JP3217943U - 傾斜測定器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】傾斜測定器具の構造を簡素化するとともに、固定手段による測定精度の劣化を解消し、高精度な測定を可能とする傾斜測定器具を提供する。【解決手段】パチンコ台の盤面の前面に設けられたガラス板の傾斜角度を測定する傾斜測定器具であり、支持体の片面に樹脂膜8を設け多数の微細な凹部を形成して吸着面9とし、且つ、支持体の反対面を接着面6とした吸着シート4と、少なくとも1面に平坦面を有し、平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着した基材2と、基材に設けられ、基材の吸着面の傾斜角度を測定する傾斜測定手段11とで構成し、基材を計測面に着脱自在に吸着して、傾斜角度を測定する。【選択図】図1
Description
この考案はパチンコ台の傾斜角度を測定する手段として、パチンコ台の盤面の前面に設けられるガラス板の表面を計測面とし、この計測面の傾斜角度を測定する傾斜測定器具に関する。
パチンコ台は背面方向に傾斜して設置されるものであるが、この傾斜角度は、当該パチンコ台の性能が最大に発揮されるように、メーカーによって予め定められている。
パチンコ台の傾斜角度を測定する手段として、パチンコ台の盤面の前面に設けられているガラス板の表面の傾斜角度を測定して、このガラス板の傾斜角度を持ってパチンコ台の傾斜角度に代替することが従来から行なわれている。
而して、上記のガラス板の傾斜角度を測定するにあたり、ガラス板の表面に傾斜測定器具を当接すれば事足りるものであるが、この測定に於いて傾斜測定器具を手で保持して行なう場合、ガラス板への押圧度合いによって、測定数値が変動したり、またパチンコ台並びにガラス板自体が前後に動いて適正な測定を行なうことが難しいものであった。
前述の問題点を解決するものとしては特許文献1があり、これは遊技機のガラス板の傾斜角度の測定にあたり、傾斜測定手段の固定手段をベースを介在して設けることで傾斜測定器具の着脱自在な取付けが行われるものである。
而して、上記のガラス板の傾斜角度を測定するにあたり、ガラス板の表面に傾斜測定器具を当接すれば事足りるものであるが、この測定に於いて傾斜測定器具を手で保持して行なう場合、ガラス板への押圧度合いによって、測定数値が変動したり、またパチンコ台並びにガラス板自体が前後に動いて適正な測定を行なうことが難しいものであった。
前述の問題点を解決するものとしては特許文献1があり、これは遊技機のガラス板の傾斜角度の測定にあたり、傾斜測定手段の固定手段をベースを介在して設けることで傾斜測定器具の着脱自在な取付けが行われるものである。
前記の特許文献1に於いては、傾斜計(傾斜測定器具)の固定手段を設けたベースに、傾斜測定手段を備えた当接部材を接続し、当接部材をガラス板の表面に当接して、ガラス板表面の計測面の傾斜角度を測定するものである。
また、ベースは固定手段を設けるにあたり、このベースを固定手段方向、即ち、測定に於いては計測面方向に付勢する付勢手段を介在して設けられている。
また、当接部材はベースに軸着され、この傾斜計が固定手段によってガラス板に取り付けられた場合、当接部材の下端部は重力により、他方上端部は前記の付勢手段によって計測面に当接するようにしている。
また、実施例では当接部材の計測面側の上下には足部材が設けられ、この夫々の足部材の先端が計測面に当接してこの傾斜角度を測定するようにしている。
また、実施例での固定手段は吸盤を示している。
また、ベースは固定手段を設けるにあたり、このベースを固定手段方向、即ち、測定に於いては計測面方向に付勢する付勢手段を介在して設けられている。
また、当接部材はベースに軸着され、この傾斜計が固定手段によってガラス板に取り付けられた場合、当接部材の下端部は重力により、他方上端部は前記の付勢手段によって計測面に当接するようにしている。
