JP3218918U - ガス容器用の口金、及び口金付きのガス容器 - Google Patents

ガス容器用の口金、及び口金付きのガス容器 Download PDF

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Abstract

【課題】口部周りの破損を抑止できるガス容器用の口金、及び口金付きのガス容器を提供する。
【解決手段】ガスを充填する収容胴部と、収容胴部に突設された筒状の口部4と備えるガス容器のうちの、口部に設けられる口金5であって、口金5は、口部4に外嵌する外側筒部7と、口部4内に固定される内側筒部6と、を備え、外側筒部7は、口部4に外嵌した状態で、収容胴部における口部4の周囲に広がる肩部320に対して基端側シール部材81を押し付ける基端側押付部72を有し、内側筒部6は、口部4内に固定される被固定筒部と、被固定筒部から被固定筒部の径方向外方に向かって延出する補強用延出部62とを有し、補強用延出部62は、口部4の軸線方向と同方向に延びる直線上の基端側押付部72と並ぶ位置で、肩部320の内面に当接する。
【選択図】図3

Description

本考案は、液化したガスを充填して保管するガス容器用の口金、及び口金付きのガス容器に関する。
従来から、液化したガスを充填して保管しておくための口金付きのガス容器が種々提供されており、例えば、特許文献1に示すように、内部にガスを充填する空間が形成された収容胴部と、該収容胴部の外面に突設され、且つ該収容胴部の内外を連通させるように構成された筒状の口部とを有するガス容器(複合容器)と、該口部に設けられた口金(口金構造)と、を備える口金付きのガス容器が知られている。
かかる口金付きのガス容器では、収容胴部のうちの、口部の周囲に広がる肩面に環状シール部材(特許文献1中の第二環状シール部)が配置されている。
口金は、口部を流通するガスの流れを制御するためのバルブが装着されるように構成されている。また、口金は、口部に外嵌する筒状の外側環状部材と、口部内に挿入された状態で固定される筒状の内側環状部材と、を備えている。
さらに、口金付きのガス容器では、外側環状部材が、口部に外嵌した状態において肩面と協働して環状シール部を挟持する当接部を有するように構成されているため、収容胴部の肩面と外側筒部との間からのガス漏れが環状シール部によって防止できるようになっている。
特許第6069413号公報
ところで、上記従来の口金付きのガス容器では、収容胴部の肩面と外側筒部との間の隙間を塞ぐべく、肩面と外側筒部の当接部とで環状シール部を挟持しているため、肩面には環状シール部を介して当接部からの押付力が作用する。
そのため、上記従来の口金付きのガス容器では、収容胴部の肩面に負荷がかかり易くなることから、収容胴部の口部周りの破損を防止して安全性を高めることが求められている。
そこで、本考案は、かかる実情に鑑み、口部周りの破損を抑止できるガス容器用の口金、及び口金付きのガス容器を提供することを課題とする。
本考案のガス容器用の口金は、
内部にガスを充填する空間が形成された収容胴部と、該収容胴部の外面に突設され、且つ該収容胴部の内外を連通させるように構成された筒状の口部と備えるガス容器のうちの、該口部に設けられる口金であって、
該口金は、
前記口部に外嵌する筒状の外側筒部と、
前記口部内に挿入された状態で固定される筒状の内側筒部と、を備え、
前記外側筒部は、前記口部に外嵌した状態において、前記収容胴部における前記口部の基端全周から該口部の径外方向に広がる肩部に対して基端側シール部材を押し付ける基端側押付部を有し、
前記内側筒部は、前記口部内に固定される被固定筒部と、該被固定筒部から該被固定筒部の径方向外方に向かって延出する補強用延出部とを有し、
該補強用延出部は、前記口部の軸線方向と同方向に延びる直線上において前記基端側押付部と並ぶ位置において、前記肩部の内面に当接するように構成される。
上記構成のガス容器用の口金によれば、外側筒部を口部に外嵌させると、収容胴部の肩部が基端側シール部材を介して基端側押付部からの押付力を受けることになるが、肩部の内面には、口部内に固定される被固定筒部から該被固定筒部の径方向外方に向かって延出する補強用延出部が、前記軸線方向と同方向に延びる直線上において基端側押付部と並ぶ位置で当接するため、肩部を内面側から補強用延出部で支えることができ、これにより、肩部が基端側押付部から押付力を受けることで、口部周りが破損してしまうことを抑止できる。
