JP3217217U - バックミラーおよびバックミラー取付具 - Google Patents

バックミラーおよびバックミラー取付具 Download PDF

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大介 川上
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Abstract

【課題】ハンドルバーの複数種類のバーエンドタイプに取り付け可能なバックミラーおよびバックミラー取付具を提供する。【解決手段】実施形態のバックミラー1Aは、ミラー20を前面で保持するミラーハウジング21と、ステー3と、ステー3の他端側を支持するバーエンドベース4と、複数種類のバーエンド91の端部側の開口部に当接可能な形状に形成された1又は複数のバーエンドインナー5と、バーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5をバーエンド91に取り付けるための取付ボルト6と、取付ボルト6に装着可能で、バーエンド91への取付状態を保持し、又は、開口部への当接状態を調整するための1以上の補助部品7とを備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、バックミラーおよびバックミラー取付具に関する。
自動二輪車用バックミラーとして、ハンドルバーの端部側に取り付けるバーエンドミラーがある。バーエンドミラーは、自動二輪車の車種、ハンドルタイプなどにより、バーエンドミラーを固定するステー、ステーを取り付ける取付具などの部品の組合せ等を、購入者側に確認・選択等の対応させる製品であった。
なお、ハンドルミラーの取付構造において、ハンドルフレームと、ハンドルミラーと、このハンドルミラーとハンドルフレームとの間に位置してハンドルフレームに取り付けられる取付部材とを有し、取付部材を通じてハンドルミラーをハンドルフレームに取り付けてなるハンドルミラーの取付装置であって、取付部材への取付側となるハンドルミラー部分に連結部を形成し、取付部材に相互の固定により連結部を支点としてハンドルミラーを摺動状態に挟持する一対のミラー取付部を設けたことなどが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平11−263267号公報
一方、自動二輪車などのハンドルバーのバーエンドに取り付けるタイプのミラー等において、複数種類のバーエンドのタイプが有り、複数種類のバーエンドごとに、ステー、取付具などの部品や、取付方法が異なるため、製造・販売側は、その複数種類のバーエンドのタイプ用に、異なる商品や交換部品等を製造・販売して、利用者に提供する必要があった。
また、バーエンドに取り付けるタイプのミラー等において、ステーの取付位置がバーエンドに位置するため、取付位置と取付範囲に制限範囲がある。そのため、ミラー、ミラー取付具の構造、取付方法等にも制限を受けるため、ミラーの方向・位置調整の範囲等にも制限を及ぼしていた。
本考案が解決しようとする課題は、ハンドルバーの複数種類のバーエンドタイプに取り付け可能なバックミラーおよびバックミラー取付具を提供することである。
上記課題を解決するために、本考案に係るバックミラーは、自動二輪車のハンドルにおける複数種類のバーエンドに取り付け可能なバックミラーである。当該バックミラーは、ミラーと、前記ミラーを前面で保持するミラーハウジングと、前記ミラーハウジングを一端側で支持するステーと、前記ステーの他端側を支持するバーエンドベースと、前記バーエンドベースと前記バーエンドとの間に介装され、前記複数種類の前記バーエンドの端部側の開口部に当接可能な形状に形成された1又は複数のバーエンドインナーと、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーを前記バーエンドに取り付けるための取付ボルトと、前記取付ボルトに装着可能で、前記複数種類のいずれかの前記バーエンドの端部側の前記開口部の空孔へ嵌挿可能に前記バーエンドへの取付状態を保持し、又は、前記開口部への当接状態を調整するための1以上の補助部品とを備えている。前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーには、前記バーエンドへの取付状態において、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーとで互いに対向する面側に前記バーエンドの長手方向の軸を基準にして嵌合する凹凸形状に形成され、かつ、前記バーエンドの形状の長手方向に沿って前記取付ボルトを挿通させる挿通孔が設けられ、前記複数種類のバーエンドに対して、前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーと、前記補助部品の有無若しくは前記補助部品との選択の組合せにより、前記取付ボルトを用いて前記複数種類のバーエンドに取り付け可能であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本考案に係るバックミラー取付具は、自動二輪車のハンドルにおける複数種類のバーエンドに取り付け可能な、ミラーハウジングを取り付けるためのバックミラー取付具である。当該バックミラー取付具は、前記ミラーハウジングを一端側で支持するステーと、前記ステーの他端側を支持するバーエンドベースと、前記バーエンドベースと前記バーエンドとの間に介装され、前記複数種類の前記バーエンドの端部側の開口部に当接可能な形状に形成された1又は複数のバーエンドインナーと、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーを前記バーエンドに取り付けるための取付ボルトと、前記取付ボルトに装着可能で、前記複数種類のいずれかの前記バーエンドの端部側の前記開口部の空孔へ嵌挿可能に前記バーエンドへの取付状態を保持し、又は、前記開口部への当接状態を調整するための1以上の補助部品とを備えている。前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーには、前記バーエンドへの取付状態において、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーとで互いに対向する面側に前記バーエンドの長手方向の軸を基準にして嵌合する凹凸形状に形成され、かつ、前記バーエンドの形状の長手方向に沿って前記取付ボルトを挿通させる挿通孔が設けられ、前記複数種類のバーエンドに対して、前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーと、前記補助部品の有無若しくは前記補助部品との選択の組合せにより、前記取付ボルトを用いて前記複数種類のバーエンドに取り付け可能であることを特徴とする。