また、実施例では当接部材の計測面側の上下には足部材が設けられ、この夫々の足部材の先端が計測面に当接してこの傾斜角度を測定するようにしている。
また、実施例での固定手段は吸盤を示している。
特許文献2は、パチンコ台のガラス板に他用途の測定器具を着脱自在取り付けるにあたり、吸盤が使用されていることを例示している。
パチンコ台は0.1°単位(パチンコ台上端部の背面方向への移動距離を5厘単位とする)の微細な傾斜角度で設置されるものであり、従って、この傾斜角度の測定も同様な精度を必要とする。
当該傾斜計の計測面への固定にあたっては、着脱自在とする要件があることより計測面への固定時の固定手段そのものの精度によって測定の誤差が生じる。
前述の特許文献1では、固定手段で生ずるこれらの誤差を解決するために、傾斜測定手段を備えた当接部材に直接的に固定手段を設けずに、固定手段をベースに設け、このベースを当接部材に接続したものであるが、測定精度確保のために機構構造が付加され、結果として構造が複雑化している。
この付加された機構構造によって、当接部材の計測面の測定にあたり、当接部材の上部は付勢手段で、他方、下部は重力で計測面に接触して測定するようにしている。
而して、当接部材の計測面への付勢手段およびベースとの軸着は、夫々、動きを伴い、さらにベースへの軸着は重力を利用したものであるから、各部品の加工精度や組立て精度によっては動きに程度差が生じて測定精度の確保が難しく、また測定値にバラツキが生ずる。
前述の特許文献1では、固定手段で生ずるこれらの誤差を解決するために、傾斜測定手段を備えた当接部材に直接的に固定手段を設けずに、固定手段をベースに設け、このベースを当接部材に接続したものであるが、測定精度確保のために機構構造が付加され、結果として構造が複雑化している。
この付加された機構構造によって、当接部材の計測面の測定にあたり、当接部材の上部は付勢手段で、他方、下部は重力で計測面に接触して測定するようにしている。
而して、当接部材の計測面への付勢手段およびベースとの軸着は、夫々、動きを伴い、さらにベースへの軸着は重力を利用したものであるから、各部品の加工精度や組立て精度によっては動きに程度差が生じて測定精度の確保が難しく、また測定値にバラツキが生ずる。
また、前記の特許文献1の実施例では、固定手段をゴムまたは樹脂製の吸盤としているが、吸盤は周知の如く吸着させるための押圧加減によって吸着度合いが変化するように、この押圧加減によって、この吸盤を設けたベースと計測面との距離が変化するので所望の測定精度が得られない。
上記の解消にあたり、上述のように固定手段を当接部材に直接的に設けずに、固定手段をベースに設け、さらにこのベースを当接手段に接続したものであるが、固定手段に従来の椀状の吸盤が用いられることで、上記の構造にかかわらず測定精度に影響が及ぶことは免れない。
上記の解消にあたり、上述のように固定手段を当接部材に直接的に設けずに、固定手段をベースに設け、さらにこのベースを当接手段に接続したものであるが、固定手段に従来の椀状の吸盤が用いられることで、上記の構造にかかわらず測定精度に影響が及ぶことは免れない。
また、同じく実施例では、当接部材の計測面の上下には足部材が設けられ、この足部材の先端を計測面に接触させて計測面の傾斜角度を測定するものであるが、この計測面であるガラス板は、全体の歪みや表面に凹凸があり、この表面に対して点で接触して傾斜角度を測定することはこれらの歪みや凹凸の影響で測定結果にバラツキが生ずる原因となる。
また、特許文献2では、パチンコ台の盤面の前面に設けられるガラス板の表面に、光電センサユニットを従来の椀状の吸盤で吸着固定する実施例を示している。
当該ガラス板の表面にサンサー等を吸盤を用いて固定する手段は、従来より公知となっているが、吸盤を吸着させるための押圧加減によってこの吸盤を設けたベースと計測面との距離が変化するので、当該実施例のように光学的センサー等の固定には利用できるが、計測面の傾斜角度を測定する傾斜計として利用した場合、測定精度の確保に問題があった。
