JP3216478U - ルーツブロワ - Google Patents
ルーツブロワ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3216478U JP3216478U JP2018001020U JP2018001020U JP3216478U JP 3216478 U JP3216478 U JP 3216478U JP 2018001020 U JP2018001020 U JP 2018001020U JP 2018001020 U JP2018001020 U JP 2018001020U JP 3216478 U JP3216478 U JP 3216478U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- roots
- rotor chamber
- opening
- root
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 239000004576 sand Substances 0.000 abstract description 9
- 238000005266 casting Methods 0.000 abstract description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 241001576541 Corydalis cava Species 0.000 description 1
- 229910001141 Ductile iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001060 Gray iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
【課題】ルーツロータの中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入して生じるトラブルや、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータの中空部に混入して生じるトラブルを防止できるルーツブロワを提供する。【解決手段】ルーツロータ30の中空部の開口を蓋体35で覆蓋する。中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入するのを防止できるとともに、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータ30の中空部に混入するのを防止できる。蓋体35はスナップリング36で開口に固定する。低コストで蓋体35を開口にしっかりと固定できる。【選択図】図3
Description
本考案はルーツブロワに関する。
ルーツブロワは一対の円弧面を有する長円形のロータ室を形成したケーシング及び周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブと、周面が凹円弧形を有し、各ローブから連続する谷部から成るルーツロータを一対備えている。各ルーツロータはそのローブの頂部がロータ室の円弧面と0.1〜0.5mm程度の微小間隙を保って回転するとともに、一方のルーツロータのローブの頂部と他方のルーツロータの谷部が最も接近したときにも略同じ微小間隙を保って両ルーツロータが互いに逆方向へ回転するようにロータ室に収められている。そして、一対のルーツロータを回転させると、ケーシングに設けた吸込口から空気がロータ室に吸引されるとともに、ロータ室に吸引された空気が圧縮されて吐出口から吐出される。
この種のルーツブロワでは、特許第3079217号公報や特開平8−61272号公報に開示されているように、ルーツロータの軽量化を図るためルーツロータを両端面が開口する中空構造に成形している。
ルーツロータをねずみ鋳鉄(FC200等)や球状黒鉛鋳鉄(FCD500等)の材質を用いて中空構造に鋳造した場合、中空構造の内部に鋳砂が残留するので、エアブローで清掃するが、鋳肌表面には微細な凹凸があるため鋳砂を完全に除去することはできない。
除去されずにルーツロータの中空部に残留している鋳砂がルーツブロワの運転時にケーシング内に飛散・混入すると、ルーツロータとロータ室の円弧面との間の微小間隙や一方のルーツロータのローブと他方のルーツロータの谷部との間の微小間隙に混入してルーツロータに干渉トラブルが発生するおそれが生じる。
また、ルーツブロワを食品、飼料等の空気輸送源に利用する場合、排気側で鋳砂が食品や飼料等に混入するトラブルを生じるおそれがあり、それを防止するためルーツブロワの吐出口に鋳砂を除去できるような微細なフィルターを設ける必要が生じ、コスト高となる。
ルーツブロワを脱水機の真空源に使用する場合、吸込口から空気とともに多量の水分がロータ室に吸引され、吸引された水分が中空構造のルーツロータの両端面の開口からルーツロータの中空部に混入する。その結果、ルーツロータの回転がアンバランスになり、異常振動が発生する。
また、ルーツロータ中空部に混入した水分が両端面の開口からルーツロータのシャフトを支持する軸受部に向けて勢いよく流出し、軸受部の潤滑油を洗い流してしまうため、軸受部の潤滑不良が生じ、異常振動の原因となる。
本考案はかかる問題点に鑑み、ルーツロータの中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入して生じるトラブルや、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータの中空部に混入して生じるトラブルを防止できるルーツブロワを提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、
