JP3217635B2 - 画像消去装置 - Google Patents
画像消去装置Info
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- JP3217635B2 JP3217635B2 JP7191095A JP7191095A JP3217635B2 JP 3217635 B2 JP3217635 B2 JP 3217635B2 JP 7191095 A JP7191095 A JP 7191095A JP 7191095 A JP7191095 A JP 7191095A JP 3217635 B2 JP3217635 B2 JP 3217635B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可逆性感熱記録媒体上
に形成されている画像を加熱により消去する画像消去装
置に関する。
に形成されている画像を加熱により消去する画像消去装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しいタイプの感熱記録媒体とし
て、温度変化により光散乱状態が変化し、用紙上の画像
を書いたり消したりできる可逆性感熱記録媒体が使用さ
れている。この可逆性感熱記録媒体は加熱手段により画
像の記録を行っても、記録が不要になったら記録を行っ
た時の温度とは異なる温度に加熱することにより画像を
消去できるため、記録媒体を繰り返し使用することがで
きる。このような可逆性感熱記録媒体としては感熱紙タ
イプやOHP用紙タイプのものがあり、プリペイドカー
ド等の各種カード類の残金表示部として使用されてい
る。
て、温度変化により光散乱状態が変化し、用紙上の画像
を書いたり消したりできる可逆性感熱記録媒体が使用さ
れている。この可逆性感熱記録媒体は加熱手段により画
像の記録を行っても、記録が不要になったら記録を行っ
た時の温度とは異なる温度に加熱することにより画像を
消去できるため、記録媒体を繰り返し使用することがで
きる。このような可逆性感熱記録媒体としては感熱紙タ
イプやOHP用紙タイプのものがあり、プリペイドカー
ド等の各種カード類の残金表示部として使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような可
逆性感熱記録媒体に再度印字等の記録を行うためには、
書き込み用ヘッドで記録を行う前に可逆性記録媒体上に
ある記録画像を消去しておかねばならない。
逆性感熱記録媒体に再度印字等の記録を行うためには、
書き込み用ヘッドで記録を行う前に可逆性記録媒体上に
ある記録画像を消去しておかねばならない。
【0004】そこで、本発明は可逆性感熱記録媒体上の
記録画像を良好かつ効率的に消去することができる画像
消去装置を提供することを目的とする。
記録画像を良好かつ効率的に消去することができる画像
消去装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の画像消去装置は、温度変
化により画像の書き込みや消去が自在な可逆性感熱記録
媒体を収納する空間部と、前記空間部に着脱自在とされ
前記可逆性記録媒体を載置可能な消去トレイと、前記空
間部に装着された前記消去トレイ内に載置された前記可
逆性感熱記録媒体を加熱する加熱手段とを有することを
特徴とする。
に、本発明の請求項1に記載の画像消去装置は、温度変
化により画像の書き込みや消去が自在な可逆性感熱記録
媒体を収納する空間部と、前記空間部に着脱自在とされ
前記可逆性記録媒体を載置可能な消去トレイと、前記空
間部に装着された前記消去トレイ内に載置された前記可
逆性感熱記録媒体を加熱する加熱手段とを有することを
特徴とする。
【0006】請求項2に記載の画像消去装置は、請求項
1の画像消去装置において、前記可逆性感熱記録媒体に
対して前記記録手段を接離させるための押動機構および
この押動機構により前記可逆性感熱記録媒体を前記加熱
手段との間で挟持するように圧接させるための受圧板を
配設したことを特徴とする。
1の画像消去装置において、前記可逆性感熱記録媒体に
対して前記記録手段を接離させるための押動機構および
この押動機構により前記可逆性感熱記録媒体を前記加熱
手段との間で挟持するように圧接させるための受圧板を
配設したことを特徴とする。
【0007】
