JP3220283B2 - 流量センサー - Google Patents

流量センサー

Info

Publication number
JP3220283B2
JP3220283B2 JP13649893A JP13649893A JP3220283B2 JP 3220283 B2 JP3220283 B2 JP 3220283B2 JP 13649893 A JP13649893 A JP 13649893A JP 13649893 A JP13649893 A JP 13649893A JP 3220283 B2 JP3220283 B2 JP 3220283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
primary
flow path
shaft
orifice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13649893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06323884A (ja
Inventor
広宣 松沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advance Denki Kogyo KK
Original Assignee
Advance Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advance Denki Kogyo KK filed Critical Advance Denki Kogyo KK
Priority to JP13649893A priority Critical patent/JP3220283B2/ja
Publication of JPH06323884A publication Critical patent/JPH06323884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3220283B2 publication Critical patent/JP3220283B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液体または気体の流量
センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造等においては、超純水およ
び薬液の流量を知る必要がしばしばある。そこで従来で
は、流路に羽根車を設置してこの羽根車の回転数により
流量を感知するもの、あるいは流路にテーパ管を配置し
浮子を動かして流量を感知するもの等が用いられてい
る。
【0003】しかし、羽根車式のものは羽根車の摺動部
分が流体と直接接するために流体中に微細なゴミが混入
されるおそれがあり、超純水や薬液の測定には好ましく
なかった。一方、浮子式のものは、浮子がテーパ管の中
を浮遊するため現場での視覚による確認しかできず、浮
子の動作を電気的な信号に変換することがほとんど不可
能であった。また、浮子式のものは流量が大きくなると
バイパスが必要となりデッドボリュームが大きくなると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の点に
鑑み、可動部を有さずゴミの発生するおそれがなくて超
純水や薬液に最適に使用でき、しかも流量を直接電気的
信号として得ることができる流量センサーを提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、シャフト両
端に一次側ダイヤフラムと二次側ダイヤフラムとを対向
配置し、前記両ダイヤフラム間のシャフトの外周には、
前記一次側ダイヤフラム内側の一次側流路と二次側ダイ
ヤフラム内側の二次側流路とを連通するシャフト外周流
路を遮断する中間ダイヤフラムとその外周の外側部分を
形成するとともに、該中間ダイヤフラム又はその外側部
分に設けられた貫通孔をオリフィスとし、該オリフィス
部で前記一次側通路と二次側通路を連通して前記一次及
び二次ダイヤフラムの内面に流体の圧力が加わるように
し、前記一次側ダイヤフラムの背面に一次側ダイヤフラ
ムの背圧を検出するひずみ計を配置したことを特徴とす
る流量センサーに係る。
【0006】
【作用】この発明の流量センサーは、使用時に測定用の
流体が、一次側ダイヤフラムの側からシャフト外周を経
て二次側ダイヤフラムの側へ流路を流れる。その際シャ
フト外周流路を遮断する中間ダイヤフラム及びその外周
の外側部分が設けられていて該中間ダイヤフラム又はそ
の外側部分にはオリフィスが形成されているため、オリ
フィスの前後で流量に応じた差圧が発生し、その差圧が
一次側ダイヤフラムに加わる。また、流量が変化すると
その差圧が変化して一次側ダイヤフラムに加わる圧力も
変化する。そのため一次側ダイヤフラムの背圧をひずみ
計で検出して電圧信号を得、それにより流量を測定する
のである。しかも、3枚のダイヤフラムを有するため、
微少流量に対しても感度良く働く。
【0007】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例に係る流量センサー
の断面図である。図1に示される流量センサー40は、
容器12、一次側ダイヤフラム53、二次側ダイヤフラ
ム54、ひずみ計55からなる。
【0008】容器12は、中央のボディ46と、その両
側に組み合わされるケース47とベース48からなる。
この容器12は、樹脂または金属から形成されるが、耐
蝕性に優れるポリテトラフルオロエチレン(PTFE樹
脂)等のフッ素樹脂が好適である。
【0009】前記ボディ46には、ケース47との組み
合わせ面16に円形に窪んだ一次側流路49が形成さ
れ、一方ベース48との組み合わせ面18には円形に窪
んだ二次側流路50が形成されている。また、前記ボデ
ィ46の一次側流路49と二次側流路50間には中間ダ
イヤフラム44とその外周の外側部分44aとが形成さ
れ、該中間ダイヤフラム44の中心位置にはシャフト4
2が立設され、さらに該シャフト42の外周に一次側流
路49と二次側流路50を連結する流路がシャフト外周
流路43として形成されている。このようにこの実施例
では、中間ダイヤフラム44及びその外側部分44a
が、シャフト42と共にボディ46の一部として一体形
