JP3219634U - カットスイカ袋 - Google Patents

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康裕 永島
康裕 永島
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株式会社永島製袋
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Abstract

【課題】カットスイカの小売りに適した持ち運びが容易なカットスイカ袋を提供する。【解決手段】底部がつながった状態で向かい合う一対の側片部1,2の一方の端縁11,21は、カットスイカを入れるための開口3であり、他方の端縁4はつながっていて閉鎖され、下側部分41はカットスイカの皮面形状に合わせた円弧状である。一対の側片部の上部には横方向に延びる線状の封止部5が形成されて一対の側片部の両側の端縁に達している。封止部の上側のマージン部6には取っ手用開口7が形成されている。一対の側片部は、一方の端縁の側であって封止部よりも上側の部分に切り欠き61を有する。【選択図】図2

Description

この出願の考案は、スーパーや青果店等の店頭で使用される小売り袋に関するものであり、特に、カットされたスイカを入れるためのカットスイカ袋に関するものである。尚、この出願におけるカットスイカは、1/8、1/12、1/16のように、カットされたスイカが側面視において半円状になる状態でカットされたスイカである。
ホールの(カットされていない)スイカは大きくて重く、食べきれないことが多いので、スーパーや青果店等では、1/8、1/12、1/16のようにカットして販売することが多い。このため、カットされたスイカを顧客が持ち帰れるように、カットスイカ袋が使用されている。
スイカは、1/8、1/12、1/16のようにカットされ、カットスイカ袋に入れられて店頭に並べられる。顧客は、袋ごとカットスイカを持ち上げ、レジで精算をして持ち帰る。
このようなカットスイカ袋としては、大きく分けて二種類のものが知られている。一つは、特許文献1に示すように、横に開口が設けられており、横からカットスイカを出し入れする構造のものである。もう一つは、底部が開口になっていて底部からスイカを入れ、折り返して側部で粘着により封止する構造のものである。
後者の構造は、上下方向の長さを長くする必要があって構造的に複雑であり、粘着部等も必要なので高コストとなる欠点がある。前者の構造では、端部を束ねて紐で縛るだけなので、構造的にシンプルで、比較的低コストである。
特開2011−37487号公報
いずれにしても、上記従来のカットスイカ袋は単にカットスイカを袋に収容するというだけの構造であって、顧客は底部を持って運ばなければならず、扱いにくい。袋の上部を摘んで持ち上げても良いが、この種の袋はポリプロピレンのような樹脂製のシートで形成されており、滑り易い。したがって、上部を摘んで持ち運ぼうとすると、滑って落としてしまい易い。
本願の考案は、上記の点を考慮して為されたものであり、カットスイカの小売りに適した持ち運びが容易なカットスイカ袋を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本願の考案は、カットされたスイカを小売りのために売り場に並べる際に使用されるカットスイカ袋であって、
底部がつながった状態で向かい合う一対の側片部を有しており、
一対の側片部の一方の端縁は、カットスイカを入れるための開口となっており、
一対の側片部の他方の端縁はつながっていて閉鎖されており、
一対の側片部の上部には横方向に延びる線状の封止部が形成されていて、封止部の上側はマージン部となっており、
マージン部には取っ手用開口が形成されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、本願の考案は、上記構成において、前記一対の側片部の他方の端縁の少なくとも下側部分は、カットスイカの皮面形状に合わせて円弧状に形成された状態でつながっているという構成を持ち得る。
また、上記課題を解決するため、本願の考案は、上記構成において、前記封止部は、前記一対の側片部の他方の端縁に達しているという構成を持ち得る。
また、上記課題を解決するため、本願の考案は、上記構成において、前記封止部は、前記一対の側片部の一方の端縁に達しているという構成を持ち得る。
