JP3220644U - ベルト締結具 - Google Patents
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Abstract
【課題】長尺のベルトで多数の業務用ガス容器をひとまとめにして縛り付ける作業を一人でも可能とするベルト締結具を提供する。
【解決手段】多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付けるためのベルト締結具1である。このベルト締結具1は、多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付けるための長尺ベルト8と、前記長尺ベルト8の両端部8a・8bにそれぞれ付設され、当該長尺ベルト8の両端部を着脱可能に連結する一対の連結具7a・7bと、前記長尺ベルト8の一端部に付設され、当該長尺ベルト8の一端部を前記業務用ガス容器10のバルブ部分11に連結する連結ワイヤ9を備える。
【選択図】図1
【解決手段】多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付けるためのベルト締結具1である。このベルト締結具1は、多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付けるための長尺ベルト8と、前記長尺ベルト8の両端部8a・8bにそれぞれ付設され、当該長尺ベルト8の両端部を着脱可能に連結する一対の連結具7a・7bと、前記長尺ベルト8の一端部に付設され、当該長尺ベルト8の一端部を前記業務用ガス容器10のバルブ部分11に連結する連結ワイヤ9を備える。
【選択図】図1
Description
本考案は、多数の業務用LPガス容器等(以下、単にガス容器という)をひとまとめにして縛り付けるのに便利な業務用のベルト締結具に関する。
近年地震や台風等の自然災害が多発しているが、例えばLPガスステーション等において多数の業務用ガス容器が転倒・散乱し、それにより事故が生ずることになる。このような状況を回避するために、行政側からも多数の業務用ガス容器をベルト締結具でひとまとめにして縛り付けておくことが求められる。
この種のベルト締結具は例えば本出願人により提供されている。それは特許文献1に示すもの(以下「従来例」という)で、例えば図3中で示すように、長尺のベルト8で多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付け、その長尺のベルト8の両端部8a・8bにそれぞれ締結具7a・7bを設け、一方の締結具7aと他方の締結具7bとを着脱自在に連結するように構成してある。
実用新案登録第3173479号
上記従来例では、以下のような不都合がある。
長尺のベルト8で多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付ける際に、そのベルト8の一端部8aを持って多数の業務用ガス容器10の周りを一周すると、そのベルト8に引きつられてそのベルトの他端部8bが移動する。つまり、二人掛りで多数の業務用ガス容器10の縛り付け作業をすることが必要となる。
長尺のベルト8で多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付ける際に、そのベルト8の一端部8aを持って多数の業務用ガス容器10の周りを一周すると、そのベルト8に引きつられてそのベルトの他端部8bが移動する。つまり、二人掛りで多数の業務用ガス容器10の縛り付け作業をすることが必要となる。
本考案は上記のような難点を解消するためになされたもので、長尺のベルトで多数の業務用ガス容器をひとまとめにして縛り付ける作業を一人でも可能なベルト締結具を提供することをその目的とする。
本考案は前記課題を解決するものとして以下のように構成される。
即ち、本考案のベルト締結具1は、多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付けるための長尺ベルト8と、前記長尺ベルト8の両端部8a・8bにそれぞれ付設され、当該長尺ベルト8の両端部8a・8bを着脱可能に連結する一対の連結具7a・7bと、を備えるベルト締結具1において、前記長尺ベルト8の一端部8bに付設され、当該長尺ベルト8の一端部8bを前記業務用ガス容器10のバルブ部分11に連結する連結ワイヤ9を備えることを特徴とするものである。
即ち、本考案のベルト締結具1は、多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付けるための長尺ベルト8と、前記長尺ベルト8の両端部8a・8bにそれぞれ付設され、当該長尺ベルト8の両端部8a・8bを着脱可能に連結する一対の連結具7a・7bと、を備えるベルト締結具1において、前記長尺ベルト8の一端部8bに付設され、当該長尺ベルト8の一端部8bを前記業務用ガス容器10のバルブ部分11に連結する連結ワイヤ9を備えることを特徴とするものである。
