JP3218741U - 局所空調機の空調範囲を拡大することを特徴とする建物 - Google Patents

Abstract

【課題】局所空調機の空調範囲を拡大することを特徴とする建物を提供する。【解決手段】複数の部屋のうち一部の部屋２をチャンバー化した建物１であって、一部の部屋２には、局所空調機４を設置するとともに、一部の部屋２と他の部屋３との間に送風機７とダクト８を設け、局所空調機から排出される冷気・暖気が一部の部屋２に一旦供給された後、ダクト８を経由して、空調を必要とする他の部屋３に供給される。このようにすることにより、局所空調機１台で空調出来る範囲が拡大され、複数の部屋が空調できるようになる。
【選択図】図１

Description

この考案は建物の一部をチャンバー化して、送風機とダクトを用いることにより、局所空調機の空調範囲を拡大する技術に関するものである。

建物の空調の方法は、局所空調機を取り付けて個別の部屋単位に空調する場合（図２）や、ダクト型の空調機で広い範囲を空調する場合（図３）、その両方の組み合わせ（局所空調機とダクト型空調機の組み合わせ）の場合などがある。

局所空調機で部屋単位を空調する場合は、図２に示すように壁もしくは天井に多数の空調機を取り付けることになる。多数の空調機を取り付けるため、初期費用として材料費・施工費が掛かるだけでなく、将来の修理も同様に台数分掛かることになり高コストである。
ダクト型の空調機は、個別空調機よりは少ない台数の本体で空調出来るものの、元々施工費・材料費が高いため高コストとなる。

以上の課題を解決するため、局所空調機を設置したひとつの部屋（空間で良い）をチャンバー化して、局所空調機からチャンバー化された部屋に供給された冷気・暖気を、送風機とダクトを用いて間接的に、他の複数の部屋に供給する。

チャンバー化された部屋に供給された冷気・暖気は、送風機・ダクトを用いて間接的に別の部屋に供給されるため、局所空調機１台でダクト型空調機のように広い範囲を空調出来るようになる。

この考案の一実施形態を示す建物の断面図である。 一般的な建物での局所空調を示す断面図である。 一般的な建物でのダクト型空調を示す断面図である。

この考案の一実施形態を、図１に示す。
４の局所空調機から排出される冷気・暖気（５）はチャンバー化された部屋（２）に一旦供給される。局所空調機から排出された冷気・暖気は、７の送風機に吸い込まれダクト（８）を経由して、空調を必要とする複数の部屋（２）に供給される。

「実施形態の効果」
一般的な局所空調よりも非常に少ない台数で建物を空調することが可能となり、初期費用もメンテナンス費用ともに大幅に低減する。ダクト型空調と近い空調となるもの初期費用は大幅に低減できる。空調だけでなく換気システムについても空気の供給を補助するため、換気システムのコスト低減に繋げられる。

１ 建物 ２ チャンバー化された部屋 ３ 空調を必要とする部屋
４ 局所空調機 ５ 局所空調機から供給される冷気・暖気
６ 送風機に吸い込まれる冷気・暖気 ７ 送風機
８ 送風機から供給される冷気・暖気を部屋に供給するダクト
９ 送風機・ダクトを経由して供給される冷気・暖気
１０ ダクト型空調機
１１ ダクト型空調機から供給される冷気・暖気を部屋に供給するダクト
１２ ダクト型空調機・ダクトを経由して供給される冷気・暖気

Claims (1)

1. 建物の一部をチャンバー化して、送風機とダクトを用いることにより、局所空調機の空調範囲を拡大することを実用新案登録請求の範囲とする。