また、上記課題を解決するため、本願の考案は、上記構成において、前記一対の側片部は、前記一方の端縁の側であって前記封止部よりも上側の部分が部分的に切り欠かれた形状を有しているという構成を持ち得る。
以下に説明する通り、本願の考案によれば、取っ手用開口を有しているので、持ち運びが容易である。また、封止部が設けられており、取っ手用開口がその上側に形成されているので、取っ手用開口から内部に異物等が入りにくく、この点で好適である。
また、一対の側片部の他方の端縁の少なくとも下側部分がカットスイカの皮面形状に合わせて円弧状に形成された状態でつながっていると、カットスイカの収容状態が安定するので、好適となる。
また、封止部が、一対の側片部の他方の端縁に達していると、異物混入防止等の効果がより高くなるので、好適となる。
また、封止部が、一対の側片部の一方の端縁に達していると、封止部の強度が高められるので、好適となる。
また、一対の側片部が、一方の端縁の側であって封止部よりも上側の部分が部分的に切り欠かれた形状を有すると、一方の端縁の側を束ねるのが容易となるので、好適である。
実施形態のカットスイカ袋の正面概略図である。 実施形態のカットスイカ袋の斜視概略図 実施形態のカットスイカ袋の使用方法を示した斜視概略図である。 他の実施形態のカットスイカ袋の正面概略図である。
以下、この出願の考案を実施するための形態(実施形態)について説明する。
図1は実施形態のカットスイカ袋の正面概略図、図2は実施形態のカットスイカ袋の斜視概略図である。
実施形態のカットスイカ袋は、透明なプラスチック製の袋である。例えば、OPPやCPPのようなポリプロピレン製、塩ビ(ポリ塩化ビニール)製などであり得る。後述するように、実施形態では加工の際に熱融着や熱融断を行うので、熱可塑性樹脂製のシートが好適に使用される。図1に示すように、カットスイカ袋は、全体としては横長の形状である。
図2に示すように、実施形態のカットスイカ袋は、底縁10がつながった状態で向かい合う一対の側片部1,2を有している。一対の側片部1,2は、底縁10において例えば熱融着によりつながっている。一対の側片部1,2は、同じ形状である。
一対の側片部1,2の一方の端縁11,21は、上下方向に直線状に延びている。図2に示すように、この端縁11,21はつながっておらず、開口3となっている。カットスイカは、この開口3から入れられる。尚、図2は、構造の理解のため、袋を少し弛ませた状態を描いている。
一対の側片部1,2の他方の端縁4はつながっており、閉鎖されている。図1に示すように、他方の端縁4の下側部分41は、正面視では1/4半円弧状の形状となっている。これは、カットスイカの皮面形状に合わせた形状としているものである。一対の側片部1,2の他方の端縁4も、例えば熱融着によりつながった状態とされている。
一対の側片部1,2の上部には、横方向に延びる線状の封止部5が形成されている。この実施形態では、封止部5は、一対の側片部1,2の横幅いっぱいに延びており、上側を完全に封止している。即ち、この実施形態では、一対の側片部1,2は、上縁20と底縁10そして他方の端縁4が閉じられており、一方の端縁(図1では左側)11,21のみが開口となっている。
封止部5は、一対の側片部1,2の上縁から少し低い位置に形成されている。したがって、一対の側片部1,2は、上側部分においてマージン(以下、マージン部)6を有している。尚、封止部5は、同様に例えば熱融着により形成される。
実施形態のカットスイカ袋において、マージン部6は取っ手を設けるために確保された部位である。即ち、図1及び図2に示すように、マージン部6には取っ手用開口7が形成されている。取っ手用開口7は、マージン部6の高さのほぼ中央の位置に形成されている。左右方向では、図1に示すように、他方の端縁4の側に少し寄った位置となっている。
この実施形態では、取っ手用開口7は、二つの円形の開口となっている。取っ手用開口7よりも上側の部位が握持されるので、この部位が取っ手ということになる。持ち運びの際には、取っ手用開口7内に指を入れて握る。
また、図1及び図2に示すように、マージン部6は切り欠き61を有している。切り欠き61は、マージン部6の一方の端縁から横方向に延び、直角に折れ曲がって上縁に達する形状となっている。即ち、マージン部6は、一方の端縁11,21の側で上下方向の幅が狭くなっている。切り欠き61は、後述するように、結束作業のし易さや取っ手部分の見栄え等を考慮して形成されたものである。
