JP3221442B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3221442B2
JP3221442B2 JP2000090763A JP2000090763A JP3221442B2 JP 3221442 B2 JP3221442 B2 JP 3221442B2 JP 2000090763 A JP2000090763 A JP 2000090763A JP 2000090763 A JP2000090763 A JP 2000090763A JP 3221442 B2 JP3221442 B2 JP 3221442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスの使用状況を記憶
するバスの使用状況記憶手段を有するバス管理機器がバ
スで接続され、複数のバス管理機器間で同期通信を行う
バスシステムに用いられる電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルVTR、モニタ、チューナ等
のAV機器やパソコン等をバスに接続し、これらの機器
間でディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号
等を送受する通信システムが提案されている。
【0003】この種の通信システムとして、図8に示す
ものが提案されている。この通信システムは、ルート
(根)ノード21、リーフ(葉)ノード22、ブランチ
(枝)ノード23、リーフノード24、リーフノード2
5を備えている。そして、ノード21−22間、ノード
21―23間、ノード23−24間及びノード23−2
5間の入出力ポートは、2組のツイストペアケーブルに
より接続されている。ノード21〜25は、前記したよ
うに、ディジタルVTR、モニタ、チューナ、パソコン
等であり、各々1個以上の入出力ポートを持っている。
各ノード21〜25にはアンプと中継器が内蔵されてい
るので、図8の通信システムは、図9に示されているよ
うな各ノード21〜25がバス26に接続されている通
信システムと等価である。
【0004】図8においては、ノード21の下位にノー
ド22とノード23が接続され、さらにノード23の下
位にノード24とノード25が接続された階層構造にな
っている。別の言い方をすれば、ノード21がノード2
2及び23の親ノードであり、ノード23がノード24
及びノード25の親ノードである。まず、この階層構造
を決定する手順について説明する。
【0005】ノード21―22間、21−23間、23
−24間及び23―25間をケーブルで接続すると、1
個の入出力ポートのみが他のノードと接続されているノ
ードは、自分と接続されているノードに対して、相手が
親ノードである旨を伝達する。図8に示す通信システム
の場合、ノード24及び25がノード23に対して、ノ
ード23が親ノードである旨を伝達し、ノード22はノ
ード21に対して、ノード21が親ノードである旨を伝
達する。
【0006】また、複数個の入出力ポートが他のノード
と接続されているノードは、自分に対して親ノードであ
る旨を伝達してきたノード以外のノードに対して、相手
が親ノードである旨を伝達する。図8の場合、ノード2
3がノード21に対して、ノード21が親ノードである
旨を伝達し、ノード21がノード23に対して、ノード
23が親ノードである旨を伝達する。この時、ノード2
1とノード23間では、互いに相手ノードが親ノードで
ある旨を伝達することになるので、先に親ノードである
旨を伝達されてしまったノードが親ノードとなる。図8
はノード21が親ノードとなった場合を示している。
【0007】次に、各ノードのアドレスを付与する手順
について説明する。ノードのアドレスは、基本的には親
ノードが子ノードに対してアドレスの付与を許可するこ
とにより行う。子ノードが複数ある場合には、例えば、
ポート番号の若い方に接続されている子ノードから順に
許可をする。
【0008】図8において、ノード21のポート#1に
ノード22が接続され、ポート#2にノード23が接続
されている場合、ノード21はノード22に対してアド
レスの付与を許可する。ノード22は自分にアドレス