本考案のガス容器用の口金において、
前記外側筒部の内周面には、前記口部の外周面に形成されたねじ山に螺合する螺合部が形成され、
前記補強用延出部は、前記軸線方向と同方向に延びる直線上において前記螺合部と並ぶ位置で、前記肩部の内面に当接するように構成されていてもよい。
上記構成のガス容器用の口金によれば、外側筒部の螺合部を口部のねじ山に螺合させた際、肩部の内端側(口部との接続部分)で受ける基端側押付部の押付力が高まり易くなるが、肩部が前記軸線方向と同方向に延びる直線上において螺合部と並ぶ位置において、肩部が補強用延出部によって内面側から支持されるため、肩部の内端部が基端側押付部から押付力を受けることで、口部周りが破損してしまうことを抑止できる。
本考案のガス容器用の口金において、
前記外側筒部は、前記口部に外嵌した状態において、前記口部の先端面に配置された先端側シール部材を該先端面に向けて押し付ける先端側押付部を有し、
前記補強用延出部は、前記口部の基端面に当接するように構成されていてもよい。
上記構成のガス容器用の口金によれば、外側筒部を口部に外嵌させると、該口部が先端側シール部材を介して先端側押付部から押付力を受けることになるが、補強用延出部が口部の基端面に当接する、すなわち、口部の基端面が補強用延出部によって支持されるため、口部が先端側押付部から押付力を受けることで、口部周りが破損してしまうことを抑止できる。
また、本考案のガス容器用の口金において、
前記被固定筒部の外周面には、該外周面の周方向に沿って延び且つ前記軸線方向において前記口部の内周面に係合する係合部が形成されていてもよい。
かかる構成によれば、係合部が口部の内周面に対して前記軸線方向で係合することにより、被固定筒部が口部から抜け難くなる。
この場合、
前記係合部は、前記外周面の周方向における始端と終端とが非連続であり、
該係合部の始端と終端とが該周方向において前記口部の内周面に係合する、ようにしてもよい。
かかる構成によれば、係合部の始端と終端とが周方向(係合部の外周面の周方向)において口部の内周面に係合することにより、被固定筒部を口部に対して回り止めすることができる。
本考案の口金付きのガス容器は、
内部にガスを充填する空間が形成された収容胴部と、該収容胴部の外面に突設され、且つ該収容胴部の内外を連通させるように構成された筒状の口部と、
該口部に設けられる上記何れかのガス容器用の口金と、を備える。
以上のように、本考案のガス容器用の口金、及び口金付きガス容器によれば、口部周りの破損を防止できるという優れた効果を奏し得る。
本考案の一実施形態に係る口金付きガス容器の断面図である。 同実施形態に係る口金付きガス容器の断面図であって、外側筒部を内側環状部材に締付ける前の断面図である。 同実施形態に係る口金付きガス容器の断面図であって、外側筒部を内側環状部材に締付けた後の断面図である。 本考案の他実施形態に係る口金付きガス容器の断面図である。 本考案の別の実施形態に係る口金付きガス容器の断面図である。 本考案のさらに別の実施形態に係る口金付きガス容器の断面図である。
以下、本考案の一実施形態に係るガス容器(複合容器)の口金、及び口金付きのガス容器について、添付図面を参照しつつ説明する。
ガス容器は、液化されたガス(例えば、LPG)を充填するものであり、図1に示すように、合成樹脂製である容器本体2を備えている。
容器本体2は、内部にガス(より具体的には液化された状態のガス)を充填する空間が形成された収容胴部3と、該収容胴部3の外面に突設され、且つ該収容胴部3の内外を連通させるように構成された筒状の口部4と、を備えている。
ガス容器は、液化されたガスの収容容量として、例えば、48リットル(20kg)、118リットル(50kg)に対応する大きさに形成されている。また、ガス容器では、容器本体2(収容胴部3の外周面)に補強部材であるフィラメントワインディング(以下、単に「ワインディング」と称する)を設けている。このように、容器本体2(収容胴部3の外周面)をワインディングで外装することにより、容器本体2の落下衝撃力、破裂圧力、繰り返し圧力、損傷性、衝撃性等の強度や、環境劣化性、高温暴露性を高めている。
収容胴部3は、軸方向を長手方向とする円筒状部30と、円筒状部30の一端側(底側)を閉塞する一端側閉塞部31と、円筒状部30の他端側(天側)を閉塞する他端側閉塞部32とを一体に備えている。
