JP3217655B2 - 流出油回収試験水槽装置 - Google Patents
流出油回収試験水槽装置Info
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- JP3217655B2 JP3217655B2 JP21905595A JP21905595A JP3217655B2 JP 3217655 B2 JP3217655 B2 JP 3217655B2 JP 21905595 A JP21905595 A JP 21905595A JP 21905595 A JP21905595 A JP 21905595A JP 3217655 B2 JP3217655 B2 JP 3217655B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流出油回収試験水
槽装置に関する。本発明装置は、流出油の回収処理にも
利用できる。
槽装置に関する。本発明装置は、流出油の回収処理にも
利用できる。
【０００２】
【従来の技術】従来は、流出油回収試験や、油濁拡散試
験を終了する毎に、油濁水全部を排出し、排出汚水が、
環境保全基準値をクリアするように処理していた。
験を終了する毎に、油濁水全部を排出し、排出汚水が、
環境保全基準値をクリアするように処理していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】流出油回収試験や、油
濁拡散試験においては、試験後の油濁水の処理には多大
な費用を要する。特にエマルジョン燃料油（例えばオリ
マルジョン燃料油）の試験を実施すると大量の油濁水が
発生し、その処理には膨大な費用を要する。
濁拡散試験においては、試験後の油濁水の処理には多大
な費用を要する。特にエマルジョン燃料油（例えばオリ
マルジョン燃料油）の試験を実施すると大量の油濁水が
発生し、その処理には膨大な費用を要する。
【０００４】本発明は流出油回収試験における油濁水の
処理費用を安く、かつ、排出汚水は環境保全基準値をク
リアし、そして繰り返し試験が順序よくできる装置を提
供することを目的とする。
処理費用を安く、かつ、排出汚水は環境保全基準値をク
リアし、そして繰り返し試験が順序よくできる装置を提
供することを目的とする。
【０００５】
（第１の手段）本発明に係る流出油回収試験水槽装置
は、（Ａ）試験用水槽と、（Ｂ）前記試験用水槽に設け
たゲル化剤散布装置と、（Ｃ）前記試験用水槽の底部に
設けた撹拌手段と、（Ｄ）前記試験用水槽の周辺部に設
けた循環水路と、（Ｅ）前記循環水路に設置した水流発
生装置と、（Ｆ）前記循環水路に設置した油吸収材とを
有することを特徴とする。（第２の手段）本発明に係る
流出油回収試験水槽装置は、第１の手段において、試験
用水槽内に造波板を有することを特徴とする。
は、（Ａ）試験用水槽と、（Ｂ）前記試験用水槽に設け
たゲル化剤散布装置と、（Ｃ）前記試験用水槽の底部に
設けた撹拌手段と、（Ｄ）前記試験用水槽の周辺部に設
けた循環水路と、（Ｅ）前記循環水路に設置した水流発
生装置と、（Ｆ）前記循環水路に設置した油吸収材とを
有することを特徴とする。（第２の手段）本発明に係る
流出油回収試験水槽装置は、第１の手段において、試験
用水槽内に造波板を有することを特徴とする。
【０００６】従って、次のように作用する。 １）油ゲル化剤は、流動性のある油を寒天状に凝固す
る。 ２）上下に撹拌する水槽水により油ゲル化剤の効果が促
進される。 ３）油濁水は水槽全体を循環する水と一緒に回流し、駆
動プロペラの前面と後面にセットされた油吸着材（瀘過
布）により瀘過される。 油分は瀘過布に吸着されるので、適宜瀘過布を交換する
ことで、その油分を処理することができる。
る。 ２）上下に撹拌する水槽水により油ゲル化剤の効果が促
進される。 ３）油濁水は水槽全体を循環する水と一緒に回流し、駆
動プロペラの前面と後面にセットされた油吸着材（瀘過
布）により瀘過される。 油分は瀘過布に吸着されるので、適宜瀘過布を交換する
ことで、その油分を処理することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明に係る流出油回収試験水槽
装置を図１〜４に示す。図１は本発明水槽の平面図、図
２は図１のII−II矢視図、図３は図１のIII −III 矢視
図、図４は作動説明図である。
装置を図１〜４に示す。図１は本発明水槽の平面図、図
２は図１のII−II矢視図、図３は図１のIII −III 矢視
図、図４は作動説明図である。
【０００８】試験用水槽１のほぼ中央に流出させた油１
０は水槽水１１と混濁し拡散する。試験の条件によって
は、循環駆動プロペラ３の駆動による潮流中の試験、造
波板４の駆動による波浪中の試験等が実施される。
０は水槽水１１と混濁し拡散する。試験の条件によって
は、循環駆動プロペラ３の駆動による潮流中の試験、造
波板４の駆動による波浪中の試験等が実施される。
【０００９】２は水流案内板、５は消波装置である。油
の拡散試験や、回収試験等が終了した場合は次の工程に
より、油濁水の処理作業に入る。 １）油ゲル化剤を消防ノズル６により水槽に投与、散布
した後、５〜１０分程度放置する。（図４（Ａ）） ２）水槽底面に配置された水中撹拌プロペラ（又はポン
プ）７を駆動する。
の拡散試験や、回収試験等が終了した場合は次の工程に
より、油濁水の処理作業に入る。 １）油ゲル化剤を消防ノズル６により水槽に投与、散布
した後、５〜１０分程度放置する。（図４（Ａ）） ２）水槽底面に配置された水中撹拌プロペラ（又はポン
プ）７を駆動する。
【００１０】流出させた油は、ゲル化剤と撹拌混合さ
れ、ゲル化（凝固化）が促進される。（図４（Ｂ）） ３）水平循環回流水槽１に配置されている循環駆動プロ
ペラ３を駆動することにより混濁水を回流させ、ゲル化
物や油分を油吸着材（瀘過材）８により、吸着（瀘過）
させ、処理されたきれいな水にすることができる。（図
４（Ｃ））瀘過材８は油分で汚染されるので、適宜交換
する。 ４）試験が全て終了した後に、油吸着材を充填した瀘過
槽（図示省略）を通し、排水基準以下にして排出する。
