JP3216476U - ルーツブロワ - Google Patents

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伊藤 義展
義展 伊藤
加藤 雅美
雅美 加藤
竹田 昌史
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Abstract

【課題】ルーツロータの中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入して生じるトラブルや、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータの中空部に混入して生じるトラブルを防止できるルーツブロワを提供する。【解決手段】ルーツロータ30の中空部の開口を蓋体35で覆蓋する。中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入するのを防止できるとともに、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータ30の中空部に混入するのを防止できる。蓋体35は締りばめ、すなわち開口と蓋体35の間に締めしろのある嵌め合いで開口に固定する。開口から脱落し難く、かつ低コストで蓋体35を開口に固定できる。【選択図】図3

Description

本考案はルーツブロワに関する。
ルーツブロワは一対の円弧面を有する長円形のロータ室を形成したケーシング及び周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブと、周面が凹円弧形を有し、各ローブから連続する谷部から成るルーツロータを一対備えている。各ルーツロータはそのローブの頂部がロータ室の円弧面と0.1〜0.5mm程度の微小間隙を保って回転するとともに、一方のルーツロータのローブの頂部と他方のルーツロータの谷部が最も接近したときにも略同じ微小間隙を保って両ルーツロータが互いに逆方向へ回転するようにロータ室に収められている。そして、一対のルーツロータを回転させると、ケーシングに設けた吸込口から空気がロータ室に吸引されるとともに、ロータ室に吸引された空気が圧縮されて吐出口から吐出される。
この種のルーツブロワでは、特許第3079217号公報や特開平8−61272号公報に開示されているように、ルーツロータの軽量化を図るためルーツロータを両端面が開口する中空構造に成形している。
ルーツロータをねずみ鋳鉄(FC200等)や球状黒鉛鋳鉄(FCD500等)の材質を用いて中空構造に鋳造した場合、中空構造の内部に鋳砂が残留するので、エアブローで清掃するが、鋳肌表面には微細な凹凸があるため鋳砂を完全に除去することはできない。
除去されずにルーツロータの中空部に残留している鋳砂がルーツブロワの運転時にケーシング内に飛散・混入すると、ルーツロータとロータ室の円弧面との間の微小間隙や一方のルーツロータのローブと他方のルーツロータの谷部との間の微小間隙に混入してルーツロータに干渉トラブルが発生するおそれが生じる。
また、ルーツブロワを食品、飼料等の空気輸送源に利用する場合、排気側で鋳砂が食品や飼料等に混入するトラブルを生じるおそれがあり、それを防止するためルーツブロワの吐出口に鋳砂を除去できるような微細なフィルターを設ける必要が生じ、コスト高となる。
ルーツブロワを脱水機の真空源に使用する場合、吸込口から空気とともに多量の水分がロータ室に吸引され、吸引された水分が中空構造のルーツロータの両端面の開口からルーツロータの中空部に混入する。その結果、ルーツロータの回転がアンバランスになり、異常振動が発生する。
また、ルーツロータ中空部に混入した水分が両端面の開口からルーツロータのシャフトを支持する軸受部に向けて勢いよく流出し、軸受部の潤滑油を洗い流してしまうため、軸受部の潤滑不良が生じ、異常振動の原因となる。
特許第3079217号公報 特開平8−61272号公報
本考案はかかる問題点に鑑み、ルーツロータの中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入して生じるトラブルや、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータの中空部に混入して生じるトラブルを防止できるルーツブロワを提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、
一対の円弧面を有する長円形のロータ室と、ロータ室の中間面の一側に開口する吸込口と、他側に開口する吐出口を形成したケーシングと、
周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブと、周面が凹円弧形を有し、各ローブから連続する谷部から成るとともに、端面に開口する中空部を有する中空構造に成形したルーツロータを一対備え、
各ルーツロータのローブの頂部がロータ室の円弧面と所定の微小間隙を保って回転するとともに、一方のルーツロータのローブの頂部と他方のルーツロータの谷部が最も接近したときにも前記微小間隙と略同じ微小間隙を保って両ルーツロータが回転するように、両ルーツロータをロータ室に収め、
一対のルーツロータの回転に伴い吸込口から空気をロータ室に吸引するとともに、ロータ室に吸引された空気を圧縮して吐出口から吐出するように構成したルーツブロワであって、
前記中空部の開口を覆蓋する蓋体を締りばめで開口の端面に固定したことを特徴とする。
