JP3216989U - デジタル御朱印システム - Google Patents

デジタル御朱印システム Download PDF

Info

Publication number
JP3216989U
JP3216989U JP2018001517U JP2018001517U JP3216989U JP 3216989 U JP3216989 U JP 3216989U JP 2018001517 U JP2018001517 U JP 2018001517U JP 2018001517 U JP2018001517 U JP 2018001517U JP 3216989 U JP3216989 U JP 3216989U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
red stamp
digital
red
user
temple
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018001517U
Other languages
English (en)
Inventor
康人 野依
康人 野依
Original Assignee
名古屋神仏具株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 名古屋神仏具株式会社 filed Critical 名古屋神仏具株式会社
Priority to JP2018001517U priority Critical patent/JP3216989U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3216989U publication Critical patent/JP3216989U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

【課題】御朱印の集印において、現実感の低下を回避しつつ、御朱印帳の不便さの改善を図るデジタル御朱印システムを提供する。【解決手段】寺院・神社に電子印章11を設置する。電子印章11の印章面には、寺院等に固有の識別パターンが形成されている。ユーザが、スマートフォン100に電子印章11をかざすと、スマートフォン100は、識別パターンを読み取り、その情報をサーバ200に送信する。サーバ200は、予め記憶されている御朱印データを参照して、電子印章がどの寺院等のものかを認識する。そして、認識結果を、履歴データベース211に記憶する。こうすることで、物理的な電子印章を用いることにより御朱印を受ける際のリアリティを確保しつつ、御朱印を受けた履歴を電子的に記憶、管理することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、神社または寺院における御朱印を電子的に集印するデジタル御朱印システムに関する。
御朱印とは、神社や寺院を参拝した際に、参拝者向けに押印される印影であり、単に印だけでなく墨書の寺社名や参拝日なども含まれる。参拝の記念等として古くから集印、即ち御朱印の収集が愛好されており、御朱印を収集するための御朱印帳も広く利用されている。しかし、御朱印帳は、紛失や破損などのおそれがあり、保存性に欠けるという課題があった。また、御朱印帳を忘れて参拝したときは、別の紙に御朱印を受け、帰宅後に御朱印帳に貼り付けるなどする必要があり、利便性にも欠ける面があった。
一方、御朱印とは異なるものの、こうした課題を克服する技術として、記念スタンプをデジタル化する技術も提案されている。例えば、特許文献1は、デジタルサイネージからスタンプ情報を取得することでスタンプラリーを行うシステムを開示している。
特開2017−134626号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、記念スタンプの取得自体がスマートフォンの画面操作で完了するため、実際にスタンプを押印する現実感に乏しいという課題があった。特にこの技術を御朱印に適用することを想定した場合、神社や寺院など、趣のある場所で押印されるものであるため、現実感は重要な要素となる。本考案は、かかる課題に鑑み、御朱印の集印において、現実感の低下を回避しつつ、御朱印帳の不便さの改善を図ることを目的とする。
本考案は、
神社または寺院における御朱印を電子的に集印するデジタル御朱印システムであって、
ユーザが使用するための携帯端末と、
前記神社または寺院に設置され、前記携帯端末に前記御朱印を受けた情報を記憶させる電子印章と、
前記携帯端末を介して前記電子印章を認識する御朱印認識部と、
前記認識結果を履歴データとして記憶する履歴データ記憶部とを備えるデジタル御朱印システム
と構成することができる。
本考案では、神社または寺院に設置された電子印章を用いて、ユーザの携帯端末に、御朱印を受けた情報を電子的に記憶させることができる。このように電子印章という物理的な印章を用いた操作が行われることにより、現実の御朱印と同様の現実感を維持することができる。その上で、御朱印を受けた情報の記憶は、電子的に保存されるため、紛失、破損等のおそれを低減できる。
本考案のデジタル御朱印システムは、携帯端末のみに全ての機能を集約し、携帯端末のみのスタンドアロンシステムで構成してもよい。スタンドアロンシステムの場合、携帯端末=デジタル御朱印システムということになる。また、携帯端末と本体システムなどをネットワークで接続した構成(以下、「本体/端末構成」と呼ぶ)としてもよい。
電子印章の認識は、本体/端末構成の場合、第1の方法として、携帯端末で電子印章を認識するための識別情報を取得して本体に送信し、本体システムで認識を行う方法をとることができる。また、第2の方法として、携帯端末で認識し、認識結果を本体システムに送信するようにしてもよい。
本考案において、携帯端末は、本考案に専用の端末としてもよいが、
前記携帯端末は、前記ユーザが所有する携帯電話、スマートフォンまたはタブレットであるものとしてもよい。
こうすれば、参拝時に携帯端末を忘れる可能性を低減させることもできる。
本考案において、
前記電子印章は、前記御朱印と対応づけられた固有の識別パターンを形成したパターン面を有しており、
前記デジタル御朱印システムは、前記御朱印を表す情報である御朱印データを前記識別パターンと対応づけて予め記憶する御朱印データ記憶部を有しており、
