JP2009185990A - ガスタンク - Google Patents

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Kazunori Higashide
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Abstract

【課題】繊維強化樹脂層とライナとの境界に入り込んだガスを排出して、ライナの変形を防止できるガスタンクを提供する。
【解決手段】ライナ20と、当該ライナ20に取り付けられた口金部11を有し、ライナ20の外周面と口金部11の外周面の一部に亘り繊維が巻き付けられて繊維強化樹脂層21が形成されている高圧ガスタンク2において、口金部11の外周面には、繊維強化樹脂層21とライナ20との境界にあるガスを繊維強化樹脂層21の外部に排出するための焼結金属層Aが形成されている。焼結金属層Aは、口金部11の鍔部11a、湾曲部11b及び頂上部11cの表面に形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガスタンクに関する。
例えば自動車等の車両に搭載される燃料電池システムには、燃料ガスの供給源として高圧ガスタンクが用いられる。この種のガスタンクとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。このガスタンクは、例えばライナ(内容器)と、その長手方向の開口端部に取り付けられた口金部を有し、そのライナの外周面と口金部の外周面の一部には、樹脂を含浸した繊維が巻き付けられて繊維強化樹脂(FRP(Fiber Reinforced Plastics))層が形成されている。
特開2007−155116号公報
ところで、上記ガスタンクでは、例えば高圧のガスが封入された状態が続くと、一部のガスがライナを透過することがある。繊維強化樹脂層は、ガス透過性が低いため、ライナを透過したガスは、ライナとその外層の繊維強化樹脂層との間に滞留する。例えば高圧のガスがライナと繊維強化樹脂層との間に溜まった状態で、ガスタンクのガスが放出されてガスタンク内が減圧すると、ライナと繊維強化樹脂層との間のガスの圧力とライナの内圧との間に圧力差ができ、ライナが内側に変形することが懸念される。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、繊維強化樹脂層などの繊維層とライナとの境界に入り込んだガスを排出して、ライナの変形を防止できるガスタンクを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、ライナと、当該ライナに取り付けられた口金部を有し、ライナの外周面と口金部の外周面の一部に亘り繊維が巻き付けられて繊維層が形成されているガスタンクであって、前記口金部の外周面には、繊維層とライナとの境界にあるガスを繊維層の外部に排出するための焼結金属層が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、口金部の外周面の焼結金属層により、繊維層とライナとの境界にあるガスを排出できるので、ガスタンク内が減圧された際に、ライナと繊維層との境界のガスの圧力によりライナが内側に変形することを防止できる。また、口金部の外周面の少なくとも一部が強度の高い焼結金属層になるので、口金部の強度を維持しつつ、ガスの排出を行うことができる。
上記ガスタンクにおいて、前記口金部の外周面は、前記繊維層の外部に露出する露出面と、前記繊維層が接触する繊維層接触面と、前記繊維層と前記ライナとの境界が接触する境界接触面と、前記ライナが接触するライナ接触面とをこの順で連続して有し、前記焼結金属層は、前記露出面、前記繊維層接触面及び前記境界接触面に形成されていてもよい。
本発明によれば、ライナの変形を防止できるので、ガスタンクの耐久性を向上できる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係るガスタンクを搭載した燃料電池自動車1の模式図である。
燃料電池自動車1には、例えば3つの高圧ガスタンク2が車体のリア部に搭載されている。高圧ガスタンク2は、燃料電池システム3の一部を構成し、ガス供給ライン4を通じて各高圧ガスタンク2から燃料電池5に燃料ガスが供給可能になっている。高圧ガスタンク2に貯留される燃料ガスは、可燃性の高圧ガスであり、例えば圧縮天然ガス又は水素ガスである。なお、高圧ガスタンク2は、燃料電池自動車1のみならず、電気自動車、ハイブリッド自動車などの車両のほか、各種移動体(例えば、船舶や飛行機、ロボットなど)や定置設備(住宅、ビル)にも適用できる。
図2は、高圧ガスタンク2の構成の概略を示す縦断面図である。高圧ガスタンク2は、例えば略楕円体のタンク本体10と、当該タンク本体10の長手方向の両端部に取り付けられた口金部11、12を有する。
タンク本体10は、例えば二層構造を有し、内壁層であるライナ20とその外壁層である繊維層としてのFRP層21を有している。
ライナ20は、タンク本体10とほぼ同じ略楕円体形状を有する。ライナ20は、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、またはその他の硬質樹脂などにより形成されている。
例えば図3に示すようにライナ20の口金部11のある先端側には、内側に屈曲した折返し部30が形成されている。折返し部30は、外側のFRP層21から離間するようにタンク本体10の内側に向けて折り返されている。折返し部30は、例えば折り返しの先端に近づくにつれて次第に径が小さくなる縮径部30aと、当該縮径部30aの先端に接続され、径が一定の円筒部30bとを有している。この円筒部30bによりライナ20の開口部が形成されている。
口金部11は、略円筒形状を有し、ライナ20の開口部に嵌入されている。口金部11は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金からなり、例えばダイキャスト法等により所定の形状に製造されている。口金部11は、例えばインサート成形によりライナ20に取り付けられている。
