JP3216415U - 携帯用イオン歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で電池交換にかかるコストが低く、かつブラッシング効果が高い携帯用イオン歯ブラシを提供する。【解決手段】本考案に係る携帯用イオン歯ブラシ100は、使用者が把持する把持部10と、把持部10から延出している導電性の支軸部20と、支軸部20によって支持され、ブラシ毛31が設けられたヘッド部30と、を含み、把持部10には、R03型の電池160が1つ収容され、支軸部20は、電池160の一方の電極162と電気的に接続可能であり、把持部10は、電池160の他方の電極164と電気的に接続された導電部120を有し、導電部120は、把持部10の外表面12の少なくとも一部を構成し、電池160の公称電圧は、2.5V未満であり、把持部10には、昇圧回路が収容されている。【選択図】図1

Description

本考案は、携帯用イオン歯ブラシに関する。
従来から、歯ブラシの把持部に電池を内蔵し、この把持部を把持する使用者の手を介して歯とブラシ毛との間に電流を流し、ブラッシング効果を向上させたイオン歯ブラシや電子歯ブラシ(以下、これらを総称して「イオン歯ブラシ」という)が提案されている。
例えば特許文献1には、1.5VのR03形の電池を内蔵したイオン歯ブラシでは、プラーク(歯垢)において、通電の有無では両者間に差は認められなかったことが記載されている。一方、特許文献2には、3.0Vのリチウム電池を内蔵したイオン歯ブラシでは、使用前後の歯垢付着状態において、有意差が認められたことが記載されている。したがって、歯垢除去効果等のブラッシング効果を得るには、3V程度の電圧が必要であるといえる。
村井正大、外14名、「歯周疾患に対するイオン導入電気歯刷子使用効果について」、日歯周誌、第27巻、3号、p.651−p.660 眞木吉信、外6名、「リチウム電池内蔵電子歯ブラシの歯口清掃効果」、歯科学報、Vol.93,No.5(1993)、p.561−p.574
上記のようなイオン歯ブラシにおいて、近年、携帯用としての開発が進められている。
しかしながら、3Vの電圧を得るために、R03形の電池を2つ用いると、歯ブラシが大型になってしまい、携帯用イオン歯ブラシとしては好ましくない。また、リチウム電池を用いると、電池交換にかかるコストが高くなってしまう。
本考案のいくつかの態様に係る目的の1つは、小型で電池交換にかかるコストが低く、かつブラッシング効果が高い携帯用イオン歯ブラシを提供することにある。
本考案に係る携帯用イオン歯ブラシの一態様は、
使用者が把持する把持部と、
前記把持部から延出している導電性の支軸部と、
前記支軸部によって支持され、ブラシ毛が設けられたヘッド部と、
を含み、
前記把持部には、R03型の電池が1つ収容され、
前記支軸部は、前記電池の一方の電極と電気的に接続可能であり、
前記把持部は、前記電池の他方の電極と電気的に接続された導電部を有し、
前記導電部は、前記把持部の外表面の少なくとも一部を構成し、
前記電池の公称電圧は、2.5V未満であり、
前記把持部には、昇圧回路が収容されていてもよい。
なお、本考案に係る記載では、「電気的に接続」という文言を、例えば、「特定の部材
(以下「A部材」という)に「電気的に接続」された他の特定の部材(以下「B部材」という)」などと用いている。本考案に係る記載では、この例のような場合に、A部材とB部材とが、直接接して電気的に接続されているような場合と、A部材とB部材とが、他の部材を介して電気的に接続されているような場合とが含まれるものとして、「電気的に接続」という文言を用いている。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記昇圧回路は、前記支軸部と前記導電部との間の電位差を3.0V以上にしてもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記把持部には、前記ヘッド部を振動させるモーターが収容されていてもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記モーターには、前記昇圧回路によって昇圧されていない電圧が印加されてもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記昇圧回路によって昇圧された電圧が印加されて発光する発光部を含んでもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記発光部は、青色LEDであってもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記ヘッド部を収容するキャップ部を含んでもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記キャップ部には、通気孔が設けられていてもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記携帯用イオン歯ブラシの長手方向の大きさは、20cm以下であってもよい。
前記携帯用イオン歯ブラシの一態様において、
前記把持部は、
前記支軸部が固定された絶縁部を有し、
前記絶縁部には、貫通孔が設けられ、
前記貫通孔には、前記他方の電極と電気的に接続された導電部材が設けられ、
前記導電部は、
前記導電部材と接し、前記絶縁部に固定された第1部分と、