また、本考案の他の特徴は、上記特徴構成に以下の構成を付加したものである。
即ち、前記一対の連結具7a・7bのうち、一方の連結具7aは鉤部3aを備え、他方の連結具7bは当該鉤部7aが係合する係合孔3bを備えることを特徴とするものである。
即ち、前記一対の連結具7a・7bのうち、一方の連結具7aは鉤部3aを備え、他方の連結具7bは当該鉤部7aが係合する係合孔3bを備えることを特徴とするものである。
本考案はさらに以下の特徴構成を備えるものである。
即ち、少なくとも一方の連結具7aは三つのスリット状長孔S1・S2・S3を備え、それらのスリット状長孔S1・S2・S3を後方から順に第一スリットS1、第二スリットS2、第三スリットS3と規定し、前記ベルト8の一端部を第一スリットS1、第二スリットS2、及び第三スリットS3に順次挿通するとともに、再び第一スリットS1に逆向きに挿通して構成したことを特徴とするものである。
即ち、少なくとも一方の連結具7aは三つのスリット状長孔S1・S2・S3を備え、それらのスリット状長孔S1・S2・S3を後方から順に第一スリットS1、第二スリットS2、第三スリットS3と規定し、前記ベルト8の一端部を第一スリットS1、第二スリットS2、及び第三スリットS3に順次挿通するとともに、再び第一スリットS1に逆向きに挿通して構成したことを特徴とするものである。
本考案のベルト締結具によれば、前記長尺ベルト8の一端部に付設された連結ワイヤ9を備えることから、その連結ワイヤ9をガス容器10のバルブ部分11に連結することで長尺ベルト8の一端部とガス容器10とを連結する。これにより長尺のベルト8で多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付ける際に、そのベルトの一端部を持って多数の業務用ガス容器の周りを一周しても、そのベルトに引きつられてそのベルトの他端部が移動することはない。つまり、長尺のベルト8で多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付ける作業を一人でも可能になる。
本考案の付加構成によれば、一対の連結具7a・7bのうち、一方の連結具7aは鉤部3aを備え、他方の連結具7bは当該鉤部3aが係合する係合孔3bを備えることから、前記係合孔3bに前記鉤部3aを係合させるだけで一対の連結具7a・7bをワンタッチで連結することができる。
本考案のさらに別の付加構成によれば、少なくとも一方の連結具7aは三つのスリット状長孔S1・S2・S3を備え、長尺ベルト8の一端部8aを第一スリットS1、第二スリットS2、及び第三スリットS3に順次挿通する際に長尺ベルト8の長さを調節する。そして再び第一スリットS1に長尺ベルト8の一端部8aを逆向きに挿通することにより、緩むことなく多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして強固に縛り付けることができる。これにより実際の作業において至便となる。
以下、本考案の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、技術的に好ましい種々の部材が付加されているが、本考案の技術的範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は本考案の第1の実施形態に係るベルト締結具を示し、同図(A)はそのベルト締結具の要部の斜視図、同図(B)はその要部の横断平面図である。このベルト締結具1は、例えばLPガスステーション等において、多数の業務用ガス容器10の転倒・散乱を防ぐために、それらの業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付けるのに使用されることを意図して制作されたものであるが、その用途はLPガス容器に限るものではない。
このベルト締結具1は、長尺ベルト8と、この長尺ベルト8の両端部にそれぞれ付設され、相互に着脱自在に構成された一対の連結具7a・7bと、他方の連結具7bと業務用ガス容器10のバルブ部分11とを連結する連結ワイヤ9とを備えている。上記連結ワイヤ9はその一端部にその大きさを可変とする掛け輪9aを備え、その掛け輪9aを業務用ガス容器10のバルブ部分11に引っ掛けるとともに、その他端部9bを後述する連結具7bに連結してある
上記連結ワイヤ9をガス容器10のバルブ部分11に連結することで長尺ベルト8の一端部とガス容器10とを連結することができる。これにより長尺のベルト8で多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付ける際に、そのベルトの一端部を持って多数の業務用ガス容器の周りを一周しても、そのベルトに引きつられてそのベルトの他端部が移動することはない。つまり、長尺のベルト8で多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして縛り付ける作業を一人でも可能になる。なお、上記掛け輪9aに代えて強力な磁石を用いることにより、長尺ベルト8の一端部とガス容器10とを連結することができる。
