JP3219506U

JP3219506U - 上衣

Info

Publication number: JP3219506U
Application number: JP2018004030U
Authority: JP
Inventors: 洋明藤原
Original assignee: 株式会社藤和
Priority date: 2018-10-18
Filing date: 2018-10-18
Publication date: 2018-12-27
Anticipated expiration: 2028-10-18

Abstract

【課題】上衣のウエスト部分を必要時にアジャストさせて、スッキリさせるよう構成した上衣を提供する。
【解決手段】ジャンパー、事務服、作業服等の上衣において、上衣の左右の前身頃２ｂのそれぞれ下端に、脇部側がそれぞれ開口した細長の袋体３ｂを設け、これら、袋体内には、一端に帯状の伸縮材４ｂを設けた係止ベルト５ｂを移動可能に設け、伸縮材の他端は、それぞれ細長の袋体内であって、適宜な位置にそれぞれ前身頃の下端に縫着し、係止ベルトの他端部は、細長の袋体の開口端部より突出する長さに設け、係止ベルトの先端部付近には、それぞれボタン６ｂを設け、これらのボタンと係止する１または複数のボタンは、後身頃の下端側にそれぞれ列設する。
【選択図】図３

Description

この考案は、上衣に関するものであり、特に、必要時にウエスト部分をスッキリ整えることのできる上衣に関するものである。

従来、ジャンパー、事務服、作業服等の上衣は、年々、その部位が改良され、スマートで作業に差し障りのない動き易い上衣が開発され販売されている。

例えば、腕の動きを阻害しないよう構成した作業用ユニフォームが、存在している。例えば、特許文献１のように。

また、デザイン性を損なうことなく、腕の動きへの追従性に優れた袖付けをした作業用ユニフォームの上衣が存在している。例えば、特許文献２のように。

特開２００６−２３０６号公報特開２００７−１６２１６２号公報

そこでこの考案は、上衣のウエスト部分を必要時にアジャストさせて、スッキリさせるよう構成した上衣を開発・提供する事にある。

この考案の上衣は、ジャンパー、事務服、作業服等の上衣において、該上衣の左右の前身頃のそれぞれ下端に、脇部側がそれぞれ開口した細長の袋体を設け、これら、袋体内には、一端に帯状の伸縮材を設けた係止ベルトを移動可能に設け、前記伸縮材の他端は、それぞれ細長の袋体内であって、適宜な位置にそれぞれ前身頃の下端に縫着し、前記係止ベルトの他端部は、前記細長の袋体の開口端部より突出する長さに設け、前記係止ベルトの先端部付近には、それぞれボタンを設け、これらのボタンと係止する，１または複数のボタンは、後身頃の下端側に設けたことを特徴とする。

そして、前記後身頃の下端に、前記細長の袋体の高さ寸法と同一の高さの帯体を設けたことを特徴とする。

さらに、前記袋体と前記帯体との当接部には、スリット部を設けたことを特徴とする。

この考案によると、左右のそれぞれ係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）は、平生時には、袋体（３ａ）、（３ｂ）の開口よりそれぞれ少し露出しているが、必要時は伸縮材（４ａ）、（４ｂ）に抗して引き出すことができ、後身頃（７）に設けたボタン（８ａ）、（８ｂ）目的とする位置のボタンに係止することができ、ウエスト部分をスッキリさせることができ、ボタンから外せば、前記係止ベルトは、前記袋体内の位置にそれぞれ戻る等の効果を奏する。

また、後身頃（７）の下端に設けた帯体（９）の縦幅寸法を、左右の前身頃（２ａ）、（２ｂ）の下端にそれぞれ設けた袋体（３ａ）、（３ｂ）の縦幅寸法とを、同一の高さ寸法（α）に形成したことにより、上衣（１）のウエスト周りをスッキリと見える等の効果を奏する。

この考案の一実施例を示す上衣の正面図である。この考案の一実施例を示す上衣の背面図である。この考案の一実施例を示す上衣の一部を切り欠いた拡大正面図である。この考案の一実施例を示す上衣の一部を切り欠いた拡大側面図である。

以下、この考案について詳細に説明する。尚、この考案においては、以下の記述に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。