当該ガラス板の表面にサンサー等を吸盤を用いて固定する手段は、従来より公知となっているが、吸盤を吸着させるための押圧加減によってこの吸盤を設けたベースと計測面との距離が変化するので、当該実施例のように光学的センサー等の固定には利用できるが、計測面の傾斜角度を測定する傾斜計として利用した場合、測定精度の確保に問題があった。
この考案は、上記の従来の欠点の解消を課題としている、即ち第1の目的は、傾斜計の構造の簡素化にあり、この傾斜計の構造の簡素化によって測定精度の向上を図り、また、計測面の傾斜角度の測定にあたり、ガラス板の表面に当接する当接部材が、ガラス板の表面に付勢されたり重力で接触する等の不確定な手段で行なわれることで測定精度の劣化や測定値のバラツキ等が生ずる従来の欠点を解消することを目的としている。
また、第2の目的は、当接部材による計測面の傾斜角度の測定が点ではなく、当接部材の少なくとも1面の面全体で行なわれるようにして、ガラス板の歪みや表面の凹凸の影響を平準化して、計測面に起因する測定値のバラツキを解消することを目的としている。
また、第3の目的は、当接部材による計測面の傾斜角度の測定が、計測面の縦方向の面で行なうようにして、ガラス板の歪みや表面の凹凸の影響を平準化して、被測定物に起因する測定値のバラツキを解消することを目的としている。
また、第4の目的は、当接部材に取り付けられる傾斜測定手段は、従来は落下等による精度の狂い等が校正できないものであったが、これらの校正を可能とすることを目的としている。
また、第5の目的は、当該傾斜計(傾斜測定器具)を複数台設け、これを横架部材で接続して、計測面の傾斜角度を左右同時に測定できるようにすることを目的としている。
前記課題を解決するために、この考案の傾斜測定器具は、パチンコ台の盤面の前面に設けられたガラス板の表面を計測面とし、この計測面の傾斜角度を測定する傾斜測定器具であり、支持体の片面に樹脂膜を設けて多数の微細な凹部が形成された吸着面とし、且つ、この支持体の反対面を接着面とした吸着シートと、少なくとも1面に平坦面を有し、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着した基材と、上記基材に設けられ、該基材の吸着面の傾斜角度を測定する傾斜測定手段とで構成し、上記基材を計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定するようにした。
また、前記基材は、長手方向の少なくとも1面に平坦面を有する長方の管形状とし、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着し、この基材を長手方向を縦向きとして計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定するようにした。
また、前記基材は、長手方向の少なくとも1面に平坦面を有する長方の板形状とし、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着し、この基材を長手方向を縦向きとして計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定するようにした。
また、前記基材は、長手方向の少なくとも1面に平坦面を有する長方の断面チャンネル形状とし、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着し、この基材を長手方向を縦向きとして計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定するようにした。
また、前記傾斜測定手段は、基材への取付け角度を微調整する校正手段を介在して基材に設けた。
また、前記の傾斜測定器具は複数設け、夫々を横架部材で接続して計測面の傾斜角度を広範囲にて測定できるようにした。
この考案は、上記のように構成したので、計測面への固定手段である吸着シートが基材と接着によって一体化するとともに、吸着面を形成する樹脂膜自体の厚みがミクロン単位の極薄い厚みであるので、従来の固定手段の欠点であった固定手段自体による測定精度の劣化が解消される。