前記御朱印認識部は、前記識別パターンを読み取って、前記御朱印データ記憶部を参照することにより、前記御朱印を認識するものとしてもよい。
こうすれば、携帯端末に電子印章をかざすように置くことにより、携帯端末で識別パターンを読み取ることで、容易に御朱印を認識させることができる。識別パターンは、文字、円などの図形、これらの図形の配列とすることができる。識別パターンの認識は、例えば、携帯端末が多点検出可能なマルチタッチタイプの画面を備える場合には、これを利用することができる。また、携帯端末がカメラを備えている場合には、識別パターンの画像を取得するようにしてもよい。この場合は、識別パターンとしてバーコード、2次元バーコードなどを利用してもよい。
本体/端末構成の場合、携帯端末において、識別パターンを認識させてもよいし、携帯端末で検出された多点の座標値や取得された画像などを本体システムに送信し、本体システムでこれらに基づいて識別パターンを認識するようにしてもよい。
電子印章を認識させる方法は、上述の態様に限られるものではない。
本考案において、
前記電子印章は、前記御朱印と対応づけられた識別情報を発信する発信装置を内蔵しており、
前記デジタル御朱印システムは、前記御朱印を表す情報である御朱印データを前記識別情報と対応づけて予め記憶する御朱印データ記憶部を有しており、
前記御朱印認識部は、前記識別情報を受信して、前記御朱印データ記憶部を参照することにより、前記御朱印を認識するようにしてもよい。
発信装置としては、ICタグなどを用いることができる。こうすることにより、非接触でも電子印章を認識可能となり、利便性を向上させることができる。
発信装置を内蔵する態様においては、
前記電子印章は、紙に押印可能な印面を有しているものとしてもよい。
非接触で電子印章を認識可能であるため、このように押印可能な印章に発信装置を内蔵することも可能となる。電子印章を押印可能なものとすれば、従来の御朱印帳に御朱印を受けると同時に電子化して記憶することも可能となり、より現実感と利便性とを向上させることが可能となる。
本考案において、
前記御朱印データ記憶部は、前記御朱印データとして、前記御朱印を表す画像データを記憶するものとしてもよい。
こうすれば、御朱印の出力に必要なデータを電子印章から取得する必要がなくなる。
もっとも、本考案においては、電子印章と携帯端末との間で、近距離通信を可能とすることにより、御朱印の画像データなどを電子印章から携帯端末に送信するようにしても構わない。
本考案においては、
前記御朱印を認識した日付けを取得する日付取得部を有し、
前記履歴データ記憶部は、前記認識結果と関連づけて、前記日付けを記憶するものとしてもよい。
こうすることにより、参拝した日付を容易に管理することができる。日付けの取得は、例えば、ユーザが入力するようにしてもよいし、携帯端末または本体/端末構成における本体システムの時計機能などから取得してもよい。また、ネットワークを介して外部のサーバから取得するようにしてもよい。
本考案においては、
前記ユーザからのコメントを入力するコメント入力部を有し、
前記履歴データ記憶部は、前記認識結果と関連づけて、前記コメントを記憶するものとしてもよい。
こうすることにより、参拝時の思い出などをコメントとして入力可能となり、集印した御朱印の記念としての価値を高めることができる。コメントは、電子印章を認識する際に入力可能としてもよいし、後日、入力や編集可能としてもよい。
本考案においては、
該デジタル御朱印システムに対応した複数の御朱印のうち、前記履歴データ記憶部に記憶されていないものから、所定の規則に基づいて、前記ユーザに対して、次に参拝すべき神社または寺院を提示するリコメンド部を有するものとしてもよい。
こうすることで、ユーザは、容易に次に参拝すべき神社や寺院を判断でき、利便性を向上させることができる。
神社や寺院の特定は、例えば、御朱印データ記憶部に、予め本考案のシステムに対応した各地の神社や寺院を記憶しておき、これを参照して、ユーザがまだ参拝していない神社等を選択してもよい。また、ネットワークを介して外部のサーバから、神社や寺院の情報を取得して、まだ参拝していない神社等を選択してもよい。
神社や寺院を選択するための所定の規則は、種々の設定が可能である。
例えば、前記所定の規則は、ユーザの現在位置またはユーザが直近に参拝した神社または寺院の位置から最も近い神社または寺院を選択するという規則としてもよい。
かかる態様においては、御朱印データ記憶部に、予め神社や寺院の位置情報などを記憶しておけばよい。また、神社等への経路も考慮して選択する場合には、別途、地図情報を用意し、経路探索するための機能を備えておくことが好ましい。
別の態様として、
前記神社または寺院は、巡礼に応じてグループ化されている場合には、
前記所定の規則は、ユーザが行っている巡礼に従って、神社または寺院を選択するという規則としてもよい。
推奨する神社等の提示も、種々の態様が考えられる。例えば、名称等をリストで提示してもよいし、地図上に示しても良い。
本考案においては、
さらに、前記履歴データ記憶部を参照して、認識された御朱印を印刷する印刷部を有するものとしてもよい。
こうすることにより、集印した御朱印を印刷させて楽しむことができ、より現実感を向上させることができる。
印刷は、携帯端末とプリンタを接続して行うようにしてもよいし、外部の印刷サービスによって行うようにしてもよい。
本考案においては、
さらに、前記携帯端末とネットワークで接続されたサーバを有し、
該サーバは、前記履歴データ記憶部と同期して前記履歴データを記憶する履歴データベースを有するものとしてもよい。
本体/端末構成における本体システムをサーバで構成する態様である。こうすることにより、携帯端末の破損、紛失などによって、履歴データが失われることを回避できる。
本考案においては、
前記電子印章は、前記神社または寺院において、施錠された保管庫に保管されているものとしてもよい。
こうすることにより、電子印章の紛失、盗難を避けることができる。
このように保管庫に保管する場合、
前記保管庫は、所定額の金銭を投入することにより解錠可能であるものとしてもよい。
こうすることにより、ユーザが自ら解錠して、御朱印の記憶を行うことが可能となり、利便性を向上させることができる。
