JP3216498U - フラダンス演者用上腕着圧具 - Google Patents
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Abstract
【課題】フラダンス演者の衣装選択の幅を広げるとともに、上肢が露出された衣装を着用した場合でも、演技に集中できるようにするためのフラダンス演者用上腕着圧具を提供する。【解決手段】フラダンス演者用上腕着圧具1は、筒状で、伸縮性を有し、演者10の上肢11の肌の色と同一又は近似する色を有する被覆材2を備え、被覆材2によって、演者10の上肢11の少なくとも上腕12が着圧されることで、上腕12の弛みを抑える構成をとる。【選択図】図1
Description
本考案は、フラダンスの演者が着用するフラダンス演者用上腕着圧具に関するものである。
フラダンスでは、演者の上肢が露出した衣装が着用されている。一般に、二の腕と呼ばれる上腕の後側の部分(皮膚や肉)には、弛みが発生しやすく、この弛んだ部分はフラダンスを踊る際に揺れ、上肢が露出した衣装を着用した演者の上腕は、周囲の観客から認識されやすい。そのため、上腕の弛みが大きい演者は、周囲からの目を気にしながら踊らなければいけない。
一般に、比較的高年齢の演者や、体型がふくよかな演者の上腕の弛み度合いは大きく、これらの演者は、上肢が露出される衣装を避ける傾向がある。
一般に、比較的高年齢の演者や、体型がふくよかな演者の上腕の弛み度合いは大きく、これらの演者は、上肢が露出される衣装を避ける傾向がある。
従来、上腕の弛みを抑える衣類が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の袖付き衣類は、腋下近傍から腕後側を通り、肘上で腕前側へと斜行する帯状部を設け、この帯状部を他の部位よりも緊締力を強くし、上腕後側に生じる皮膚の弛みを抑えている。この袖付き衣類を採用した場合、胴体部と袖部とが縫合されて連結しているため、衣装の内側に着用するものが限定される。そうすると、着用する衣装のデザインやサイズによっては、胴体部が邪魔となり、不都合が生じる場合がある。
フラダンスの演者は、振り付けや音楽に合った衣装を着用することで、演技に対する気持ちや意識が昂ぶる。しかし、上述のように、上肢が露出されることを避ける演者も多く、その場合、衣装選択の幅が狭まってしまう。衣装選択の幅が狭まると、演者の演技への意識が低下することがある。また、上肢が露出される衣装を着用した場合でも、演技中に上腕の弛みが気になり、演技に集中できない場合も生じている。
そのため、フラダンスの演者が、上腕の弛みを気にすることなく演技できる衣装を選択できることが望ましい。
そのため、フラダンスの演者が、上腕の弛みを気にすることなく演技できる衣装を選択できることが望ましい。
そこで、本考案では、フラダンス演者の衣装選択の幅を広げるとともに、上肢が露出される衣装を着用した場合でも、演技に集中できるようにするためのフラダンス演者用上腕着圧具を提供することを目的とする。
本考案に係るフラダンス演者用上腕着圧具は、フランダンスを踊る演者が着用するものであって、筒状で伸縮性を有し、演者の上肢の肌の色と同一又は近似する色を有する被覆部を備え、被覆部によって、演者の上肢の少なくとも上腕が着圧されることで、上腕の弛みを抑えることを特徴とする。
本考案に係るフラダンス演者用上腕着圧具は、被覆部に留め部が設けられ、留め部によって、上腕からずれ落ちることを防止することを特徴とする。
本考案に係るフラダンス演者用上腕着圧具は、演者が着用した際、上肢の少なくとも上腕を着圧するため、上腕が締め付けられる。そうすると、上腕(特に、後側の皮膚や肉)の弛みが抑えられ、フラダンスの観客は、演者の上腕の弛みを認識しづらくなる。
また、このフラダンス演者用上腕着圧具の被覆部は、演者の上肢の肌の色と同一又は近似する色に着色されているため、周囲の観客は、演者がフラダンス演者用上腕着圧具を着用していることを認識しづらくなる。
そのため、演者は上腕の弛みを気にすることなく、上肢が露出される衣装を選択し、フラダンスを踊ることができるため、演技に対する意識が低下することを防止できると共に、演技中に上腕の弛みを気にすることなく演技に集中することができる。
また、このフラダンス演者用上腕着圧具の被覆部は、演者の上肢の肌の色と同一又は近似する色に着色されているため、周囲の観客は、演者がフラダンス演者用上腕着圧具を着用していることを認識しづらくなる。
そのため、演者は上腕の弛みを気にすることなく、上肢が露出される衣装を選択し、フラダンスを踊ることができるため、演技に対する意識が低下することを防止できると共に、演技中に上腕の弛みを気にすることなく演技に集中することができる。
本考案のフラダンス演者用上腕着圧具は、被覆部に留め部が設けられている。そのため、激しい動作を伴う演技を行った場合でも、フラダンス演者用上腕着圧具が、上腕から手先側にずれ落ちることを防止できる。
したがって、演者は、フラダンス演者用上腕着圧具のずれを気にせずに、安心して演技に集中することができる。