を付与し、自分にアドレスを付与したことを示すデー
タをバスに送出する。次に、ノード21は、ノード23
に対してアドレスの決定を許可する。ノード23は、ポ
ート#1に接続されているノード24に対してアドレス
の付与を許可する。ノード24は、自分にアドレスを
付与する。次に、ノード23は、ポート#2に接続され
ているノード25に対してアドレスの付与を許可する。
ノード25は、自分にアドレスを付与する。ノード2
3は、子ノード24及び25のアドレス付与が終了した
ら自分にアドレスを付与する。ノード21は、子ノー
ド22及び23のアドレス付与が終了したら自分にアド
レスを付与する。
【0009】この図8に示す通信システムでは、ディジ
タルビデオ信号のように一定のデータレートで連続的に
通信を行う同期通信と、制御コマンドなどを必要に応じ
て不定期に伝送する非同期通信の両方を行うことができ
る。
【0010】また、この通信システムでは、図10に示
されているように、所定の周期、例、125μsの周期
の通信サイクルで通信が行われる。通信サイクルの始め
にはサイクルスタートパケットcspがあり、それに続
いて同期通信のためのパケットを送信する期間が設定さ
れる。同期通信を行うバケットそれぞれにチャンネル番
号1,2,3・・・Nを付けることにより、複数の同期
通信を行うことが可能である。例えば、ノード22から
ノード23に対する通信にチャンネル1が割り付けられ
ているとすると、ノード22はサイクルスタートパケッ
トcspの直後にチャンネル番号1を付けた同期通信パ
ケットを送信し、ノード23はバスを監視し、チャンネ
ル番号1が付いた同期通信パケットを取り込むことで通
信が行われる。同様に、チャンネル2は、例えばノード
24からノード21に対する通信に割り付けることがで
きる。また、1つのチャンネルのパケットを複数のノー
ドが受信することもできる。
【0011】複数の同期通信が行われるときは、サイク
ルスタートパケットcspの直後に、複数のチャンネル
の同期通信パケットの送信が試みられるが、その場合は
バスによって決まっている調停手段(例、CSMA/C
D)により、まず1つのチャンネルの同期通信パケット
が送信され、引き続き他のチャンネルの同期通信バケッ
トが順次送信される。
【0012】そして、全てのチャンネルの同期通信パケ
ットの送信が終了した後、次のサイクルスタートパケッ
トcspまでの期間が非同期通信に使用される。非同期
通信バケット(図10ではバケットA,B)には送信ノ
ード及び受信ノードのアドレスが付いており、各ノード
は自分のアドレスが付いたパケットを取り込む。
【0013】なお、以上説明した通信システムの詳細は
「IEEE P1394 シリアルバス仕様書」として
公開されているので、更なる詳細な説明は省略する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のような通信シス
テムが正しく動作するためには、それぞれの同期通信が
異なるチャンネル番号を持ち、且つ全てのチャンネルの
同期通信パケットの通信時間の合計が同期通信の周期を
越えないように管理することが必要である。そのために
は、あるノードが同期通信を始める前に、まずその通信
に必要な通信容量がバスに残っているかどうかを確認
し、残っていれば使われていないチャンネルを割り付け
てもらうことが必要である。
【0015】同期通信で使用される通信容量とチャンネ
ル番号を管理するために、バスに接続されているノード
の1つがバス管理ノードとなり、必要な管理を行うよう
にするのが普通である。この場合、他のノードは同期通
信を開始する前に、まず非同期通信パケットを用いてバ
ス管理ノードに対して使用したい通信容量を示し、チャ
ンネルの割り付けを要求する。バス管理ノードは、既に
使用されている同期通信の通信容量に要求のあった通信
容量を加えてもバスの最大通信容量を越えないかどうか
を調べる。そして、越えなければ使用されていないチャ
ンネル番号と共に同期通信の許可を通知し、越えてしま
えばチャンネルの割り付けを拒否する旨を通知する。同
期通信を終了したら、バス管理ノードに対して使用しな
くなる通信容量とチャンネル番号を通知する。
【0016】このようにバスの管理には複雑な処理が必
