JP3221219U - 部分強調看板及び当該看板に用いるポスター - Google Patents
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Abstract
【課題】 極めて簡易な構成から成る部分強調看板及びそれに用いるポスターを提供する。【解決手段】本考案の部分強調看板は、ポスター(4)と、ポスターの裏面側に照明ユニット(3)とを有する部分強調看板において、ポスター(4)は、強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されていることを特徴とする。当該構成により、強調させようとする部分を、非常に高いコントラストで目立たせることができると同時に、ポスターに描かれている文字や絵などを良好に認識可能にすることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、ポスターの内、看者に注目して欲しい一部分を強調する部分強調看板及び当該看板に用いるポスターに関する。
従来、部分強調看板として、ポスターの裏面側に照明ユニットを備える他、ポスター表面に開けた孔に光ファイバーを取り付けて部分強調するものが知られている。
照明ユニットの他に、光ファイバーを発光させる装置を追加すると、コスト高につながる。また、液晶ディスプレイ及び画像表示装置を用いれば、部分強調表示は可能であるが、システムが複雑でよりコスト高となる。
本考案は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、極めて簡易な構成から成る部分強調看板及び当該看板に用いるポスターを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案の部分強調看板は、ポスターと、当該ポスターの裏面側に照明ユニットとを有する部分強調看板において、前記ポスターは、強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されていることを特徴とする。
前記ポスターは、透光性を有する材料でできており、前記強調しようとする部分以外の部分の裏面全てに遮光印刷が施されていることが好ましい。
前記ポスターは、透光性のシートの表面又は裏面に、伝えようとする内容が印刷されており、前記照明ユニットに最も近い面の、前記強調しようとする部分以外の部分全てに遮光印刷が施されていることが好ましい。
前記透光性のシートは、透光性のカラーシートであることが好ましい。
前記ポスターは、遮光性のシートの表面に、伝えようとする内容が印刷されており、かつ、前記シートの内、強調しようとする部分が除去されていることが好ましい。
また、本考案のポスターは、ポスターの裏面側を照射する照明ユニットを有する部分強調看板用のポスターであって、強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されていることが好ましい。
透光性を有する材料でできており、前記強調しようとする部分以外の部分の裏面全てに遮光印刷が施されていることが好ましい。
透光性のシートの表面又は裏面に、伝えようとする内容が印刷されており、前記照明ユニットに最も近い面の、前記強調しようとする部分以外の部分全てに遮光印刷が施されていることが好ましい。
前記透光性のシートは、透光性のカラーシートであることが好ましい。
遮光性のシートの表面に、伝えようとする内容が印刷されており、かつ、前記シートの内、ポスターで強調しようとする部分が除去されていることが好ましい。
前記遮光性のシートの除去されている部分に、透明のフィルムが設けてあることが好ましい。
本考案の部分強調看板によれば、ポスターは照明ユニットからの光が透光性を有する部分だけを通過するので、従来の照明ユニットを有している看板本体にセットして用いるだけで、強調させようとする部分を、非常に高いコントラストで目立たせることができる。
本考案の部分強調看板は、強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されているポスターを用いることを特徴とする。当該構成を採用することにより、例えば、日中、液晶ディスプレイを用いる看板で、一部分の輝度を明るくする場合に比べ、強調させようとする部分を非常に高いコントラストで目立たせることができる。更に、強調させない部分も、周りの明るさによって十分に細かいところまで目視確認できる、という利点も併せ持つ。