本考案に係るバックミラーおよびバックミラー取付具によれば、ハンドルバーの複数種類のバーエンドタイプに取り付けることができる。
本考案に係るバックミラーの第1の実施形態の構成の一例及びハンドルバーへの取付状態の一例を示す図である。 図1に示すバックミラーの第1の組合せ構造を示す図である。 図2に示すバックミラーのハンドルバーへの取付方法を示す図である。 図3に示すバックミラーの斜視図およびI−I矢視線断面図である。 図1に示すバックミラーの第2の組合せ構造を示す図である。 図1に示すバックミラーの第3の組合せ構造を示す図である。 図2、図5及び図6に示すバーエンドベースの構造例を示す図である。 図2及び図5に示すバーエンドインナーの構造例を示す図である。 図6に示す他のバーエンドインナーの構造例を示す図である。 本考案における実施形態の一例での複数種類のバーエンドにおける確認および検証を説明する図である。 本考案における実施形態の一例での複数種類のバーエンドにおける確認および検証(続き)を説明する図である。 本考案に係るバックミラーの第2の実施形態の構成の一例を示す図である。
以下、本考案に係る実施形態のバックミラーについて、図面を参照して具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。ここで説明する下記の実施形態はいずれも、主に自動二輪車、自動三輪車(オートバイ)などに用いられるバックミラーの一例をとりあげて説明する。なお、本考案におけるバックミラーの適用対象は、二輪車タイプに限定したものでなく、自動二輪車、自動三輪車、自動四輪車などのハンドルバー操作可能な鞍乗型車両全般に適用可能なものとする。
[第1の実施形態]
以下、本考案に係るバックミラーの第1の実施形態の構成の一例について、図1乃至図11を用いて説明する。
ここで、図1は、本考案に係るバックミラーの第1の実施形態(バックミラー1Aとする)の構成の一例及びハンドルバー9への取付状態の一例を示す図である。図2は、図1に示すバックミラー1Aの第1の組合せ構造(1Aa)を示す図である。また、図3は、図2に示すバックミラー1Aaのハンドルバー9への取付方法を示す図であり、図4は、図3に示すバックミラー1Aaの斜視図およびI−I矢視線断面図である。その他の図については、以降において、随時説明する。
ここで、自動二輪車のハンドルバー9の一例について簡単に説明する。例えば、図1(b)の例に示すハンドルバー9には、バックミラー1Aaを取り付ける前、バーエンド91に対して長手方向を左右方向へ向けた状態でバーエンド91からグリップの端部部品(図示しない)が外嵌されている。
そのグリップの端部部品を取り外して、例えば第1の組合せ構造で構成されるバックミラー1Aaを取り付けた状態が、図1(b)に示す例である。
なお、図1(a)に示す構成の一例は、第1の実施形態のバックミラー1Aの構成を示すものであり、バックミラー1Aの構成は、以降で説明する複数種類のバーエンド91に取り付け可能なバックミラーの複数の組合せ構成を含むものである。ここで、図1(a)等では、第1の組合せ構造をバックミラー1Aaとし、第2の組合せ構造をバックミラー1Aabとし、第3の組合せ構造をバックミラー1Abとして表記する。
第1の実施形態のバックミラー1Aは、自動二輪車等のハンドル(ハンドルバー)9における複数種類のバーエンド91に取り付け可能なバックミラーの組合せ構造を提供するものである。
すなわち、図1(a)に示すバックミラー1Aの構成から、取り付けるバーエンド91の種類に応じて、例えば図2に示す第1の組合せ構造のバックミラー1Aaを選択可能である。また、同じく、図5に示す第2の組合せ構造のバックミラー1Aab、又は、図6に示す第3の組合せ構造のバックミラー1Abを選択可能である。
バックミラー1Aは、例えば図1(a)等に示すように、ミラー20と、ミラー20を前面で保持するミラーハウジング21と、ミラーハウジング21を一端側で支持するステー3と、ステー3の他端側を支持するバーエンドベース4と、バーエンドベース4とバーエンド91との間に介装される1(バーエンドインナー5a)又は複数(バーエンドインナー5a及び5b)のバーエンドインナー5と、バーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5をバーエンド91に取り付けるための取付ボルト6と、1以上の補助部品7(変換アダプタ7ab、ストップカラー7b、小ワッシャー74a、バーエンドカラー75ab)とを備えている。
なお、図1(a)に示す例では、第1の実施形態のバックミラー1Aにおいて、バーエンドインナー5a、5bと補助部品7(変換アダプタ7ab、ストップカラー7b、小ワッシャー74a、バーエンドカラー75ab)との組合せは、以降で説明する複数種類のバーエンド91に対応するものを選択可能であることを示す。
ミラーユニット2は、主にミラー20と、ミラーハウジング21とから構成され、この他にも、例えば以下のような部材を有しており、ステー3の一端側に接続される。
ミラーユニット2において、ミラー20を前面で保持するミラーハウジング21が、丸型状、四角型状等の筐体構造に形成される。ミラーハウジング21は、例えば合成樹脂などのハウジング材料や、アルミダイキャストなどにより製作される。