要であるため、例えばパーソナルコンピュータ等を中心
とした通信システムでは、パーソナルコンピュータをバ
ス管理ノードとすることにより、このパーソナルコンピ
ュータが備えるソフトウェアにより処理を行うのが普通
である。この方法をディジタルVTR、チューナ、モ二
夕等のAV機器間の通信システムに適用する場合、AV
機器に加えてパーソナルコンピュータ等の強力なデータ
処理機能を有する機器をバスに接続することが必要にな
るため、通信システムのコストがアップしてしまう。
【0017】本発明は、このような問題点を解決するた
めに提案されるものであり、バスに接続された複数の電
子機器間で同期通信を行うシステムにおいて、バスの管
理を簡単に行うことを可能とする電子機器を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述したような課題を解
決するため、本発明は、チャンネルの使用状況を記憶す
る第1の記憶手段とバスの使用状況を記憶する第2の記
憶手段とを有するバス管理機器を含む複数の電子機器が
バスで接続され、複数の電子機器間で少なくとも同期通
信を行うバスシステムにおける電子機器であって、バス
管理機器の第1の記憶手段とバス管理機器の第2の記憶
手段のそれぞれからチャンネルの使用状況とバスの使用
状況とを取得する取得手段と、この取得手段によって取
得したチャンネルの使用状況とバスの使用状況とに基づ
いて、同期通信を行うに必要なチャンネル及びバス帯域
があるか否かを判別する判別手段と、この判別手段によ
って同期通信を行うのに必要なチャンネル及びバス帯域
があると判別された際、バス管理機器の第1の記憶手段
とバス管理機器の第2の記憶手段との内容にそれぞれア
クセスして更新する更新手段とを有する。ここで、更新
手段は、取得手段で取得したチャンネルの使用状況及び
バスの使用状況と更新手段でアクセスした際に記憶され
ていたチャンネルの使用状況及びバスの使用状況とを比
較する比較手段と、取得手段で取得したチャンネルの使
用状況及びバスの使用状況と更新手段でアクセスした際
に記憶されていたチャンネルの使用状況及びバスの使用
状況とがそれぞれ一致した際に、新たなチャンネルの使
用状況と新たなバスの使用状況とを第1の記憶手段と第
2の記憶手段とにそれぞれ書き換える書き換え手段とを
有する。
【0019】また、本発明は、チャンネルの使用状況を
記憶するチャンネル使用状況記憶手段を有するバス管理
機器を含む複数の電子機器がバスで接続され、複数の電
子機器間で少なくとも同期通信を行うバスシステムにお
ける電子機器であって、バス管理機器のチャンネル使用
状況記憶手段からチャンネルの使用状況を取得する取得
手段と、この取得手段によって取得したチャンネルの使
用状況に基づいて同期通信に必要なチャンネルがあるか
否かを判別する判別手段と、この判別手段によって同期
通信を行うのに必要なチャンネルがあると判別された際
に、バス管理機器のチャンネル使用状況記憶手段の内容
にアクセスして更新する更新手段とを有する。ここで、
更新手段は、取得手段で取得したチャンネルの使用状況
と更新手段でアクセスした際に記憶されていたチャンネ
ルの使用状況とを比較する比較手段と、取得手段で取得
したチャンネルの使用状況と更新手段でアクセスした際
に記憶されていたチャンネルの使用状況とが一致した際
に、新たなチャンネルの使用状況をチャンネル使用状況
記憶手段に書き換える書き換え手段とを有する。
【0020】さらに、本発明は、バスの使用状況を記憶
するバスの使用状況記憶手段を有するバス管理機器がバ
スで接続され、上記複数のバス管理機器間で少なくとも
同期通信を行うバスシステムにおける電子機器であっ
て、バス管理機器のバス使用状況記憶手段からバスの使
用状況を取得する取得手段と、取得したバスの使用状況
に基づいて同期通信を行うのに必要なバス帯域があるか
を判別する判別手段と、この判別手段によって同期通信
を行うのに必要なバス帯域があると判別された際に、バ
ス管理機器のバス使用状況記憶手段の内容にアクセスし
て更新する更新手段とを有する。ここで、更新手段は、
取得手段で取得したバスの使用状況と更新手段でアクセ
スした際に記憶されていたバスの使用状況とを比較する