本考案の一実施形態に係る部分強調看板について説明する。図1は、部分強調看板1の分解斜視図である。部分強調看板1は、看板本体2と、照明ユニット3と、伝えようとする内容が印刷されているポスター4と、透明保護カバー5とで構成されている。看板本体2は、上側に矩形の開口2aを有している矩形容器形状で、照明ユニット3とポスター4との間に、照明効率、発熱からの保護等を考慮して決められる間隔を確保する深さを有している。また、看板本体2の開口2aの内側上縁には、ポスター4を嵌合させる段2bが設けられている。開口2aは、ポスター4を段2bに嵌合収納した後に透明保護カバー5によって封止される。透明保護カバー5は、ポスター4をしっかりと保護するが、取り外し容易な接着剤又は着脱可能な取付具等によって、取り付けられている。
ポスター4は、ポスター本体4aと、ポスター本体4aの下側に敷かれてポスター本体4aを平らに保持する、透光性を有している透明又は乳白アクリル製のポスター保持板4bと、で構成されている。
ポスター本体4aは、照明ユニット3からの照明に対し、強調しようとする部分、本図では「SALE」の文字部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されている。
図2は、図1に示したポスター本体4aのA−A’断面図を示す。理解の容易のため、ポスター本体4aの「SALE」の文字部分に設けられている開口部分を解りやすく示す。ポスター本体4aは、透光性を有し、強調しようとする部分に開口4cが切り欠き処理によって設けられている紙又は布製のポスター部4dと、当該ポスター部4dの裏面(図面下側)の、開口4c以外の部分に印刷された、遮光性の遮光印刷面4dと、で構成されている。図2では、理解の容易のため、遮光印刷面4dを実際よりも厚みのあるものとして示している。開口4cは、遮光印刷時に特にマスクなどを設けていなくても印刷されないので、処理しやすい。
ポスター本体4aの変形例としては、遮光性のシートの表面に、伝えようとする内容が印刷されており、かつ、前記シートの内、ポスターで強調しようとする部分が除去されているものでも良い。
図3は、ポスター本体4aの変形例に係るポスター本体10のA−A’断面図を示す。ポスター本体10は、切り欠き処理などで、強調したい部分に開口10aを設けた遮光性の遮光シート10bと、その表面(図面上側)の開口10aと重なる部分以外の部分に、伝えようとする内容が印刷されているポスター印刷面10cと、で構成されている。図3では、理解の容易のため、ポスター印刷面10cを実際よりも厚みのあるものとして示している。遮光シート10bの除去されている開口10aの部分には、透明のフィルムを設けてもよい。
ポスター本体4aの別の実施形態としては、透光性のシートの表面又は裏面に、伝えようとする内容が印刷されており、前記照明ユニットに最も近い面の、前記強調しようとする部分以外の部分全てに遮光印刷が施されているものでも良い。
図4は、別の実施形態に係るポスター本体11のA−A’断面図を示す。ポスター本体11は、透光性の透明シート11aと、伝えようとする内容の内、強調したい部分に開口11bを設けて、透明シート11aの表面(図面上側)に印刷したポスター印刷面11cと、その裏面に、開口11bと重なる部分以外の部分に印刷した遮光印刷面11dと、で構成されている。透明シート11aは、透光性のカラーシートを用いても良い。図4では、理解の容易のため、ポスター印刷面11cと、遮光印刷面11dを実際よりも厚みのあるものとして示してある。
図5は、別の実施形態に係るポスター本体12のA−A’断面図を示す。ポスター本体12は、透光性の透明シート12aと、伝えようとする内容の内、強調したい部分に開口12bを設けて、透明シート12aの裏面(図面下側)に印刷したポスター印刷面12cと、さらに、ポスター印刷面12cに重ね塗りするように、開口12bと重なる部分以外の部分に印刷した遮光印刷面12dと、で構成されている。透明シート12aは、透光性のカラーシートを用いても良い。図5では、理解の容易のため、ポスター印刷面12cと、遮光印刷面12dを実際よりも厚みのあるものとして示してある。
上記のポスター本体4a、10、11、12、13の何れかと、ポスター保持板4bと、で構成されるポスター4を用いる部分強調看板は、強調させようとする部分を非常に高いコントラストで目立たせることができる。同時に、例えば、日中及び照明の付いている商店街の中であれば、ポスターに描かれている文字や絵などを良好に認識可能にすることができる。例えば、同じ環境下で、液晶ディスプレイの場合、強調しようとする部分の輝度を上げる代わりに、低い輝度にした部分はほとんど認識できなかった。目立たせようとする部分の外縁は、物理的に遮光されているので、バックライト式液晶ディスプレイよりも明確である。
なお、本考案は、上記各種実施形態の構成に限られず、考案の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、ポスター4は、ポスター本体4aが看板本体2の段2bに撓み少なく嵌合収納される場合には、ポスター保持板4bを省いても良い。