前記第1部分と接し、前記絶縁部と係合して前記電池を覆う第2部分と、
を有し、
前記第1部分および前記第2部分は、互いに分離可能に構成されていてもよい。
本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す正面図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す側面図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す背面図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシを説明するためのブロック図。
以下、本考案の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本考案の必須構成要件であるとは限らない。
本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシ100について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシ100を模式的に示す正面図である。図2は、本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシ100を模式的に示す側面図である。図3は、本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシ100を模式的に示す背面図である。図4は、本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシ100を模式的に示す斜視図である。図5は、本実施形態に係る携帯用イオン歯ブラシ100を模式的に示す斜視図である。
なお、便宜上、図1〜図4では、携帯用イオン歯ブラシ100を簡略化して図示している。また、図1〜図5では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
携帯用イオン歯ブラシ100は、図1〜図5に示すように、例えば、把持部10と、支軸部20と、ヘッド部30と、キャップ部40と、を含む。なお、図1〜図3および図5では、キャップ部40を取り外した状態を示している。また、図4では、キャップ部40を装着した状態を示している。
把持部10は、使用者が把持する部分(持つ部分)である。把持部10は、長手方向を有する形状を有している。図示の例では、把持部10の長手方向は、Y軸方向である。把持部10は、外表面12を有している。
把持部10は、図5に示すように、例えば、第1絶縁部110と、導電部120と、第2絶縁部130と、を有している。導電部120は、第1部分122と、第2部分124と、を有している。
ここで、図6および図7は、携帯用イオン歯ブラシ100を模式的に示す分解斜視図である。図6は、第1絶縁部110から、導電部120の第2部分124および第2絶縁部130を取り外した状態を示している。図7は、さらに、第1絶縁部110から、導電部120の第1部分122、基部140、および電池160を取り外した状態を示している。また、図6および図7では、把持部10からヘッド部30を取り外した状態を図示している。なお、図6および図7では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
第1絶縁部110には、図6および図7に示すように、支軸部20が固定されている。第1絶縁部110は、支軸部20側とは反対側(図示の例では−Y軸方向側)が開口された空洞の形状を有している。第1絶縁部110内には、基部140が挿入される。第1絶縁部110の材質は、例えば、ABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymaer)樹脂である。
第1絶縁部110には、貫通孔111が設けられている。貫通孔111には、導電部材150が設けられている。貫通孔111には、導電部材150が挿入されている。携帯用
イオン歯ブラシ100は、例えば、導電部材150を含む。導電部材150の材質は、例えば、金属である。導電部材150は、例えば、ビス(ねじ)である。貫通孔111は、例えば、ネジ穴である。導電部材150は、電池160の第2電極164と電気的に接続されている。具体的には、導電部材150は、第2電極164と電気的に接続された配線4bと接している。
導電部120は、把持部10の外表面12の少なくとも一部を構成している。図示の例では、導電部120は、外表面12の一部を構成している。導電部120の材質は、例えば、ABS樹脂にニッケルめっき処理を施した樹脂めっきである。そのため、導電部120の材質が例えば金属である場合に比べて、低コストで容易い形成することができる。
導電部120の第1部分122は、第1絶縁部110に固定されている。第1部分122は、例えば、第1絶縁部110に接着されている。第1部分122は、導電部材150と接している。第1部分122は、導電部材150を介して、電池160の第2電極164と電気的に接続されている。図示の例では、第1部分122は、環状の形状を有し、第1部分122の内側に第1絶縁部110および導電部材150が位置している。