比較手段と、取得手段で取得したバスの使用状況と更新
手段でアクセスした際に記憶されていたバスの使用状況
とが一致した際に新たなバスの使用状況を上記バス使用
状況記憶手段に書き換える書き換え手段とを有する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、バスで接続された複数の電
子機器間で同期通信を行うバスシステムに用いられる本
発明に係る電子機器を説明する。
【0022】ここで、図1は本発明に係る電子機器を用
いた通信システムを説明する図であり、図2は図1にお
ける使用チャンネルレジスタ及びバス容量レジスタの構
成の一例を示す図である。
【0023】以下の説明では、複数の電子機器がシステ
ムバスによって接続され、各電子機器をノードとし、こ
れら電子機器中のバス管理用の電子機器をバス管理用ノ
ードとして説明する。
【0024】ここで、バス管理ノード11には、図1に
示すように、使用チャンネルレジスタREG1とバス容
量レジスタREG2が設けられている。また、使用チャ
ンネルレジスタREG1は、図2(a)に示すように、
例えば32ビットの容量を有し、各ビットがチャンネル
0〜31の使用状態を示す(1:使用中、0:未使
用)。さらに、バス容量レジスタREG2は、図2
(b)に示すように、例えば32ビットの容量を持ち、
バスの残り容量又は使用中の容量の合計を示す値を有し
ている。
【0025】通信システム内の他のノード12は、同期
通信を開始する前に、非同期通信パケットでバス管理ノ
ード11に設けられた使用チャンネルレジスタREG1
とバス容量レジスタREG2に対して読み出し命令を送
信し、その内容を読み出すことにより、未使用チャンネ
ルの番号とバスの残り容量を確認する。そして、未使用
チャンネルがあり、且つバスの残り容量があれば、使用
するチャンネルの番号及び使用するバスの容量がそれぞ
れ使用チャンネルレジスタREG1及びバス容量レジス
タREG2に記憶されるように、これらのレジスタに対
して書き込み命令を送信する。バス管理ノード11が同
期通信を開始する場合には、内部の使用チャンネルレジ
スタREG1及びバス容量レジスタREG2に対して書
き込み命令と読み出し命令を与えることにより同様に処
理する。
【0026】本発明を、前述した図8に示す通信システ
ムに適用した場合、全てのノード11,12に使用チャ
ンネルレジスタREG1とバス容量レジスタREG2に
設けておく。そして、バス管理ノード11は、ルートノ
ードであるノード21にする。全てのノードに使用チャ
ンネルレジスタREG1とバス容量レジスタREG2を
設けておけば、どのノードがルートノードになってもバ
スの管理を行うことできる。また、ルートノード以外の
ノードをバス管理ノードとすることもできる。
【0027】以下、図3〜図7を参照しながら本発明方
法をさらに具体的に説明する。なお、以下に示すフロー
チャートにおいて、判断ステップにおけるYESをY、
NOをNと略して記載した。
【0028】図3は、同期通信を開始する前にチャンネ
ルを取る手順の一例を示すフローチャートである。
【0029】この図において、同期通信を行うノード1
2は、まずステップS1で、バス管理ノード11内の使
用チャンネルレジスタREG1の内容を読み出す命令を
送信し、読み出されたREG1の内容を見て、0のビッ
トがあるかどうか判断する。そして、0のビットがなけ
れば空きチャンネルがないので処理を終了する。また、
0のピットがあれば、ステップS2で、使用したいチャ
ンネル番号に対応するビットを1にセットするための書
き込み命令を送信する。
【0030】次に、ステップS3で、バス管理ノード1
2に対してバス容量レジスタREG2の内容を読み出す
命令を送信し、読み出されたチャンネルレジスタREG
1の内容を見る。そして、バス容量レジスタRED2の
値、すなわちバスの残り容量と同期通信で新たに使用す
るバス容量値を比較し、バス容量レジスタRED2の値
のほうが多いか等しい場合には同期通信が可能であるか
ら、ステップS4で、バス容量レジスタRED2の値か
ら新たに使用するバス容量値を引いた値を新たなバス容
量レジスタRED2の値とするための書き込み命令を送