実施例1におけるデジタル御朱印システムの構成を示す説明図である。 電子印章を認識する方法を示す説明図である。 履歴データおよび御朱印データの構造を示す説明図である。 御朱印登録処理のフローチャートである。 御朱印表示処理のフローチャートである。 リコメンド処理のフローチャートである。 印刷処理のフローチャートである。 実施例2におけるデジタル御朱印システムの構成を示す説明図である。 実施例2における御朱印登録処理のフローチャートである。 実施例2における御朱印表示処理のフローチャートである。
図1は、実施例1におけるデジタル御朱印システムの構成を示す説明図である。デジタル御朱印システムは、寺院・神社に設置された電子印章11を、ユーザが利用するスマートフォン100を介してネットワークNEで接続されたサーバ200が認識することで、電子的に御朱印を受けることができるシステムである。御朱印を受けた履歴は、サーバ200で保存され、後日、印刷等を行うことができる。実施例では、寺院等に設置された例を示しているが、教会その他の宗教施設を対象としてもよい。
実施例1では、サーバ200を本体とし、スマートフォン100を携帯端末とする本体/端末構成のシステムについて説明する。
電子印章11は、寺院等に対して固有のものとして認識可能に構成された印章である。本実施例では、電子印章11の印章面に形成された寺院等に固有の識別パターンをスマートフォン100が読み取り、これをサーバ200に送信して認識するものとした。電子印章11は、ユーザが自由に利用できるように設置されていてもよいし、寺院の僧侶や神社の神主等のみが利用するように設置していてもよい。本実施例では、施錠可能なケース10に収納するものとした。ケース10は、ユーザが所定額の金銭を投入すると解錠され、電子印章11を取り出して利用できるように構成されていてもよい。電子印章11は、持ち去り防止用のチェーン等でケース10につなぎ止められているものとしてもよい。
スマートフォン100には、図示する各機能部が、構築されている。これらの機能部は、ハードウェア的に構成してもよいが、本実施例では、予めスマートフォン100にインストールされているオペレーティングシステムおよびブラウザによってソフトウェア的に構成されている。本実施例では、ユーザのスマートフォン100を携帯端末として利用しているが、デジタル御朱印システム専用の携帯端末を用意してもよい。また、携帯端末としては、スマートフォン100の他、携帯電話、タブレットなど多様なデバイスを利用可能である。
スマートフォン100の各機能部によって実現される機能は、次の通りである。
送受信部104は、ネットワークNEを介してサーバ200との送受信を行う。本実施例では、アプリケーションのサーバ200への識別パターンのアップロード、サーバ200からの画像等のダウンロードなどを行うものとした。
パターン認識部101は、電子印章11の印章面に形成された識別パターンを認識する。スマートフォン100の画面は、携帯端末が多点検出可能なマルチタッチタイプとなっており、識別パターンは、これによって認識可能な態様で形成されている。例えば、静電容量タイプの場合には、導電繊維などで識別パターンを形成することができる。認識した識別パターンは、ネットワークNEを介してサーバ200に送信される。
ブラウザ105は、ネットワークNEを介してサーバ200から提供されるインタフェース画面等を提示する。
コメント入力部102は、ブラウザ105を介してユーザが御朱印に関連づけて記憶させるコメントを入力する。コメントは、御朱印を受けた時点で入力するものとしてもよいし、後日、入力可能としてもよい。また、入力済みのコメントを編集可能としてもよい。
画像表示部103は、ブラウザ105による画面を、スマートフォン100のディスプレイに表示する。
サーバ20には、次の機能部が用意されている。本実施例では、各機能部は、コンピュータプログラムをインストールすることによりソフトウェア的に構築するものとしたが、それぞれハードウェアで実現してもよい。
ユーザデータベース210は、ユーザID、ユーザの氏名など、デジタル御朱印システムを利用するユーザの情報を管理するためのデータベースである。
履歴データベース211は、ユーザが御朱印を受けた履歴を、履歴データとして記憶するデータベースである。御朱印とは、厳密には寺院等で墨書された内容および押印された印影の総称であるが、本明細書では、電子印章を認識した記録を「御朱印」と称することもある。
御朱印データベース212には、予め各寺院等の御朱印に関するデータ(以下、「御朱印データ」と言う)が記憶されている。御朱印データの内容としては、寺院等を認識するための識別パターン、名称、所在地、画像データなどが挙げられる。また、寺院によっては、「四国八十八箇所」のように、巡礼すべき札所として、ひとまとまりのグループとしての総称が与えられている場合もあるため、こうした総称を記憶させてもよい。以下、本明細書では、この総称を、「巡礼」と表すこともある。
送受信部205は、ネットワークNEを介してスマートフォン100との送受信を行う。
印刷部206は、ユーザからの指示に従って、御朱印の印刷を実行する。
ユーザ管理部202は、新規ユーザの登録や、ユーザデータベース210の内容の編集など、ユーザの管理に必要な機能を提供する。
御朱印認識部201は、電子印章11が、どこの御朱印を表すものかを認識する。本実施例では、電子印章11の識別パターンの認識結果を、スマートフォン100から受け取り、これに基づいて御朱印データを検索し、いずれの寺院等に対応するものかを認識する。
履歴データ登録部203は、履歴データの履歴データベース211への入出力を管理する。履歴データ登録部203は、御朱印を受けた旨の情報を受け取ると、サーバ200が有する日付を取得し、御朱印と対応づけて履歴データに格納する。日付は、スマートフォン100から取得するようにしてもよいし、外部のサーバから取得するようにしてもよい。
インタフェース提供部204は、スマートフォン100のブラウザ105にインタフェースを表示するためのデータを生成する。インタフェースは、例えば、ユーザ登録、御朱印の登録、御朱印の表示、印刷の指定などの画面となる。
リコメンド部207は、ユーザが御朱印を受けた履歴を踏まえて、種々の基準に基づいて、次に訪問すべき寺院等を推奨する。例えば、ユーザの現在位置またはユーザが直近に参拝した寺院等から最も近いもの、ユーザが行っている巡礼に応じた寺院等などを推奨することができる。リコメンド部207は、併せて地図データや経路探索の機能を備え、推奨する寺院等の選択に活用したり、推奨する寺院等への経路案内を可能としてもよい。