【作用】前述した請求項1に記載の画像消去装置によれ
ば、空間部に装着された消去トレイ内に載置された可逆
性感熱記録媒体を加熱手段により加熱することができ
る。
ば、空間部に装着された消去トレイ内に載置された可逆
性感熱記録媒体を加熱手段により加熱することができ
る。
【0008】請求項2に記載の画像消去装置によれば、
受圧板も同時に加熱されるため可逆性感熱記録媒体を消
去するための時間を大幅に短縮することができる。
受圧板も同時に加熱されるため可逆性感熱記録媒体を消
去するための時間を大幅に短縮することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図5につい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1は本発明の第1実施例の使用状態を示
した斜視図であり、図2は図1で示したA−A断面図で
ある。図3は消去動作中の断面図である。
した斜視図であり、図2は図1で示したA−A断面図で
ある。図3は消去動作中の断面図である。
【0011】まず、第1実施例の画像消去装置の構造に
ついて概略を説明する。
ついて概略を説明する。
【0012】本実施例の画像消去装置1は、図1に示す
ように、薄い略直方体の箱型に形成されたケーシング2
を有しており、このケーシング2の長手方向の一側面に
は、画像の消去に供する可逆性感熱記録媒体3を載置す
る消去トレイ4の出し入れを行う消去トレイ挿入口5が
形成されている。この消去トレイ挿入口5を介して消去
トレイ4は前記ケーシング2に自由に出し入れできる。
前記ケーシング2の上面の消去トレイ挿入口5側は緩や
かな斜面に面取り形成されており、その斜面の隅部とな
るケーシング2の上面の一隅には、電源スイッチ6と電
源のON・OFFを表示するパイロットランプ7とが配
設されている。また、ケーシング2の上面ほぼ中央部に
は、ケーシング2内に収納された可逆性感熱記録媒体3
を目視により視認するための開口たる視認部8が形成さ
れている。
ように、薄い略直方体の箱型に形成されたケーシング2
を有しており、このケーシング2の長手方向の一側面に
は、画像の消去に供する可逆性感熱記録媒体3を載置す
る消去トレイ4の出し入れを行う消去トレイ挿入口5が
形成されている。この消去トレイ挿入口5を介して消去
トレイ4は前記ケーシング2に自由に出し入れできる。
前記ケーシング2の上面の消去トレイ挿入口5側は緩や
かな斜面に面取り形成されており、その斜面の隅部とな
るケーシング2の上面の一隅には、電源スイッチ6と電
源のON・OFFを表示するパイロットランプ7とが配
設されている。また、ケーシング2の上面ほぼ中央部に
は、ケーシング2内に収納された可逆性感熱記録媒体3
を目視により視認するための開口たる視認部8が形成さ
れている。
【0013】ケーシング2内には、図2に示すように平
板状のヒータ支持体9が配設されており、このヒータ支
持体9上に設置されるようにして加熱手段としての面状
発熱体10がケーシング2内に収納されている。また、
前記ケーシング2内には、前記面状発熱体10と対向す
るようにほぼ平板状の受圧板12がケーシング2に固定
されるように配設されており、この受圧板12と前記面
状発熱体10との間に空間部13が形成される構成にな
っている。
板状のヒータ支持体9が配設されており、このヒータ支
持体9上に設置されるようにして加熱手段としての面状
発熱体10がケーシング2内に収納されている。また、
前記ケーシング2内には、前記面状発熱体10と対向す
るようにほぼ平板状の受圧板12がケーシング2に固定
されるように配設されており、この受圧板12と前記面
状発熱体10との間に空間部13が形成される構成にな
っている。
【0014】そして、前記面状発熱体10を載置するヒ
ータ支持体9の下面にはブラケット9Aが突設されてお
り、このブラケット9Aには可逆性感熱記録媒体3を受
圧板12に押圧し受圧板12との間に挟持するための押
動機構14が接続されている。この押動機構14は、一
端を前記ケーシング2の外部に突出させように水平方向
に延在している第1リンク15を有している。一方、前
記ヒータ支持体9の下面にはブラケット9Aが突設され
ており、前記第1リンク15の他端部と前記ブラケット
9Aとにそれぞれ枢支され、これらを連結する第2リン