ミラーハウジング21は、ステー3の一端側に接続された球体形状のジョイント(ボールジョイント24等)を挟持する第1のボールジョイント構造を有する。
ボールジョイント24の球体は、ミラーハウジング21に設けられる球体受座22に収容され、ジョイントカバー25により覆われて、ジョイントカバー25のネジ貫通孔を貫通したジョイント固定ネジ26がネジ孔23に螺合されて固定される。
以上のように、ジョイントカバー25は、ミラーハウジング21の背面側に設けられる球体受座22との間で、ボールジョイント24を挟持する。
ジョイントカバー25には、ボールジョイント24の球体が貫通不可である一つのステー先端孔が設けられている。すなわち、球体の外径よりも孔径が小さく、かつ、ボールジョイント24のステー3とのジョイント側(ネジ山など)の外径よりも孔径が大きい孔を有するステー先端孔である。
ボールジョイント24は、図1(a)に示すように、ステー3の先端に着脱可能に取り付けられる。具体的には、ボールジョイント24は、棒状の一方に球体を取付け、他方に螺合可能なネジ山が設けられ、ステー3の先端側に当該他方が螺合して着脱可能とされる。
ステー3の先端側に設けたボールジョイント24により、図1(b)に示すように、ミラーハウジング21を回動自在にすることができ、バックミラー1Aの方向・位置調整の際には、ステー3の先端側を首振りして、ミラーユニット2の角度、方向や位置等を広い範囲で調整することができる。
ステー3は、図1乃至図4等に示すように、略アーム状に伸び、そのアーム状の一端側にミラーハウジング21と回動可能に連結し、他端側にステー3を支持するバーエンドベース4と接続される。
ステー3には、図4(b)に示すように、アーム状の長手方向の両端側において、ボールジョイント24及び31が螺合可能なように、ジョイント螺合孔32及び33が設けられている。
バーエンドベース4は、取付ボルト6を介して、バーエンド91に取り付けられる。バーエンドベース4は、ステー3の他端側でステー3と接続されて、ステー3を支持する構造に形成されている。
バーエンドベース4は、例えばステー3を支持する構造として、ステー3の他端側に接続された球体形状のジョイント(ボールジョイント31等)を挟持する第2のボールジョイント構造を有する。
バーエンドベース4は、図1(a)に示すように、ベース筐体41と、パッキン45と、ボール押え46と、キャップボルト47とから構成される。
また、ベース筐体41には、取付ボルト6の螺合部分をバーエンド91の長手方向に挿通させ、取付ボルト6の頭部を係合するために、取付ボルト台座44が設けられる。
ベース筐体41には、ボールジョイント31を回動可能に挟持するために、球体受台座42が設けられる。球体受台座42は、略半球形状に窪みが形成される。当該略半球形状の窪みにボールジョイント31が配置されて、パッキン45及びボール押え46で押圧するように覆われる。キャップボルト孔43にキャップボルト47が螺合されることにより、ボール押え46が固定される。
バーエンドベース4において、図1(b)に示すように、ボールジョイント31により、ステー3の他端側で、ミラーユニット2に接続されたステー3を首振り可能に支承することができる。ステー3の他端側に設けたボールジョイント31により、図1(b)に示すように、ステー3を回動自在にすることができる。これにより、バックミラー1Aの方向・位置調整の際には、ステー3の先端側のボールジョイント24と共に、ステー3の他端側に設けたボールジョイント31を回動することにより、ミラーユニット2の角度、方向や位置等を広い範囲で調整することができる。
バーエンドインナー5は、バーエンドベース4とバーエンド91との間に介装される部品である。バーエンドインナー5は、複数種類のバーエンド91の端部側の開口部92に当接する形状に形成されている。バーエンドインナー5には、複数種類のバーエンド91に対応するために、図1(a)に示すように、1(バーエンドインナー5a)又は複数(バーエンドインナー5a及び5b)の形状のものが用意される。
補助部品7は、1以上備えられ、取付ボルト6に装着可能である。補助部品7は、複数種類のいずれかのバーエンド91の端部側の開口部92へ嵌挿可能に取付状態を保持し、又は、開口部92への当接状態を調整する。
バーエンドベース4及び、1(バーエンドインナー5a)又は複数(バーエンドインナー5a及び5b)のバーエンドインナー5には、バーエンド91への取付状態においてバーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5とで互いに対向する面側に、バーエンド91の長手方向の軸を基準にして嵌合する凹凸形状に形成されている。さらに、バーエンド91への取付状態においてバーエンド91の形状の長手方向に沿って、取付ボルト6を挿通させる挿通孔が設けられている。なお、後述する図7乃至図9において、バーエンドベース4及び1又は複数のバーエンドインナー5の構造例について説明する。
以上のような構成により、バックミラー1Aは、複数種類のバーエンド91に対して、バーエンドベース4及び1又は複数のバーエンドインナー5と、補助部品7の有無若しくは補助部品7との選択の組合せにより、複数種類のバーエンド91に取り付け可能である。具体的には、以下のように、バーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5の組合せ構造を、取付ボルト6によってバーエンド91に取り付ける。
バーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5には、図7乃至図9に示すように、バーエンド91への取付状態において互いに対向する面側に、バーエンド91の長手方向の軸を基準にして嵌合するインナー嵌合凹部48と、ベース嵌合凸部51a又は51bとが形成される。