上述により傾斜測定手段を基材に直接的に設けることができ、傾斜計の構造の簡素化が図られる。
また、この傾斜測定器具の構造の簡素化によって、計測面の傾斜角度の測定に於いて、計測面に当接する当接部材が、計測面に付勢されたり重力で接触する等の不確定な手段で行なわれることで生じた測定精度の劣化や測定値のバラツキ等の従来の欠点が解消される。
また、この傾斜測定器具の構造の簡素化によって、計測面の傾斜角度の測定に於いて、計測面に当接する当接部材が、計測面に付勢されたり重力で接触する等の不確定な手段で行なわれることで生じた測定精度の劣化や測定値のバラツキ等の従来の欠点が解消される。
また、計測面の傾斜角度の測定が点ではなく、基材の吸着面の面全体で行なわれるので、ガラス板の歪みや表面の凹凸の影響が平準化され、計測面に起因する測定値のバラツキが解消される。
また、計測面の傾斜角度の測定が、計測面の縦方向の面で行えるようにしたので、ガラス板の歪みや表面の凹凸の影響が平準化され、計測面に起因する測定値のバラツキが解消される。
また、基材を長方の管形状としたので軽量化が図られるとともに、長手方向の曲がり精度が向上して傾斜測定器具の測定精度が高められる。
また、基材を長方の板形状としたので、板材料の切断のみで製作ができるとともに軽量化が図られる。
また、基材を長方の断面チャンネル形状としたので軽量化が図られるとともに、長手方向の曲がり精度が向上して傾斜測定器具の測定精度が高められる。
また、傾斜測定手段を校正手段を介して基材に設けたので、落下等による精度の狂いが校正できる。
また、複数の傾斜測定器具を横架部材で接続することで、計測面の左右域を広範囲に同時に測定できる。
この考案はパチンコ台の傾斜角度を測定する手段として、パチンコ台の盤面の前面に設けられるガラス板の傾斜角度を測定する傾斜測定器具に関し、以下図面に基づいて説明する。
この考案の傾斜測定器具1は、図1で示したように、アルミや樹脂等の軽量材質の基材2と、吸着シート4と、傾斜測定手段11とで構成している。
基材2は、実施例では、少なくとも1面に平坦面3を形成した長方の断面方形の管形状としているが、この断面形状は、少なくとも1面に平坦面3を形成した正方管もしくは円管さらには、楕円管としても良い。
基材2は、実施例では、少なくとも1面に平坦面3を形成した長方の断面方形の管形状としているが、この断面形状は、少なくとも1面に平坦面3を形成した正方管もしくは円管さらには、楕円管としても良い。
吸着シート4は、図2で示したように、樹脂や紙等のフィルム状の支持体7の片面に、ゴムや樹脂等の弾性を有する樹脂膜8を形成して吸着面9とし、他方、支持体7の反対面は接着剤等を塗布して接着面6としている。
上記の樹脂膜8は、ミクロン単位の極薄い厚みであり、また、この表面には吸盤状や半球状などの直径ミクロン単位の凹部10が、1平方センチメートルあたり1万個程度の多数で形成されている。
この吸着シート4を物体に押し付けると、樹脂膜8の可撓性によって凹部10内の空気が抜け、さらに弾性による復帰圧力によって内部が陰圧となりこの凹部10内と外部の気圧差によって吸着シート4は物体に吸着する。
吸着シート4は、上記の吸着力以上の力で物体から引き離すことができる。
而して、上記の吸着シート4を接着面6を介して基材2の平坦面3に接着することで、基材2は、物体に対して着脱自在に吸着することができる。
上記の樹脂膜8は、ミクロン単位の極薄い厚みであり、また、この表面には吸盤状や半球状などの直径ミクロン単位の凹部10が、1平方センチメートルあたり1万個程度の多数で形成されている。
この吸着シート4を物体に押し付けると、樹脂膜8の可撓性によって凹部10内の空気が抜け、さらに弾性による復帰圧力によって内部が陰圧となりこの凹部10内と外部の気圧差によって吸着シート4は物体に吸着する。
吸着シート4は、上記の吸着力以上の力で物体から引き離すことができる。