信し、ステップS5で、同期通信を開始する。一方、ス
テップS3で、新たに使用するバス容量値のほうが多い
場合には同期通信ができないので、バス管理ノード12
は、ステップS2で1にセットしたビットを0に戻すた
めの書き込み命令を送信する(ステップS6)。
【0031】図4は、同期通信を終了した後でチャンネ
ルを返す手順の1例を示すフローチャートである。な
お、以下の説明においてレジスタRED1、RED2の
内容を読む際、読み出し命令を送信する点及びレジスタ
RED1、RED2の内容を書き換える際に書き込み命
令を送信する点の記載は省略する。
【0032】この図4において、ステップS11で通信
が終了すると、まず、ステップS12で使用チャンネル
レジスタREG1の使用を終えたチャンネル番号に対応
するビットを0にリセットする。次に、ステップS13
でバス容量レジスタRED2の値に使用を終えたバス容
量値を加算する。
【0033】以上に説明した手順によれは、バス管理ノ
ード11は、書き込み命令及び読み出し命令に応答する
だけの簡単な動作でチャンネルの割り付けが可能である
が、この手順では複数のノードが競合した場合には正し
い処理を行うことができない。そこで、このような場合
に対処することのできる手順を図5〜図7を参照しなが
ら説明する。
【0034】図5は、使用チャンネルレジスタRED1
のビットをセットする手順、すなわち図3に示すステッ
プS1とS2に対応する手順を示すフローチャートであ
る。
【0035】まず、ステップS21で、ノード2は、使
用チャンネルレジスタRED1の値を読む。この値をa
とすると、ノード12は、ステップS22で、aに0の
ビットがあるかどうかを判断する。なお、以上の処理
は、実質的に図3のステップS1と同一である。そし
て、aに0のピットがなければ空きチャンネルがないの
で、ノード2は、チャンネルを取る手順を終了する。ま
た、aに0のビットがあれば、ステップS23で、同期
通信に使用したいチャンネルのビットを1にした値をb
とする。そして、ステップS24で、使用チャンネルレ
ジスタRED1の値がaであればこれをbに書き換え
る。
【0036】ステップS24は、他のノード12との競
合を避けるために設けた処理である。このステップS2
4は、実際にはチャンネルを取りたいノードがバス管理
ノード11に対して、使用チャンネルレジスタRED1
の値がaであればこれをbに書き換える命令を送信する
ことで実現する。使用チャンネルレジスタRED1の値
がaであるということは、このノードがステップS21
で使用チャンネルレジスタRED1の値を読み出した時
からステップS24までの間に他のノード12が使用チ
ャンネルレジスタRED1の値を書き換えていないこと
を意味する。これに対して、使用チャンネルレジスタR
ED1の値がaでないということは、他のノード12が
使用チャンネルレジスタRED1の値を書き換えたこと
を意味する。
【0037】次に、ノード12は、ステップS25で書
き換えが成功したかどうかを判断し、成功であれば処理
を終了し、失敗であればステップS21へ移行する。こ
こで、成功/失敗の判断は、例えばバス管理ノード11
から送信される書き込み結果の通知に基づいて行っても
よいし、使用チャンネルレジスタRED1の値を読み出
し、これがbに書き換えられているか否かの確認して行
ってもよい。
【0038】次に、図6は、バス容量レジスタRED2
の値からバス容量値を引く手順、すなわち前述した図3
のステップS3とS4に対応する手順を示すフローチャ
ートである。
【0039】まず、ステップS31で、ノード12は、
バス容量レジスタRED2の値を読む。この値をcとす
ると、ステップS32で、cと新たに使用するバス容量
値との大小関係を判断する。なお、以上の処理は、実質
的に図3のステップS3と同一である。そして、cが新
たに使用するバス容量値より小さければ、同期通信を行
うことができないので、図3のステップS6と同様、使
用チャンネルレジスタRED1の値を元に戻す。また、
cが新たに使用するバス容量値より大きければ、同期通
信が可能であるから、ノード12は、ステップS33
で、cから使用したいバス容量値を引いた値をdとす
る。そして、ステップS34で、バス容量レジスタRE