このような実施形態のカットスイカ袋については、樹脂製のシートを加工することで容易に製造が可能である。例えば、1枚の大判のシートを折り畳んで重ね合わせ(又は二枚のシートを重ね合わせ)、まずヒートローラで熱融着して封止部5を形成する。次に、穴開け機で取っ手用開口7を形成する。また、切り欠き61となる部分に穴開け機で穴を開ける。その上で、熱融断により図2に示すような形状に裁断する。この際、底縁10、他方の端縁4、上縁20については熱融断と同時に熱融着がされるように裁断する。一方の端縁11,21については、融着がしないように熱融断(又はカッターで裁断)する。これにより、カットスイカ袋が出来上がる。
尚、切り欠き61の縁やマージン部6の側縁63は、熱融着されていた方が強度の面で好ましい。したがって、切り欠き61用の穴を開ける際には縁が融着されるようにすることが好ましく、予め側縁63用の熱融着をしてから切断して一方の端縁11,22や開口3を形成することが好ましい。
次に、実施形態のカットスイカ袋の使用方法について説明する。図3は、実施形態のカットスイカ袋の使用方法を示した斜視概略図である。
カットスイカ袋を使用する場合、図3(1)に示すように、一方の端縁11,21の開口3を広げる。そして、図3(2)に示すように横からカットスイカWを入れる。その後、図3(3)に示すように、一対の側片部1,2を一方の端縁の側で束ねて、紐Tで縛る。紐Tは、ワイヤー入りの短い結束紐(通称エスタイ)で良い。紐Tではなく、セロテープ(登録商標)のような粘着テープで結束したり、束ねて熱融着したりする場合もあり得る。
図3に示すようにカットスイカWを収容して一方の端縁11,21の側を結束する際、実施形態のカットスイカ袋では、一対の側片部1,2が切り欠き61を有しているので、結束作業が容易になる。即ち、切り欠き61がないと、その分だけ一対の側片部1,2の高さが高くなるので、結束する際にかさばることになる。このため、結束がしづらくなったり、長い結束紐が必要になったりし得る。また、強度を考慮して一対の側片部1,2について厚いシートを採用すると、その分だけかさばることになり、弾性も増すため、問題が大きくなる。実施形態のカットスイカ袋では、切り欠き61が設けられているので、上記のような問題はなく、ある程度厚いシートを使用して強度を確保した場合でも、結束がしづらくなることはない。
また、切り欠き61があると、図3(3)に示すように一方の端縁11,21の側を束ねた際、切り欠き61の上下方向の縁62の部分でマージン部6が立ち上がった状態となる。このため、見栄えが良く、取っ手を形成するマージン部6の形状が安定する。尚、取っ手用開口7は、上下方向の縁62と他方の縁4とで見たマージン部6の幅の中央(即ち、二つの取っ手用開口7の中点が幅方向の中央となる位置)とすることがあり得る。
いずれにしても、実施形態のカットスイカ袋は、取っ手用開口7を有しているので、持ち運びが容易である。持ち運びは、スーパー等の店員が売り場に持っていく際の持ち運びの場合と、顧客が持ち帰る際の持ち運びの場合とがある。
また、実施形態のカットスイカ袋では、封止部5が設けられており、取っ手用開口7がその上側に形成されているので、取っ手用開口7から内部に異物等が入りにくくなっている。即ち、封止部5がないと、取っ手用開口7から下方のカットスイカの収容空間が直線的に連通してしまうので、異物等が入り易くなる。また、取っ手用開口7に指を入れたとき、誤って内部のカットスイカの方に指を差し込んでしまうこともあり得る。さらに、店頭に並べてられているときに、子供がイタズラをして指を差し込んでしまうようなことも生じ易い。実施形態のカットスイカ袋では、取っ手用開口7の下側が封止部5となっているので、このような問題はない。
尚、上記実施形態において、一対の側片部1,2の上縁(マージン部6の上縁)20は、同様に例えば熱融着されており、つながっている。このため、内部のカットスイカ保護等の点でさらに良好となっている。
一対の側片部1,2の上縁20はつながっていなくても、取っ手の形成の点では問題はない。しかし、一対の側片部1,2の上縁20がつながっていないと、マージン部6が開く(又は拡げる)ことで封止部5が露出する状態になってしまう。この場合、何らかの弾みで封止部5が分離してしまうと内部のカットスイカが露出してしまうことになる。一対の側片部1,2の上縁20がつながっていると、上縁20が破けないと封止部5が露出しないので、内部のカットスイカが露出してしまうような事故は生じない。