さらに、バーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5には、バーエンド91に固定するためにバーエンド91の形状の長手方向に沿って、バーエンド91への取付状態において取付ボルト6を挿通させる取付ボルト台座44と、挿通孔52a又は52bとが設けられる。
取付ボルト台座44と、挿通孔52a又は52bとを挿通する取付ボルト6の軸心を中心として、バーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5の嵌合状態を保持することにより、バーエンド91の長手方向に沿った軸回りの力、軸に垂直な方向の力等に抗することができる。
ここで、図1(b)は、例えば図1(a)に示すバーエンドインナー5(5a、5b)と補助部品7(変換アダプタ7ab、ストップカラー7b、小ワッシャー74a、バーエンドカラー75ab)との組合せ構造のうちの、第1の組合せ構造であるバックミラー1Aaの取り付け状態を示す図である。なお、図2は、図1に示すバックミラーの第1の組合せ構造(1Aa)を示す図である。また、図5は、図1に示すバックミラーの第2の組合せ構造(1Aab)を示す図である。さらに、図6は、図1に示すバックミラーの第3の組合せ構造(1Ab)を示す図である。
以降では、第1の組合せ構造であるバックミラー1Aa、第2の組合せ構造であるバックミラー1Aab、および第3の組合せ構造であるバックミラー1Abについて説明する。
<第1の組合せ構造>
バックミラー1Aの第1の組合せ構造(バックミラー1Aaとする)は、図2及び図3に示す構造である。具体的には、バーエンド91aaにおいて、開口部92aaからバーエンド91aaの空孔内にかけて、取付ボルト6が螺合する第1のボルト孔を有している。
例えば、図2に示す例では、バーエンドベース4の取付ボルト台座44及び一つのバーエンドインナー5aの挿通孔52aを挿通した取付ボルト6が、バーエンドベース4のインナー嵌合凹部48及びバーエンドインナー5aのベース嵌合凸部51aによって嵌合する取付状態を固定する。例えば、バーエンド91aaの開口部92aaから取付ボルト6により螺合可能な場合には、バーエンドベース4のインナー嵌合凹部48及びバーエンドインナー5aのベース嵌合凸部51aによって嵌合する取付状態は、取付ボルト6の長手方向への螺合状態によりバーエンド91aaへ固定される。
取付方法としては、バーエンドベース4及びバーエンドインナー5aの各々の挿通孔(取付ボルト台座44の挿通孔、挿通孔52a)を挿通した取付ボルト6の頭部の六角孔へ六角レンチなどの工具を係合させ、この工具を回転操作により、バーエンドベース4及びバーエンドインナー5aの各々の挿通孔を挿通した取付ボルト6がバーエンド91aa内の第1のボルト孔に螺合される。
また、バーエンド91aaの開口部92aaにおける突起の高さは(バーエンド91aaの長手方向における長さに相当)、車種ごとに異なる場合も有る。そのような場合には、例えば小ワッシャー74aを用いて、図8に示すバーエンドインナー5aのバーエンド当接部53a(円形状の溝)に挿入して、開口部92aaにおける突起の高さと調整可能とする。すなわち、開口部92aaとバーエンドインナー5aとの当接状態を調整する。
<第2の組合せ構造>
バックミラー1Aの第2の組合せ構造(バックミラー1Aabとする)は、図5に示す構造である。具体的には、バーエンド91abの開口部92abから空孔内にかけて、第1の組合せ構造での第1のボルト孔よりも大きい径である第2のボルト孔を有している。
例えば、図5の例では、バーエンド91abの開口部92abから取付ボルト6に装着された補助部品7(変換アダプタ7ab)による嵌挿状態によりバーエンド91abへ固定される。具体的には、変換アダプタ7abは、取付ボルト6の外径よりも大きい外径に形成されており、バーエンド91abの空孔内で螺合可能な第2のボルト孔に螺合する。
取付方法としては、バーエンドベース4及びバーエンドインナー5aの各々の挿通孔(取付ボルト台座44の挿通孔、挿通孔52a)を挿通した取付ボルト6の頭部の六角孔へ六角レンチなどの工具を係合させ、この工具を回転操作により、バーエンドベース4及びバーエンドインナー5aの各々の挿通孔を挿通した取付ボルト6が、変換アダプタ7abである補助部品7に螺合されて、さらに、当該変換アダプタ7abがバーエンド91abの空孔内の第2のボルト孔に螺合される構造である。
バーエンドベース4及びバーエンドインナー5aの各々の挿通孔を挿通した取付ボルト6が、第1の組合せ構造での第1のボルト孔よりも大きい外径(ボルト部の外径)の変換アダプタ7abである補助部品7に螺合されて、当該変換アダプタ7abがバーエンド91abの空孔内の第2のボルト孔に螺合される構造である。
例えば、上記の第1の組合せ構造と第2の組合せ構造とから、複数種類のバーエンド91aa、91abに取り付けるバーエンドインナー5aと、補助部品7(この場合の例では、変換アダプタ7ab、小ワッシャー74a)の有無の組合せ構造を選択可能である。
<第3の組合せ構造>
バックミラー1Aの第3の組合せ構造(バックミラー1Abとする)は、図6に示す構造である。具体的には、バーエンドベース4及びバーエンドインナー5bの各々の挿通孔(取付ボルト台座44の挿通孔、挿通孔52b)を挿通した取付ボルト6の一部に第2の組合せ構造に用いられる補助部品7(変換アダプタ7ab)と異なる他の補助部品7(ストップカラー7b)が環挿される構造である。
第3組合せの構造における補助部品7として、ストップカラー7bが用いられる。ストップカラー7bが、バーエンド91bの空孔内に挿入される場合に、ストップカラー7bが空孔内の内周面を押圧して固定される構造である。
ストップカラー7bは、円筒部分に複数のスリット状の切れ目が設けられ、スリット状の円筒部分が膨出可能に拡開できる。ストップカラー7bは、バーエンド91bの開口部92bから挿入されて、円筒部分の膨出した拡開部分によりバーエンド91bの開口した内周面を押圧して、ストップカラー7bがバーエンド91bの内周側に固着される。