一対の円弧面を有する長円形のロータ室と、ロータ室の中間面の一側に開口する吸込口と、他側に開口する吐出口を形成したケーシングと、
周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブと、周面が凹円弧形を有し、各ローブから連続する谷部から成るとともに、端面に開口する中空部を有する中空構造に成形したルーツロータを一対備え、
各ルーツロータのローブの頂部がロータ室の円弧面と所定の微小間隙を保って回転するとともに、一方のルーツロータのローブの頂部と他方のルーツロータの谷部が最も接近したときにも前記微小間隙と略同じ微小間隙を保って両ルーツロータが回転するように、両ルーツロータをロータ室に収め、
一対のルーツロータの回転に伴い吸込口から空気をロータ室に吸引するとともに、ロータ室に吸引された空気を圧縮して吐出口から吐出するように構成したルーツブロワであって、
前記中空部の開口の内周面にリング溝を形成し、
開口を覆蓋する蓋体を、リング溝にスナップリングを嵌めて開口に固定したことを特徴とする。
一対の円弧面を有する長円形のロータ室と、ロータ室の中間面の一側に開口する吸込口と、他側に開口する吐出口を形成したケーシングと、
周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブと、周面が凹円弧形を有し、各ローブから連続する谷部から成るとともに、端面に開口する中空部を有する中空構造に成形したルーツロータを一対備え、
各ルーツロータのローブの頂部がロータ室の円弧面と所定の微小間隙を保って回転するとともに、一方のルーツロータのローブの頂部と他方のルーツロータの谷部が最も接近したときにも前記微小間隙と略同じ微小間隙を保って両ルーツロータが回転するように、両ルーツロータをロータ室に収め、
一対のルーツロータの回転に伴い吸込口から空気をロータ室に吸引するとともに、ロータ室に吸引された空気を圧縮して吐出口から吐出するように構成したルーツブロワであって、
前記中空部の開口の内周面にリング溝を形成し、
開口を覆蓋する蓋体を、リング溝にスナップリングを嵌めて開口に固定したことを特徴とする。
本考案によれば、中空部の開口を蓋体で覆蓋するので、ルーツロータの中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入するのを防止できるとともに、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータの中空部に混入するのを防止できる。
しかして、蓋体はスナップリングで開口に固定するので、低コストで蓋体を開口にしっかりと固定できる。
しかして、蓋体はスナップリングで開口に固定するので、低コストで蓋体を開口にしっかりと固定できる。
以下に本考案を図面に基づき説明する。図1及び図2には本考案の一実施例に係る3葉ルーツブロワ10が示されている。当該ルーツブロワ10はケーシング20と一対の3葉式ルーツロータ30を備えている。
ケーシング20には、上下一対の円弧面21,22を有する長円形のロータ室23が形成されている。また、ケーシング20には、ロータ室23の中間面の一側に開口する吸込口24と他側に開口する吐出口25形成されている。
ケーシング20の側面には、ハウジング26,27が取り付けられている。各ルーツロータ30のシャフト31は、ハウジング26,27に設けた軸受32で回転可能に支持されている。一方のルーツロータ30のシャフト31はVプーリ33とVベルト(図示略)を介してモータ(図示略)で駆動される。また、一方のルーツロータ30のシャフト31はタイミングギヤ34を介して他方のルーツロータ30のシャフト31に連結され、両シャフト31が互いに逆方向へ一体回転する。
各ルーツロータ30は鋳鉄製の鋳造品で、周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブ30aと、周面が凹円弧形を有し、各ローブ30aから連続する谷部30bが成形されている。一対のルーツロータ30は、ローブ30aの頂部30cとロータ室23の円弧面21,22と0.1mm〜0.5mm程度の微小間隙Sを保って回転するとともに、一方のルーツロータ30のローブ30aの頂部30cと他方のルーツロータ30の谷部30bが最も接近したときにも略同じ微小間隙Sを保って回転するようにロータ室23に収納されている。
図2及び図4に示すように、各ルーツロータ30のローブ30aは両端面が開口30dする中空部30eを有する中空構造に成形され、軽量化が図られている。中空部30eの中間部は略扇型の断面形状を有し、両端面の開口30dは円形に形成されている。開口30dの内周面にはリング溝30fが形成され、開口30dに嵌め込まれた蓋体35で覆蓋されている。この蓋体35はリング溝30fに嵌め込まれたスナップリング36で開口30dに固定されている。
本実施例に係るルーツブロワ10の構造は以上の通りであって、モータ(図示略)で一対のルーツロータ30を回転させると、ロータ室23の吸込口24から空気がロータ室23に吸引されるとともに、ロータ室23に吸引された空気が圧縮されて吐出口25から吐出する。
本実施例に係るルーツブロア10によれば、ルーツロータ30の中空部30eの開口30dを蓋体35で覆蓋するので、中空部30eから鋳砂がロータ室23に飛散・混入するのを防止できるとともに、吸込口24からロータ室23に吸引された水分がルーツロータ30の中空部30eに混入するのを防止できる。
また、蓋体35はスナップリング36で開口30dに固定するので、低コストで蓋体35を開口30dにしっかりと固定できる。
