JP3218560U - 配管の改修用アダプター - Google Patents

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Abstract

【課題】既設配管の改修時、配管の接続を容易に行うことができる改修用アダプターを提供する。
【解決手段】円筒状の本体1の外周部分に締付バンド2が設けられる。締付バンド2は、既設継手3のねじ5に円筒状の本体1を外嵌してから、その外周面に締付バンド2を巻付けて縮径させることによって、本体1をねじ5に押圧し接合する。もう一方の配管4は、配管4に本体1を外嵌して、締付バンド2を使って同様の方法にて接合し、既設継手3と配管4を接続することが出来る。改修アダプター6は部品点数が少なく、締付箇所がバンド部の2ヶ所のため、接続作業が容易に行える。
【選択図】図1

Description

本考案は、建物の既設配管改修時に使用する作業性に優れた改修用アダプターに関するものである。
鋳鉄製などの金属製の継手(既設継手)に接合された配管を取り替える際に、継手と配管の接合にはねじが使用されているが、既設継手のねじを外すとねじ山が潰れ、ねじの再利用が困難になることがある。この為、既設配管を撤去するだけでなく、既設継手を含む交換が必要となり、改修が煩雑になっていた。
鋳鉄製などの金属製の継手では、ねじ部に錆が発生し、取り外す際のねじの損傷につながり易いが、ねじ部の錆発生を長期間に亘って防ぐことは困難である。また、ねじが破損することなく取り外せたとしても、既存継手のねじ山に合う部品を調達することが難しい場合があった。
前記課題を解決するため、本考案の改修用アダプターは、既設継手のねじ部を再利用することなく、既設継手と新設の配管を接続するアダプターであって、既設継手のねじ外径寸法より内径寸法が大きな円筒状の本体と、この円筒状の本体の外周部分に設けられた締付バンドを押圧することによって、継手とアダプターを接合する。また一方の新設配管も同様の構造にてアダプターと接合する構造としたものである。
上述の様に、本考案の改修用アダプターは、配管の改修時に既設継手のねじが再利用出来なくても、ねじ部を外嵌して、その外周面を締付バンドで押圧することにより既設継手とアダプターを接合でき、もう一方の新設配管も同様の構造にて接合し、既設継手と新設配管を接続することが出来る為、既設継手の交換が不要になり、配管の改修が容易になるという効果を有している。
本考案の実施形態を示す改修用アダプターの一部を破断した側面図である。 本考案の改修用アダプターの構成を示す側面図である。
考案の実施するための形態
既設配管改修時に、金属製の継手(既設継手)のねじ部が破損し、再利用できない場合でも、既設継手を交換することなく、最小の部品点数で、新規配管を接続できる
以下、図面に基づき、本考案による実施の形態を説明する。図1は、本考案の実施形態が示されている。図2は、本考案の改修用アダプターの構成を示すものである。
先ず本考案の構成について説明する。図2に示すように改修用アダプターは、円筒状の本体1と締付バンド2から構成されている。円筒状の本体1はゴム製であり、内径寸法が接合する既設継手のねじ5や配管4の外径寸法より大きくなっている。締付バンド2は金属製でボルト2aを締付けることにより、バンドを縮径させることができる。
なお、本考案の目的を達成できる範囲であれば、円筒状の本体1がゴム製としたが、弾性変形する樹脂製であってもよい。
次に本考案の効果的な実施形態を図1に基づいて説明する。既設の配管を取り替える際に金属製の継手(既設継手3)のねじ5が破損し、再利用できない場合でも、既設継手3のねじ5に円筒状の本体1を外嵌してから、その外周面に締付バンド2を巻付けて縮径させることによって、本体1をねじ5に押圧し接合する。もう一方の配管4は、配管4に本体1を外嵌して、締付バンド2を使って同様の方法にて接合し、既設継手3と配管4を接続することが出来る。
なおこの時、既設継手3のねじ5と本体1の接触面、配管4と本体1の接触面は接着剤を塗る場合がある。
本考案は、前述の既存継手3のねじ5が破損した場合で説明したが、ねじが破損することなく再利用できる場合でも、既存継手3のねじ山に合う部品を探すのが困難な場合がある。その場合でも弾性変形する本体1を使用しているため、既存継手3のねじ外径が変わっても外嵌することができ、多種な継手に使用することができる。
1 本体
2 締付バンド
2a ボルト
3 既設継手
4 配管
5 ねじ
6 改修用アダプター

Claims (1)

  1. 既設配管の改修時、配管の接合を容易に行うことが出来るよう円筒状の本体の外周部分に締付バンドが設けられていることを特徴とする改修用アダプター
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