導電部120の第2部分124は、第1絶縁部110に係合されている。図示の例では、第2部分124は、環状の形状を有している。第1絶縁部110は、例えば第2部分124に挿入される被挿入部112を有している。被挿入部112は、第2部分124と係合する係合部113を有している。図示の例では、係合部113は、開口部である。第2部分124は、係合部113と係合する突起部(図示せず)を有している。第2部分124は、第1部分122と接している。第2部分124を、例えば、第1絶縁部110に対して、Y軸回りに回転させ−Y軸方向に移動させることにより、第1絶縁部110から第2部分124を取り外すことができる。
導電部120の第2部分124は、電池160を覆っている。具体的には、第2部分124は、電池160と離間して、電池160の一部を覆っている。図示の例では、第2部分124は、第1部分122の−Y軸方向側に設けられている。第1部分122および第2部分124は、互いに分離可能に構成されている。
第2絶縁部130は、導電部120の第2部分124に固定されている。図示の例では、第2絶縁部130は、第2部分124の−Y軸方向側に設けられている。第2絶縁部130は、例えば、+Y軸方向側が開口された空洞の形状を有している。第2絶縁部130内には、基部140が挿入される。第2絶縁部130の材質は、例えば、ABS樹脂である。
把持部10には、例えば、基部140、電池160、回路基板170、発光基板180、モーター190、電池端子2a,2b、および配線4a,4b,4cが収容されている。携帯用イオン歯ブラシ100は、例えば、基部140と、電池160と、回路基板170と、発光基板180と、モーター190と、電池端子2a,2bと、配線4a,4b,4cと、を含む。
ここで、図8および図9は、携帯用イオン歯ブラシ100を模式的に示す斜視図である。なお、便宜上、図8および図9では、把持部10、支軸部20、ヘッド部30、キャップ部40、係合部50、導電部材150の図示を省略している。また、図8および図9では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
基部140は、図6〜図9に示すように、例えば、Y軸方向に長手方向を有する部材である。基部140は、電池160が配置される電池配置部142と、回路基板170が配
置される回路基板配置部144と、発光基板180が配置される発光基板配置部146と、モーター190が配置されるモーター配置部148と、を有している。図示の例では、回路基板配置部144は、Z軸方向からみて、電池配置部142と発光基板配置部146との間に設けられている。基部140の材質は、例えば、ABS樹脂である。
電池160は、基部140の電池配置部142に設けられている。電池160は、把持部10に1つだけ収容されている。電池160は、IEC(International
Electrotechnical Commission)規格で、R03形の電池である。電池160は、日本の規格で、単4形の電池である。
電池160の公称電圧は、2.5V未満である。電池160の公称電圧は、例えば、1.5Vである。電池160は、例えば、アルカリ乾電池、マンガン乾電池などの乾電池である。電池160は、リチウム電池ではない。なお、「公称電圧」とは、電池を通常使用した場合に、両端子間で得られる電圧の目安である。
電池160は、図6に示すように、第1電極(一方の電極)162と、第2電極(他方の電極)164と、を有している。第1電極162は、例えば、マイナスの電極である。第2電極164は、例えば、プラスの電極である。図示の例では、第1電極162は、第2電極164よりも+Y軸方向側に位置している。
回路基板170は、図8に示すように、基部140の回路基板配置部144に設けられている。回路基板170は、Z軸方向からみて、電池160と発光基板180との間に設けられている。
回路基板170には、スイッチ172が設けられている。スイッチ172は、第1絶縁部110に設けられたボタン114が押されると(ON状態になると)、発光基板180に設けられた発光部182およびモーター190に、電池160からの電圧が印加されるように構成されている。さらに、スイッチ172は、ON状態になると、第1電極162と支軸部20とが電気的に接続されるように構成されている。さらに、スイッチ172は、ボタン114がもう1度押されると(OFF状態になると)、発光部182およびモーター190に電圧が印加されなくなるように構成されている。さらに、スイッチ172は、OFF状態になると、第1電極162と支軸部20との電気的接続が、解除されるように構成されている。
発光基板180は、基部140の発光基板配置部146に設けられている。発光基板180には、発光部182が設けられている。携帯用イオン歯ブラシ100は、発光部182を含む。第1絶縁部110には、窓部115が設けられている。窓部115は、例えば、Z軸方向からみて、発光部182と重なる位置に設けられている。窓部115は、例えば、第1絶縁部110に接着されている。窓部115は、発光部182からの光を透過する。これにより、使用者は、把持部10の外側から、発光部182からの光を視認することができる。発光部182は、例えば、青色LED(Light Emitting Diode)である。
モーター190は、基部140のモーター配置部148に設けられている。図示の例では、Z軸方向からみて、モーター190と発光基板配置部146とは、重なっている。これにより、例えば、携帯用イオン歯ブラシ100のY軸方向の大きさを小さくすることができる。モーター190は、ヘッド部30を振動させる。モーター190は、ヘッド部30を振動させることができれば、特に限定されないが、例えば、偏心モーターである。