したがって、演者は、フラダンス演者用上腕着圧具のずれを気にせずに、安心して演技に集中することができる。
本実施形態に係るフラダンス演者用上腕着圧具を、図1から図3を参照し、説明する。
フラダンス演者用上腕着圧具1(以下、上腕着圧具1と記す)は、図1に示すように、フラダンス演者10の上肢11に着用され、上腕12を着圧するものである。
この上腕着圧具1は、図2に示すように、被覆部としての被覆材2と、この被覆材2に設けられた留め部としのゴム部3とを備えている。
フラダンス演者用上腕着圧具1(以下、上腕着圧具1と記す)は、図1に示すように、フラダンス演者10の上肢11に着用され、上腕12を着圧するものである。
この上腕着圧具1は、図2に示すように、被覆部としての被覆材2と、この被覆材2に設けられた留め部としのゴム部3とを備えている。
[被覆材2]
被覆材2は、円筒状に形成され、伸縮性を有している。被覆材2には、例えば、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ナイロン系繊維等を使用することができ、演者10の肌触りの良い素材で構成されていることが好ましい。
この被覆材2は、演者10の肌の色と同一又はそれに近似する色が着色されている。被覆材2は、例えば、肌色とすることができ、演者10の肌の色や衣装の色に合わせて、適宜変更することができる。
被覆材2は、メッシュ状の素材で構成されており、通気性が良い構造となっている。
被覆材2は、円筒状に形成され、伸縮性を有している。被覆材2には、例えば、ポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ナイロン系繊維等を使用することができ、演者10の肌触りの良い素材で構成されていることが好ましい。
この被覆材2は、演者10の肌の色と同一又はそれに近似する色が着色されている。被覆材2は、例えば、肌色とすることができ、演者10の肌の色や衣装の色に合わせて、適宜変更することができる。
被覆材2は、メッシュ状の素材で構成されており、通気性が良い構造となっている。
被覆材2の長さLは、少なくとも演者10の上腕12を覆うことができる長さに設計されている。この長さLは、10cmから40cmが好ましい。被覆材2の長さLを調節することで、上腕着圧具1の下端部が肘までのもの、手首までのもの、七分丈のものとすることができる。また、被覆材2の厚みは、0.5mmから2mmが好ましい。この厚みが大きすぎると、上腕着圧具1と上肢11との区別が明確となってしまう。被覆材2の肩側である上端の幅W1は、手先側である下端の幅W2よりも若干大きく設計されている。
なお、被覆材2は、繊度が10dtexから85dtex、着用圧が20hPaから65hPaであることが好ましい。
なお、被覆材2は、繊度が10dtexから85dtex、着用圧が20hPaから65hPaであることが好ましい。
[ゴム部材3]
ゴム部材3は、被覆材2の上端の周方向に設けられている。このゴム部材3には、上肢11に対して締め付ける力が被覆材2よりも大きいものを使用する。ゴム部材3は、被覆材2と同じ素材で構成されていても、別の素材から構成されていてもよい。
このゴム部材3は、被覆材2と同様に、演者10の肌の色と同一又はそれに近似する色が着色されている。ゴム部材3は、上腕着圧具1が、抵抗値が700gf以上となるようにも設けることが好ましい。
なお、ゴム部材3の設けられている位置は、被覆材2の上端のみに限定されず、上端及び下端の両側に設けることもできる。
ゴム部材3は、被覆材2の上端の周方向に設けられている。このゴム部材3には、上肢11に対して締め付ける力が被覆材2よりも大きいものを使用する。ゴム部材3は、被覆材2と同じ素材で構成されていても、別の素材から構成されていてもよい。
このゴム部材3は、被覆材2と同様に、演者10の肌の色と同一又はそれに近似する色が着色されている。ゴム部材3は、上腕着圧具1が、抵抗値が700gf以上となるようにも設けることが好ましい。
なお、ゴム部材3の設けられている位置は、被覆材2の上端のみに限定されず、上端及び下端の両側に設けることもできる。
次に、本実施形態に係る上腕着圧具1の作用効果について説明する。
本実施形態に係る上腕着圧具1を着用していない場合、図3(b)に示すように、上腕12に弛みが生じる。
一方、本実施形態に係る上腕着圧具1は、図3(a)に示すように、フラダンスを踊る演者10が着用した際、被覆材2が上肢11の少なくとも上腕12全体を被覆し、着圧する。そうすると、上腕12全体が締め付けられ、上腕12の弛みが抑えられ、この弛みが目立たなくなる。そうすると、演者10の上腕12の弛みが周囲の観客によって認識されづらくなる。したがって、フラダンスの演者10は、観客の目線を気にせずに演技をすることができる。