ク16が介装されている。そして、前記押動機構14
は、前記第1リンク15の長手方向の移動操作をもって
第2リンクが起立し面状発熱体10の鉛直方向の移動が
可能に構成されたリンク機構となっている。
ータ支持体9の下面にはブラケット9Aが突設されてお
り、このブラケット9Aには可逆性感熱記録媒体3を受
圧板12に押圧し受圧板12との間に挟持するための押
動機構14が接続されている。この押動機構14は、一
端を前記ケーシング2の外部に突出させように水平方向
に延在している第1リンク15を有している。一方、前
記ヒータ支持体9の下面にはブラケット9Aが突設され
ており、前記第1リンク15の他端部と前記ブラケット
9Aとにそれぞれ枢支され、これらを連結する第2リン
ク16が介装されている。そして、前記押動機構14
は、前記第1リンク15の長手方向の移動操作をもって
第2リンクが起立し面状発熱体10の鉛直方向の移動が
可能に構成されたリンク機構となっている。
【0015】また、ケーシング2の下壁上面と前記面状
発熱体10を載置するヒータ支持体9の下面との間の空
隙部17、ならびにケーシング2の上壁下面と受圧板1
2の上面との間の視認部8を除く空隙部17にはケーシ
ング2の高温化防止と加熱手段の保温のための断熱材1
8が封入されている。
発熱体10を載置するヒータ支持体9の下面との間の空
隙部17、ならびにケーシング2の上壁下面と受圧板1
2の上面との間の視認部8を除く空隙部17にはケーシ
ング2の高温化防止と加熱手段の保温のための断熱材1
8が封入されている。
【0016】そして、画像消去装置1の面状発熱体10
には図示しない温度制御回路、電源スイッチ6を介して
電源コード19が接続されている。
には図示しない温度制御回路、電源スイッチ6を介して
電源コード19が接続されている。
【0017】次に、各部材について詳細に説明する。
【0018】前記ケーシング2、ヒータ支持体9は樹脂
板、金属板のような耐熱性があり壊れにくい材料であれ
ばよく、本実施例においてはベークライト板を用いる。
そして、前記受圧板12も視認部8以外はポリウレタ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート
等の樹脂板あるいは金属板、耐熱ガラス板等を用いるこ
とができる。そして、前記視認部8には、耐熱ガラス板
8A等の透明材料、半透明材料からなる板材が張設され
ている。なお、視認部8を含む受圧板12全体を透明、
または半透明にしてもよい。
板、金属板のような耐熱性があり壊れにくい材料であれ
ばよく、本実施例においてはベークライト板を用いる。
そして、前記受圧板12も視認部8以外はポリウレタ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート
等の樹脂板あるいは金属板、耐熱ガラス板等を用いるこ
とができる。そして、前記視認部8には、耐熱ガラス板
8A等の透明材料、半透明材料からなる板材が張設され
ている。なお、視認部8を含む受圧板12全体を透明、
または半透明にしてもよい。
【0019】また、前記消去トレイ4は略四角形の枠型
に形成されたトレイ本体4Aを有しており、そのトレイ
本体4Aの内側寸法は前記可逆性感熱記録媒体3の外周
寸法とほぼ同寸法に形成されている。そして、消去トレ
イ4のトレイ本体4Aの長手方向両内側面には、前記可
逆性感熱記録媒体3の外周部の一部を挟み込むための図
示しないスリットを有する2対の挟持用突起20,20
が互いに対峙するように形成されている。また、前記ト
レイ本体4Aの1つの長手方向外側面には消去トレイ4
の前記空間部13に対する出し入れを行うために指で把
持するための摘み部4Bが突設されている。
に形成されたトレイ本体4Aを有しており、そのトレイ
本体4Aの内側寸法は前記可逆性感熱記録媒体3の外周
寸法とほぼ同寸法に形成されている。そして、消去トレ
イ4のトレイ本体4Aの長手方向両内側面には、前記可
逆性感熱記録媒体3の外周部の一部を挟み込むための図
示しないスリットを有する2対の挟持用突起20,20
が互いに対峙するように形成されている。また、前記ト
レイ本体4Aの1つの長手方向外側面には消去トレイ4
の前記空間部13に対する出し入れを行うために指で把
持するための摘み部4Bが突設されている。
【0020】本実施例に使用した面状発熱体10の構造