一端側閉塞部31の中心部には、位置決用突起310が形成されている。位置決用突起310は、容器本体2にワインディングを施す際に、容器本体2をその中心で支持させる部分である。
口部4は収容胴部3にガスを充填し、あるいは収容胴部3からガスを取り出す部分である。収容胴部3と口部4とは高密度ポリエチレンにより一体的に形成されている。容器本体2は、外装体(ケーシング)Cに内装されている。なお、外装体9はインジェクション成形により形成されるため、ポリエチレン、ポリプロピレン等の、インジェクション成形に適する合成樹脂が用いられている。
口部4は、図2、図3に示すように、他端側閉塞部32(より具体的には他端側閉塞部32の中心部)に形成されている。口部4は、他端側閉塞部32から、収容胴部3の軸心方向Lに沿うよう突出している。口部4の外周面の少なくとも一部(この場合、軸心方向L途中部分のみ)には、基端側(収容胴部3側)に向かうほど外径が徐々に拡大する口部テーパー面40が形成されている。
また、口部4の基端側の外周面には、ねじ山41が形成されている。口部4のねじ山41は、口部4の後述する外側筒部を取り付けるためのものである。口部4の基端には、他端側閉塞部32が連続している。なお、本実施形態では、他端側閉塞部32における口部4の基端の周辺部を肩部320と称する。
口金5は、口部4内に挿入された状態で固定される筒状の内側筒部6と、口部4に外嵌する筒状の外側筒部7と、口部4と外側筒部7との間において容器本体2内のガス漏れを防止するシール部材8と、を備えている。
内側筒部6は、口部4に挿入された状態で固定されるように構成されており、口部4を流通するガスの流れを制御するためのバルブが装着されるように構成されている。また、内側筒部6は、口部4の内側にインサート成形されている。内側筒部6は、口金5や、ポート部材と称される。内側筒部6には、銅、黄銅、ステンレス鋼、高張力鋼、構造用炭素鋼、アルミニウム等が用いられる。
内側筒部6は、外周面から内側筒部6自身の径方向外側に向かって延出する内側鍔部60と、口部4の内周面に接触した状態で固定される被固定筒部61と、該被固定筒部61の外面から該被固定筒部61の径方向外方に向かって延出する補強用延出部62とを有する。なお、内側筒部6は、口部4に固定された状態においては、軸線方向における一端側(先端側)が口部4の前方に延出し、軸線方向における他端側(基端側)が容器本体2内に進出するように構成されており、内側鍔部60は内側筒部6の先端側、補強用延出部62は内側筒部6の基端側に形成されている。
内側鍔部60は、内側筒部6の周方向全周に亘って連続する環状に形成されており、内側筒部6が口部4に取り付けられた状態においては、口部4の先端面上に重ねて配置される。
被固定筒部61の外周面には、周方向に沿って延びる固定用溝部610が形成されている(図3参照)。固定用溝部610は、被固定筒部61の軸線方向で並ぶように複数形成されている。また、固定用溝部610は、被固定筒部61の周方向における一端(始端)と他端(終端)とが非連続になっている。
固定用溝部610内には、口部4を構成する樹脂が進入するように構成されており、固定用溝部610と、口部4の内周面とでラビリンス部が形成されるようになっている。
外側筒部7は、口部4に外嵌可能な外筒部70と、該外筒部70の軸線方向における一端(先端)から内側(外筒部70の径方向外側)に向かって延出する先端側押付部71であって、外筒部70を口部4に外嵌させた状態において、シール部材8(先端側シール部材80)を口部4の先端面上の内側鍔部60に向けて押し付ける先端側押付部71と、該外筒部70の軸線方向における他端(基端)に設けられる基端側押付部72であって、外筒部70を口部4に外嵌した状態において、シール部材8(基端側シール部材81)を肩部320に向けて押圧する基端側押付部72と、基端側押付部72から外方(外筒部70の径方向外方)に向かって延出する裾部73と、を有する。
ここで、補強用延出部6262は、被固定筒部61の外面から口部4の軸線方向と同方向に延びる直線上において基端側押付部72と並ぶ位置まで延出している。そのため、補強用延出部6262は、口部4の基端面と肩部320の内面、より具体的には、口部4の軸線方向と同方向に延びる直線上において螺合部と並ぶ位置、及び基端側押付部72と並ぶ位置で肩部320の内面に当接している。