D2の値がcであれば、ノード2は、これをdに書き換
える。
【0040】ステップS34は、他のノード12との競
合を避けるために設けた処理である。バス容量レジスタ
RED2の値がcであるということは、このノード12
がステップS31でバス容量レジスタRED2の値を読
み出した時からステップS34までの間に他のノードが
バス容量の値を書き換えていないことを意味する。これ
に対して、バス容量レジスタRED2の値がcでないと
いうことは、他のノードがバス容量レジスタの値を書き
換えたことを意味する。
【0041】次に、ノード2は、ステップS35で書き
換えが成功したかどうかを判断し、成功であれば処理を
終了し、失敗であればステップS31へ移行する。
【0042】図7は、バス容量レジスタRED2の値に
バス容量値を足す手順、すなわち図4に示すステップS
13に対応する手順を示すフローチャートである。
【0043】まず、ステップS41で、ノード12は、
バス容量レジスタRED2の値を読み、この値をeとす
る。次に、ノード12は、ステップS42で、eに使用
を終えたバス容量値を足した値をfとする。次に、ノー
ド12は、ステップS43で、バス容量レジスタRED
2の値=eであれば、これをfに書き換える。そして、
ステップS44で、ノード12は、書き換えが成功した
かどうかを判断し、成功であれば処理を終了し、失敗で
あればステップS41へ移行する。この手順における各
処理の意味は、前述した図5及び図6の説明から明らか
であるから詳細な説明は省略する。
【0044】ここで、バス容量レジスタRED2に記憶
する値について説明する。
【0045】本例では、バス容量レジスタRED2は、
同期通信サイクル125μs中、同期通信に使用可能な
期間のうちまだ使用していない時間を、例えば通信の基
本クロックを単位として計数した値、すなわち時間を単
位とした値を記憶する。一例として、98.304Mb
psのバスシステムで、通信の基本クロックが49.1
52MHzの場合、125μs中、100μsを同期通
信に使用可能にする(残りの25μsは、前述した図1
0に示すように、サイクルスタートバケットの送信と非
同期通信に使用される。)と、バス容量の最大値は基本
クロック4915個分になる。したがって、バス容量レ
ジスタRED2は、最初に4915にセットされ、ノー
ド12に対してチャンネルを割り付ける度に使用したバ
ス容量値に対応するクロック数分だけ値を減らしてい
く。
【0046】例えば、10Mbpsの同期通信を開始す
る場合、同期通信1サイクル当たり1250bitのデ
ータを送信することになる。このデータを送信するのに
かかる時間は、データ本体を送信するための625基本
クロック周期にバスの調停等にかかるオーバーヘッド時
間を加えた時間になる。オーバーヘッドを1μsとする
と、これは50基本クロック周期に相当するので、計6
75をバス容量レジスタRED2から減算することにな
る。
【0047】通信システム内の各ノードが複数の異なる
周波数の基本クロック(例、4 9.152MHz、2
×49,152MHz、4×4 9.152MHz等)
で通信が可能であり、且つ異なる基本クロックによる同
期通信が行われる場合には、どの基本クロックによる同
期通信を行う時にも、バス容量レジスタRED2に記憶
する値は複数の基本クロックから選択した1つの基本ク
ロックで計数した値にすればよい。
【0048】次に、同期通信中に通信システムの構成が
変わった場合の動作について説明する。例えば、前述し
た図8の通信システムにおいて、ノード23とノード2
4の間で同期通信中にノード21とノード23間のケー
ブルを外すと、ノード23とノード24を含む通信シス
テム内にバス管理ノードがなくなってしまう。
【0049】そこで、このような問題を避けるために、
同期通信中にノードが外されたり、接続されたりしたと
きには、新しい構成の通信システムでアドレスが最大の
ノード(ルートノード)を新しいバス管理ノードとす
る。そして、同期通信中であったノードは、バス管理ノ
ードが決定されたら所定の時間内に新しい管理ノードに
対してチャンネル獲得手順を実行し、新たに同期通信を
開始するノードは前記所定の時間経過後にチャンネル獲