は、支持体としてポリイミド、ポリエステル等からなる
耐熱樹脂シートと、この耐熱樹脂シート上に積層された
カーボン粒子と高分子系バインダからなる発熱体を形成
し、この発熱体上に白金ペースト等からなる櫛形電極を
電極の枝部が交互に組み合わされるように配設して構成
されている。さらに、前記耐熱樹脂シートと同じ材料か
らなる保護カバーで発熱体と櫛形電極を挟み込んで面状
発熱体10を形成している。本実施例における面状発熱
体10は、前記発熱体の温度が上昇していくと、ある温
度から電気抵抗を増加させて電流を流れにくくすること
によって自己温度制御を行う。この面状発熱体の有する
自己温度制御性は、半導体の1つであるサーミスタの特
性として知られるところの、いわゆるPTC特性(正温
度係数特性)であり、供給する電圧や電流を調整するた
めの複雑な温度制御回路がなくとも、面状発熱体10自
体を一定の温度に保つことができるものである。
は、支持体としてポリイミド、ポリエステル等からなる
耐熱樹脂シートと、この耐熱樹脂シート上に積層された
カーボン粒子と高分子系バインダからなる発熱体を形成
し、この発熱体上に白金ペースト等からなる櫛形電極を
電極の枝部が交互に組み合わされるように配設して構成
されている。さらに、前記耐熱樹脂シートと同じ材料か
らなる保護カバーで発熱体と櫛形電極を挟み込んで面状
発熱体10を形成している。本実施例における面状発熱
体10は、前記発熱体の温度が上昇していくと、ある温
度から電気抵抗を増加させて電流を流れにくくすること
によって自己温度制御を行う。この面状発熱体の有する
自己温度制御性は、半導体の1つであるサーミスタの特
性として知られるところの、いわゆるPTC特性(正温
度係数特性)であり、供給する電圧や電流を調整するた
めの複雑な温度制御回路がなくとも、面状発熱体10自
体を一定の温度に保つことができるものである。
【0021】そして、本実施例において、面状発熱体1
0とヒータ支持体9としてのベークライト板との間に
は、弾性体として断熱性を有するシリコンスポンジ板2
1が介装されている。
0とヒータ支持体9としてのベークライト板との間に
は、弾性体として断熱性を有するシリコンスポンジ板2
1が介装されている。
【0022】また、ケーシング2の内側下面とヒータ支
持体9の配設位置との空隙部17、ケーシング2の内側
上面と受圧板12との空隙部17(視認部8を除く)に
配設される断熱材18は、シリコンスポンジ、フェル
ト、ガラスウール等を用いることができる。なお、この
断熱材18は必ずしも必要なものではなく、例えばケー
シング2自体として断熱作用のある材料を用いた場合に
は、この断熱材は不要となる。
持体9の配設位置との空隙部17、ケーシング2の内側
上面と受圧板12との空隙部17(視認部8を除く)に
配設される断熱材18は、シリコンスポンジ、フェル
ト、ガラスウール等を用いることができる。なお、この
断熱材18は必ずしも必要なものではなく、例えばケー
シング2自体として断熱作用のある材料を用いた場合に
は、この断熱材は不要となる。
【0023】次に作用について説明する。
【0024】まず、電源コード19を電源に差し込み、
待機状態にし、電源スイッチ6の操作によりON・OF
Fを行う。
待機状態にし、電源スイッチ6の操作によりON・OF
Fを行う。
【0025】前記電源スイッチ6をONにすれば、数秒
から数分で面状発熱体10が所望の温度になる。そし
て、前記面状発熱体10を加熱することにより、可逆性
感熱記録媒体3を収納する空間部13の温度を適温に加
熱しておく。この温度は可逆性感熱記録媒体3の消去温
度により異なるが、40〜200℃程度の温度が適当で
ある。
から数分で面状発熱体10が所望の温度になる。そし
て、前記面状発熱体10を加熱することにより、可逆性
感熱記録媒体3を収納する空間部13の温度を適温に加
熱しておく。この温度は可逆性感熱記録媒体3の消去温
度により異なるが、40〜200℃程度の温度が適当で
ある。
【0026】この面状発熱体10の加熱時に、面状発熱
体10の上下動作を行う押動機構14を、ケーシング2
の外部に突出する第1リンク15の先端部をもって水平
方向に押込む(図2における右方向)と、第1リンク1
5とヒータ支持体9を連結している第2リンク16によ
りヒータ支持体9は第1リンクと同方向に移動しようと
するが、ヒータ支持体9のその方向の移動はケーシング