一方、本実施形態に係る上腕着圧具1は、図3(a)に示すように、フラダンスを踊る演者10が着用した際、被覆材2が上肢11の少なくとも上腕12全体を被覆し、着圧する。そうすると、上腕12全体が締め付けられ、上腕12の弛みが抑えられ、この弛みが目立たなくなる。そうすると、演者10の上腕12の弛みが周囲の観客によって認識されづらくなる。したがって、フラダンスの演者10は、観客の目線を気にせずに演技をすることができる。
また、被覆材2及びゴム部材3は、演者10の肌の色と同一又は近似する色が着色されているため、周囲の観客によって、上腕着圧具1が認識されづらい。そのため、フラダンスの演者10は、上腕12の弛みを気にすることなく、上肢11が露出された衣装を選択することができる。
さらに、本実施形態に係る上腕着圧具1は、被覆材2にゴム部材3が設けられているため、フラダンスの演者10が、激しい動作が伴う振り付けで演技を行った場合でも、上腕着圧具1が、上腕12から手先側にずれ落ちることを防止できる。
したがって、フラダンスの演者10は、上腕着圧具1のずれを気にせずに、演技に集中することができる。
したがって、フラダンスの演者10は、上腕着圧具1のずれを気にせずに、演技に集中することができる。
以上、本実施形態について説明したが、これ以外にも、本考案の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本実施形態では、ゴム部材3が被覆材2の上端の周囲に設けられているが、ゴム部材3は、上腕着圧具1が着用した位置からずれ落ちないようにする構成であればよい。
なお、上腕着圧具1は、上腕12からずり落ちなければ、ゴム部材3は形成されていなくてもよい。
本実施形態では、ゴム部材3が被覆材2の上端の周囲に設けられているが、ゴム部材3は、上腕着圧具1が着用した位置からずれ落ちないようにする構成であればよい。
なお、上腕着圧具1は、上腕12からずり落ちなければ、ゴム部材3は形成されていなくてもよい。
また、上腕着圧具1には、模様を付したり、飾りを備えることもできる。このような装飾を付すことで、上腕12の弛みを抑えることに加え、衣装の一部としても使用できる。
さらに、この上腕着圧具1は、上肢11の上腕12以外の部分も被覆する長さに調節することができるため、例えば、上肢11にあざや傷がある場合に、これらを隠すために使用することができる。
さらに、この上腕着圧具1は、上肢11の上腕12以外の部分も被覆する長さに調節することができるため、例えば、上肢11にあざや傷がある場合に、これらを隠すために使用することができる。
1 フラダンス演者用上腕着圧具(上腕着圧具)
2 被覆材(被覆部)
3 ゴム部材(留め部)
10 フラダンス演者(演者)
11 上肢
12 上腕
L 長さ
W1,W2 幅
2 被覆材(被覆部)
3 ゴム部材(留め部)
10 フラダンス演者(演者)
11 上肢
12 上腕
L 長さ
W1,W2 幅
Claims (2)
- フランダンスを踊る演者が着用するフラダンス演者用上腕着圧具であって、
筒状で、伸縮性を有し、前記演者の上肢の肌の色と同一又は近似する色を有する被覆部を備え、
前記被覆部によって、前記演者の上肢の少なくとも上腕が着圧されることで、前記上腕の弛みを抑える、
ことを特徴とするフラダンス演者用上腕着圧具。 - 前記被覆部に設けられた留め部を有し、
前記留め部によって、前記演者の前記上腕からずれ落ちることを防止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフラダンス演者用上腕着圧具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001050U JP3216498U (ja) | 2018-03-22 | 2018-03-22 | フラダンス演者用上腕着圧具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001050U JP3216498U (ja) | 2018-03-22 | 2018-03-22 | フラダンス演者用上腕着圧具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3216498U true JP3216498U (ja) | 2018-05-31 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018001050U Expired - Fee Related JP3216498U (ja) | 2018-03-22 | 2018-03-22 | フラダンス演者用上腕着圧具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3216498U (ja) |
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2018
- 2018-03-22 JP JP2018001050U patent/JP3216498U/ja not_active Expired - Fee Related
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