外筒部70の内周面には、口部4のねじ山41に螺合する螺合部700が形成されている。また、外筒部70の内周面の少なくとも一部(この場合、軸心方向L途中部分のみ)には、先端側から基端側になるほど内径が順次拡大する筒部テーパー面701が形成されている。この筒部テーパー面701の傾斜と、口部4テーパー面の傾斜とは異なる傾斜角度であり、筒部テーパー面701の傾斜角度のほうが、口部4テーパー面の傾斜角度よりもわずかに大きい(軸心方向Lに沿う方向に近い)。そして筒部テーパー面701と口部4テーパー面とが嵌着しあっている。
ここで、容器本体2と口金5とには、外側筒部7が口部4に外嵌された状態(螺合部700をねじ山41に螺合させた状態)で、容器本体2の外面に前記ワインディングが施されている。ワインディングは、三層からなる。但し、ワインディングは、少なくとも三層であり、設計強度に対し、四層以上、場合によっては数十層とすることも可能である。
また、ワインディングは、内側(容器本体2側)、および最も外側のフープワインディング層W1,W2、フープワインディング層W1,W2の間のヘリカルワインディング層W3を備えている。ワインディングは、肩部320にも施されていることから、裾部73の外面にも設けられており、裾部73を外側から肩部320へ圧接している。シール部材8(基端側シール部材80、先端側シール部材81)は、何れも、外側筒部7を螺合部700に締付けることで、軸心方向Lでのシール性を向上させることのできる構成である。
なお、本実施形態では、ワインディングを施した容器本体2の耐圧強度を10Mpa以上とするために、ブロー成形した容器本体2(プラスティック製ライナー)の外側に、フープワインディング層を0.3〜0.5mm、ヘリカルワインディング層33を1.0〜1.8mm、フープワインディング層を0.8〜1.2mmとして、フィラメントワインディングを行っている。
以上のように、本実施形態の口金5によれば、口部4の先端面に重ねて配置されている内側鍔部60には、先端側押付部71によって先端側シール部材8が押し付けられており、肩部320の内端側には、基端側押付部72によって基端側シール部材8が押し付けられているため、口部4と口金5との間のガスシール性を保つことができるようになっている。本実施形態では、ワインディングによって裾部73が容器本体2の肩部320に圧接しているため、裾部73が容器本体2の肩との間においても、ガスシール性を保つことができるようになっている。
口部4には、先端側押付部71が先端側シール部材8を内側鍔部60に押し付けるための力が加わるが、口部4の基端が補強用延出部62により支えられているため、口部4の変形や、口部4と肩部320との間に亀裂が入る等の破損が生じにくくなる。
さらに、肩部320の内端側には、基端側押付部72によって基端側シール部材8を押し付けるための力が加わるが、肩部320の内面、より具体的には、肩部320の内面における口部4の軸線方向と同方向に延びる直線上において螺合部700と並ぶ位置、及び基端側押付部72と並ぶ位置に補強用延出部62が当接しているため、肩部320の変形や亀裂の発生を抑止することができる。
従って、口金5は、口部4周りの破損を防止できるという優れた効果を発揮でき、また、口金5付きのガス容器においても同様に、口部4周りの破損を防止できるという優れた効果を発揮できる。
また、被固定筒部61の外周面には、該外周面の周方向に沿って延び且つ前記軸線方向において前記口部4の内周面に係合する係合部が形成されているため、係合部が口部4の内周面に対して前記軸線方向で係合することにより、被固定筒部61が口部4から抜け難くなる。
さらに、係合部は、前記外周面の周方向における始端と終端とが非連続であり、該係合部の始端と終端とが該周方向において前記口部4の内周面に係合するため、係合部の始端と終端とが周方向(係合部の外周面の周方向)において口部4の内周面に係合することにより、被固定筒部61を口部4に対して回り止めすることができる。
上記実施形態において、補強用延出部62は、口部4の基端、及び口部4の軸線方向と同方向に延びる直線上において螺合部700と並ぶ位置、及び基端側押付部72と並ぶ位置で肩部320の内面に当接するように構成されていたが、この構成に限定されない。
例えば、補強用延出部62は、図4に示すように、口部4の基端、及び口部4の軸線方向と同方向に延びる直線上において螺合部700と並ぶ位置で肩部320の内面に当接するように構成されていてもよいし、図5に示すように、口部4の基端のみに当接するように構成されていてもよい。
上記実施形態において、外側筒部7は、螺合部700をねじ山41に螺合させることで口部4に固定されるように構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、図6に示すように、外側筒部7は、内部に口部4を圧入することによって、口部4に固定されるように構成されていてもよい。
上記実施形態において、口部4の外面と、外側筒部7の内周面とは、テーパー状に形成されていたが、外側筒部7を口部4に固定できれば、口部4の外面と、外側筒部7の内周面とはストレートに形成されていてもよい。
上記実施形態では、外側筒部7は金属製としたが、高密度ポリエチレン等の合成樹脂で形成することもできる。また、上記実施形態では、容器本体2を補強するためにその外面にワインディングを施した例を示した。しかしながら、例えば、編組のネットチューブによる補強、プリプレグテープによる巻き付け等により、容器本体2を補強することもできる。
1…口金付きのガス容器、2…容器本体、3…収容胴部、4…口部、5…口金、6…内側筒部、7…外側筒部、8…シール部材、30…円筒状部、31…一端側閉塞部、32…他端側閉塞部、33…ヘリカルワインディング層、40…口部テーパー面、41…山、60…内側鍔部、61…被固定筒部、62…補強用延出部62、70…外筒部、71…先端側押付部、72…基端側押付部、73…裾部、80…先端側シール部材、81…基端側シール部材、310…位置決用突起、320…肩部、610…固定用溝部、700…螺合部、701…筒部テーパー面、L…軸心方向、W1,W2…フープワインディング層、W3…ヘリカルワインディング層

Claims (6)

  1. 内部にガスを充填する空間が形成された収容胴部と、該収容胴部の外面に突設され、且つ該収容胴部の内外を連通させるように構成された筒状の口部と備えるガス容器のうちの、該口部に設けられる口金であって、
    該口金は、
    前記口部に外嵌する筒状の外側筒部と、
    前記口部内に挿入された状態で固定される筒状の内側筒部と、を備え、
    前記外側筒部は、前記口部に外嵌した状態において、前記収容胴部における前記口部の基端全周から該口部の径外方向に広がる肩部に対して基端側シール部材を押し付ける基端側押付部を有し、
    前記内側筒部は、前記口部内に固定される被固定筒部と、該被固定筒部から該被固定筒部の径方向外方に向かって延出する補強用延出部とを有し、
    該補強用延出部は、前記口部の軸線方向と同方向に延びる直線上において前記基端側押付部と並ぶ位置において、前記肩部の内面に当接するように構成される、
    ガス容器用の口金。
  2. 前記外側筒部の内周面には、前記口部の外周面に形成されたねじ山に螺合する螺合部が形成され、
    前記補強用延出部は、前記軸線方向と同方向に延びる直線上において前記螺合部と並ぶ位置で、前記肩部の内面に当接するように構成される、
    請求項1に記載のガス容器用の口金。
  3. 前記外側筒部は、前記口部に外嵌した状態において、前記口部の先端面に配置された先端側シール部材を該先端面に向けて押し付ける先端側押付部を有し、
    前記補強用延出部は、前記口部の基端面に当接するように構成される、
    請求項1又は請求項2に記載のガス容器用の口金。
  4. 前記被固定筒部の外周面には、該外周面の周方向に沿って延び且つ前記軸線方向において前記口部の内周面に係合する係合部が形成される、
    請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のガス容器用の口金。
  5. 前記係合部は、前記外周面の周方向における始端と終端とが非連続であり、
    該係合部の始端と終端とが該周方向において前記口部の内周面に係合する、
    請求項4に記載のガス容器用の口金。
  6. 内部にガスを充填する空間が形成された収容胴部と、
    該収容胴部の外面に突設され、且つ該収容胴部の内外を連通させるように構成された筒状の口部と、
    該口部に設けられる上記請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のガス容器用の口金と、を備える、
    口金付きのガス容器。
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