図2は、電子印章を認識する方法を示す説明図である。本実施例では、電子印章11の印章面12に、円形のマーク13の配列によって各種の識別パターンが形成されている。マーク13の数は、スマートフォン100のディスプレイが認識可能なマルチタッチの点数に応じて設定すればよい。図の上方に、識別パターン12a〜12cを示した。このように円形のマークの配列が異なれば、異なる識別パターンを形成することになる。この識別パターンは、寺院等ごとに固有のものとされており、予め御朱印データとしてスマートフォンに記憶されているデータと対応づけられている。
このように識別パターンが形成された印章面12を有する電子印章11を、図示するようにスマートフォン100の上にかざすと、スマートフォン100は、マルチタッチディスプレイによって識別パターンを構成するマーク13の座標を認識することができる。サーバ200が、この座標を受け取ると、マーク13の相対的な位置に基づいて識別パターンを特定し、電子印章11がどこの寺院等についてのものかを認識することができる。
マーク13は、スマートフォン100における識別パターンの認識方法に応じて種々の態様で形成することができる。静電マルチタッチの場合には、例えば、導電繊維などでマーク13を構成してもよい。
また、スマートフォン100は、マルチタッチではなく、カメラ機能を利用して識別パターンを取得するようにしてもよい。この場合には、マーク13は、印章面12の凹凸によって表してもよいし、印章面12に描いてもよい。また、マーク13の色も併せて認識するようにすれば、同じ配列でも異なる配色によって異なる識別パターンと認識されるようになるから、識別パターンの豊富化を図ることができる。実施例では、マーク13として円形を示したが、その他の形状を用いても良い。また、マークに代えて、文字や寺院等の図柄、バーコード、2次元バーコードを用いるようにしてもよい。
さらに別の態様として、電子印章11において、識別パターンに代えて、または識別パターンと共に、ICタグ14を用いても良い。かかる態様では、図示するように電子印章11に、寺院等ごとに固有の識別情報を記憶させたICタグ14を内蔵しておく。電子印章11をスマートフォン100にかざしたとき、スマートフォン100が近距離通信によってICタグ14の識別情報を読みとることによって、電子印章11がどの寺院等のものかを認識することができる。ICタグ14を用いる場合には、電子印章11の印章面12を通常の印として用いることが可能となる利点がある。つまり、従来通りの御朱印を受けるのと同時に、電子的に御朱印を受けることもでき、よりリアリティの高いデジタル御朱印システムを提供することが可能となる。
図3は、履歴データおよび御朱印データの構造を示す説明図である。
履歴データは、履歴データベース211に記憶されており、ユーザごとに、御朱印を受けた履歴を記憶するものである。図示するとおり、履歴データには、ユーザの識別子であるユーザIDごとにレコードが構成されている。そして、氏名などユーザ自身に関する情報が記憶されるとともに、御朱印履歴[1]、御朱印履歴[2]のように御朱印を受けた履歴が記憶される。御朱印履歴のデータとしては、御朱印を受けた寺院等の識別子である寺院ID、御朱印を受けた年月日、およびコメントが記憶されている。さらに他の情報を記憶するようにしてもよい。
実施例では、ユーザ単位でレコードを構成する例を示したが、御朱印履歴単位でレコードを構成するようにしても構わない。
御朱印データは、御朱印データベース212に記憶されており、寺院等の情報を記憶するものである。図示する通り、御朱印データは、寺院等の識別子である寺院IDごとにレコードが構成されている。履歴データにおける御朱印履歴とは、この寺院IDによって関連づけられることになる。また、御朱印データには、識別パターン、名称、所在地、巡礼、画像データなどが記憶される。識別パターンは、図2で示した電子印章の識別パターンに対応するものである。こうすることにより、スマートフォン30が、電子印章の識別パターンを読み取ると、識別パターンを検索キーとして御朱印データを検索することで、寺院等を特定することができるのである。識別パターンを表す情報は、必ずしも画像で記憶しておく必要はなく、識別パターンに表れる種々の数値、例えばマーク同士の距離や角度を用いた所定の演算によって得られる数値、符号などで記憶するようにしてもよい。また、電子印章に、ICタグを用いる場合には、識別パターンに代えて、ICタグに記憶される識別情報を御朱印データに記憶しておくことになる。
画像データは、御朱印を表示するためのデータである。本実施例では、墨書と朱印とを重畳した状態の画像データを記憶するものとした。
図4は、御朱印登録処理のフローチャートである。ユーザがスマートフォン100に電子印章11をかざすことによって御朱印を受ける際の一連の処理を示したものである。この処理は、主としてサーバ200の御朱印認識部201、履歴データ登録部203などによって実行される処理となる。
御朱印登録処理は、ユーザがログインした状態で開始される。即ち、ユーザが、スマートフォン100のブラウザ105に、本システムへのアクセス用のURLを入力すると、サーバ200からログイン画面が提示される。ユーザが、ユーザID、パスワードなどの必要な情報を入力すると、サーバ200は、ユーザデータベース210を参照して、ユーザ認証を行う。ユーザ認証が完了すると、サーバ200は、メニュー画面を提示する。メニュー画面には、御朱印登録、御朱印表示、リコメンド、印刷などのメニューが表示される。
メニューにおいて、御朱印登録を選択すると、御朱印登録処理が開始されることになる。
処理を開始すると、スマートフォン100は、電子印章11の印章面の識別パターンを読み取り、サーバ200に送信する。サーバは、この識別パターンを受信し(ステップS10)、識別パターンに基づいて御朱印データを検索することにより、御朱印を認識する(ステップS11)。この処理によって、御朱印データに記憶された寺院IDが特定されることになる。
次に、サーバ200は、日付けを取得する(ステップS12)。日付けは、サーバ200の時計機能によって得られているものを用いてもよいし、スマートフォン100、または外部のサーバから取得してもよい。日付けには、時刻を含めてもよい。
そして、サーバ200は、認識結果に基づいて、スマートフォン100の画面に、御朱印の画像を表示させる(ステップS13)。表示に必要な画像データは、御朱印データベース212に格納されている。御朱印の画像に、取得した日時を重ねて表示してもよい。
