JP3218777U - スパナ傾斜保持具 - Google Patents

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陽介 坂口
陽介 坂口
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有限会社相沢自動車ボデー工場
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Abstract

【課題】狭所での、スパナを利用したボルトやナットの締緩操作が容易となるスパナ傾斜保持具を提供する。【解決手段】スパナ傾斜保持具10は、先端の開口からスパナ11の柄部11aが抜き差し可能に装着される筒状のスパナ装着体12の基端部に、傾斜状態でグリップ13を連結したものである。スパナ装着体12は、長さ方向の両端が開口した、断面が横長矩形状の鋼製の角パイプ状のものであり、細サイズの溝形鋼からなる本体部12aの開口(溝口)部分に、本体部12aより短尺な鋼製の細い底板12bを溶接したものである。グリップ13は、鋼製の厚肉な板片であり、グリップ13のスパナ装着体12の基端部への連結角度θは、スパナ装着体12の底板12bの下面を基準にして下方へ20°〜50°である。【選択図】図1

Description

この考案は、ボルトやナットを回転して締め付けるスパナを傾斜状態で保持するためのスパナ傾斜保持具に関する。
トラックやバスなどの大型車両では、オイル交換、内側を中心とする足回りの点検、排気系統の整備といった車体床下の整備作業を行うとき、ボルトやナットを締緩するために、スパナが使用されている(例えば、特許文献1等)。
ところで、スパナは、ボルトの頭部やナットに対して、その軸線方向に直交状態で掛止し、この状態を保ってスパナを水平回転(往復回動)することが、力の伝達の観点から最も好ましい。
しかしながら、車体の床下の整備では、作業者がトラック等の下にもぐり、整備箇所を見上げながら、シャーシの部品が密集する狭所にスパナを傾斜角度で差し込み、ボルト等の締緩操作を行う必要があった。
そのため、作業者は力が入れ難い大きな傾斜角度を維持したまま、頭上でのスパナによる締緩作業を行わざるを得なかった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、スパナを抜き差し可能な保持具であって、これを狭所でのスパナ操作がし易いように、筒状のスパナ装着体の基端にグリップを斜めに固定したものとすれば、上述した課題は解消されることを知見し、この考案を完成させた。
本考案は、狭所でのスパナを利用したボルトやナットの締緩作業が容易となるスパナ傾斜保持具を提供することを目的としている。
第1に記載の考案は、先端の開口からスパナの柄部が抜き差し可能に装着される筒状のスパナ装着体と、該スパナ装着体の基端部に、傾斜状態で連結されたグリップとを備えたことを特徴とするスパナ傾斜保持具である。
スパナの種類は、任意である。
例えば、片口スパナ、両口スパナ、片目片口スパナ、片目スパナ、眼鏡スパナ、モンキーレンチでもよい。
ただし、スパナ装着体への差し込み易さや、その装着の安定性を考慮すれば、片口スパナが最も好ましい。
スパナのサイズは、任意である。
スパナ装着体に装着されるスパナの種類やサイズは、限定されない。
スパナ装着体およびグリップの素材としては、例えば、鉄、鋼などを採用することができる。
ただし、これに限定されない。
スパナ装着体の長さ方向に直交する断面形状(開口形状)は、任意である。
例えば、矩形、円形、楕円形などでもよい。
スパナ装着体の基端部に対するグリップの連結角度は、任意である。
例えば、10°〜80°でもよい。
スパナ装着体は、長さ方向の両端面が開口したもの、または、先端面のみが開口したものの何れでもよい。
第2に記載の考案は、前記スパナ装着体は角パイプで、前記グリップの前記スパナ装着体への連結角度は、前記スパナ装着体の下面を基準にして20°〜50°としたものである。
グリップのスパナ装着体の基端部への連結角度が、スパナ装着体の下面を基準にして20°未満では、このグリップの連結角度が小さすぎて、狭所でのスパナ使用時、ボルト等が装着された部材(例えば、車両の床下面)とグリップとの間に、手を差し込める隙間を確保できないおそれがある。
これにより、例えば、この隙間を確保するため、ボルト等にスパナを引っ掛けた際のスパナの傾斜角度が大きくなり、スパナが外れ易くなることが懸念される。
また、50°を超えれば、狭所でのスパナによるボルト等の締緩操作時、スパナ装着体へのグリップの連結角度が大きすぎて、ボルトの頭部等が回し難くなるおそれがある。
グリップのスパナ装着体の基端部への好ましい連結角度は、38°前後である。
この角度であれば、例えば、作業者がトラック等の下にもぐり、整備箇所を見上げながら、シャーシの部品が密集する狭所にスパナを挿入して行うボルトやナットの締緩作業がし易い。
第3に記載の考案は、前記スパナ装着体は、長さ方向の両端面が開口しているものである。
両端面が開口したスパナ装着体を使用すれば、スパナ装着体より長尺なグリップを有するスパナも使用することが可能となる。
本考案によれば、スパナの柄部を、筒状のスパナ装着体の先端開口からその内部空間に差し込み、スパナをスパナ傾斜保持具に装着する。
その後、この状態でグリップを握って、例えば車体の床下の整備を行う。
具体的には、作業者がトラック等の下にもぐり、整備箇所を見上げながら、シャーシの部品が密集する狭所にスパナを斜めに差し込み、ボルトやナットの締緩操作を行う。
このとき、スパナ装着体の基端部にグリップが傾斜状態で連結されているため、このような狭所でのボルトやナットのスパナを使用した締緩操作が容易となる。