得手順を実行するように構成する。同期通信中であった
ノードは、新しい管理ノードが決定されたら直ちに同期
通信を開始し、並行してチャンネル獲得手順を実行して
もよい。
【0050】このようにすれば、管理ノードが変わった
場合でも、管理ノードが変化する前に同期通信中であっ
たノードに対して優先的にチャンネルが割り付けられ、
新しい管理ノードのレジスタには管理ノード変化前の状
態が反映されることになる。
【0051】以上の説明、通信システム内の全ノードが
使用チャンネルレジスタREG1とバス容量レジスタR
EG2を持つものとしたが、そうでない場合には、例え
ば、アドレス0のノードから順に使用チャンネルレジス
タREG1とバス容量レジスタREG2を持つノードを
検索し、最初に見つかったノードをバス管理ノードとす
ればよい。
【0052】
【発明の効果】上述したように、本発明は、取得手段で
取得した際のチャンネルの使用状況及びバスの使用状況
と、更新手段でアクセスした際のチャンネルの使用状況
及びバスの使用状況とを比較手段で比較して一致したと
きに、第1の記憶手段及び第2の記憶手段を新たなチャ
ンネルの使用状況及び新たなバスの使用状況に書き換え
手段で書き換えるので、取得手段でチャンネルの使用状
況及びバスの使用状況を取得したときから、書き換え手
段で書き換えるまでの間における他の電子機器との競合
を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバス管理方法が用いられる通信シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】バス管理ノードに設けられる使用チャンネルレ
ジスタ及びバス容量レジスタの構成の一例を示す図であ
る。
【図3】同期通信を開始する前にチャンネルを取る手順
の一例を示すフローチャートである。
【図4】同期通信を終了した後でチャンネルを返す手順
の一例を示すフローチャートである。
【図5】ノード間の競合を避けて使用チャンネルレジス
タのビットをセットする手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】ノード間の競合を避けてバス容量レジスタの値
からバス容量値を引く手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】ノード間の競合を避けてバス容量レジスタの値
にバス容量値を足す手順を示すフローチャートである。
【図8】バスに接続された複数のノード間で同期通信を
行う通信システムの一例を示す図である。
【図9】図8に示す通信システムを等価的に示すブロッ
ク図である。
【図10】図8に示す通信システムにおけるバス上のデ
ータ構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 バス管理ノード、 12 他のノード、 21
ルートノード、 22,24,25 リーフノード、
23 ブランチノード、REG1 使用チャンネルレジ
スタ、 REG2バス容量レジスタ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋 久登 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−218139(JP,A) 特開 平3−249838(JP,A) 特開 昭63−46837(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンネルの使用状況を記憶する第1の
    記憶手段とバスの使用状況を記憶する第2の記憶手段と
    を有するバス管理機器を含む複数の電子機器がバスで接
    続され、上記複数の電子機器間で少なくとも同期通信を
    行うバスシステムにおける電子機器であって、 上記バス管理機器の上記第1の記憶手段と上記バス管理
    機器の上記第2の記憶手段のそれぞれからチャンネルの
    使用状況とバスの使用状況とを取得する取得手段と、 上記取得手段によって取得した上記チャンネルの使用状
    況と上記バスの使用状況とに基づいて、同期通信を行う
    に必要なチャンネル及びバス帯域があるか否かを判別す