次に、サーバ200は、スマートフォン100のインタフェース画面を通じて、ユーザからのコメントを入力する(ステップS14)。
こうして一連の情報を得ると、サーバ200は、これらを履歴データベース211に登録する(ステップS15)。本実施例では、図3に示した通り、日付、寺院ID、コメントを記憶するものとした。
図5は、御朱印表示処理のフローチャートである。履歴データに基づいて、受けた御朱印をスマートフォン100のディスプレイに表示させるための処理である。この処理は、主としてインタフェース提供部204等が実行する処理となる。ログインの後、メニュー画面において、御朱印表示を選択すると、御朱印表示処理が開始される。
処理を開始すると、スマートフォン100は、履歴データベース211に記憶された履歴データを読み込む(ステップS20)。
そして、履歴データに基づいてサムネイルを表示する(ステップS21)。図中に、表示の様子を例示した。図示するように、受けた御朱印の画像を小さく表示するのである。この表示は、履歴データに含まれる寺院IDに対応する画像データを御朱印データベース212から読み出し、それを配列して表示することによって実現できる。スマートフォン100のディスプレイに表示しきれない場合には、スクロール可能とすればよい。また、サムネイルの画像には、御朱印を受けた日付は重畳せずに表示してもよい。サムネイルの表示に代えて、御朱印を受けた寺院等の名称などをリスト形式で表示するものとしてもよい。
次に、サーバ200は、スマートフォン100を介してユーザの操作を受け付ける。ユーザがいずれかのサムネイルを選択した場合には(ステップS22)、そのサムネイルに対応する御朱印の画像を拡大表示する(ステップS23)。この際、御朱印の画像に、御朱印を受けた日付けを重畳して表示することが好ましい。また、余白に、コメントを併せて表示してもよい。この画面において、コメントの追加、編集などを可能としてもよい。
拡大表示が終わると、サーバ200は、再び、サムネイルを表示させる(ステップS21)。
サムネイルの表示画面において、ユーザが、終了を指示したときは(ステップS22)、スマートフォン30は、御朱印表示処理を終了する。
図6は、リコメンド処理のフローチャートである。履歴データに基づいて、次にユーザが参拝すべき寺院等を推奨する処理である。この処理は、主としてリコメンド部207が実行することになる。ログインの後、メニュー画面において、リコメンドを選択すると、リコメンド処理が開始される。
処理を開始すると、サーバ200は、履歴データベース211から履歴データを読み込む(ステップS30)。そして、ユーザによるリコメンド条件、即ち推奨する寺院を選択するための条件設定を受け付ける(ステップS31)。本実施例では、巡礼別、近い順、話題性などの条件を設定可能とした。「巡礼別」とは、例えば、四国八十八箇所のようにユーザが実行中の巡礼がある場合には、それに従った選択をするという指定である。リコメンド条件は、いずれか一つを選択するものとしてもよいし、複数の条件に優先度を付けて選択するものとしてもよい。例えば、「巡礼別、近い順、話題性」という優先度で指定した場合には、ユーザが実行中の巡礼に属する寺院等のうち、近いもの、さらに話題性が高いものの順に選択されることになる。
リコメンド条件は、予めユーザが設定しておくようにしてもよいし、リコメンド処理を実行する際に、ユーザの指定を受け付けるようにしてもよい。
こうしてリコメンド条件が設定されると、サーバ200は、それに従って、神社、寺院を選択する(ステップS32)。
そして、選択結果に応じてリコメンド表示を行う(ステップS33)。図中に表示例を示した。この例では、複数の寺院等が、「**寺、++寺」のようにリスト表示されている。ユーザがいずれかを選択すると、その寺院等の詳細な情報が表示されるようにしてもよい。表示形式は、種々の態様が可能であり、リスト形式に代えて、地図上に表示するようにしてもよい。
図7は、印刷処理のフローチャートである。この処理は、履歴データに基づいて、ユーザが受けた御朱印を印刷するための処理である。主としてサーバ200の印刷部206が実行する処理となる。ログインの後、メニュー画面において、印刷を選択すると、印刷処理が開始される。
処理を開始すると、サーバ200は、ユーザが受けている御朱印の一覧をスマートフォン100に表示させる(ステップS41)。この処理では、図5で説明した御朱印表示処理のサムネイル画面の表示(ステップS21)と同様の画面が表示されることになる。例えば、サーバ200からスマートフォン100に対して、サムネイルを表示する指示を送信し、スマートフォン100が御朱印表示処理のサムネイル画面の表示(図5のステップS21)と同様の処理によって一覧表示するようにしてもよい。
一覧表示を行うと、サーバ200は、ユーザによる印刷対象の選択指示を入力する(ステップS42)。スマートフォン100の画面上で選択した結果を受信するのである。ユーザが印刷を所望するサムネイルを個別に選択する他、全てを一括選択する方法、日付けや場所などの選択条件に基づいて選択する方法など、種々の選択方法を用意してもよい。
次に、サーバ200は、スマートフォン100から、出力方法の指示を入力する(ステップS43)。本実施例では、出力方法として、サーバ200側で印刷したものをユーザに郵送する方法、ユーザの所持するプリンタで印刷できるように印刷データをユーザに送信する方法、コンビニエンスストアなどの出力サービスを利用して印刷できるように受付番号などの必要な情報をユーザに送信する方法などから選択可能とした。
そして、サーバ200は、指定された印刷を実行する(ステップS44)。印刷データを、ユーザまたは出力サービスに送信する旨が指定されている場合には、それに従った処理を行うことになる。
以上で説明した実施1例のデジタル御朱印システムによれば、電子印章を用いることにより、御朱印を受けるリアリティを損ねることなく、電子的に御朱印を受け、管理等することができる。従って、御朱印帳の紛失、破損などのおそれを軽減することが可能となり、集印を楽しむことが可能となる。
実施例1では、サーバ200を本体とし、スマートフォン100を携帯端末とする本体/端末構成のシステムを示した。実施例2では、スマートフォンにおいて主要な処理を行う携帯端末構成について説明する。
図8は、実施例2におけるデジタル御朱印システムの構成を示す説明図である。実施例2のシステムは、スマートフォン30と、サーバ20とをネットワークNEで接続して構成される。
