JP3219757B2 - 帳票出力用プログラムのスケルトン生成方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は帳票出力用プログラムのスケルトン生成方式
に関し、特にディスプレイを用いて視覚的に設計した情
報からプリンタに出力する物理的な用紙１枚の中に複数
個の論理的なページを組み入れた帳票を作り出すページ
溜め込み式の帳票作成プログラムを自動的に生成する帳
票出力用プログラムのスケルトン生成方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、プリンタに出力する物理的な用紙１枚の中に複
数個の論理的なページを組み入れた帳票出力プログラム
を作成するには、論理ページの出力位置を意識して、ペ
ージ制御を行うプログラムを作成するか、帳票出力専用
のユーティリティを用いるのが通例であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の帳票出力方式は、帳票設計書からプロ
グラム仕様書を作成し、プログラムを作成するという手
間のかかる作業を行うか、帳票出力専用のユーティリテ
ィを用いて、ユーティリティが提供する範囲の帳票しか
作成できないという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の帳票出力用プログラムのスケルトン生成方式
は、プリンタに出力する１ページ（以下「物理ページ」
という）内を複数の論理的なページ（以下、「論理ペー
ジ」という）からなる帳票を作成する為の前記論理ペー
ジの配置を定義するページ定義部と、前記論理ページ内
を視覚的な表現で罫線・見出し・項目を配置し帳票設計
を行うレイアウト定義部と、レイアウト内の項目に対し
て出力データの割り付け・出力編集・四則演算・出力演
算を定義する処理定義部と、定義情報を設計情報として
記憶する設計情報登録部と、記憶されている前記設計情
報を呼び出して前記設計情報の変更を行なう設計情報読
み取り部と、前記設計情報から複数の前記論理ページで
構成する前記物理ページに出力するプログラムのスケル
トンを生成するスケルトン生成部と、定義情報を入出力
装置（ディスプレイ）を利用して対話的に取得する表示
部と、取得した情報を基に各定義部を制御する制御部と
を備えて構成される。

〔実施例〕

以下に、図示する本発明を実施例により説明する。

まず、本実施例の構成について述べる。

第１図に示したように、帳票出力用プログラムのスケ
ルトン生成方式は、制御部１−１と、表示部１−２と、
入出力装置（ディスプレイ）１−３と、ページ定義部１
−４と、レイアウト定義部１−５と、処理定義部１−６
と、設計情報登録部１−７と、設計情報読み取り部１−
８と、スケルトン生成部１−９と、記憶装置１−10,1−
11とで構成されている。

続いて本実施例の機能について述べる。

制御部１−１は、定義部１−４・１−５から表示要求
のあった情報を表示部１−２を介し、入出力装置（ディ
スプレイ）１−３に表示し、入出力装置（ディスプレ
イ）１−３に入力された情報を表示部１−２を介して取
得し、定義部１−４・１−５に入力情報を渡す。表示部
１−２は、制御部１−１から表示要求のあった情報を入
出力装置（ディスプレイ）１−３に表示する。

また、入出力層入（ディスプレイ）１−３から情報を
取得し、制御部１−２に入力情報を渡す。ページ定義部
１−４は、物理ページの大きさ・論理ページの大きさ・
物理ページ内に論理ページが幾つか・また、縦に配置す
るのか・横に配置するのか縦横に配置するのか・横縦に
配置するのか・任意の位置に配置するかを定義をする。
レイアウト定義部１−５は、論理ページ内の帳票設計を
ディスプレイを用いて視覚的な表現で定義する。帳票設
計は、表を作成する為の罫線定義・見出しを出力する為
の固定見出し定義・データを帳票内に出力する為の出力
位置定義（以下「項目定義」という）によって行う。

処理定義部１−６は、論理ページ内の項目に対して、
データファイルからのデータの埋め込み・編集文字によ
る出力編集・データファイル内のデータの演算値の埋め
込み・データファイル内のデータの値によってデータの
埋め込みの取り止め・データファイル内のデータの値に
よって論理ページの切り替え・物理ページの切り替えを
行う出力制御の定義を行う。

設計情報登録部１−８は、各定義部で定義された定義
情報を設計情報として記憶装置１−10に登録し、登録終
了通知を制御部１−１に通知する。設計情報読み取り部
１−８は、設計情報が登録されている記憶装置１−10か
ら設計情報を読み取り、各定義部で管理する定義情報に
変換し、変換終了通知を制御部１−１に通知する。

スケルトン生成部１−９は、設計情報が登録されてい
る記憶装置１−10から設計情報を読み取り、物理ページ
内に複数の論理ページを持つ帳票の帳票出力用プログラ
ムのスケルトンを記憶装置１−11に作成し、作成終了通
知を制御部１−１に通知する。

記憶装置は、帳票の設計情報を登録する磁気ディスク
装置１−10と、帳票出力用プログラムのスケルトンを登
録する磁気ディスク装置１−11とがある。入出力装置
（ディスプレイ）１−３は、キーボードとディスプレイ
装置を備え適当な回線を介して対話形式で更新するTSS
端末である。