図6の例では、バーエンド91bの開口部92bから取付ボルト6に装着されたストップカラー7bによる嵌挿状態によりバーエンド91bへ固定される。図6に示すようなバーエンド91bの開口部92bからストップカラー7bがバーエンド91bの空孔内に挿入された場合に、ストップカラー7bが当該空孔内の内周面を押圧することにより固定される。
このために、ストップカラー7bは、図6に示すように、カラー先端部71b、カラー膨出部72b、ストップナット73bを有する。なお、カラー先端部71bは、ストップカラー7bを構成するカラー膨出部72bよりも細い方の円筒状の部材である。
取付方法としては、カラー膨出部72bから突出するようになったカラー先端部71bをバーエンド91b内(円形開口の内部)へ挿入し、その上でストップカラー7b内に組み込まれた取付ボルト6の頭部に設けられた六角孔へ六角レンチなどの工具を係合させ、この工具を操作して取り付ける。
以上の取付操作により、工具の回転と共に、取付ボルト6がカラー先端部71b内で回転し、取付ボルト6に螺合したストップナット73bがカラー膨出部72bに引き込まれる。これにより、ストップナット73bが、カラー膨出部72bの切込み片を径方向外方へ拡開させるため、切込み片がバーエンド91bの内周面を押圧して、内周面に対する摩擦力が得られる。
以上説明したように、バックミラー1Aの構成から、複数種類のバーエンド91に取り付けるバーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5の組み合わ構造を選択可能とされる。
本実施形態のバックミラー1Aの例では、複数種類のバーエンド91aa、91ab、及び91bに取り付けるバーエンドベース4及びバーエンドインナー5の組合せ構造として、第1の組合せ構造、第2の組合せ構造又は第3の組合せ構造を選択可能である。
本実施形態のバックミラー1Aによれば、以上のようなバーエンド91の長手方向に沿ったバーエンドベース4及びバーエンドインナー5の凹凸の嵌合構造の組合せと、取付ボルト6と、補助部品7との組合せの選択である、第1の組合せ構造〜第3の組合せ構造を提供することができる。
次に、前述したような第1の組合せ構造〜第3の組合せ構造に関する、バーエンドベース4及びバーエンドインナー5の嵌合構造等の例について、図7乃至図9を参照しながら説明する。ここで、図7は、図2、図5及び図6に示すバーエンドベース4の構造例を示す図である。さらに、図8は、図2及び図5に示すバーエンドインナー5aの構造例を示す図であり、図9は、図6に示す他のバーエンドインナー5bの構造例を示す図である。
はじめに、図7に、バーエンドベース4の構造例として、ベース筐体41についての(a)側面図、(b)平面図、(c)上面斜視図、(d)II−II矢視線断面図、(e)底面図、(f)底面斜視図を示す。
図7に示すように、ベース筐体41には、ボールジョイント31を回動可能に挟持するために、球体受台座42が設けられる。球体受台座42は、略半球形状に窪みが形成され、略半球形状の窪みにボールジョイント31が配置されて、パッキン45及びボール押え46で押圧するように覆われる。ボール押え46を固定するために、キャップボルト47により螺合可能なキャップボルト孔43が形成される。
また、ベース筐体41には、取付ボルト6の螺合部分をバーエンド91の長手方向に挿通させ、取付ボルト6の頭部を係合するために、取付ボルト台座44が設けられる。
バーエンドベース4には、バーエンドインナー5と嵌合可能な形状として、図7に示すように、バーエンドインナー5と対向して当接する面側にインナー嵌合凹部48が形成される。インナー嵌合凹部48には、取付ボルト台座44における取付ボルト6の挿通孔を中心として、扇形状の凹溝が形成されている。
次に、図8に、第1の組合せ構造および第2の組合せ構造に用いられるバーエンドインナー5aの構造例として、(a)平面図、(b)正面図、(c)上面斜視図、(d)III−III矢視線断面図、(e)底面斜視図を示す。
バーエンドインナー5aには、バーエンドベース4と嵌合可能な形状として、図8に示すように、バーエンドベース4と対向して当接する面側に、ベース嵌合凸部51aが形成される。
ベース嵌合凸部51aには、挿通孔52aを中心として、扇形状に凸(突起)形状が形成されている。ベース嵌合凸部51aの扇形状に凸(突起)形状は、インナー嵌合凹部48の扇形状の凹溝に嵌合する。
挿通孔52aには、挿通孔52aを中心として、取付ボルト6の螺合部分が挿通可能な内径の孔が形成される。バーエンド当接部53aには、円形状の溝が形成される。
第1の組合せ構造の場合(バックミラー1Aa)において、バーエンド当接部53aの円形状の溝に、図2及び図3に示すようなバーエンド91aaの開口部92aaが当接可能に緩挿される。もしくは、開口部92aaの凸部分の高さが円形状の溝の深さに比べて足りない場合には、図2に示すような小ワッシャー74a等を挿入して、バーエンド当接部53aと開口部92aaとの当接状態を調整することができる。
また、第2の組合せ構造の場合(バックミラー1Aab)において、図5に示すようなバーエンド91abの開口部92abから変換アダプタ7abの一方の端部側が螺合されるため、バーエンド当接部53aの円形状の溝には、変換アダプタ7abの他方の端部側が当接するように嵌挿される。なお、この変換アダプタ7abには、取付ボルト6が螺合して装着される。
変換アダプタ7abがバーエンド91abの空孔に螺合して取り付けられた場合において、バーエンドインナー5aと開口部92abとの間に変換アダプタ7abの外表面が露出するような隙間が生じるときに、バーエンドカラー75abは、変換アダプタ7abの外表面が露出しないように変換アダプタ7abの外表面を囲うように覆うことができる。
次に、図9に、第3の組合せ構造に用いられるバーエンドインナー5bの構造例として、(a)平面図、(b)正面、(c)上面斜視図、(d)IV−IV矢視線断面図、(e)底面斜視図を示す。