2により拘束されているため、第2リンク16は第1リ
ンク15との角度が大きくなるように次第に起立し、ヒ
ータ支持体9上に形成された面状発熱体10を押上げて
受圧板12に密着させることができる。そこでこのよう
にしておけば、受圧板12も同時に加熱されるため可逆
性感熱記録媒体3を消去するための時間を大幅に短縮す
ることができる。
体10の上下動作を行う押動機構14を、ケーシング2
の外部に突出する第1リンク15の先端部をもって水平
方向に押込む(図2における右方向)と、第1リンク1
5とヒータ支持体9を連結している第2リンク16によ
りヒータ支持体9は第1リンクと同方向に移動しようと
するが、ヒータ支持体9のその方向の移動はケーシング
2により拘束されているため、第2リンク16は第1リ
ンク15との角度が大きくなるように次第に起立し、ヒ
ータ支持体9上に形成された面状発熱体10を押上げて
受圧板12に密着させることができる。そこでこのよう
にしておけば、受圧板12も同時に加熱されるため可逆
性感熱記録媒体3を消去するための時間を大幅に短縮す
ることができる。
【0027】そして、可逆性感熱記録媒体3を消去トレ
イ4の挟持用突起20,20に形成された図示しないス
リットに挟み込んでセットする。
イ4の挟持用突起20,20に形成された図示しないス
リットに挟み込んでセットする。
【0028】次に、押動機構14の第1リンク15を引
いて面状発熱体10の位置を下降させ、その状態で加熱
されたケーシング2内の空間部13へ前記消去トレイ4
を挿入し、可逆性感熱記録媒体3に対して空間部13の
熱気を以て間接的な加熱を行い、可逆性感熱記録媒体3
の画像を消去する。
いて面状発熱体10の位置を下降させ、その状態で加熱
されたケーシング2内の空間部13へ前記消去トレイ4
を挿入し、可逆性感熱記録媒体3に対して空間部13の
熱気を以て間接的な加熱を行い、可逆性感熱記録媒体3
の画像を消去する。
【0029】または、ケーシング2内の空間部13へ消
去トレイ4を挿入した状態において再び押動機構14の
第1リンク15を押込み、面状発熱体10を上方向に移
動させ、消去トレイ4に挟持された可逆性感熱記録媒体
3の画像が記録されている部分を受圧板12に押し付け
ることによって直接的に加熱し、記録画像の消去を行
う。
去トレイ4を挿入した状態において再び押動機構14の
第1リンク15を押込み、面状発熱体10を上方向に移
動させ、消去トレイ4に挟持された可逆性感熱記録媒体
3の画像が記録されている部分を受圧板12に押し付け
ることによって直接的に加熱し、記録画像の消去を行
う。
【0030】この時、画像が完全に消去されているかど
うかはケーシング2に設けられた視認部8から確認する
ことができる。複数枚の可逆性感熱記録媒体3を消去す
る場合は、上記動作を繰り返す。また、2枚から数枚の
可逆性感熱記録媒体3であれば、消去トレイ4に同時に
セットすることにより1回の操作で可逆性感熱記録媒体
3の消去を行うことも可能である。
うかはケーシング2に設けられた視認部8から確認する
ことができる。複数枚の可逆性感熱記録媒体3を消去す
る場合は、上記動作を繰り返す。また、2枚から数枚の
可逆性感熱記録媒体3であれば、消去トレイ4に同時に
セットすることにより1回の操作で可逆性感熱記録媒体
3の消去を行うことも可能である。
【0031】本実施例においては、ヒータ支持体9と面
状発熱体10との間にシリコンスポンジ等の弾性体21
を介在させているので、面状発熱体10への可逆性感熱
記録媒体3の押し付け圧力、密着性をより均一にするこ
とができ、画像消去装置1の消去性をより向上させるこ
とができる。なお、前記弾性体21を受圧板12表面に
貼付することによっても同様の効果を得ることができ
る。
状発熱体10との間にシリコンスポンジ等の弾性体21
を介在させているので、面状発熱体10への可逆性感熱
記録媒体3の押し付け圧力、密着性をより均一にするこ
とができ、画像消去装置1の消去性をより向上させるこ
とができる。なお、前記弾性体21を受圧板12表面に
貼付することによっても同様の効果を得ることができ
る。
【0032】なお、消去トレイ挿入口5は任意の1側壁
に設けられているが、必ずしも1側壁である必要はな
い。例えば、2側壁ないし3側壁を連続開放にしたり、
向かい合った2側壁を開放してもよい。または、4コー