また、他方の端縁4の下側部分41が、カットスイカの皮面形状に合わせて円弧状に形成されている点は、カットスイカの収容状態を安定させる点で好適となっている。他方の端縁4の下側部分41を円弧状に形成する点は特に必須ではなく、例えば一方の端縁11,21と同様に上下に直線的に延びる形状であっても良い。しかし、そのようにすると、収容されたカットスイカが袋内で移動し易く、安定しない欠点がある。安定しないと、カットスイカが欠けたりし易くなるが、実施形態のカットスイカ袋ではそのような問題はない。
次に、他の実施形態のカットスイカ袋について説明する。図4は、他の実施形態のカットスイカ袋の正面概略図である。
上記実施形態では、封止部5は、他方の端縁4に達していたが、封止部5は取っ手用開口7の下方に設けられていれば足り、図4(A)に示すように他方の端縁4に達していなくても良い。但し、封止部5と他方の端縁4の間を回り込むようにして異物等が混入することがあり得るので、これを考慮すると、上記実施形態の方が好ましい。
また、図4(B)に示すように、封止部5は、一方の端部11,21に達していなくても良い。上述したように、一対の側片部1,2は、一方の端部11,21の側で束ねて紐で縛られるので、この部分を回り込んで異物等が入ってしまう可能性が低いからである。但し、一方の端縁11,21は開口になっているので、封止部5が一方の端縁11,21にまで達していないと、封止部5が端から剥がれてしまい易い。例えば、カットスイカを入れる際、一方の端縁11,21の開口3を強い力で拡げてしまうと、封止部5の封着が剥がれてしまい易い。封止部5が一方の端縁11,21まで達していると、このような懸念はない。
尚、上記各実施形態では、取っ手用開口7は二つ(各側片部1,2に二つずつ)の円形の開口であったが、四角や三角その他の形状の開口でも良く、三つ以上の開口でも良い。また、横長の開口を一つのみ設けることで取っ手を形成する場合もある。
また、上記各実施形態では、封止部5は、一対の側片部1,2を熱融着して形成したが、接着材で接着することにより封止部5を形成する場合もあり得る。また、封止部5も含め、融着については、熱融着の他、超音波融着の場合があり得る。
尚、底縁10や上縁20は、熱融着することでつながっていたが、一枚のシートを折り畳んで加工する際、折った箇所であるために特に融着等がされない状態でつながっている場合もあり得る。
また、一対の側片部1,2は、底縁10でそのままつながっている場合の他、別に底片部が設けられ、底片部を介してつながっている場合もある。この構造は、比較的厚いカットスイカを収容する用途の場合にあり得る。
尚、一対の側片部1,2は透明であると説明したが、色つきであったり、印刷されていたりする場合もあり得る。
1 側片部
11 一方の端縁
2 側片部
21 一方の端縁
3 開口
4 他方の端縁
41 下側部分
5 封止部
6 マージン部
61 切り欠き
W カットスイカ
T 紐

Claims (5)

  1. カットされたスイカを小売りのために売り場に並べる際に使用されるカットスイカ袋であって、
    底部がつながった状態で向かい合う一対の側片部を有しており、
    一対の側片部の一方の端縁は、カットスイカを入れるための開口を形成しており、
    一対の側片部の他方の端縁はつながっていて閉鎖されており、
    一対の側片部の上部には横方向に延びる線状の封止部が形成されていて、封止部の上側はマージン部となっており、
    マージン部には取っ手用開口が形成されていることを特徴とするカットスイカ袋。
  2. 前記一対の側片部の他方の端縁の少なくとも下側部分は、カットスイカの皮面形状に合わせて円弧状に形成された状態でつながっていることを特徴とする請求項1記載のカットスイカ袋。
  3. 前記封止部は、前記一対の側片部の他方の端縁に達していることを特徴とする請求項1又は2記載のカットスイカ袋。
  4. 前記封止部は、前記一対の側片部の一方の端縁に達していることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のカットスイカ袋。
  5. 前記一対の側片部は、前記一方の端縁の側であって上側の部分が部分的に切り欠かれた形状を有していることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のカットスイカ袋。
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