れ、ゲル化（凝固化）が促進される。（図４（Ｂ）） ３）水平循環回流水槽１に配置されている循環駆動プロ
ペラ３を駆動することにより混濁水を回流させ、ゲル化
物や油分を油吸着材（瀘過材）８により、吸着（瀘過）
させ、処理されたきれいな水にすることができる。（図
４（Ｃ））瀘過材８は油分で汚染されるので、適宜交換
する。 ４）試験が全て終了した後に、油吸着材を充填した瀘過
槽（図示省略）を通し、排水基準以下にして排出する。
【００１１】すなわち、流出油回収試験の１試験が終了
すると、次の工程で、油濁水を処理し、元の清純な海水
とする。 （油濁水を処理する工程） １）油ゲル化剤を、消防ノズル等のゲル化剤散布装置に
より、水槽一面に投与する。 ２）水槽の底に配置された水中ポンプを駆動し、水槽水
を上下方向に撹拌する。 ３）水平循環回流水槽に配置されている循環駆動プロペ
ラを駆動することにより、油濁水が、前記プロペラの前
面と後面にセットしている油吸着材（瀘過布）を、通過
するようにする。
すると、次の工程で、油濁水を処理し、元の清純な海水
とする。 （油濁水を処理する工程） １）油ゲル化剤を、消防ノズル等のゲル化剤散布装置に
より、水槽一面に投与する。 ２）水槽の底に配置された水中ポンプを駆動し、水槽水
を上下方向に撹拌する。 ３）水平循環回流水槽に配置されている循環駆動プロペ
ラを駆動することにより、油濁水が、前記プロペラの前
面と後面にセットしている油吸着材（瀘過布）を、通過
するようにする。
【００１２】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）油で汚濁した水槽海水は、本発明の装置により、
きれいな水槽水に復元できる。 （２）そのため、汚濁油水の産業廃棄物処理業者の処理
費用を軽減することができる。 （３）流出油に関する水槽試験が、次々と効率よく実施
することができる。 （４）実際の海上流出油の回収処理システムにも、利用
することができる。
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）油で汚濁した水槽海水は、本発明の装置により、
きれいな水槽水に復元できる。 （２）そのため、汚濁油水の産業廃棄物処理業者の処理
費用を軽減することができる。 （３）流出油に関する水槽試験が、次々と効率よく実施
することができる。 （４）実際の海上流出油の回収処理システムにも、利用
することができる。
【図１】本発明に係る流出油回収試験用水槽の平面図。
【図２】図１の水槽の断面図。（その１）
【図３】図１の水槽の断面図。（その２）
【図４】図１の水槽の作動説明図。
１…試験用水槽、 ２…水流案内板、 ３…水流発生装置（循環駆動装置）、 ４…造波板、 ５…消波装置、 ６…ゲル化剤散布装置（消防ノズル）、 ７…撹拌手段（撹拌プロペラ）、 ８…油吸収材（油吸着材、瀘過材）、 １０…流出油、 １１…水槽水、 １００…循環水路。
Claims (2)
- 【請求項１】（Ａ）試験用水槽（１）と、（Ｂ）前記試
験用水槽（１）に設けたゲル化剤散布装置（６）と、
（Ｃ）前記試験用水槽（１）の底部に設けた撹拌手段
（７）と、（Ｄ）前記試験用水槽（１）の周辺部に設け
た循環水路（１００）と、（Ｅ）前記循環水路（１０
０）に設置した水流発生装置（３）と、（Ｆ）前記循環
水路（１００）に設置した油吸収材（８）とを有するこ
とを特徴とする流出油回収試験水槽装置。 - 【請求項２】 試験用水槽（１）内に造波板（４）を有
することを特徴とする請求項１記載の流出油回収試験水
槽装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21905595A JP3217655B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 流出油回収試験水槽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21905595A JP3217655B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 流出油回収試験水槽装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961290A JPH0961290A (ja) | 1997-03-07 |
| JP3217655B2 true JP3217655B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16729566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21905595A Expired - Fee Related JP3217655B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 流出油回収試験水槽装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3217655B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101652372B1 (ko) * | 2014-10-22 | 2016-08-31 | 한국해양과학기술원 | 심해해양공학수조의 양방향 조류채널시스템 |
| CN106801401B (zh) * | 2017-02-27 | 2022-02-08 | 交通运输部天津水运工程科学研究所 | 一种围油栏水槽试验装置 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21905595A patent/JP3217655B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0961290A (ja) | 1997-03-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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