電子印章11は、実施例1と同様、寺院等に対して固有のものとしてスマートフォン30で認識可能に構成された印章である。また、実施例1と同様、施錠可能なケース10に収納するものとした。
実施例2では、ユーザは、ネットワークNEを介してサーバ20にアクセスし、スマートフォン30に、デジタル御朱印システム用のアプリケーションをダウンロードして利用する。スマートフォン30には、図示する各機能部が、アプリケーションのインストールによって構築される。これらの機能部は、予めハードウェア的に構成してもよい。また、本実施例では、ユーザのスマートフォン30を利用するが、デジタル御朱印システム専用の携帯端末を用意してもよい。
各機能部によって実現される機能は、次の通りである。
御朱印データ記憶部33には、予め各寺院等の御朱印に関するデータ(以下、「御朱印データ」と言う)が記憶されている。御朱印データの内容としては、寺院等を認識するための識別パターン、名称、所在地、画像データなどが挙げられる。また、寺院によっては、「四国八十八箇所」のように、巡礼すべき札所として、ひとまとまりのグループとしての総称が与えられている場合もあるため、こうした総称を記憶させてもよい。以下、本明細書では、この総称を、「巡礼」と表すこともある。
御朱印認識部31は、電子印章11が、どこの御朱印を表すものかを認識する。本実施例では、電子印章11の印章面に形成された識別パターンをカメラ機能で読み取り、御朱印データを検索して、いずれの寺院等に対応するものかを認識する。
履歴データ記憶部32は、御朱印認識部31による認識結果を、ユーザが御朱印を受けた履歴、即ち履歴データとして記憶する。御朱印とは、厳密には寺院等で墨書された内容および押印された印影の総称であるが、本明細書では、電子印章を認識した記録を「御朱印」と称することもある。
日付取得部35は、御朱印を受けた日付を取得する。スマートフォン30の時計機能で得られる日付を取得するようにしてもよいし、これとは別に外部のサーバから取得するようにしてもよい。得られた日付は、御朱印と対応づけて履歴データに格納される。
コメント入力部36は、ユーザが御朱印に関連づけて記憶させるコメントを入力する。コメントは、御朱印を受けた時点で入力するものとしてもよいし、後日、入力可能としてもよい。また、入力済みのコメントを編集可能としてもよい。
リコメンド部37は、ユーザが御朱印を受けた履歴を踏まえて、種々の基準に基づいて、次に訪問すべき寺院等を推奨する。例えば、ユーザの現在位置またはユーザが直近に参拝した寺院等から最も近いもの、ユーザが行っている巡礼に応じた寺院等などを推奨することができる。リコメンド部37は、併せて地図データや経路探索の機能を備え、推奨する寺院等の選択に活用したり、推奨する寺院等への経路案内を可能としてもよい。
画像表示部38は、ユーザが受けた御朱印をスマートフォン30のディスプレイに表示する。表示すべき画像のデータは、予め御朱印データ記憶部33に記憶されているものを用いる。御朱印の画像データに、御朱印を受けた日付の文字を重畳して表示するようにしてもよい。
送受信部34は、ネットワークNEを介してサーバ20との送受信を行う。本実施例では、アプリケーションのサーバ20からのダウンロード、履歴データのサーバ20へのアップロードなどを行うものとした。
サーバ20には、次の機能部が用意されている。本実施例では、各機能部は、コンピュータプログラムをインストールすることによりソフトウェア的に構築するものとしたが、それぞれハードウェアで実現してもよい。
印刷部21は、ユーザからの指示に従って、御朱印の印刷を実行する。
ユーザデータベース22は、ユーザID、ユーザの氏名など、デジタル御朱印システムを利用するユーザの情報を管理するためのデータベースである。
履歴データベース23は、ユーザが御朱印を受けた履歴を記憶するデータベースである。履歴データベース23の内容は、スマートフォン30の履歴データ記憶部32の内容と、適宜、同期される。
ユーザ管理部24は、新規ユーザの登録や、ユーザデータベース22の内容の編集など、ユーザの管理に必要な機能を提供する。
アプリケーション配信部25は、ユーザからのリクエストに応じて、スマートフォン30に対して、デジタル御朱印システム用のアプリケーションを送信する。
図9は、実施例2における御朱印登録処理のフローチャートである。ユーザがスマートフォン30に電子印章11をかざすことによって御朱印を受ける際の一連の処理を示したものである。この処理は、主としてスマートフォンの御朱印認識部31、日付取得部35、コメント入力部36によって実行される処理となる。
処理を開始すると、スマートフォン30は、電子印章の印章面の識別パターンを認識し(ステップS10)、識別パターンに基づいて御朱印データを検索することにより、御朱印を認識する(ステップS11)。この処理によって、御朱印データに記憶された寺院IDが特定されることになる。
次に、スマートフォン30は、日付けを取得する(ステップS12)。日付けは、スマートフォン30の時計機能によって得られているものを用いてもよいし、外部のサーバから取得してもよい。日付けには、時刻を含めてもよい。
また、スマートフォン30は、ユーザからのコメントを入力する(ステップS13)。
こうして一連の情報を得ると、スマートフォン30は、これらを履歴データに登録する(ステップS13)。本実施例では、図3に示した通り、日付、寺院ID、コメントを記憶するものとした。
また、スマートフォン30は、履歴データをサーバに同期する(ステップS14)。これによって、サーバ20の履歴データベース23の内容も更新されることになる。この処理は、スマートフォン30がネットワークNEに接続していない状況では、スキップしてもよい。また、御朱印登録処理とは別の処理として、ネットワークNEにスマートフォン30が接続された時点で実行するようにしてもよい。
サーバ20を用いずスマートフォン30のみのスタンドアロンシステムとして構成する場合には、サーバへの同期(ステップS14)は省略してもよい。
図10は、実施例2における御朱印表示処理のフローチャートである。履歴データに基づいて、受けた御朱印をスマートフォン30のディスプレイに表示させるための処理である。この処理は、主として画像表示部38が実行する処理となる。
処理を開始すると、スマートフォン30は、履歴データ記憶部32に記憶された履歴データを読み込む(ステップS20)。
