JP3218228U - マッサージ機 - Google Patents

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政嗣 大野
政嗣 大野
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Abstract

【課題】使用者ができるだけリラックスした状態でマッサージできるマッサージ機を提供する。【解決手段】シート部31、シートバック部32、背中マッサージ機構を備えたマッサージ機本体30と、腕部をマッサージするアームマッサージ機構が配置されたアームレスト部40R、40Lと、使用者のふくらはぎ部をマッサージするレッグマッサージ機構が配置されたレッグレスト部50と、保持された使用者の足部をマッサージするフットマッサージ機構が配置されたフットレスト部60と、マッサージ機本体の設置角度を変更する本体傾動機構と、レッグレスト部のマッサージ機本体に対する角度を変更するレッグレスト部回動機構と、を備え、各マッサージ機構の駆動を制御して使用者に予め定めた手順でマッサージを行うマッサージ機10であって、シートバック部32の上部に、使用者の頭部を覆う状態に配置できるヘッドカバー部材70を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、椅子形のマッサージ機に関する。
従来、椅子形のマッサージ機は、着座した状態で背中をマッサージすることができ、様々なものが使用されている。また、このようなマッサージ機には、腕部や脚部、足部をマッサージするように構成されるものがある。このようなマッサージ機として、以下のものが提案されている。
特許文献1には、施療者が座るための座部と、施療者の腕部の荷重を支持するための肘掛部と、施療者の腕、手のひら、指先のいずれかをマッサージする機構を備えたマッサージ機であって、腕、手のひら、指先のいずれか1つの部位を固定するための固定機構と、該固定機構で固定した腕、手のひら、指先のいずれか1つの部位に対して、該固定した1つの部位と同じ側の固定していない腕、手のひら、指先のいずれか他の1つの部位を相対的に上方向或いは下方向に移動させるための移動機構とを有するマッサージ機が記載されている。
また、特許文献2には、使用者が着座する座部と、使用者に対しマッサージ動作を行う施療部と、前記座部の後部に傾動可能に設けられた背凭れ部と、前記座部の前部に上下方向へ回動可能に設けられた脚載部と、前記背凭れ部の傾動に連動して前記脚載部を回動させる連動部材と、を備え、前記脚載部は、前記座部の前部に上下方向へ回動可能に設けられた脚載部本体と、前記連動部材と前記脚載部本体との間に配置されて上下方向へ揺動可能に設けられた回動駆動部としてのエアセルと、を有し、前記脚載部は、前記エアセルが収縮状態において前記連動部材を介して前記背凭れ部の傾動に連動して回動可能であると共に、前記エアセルが膨張収縮することによって、前記連動部材に対する前記脚載部本体の位置を変更して前記脚載部本体を任意の位置に回動させることができる椅子型マッサージ機が記載されている。
特許第4544196号公報 特許第5733889号公報
しかしながら、従来のマッサージ機において、使用者は周囲の光や騒音が気になり、リラックスしてマッサージを受けることができない、という問題がある。
本考案は、上記実情を鑑みてなされたものであり、マッサージ機の使用者がリラックスした状態でマッサージを受けることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の考案は、使用者が着座するシート部、及び着座状態で前記使用者の背中をマッサージする背中マッサージ機構を配置したシートバック部を備えたマッサージ機本体と、前記使用者の腕部を保持し、保持された前記使用者の腕部をマッサージするアームマッサージ機構が配置されたアームレスト部と、前記使用者の膝部から足首部までのふくらはぎ部を保持し、保持された前記使用者のふくらはぎ部をマッサージするレッグマッサージ機構が配置されたレッグレスト部と、前記使用者の足首部から下の足部を保持し、保持された前記使用者の足部をマッサージするフットマッサージ機構が配置されたフットレスト部と、前記マッサージ機本体の設置角度を変更する本体傾動機構と、前記レッグレスト部の前記マッサージ機本体に対する角度を変更するレッグレスト部回動機構と、を備え、前記背中マッサージ機構、前記アームマッサージ機構、前記レッグマッサージ機構、及び前記フットマッサージ機構の駆動を制御して前記使用者に予め定めた手順でマッサージを行うマッサージ機であって、前記シートバック部の上部に、着座状態である前記使用者の頭部を覆うヘッドカバー部材を開閉可能に備えることを特徴とするマッサージ機である。