上記一対の連結具7a・7bのうち、一方の連結具7aには鉤部3aが形成され、他方の連結具7bには当該鉤部3aが係合する係合孔3bが形成されている。前記係合孔3bに前記鉤部3aを係合させ、これとは逆に前記係合孔3bと前記鉤部7aとを係合解除することができる。これにより一対の連結具7a・7bをワンタッチで連結し、連結解除することができる。
上記各連結具7a・7bにはそれぞれ三つのスリット状長孔S1・S2・S3が形成されている。そして図1(B)に示すように、長尺ベルト8の両端部8a・8bをそれぞれ第一スリットS1、第二スリットS2、及び第三スリットS3に順次挿通するとともに、再び第一スリットS1に逆向きに挿通する。
なお、上記第一スリットS1のスリット幅L1は、第二スリットS2のスリット幅L2及び第三スリットS3のスリット幅L3よりも若干広く形成されている。これは各第一スリットS1・S1にはそれぞれ長尺ベルト8の両端部8a・8bが二重に挿通されることとなるため、その分だけスリット幅L1を広くしたものである。
図1(A)中に示すように、長尺ベルト8の両端部8a・8bをそれぞれ矢印F・F方向へ引っ張ることにより、多数の業務用ガス容器10をひとまとめにして強固に縛り付けることができる。また、以上の構成は実際の作業においても至便となる。
図2は本考案の別の実施形態に係るベルト締結具を示し、同図(A)はベルト締結具の斜視図、同図(B)はそのベルト締結具の横断平面図である。ただし、この図では前記連結ワイヤの記載は省略してある。また、この実施形態では、前記一方の連結具7bの近傍にベルト調節具7cが配設されている。
このベルト調節具7cはベルト挿通用の二つのスリットS・Sが形成され、このスリットS・Sに長尺ベルト8の本体部分を挿通するとともに、その一端部8bを重ねて挿通することにより余分の長さを調節することができる。この場合には一方の連結具7bには図示するように長尺ベルト8の一端部8bを各スリットに重ねて挿通する必要はない。上記ベルト調節具7cを付設することによって、緩むことなく長尺ベルト8を張ることができるからである。なお、この実施形態では、ベルトの端部8cを折り返して縫製してある。当該端部8cがベルト調節具7cから抜けるのを確実に防止するためである。
上記の実施形態では、各連結具7a・7bやベルト調節具7cは金具で構成されているが、これらの金具に代えて高強度の強化プラスチックで構成しても良い。また、前記連結ワイヤ9に代えて他の部材(例えば紐状の部材等)で構成しても良い。
また上記の実施形態では、一対の連結具7a・7bのうち、一方の連結具7aが鉤部3aを備え、他方の連結具7bが係合孔3bを備えるものについて例示したが、これに代えて両者とも鉤部3a・3aを備え、それらの鉤部3a・3a同士を相互に掛け合わせることもできる。
1…ベルト締結具、3a…鉤部、3b…係合孔、7a・7b…連結具、8…長尺ベルト、8a・8b…長尺ベルトの端部、9…連結ワイヤ、10…業務用ガス容器、11…業務用ガス容器のバルブ部分、S1…第一スリット、S2…第二スリット、S3…第三スリット。
Claims (3)
- 多数の業務用ガス容器(10)をひとまとめにして縛り付けるための長尺ベルト(8)と、前記長尺ベルト(8)の両端部(8a・8b)にそれぞれ付設され、当該長尺ベルト(8)の両端部(8a・8b)を着脱可能に連結する一対の連結具(7a・7b)と、を備えるベルト締結具において、
前記長尺ベルト(8)の一端部(8b)に付設され、当該長尺ベルト(8)の一端部(8b)を前記業務用ガス容器(10)のバルブ部分(11)に連結する連結ワイヤ(9)を備えることを特徴とするベルト締結具。 - 請求項1に記載したベルト締結具において、
前記一対の連結具(7a・7b)のうち、一方の連結具(7a)は鉤部(3a)を備え、他方の連結具(7b)は当該鉤部(7a)が係合する係合孔(3b)を備えることを特徴とするベルト締結具。 - 請求項1又は請求項2に記載したベルト締結具において、
前記少なくとも一方の連結具(7a)は三つのスリット状長孔(S1・S2・S3)を備え、それらのスリット状長孔(S1・S2・S3)を後方から順に第一スリット(S1)、第二スリット(S2)、第三スリット(S3)と規定し、前記ベルト(8)の一端部(8a)を第一スリット(S1)、第二スリット(S2)、及び第三スリット(S3)に順次挿通するとともに、再び第一スリット(S1)に逆向きに挿通して構成したことを特徴とするベルト締結具。
Priority Applications (1)
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2018
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