そして、履歴データに基づいてサムネイルを表示する(ステップS21)。図中に、表示の様子を例示した。図示するように、受けた御朱印の画像を小さく表示するのである。この表示は、履歴データに含まれる寺院IDに対応する画像データを御朱印データ記憶部33から読み出し、それを配列して表示することによって実現できる。スマートフォン30のディスプレイに表示しきれない場合には、スクロール可能とすればよい。また、サムネイルの画像には、御朱印を受けた日付は重畳せずに表示してもよい。サムネイルの表示に代えて、御朱印を受けた寺院等の名称などをリスト形式で表示するものとしてもよい。
次に、スマートフォン30は、ユーザの操作を受け付ける。ユーザがいずれかのサムネイルを選択した場合には(ステップS22)、そのサムネイルに対応する御朱印の画像を拡大表示する(ステップS23)。この際、御朱印の画像に、御朱印を受けた日付けを重畳して表示することが好ましい。また、余白に、コメントを併せて表示してもよい。この画面において、コメントの追加、編集などを可能としてもよい。
拡大表示が終わると、スマートフォン30は、再び、サムネイルを表示する(ステップS21)。
サムネイルの表示画面において、ユーザが、終了を指示したときは(ステップS22)、スマートフォン30は、御朱印表示処理を終了する。
実施例2においても、実施例1と同様、リコメンド部37の機能により、ユーザへのリコメンドを行うことができる。
また、サーバ20の印刷部21を利用することにより、実施例1と同様、印刷を行うことができる。
以上で説明した実施例2のデジタル御朱印システムによれば、実施例1と同様、電子印章を用いることにより、御朱印を受けるリアリティを損ねることなく、電子的に御朱印を受け、管理等することができる。
実施例2で説明した種々の特徴は、必ずしも全てを備えている必要はなく、適宜、一部を省略したり組み合わせたりして構成してもよい。
例えば、実施例2では、サーバ20で履歴を管理する例を示したが、サーバ20を省略した構成も可能である。
また、本実施例においては、スマートフォン30にリコメンド部の機能を設けたが、この機能をサーバ20によって提供するようにしてもよい。
10…ケース
11…電子印章
20…サーバ
21…印刷部
22…ユーザデータベース
23…履歴データベース
24…ユーザ管理部
25…アプリケーション配信部
30…スマートフォン
31…御朱印認識部
32…履歴データ記憶部
33…御朱印データ記憶部
34…送受信部
35…日付取得部
36…コメント入力部
37…リコメンド部
38…画像表示部
100…スマートフォン
101…パターン認識部
102…コメント入力部
103…画像表示部
104…送受信部
105…ブラウザ
200…サーバ
201…御朱印認識部
202…ユーザ管理部
203…履歴データ登録部
204…インタフェース提供部
205…送受信部
206…印刷部
207…リコメンド部
210…ユーザデータベース
211…履歴データベース
212…御朱印データベース

Claims (15)

  1. 神社または寺院における御朱印を電子的に集印するデジタル御朱印システムであって、
    ユーザが使用するための携帯端末と、
    前記神社または寺院に設置され、前記携帯端末に前記御朱印を受けた情報を記憶させる電子印章と、
    前記携帯端末を介して前記電子印章を認識する御朱印認識部と、
    前記認識結果を履歴データとして記憶する履歴データ記憶部とを備えるデジタル御朱印システム。
  2. 請求項1記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記携帯端末は、前記ユーザが所有する携帯電話、スマートフォンまたはタブレットであるデジタル御朱印システム。
  3. 請求項1または2記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記電子印章は、前記御朱印と対応づけられた固有の識別パターンを形成したパターン面を有しており、
    前記デジタル御朱印システムは、前記御朱印を表す情報である御朱印データを前記識別パターンと対応づけて予め記憶する御朱印データ記憶部を有しており、
    前記御朱印認識部は、前記識別パターンを読み取って、前記御朱印データ記憶部を参照することにより、前記御朱印を認識するデジタル御朱印システム。
  4. 請求項1または2記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記電子印章は、前記御朱印と対応づけられた識別情報を発信する発信装置を内蔵しており、
    前記デジタル御朱印システムは、前記御朱印を表す情報である御朱印データを前記識別情報と対応づけて予め記憶する御朱印データ記憶部を有しており、
    前記御朱印認識部は、前記識別情報を受信して、前記御朱印データ記憶部を参照することにより、前記御朱印を認識するデジタル御朱印システム。
  5. 請求項4記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記電子印章は、紙に押印可能な印面を有しているデジタル御朱印システム。
  6. 請求項3〜5いずれか記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記御朱印データ記憶部は、前記御朱印データとして、前記御朱印を表す画像データを記憶するデジタル御朱印システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記御朱印を認識した日付けを取得する日付取得部を有し、
    前記履歴データ記憶部は、前記認識結果と関連づけて、前記日付けを記憶するデジタル御朱印システム。
  8. 請求項1〜7いずれか記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記ユーザからのコメントを入力するコメント入力部を有し、
    前記履歴データ記憶部は、前記認識結果と関連づけて、前記コメントを記憶するデジタル御朱印システム。
  9. 請求項1〜8いずれか記載のデジタル御朱印システムであって、
    該デジタル御朱印システムに対応した複数の御朱印のうち、前記履歴データ記憶部に記憶されていないものから、所定の規則に基づいて、前記ユーザに対して、次に参拝すべき神社または寺院を提示するリコメンド部を有するデジタル御朱印システム。