而して、上記の吸着シート4を接着面6を介して基材2の平坦面3に接着することで、基材2は、物体に対して着脱自在に吸着することができる。
傾斜測定手段11は、透明樹脂またはガラス等の直方体であり、気泡12Aを内包した気泡管12が形成され、上面には図5で示したように気泡管12の傾き角度を表示する目盛り13が設けられている。
上記の傾斜測定手段11は、チャンネル形状の取付け部材14によって基材2の前述の吸着面9と対向する外側に取付けられている。
取付け部材14は、チャンネルの上部水平個所に傾斜測定手段11を接着等の固着手段で固着し、垂直個所はネジ16によって透穴17及び基材2のネジ穴18を介して基材2に取付けられている。
上記の傾斜測定手段11は、チャンネル形状の取付け部材14によって基材2の前述の吸着面9と対向する外側に取付けられている。
取付け部材14は、チャンネルの上部水平個所に傾斜測定手段11を接着等の固着手段で固着し、垂直個所はネジ16によって透穴17及び基材2のネジ穴18を介して基材2に取付けられている。
図6は基材2を板形状とした実施例を示し、当該傾斜測定器具1の軽量化を図っている。
図7は基材2をチャンネルとした実施例を示し、上記図6の板形状での曲がりやひねり等による測定精度劣化の解消を図っている。
上記の図1、図6および図7の基材2は、夫々直方に限らず吸着面積の多い正方とすることで吸着力の増大を図ることができる。
図7は基材2をチャンネルとした実施例を示し、上記図6の板形状での曲がりやひねり等による測定精度劣化の解消を図っている。
上記の図1、図6および図7の基材2は、夫々直方に限らず吸着面積の多い正方とすることで吸着力の増大を図ることができる。
上述の傾斜測定器具1は図3および図4で示したように、パチンコ台Aの盤面Bの前面に、盤面Bと略平行に設けられるガラス板Cの表面、即ち計測面に吸着面9を対向し長手方向を縦向きとして着脱自在に吸着して、計測面の傾き角度を測定する。
パチンコ台Aは背面方向に傾く傾斜角度で設置されるものであるから、例えばこの傾斜が図4で示した4分の距離の場合、この傾斜測定器具1は、図5で示したように気泡管12の気泡12Aのセンターが目盛り13の4分に位置して測定値を4分としている。
パチンコ台Aは背面方向に傾く傾斜角度で設置されるものであるから、例えばこの傾斜が図4で示した4分の距離の場合、この傾斜測定器具1は、図5で示したように気泡管12の気泡12Aのセンターが目盛り13の4分に位置して測定値を4分としている。
傾斜測定手段11は基材2への取付けに於いて、校正手段19を介在して取付けて当該傾斜測定器具1の落下事故等に於ける測定精度の狂いを校正できるようにしても良い。
図8では傾斜測定手段11を基材2に取付けるにあたり、ゴムや樹脂等の弾性のパッキン20を基材2と取付け部材14の間に設け、ネジ25のネジ穴18へのネジ込み強さの加減によって取付け部14の基材2との傾斜角度を変化させて校正できるようにしている。
図9では、傾斜測定手段11の下面にベース板21を接着し、このベース板21と取付け部材14をパッキン20を介在してネジ25のネジ穴18Aへのネジ込み強さの加減によって取付け部14の傾斜測定手段11との傾斜角度を変化させて校正できるようにしている。
また、パッキン20は金属もしくは樹脂性のスプリングワッシャーとしてもよい。
上記の校正は、傾斜測定器具1を縦向きとして吸着面9を垂直な柱等に吸着させ、ネジ25の何れかを回して図5で示した傾斜測定手段11の目盛り13の0目盛りに気泡管12の気泡12Aのセンターを合わせて垂直の基準に校正する。
図8では傾斜測定手段11を基材2に取付けるにあたり、ゴムや樹脂等の弾性のパッキン20を基材2と取付け部材14の間に設け、ネジ25のネジ穴18へのネジ込み強さの加減によって取付け部14の基材2との傾斜角度を変化させて校正できるようにしている。
図9では、傾斜測定手段11の下面にベース板21を接着し、このベース板21と取付け部材14をパッキン20を介在してネジ25のネジ穴18Aへのネジ込み強さの加減によって取付け部14の傾斜測定手段11との傾斜角度を変化させて校正できるようにしている。