また、蓋体35はスナップリング36で開口30dに固定するので、低コストで蓋体35を開口30dにしっかりと固定できる。
10…3葉ルーツブロワ
20…ケーシング
21,22…円弧面
23…ロータ室
24…吸込口
25…吐出口
30…ルーツロータ
30a…ローブ
30b…谷部
30c…頂部
30d…開口
30e…中空部
30f…リング溝
35…蓋体
36…スナップリング
S…微小間隙
20…ケーシング
21,22…円弧面
23…ロータ室
24…吸込口
25…吐出口
30…ルーツロータ
30a…ローブ
30b…谷部
30c…頂部
30d…開口
30e…中空部
30f…リング溝
35…蓋体
36…スナップリング
S…微小間隙
Claims (1)
- 一対の円弧面を有する長円形のロータ室と、ロータ室の中間面の一側に開口する吸込口と、他側に開口する吐出口を形成したケーシングと、
周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブと、周面が凹円弧形を有し、各ローブから連続する谷部から成るとともに、端面に開口する中空部を有する中空構造に成形したルーツロータを一対備え、
各ルーツロータのローブの頂部がロータ室の円弧面と所定の微小間隙を保って回転するとともに、一方のルーツロータのローブの頂部と他方のルーツロータの谷部が最も接近したときにも前記微小間隙と略同じ微小間隙を保って両ルーツロータが回転するように、両ルーツロータをロータ室に収め、
一対のルーツロータの回転に伴い吸込口から空気をロータ室に吸引するとともに、ロータ室に吸引された空気を圧縮して吐出口から吐出するように構成したルーツブロワであって、
前記中空部の開口の内周面にリング溝を形成し、
開口を覆蓋する蓋体を、リング溝にスナップリングを嵌めて開口に固定したことを特徴とするルーツブロワ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001020U JP3216478U (ja) | 2018-03-20 | 2018-03-20 | ルーツブロワ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001020U JP3216478U (ja) | 2018-03-20 | 2018-03-20 | ルーツブロワ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3216478U true JP3216478U (ja) | 2018-05-31 |
Family
ID=62238818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018001020U Active JP3216478U (ja) | 2018-03-20 | 2018-03-20 | ルーツブロワ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3216478U (ja) |
-
2018
- 2018-03-20 JP JP2018001020U patent/JP3216478U/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3643506B2 (ja) | バランス軸用ハウジング | |
JP4911790B2 (ja) | ルーツ式真空ポンプ | |
JP3216478U (ja) | ルーツブロワ | |
JP3216476U (ja) | ルーツブロワ | |
JP3685693B2 (ja) | バランス軸 | |
FR2655960A1 (fr) | Installation pour le traitement d'un produit en vrac munie d'un dispositif de depoussierage. | |
JP3225705U (ja) | ルーツ式ブロワ | |
JP4263323B2 (ja) | スクロール流体機械 | |
US2633208A (en) | Oil deflecting means | |
JP3708857B2 (ja) | バランス軸用ハウジング | |
JP5605942B2 (ja) | 排気ターボ過給機 | |
JP2011001899A (ja) | 歯車室の内圧緩和装置 | |
JP2019138150A (ja) | ルーツ式ブロワ | |
JP6053823B2 (ja) | 密閉型回転圧縮機 | |
JP2000088059A (ja) | バランサシャフトのハウジング構造 | |
JPH05164059A (ja) | トロコイド型オイルポンプ | |
CA2617515A1 (en) | Handheld dehider | |
JP2019127874A (ja) | ルーツ式真空ポンプ | |
JP3855371B2 (ja) | オイルポンプ | |
JP3260049B2 (ja) | スクロール形圧縮機 | |
JP3738122B2 (ja) | スクロール型圧縮機 | |
JP4281128B2 (ja) | スクロール形流体機械 | |
JP4347024B2 (ja) | エンジンのバランサ装置 | |
JP2526682Y2 (ja) | オイルポンプ装置 | |
CN218717498U (zh) | 双缸压缩机轴系、转子式双缸压缩机、空调器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3216478 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |