JP3216753U - 切削液除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大部分のオイルミスト状の排気を予め捕集する切削液除去装置を提供する。【解決手段】切削液除去装置１２の内部にチャンバが形成され、前記切削液除去装置１２の両側にそれぞれ吸気口１６と排気口１８を備え、前記チャンバ内に複数の仕切板２０１〜２０４が設けられ、前記仕切板２０２〜２０４のうちの一部の仕切板２０１、２０３が前記チャンバ内に上部通路を形成し、前記一部の仕切板に隣接する、前記仕切板のうちの残りの仕切板が２０２、２０４前記チャンバ内に下部通路を形成し、前記切削液除去装置の底部に、複数のオイル排出孔２４１〜２４３が形成されたオイル排出溝２２が形成される。【選択図】図２
Description
本創作は、機械工作の分野に関するものであり、特に、オイルミストを捕集して回収するための切削液除去装置に関する。
一般的な旋盤、フライス盤またはボール盤などの大型工作機械による工作過程の多くでは、切削過程の放熱を補助し、切削後の表面の質を改善するために切削油を用いる必要がある。このため、業者は、工作機械にオイルミスト回収機を増設することで工作機械で発生したオイルミスト状の排気を回収して、オイルミストの作業環境の空気の質への影響を低減し、さらにオイルミスト中の粉塵を濾過処理した後、オイルミストが凝集した切削油を回収して再利用している。
オイルミスト回収機は、遠心ファンの風力によってオイルミストを機械内に吸入し、回収可能な切削油成分をフィルターで濾過した後、切削油がフィルターに沿って機械底部のオイル回収口まで流れ落ちたところを回収する。しかし、工作機械の切削作業で極めて大量のオイルミスト状の排気が排出されて、この大量のオイルミストの気流がオイルミスト回収機に取り込まれた場合、その全てを濾過して除去することはできず、除去されていないオイルミスト状の排気がオイルミスト回収機外に排出されて、作業環境の空気の質を悪化させることになり、かつ大量のオイルミストの気流がオイルミスト回収機のフィルターを通過するので、フィルターの濾過効果が大幅に低下するとともに、フィルターの寿命も短くなってしまう。
以上の問題に鑑みて、本創作では、オイルミスト回収機の先端に切削液除去装置を設置して大部分のオイルミスト状の排気を予め捕集しておき、捕集後の残りのオイルミスト状の排気の全てをオイルミスト回収機を介して濾過し除去することで、作業環境の空気の質が良好になり、かつ捕集後の残りのオイルミストがオイルミスト回収機のフィルターを通過するので極めて好ましい濾過効果が得られるとともに、フィルターの寿命も延ばすことが可能となる切削液除去装置を提供することを目的とする。
本創作の一つの態様では、切削液除去装置の内部にチャンバが形成され、前記切削液除去装置の両側にそれぞれ吸気口と排気口を備え、前記チャンバ内に複数の仕切板が設けられ、前記仕切板のうちの一部の仕切板が前記チャンバ内に上部通路を形成し、前記一部の仕切板に隣接する、前記仕切板のうちの残りの仕切板が前記チャンバ内に下部通路を形成し、前記切削液除去装置の底部に、複数のオイル排出孔が形成されたオイル排出溝が形成される切削液除去装置を提供する。
本創作の技術分野における通常の技術を有する者が本創作をより深く理解できるように、以下内容においては本創作の好ましい実施例を複数挙げ、図面とあわせて本創作の構成内容および達成しようとする効果を詳細に説明する。
一般的な大型工作機械では、切削過程の放熱を補助し、切削後の表面の質を改善するために切削油（例えば水溶性切削油）を用いるため、工作機械の切削作業ではオイルミスト状の排気が発生する。本創作の実施例では、工作機械に直列に組み付けた切削液除去装置およびオイルミスト回収機によって工作機械内のオイルミストガスを吸引して、工作機械で発生するオイルミスト状の排気を濾過、回収し、オイルミスト中の粉塵を濾過処理した後、オイルミストが凝集した切削液を回収し、再利用する。
図１は、本創作の切削液除去装置およびオイルミスト回収機を直列に組み付けた立体図であり、図２は、図1の切削液除去装置およびオイルミスト回収機の垂直方向断面図であり、図３は、本創作の切削液除去装置の水平方向断面図である。
図１〜図３では、切削液除去装置１２の内部にチャンバが形成され、切削液除去装置１２の両側にそれぞれ吸気口１６と排気口１８を備えている。切削液除去装置１２の排気口１８とオイルミスト回収機１０の吸気口が直列に組み付けられている。
切削液除去装置１２のチャンバ内に４枚の仕切板２０１、２０２、２０３、２０４を設置する。本実施例では説明のために４枚の仕切板を設置したが、これによって本創作が制限されることはなく、必要に応じていくつの仕切板を設置してもよい。仕切板２０１、２０３はチャンバの下方側の位置に設置して、チャンバ内の仕切板２０１、２０３上方に上部通路を形成し、仕切板２０１、２０３に隣接する残りの仕切板２０２、２０４はチャンバの上方側の位置に設置して、チャンバ内の仕切板２０２、２０４下方に下部通路を形成する。
切削液除去装置１２の底部にオイル排出溝２２を形成し、オイル排出溝２２に３つのオイル排出孔２４１、２４２、２４３を形成する。本実施例では説明のために３つのオイル排出孔を形成したが、これによって本創作が制限されることはなく、必要に応じていくつのオイル排出孔を設置してもよい。
切削液除去装置１２は、取り外し可能な上蓋１４を備える。切削液除去装置１２の内部（切削液除去装置１２の内壁、仕切板２０１、２０２、２０３、２０４、オイル排出溝２２およびオイル排出孔２４１、２４２、２４３を含む）を洗浄する際には、上蓋１４を取り外して洗浄液などを用いて切削液除去装置１２の内部を洗浄することができる。