ナに支柱を設置し、4側壁に挿入口を設けることも可能
である。
に設けられているが、必ずしも1側壁である必要はな
い。例えば、2側壁ないし3側壁を連続開放にしたり、
向かい合った2側壁を開放してもよい。または、4コー
ナに支柱を設置し、4側壁に挿入口を設けることも可能
である。
【0033】図4は、本発明の第2実施例を示した斜視
図であり、図5はこの第2実施例において消去トレイ4
を回転させた際の斜視図である。
図であり、図5はこの第2実施例において消去トレイ4
を回転させた際の斜視図である。
【0034】第2実施例の装置においては、そのケーシ
ング2Aの形状こそ円盤形状に形成されているが基本的
な構成においては図1で示した第1実施例と同様に構成
されており、面状発熱体10、押動機構14、受圧板1
2、空間部13および視認部8が設けられている。
ング2Aの形状こそ円盤形状に形成されているが基本的
な構成においては図1で示した第1実施例と同様に構成
されており、面状発熱体10、押動機構14、受圧板1
2、空間部13および視認部8が設けられている。
【0035】そして第1実施例と異なる点は、第1実施
例では、ケーシング2とは別体にしてこのケーシング2
に対して抜き差しを自在にしていた消去トレイ4を、ケ
ーシング2A自体が保持するようにしたことである。
例では、ケーシング2とは別体にしてこのケーシング2
に対して抜き差しを自在にしていた消去トレイ4を、ケ
ーシング2A自体が保持するようにしたことである。
【0036】つまり、円盤状をなすケーシング2Aの上
下方向の中間部に外部に露出する同じく円盤状の空間部
13を形成するとともに、この空間部13に対して抜き
差しし得る同じく円盤状の消去トレイ4を用意し、ケー
シング2Aの外周縁部近傍に消去トレイ4を回動自在に
支持する支持ピン(図示せず)を設け、消去トレイ4を
その支持ピンを中心に回動させることにより可逆性感熱
記録媒体3の加熱手段へのセットおよび取出しを行うよ
うに構成されている。
下方向の中間部に外部に露出する同じく円盤状の空間部
13を形成するとともに、この空間部13に対して抜き
差しし得る同じく円盤状の消去トレイ4を用意し、ケー
シング2Aの外周縁部近傍に消去トレイ4を回動自在に
支持する支持ピン(図示せず)を設け、消去トレイ4を
その支持ピンを中心に回動させることにより可逆性感熱
記録媒体3の加熱手段へのセットおよび取出しを行うよ
うに構成されている。
【0037】このように構成したことで、可逆性感熱記
録媒体3のセットおよび取出しを簡単に行うことができ
る。
録媒体3のセットおよび取出しを簡単に行うことができ
る。
【0038】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。
のではなく、必要に応じて変更することができる。
【0039】
【発明の効果】このように本発明は構成され作用するも
のであるから、本発明によれば、可逆性感熱記録媒体上
の画像を確実に消去できる。
のであるから、本発明によれば、可逆性感熱記録媒体上
の画像を確実に消去できる。
【0040】また、可逆性感熱記録媒体に対して記録手
段を接離させるための押動機構およびこの押動機構によ
り可逆性感熱記録媒体を前記加熱手段との間で挟持する
ように圧接させるための受圧板を配設したので、受圧板
も同時に加熱されるため可逆性感熱記録媒体を消去する
ための時間を大幅に短縮することができる。
段を接離させるための押動機構およびこの押動機構によ
り可逆性感熱記録媒体を前記加熱手段との間で挟持する
ように圧接させるための受圧板を配設したので、受圧板
も同時に加熱されるため可逆性感熱記録媒体を消去する
ための時間を大幅に短縮することができる。
【図1】本発明の第1実施例の画像消去装置を示す斜視
図
図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】画像消去動作中の画像消去装置の断面図
【図4】本発明の第2実施例の画像消去装置を示す斜視
図
図
【図5】第2実施例においてトレイを回転させた状態を
示す斜視図
示す斜視図