バーエンドインナー5bには、バーエンドベース4と嵌合可能な形状として、図9に示すように、バーエンドベース4と対向して当接する面側に、ベース嵌合凸部51bが形成される。
ベース嵌合凸部51bには、挿通孔52bを中心として、扇形状に凸(突起)形状が形成されている。ベース嵌合凸部51bの扇形状に凸(突起)形状は、インナー嵌合凹部48の扇形状の凹溝に嵌合する。
挿通孔52bには、例えば挿通孔52aの内径よりも大きい内径の孔が形成される。これは、取付ボルト6に装着(環挿)されるストップカラー7bのカラー先端部71bを挿通孔52bに挿通させるためである。
バーエンド当接部53bは、挿通孔52bを中心として、ストップカラー7bのカラー先端部71bと当接する凸中空円筒状に形成される。
第3の組合せ構造の場合(バックミラー1Ab)において、図6に示すようなバーエンド91bの開口部92bからストップカラー7bが挿入される。ストップカラー7bがバーエンド91bの空孔内に挿入された場合に、ストップカラー7bが当該空孔内の内周面を押圧することにより固定される。
以上説明したような第1の組合せ構造〜第3の組合せ構造におけるバーエンドインナー5a、5bにより、ハンドルバー9の長手方向に沿った厚み部分を中間構造として、必要に応じて補助部品7を用いて、バーエンドベース4の共通構造に対して、複数種類のバーエンド91の開口部92の形状等の相違を吸収する構造とすることができる。
具体的には、共通構造の一つのバーエンドベース4のインナー嵌合凹部48に対応した、中間構造として複数のバーエンドインナー5a、5bのベース嵌合凸部51a、51bである。端部構造は、複数種類のバーエンド91の構造に対応する。
共通構造のバーエンドベース4が、中間構造のバーエンドインナー5と嵌合する。中間構造のバーエンドインナー5と、端部構造の補完に必要な補助部品又は端部構造のバーエンド91の開口部とが当接する。
以上のように、バーエンドベース4と、バーエンド91との間に介装される中間構造を形成するバーエンドインナー5について、複数種類のバーエンド91の開口部92の形状等の端部構造の相違を吸収する、いくつかの凹凸嵌合形状を設けることで、共通構造を形成するバーエンドベース4については、一つの種類で対応可能である。
これにより、取付部品の省スペース化が可能となり、かつ、複数種類のバーエンドに対応するための部品交換が少なくて済む。
また、バーエンドベース4とバーエンドインナー5との組合せ構造により、通常状態の取付時では、ハンドルバー9の長手方向の軸回りの力・軸に垂直な方向に作用する力などに対して凹凸形状の嵌合状態が制動力となる。
また、人・車両などとの接触等による衝撃力などの大きな力に対しては、図2に示すように、バーエンドベース4及びバーエンドインナー5の嵌合状態にて取付ボルト6の軸心を中心として回動可能である。
<確認・検証について>
本出願人は、日本国内における自動二輪車の主要メーカの複数の車種に対して、ハンドルバーの種類と、第1の実施形態のバックミラー1Aに基づいた試作品に関して、取り付けの有無などについて、調査および確認等を行った。以上の結果について、図10及び図11により、本考案における実施形態の一例での複数種類のバーエンド91における確認および検証を説明する。
図10に、ハンドルバー9のバーエンド種類と、取付方式の対応関係を示す。例えば、複数種類のバーエンド91として、図10に示すように(1)インナーウェイト、(2)ゴムインナー、(3)キャップ、(4)貫通ハンドル、(5)M16(ネジ径)タイプ、(6)M8タイプ、(7)グリップエンドなどのタイプがある。
なお、図10及び図11に示すK1、Y1、H1は、取付タイプK1、取付タイプY1、取付タイプH1を示すものである。また、取付タイプK1は、第1の組合せ構造であるバックミラー1Aaの取付タイプに対応し、取付タイプY1は、第2の組合せ構造であるバックミラー1Aabの取付タイプに対応し、取付タイプH1は、第3の組合せ構造であるバックミラー1Abの取付タイプに対応するものである。
図10に示すハンドルバー9の複数種類のバーエンド91のうちの、(6)M8タイプには取付タイプK1が対応し、例えば図2に対応するバーエンド91aaにおいて、開口部92aaからバーエンド91aaの空孔内にかけて、外径(M8)の取付ボルト6が螺合する第1のボルト孔を有している。
また、(5)M16タイプには取付タイプY1が対応し、例えば図5に対応するバーエンド91abの開口部92abから取付ボルト6に装着された変換アダプタ7abによる嵌挿状態によりバーエンド91abへ固定される。図10に示す変換アダプタ7abは、例えば取付ボルト6の外径(M8)よりも大きい外径(M16)に形成されており、バーエンド91abの空孔内で螺合する。
さらに、(1)インナーウェイト〜(4)貫通ハンドルには取付タイプH1が対応し、例えば図6に対応するバーエンド91bの空孔の内径(ハンドル内径)に対して、ハンドル内径14mm〜18mmに対応可能なストップカラー7bがバーエンド91bに固着される。
図11に示す複数の製造メーカについて、例えばH社(本田技研工業株式会社に対応)、Y社(ヤマハ発動機株式会社に対応)、S社(スズキ株式会社に対応)、K社(川崎重工業株式会社に対応)を調査・確認等を行ったものである。また、図11中の車種については、型番又は商標等を用いて区分している。
図10及び図11に示すように、バーエンドベース4とバーエンドインナー5(取付タイプK1、取付タイプY1、取付タイプH1)の組合せにより、幅広い車種のハンドルバー9に対応することができる。
以上の結果より、第1の実施形態のバックミラー1Aの構成にて、広範な車種のハンドルバーに対応することができる。すなわち、第1の実施形態のバックミラー1Aの構成を一商品として販売することにより、広範な車種のハンドルバーに対応することができ、以下のような特徴がある。
(1)複数種類のバーエンドタイプに対応