本考案によれば、使用者は、マッサージ機本体に着座した状態で、背中、腕部、ふくらはぎ部、及び足部を所定の手順でマッサージされ、このとき、使用者の頭部はヘッドカバー部材で覆われる。このため、使用者の頭部はヘッドカバー部で周囲の環境から遮断された状態となり、使用者はリラックスした状態でマッサージを受けることができる。
同じく請求項2に記載の考案は、前記ヘッドカバー部材は遮光性及び遮音性の部材で形成されており、前記使用者の頭部への光及び音を遮蔽できることを特徴とする。
本考案によれば、ヘッドカバー部材は周囲の光と音声とを遮るので、使用者はマッサージ機の設置環境の光や音に影響を受けることなくリラックスした状態でマッサージを受けることができる。
同じく請求項3に記載の考案は、前記ヘッドカバー部材は、前記使用者の顔部及び側頭部を覆うドーム型であることを特徴とする。
本考案によれば、ヘッドカバー部材はドーム型であり使用者の顔部及び側頭部を覆う。このため、使用者は周囲の環境から顔部及び側頭部が覆われ、視角と聴覚が遮断されることになり、リラックスした状態でマッサージを受けることができる。
本考案に係るマッサージ機によれば、使用者がリラックスした状態でマッサージを受けることができ、マッサージの効果が増進される。
即ち、請求項1に記載のマッサージ機によれば、使用者はマッサージ機本体に着座した状態で、背中、腕部、ふくらはぎ部、及び足部を所定の手順でマッサージされ、このとき、頭部をヘッドカバー部材で覆われる。このため、使用者の頭部は周囲の環境から遮断された状態となり、使用者はリラックスした状態でマッサージを受けることができる。
また、請求項2に記載のマッサージ機によれば、ヘッドカバー部材は周囲の光と音声とを遮るので、使用者はマッサージ機の設置環境の光や音に影響を受けることなくリラックスした状態でマッサージを受けることができる。
そして、請求項3に記載のマッサージ機によれば、ヘッドカバー部材はドーム型であり使用者の顔部及び側頭部を覆う。このため、使用者は周囲の環境から顔部及び側頭部が覆われ、視角と聴覚が遮断されることになり、リラックスした状態でマッサージを受けることができる。
本考案の実施形態に係るマッサージ機を示す斜視図である。 同マッサージ機を各マッサージ機構部及び使用者の輪郭と共に示す正面図である。 同マッサージ機を示すものであり、(a)はマッサージ機本体を立てた状態を示す側面図、(b)はマッサージ機本体を倒した状態を示す側面図である。 同マッサージ機を示すものであり、(a)はレッグレスト部を下げた状態を示す側面図、(b)はレッグレスト部を上げた状態を示す側面図である。 同マッサージ機を示すものであり、(a)はヘッドカバー部材を開けた状態を示す側面図、(b)はヘッドカバー部材を閉めた状態を示す側面図である。
本考案を実施するための形態に係るマッサージ機について説明する。図1は本考案の実施形態に係るマッサージ機を示す斜視図、図2は同マッサージ機をそのマッサージ機構部及び使用者の輪郭と共に示す正面図である。
本実施形態に係るマッサージ機10は、図1に示すように、ベース部20と、マッサージ機本体30と、左右のアームレスト部40R、40Lと、レッグレスト部50と、フットレスト部60と、ヘッドカバー部材70とを備えて構成される。また、マッサージ機10は、駆動源である空気圧アクチュエーター、電動アクチュエーター、及びこれらの駆動源を制御する制御手段を備えている。
制御手段は、各アクチュエーターが予め定められたマッサージのコースや強度に従うよう駆動を制御する。制御手段としては制御プログラムを実行するコンピューターを使用することができる。マッサージ機10におけるマッサージのコース等の選択や指示は、使用者150が操作パネル80からて行う。操作パネル80はタッチセンサーを備えた液晶表示装置を使用することができる。
ベース部20は床等の設置面に配置される。マッサージ機本体30は、ベース部20の上部に配置される。またマッサージ機本体30は、使用者150(図2参照)が着座するシート部31と、使用者150が背中152を預けるシートバック部32と、頭部151を預けるヘッドレスト部33とを備える。
マッサージ機10において、シートバック部32には、図2に示すように、使用者150の背中152の背骨両側をマッサージする背中マッサージ機構110が配置されている。背中マッサージ機構110は、もみ玉等を備える。もみ玉等は、電動アクチュエーターで駆動され、マッサージ強度、もみ玉の間隔を変更可能である。また、もみ玉は、背中マッサージ機構110に備えられたセンサーの検出結果に基づいて上下に沿って位置の変更が可変である。
左右のアームレスト部40R、40Lは、マッサージ機本体30の左右両側に設置されている。なお、右側(R)、左側(L)は、使用者からの視点による。アームレスト部40R、40Lには、使用者150の左右の腕部153R、153Lを保持できる腕保持部41R、41Lをそれぞれ備える。腕保持部41R、41Lは略水平に延びる溝部であり、それぞれ上部、下部、及び外側部に壁部を備える。