ここで、図10は、携帯用イオン歯ブラシ100を説明するためのブロック図である。
回路基板170には、昇圧回路174が設けられている。携帯用イオン歯ブラシ100は、昇圧回路174を含む。昇圧回路174は、図示せぬ複数の電子部品を含んで構成されている。
昇圧回路174は、図10に示すように、電池160からの電圧を昇圧する。使用者Uが携帯用イオン歯ブラシ100を使用する際に、昇圧された電圧は、使用者Uに印加される。昇圧回路174は、支軸部20と導電部120との間の電位差(電圧)を、2.5V以上、好ましくは3V以上にする。
発光部182には、図10に示すように、昇圧回路174によって昇圧された電圧が印加される。一方、モーター190には、昇圧回路174によって昇圧されていない電圧が印加される。
基部140には、図8に示すように、電池端子2a,2bおよび配線4a,4b,4cが設けられている。電池端子2a,2bおよび配線4a,4b,4cの材質は、例えば、金属である。電池端子2aは、電池160の第1電極162と接する。電池端子2bは、電池160の第2電極164と接する。
配線4aは、電池端子2aと接し、電池端子2aと回路基板170とを接続している。配線4bは、回路基板170に設けられた昇圧回路174を介して、配線4aと電気的に接続されている。配線4bは、図7に示す導電部材150と接触する。配線4cは、図9に示すように、基部140に設けられている。配線4cは、スイッチ172がONの状態で、昇圧回路174を介して、支軸部20と電池端子2bとを電気的に接続する。配線4a,4b,4cと各部材とは、例えば、はんだによって接合されている。
図1に示すように、把持部10のヘッド部30と接続される側(図示の例では+Y軸方向側の端部)には、係合部50が設けられている。係合部50は、ヘッド部30の係合部37と係合可能である。係合部50は、係合部37と係合することができれば、その形状は特に限定されない。把持部10の厚さ(Z軸方向の大きさ)は、例えば、係合部50の厚さよりも大きい。
支軸部20は、把持部10から延出している。具体的には、支軸部20は、図1に示すように、把持部10の+Y軸方向側の端部から、ヘッド部30のブラシ部32近傍まで、延出している。支軸部20および把持部10は、例えば、インサート成形によって形成される。支軸部20は、例えば、棒状の形状である。
支軸部20は、導電性を有している。支軸部20は、配線4c、昇圧回路174、および電池端子2bを介して、第1電極162と電気的に接続可能である。具体的には、支軸部20は、スイッチ172がONの状態で、第1電極162と電気的に接続する。支軸部20の材質は、例えば、SUS(Steel Use Stainless)である。
ヘッド部30は、図1に示すように、支軸部20によって支持されている。ヘッド部30は、例えば、着脱可能に構成されている。ヘッド部30は、例えば、ブラシ毛31が設けられた(植毛された)ブラシ部32と、ブラシ部32から一体的にくびれて延出しているシャンク部33と、を有している。
ヘッド部30の、ブラシ毛31が植毛されている外表面34であって、ブラシ部32近傍の位置には、支軸部20の一部を露出する開口部35が設けられている。ヘッド部30の材質は、例えば、ABS樹脂、PP(polypropylene)樹脂などである。
シャンク部33には、支軸部20が挿入される支軸部挿入孔36が形成されている。支
軸部挿入孔36は、開口部35と連通している。シャンク部33の把持部10と接続される側(−Y軸方向側)には、把持部10に設けられた係合部50と係合する係合部37が設けられている。係合部37は、係合部50と係合することができれば、その形状は特に限定されない。
携帯用イオン歯ブラシ100では、導電部120に手を触れながら把持部10を把持し、ブラシ毛31によって歯をブラッシングすると、ブラシ毛31は、唾液等の液体によって濡れ、開口部35を含む液体の連なった経路を介して支軸部20と電気的に導通可能な状態となる。すなわち、開口部35は、液体を媒体として、ブラシ毛31と支軸部20とを電気的に導通可能にするための開口部である。これにより、電流は、第2電極164、電池端子2b、配線4a、昇圧回路174、配線4b、導電部材150、導電部120の第1部分122、導電部120の第2部分124、使用者の手、体、歯、ブラシ毛31、開口部35を含む液路、支軸部20、配線4c、昇圧回路174、電池端子2a、および第2電極164という経路で流れ、電位傾斜によって歯垢除去効果等のブラッシング効果を高めることができる。
キャップ部40は、ヘッド部30を収容する。図4に示す例では、把持部10の第1絶縁部110もキャップ部40に収容されている。図5に示す例では、キャップ部40は、係合部42を有し、第1絶縁部110は、係合部116を有し、係合部42および係合部116は、互いに係合される。係合部42は、例えば、複数設けられている。係合部116は、例えば、複数設けられている。係合部42および係合部116の形状は、互いに係合されることができれば、特に限定されない。
キャップ部40には、図4に示すように、通気孔44が設けられている。図示の例では、通気孔44は、キャップ部40のヘッド部30側の端部46に設けられている。通気孔44の数は、特に限定されないが、図示の例では、通気孔44は、6つ設けられている。