バーエンドベース4とバーエンドインナー5(例えば図10及び図11に示す取付タイプK1、取付タイプY1、取付タイプH1)の組合せにより、幅広い車種のハンドルバー9に対応できる。バーエンドベース4は、共通のものを使用し、バーエンドインナー5及び補助部品7(変換アダプタ7ab、ストップカラー7b、小ワッシャー74a、バーエンドカラー75ab)の種類により、幅広い車種のハンドルバー9に対応可能である。
以上のようなことから、以下のような効果がある。
・部品の共通化・・・バックミラー取付具(バックミラー1Aからミラーユニット2を除く構成)を共通化して、ミラーハウジング・ミラー等を取り替え可能な構造とすることができ、ミラーの形状等は、複数の種類を用意しておけば、バックミラー取付具は、共通化できる。部品の共通化により、製造コスト・部品管理コスト等を下げることができる。
・商品の統一化・・・ひとつの商品で、いろいろな対応のハンドルバーに対応できるため、ハンドルバーごとに購入商品が異なる部品購入の必要がなく、ユーザが購入時に対応商品を選択する際に迷うことがない。
また、自動二輪車等を買い換え等した場合でも、バックミラーをそのまま利用できる(商品の附属品のなかから一部を変更することで対応できる)。
(2)ミラーの方向・位置調整の範囲が広い
本実施形態のバックミラー1Aにおいて、ハンドルバー9の取付部分(バーエンドベース4及びバーエンドインナー5の部分)、ミラーハウジング21とステー3の接続部分(第1のボールジョイント構造)およびステー3とバーエンドベース4との接続部分(第2のボールジョイント構造)において、回動又は摺動可能である。これにより、ミラーの方向・位置調整の範囲を広くとることができる。
(3)衝撃緩和構造
本実施形態のバックミラー1Aにおいて、衝撃緩和構造として、ハンドルバー9の取付部分(バーエンドベース4及びバーエンドインナー5の部分)、ミラーハウジング21とステー3の接続部分(第1のボールジョイント構造)およびステー3とバーエンドベース4との接続部分(第2のボールジョイント構造)である。
具体的には、ハンドルバー9の取付部分の衝撃緩和構造として、例えば人や車両などとの接触等によりステー3自体に大きな衝撃力等が加わると、取付ボルト6に対してバーエンドベース4が回動する構造である。
また、ステー3とバーエンドベース4との接続部分の衝撃緩和構造として、ステー3の一端側のボールジョイント31を挟持するバーエンドベース4等においてボールジョイント31が摺動する構造を有している。
さらに、ミラーハウジング21とステー3の接続部分の衝撃緩和構造として、ステー3の他端側について、ミラーハウジング21との接続構造をボールジョイント24の挟持構造とすることが可能であり、ミラーハウジング21にかかる衝撃力等に対しても、衝撃緩和することができる。
以上説明したように、本考案に係るバックミラーおよびバックミラー取付具によれば、ハンドルバーの複数種類のバーエンドタイプに取り付けることができる。
[第2の実施形態]
図12は、本考案に係るバックミラーの第2の実施形態(バックミラー1Bとする)の構成の一例を示す図である。なお、図12は、図1(a)及び(b)に示す第1の実施形態のバックミラー1Aと比較して、ミラーユニット2が、ミラーユニット2Bにより構成されている点において相違するものである。
ステー3の一端側に接続された球体形状のジョイントを挟持する第1のボールジョイント構造を有するようにすれば、図12に示すミラーユニット2Bのミラーハウジングの形状を、例えば略長方形状、楕円形状等としてもよい。
図12においても、バックミラー1Bは、図1(a)に示すミラーハウジングを一端側で支持するステー3と、ステー3の他端側を支持するバーエンドベース4と、バーエンドベース4とバーエンド91との間に介装される1(バーエンドインナー5a)又は複数(バーエンドインナー5a及び5b)のバーエンドインナー5と、バーエンドベース4及び一つのバーエンドインナー5をバーエンド91に取り付けるための取付ボルト6と、1以上の補助部品7(変換アダプタ7ab、ストップカラー7b、小ワッシャー74a、バーエンドカラー75ab)等の同様な部品を使用することができる。
以上のような構成により、バックミラー1Bは、図12に示すハンドルバー9のバーエンド91の種類に応じて、前述した第1の組合せ構造、第2の組合せ構造又は第3の組合せ構造のいずれかが選択されて、バックミラー1Bをハンドルバー9へ取り付けることができる。
以上説明したように、本考案に係るバックミラーおよびバックミラー取付具によれば、ハンドルバーの複数種類のバーエンドタイプに取り付けることができる。
[他の実施形態]
以上、本考案の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。また、例えば各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、実用新案登録請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1A、1Aa、1Aab、1Ab、1B…バックミラー、2、2B…ミラーユニット、20…ミラー、21…ミラーハウジング、22…球体受座、23…ネジ孔、24、31…ボールジョイント、25…ジョイントカバー、26…ジョイント固定ネジ、3…ステー、32、33…ジョイント螺合孔、4…バーエンドベース、41…ベース筐体、42…球体受台座、43…キャップボルト孔、44…取付ボルト台座、45…パッキン、46…ボール押え、47…キャップボルト、48…インナー嵌合凹部、5a、5b…バーエンドインナー、51a、51b…ベース嵌合凸部、52a、52b…挿通孔、53a、53b…バーエンド当接部、6…取付ボルト、7…補助部品、7ab…変換アダプタ、7b…ストップカラー、71b…カラー先端部、72b…カラー膨出部、73b…ストップナット、74a…小ワッシャー、75ab…バーエンドカラー、9…ハンドルバー(ハンドル)、91、91aa、91ab、91b…バーエンド、92aa、92ab、92b…開口部

Claims (6)

  1. 自動二輪車のハンドルにおける複数種類のバーエンドに取り付け可能なバックミラーであって、
    ミラーと、
