JP3216255U - 溢流壁を備えた水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理水から上澄み水を完全に分離することができる溢流壁を備えた水処理装置を提供する。【解決手段】被処理水を攪拌するための攪拌槽12と、攪拌槽において攪拌された被処理水を沈殿処理するための1又は複数基の沈殿槽30、40とを備え、沈殿槽30、40の上部に、流入側から流出側まで延び、両側に開口がそれぞれ設けられた頂板34、44が取り付けられており、頂板34、44の両縁に垂直方向上方に延びた溢流壁36a、36b、46a、46bがそれぞれ取り付けられている。【選択図】図3

Description

本考案は一般に、水処理装置に関する。より詳細には、本考案は、溢流壁を備えた水処理装置に関する。
工場用水や建設工事などで発生する排水を処理する水処理装置として、種々の型式のものが知られており、本考案者の共同研究者も、新規な水処理装置を提案している(特許文献1)。
特許第5403606号公報
特許文献1に記載された水処理装置は、幸いにして好評をもって迎えられた。本考案は、この水処理装置を改良発展させたものであって、被処理水から上澄み水を完全に分離することができる溢流壁を備えた水処理装置を提供するものである。
本願請求項1に記載の、被処理水を攪拌するための攪拌槽と、前記攪拌槽において攪拌された被処理水を沈殿処理するための1又は複数基の沈殿槽とを備えた水処理装置は、前記沈殿槽の上部に、流入側から流出側まで延び、両側に開口がそれぞれ設けられた頂板が取り付けられており、前記頂板の両縁に垂直方向上方に延びた溢流壁がそれぞれ取り付けられていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の水処理装置は、前記請求項1の装置において、前記溢流壁が、三角形を規則的に並べた形状、又は台形を規則的に並べた形状を有することを特徴とするものである。
本発明の水処理装置によれば、溢流壁を設けたことにより、当該沈殿槽の最上層に位置する最もきれいな上澄み水のみを確実に次の槽に流入させることができるとともに、当該沈殿槽の水流を安定させ、流入口から当該沈殿槽に流入する未だ完全に分離していない濁水が次の槽に流出するのを防ぐことができる。
本考案の好ましい実施の形態に係る水処理装置の全体斜視図である。 図1の線2‐2に沿って見た断面図である。 図1の水処理装置において溢流壁のみを実線で示した斜視図である。 図2の平面図である。 溢流壁の形状を示した図である。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る水処理装置について詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る水処理装置の全体を示した斜視図、図2は、図1の線2‐2に沿って見た断面図である。図1において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る水処理装置は、攪拌槽12と、第1沈殿槽30と、第2沈殿槽40とを備えている。
攪拌槽12は、全体として箱型の形状に形作られており、平面的にほぼ中央の箇所に配置された攪拌装置14を有している。攪拌装置14は、垂直方向に延びたシャフト14aと、シャフト14aの下端に固定された攪拌用羽根14bと、シャフト14aを回転させるためのモータ14cとを有している。攪拌槽12には、攪拌装置14のモータ14cを覆うように配置され、下端がラッパ状に開放した円筒管16が設けられている。円筒管16の側壁には、多数の貫通孔16aが設けられている。
処理しようとする汚水や排水等(以下「被処理水」という)は、攪拌槽12に投入され、攪拌装置14を作動させると、攪拌用羽根14bの回転によって、被処理水が下方に差し向けられ、底壁に当たって被処理水が上昇し、円筒管16の各貫通孔16aから円筒管16内にそれぞれ吸い込まれるので、攪拌槽12内で下方から上方に向かって流れる水流が発生し、被処理水の攪拌が効率的に行われる。
攪拌槽12の側壁には、被処理水投入管18が配置されている。被処理水投入管18に隣接した攪拌槽12の内部には、被処理水投入路20が形成されている。被処理水投入路20は、被処理水投入管18と連通した被処理水投入口20aと、攪拌装置14の攪拌用羽根14bのほぼ側方に位置決めされた被処理水排出口20bとを有しており、被処理水投入口20aの位置する箇所と被処理水排出口20bの位置する箇所とを隔て、上端に連通部20c1が設けられた垂直隔壁20cによって、被処理水投入路20の内部が第1部分20dと第2部分20eとに分割されている(図2参照)。
第1沈殿槽30は、全体として箱型の形状を有し、下部分30aが逆円錐形状又は逆角錐形状に形作られている。攪拌槽12と第1沈殿槽30との間には、攪拌槽12と第1沈殿槽30とを連通させる連通路32が配置されている。連通路32は、攪拌槽12の第1沈殿槽30側の側壁に攪拌槽12の上部から垂直方向下方に延びるように配置された流入口32aと、第1沈殿槽30に配置された流出口32bとを有している。