    る判別手段と、 上記判別手段によって同期通信を行うのに必要なチャン
    ネル及びバス帯域があると判別された際、上記バス管理
    機器の上記第1の記憶手段と上記バス管理機器の上記第
    2の記憶手段との内容にそれぞれアクセスして更新する
    更新手段とを有し、 上記更新手段は、上記取得手段で取得した上記チャンネ
    ルの使用状況及び上記バスの使用状況と上記更新手段で
    アクセスした際に記憶されていたチャンネルの使用状況
    及びバスの使用状況とを比較する比較手段と、上記取得
    手段で取得した上記チャンネルの使用状況及び上記バス
    の使用状況と上記更新手段でアクセスした際に記憶され
    ていた上記チャンネルの使用状況及び上記バスの使用状
    況とがそれぞれ一致した際に、新たなチャンネルの使用
    状況と新たなバスの使用状況とを上記第1の記憶手段と
    上記第2の記憶手段とにそれぞれ書き換える書き換え手
    段とを有することを特徴とする電子機器
  2. 【請求項2】 上記第1の記憶手段及び上記第2の記憶
    手段は、レジスンタであることを特徴とする請求項1記
    載の電子機器。
  3. 【請求項3】 チャンネルの使用状況を記憶するチャン
    ネル使用状況記憶手段を有するバス管理機器を含む複数
    の電子機器がバスで接続され、上記複数の電子機器間で
    少なくとも同期通信を行うバスシステムにおける電子機
    器であって、 上記バス管理機器の上記チャンネル使用状況記憶手段か
    らチャンネルの使用状況を取得する取得手段と、 上記取得手段によって取得した上記チャンネルの使用状
    況に基づいて同期通信に必要なチャンネルがあるか否か
    を判別する判別手段と、 上記判別手段によって同期通信を行うのに必要なチャン
    ネルがあると判別された際に、上記バス管理機器の上記
    チャンネル使用状況記憶手段の内容にアクセスして更新
    する更新手段とを有し、 上記更新手段は、上記取得手段で取得した上記チャンネ
    ルの使用状況と上記更新手段でアクセスした際に記憶さ
    れていたチャンネルの使用状況とを比較する比較手段
    と、上記取得手段で取得した上記チャンネルの使用状況
    と上記更新手段でアクセスした際に記憶されていた上記
    チャンネルの使用状況とが一致した際に、新たなチャン
    ネルの使用状況を上記チャンネル使用状況記憶手段に書
    き換える書き換え手段とを有することを特徴とする電子
    機器。
  4. 【請求項4】 上記チャンネル使用状況記憶手段は、レ
    ジスンタであることを特徴とする請求3記載の電子機
    器。
  5. 【請求項5】 バスの使用状況を記憶するバスの使用状
    況記憶手段を有するバス管理機器がバスで接続され、上
    記複数のバス管理機器間で少なくとも同期通信を行うバ
    スシステムにおける電子機器であって、 上記バス管理機器の上記バス使用状況記憶手段からバス
    の使用状況を取得する取得手段と、 取得した上記バスの使用状況に基づいて同期通信を行う
    のに必要なバス帯域があるかを判別する判別手段と、 上記判別手段によって同期通信を行うのに必要なバス帯
    域があると判別された際に、上記バス管理機器の上記バ
    スの使用状況記憶手段の内容にアクセスして更新する更
    新手段とを有し、 上記更新手段は、上記取得手段で取得した上記バスの使
    用状況と上記更新手段でアクセスした際に記憶されてい
    たバスの使用状況とを比較する比較手段と、上記取得手
    段で取得した上記バスの使用状況と上記更新手段でアク
    セスした際に記憶されていたバスの使用状況とが一致し
    た際に新たなバスの使用状況を上記バス使用状況記憶手
    段に書き換える書き換え手段とを有することを特徴とす
    る電子機器。
  6. 【請求項6】 上記バス使用状況記憶手段は、レジスタ
    であることを特徴とする請求項5記載の電子機器。
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