また、腕保持部41R、41Lには、腕部153R、153Lをマッサージする腕マッサージ機構を備える。腕マッサージ機構は、腕保持部41R、41Lにおいてそれぞれ腕部153R、153Lを挟んで上下に配置された空気圧アクチュエーターであるエアバッグ121、122、123、124を備えて構成され。
これらのエアバッグ121、122、123、124は空気源及び制御手段により予め指定された手順で拡開、収縮駆動され、腕部153R、153Lをマッサージする。
レッグレスト部50は、マッサージ機本体30に対してマッサージ機本体30側の基部を軸として先端側を上下に回動可能に設けられている。この回動動作は、例えば制御手段で制御される電動アクチュエーターによりなされる。レッグレスト部50の下端にはフットレスト部60が配置されている。レッグレスト部50とフットレスト部60とは角度が固定されて接続されている。
レッグレスト部50には、使用者150のふくらはぎ部154R、154Lが保持されるレッグ保持部51R、51Lが設けられている。レッグ保持部51R、51Lは、上下に延びる溝部であり、それぞれ左右両側及び後側部に壁部を備える。また、レッグ保持部51R、51Lには、使用者150のふくらはぎ部154R、154Lをマッサージするレッグマッサージ機構を備える。
レッグマッサージ機構は、レッグ保持部51R、51Lのそれぞれにおいて、ふくらはぎ部154R、154Lを挟んで左右に配置された空気圧アクチュエーターであるエアバッグ131、132、133、134を備えて構成される。
これらのエアバッグ131、132、133、134は空気源及び制御手段により予め指定された手順で拡開、収縮駆動され、ふくらはぎ部154R、154Lをマッサージする。
フットレスト部60には、使用者150の足部155R、155Lが保持されるフット保持部61R、61Lが設けられている。フット保持部61R、61Lは、略水平に延びる溝部であり、それぞれ左右両側、下側及び後側部に壁部を備える。また、フット保持部61R、61Lには、使用者150の足部155R、155Lをマッサージするフットマッサージ機構を備える。
フットマッサージ機構は、レッグ保持部51R、51Lにおいてそれぞれ足部155R、155Lを挟んで左右に配置された、空気圧アクチュエーターであるエアバッグ141、142、143、144と、電動アクチュエーターで駆動される足部155R、155Lの裏部(足の裏)をマッサージする足裏マッサージ機構145、146とを備えて構成される。
これらのエアバッグ141、142、143、144は空気源により駆動される。足裏マッサージ機構145、146はもみ玉等を電動アクチュエーターにより駆動される。両者は制御手段で駆動が制御され、足部155R、155Lをマッサージする。
本実施形態に係るマッサージ機本体30は、ベース部20に傾斜角度を変更する本体傾動機構を備える。本体傾動機構は電動アクチュエーターによって駆動される。図3は同マッサージ機を示すものであり、(a)はマッサージ機本体を立てた状態を示す側面図、(b)はマッサージ機本体を倒した状態を示す側面図である。
これにより、マッサージ機本体30は、図3(a)に示す状態から、同図(b)に示す状態に回転駆動される(図3中矢印A)。マッサージ機10を図3(b)に示す状態にすると、使用者150のふくらはぎ部154R、154L及び足部155R、155Lが使用者150の心臓の位置よりも高くなるようにできる。これにより、使用者150は無重量状態に近い感覚を得てリラックスした状態となる。
また、本実施形態に係るマッサージ機10は、レッグレスト部50及びフットレスト部60をマッサージ機本体30に対して回転するレッグレスト部回動機構を備える。このレッグレスト部回動機構は電動アクチュエーターにより駆動される。図4は同マッサージ機を示すものであり、(a)はレッグレスト部及びフットレスト部を下げた状態を示す側面図、(b)はレッグレスト部及びフットレスト部を上げた状態を示す側面図である。
これにより、マッサージ機本体30は、図4(a)に示す状態から、同図(b)に示す状態に駆動される(図4中矢印B)。マッサージ機10を図4(a)に示す状態から図(b)示す状態にすると、使用者150のふくらはぎ部154R、154L、及び足部155R、155Lが固定された状態で付け根から上方にむけて回転方向に押され、使用者150の脚部の筋肉ストレッチを行うことができる。
そして、本実施形態に係るマッサージ機10のヘッドカバー部材70は、シートバック部32の上部に開閉可能に設けられている。ヘッドカバー部材70は、ドーム状のカバー本体71を軸部72においてマッサージ機本体30に回転可能に配置されている(図5中矢印C)。