また、スパナ装着体にスパナを抜き差し自在なものとしたため、締緩されるボルト等に応じて種類やサイズが異なるスパナを使用することができる。
さらには、スパナとスパナ傾斜保持具とが分離不能に一体化したものに比べて、現場でのスパナやスパナ傾斜保持具の収納スペースを小さくすることができる。
第2の考案によれば、スパナ装着体の基端部へのグリップの連結角度を、角パイプ製のスパナ装着体の下面を基準にして20°〜50°としたため、狭所でのスパナ使用時、ボルトの頭部やナットにスパナをしっかりと引っ掛けて、ハンドルによりボルトの頭部等を回し易い。
第3の考案によれば、スパナ装着体を、長さ方向の両端面が開口したものとしたため、スパナ装着体に比べて長尺な柄部を有したスパナであっても、支障なく使用することができる。
本考案の実施例1に係るスパナ傾斜保持具のスパナ装着状態での斜視図である。 本考案の実施例1に係るスパナ傾斜保持具のスパナ装着状態での縦断面図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
ここでは、トラックの車体の床下の整備作業を行う際に使用されるスパナ傾斜保持具を例とする。
図1において、10はこの考案の実施例1に係るスパナ傾斜保持具でである。
このスパナ傾斜保持具10は、先端の開口からスパナ11の柄部11aが抜き差し可能に装着される筒状のスパナ装着体12と、スパナ装着体12の基端部に、傾斜状態で連結されたグリップ13とを備えたものである。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
図1および図2に示すように、スパナ11は、片口スパナである。
また、スパナ装着体12は、長さ方向の両端が開口した、断面が横長矩形状の鋼製の角パイプ状のものである。
具体的には、このスパナ装着体12は、細サイズの溝形鋼からなる本体部12aの開口(溝口)部分に、本体部12aより短尺な鋼製の細い底板12bを溶接したものである。
グリップ13は、鋼製の厚肉な板片である。
グリップ13のスパナ装着体12の基端部への連結角度θは、スパナ装着体12の底板12bの下面を基準にして下方へ38°である。
次に、図1および図2を参照して、本考案の実施例1に係るスパナ傾斜保持具10の使用方法を説明する。
自動車整備工場において、まず作業者がリフトアップされたトラックの下に潜り込む。
その後、例えば、トラックの床下において、シャーシの部品が密集する狭所に配されたボルトの頭部Bのサイズを確認し、それに掛止可能な頭部11bを有した片口式のスパナ11を選出する。
次に、この選出されたスパナ11の柄部11aを、筒状のスパナ装着体12の先端開口から、その内部空間に差し込む。
これにより、スパナ11の頭部11bが先端開口から突出した状態で、スパナ11がスパナ装着体12に装着される。
ここでは、スパナ11として、スパナ装着体12より柄部11aの方が長いものが使用されている(図1を参照)。
しかしながら、スパナ装着体12の長さ方向の両端が開口しているため、このように長尺な柄部11a付のスパナ11であっても、これを支障なく使用することができる。
次いで、この状態で、例えば、オイル交換、内側を中心とする足回りの点検、排気系統の整備などの作業を行う。
すなわち、トラックの下に潜り込んだ作業者は、整備箇所を見上げながら、シャーシの部品が密集する狭所にスパナ11を傾斜角度で差し込み、ボルトの頭部Bにスパナ11の頭部11bを掛止し、スパナ11を回動操作してこれを締めたり、緩める作業を行う。
このとき、スパナ装着体12の基端部に傾斜状態でグリップ13が連結されているため、ボルトの頭部Bが配されたトラックの床下面とグリップ13との間に、手を差し込める隙間を確保することができる。
しかも、このような狭所であっても、ボルトの頭部Bにスパナ11の頭部11bをしっかりと引っ掛けて、スパナ傾斜保持具10のグリップ13を握ってのハンドル操作により、ボルトの頭部Bを良好に回すことができる。
また、ここではスパナ装着体12の基端部へのグリップ13の連結角度θを、スパナ装着体12の下面を基準とした38°としている。
そのため、このようにトラックの下にもぐり、整備箇所を見上げながら、シャーシの部品が密集する狭所にスパナ11を挿入して行うボルトの頭部Bの締緩作業が、さらに容易となる。
さらに、サイズが異なるスパナ11をスパナ装着体12に抜き差し可能としたため、ボルトの頭部Bのサイズに合わせて、スパナ装着体12に装着されるスパナ11を適宜変更することができる。
これにより、スパナ11とスパナ傾斜保持具10とが分離不能に一体化したものに比べて、現場でのスパナ11やスパナ傾斜保持具10の収納スペースを小さくすることができる。
10 スパナ傾斜保持具
11 スパナ
11a 柄部
11b 頭部
12 スパナ装着体
12a 本体部
12b 底板
13 グリップ
B ボルトの頭部
θ 連結角度
特開2000−343444号公報

Claims (3)

  1. 先端の開口からスパナの柄部が抜き差し可能に装着される筒状のスパナ装着体と、
    該スパナ装着体の基端部に、傾斜状態で連結されたグリップとを備えたことを特徴とするスパナ傾斜保持具。
  2. 前記スパナ装着体は角パイプで、
    前記グリップの前記スパナ装着体への連結角度は、前記スパナ装着体の下面を基準にして20°〜50°であることを特徴とする請求項1に記載のスパナ傾斜保持具。
  3. 前記スパナ装着体は、長さ方向の両端面が開口していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスパナ傾斜保持具。
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