  10. 請求項9記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記所定の規則は、ユーザの現在位置またはユーザが直近に参拝した神社または寺院の位置から最も近い神社または寺院を選択するという規則であるデジタル御朱印システム。
  11. 請求項9記載のデジタル御朱印であって、
    前記神社または寺院は、巡礼に応じてグループ化されており、
    前記所定の規則は、ユーザが行っている巡礼に従って、神社または寺院を選択するという規則であるデジタル御朱印システム。
  12. 請求項1〜11いずれか記載のデジタル御朱印システムであって、
    さらに、前記履歴データ記憶部を参照して、認識された御朱印を印刷する印刷部を有するデジタル御朱印システム。
  13. 請求項1〜12いずれか記載のデジタル御朱印システムであって、
    さらに、前記携帯端末とネットワークで接続されたサーバを有し、
    該サーバは、前記履歴データ記憶部と同期して前記履歴データを記憶する履歴データベースを有するデジタル御朱印システム。
  14. 請求項1〜13いずれか記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記電子印章は、前記神社または寺院において、施錠された保管庫に保管されているデジタル御朱印システム。
  15. 請求項14記載のデジタル御朱印システムであって、
    前記保管庫は、所定額の金銭を投入することにより解錠可能であるデジタル御朱印システム。
JP2018001517U 2018-04-25 2018-04-25 デジタル御朱印システム Active JP3216989U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001517U JP3216989U (ja) 2018-04-25 2018-04-25 デジタル御朱印システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001517U JP3216989U (ja) 2018-04-25 2018-04-25 デジタル御朱印システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3216989U true JP3216989U (ja) 2018-07-05

Family

ID=62779220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001517U Active JP3216989U (ja) 2018-04-25 2018-04-25 デジタル御朱印システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3216989U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103309916B (zh) 位置关联信息的登记装置、登记系统以及登记显示系统
JP6387704B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、端末装置およびプログラム
JP2007213347A (ja) 資産管理システム、資産管理方法及び資産管理プログラム
JP5685877B2 (ja) サーバ装置、チケット情報表示プログラム、及び電子チケット提供方法等
US9824447B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
KR20110125967A (ko) 네일 아트 시스템.
JP2022125220A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
JP5623174B2 (ja) 撮影装置、ネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体、及び撮影装置の制御方法
JP4593873B2 (ja) 画像検索システム、端末装置、サーバ、および画像検索方法
WO2009020790A2 (en) Website exchange of personal information keyed to easily remembered non-alphanumeric symbols
JP3216989U (ja) デジタル御朱印システム
JP6340124B1 (ja) 写真作製システム、販売システム、写真作製装置及びプログラム
US20160217416A1 (en) Anthology and archiving platform and display system for collectibles, methods and uses thereof
JP3231108U (ja) デジタル御朱印システム
KR20000037013A (ko) 유/무선 네트워크 상에서 바코드 명함을 이용한 명함정보관리 방법 및 시스템
JP5512313B2 (ja) ネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体及びネットワークシステムの制御方法
JP6124858B2 (ja) コンテンツシステム、サーバ装置及びサーバ装置の動作方法
JP2007066157A (ja) サーバ、プログラム及び電子ペン用帳票
JP2015035130A (ja) 顔写真リスト作成システム、顔写真リスト作成プログラム及び顔写真リスト作成システム用サーバコンピュータ
JP6226831B2 (ja) 鍵の複製受注システム
JP2005202660A (ja) 人物検索システム
JP6167565B2 (ja) 端末装置及び個人情報転送方法
JP7416156B2 (ja) 広告作成支援装置、広告作成支援方法及びプログラム
JP2007293655A (ja) 文書処理装置、電子文書の出力処理方法、およびプログラム
JP3274289B2 (ja) 打ち忘れ修正機能を備えたタイムレコーダ

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3216989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250