ヘッドカバー部材70は、図5(b)に示すように、前側に倒す(閉状態)として、マッサージ機本体30に着座した使用者150の頭部151を覆うことができる。これにより、使用者150の顔部及び側頭部が周囲の環境から遮蔽される。
また、ヘッドカバー部材70は、使用していない状態や、使用者150が希望しない場合、図4(a)に示すように、軸部72を中心に回転して後方に移動しておくこと(開状態)ができる。これにより、ヘッドカバー部材70のシートバック部32の上後側に格納することができる。
本実施形態において、ヘッドカバー部材70は遮光性及び遮音性素材、例えば黒色の硬質合成樹脂製や黒色に塗装した金属製のドーム型の部材である。なお、ヘッドカバー部材70の素材は適宜変更できる。またヘッドカバー部材70を半透明の部材とすることができる。ヘッドカバー部材70は、使用者の顔部及び側頭部を覆い頭部への光及び音を遮蔽する。なお、ヘッドカバー部材70の内部には、遮音材を配置して内部の反響を抑止することができる。また、ヘッドカバー部材70の開閉は手動又は電動アクチュエーターにより行うことができる。
本実施形態に係るマッサージ機10では、使用者150が使用中に、ヘッドカバー部材70を回転してヘッドカバー部材70が使用者150の頭部151を上部及び側部から覆い視角及び聴覚を周囲の環境から遮断することができる。これにより、マッサージ機10の使用者150は、リラックスした状態でマッサージ機10によるマッサージを受けることができる。
以上のように、本考案に係るマッサージ機は、使用者がリラックスした状態でマッサージを受けることができ、マッサージの効果が増加するので産業上の利用可能性がある。
10:マッサージ機
20:ベース部
30:マッサージ機本体
31:シート部
32:シートバック部
33:ヘッドレスト部
40R:アームレスト部
40L:アームレスト部
41R:腕保持部
41L:腕保持部
50:レッグレスト部
51R:レッグ保持部
51L:レッグ保持部
60:フットレスト部
61R:フット保持部
61L:フット保持部
70:ヘッドカバー部材
71:カバー本体
72:軸部
80:操作パネル
110:背中マッサージ機構
121〜124:エアバッグ
131〜134:エアバッグ
141〜144:エアバッグ
145、146:足裏マッサージ機構
150:使用者
151:頭部
152:背中
153R:腕部
153L:腕部
154R:ふくらはぎ部
154L:ふくらはぎ部
155R:足部
155L:足部

Claims (3)

  1. 使用者が着座するシート部、及び着座状態で前記使用者の背中をマッサージする背中マッサージ機構を配置したシートバック部を備えたマッサージ機本体と、
    前記使用者の腕部を保持し、保持された前記使用者の腕部をマッサージするアームマッサージ機構が配置されたアームレスト部と、
    前記使用者の膝部から足首部までのふくらはぎ部を保持し、保持された前記使用者のふくらはぎ部をマッサージするレッグマッサージ機構が配置されたレッグレスト部と、
    前記使用者の足首部から下の足部を保持し、保持された前記使用者の足部をマッサージするフットマッサージ機構が配置されたフットレスト部と、
    前記マッサージ機本体の設置角度を変更する本体傾動機構と、
    前記レッグレスト部の前記マッサージ機本体に対する角度を変更するレッグレスト部回動機構と、を備え、
    前記背中マッサージ機構、前記アームマッサージ機構、前記レッグマッサージ機構、及び前記フットマッサージ機構の駆動を制御して前記使用者に予め定めた手順でマッサージを行うマッサージ機であって、
    前記シートバック部の上部に、着座状態である前記使用者の頭部を覆うヘッドカバー部材を開閉可能に備えることを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記ヘッドカバー部材は遮光性及び遮音性を有する素材で形成されており、前記使用者の頭部への光及び音を遮蔽できることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記ヘッドカバー部材は、前記使用者の顔部及び側頭部を覆うドーム型であることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
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JP2020202913A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 株式会社フジ医療器 椅子型マッサージ機
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