先ず、この考案の一実施例を図１〜図３に基づいて詳述すると、ジャンパー、事務服、作業服等の上衣（１）において、該上衣の左右の前身頃（２ａ）、（２ｂ）のそれぞれ下端に、脇部側がそれぞれ開口した細長の袋体（３ａ）、（３ｂ）を設け、これら、袋体（３ａ）、（３ｂ）内には、一端に帯状の伸縮材（４ａ），（４ｂ）を設けた係止ベルト（５ａ），（５ｂ）を移動可能に設け、前記伸縮材（４ａ）（４ｂ）の他端は、それぞれ細長の袋体（３ａ）（３ｂ）内であって、適宜な位置にそれぞれ左右の前身頃（２ａ）、（２ｂ）の下端に縫着し、前記係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）の他端部は、前記細長の袋体（３ａ）、（３ｂ）の開口端部より突出する長さに設け、前記係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）の先端部付近には、それぞれボタン（６ａ）、（６ｂ）を設け、これらのボタン（６ａ）、（６ｂ）と係止する，１または複数のボタン（８ａ）（８ｂ）は、後身頃（７）の下端側に設けたことを特徴とする上衣から構成されるものである。

なお、前記伸縮材（４ａ）、（４ｂ）の一実施例は、帯状のゴムであり、該ゴムの一端はそれぞれ左右の前身頃（２ａ）、（２ｂ）側の袋体（３ａ）、（３ｂ）の内部に縫着し、他端は、係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）のそれぞれ末端部に縫着するものである。また、前記伸縮材（４ａ）、（４ｂ）は、弾力性を有する素材であれば特に限定はしない。

また、前記後身頃（７）の下端に、前記細長の袋体（３ａ）、（３ｂ）の縦幅の高さ寸法（α）と同一の高さ寸法を有する帯体（９）に形成したものであり、袋体（３ａ）、（３ｂ）と帯体（９）との縦幅が揃い美的にも優れている。

さらに、図４に示すように、前記袋体（３ｂ）と前記帯体（９）との各当接部には、前身頃のスリット縁部（１０ａ）と、後身頃のスリット縁部（１０ｂ）間にはスリットを設け、両スリット縁部間（１０ａ）、（１０ｂ）には、スリット覆い部材（１１）を設けている。

また、後身頃（７）側にボタン（８ａ）、（８ｂ）を複数列設し、係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）側のボタン（６ａ）、（６ｂ）を適宜な位置のボタン（８ａ）、（８ｂ）を選択して止めることにより、ジャストフィットできるよう止めることが出来る。

なお、両スリット縁部（１０ａ）、（１０ｂ）間には、スリット覆い部材（１１）を設けることにより、係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）を使用しない場合でも、上衣の内部に着用しているシャツや、場合によっては下着等が外部から見えないという効果を有する。

この考案の上衣の技術を確立し、実施することにより産業上の利用可能性を有する。

１上衣
２ａ右前身頃
２ｂ左前身頃
３ａ，３ｂ袋体
４ａ，４ｂ伸縮材
５ａ，５ｂ係止ベルト
６ａ，６ｂボタン
７後身頃
８ａ，８ｂボタン
９帯体
１０ａ前身頃のスリット縁部
１０ｂ後身頃のスリット縁部
１１スリット覆い部材
α 高さ寸法

Claims

ジャンパー、事務服、作業服等の上衣（１）において、
該上衣の左右の前身頃（２ａ）、（２ｂ）のそれぞれ下端に、脇部側がそれぞれ開口した細長の袋体（３ａ）、（３ｂ）を設け、
これら、袋体（３ａ）、（３ｂ）内には、一端に帯状の伸縮材（４ａ），（４ｂ）を設けた係止ベルト（５ａ），（５ｂ）を移動可能に設け、
前記伸縮材（４ａ）（４ｂ）の他端は、それぞれ細長の袋体（３ａ）（３ｂ）内であって、適宜な位置にそれぞれ左右の前身頃（２ａ）、（２ｂ）の下端に縫着し、
前記係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）の他端部は、前記細長の袋体（３ａ）、（３ｂ）の開口端部より突出する長さに設け、
前記係止ベルト（５ａ）、（５ｂ）の先端部付近には、それぞれボタン（６ａ）、（６ｂ）を設け、
これらのボタン（６ａ）、（６ｂ）と係止する１または複数のボタン（８ａ）、（８ｂ）は、後身頃（７）の下端部にそれぞれ列設した
ことを特徴とする上衣。
前記後身頃（７）の下端に、前記細長の袋体（３ａ）（３ｂ）の高さ寸法（α）と同一の高さの帯体（９）を設けた
ことを特徴とする請求項１記載の上衣。
前記袋体（３ａ）（３ｂ）と前記帯体（９）との当接部には、スリットを設けた
ことを特徴とする請求項１または２記載の上衣。