次に、本実施例の動作について述べる。

第２図の流れ図に基づいて本発明による装置の動作を
説明する。

まず、ステップ２−１で帳票の設計を行うのか・設計
情報を修正するのか・帳票出力用プログラムのスケルト
ンを生成するのかの機能選択用のメニューを表示する。
ステップ２−２で機能メニューの選択情報を取得する。
ステップ２−３で取得情報により帳票の新規作成・帳票
の変更・帳票出力用プログラムのスケルトン生成・終了
の機能に制御を渡す。ステップ２−３で帳票設計の新規
作成が選択されたら、ステップ２−４で設計の定義機能
であるページの配置定義・罫線定義・見出し定義・処理
定義・定義情報の登録するかの機能サブメニューを表示
する。ステップ２−５で機能サブメニューの選択情報を
取得する。

ステップ２−６で取得情報によりページの配置定義機
能・罫線定義機能・見出し定義機能・項目定義機能・処
理定義機能・定義情報登録に制御を渡す。ステップ２−
６でページの配置定義が選択されたら、ステップ２−７
で論理ページ内の大きさ・物理ページ内に複数の論理ペ
ージを出力する時の論理ページの配置を視覚的に定義す
る。ステップ２−６で罫線定義が選択されたら、ステッ
プ２−８で論理ページをディスプレイに表示し、視覚的
に罫線を使用して表の枠取り等のレイアウトを定義す
る。ステップ２−６で見出し定義が選択されたら、ステ
ップ２−９で論理ページをディスプレイに表示し、ディ
スプレイに直接見出し文字を入力して見出し定義を行
う。

ステップ２−６で項目定義が選択されたら、ステップ
２−10で論理ページをディスプレイに表示し、データフ
ァイルからのデータを出力する項目の位置を定義する。
ステップ２−６で処理定義が選択されたら、ステップ２
−11で論理ページ内の各項目に対し、データファイル内
のデータとの関連・出力データの編集・データ間の演算
・データを出力するかの制御・データの値によりページ
切り替えを行うかのページ制御の定義を行う。ステップ
２−７から２−11の各定義の終了後は機能サブメニュー
を表示し、次の機能選択ができる。ステップ２−６で定
義情報登録が選択されたら、ステップ２−12で定義され
た情報を設計情報として磁気ディスク装置に登録する。

ステップ２−３で定義情報の変更が選択されたら、ス
テップ２−13で設計情報が登録されている磁気ディスク
装置から設計情報を読み取りステップ２−７から２−11
の各定義機能が扱う情報に変換し、機能サブメニュー表
示し、機能選択により定義情報の修正ができる。ステッ
プ２−３で帳票出力用プログラムスケルトン生成が選択
されたら、ステップ２−14で設計情報が登録されている
磁気ディスク装置から設計情報を読み取り、ステップ２
−15で設計情報から物理ページ内の論理ページ位置を相
対的に管理するテーブルと、そのテーブルを参照して論
理ページを物理ページ内に格納する移送部と、論理ペー
ジに出力する処理部を持つ帳票出力用プログラムスケル
トンを生成する。

ステップ２−12とステップ２−15の各定義の終了後は
機能メニューを表示し、次の機能選択ができる。ステッ
プ２−３で終了が選択されると処理を終わる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明より、次に述べる効果を挙
げることができる。すなわち、ディスプレイを用いて視
覚的に設計した帳票からページ溜め込み式の帳票出力用
プログラムのスケルトンが自動生成される為、帳票設計
書がプログラム仕様書となり、ページ溜め込み式のプロ
グラムを設計する上で論理ページの組立て・物理ページ
の組立てを制御する設計を行う必要がなくなり、プログ
ラムの設計・プログラムの製造が効率化される。

また、帳票出力専用のユーティリティではできない決
め細かな帳票を作成することができる為、効率的な利用
形態が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の機能構成を示すブロック
図、第２図は本発明の本実施例の手順を示す流れ図であ
る。 １−１……制御部、１−２……表示部、１−３……入出
力装置、１−４……ページ定義部、１−５……レイアウ
ト定義部、１−６……処理定義部、１−７……設計情報
登録部、１−８……設計情報読み取り部、１−９……ス
ケルトン生成部、１−10……記憶装置（設計情報）、１
−11……記憶装置（プログラムのスケルトン）。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】プリンタに出力する１ページ（以下「物理
   ページ」という）内を複数の論理的なページ（以下、
   「論理ページ」という）からなる帳票を作成する為の前
   記論理ページの配置を定義するページ定義部と、前記論
   理ページ内を視覚的な表現で罫線・見出し・項目を配置
   し帳票設計を行うレイアウト定義部と、レイアウト内の
   項目に対して出力データの割り付け・出力編集・四則演
   算・出力制御を定義する処理定義部と、定義情報を設計
   情報として記憶する設計情報登録部と、記憶されている
   前記設計情報を呼び出して前記設計情報の変更を行なう
   設計情報読み取り部と、前記設計情報から複数の前記論
   理ページで構成する前記物理ページに出力するプログラ
   ムのスケルトンを生成するスケルトン生成部と、定義情
   報を入出力装置（ディスプレイ）を利用して対話的に取
   得する表示部と、取得した情報を基に各定義部を制御す
   る制御部とを備えて成ることを特徴とする帳票出力用プ
   ログラムのスケルトン生成方式。