なお、本明細書において、ポスター4において、「強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されている」とは、使用時に、強調しようとしていない部分は遮光処理されていることを意味する。例えば、ポスター4において、看板本体2の段2bに嵌合収納される縁の部分、即ち、看者から見えない場所も含めて遮光処理されていることを必須要件とするものではない。
本考案の部分強調看板に用いるポスター4は、種々の形状及び形式の照明ユニット3を用いる既存の看板本体2に使用することができる。ポスター4は、強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されているので、例えば、日中、強調させようとする部分を非常に高いコントラストで目立たせることができと同時に、強調させない部分も周りの明るさによって十分に細かいところまで目視確認することができる。
1 部分強調看板
2 看板本体
3 照明ユニット
4 ポスター
4a、10、11、12 ポスター本体
10b 遮光性の遮光シート
11a、12a 透光性の透明シート
4b ポスター保持板
5 透明保護カバー
2 看板本体
3 照明ユニット
4 ポスター
4a、10、11、12 ポスター本体
10b 遮光性の遮光シート
11a、12a 透光性の透明シート
4b ポスター保持板
5 透明保護カバー
前記ポスターは、遮光性の遮光シートの表面に、伝えようとする内容が印刷されており、かつ、前記シートの内、強調しようとする部分が除去されて開口が設けられていることが好ましい。
遮光性の遮光シートの表面に、伝えようとする内容が印刷されており、かつ、前記シートの内、ポスターで強調しようとする部分が除去されて開口が設けられていることが好ましい。
Claims (12)
- ポスターと、当該ポスターの裏面側に照明ユニットとを有する部分強調看板において、
前記ポスターは、強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されていることを特徴とする部分強調看板。 - 前記ポスターは、透光性を有する材料でできており、前記強調しようとする部分以外の部分の裏面全てに遮光印刷が施されている、請求項1に記載の部分強調看板。
- 前記ポスターは、透光性のシートの表面又は裏面に、伝えようとする内容が印刷されており、前記照明ユニットに最も近い面の、前記強調しようとする部分以外の部分全てに遮光印刷が施されている、請求項2に記載の部分強調看板。
- 前記透光性のシートは、透光性のカラーシートである、請求項3に記載の部分強調看板。
- 前記ポスターは、遮光性のシートの表面に、伝えようとする内容が印刷されており、かつ、前記シートの内、強調しようとする部分が除去されている、請求項1に記載の部分強調看板。
- 前記ポスターは、前記遮光性のシートの除去されている部分に、透明のフィルムが設けてある、請求項5に記載の部分強調看板。
- ポスターの裏面側を照射する照明ユニットを有する部分強調看板用のポスターであって、
強調しようとする部分のみ透光性を有し、他の部分は遮光処理されていることを特徴とするポスター。 - 透光性を有する材料でできており、前記強調しようとする部分以外の部分の裏面全てに遮光印刷が施されていることを特徴とする請求項7に記載のポスター。
- 透光性のシートの表面又は裏面に、伝えようとする内容が印刷されており、前記照明ユニットに最も近い面の、前記強調しようとする部分以外の部分全てに遮光印刷が施されている、請求項7に記載のポスター。
- 前記透光性のシートは、透光性のカラーシートである、請求項9に記載のポスター。
- 遮光性のシートの表面に、伝えようとする内容が印刷されており、かつ、前記シートの内、ポスターで強調しようとする部分が除去されている、請求項7に記載のポスター。
- 前記遮光性のシートの除去されている部分に、透明のフィルムが設けてある、請求項11に記載のポスター。
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JP2019000218U JP3221219U (ja) | 2019-01-24 | 2019-01-24 | 部分強調看板及び当該看板に用いるポスター |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022020027A (ja) * | 2020-07-18 | 2022-01-28 | 那須 正和 | 面係止装飾案内表示物及びその製造方法 |
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2019
- 2019-01-24 JP JP2019000218U patent/JP3221219U/ja not_active Expired - Fee Related
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