    前記ミラーを前面で保持するミラーハウジングと、
    前記ミラーハウジングを一端側で支持するステーと、
    前記ステーの他端側を支持するバーエンドベースと、
    前記バーエンドベースと前記バーエンドとの間に介装され、前記複数種類の前記バーエンドの端部側の開口部に当接可能な形状に形成された1又は複数のバーエンドインナーと、
    前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーを前記バーエンドに取り付けるための取付ボルトと、
    前記取付ボルトに装着可能で、前記複数種類のいずれかの前記バーエンドの端部側の前記開口部の空孔へ嵌挿可能に前記バーエンドへの取付状態を保持し、又は、前記開口部への当接状態を調整するための1以上の補助部品とを備え、
    前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーには、前記バーエンドへの取付状態において、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーとで互いに対向する面側に前記バーエンドの長手方向の軸を基準にして嵌合する凹凸形状に形成され、かつ、前記バーエンドの形状の長手方向に沿って前記取付ボルトを挿通させる挿通孔が設けられ、
    前記複数種類のバーエンドに対して、前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーと、前記補助部品の有無若しくは前記補助部品との選択の組合せにより、前記取付ボルトを用いて前記複数種類のバーエンドに取り付け可能である
    ことを特徴とするバックミラー。
  2. 前記空孔内に前記取付ボルトが螺合する第1のボルト孔を有する場合に、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーの各々の前記挿通孔を挿通した前記取付ボルトが前記バーエンド内の前記第1のボルト孔に螺合される第1の組合せ構造と、
    または、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーの各々の前記挿通孔を挿通した前記取付ボルトが前記第1のボルト孔よりも大きい外径の変換アダプタである前記補助部品に螺合されて、当該変換アダプタが前記バーエンドの前記空孔内の第2のボルト孔に螺合される第2の組合せ構造とから、
    前記複数種類のバーエンドに取り付ける前記バーエンドインナーの組合せ構造を選択可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のバックミラー。
  3. 前記第1の組合せ構造と、前記第2の組合せ構造と、さらに、
    前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーの各々の前記挿通孔を挿通した前記取付ボルトの一部に前記第2の組合せ構造に用いられる前記補助部品と異なる他の前記補助部品が環挿されて、当該補助部品が前記バーエンドの前記空孔内に挿入される場合に、当該補助部品が前記空孔内の内周面を押圧して固定される第3の組合せ構造とから、
    前記複数種類のバーエンドに取り付ける前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーの組み合わ構造を選択可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載のバックミラー。
  4. 前記ミラーハウジングは、前記ステーの一端側に接続された球体形状のジョイントを挟持する第1のボールジョイント構造を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のバックミラー。
  5. 前記バーエンドベースは、前記ステーの他端側に接続された球体形状のジョイントを挟持する第2のボールジョイント構造を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のバックミラー。
  6. 自動二輪車のハンドルにおける複数種類のバーエンドに取り付け可能な、ミラーハウジングを取り付けるためのバックミラー取付具であって、
    前記ミラーハウジングを一端側で支持するステーと、
    前記ステーの他端側を支持するバーエンドベースと、
    前記バーエンドベースと前記バーエンドとの間に介装され、前記複数種類の前記バーエンドの端部側の開口部に当接可能な形状に形成された1又は複数のバーエンドインナーと、
    前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーを前記バーエンドに取り付けるための取付ボルトと、
    前記取付ボルトに装着可能で、前記複数種類のいずれかの前記バーエンドの端部側の前記開口部の空孔へ嵌挿可能に前記バーエンドへの取付状態を保持し、又は、前記開口部への当接状態を調整するための1以上の補助部品とを備え、
    前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーには、前記バーエンドへの取付状態において、前記バーエンドベース及び一つの前記バーエンドインナーとで互いに対向する面側に前記バーエンドの長手方向の軸を基準にして嵌合する凹凸形状に形成され、かつ、前記バーエンドの形状の長手方向に沿って前記取付ボルトを挿通させる挿通孔が設けられ、
    前記複数種類のバーエンドに対して、前記バーエンドベース及び前記1又は複数のバーエンドインナーと、前記補助部品の有無若しくは前記補助部品との選択の組合せにより、前記取付ボルトを用いて前記複数種類のバーエンドに取り付け可能である
    ことを特徴とするバックミラー取付具。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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