ
る回動変位に追従してトルク伝達室(4) の油量を逐次連
続して正確に増減調整してリニヤに制御せしめることが
でき、従ってファン・カップリング装置としてその制御
特性を一層効率よく発揮することができる極めて有用な
温度感応型流体式ファン・カップリング装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る温度感応型流体式ファン
・カップリング装置の一部切欠きによる説明縦断面図で
ある。
【図2】図1の要部に係る外部周囲の温度の低温状態時
の一部の断面図である。
【図3】図2の高温状態時の図2相当図である。
【図4】図1の本発明の要部に係る弁部材単体の一実施
例の背面図である。
【図5】図1の同じく要部に係る仕切板単体の一実施例
の正面図である。
【図6】弁部材の他の実施例の図4相当図である。
【図7】仕切板の他の実施例の図5相当図である。
【図8】図2のA−A線上の矢視図である。
【図9】弁部材の更に他の実施例の図4相当図である。
【図10】弁部材の更に別の実施例の図4相当図であ
る。
【図11】弁部材の更に他の実施例の図4相当図であ
る。
【図12】弁部材の更に別の実施例の図4相当図であ
る。
【図13】仕切板の更に別の実施例の図5相当図であ
る。
【図14】従来例の仕切板と弁部材との状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
4 トルク伝達室 5 仕切板 5 排出孔 5 排出孔 5′ 板片 6 油溜り室 8 弁部材 8 貫孔 11 外周ダム 11 ダム 12 通孔 13 供給孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に円盤状の駆動ディスクを固着し
    た回転軸体上に軸受を介して支承され、且つ外周部に冷
    却ファン部材を取付けたケースとカバーとからなる密封
    器匣の内部を、油の供給孔を有する仕切板により油溜り
    室と前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃
    し、更に油溜り室の内部に前記カバーの前面に設けた渦
    巻き状からなる感温体による温度変化に追従して回動変
    位する板状弁部材を内装して該弁部材の作動により、駆
    動ディスクとケース及び仕切板との対向壁面間に設けた
    トルク伝達間隙部内の油を増減して駆動側の回転軸体か
    ら被駆動側の密封器匣への回転トルク伝達を制御するよ
    うにしてなるファン・カップリング装置において、前記
    仕切板の径方向にそれぞれ位置を異にする複数の排出孔
    を設けると共に、該仕切板のトルク伝達面側に側壁に複
    数の凹部を有する板片をその凹部に前記排出孔をそれぞ
    れ位置せしめるよう添設して複数のダムを形成せしめ、
    且つ油溜り室からトルク伝達室側へ所定量以下の油を流
    通せしめるよう該仕切板の外周附近に小径からなる供給
    孔を形成して該供給孔を前記弁部材の回動変位により所
    定温度で開閉すると共に、弁部材に前記仕切板の排出孔
    のそれぞれに対応する複数の貫孔を設け、前記排出孔と
    貫孔のそれぞれの対応する孔は同一回転軌跡に位置し、
    且つ対応する孔が一致して連通するための弁部材が回動
    変位する角度は内側の孔ほど大であるように構成すると
    ともに、最外側の排出孔からのポンピングのためケース
    内壁に外周ダムを設け、前記仕切板上の複数の排出孔を
    径方向に対して傾斜した弯曲線上或いは径方向に直線上
    に配設し、且つ弁部材を円板状、幅広短冊状、小鼓状又
    は漏斗状に形成して、複数の貫孔を径方向に直線上に或
    いは径方向に対して傾斜した弯曲線上に配設し、更に、
    前記仕切板の供給孔と連通して油溜り室からトルク伝達
    室側へ所定量以下の油を流通せしめる通孔を弁部材に設
    けて該通孔を前記弁部材の回動変位により所定温度で開
    閉するよう構成したことを特徴とする温度感応型流体式
    ファン・カップリング装置。
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