また、パッキン20は金属もしくは樹脂性のスプリングワッシャーとしてもよい。
上記の校正は、傾斜測定器具1を縦向きとして吸着面9を垂直な柱等に吸着させ、ネジ25の何れかを回して図5で示した傾斜測定手段11の目盛り13の0目盛りに気泡管12の気泡12Aのセンターを合わせて垂直の基準に校正する。
図10は傾斜測定手段11の他の実施例を示し、この傾斜測定手段は11は、円筒状とした気泡管12と、上部には目盛り板22を固着したチャンネル形状の取付け部材23とで形成し、取付け部材14の上部水平面に固着し、上述と同様にしてネジ16で取付け部材14の上部水平面に取付けられる。
図11は、この考案の傾斜測定器具1を複数台設け、横架部材24で接続してパチンコ台のガラス板Cの計測面の左右に設けた例を示している。
この複数台の傾斜測定器具1は、横架部材24を把持することで計測面に着脱自在に取付けられる。
この複数台の傾斜測定器具1は、横架部材24を把持することで計測面に着脱自在に取付けられる。
A・・・パチンコ台
B・・・盤面
C・・・ガラス板
1・・・傾斜測定器具
2・・・基材
3・・・平坦面
4・・・吸着シート
9・・・吸着面
11・・・傾斜測定手段
19・・・校正手段
24・・・横架部材
B・・・盤面
C・・・ガラス板
1・・・傾斜測定器具
2・・・基材
3・・・平坦面
4・・・吸着シート
9・・・吸着面
11・・・傾斜測定手段
19・・・校正手段
24・・・横架部材
Claims (6)
- パチンコ台の盤面の前面に設けられたガラス板の表面を計測面とし、この計測面の傾斜角度を測定する傾斜測定器具であり、
支持体の片面に樹脂膜を設けて多数の微細な凹部が形成された吸着面とし、且つ、この支持体の反対面を接着面とした吸着シートと、
少なくとも1面に平坦面を有し、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着した基材と、
上記基材に設けられ、該基材の吸着面の傾斜角度を測定する傾斜測定手段とで構成し、
上記基材を計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定することを特徴とする傾斜測定器具。 - 前記基材は、長手方向の少なくとも1面に平坦面を有する長方の管形状とし、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着し、
上記基材を長手方向を縦向きとして計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定することを特徴とする、
請求項1記載の傾斜測定器具。 - 前記基材は、長手方向の少なくとも1面に平坦面を有する長方の板形状とし、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着し、
上記基材を長手方向を縦向きとして計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定することを特徴とする、
請求項1記載の傾斜測定器具。 - 前記基材は、長手方向の少なくとも1面に平坦面を有する長方の断面チャンネル形状とし、この平坦面に吸着面を外側として吸着シートを接着し、
上記基材を長手方向を縦向きとして計測面に着脱自在に吸着して、該計測面の傾斜角度を測定することを特徴とする、
請求項1記載の傾斜測定器具。 - 前記傾斜測定手段は、基材への取付け角度を微調整する校正手段を介在して基材に設けたことを特徴とする、
請求項1乃至請求項4に記載の傾斜測定器具。 - 前記傾斜測定器具は複数設け、夫々を横架部材で接続して計測面の傾斜角度を広範囲にて測定できるようにしたことを特徴とする、
前記請求項1乃至請求項5に記載の傾斜測定器具。
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