成されている。前記シャフト42の外径は、シャフト外
周流路43の内径より僅かに小とされ、この実施例にあ
っては、シャフトの外径が18mm、シャフト外周流路4
3の内径が20mmである。
【0010】前記シャフト外周流路43は、前記シャフ
ト42外周面の中間ダイヤフラム44によって遮断さ
れ、該中間ダイヤフラム44に形成された貫通孔45を
オリフィスとし、該オリフィス部分で一次側流路49と
二次側流路50が連通されている。前記一次側及び二次
側流路49,50は一次側及び二次側ダイヤフラム5
3,54の収容部を兼ねる。またボディ46には、一次
側流路49に連通する流体流入口51と、二次側流路5
0と連通する流体流出口52が各々ボディ46側面で開
口して形成されている。さらに、組み合わせ面16,1
8には流路外周にダイヤフラム挟着用凹部23,24が
環状に形成されている。
【0011】ケース47には、ボディとの組み合わせ面
25にボディ46のダイヤフラム挟着用凹部23と対向
するダイヤフラム挟着用凹部26と、ひずみ計収容凹部
27が形成されている。またベース48には、ボディ4
6との組み合わせ面28にボディ46のダイヤフラム挟
着用凹部24と対向するダイヤフラム挟着用凹部29が
形成されている。
【0012】一次側ダイヤフラム53および二次側ダイ
ヤフラム54は、周縁31,35が厚肉とされ、また中
央内面が円形に突出した円板状からなる。一次側ダイヤ
フラム53は、内面をボディ46内側へ向けてボディ4
6とケース47の組み合わせ面にあるダイヤフラム挟着
用凹部23,26間に周縁31の厚肉部が挟着され、そ
れにより一次側流路49に収容される。一方二次側ダイ
ヤフラム54は、内面をボディ46内側へ向けてボディ
46とベース48の組み合わせ面にあるダイヤフラム挟
着用凹部24,29間に周縁35の厚肉部が挟着されて
二次側流路50に収容される。
【0013】また前記一次側及び二次側ダイヤフラムを
容器12に収容する際、一次側及び二次側ダイヤフラム
53,54は、シャフト42の端部に、螺合または接着
等により中央内面が連結される。なお、前記一次側及び
二次側ダイヤフラム53,54も、耐蝕性に優れるポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE樹脂)等のフッ素樹
脂が好適である。
【0014】ひずみ計55は、圧縮ひずみを検出して電
圧信号として取り出す、例えばロードセル等の公知のも
のが使用される。このひずみ計55は、前記ケース47
のひずみ計収容凹部27に収容されて、その検出部が一
次側ダイヤフラム53の背面に接触するように配置され
る。39はひずみ計のリード線である。
【0015】このようにしてなる流量センサー40は、
測定流体が流れる配管の途中に流体流入口51が上流
側、流体流出口52が下流側として接続される。これに
より測定流体は、一次側流路49から、シャフト外周流
路43を遮断する中間ダイヤフラム44に設けられた貫
通孔45のオリフィス部を通り、二次側流路50を経て
最終的に流体流出口52より流出する。なお、ひずみ計
のリード線39は、電圧計等の表示装置、コンピュータ
ー等の演算処理装置あるいは各種制御装置等に接続され
る。
【0016】前記流体は、オリフィスを構成する中間ダ
イヤフラム44の貫通孔45を通るシャフト外周流路4
3通過時に、オリフィスの前後、すなわち一次側流路4
9と二次側流路50間に流量に応じた差圧を生じさせ
る。その差圧により一次側ダイヤフラム53が加圧され
て、一次側ダイヤフラム53に背圧が発生する。その背
圧は、一次側ダイヤフラム53の背面に設けたひずみ計
55により検出されて電圧信号として取り出され、その
検出信号がリード線39と接続された電圧計等に送ら
れ、流量が測定される。また、測定流体の流量が変化す
ると前記差圧が変化して一次側ダイヤフラム53の背圧
が瞬時に変化する。その背圧変化もひずみ計55により
検出されて検出信号が電圧計等に送られ、流量変化が瞬
時に測定される。
【0017】さらに、前記流量センサー40にあって
は、一次側ダイヤフラム53及び二次側ダイヤフラム5
4とその間の中間ダイヤフラム44とよりなる3枚のダ
イヤフラムを有するため、微小流量に対しても感度よく
働く。しかも、オリフィスとして開ける貫通孔45の径
および貫通孔45の個数を増減させることにより、測定
流体の流量に応じた最適のものにできる利点がある。な
お、この実施例では中間ダイヤフラム44にオリフィス
を設けたが、オリフィスはダイヤフラム44部分に限ら
れない。たとえば、ダイヤフラム44の外側部分44a
に一次側流路49と二次側流路50を連通する貫通孔を
開けてオリフィスとしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
流量センサーは、流量変化をダイヤフラムの背圧として
ひずみ計で検出するため、簡単な構成からなり、故障が
少ない利点がある。またダイヤフラムには変形を殆ど生
じないため、フッ素樹脂等のように耐蝕性には優れるも
のの変形ヒステリシスが大きい材質によってもダイヤフ
ラムを構成することができ、その場合でも再現性ある測
定値が得られる。
【0019】さらにこの発明では、一次側ダイヤフラム
と二次側ダイヤフラムの間に中間ダイヤフラムを設け、
合計3枚のダイヤフラムを有するため、微小流量に対し
ても感度よく働く。しかも、オリフィスとして開ける貫
通孔の径および貫通孔の個数を増減させることにより、
測定流体の流量に応じた最適のものにできる。
【0020】また、可動部材が存在しないためゴミ等が
発生せず、不純物を嫌う薬液、超純水等に対しても最適
である。しかも、流量変化によるダイヤフラムの背圧変
化を直接ひずみ計で検出するため、極めて応答が早い利
点もある。このようにこの発明の流量センサーは、薬
液、超純水等の流量センサーとして極めて有用なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る流量センサーの断面
図である。
【符号の説明】
42 シャフト 43 シャフト外周流路 44 中間ダイヤフラム 44a 中間ダイヤフラムの外側部分 45 貫通孔 49 一次側流路 50 二次側流路 53 一次側ダイヤフラム 54 二次側ダイヤフラム 55 ひずみ計

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト(42)両端に一次側ダイヤフ