携帯用イオン歯ブラシ100は、長手方向を有する形状を有している。図示の例では、携帯用イオン歯ブラシ100の長手方向は、Y軸方向である。携帯用イオン歯ブラシ100のY軸方向の大きさL(図4参照)は、例えば、20cm以下であり、好ましくは18cm以下であり、より好ましくは13cm以上17cm以下である。携帯用イオン歯ブラシ100の長手方向は、例えば、携帯用イオン歯ブラシ100の+Y軸方向側の端と−Y軸方向側の端との間に距離である。
携帯用イオン歯ブラシ100は、例えば、以下の特徴を有する。
携帯用イオン歯ブラシ100では、把持部10には、R03型の電池160が1つ収容されている。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100は、R03型の電池が2つ収容されている場合や、R03型よりも大型な電池が収容されている場合に比べて、小型である。
さらに、携帯用イオン歯ブラシ100では、電池160の公称電圧は、2.5V未満である。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100の電池160は、例えば公称電圧が3Vであるリチウムイオン電池に比べて、コストが低い。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、電池交換にかかるコストが低い。
さらに、携帯用イオン歯ブラシ100では、把持部10には、昇圧回路174が収容されている。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、支軸部20と導電部120との間の電位差を2.5V以上にすることができ、ブラッシング効果が高い。
以上のように、携帯用イオン歯ブラシ100は、小型で電池交換にかかるコストが低く
、かつブラッシング効果が高い。
携帯用イオン歯ブラシ100では、昇圧回路174は、支軸部20と導電部120との間の電位差を3.0V以上にする。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、より高いブラッシング効果を有することができる。
携帯用イオン歯ブラシ100では、把持部10には、ヘッド部30を振動させるモーター190が収容されている。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、ヘッド部30が振動しない場合に比べて、ブラッシング効果を高めることができる。
携帯用イオン歯ブラシ100では、モーター190には、昇圧回路174によって昇圧されていない電圧が印加される。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、モーター190に過剰な電圧が印加されることを抑制することができ、例えば、モーター190の長寿命化を図ることができる。
携帯用イオン歯ブラシ100では、昇圧回路174によって昇圧された電圧が印加されて発光する発光部182を含む。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100の使用者は、昇圧回路174によって昇圧された電圧が使用者に印加されていることを、発光部182からの光によって視認することができる。
携帯用イオン歯ブラシ100では、発光部182は、青色LEDである。そのため、使用者は、戸惑うことなく、携帯用イオン歯ブラシ100を使用することができる。例えば発光部が赤色LEDの場合、赤色は注意色であるため、携帯用イオン歯ブラシの使用中に使用者が戸惑う場合がある。
携帯用イオン歯ブラシ100では、ヘッド部30を収容するキャップ部40を含む。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100は、携帯時にヘッド部30が汚れることを防止することができる。
携帯用イオン歯ブラシ100では、キャップ部40には、通気孔44が設けられている。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、キャップ部40を装着した状態でも、ヘッド部30の通気性を向上させることができる。これにより、携帯用イオン歯ブラシ100では、ヘッド部30に、カビや雑菌が繁殖することを防止することができる。
携帯用イオン歯ブラシ100では、携帯用イオン歯ブラシ100の長手方向の大きさLは、20cm以下である。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、長手方向の大きさLが20cmより大きい場合に比べて、小型であり、例えば、携帯用イオン歯ブラシ100を化粧ポーチに入れて携帯することができる。
携帯用イオン歯ブラシ100では、把持部10は、支軸部20が固定された第1絶縁部110を有し、第1絶縁部110には、貫通孔111が設けられ、貫通孔111には、第2電極164と電気的に接続された導電部材150が設けられ、導電部120は、導電部材150と接し、第1絶縁部110に固定された第1部分122と、第1部分122と接し、第1絶縁部110と係合して電池160を覆う第2部分124と、を有し、第1部分122および第2部分124は、互いに分離可能に構成されている。そのため、携帯用イオン歯ブラシ100では、第1部分122が第1絶縁部110に固定された状態で、第2部分124と第1絶縁部110との係合を解除することにより、第2部分124を第1絶縁部110から取り外して電池160を交換することができる。