工作機械において吸引したオイルミストガスは、切削液除去装置１２の吸気口１６から切削液除去装置１２のチャンバ内に入り、図２の矢印が示すように、チャンバ中のオイルミストガスはまず仕切板２０１上方の上部通路を流れるが、この流路において、オイルミストガスは切削液除去装置１２の内壁および仕切板２０１の表面に接触、粘着し、オイルミストガスが蓄積し続けて露の玉状の切削液になると、重力により切削液除去装置１２のオイル排出溝２２に落下する。
次いで、チャンバ内のオイルミストガスは、仕切板２０２下方の下部通路、仕切板２０３上方の上部通路、仕切板２０４下方の下部通路および切削液除去装置１２の排気口１８を経由して、オイルミスト回収機１０の吸気口に流入するが、この流路において、オイルミストガスは切削液除去装置１２の内壁、仕切板２０２、仕切板２０３および仕切板２０４の表面に接触、粘着し、オイルミストガスが蓄積し続けて露の玉状の切削液になると、重力により切削液除去装置１２のオイル排出溝２２に落下する。
切削液除去装置１２のオイル排出溝２２に落下した切削液は、オイル排出溝２２のオイル排出孔２４１、２４２、２４３に沿って切削液除去装置１２外に排出されて収集、回収される。
本実施例において、切削液除去装置１２のチャンバ内に設置された複数の仕切板２０１、２０２、２０３、２０４は約７５％のオイルミストガスを捕集することができるので、オイルミスト回収機１０内に流入する切削液のオイルミストガスを効果的に削減し、これによってオイルミスト回収機１０が切削液のオイルミストガスを完全に濾過し除去できるようになる。
本創作は、オイルミスト回収機の先端に切削液除去装置を設置して大部分のオイルミスト状の排気を予め捕集しておき、捕集後の残りのオイルミスト状の排気の全てをオイルミスト回収機を介して濾過し除去することで、作業環境の空気の質が良好になり、かつ捕集後の残りのオイルミストがオイルミスト回収機のフィルターを通過するので極めて好ましい濾過効果が得られるとともに、フィルターの寿命も延ばすことが可能となる切削液除去装置を提供するものである。
本創作について、好ましい具体例および図面による例を挙げて説明をしたが、本創作はこれに制限されるものでない。この技術に習熟する者がその形態や具体例の内容に対して行う種々修正、省略および変化は、本創作の請求項で主張する範囲を逸脱しない。
１０ オイルミスト回収機
１２ 切削液除去装置
１４ 上蓋
１６ 吸気口
１８ 排気口
２２ オイル排出溝
２０１ 仕切板
２０２ 仕切板
２０３ 仕切板
２０４ 仕切板
２４１ オイル排出孔
２４２ オイル排出孔
２４３ オイル排出孔
１２ 切削液除去装置
１４ 上蓋
１６ 吸気口
１８ 排気口
２２ オイル排出溝
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２４２ オイル排出孔
２４３ オイル排出孔
Claims (2)
- 切削液除去装置の内部にチャンバが形成され、前記切削液除去装置の両側にそれぞれ吸気口と排気口を備え、前記チャンバ内に複数の仕切板が設けられ、前記仕切板のうちの一部の仕切板が前記チャンバ内に上部通路を形成し、前記一部の仕切板に隣接する、前記仕切板のうちの残りの仕切板が前記チャンバ内に下部通路を形成し、前記切削液除去装置の底部に、複数のオイル排出孔が形成されたオイル排出溝が形成される切削液除去装置。
- 前記切削液除去装置が取り外し可能な上蓋を備える、請求項１に記載の切削液除去装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| TW107202945 | 2018-03-07 | ||
| TW107202945U TWM561567U (zh) | 2018-03-07 | 2018-03-07 | 切削液攔截裝置 |
Publications (1)
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ID=62623103
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|---|---|---|---|
| JP2018001261U Active JP3216753U (ja) | 2018-03-07 | 2018-04-05 | 切削液除去装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| TW (1) | TWM561567U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110181329A (zh) * | 2019-06-29 | 2019-08-30 | 南京奥灵克物联网科技有限公司 | 一种工件生产用废屑处理装置及其回收方法 |
| CN117182781A (zh) * | 2023-11-08 | 2023-12-08 | 湖南中大创远数控装备有限公司 | 一种便于油雾分离的内防护磨齿机 |
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2018
- 2018-03-07 TW TW107202945U patent/TWM561567U/zh unknown
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| CN117182781B (zh) * | 2023-11-08 | 2024-01-23 | 湖南中大创远数控装备有限公司 | 一种便于油雾分离的内防护磨齿机 |
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