そして、好ましくは、ルーツロータを鋳鉄で鋳造し、前記開口にアルミ製の蓋体を締りばめで開口に固定する。
本考案によれば、ルーツロータの中空部の開口を蓋体で覆蓋するので、中空部から鋳砂がロータ室に飛散・混入するのを防止できるとともに、吸込口からロータ室に吸引された水分がルーツロータの中空部に混入するのを防止できる。
しかして、蓋体は締りばめ、すなわち開口と蓋体の間に締めしろのある嵌め合いで開口に固定するので、開口から脱落し難く、かつ低コストで蓋体を開口に固定できる。
とりわけ、アルミ製の蓋体は熱膨張率が鋳鉄製のルーツロータに比べ2倍程度と大きいので、ルーツブロワの運転に伴う発熱により嵌め合いがきつくなるため蓋体が開口から脱落し難い。
本考案の実施例に係る3葉ルーツブロワを示す正面断面図である。 図1の2−2線から切断した断面図である。 同3葉ルーツブロワのルーツロータを示す正面図である。 図3の4−4線から切断した側面図である。
以下に本考案を図面に基づき説明する。図1及び図2には本考案の一実施例に係る3葉ルーツブロワ10が示されている。当該ルーツブロワ10はケーシング20と一対の3葉式ルーツロータ30を備えている。
ケーシング20には、上下一対の円弧面21,22を有する長円形のロータ室23が形成されている。また、ケーシング20には、ロータ室23の中間面の一側に開口する吸込口24と他側に開口する吐出口25が形成されている。
ケーシング20の側面には、ハウジング26,27が取り付けられている。各ルーツロータ30のシャフト31は、ハウジング26,27に設けた軸受32で回転可能に支持されている。一方のルーツロータ30のシャフト31はVプーリ33とVベルト(図示略)を介してモータ(図示略)で駆動される。また、一方のルーツロータ30のシャフト31は、タイミングギヤ34を介して他方のルーツロータ30のシャフト31に連結され、両シャフト31が互いに逆方向へ一体回転する。
各ルーツロータ30は鋳鉄製の鋳造品で、周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブ30aと、周面が凹円弧形を有し、各ローブ30aから連続する谷部30bが成形されている。一対のルーツロータ30は、ローブ30aの頂部30cとロータ室23の円弧面21,22と0.1mm〜0.5mm程度の微小間隙Sを保って回転するとともに、一方のルーツロータ30のローブ30aの頂部30cと他方のルーツロータ30の谷部30bが最も接近したときにも略同じ微小間隙Sを保って回転するようにロータ室23に収納されている。
図2及び図4に示すように、各ルーツロータ30のローブ30aは両端面が開口30dする中空部30eを有する中空構造に成形され、軽量化が図られている。中空部30eの中間部は略扇型の断面形状を有し、両端面の開口30dは円形に形成されている。
そして、開口30dが円形の蓋体35で覆蓋されている。この蓋体35はアルミ製で、締りばめで開口30dに固定されている。
本実施例に係るルーツブロワ10の構造は以上の通りであって、モータ(図示略)で一対のルーツロータ30を回転させると、ロータ室23の吸込口24から空気がロータ室23に吸引されるとともに、ロータ室23に吸引された空気が圧縮されて吐出口25から吐出する。
しかして、本実施例に係るルーツブロワ10によれば、ルーツロータ30の中空部30eの開口30dを蓋体35で覆蓋するので、中空部30eから鋳砂がロータ室23に飛散・混入するのを防止できるとともに、吸込口24からロータ室23に吸引された水分がルーツロータ30の中空部30eに混入するのを防止できる。
蓋体35は締りばめ、すなわち開口30dと蓋体35の間に締めしろのある嵌め合いで開口30dに固定するので、開口30dから脱落し難く、かつ低コストで蓋体35を開口30dに固定できる。
とりわけ、アルミ製の蓋体35は熱膨張率が鋳鉄製のルーツロータ30に比べ2倍程度と大きいので、ルーツブロワ10の運転に伴う発熱により嵌め合いがきつくなるため蓋体35が開口30dから脱落し難い。
10…3葉ルーツブロワ
20…ケーシング
21,22…円弧面
23…ロータ室
24…吸込口
25…吐出口
30…ルーツロータ
30a…ローブ
30b…谷部
30c…頂部
30d…開口
30e…中空部
35…蓋体
S…微小間隙

Claims (2)

  1. 一対の円弧面を有する長円形のロータ室と、ロータ室の中間面の一側に開口する吸込口と、他側に開口する吐出口を形成したケーシングと、
    周面が凸円弧曲線を有する複数個のローブと、周面が凹円弧形を有し、各ローブから連続する谷部から成るとともに、端面に開口する中空部を有する中空構造に成形したルーツロータを一対備え、
    各ルーツロータのローブの頂部がロータ室の円弧面と所定の微小間隙を保って回転するとともに、一方のルーツロータのローブの頂部と他方のルーツロータの谷部が最も接近したときにも前記微小間隙と略同じ微小間隙を保って両ルーツロータが回転するように、両ルーツロータをロータ室に収め、
    一対のルーツロータの回転に伴い吸込口から空気をロータ室に吸引するとともに、ロータ室に吸引された空気を圧縮して吐出口から吐出するように構成したルーツブロワであって、
    前記中空部の開口を覆蓋する蓋体を締りばめで開口の端面に固定したことを特徴とするルーツブロワ。
  2. ルーツロータを鋳鉄で鋳造し、前記開口にアルミ製の蓋体を締りばめで開口に固定したことを特徴とする請求項1に記載のルーツブロワ。
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