口金部11は、例えば先端側(高圧ガスタンク2の軸方向の外側)に鍔部11aが形成されている。この鍔部11aの外周面は、FRP層21の外側に露出する露出面になっている。例えば鍔部11aの後方側(高圧ガスタンク2の軸方向の内側)には、一端縮径しその後滑らかに径が大きくなるように湾曲した湾曲部11bが形成されている。この湾曲部11bの外周面は、FRP層21の先端部付近が気密に接触する繊維層接触面になっている。
湾曲部11bの後方側には、径が最大となる頂上部11cが形成されている。頂上部11cの外周面は、例えばFRP層21とライナ20との境界に接触する境界接触面になっている。
頂上部11cの後方側には、例えばライナ20の折返し部30の形状に適合するように形成され、例えば頂上部11cから次第に径が小さくなる縮径部11dが形成され、その縮径部11dから後方に一定径の口金円筒部11eが形成されている。上記ライナ20の折返し部30の縮径部30aは、口金部11の縮径部11dの表面に密着し、円筒部30bは、口金円筒部11eの表面に密着している。したがって、縮径部11dと口金円筒部11eの外周面は、ライナ20に接触するライナ接触面になっている。円筒部30bと口金円筒部11eとの間には、シール部材40、41が介在されている。
口金部11の鍔部11a、湾曲部11b及び頂上部11cの外周面には、通気性のある焼結金属層Aが形成されている。つまり、図4に示すように焼結金属層Aは、FRP層21とライナ20との境界部分からFRP層21の内側を通り、FRP層21の外側に通じている。これにより、FRP層21とライナ20との境界に入り込んだガスを焼結金属層Aを通じて外部に排出できる。
図3に示すように口金部11の内周面には、バルブアッセンブリ50をねじ込み接続するためのねじ42が形成されている。バルブアッセンブリ50は、外部のガス供給ライン4と高圧ガスタンク2の内部との間で燃料ガスの給排を制御するものである。バブルアッセンブリ50の外周面と口金部11の内周面との間には、シール部材60、61が介在されている。
FRP層21は、例えばフィラメントワインディング法により、ライナ20の外周面と口金部11の一部である湾曲部11bの外周面に、樹脂の含浸した繊維を巻き付け、当該樹脂を硬化させることにより形成されている。FRP層21の樹脂には、例えばエポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が用いられる。また、繊維としては、炭素繊維、金属繊維などが用いられる。
図2に示すライナ20の後端部にある口金部12は、例えばライナ20の外部から内部に通じる貫通孔が形成されていない部分以外は、口金部11と同様の構成を有している。したがって、口金部11と同様の口金部12の鍔部、湾曲部及び頂上部の外周面には、焼結金属層Aが形成されており、FRP層21とライナ20との境界に入り込んだガスを焼結金属層Aを通じて外部に排出できる。
本実施の形態の高圧ガスタンク2によれば、高圧ガスタンク2内に高圧ガスの一部がライナ20を透過し、ライナ20とFRP層21との間に入り込んだ際に、図4に示すように口金部11の外周面の焼結金属層Aを通じて、当該ガスをFRP層21の外部に排出できる。この結果、高圧ガスタンク2内が減圧された際にライナ20とFRP層21との間のガスの圧力によりライナ20が内側に変形することを防止できる。また、口金部11の外周面の一部が強度の高い焼結金属層Aになるので、口金部11の強度を維持しつつ、ガスの排出を行うことができる。
また、口金部11の焼結金属層Aが、鍔部11a、湾曲部11b及び頂上部11cの表面に形成されるので、ライナ20とFRP層21との間に入り込んだガスを、FRP層21の外部に適正に排出できる。また、縮径部11dや口金円筒部11eの表面には、焼結金属層Aが形成されないので、高圧ガスタンク2の気密性が維持される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、ライナ20の両側の口金部11、12に焼結金属層Aを形成していたが、口金部11、12のいずれか一方に焼結金属層Aを形成してもよい。
高圧ガスタンクを搭載した燃料電池自動車の模式図である。 高圧ガスタンクの構成の概略を示す縦断面図である。 高圧ガスタンクの要部の縦断面図である。 焼結金属層を形成した高圧ガスタンクの要部の拡大図である。
符号の説明
2 高圧ガスタンク
10 タンク本体
11 口金部
11a 鍔部
11b 湾曲部
11c 頂上部
20 ライナ
21 FRP層
A 焼結金属層

Claims (2)

  1. ライナと、当該ライナに取り付けられた口金部を有し、ライナの外周面と口金部の外周面の一部に亘り繊維が巻き付けられて繊維層が形成されているガスタンクであって、
    前記口金部の外周面には、繊維層とライナとの境界にあるガスを繊維層の外部に排出するための焼結金属層が形成されていることを特徴とする、ガスタンク。
  2. 前記口金部の外周面は、前記繊維層の外部に露出する露出面と、前記繊維層が接触する繊維層接触面と、前記繊維層と前記ライナとの境界が接触する境界接触面と、前記ライナが接触するライナ接触面とをこの順で連続して有し、
    前記焼結金属層は、前記露出面、前記繊維層接触面及び前記境界接触面に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のガスタンク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081014A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Honda Motor Co Ltd 圧力ガス容器およびこれを備える車両
JP2016125624A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 三菱レイヨン株式会社 圧力容器
JP2019516043A (ja) * 2016-04-06 2019-06-13 ヘキサゴン テクノロジー アーエス 焼結金属プラグを有する圧力容器放出ボス

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