    ラム(53)と二次側ダイヤフラム(54)とを対向配
    置し、前記両ダイヤフラム間のシャフトの外周には、前
    記一次側ダイヤフラム内側の一次側流路(49)と二次
    側ダイヤフラム内側の二次側流路(50)とを連通する
    シャフト外周流路(43)を遮断する中間ダイヤフラム
    (44)とその外周の外側部分(44a)を形成すると
    ともに、該中間ダイヤフラム又はその外側部分に設けら
    れた貫通孔(45)をオリフィスとし、該オリフィス部
    で前記一次側通路と二次側通路を連通して前記一次及び
    二次ダイヤフラムの内面に流体の圧力が加わるように
    し、前記一次側ダイヤフラムの背面に一次側ダイヤフラ
    ムの背圧を検出するひずみ計(55)を配置したことを
    特徴とする流量センサー。
JP13649893A 1993-05-14 1993-05-14 流量センサー Expired - Lifetime JP3220283B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13649893A JP3220283B2 (ja) 1993-05-14 1993-05-14 流量センサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13649893A JP3220283B2 (ja) 1993-05-14 1993-05-14 流量センサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06323884A JPH06323884A (ja) 1994-11-25
JP3220283B2 true JP3220283B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=15176576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13649893A Expired - Lifetime JP3220283B2 (ja) 1993-05-14 1993-05-14 流量センサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3220283B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5249016B2 (ja) 2006-03-28 2013-07-31 日本化薬株式会社 タキサン類の高分子結合体
JP5503872B2 (ja) 2006-11-06 2014-05-28 日本化薬株式会社 核酸系代謝拮抗剤の高分子誘導体
US8188222B2 (en) 2006-11-08 2012-05-29 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha High molecular weight derivative of nucleic acid antimetabolite
US8703878B2 (en) 2007-09-28 2014-04-22 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha High-molecular weight conjugate of steroids
JP5213583B2 (ja) * 2008-08-18 2013-06-19 アドバンス電気工業株式会社 流量測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06323884A (ja) 1994-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6640650B2 (en) Flow rate sensor
JP4253125B2 (ja) 可変オリフィス流量センサ
US6920795B2 (en) Adapter for coupling a sensor to a fluid line
US4221134A (en) Differential pressure transducer with strain gauge
JPH06201421A (ja) 流量計
US5780748A (en) Flow device having parallel flow surfaces which move toward and away from one another to adjust the flow channel in proportion to applied force
JP3220283B2 (ja) 流量センサー
CN101498594A (zh) 测量装置
EP0051961A1 (en) Apparatus for monitoring a valve
JPS6331041B2 (ja)
JP3184126B2 (ja) 流量センサー
KR101016495B1 (ko) 격막식 압력 센서
JPH08313379A (ja) 圧力センサ
US4453418A (en) Flow-meter for fluids, with constant pressure loss
JPH08500666A (ja) 流量変換装置
WO1990011503A1 (en) Differential pressure gauge
JP2000170934A (ja) リリーフ弁
US3544745A (en) Sensor
JPH0684315U (ja) 液面レベルセンサー
US4489613A (en) Transmitting device for measuring the operating pressure in a system
US4061034A (en) Fluid pressure sensing device
US3545276A (en) Indicator and a pressure indicating system
JP4298077B2 (ja) 気体流量計
JPH01223315A (ja) ダイヤフラム型微少流量検知器
KR910003192B1 (ko) 유량변환 장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term