1 画像消去装置 2,2A ケーシング 3 可逆性感熱記録媒体 4 消去トレイ 4A トレイ本体 4B 摘み部 5 消去トレイ挿入口 6 電源スイッチ 7 パイロットランプ 8 視認部 8A 耐熱ガラス板 9 ヒータ支持体 9A ブラケット 10 面状発熱体 12 受圧板 13 空間部 14 押動機構 15 第1リンク 16 第2リンク 17 空隙部 18 断熱材 19 電源コード 20 挟持用突起 21 シリコンスポンジ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−255138(JP,A) 特開 平7−47701(JP,A) 特開 平6−91987(JP,A) 特開 平5−318917(JP,A) 特開 平3−38368(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41M 5/36
Claims (2)
- 【請求項1】 温度変化により画像の書き込みや消去が
自在な可逆性感熱記録媒体を収納する空間部と、前記空
間部に着脱自在とされ前記可逆性記録媒体を載置可能な
消去トレイと、前記空間部に装着された前記消去トレイ
内に載置された前記可逆性感熱記録媒体を加熱する加熱
手段とを有することを特徴とする画像消去装置。 - 【請求項2】 前記可逆性感熱記録媒体に対して前記記
録手段を接離させるための押動機構およびこの押動機構
により前記可逆性感熱記録媒体を前記加熱手段との間で
挟持するように圧接させるための受圧板を配設したこと
を特徴とする請求項1に記載の画像消去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191095A JP3217635B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 画像消去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191095A JP3217635B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 画像消去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08267798A JPH08267798A (ja) | 1996-10-15 |
JP3217635B2 true JP3217635B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=13474174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7191095A Expired - Fee Related JP3217635B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 画像消去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217635B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030204A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Toshiba Corp | 画像消去装置および印刷機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006027087A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Toppan Forms Co Ltd | 感熱リライト媒体、画像形成および消去方法 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7191095A patent/JP3217635B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030204A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Toshiba Corp | 画像消去装置および印刷機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH08267798A (ja) | 1996-10-15 |
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