例えば、導電部120が第1部分122および第2部分124を有さずに一体的に設け
られている場合には、導電部120を第1絶縁部110から取り外した際に、導電部材150が露出し、導電部材150に例えば絶縁性の異物が付着する可能性がある。そうすると、電池160を交換して、再度、導電部120を第1絶縁部110に装着した際に、導電部120が第2電極164と電気的に接続されない場合がある。
携帯用イオン歯ブラシ100では、上記のように、第1部分および第2部分124は、互いに分離可能に構成されているため、電池交換によって導電部120が第2電極164と電気的に接続されなくなることを抑制することができる。
なお、上記では、スイッチ172がOFF状態の場合では、支軸部20は、電池160の第1電極162と電気的に接続されていない例について説明したが、スイッチ172がOFF状態の場合でも支軸部20は、第1電極162と電気的に接続されていてもよい。そして、スイッチ172がON状態になると、昇圧回路174によって、例えば、支軸部20と導電部120との間の電位差が3.0Vになってもよい。
本考案は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本考案は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本考案は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本考案は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2a,2b…電池端子、4a,4b,4c…配線、10…把持部、12…外表面、20…支軸部、30…ヘッド部、31…ブラシ毛、32…ブラシ部、33…シャンク部、34…外表面、35…開口部、36…支軸部挿入孔、37…係合部、40…キャップ部、42…係合部、44…通気孔、46…端部、50…係合部、100…携帯用イオン歯ブラシ、110…第1絶縁部、111…貫通孔、112…被挿入部、113…係合部、114…ボタン、115…窓部、116…係合部、120…導電部、122…第1部分、124…第2部分、130…第2絶縁部、140…基部、142…電池配置部、144…回路基板配置部、146…発光基板配置部、148…モーター配置部、150…導電部材、160…電池、162…第1電極、164…第2電極、170…回路基板、172…スイッチ、174…昇圧回路、180…発光基板、182…発光部、190…モーター

Claims (10)

  1. 使用者が把持する把持部と、
    前記把持部から延出している導電性の支軸部と、
    前記支軸部によって支持され、ブラシ毛が設けられたヘッド部と、
    を含み、
    前記把持部には、R03型の電池が1つ収容され、
    前記支軸部は、前記電池の一方の電極と電気的に接続可能であり、
    前記把持部は、前記電池の他方の電極と電気的に接続された導電部を有し、
    前記導電部は、前記把持部の外表面の少なくとも一部を構成し、
    前記電池の公称電圧は、2.5V未満であり、
    前記把持部には、昇圧回路が収容されている、携帯用イオン歯ブラシ。
  2. 請求項1において、
    前記昇圧回路は、前記支軸部と前記導電部との間の電位差を3.0V以上にする、携帯用イオン歯ブラシ。
  3. 請求項1または2において、
    前記把持部には、前記ヘッド部を振動させるモーターが収容されている、携帯用イオン歯ブラシ。
  4. 請求項3において、
    前記モーターには、前記昇圧回路によって昇圧されていない電圧が印加される、携帯用イオン歯ブラシ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記昇圧回路によって昇圧された電圧が印加されて発光する発光部を含む、携帯用イオン歯ブラシ。
  6. 請求項5において、
    前記発光部は、青色LEDである、携帯用イオン歯ブラシ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、
    前記ヘッド部を収容するキャップ部を含む、携帯用イオン歯ブラシ。
  8. 請求項7において、
    前記キャップ部には、通気孔が設けられている、携帯用イオン歯ブラシ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、
    前記携帯用イオン歯ブラシの長手方向の大きさは、20cm以下である、携帯用イオン歯ブラシ。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項において、
    前記把持部は、
    前記支軸部が固定された絶縁部を有し、
    前記絶縁部には、貫通孔が設けられ、
    前記貫通孔には、前記他方の電極と電気的に接続された導電部材が設けられ、
    前記導電部は、
    前記導電部材と接し、前記絶縁部に固定された第1部分と、
    前記第1部分と接し、前記絶縁部と係合して前記電池を覆う第2部分と、
    を有し、
    前記第1部分および前記第2部分は、互いに分離可能に構成されている。携帯用イオン歯ブラシ。
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