第1沈殿槽30の上部には、図4に最も良く示されるように、攪拌槽12から第2沈殿槽40まで延び、両側に開口38a、38bが設けられた頂板34が取り付けられている。頂板34の両縁には、垂直方向上方に延びた鋸刃形状の溢流壁36a、36bがそれぞれ取り付けられている。
溢流壁36a、36bを設けることにより、第1沈殿槽30の最上層に位置する最もきれいな上澄み水のみが確実に次の槽(第2沈殿槽40)に流入するようにするとともに、第1沈殿槽30の水流を安定させ、流入口32aから第1沈殿槽30に流入する未だ完全に分離していない濁水が次の槽(第2沈殿槽40)に流出するのを防ぐことができる。
第2沈殿槽40も、第1沈殿槽30と同様に、全体として箱型の形状を有し、下部分40aが逆円錐形状又は逆角錐形状に形作られている。第1沈殿槽30と第2沈殿槽40との間には、第1沈殿槽30と第2沈殿槽40とを連通させる連通路42が配置されている。連通路42は、第1沈殿槽30の第2沈殿槽40側の側壁に第1沈殿槽30の上部から垂直方向下方に延びるように配置された流入口42aと、第2沈殿槽40に配置された流出口42bとを有している。
第2沈殿槽40の上部には、図4に最も良く示されるように、第1沈殿槽30から後述する排出口50まで延び、両側に開口48a、48bが設けられた頂板44が取り付けられている。頂板44の両縁には、垂直方向上方に延びた鋸刃形状の溢流壁46a、46bがそれぞれ取り付けられている。
溢流壁46a、46bを設けることにより、第2沈殿槽40の最上層に位置する最もきれいな上澄み水のみが確実に排出口50に至るようにすることができるとともに、第2沈殿槽40の水流を安定させ、流入口42aから第2沈殿槽40に流入する被処理水が十分に分離しないまま排出されるのを防ぐことができる。
第2沈殿槽40の第1沈殿槽30が位置する側と反対側の側壁には、本装置によって処理水を排出させるための排出口50が配置されている(図1参照)。
次に、以上のように構成された水処理装置10の作動について説明する。図2に示されるように、被処理水投入管18から攪拌槽12内に投入された被処理水は、被処理水投入口20aを通り、垂直隔壁20cを越流して被処理水投入路20の第2部分20eに落下する。
このようにして、水処理剤が混合された被処理水を、被処理水排出口20bを介して、攪拌槽12に投入し、攪拌装置14を作動させると、攪拌用羽根14bの回転によって、被処理水が下方に差し向けられ、底壁に当たって被処理水が上昇し、円筒管16の貫通孔16aから円筒管16内に吸い込まれるので、攪拌槽12内で下方から上方に向かって流れる水流が発生し、被処理水の攪拌が効率的に行われる。
攪拌槽12において十分に攪拌された被処理水は、連通路32を介して、第1沈殿槽30内に流入する。第1沈殿槽30内に流入した被処理水のうち濁水は沈殿し、第1沈殿槽30の上部に比較的清浄な被処理水が位置することとなる。そして、溢流壁36a、36bを設けたことにより、図3において矢印で示されるように、第1沈殿槽30の最上層に位置する最もきれいな上澄み水のみを、連通路42を介して、第2沈殿槽40に確実に流入させることができる。
次いで、被処理水は、連通路42を介して、第2沈殿槽40内に流入する。そして、溢流壁46a、46bを設けたことにより、図3において矢印で示されるように、第2沈殿槽40の最上層に位置する最もきれいな上澄み水のみを、排出させることができる。
このようにして沈殿処理された被処理水は、排出口50から装置外に排出される。
本考案は、以上の考案の実施の形態に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本考案の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、溢流壁36a、36b、46a、46bを、三角形を規則的に並べた形状(図5(a)参照)に形作ってもよいし、台形を規則的に並べた形状(図5(b)参照)にしてもよい。
また、前記実施の形態では、水処理装置10が1基の攪拌槽12と2基の沈殿槽30、40が結合したものとして示されているが、攪拌槽12と沈殿槽30、40を別体のものとして形成してもよい。また、沈殿槽30、40を別体のものとして形成してもよい。
さらに、前記実施の形態では、水処理装置10が1基の攪拌槽12と2基の沈殿槽30、40を有するものとして説明されているが、攪拌槽の基数が単一でも或いは3基以上でもよく、沈殿槽の基数も単一でも或いは3基以上でもよい。
10 水処理装置
12 攪拌槽
14 攪拌装置
16 円筒管
18 被処理水投入管
20 被処理水投入路
30 第1沈殿槽
32 連通路
34 頂板
36a、36b 溢流壁
38a、38b 開口
40 第2沈殿槽
42 連通路
44 頂板
46a、46b 溢流壁
48a、48b 開口
50 排出口

Claims (2)

  1. 被処理水を攪拌するための攪拌槽と、前記攪拌槽において攪拌された被処理水を沈殿処理するための1又は複数基の沈殿槽とを備えた水処理装置において、
    前記沈殿槽の上部に、流入側から流出側まで延び、両側に開口がそれぞれ設けられた頂板が取り付けられており、前記頂板の両縁に垂直方向上方に延びた溢流壁がそれぞれ取り付けられていることを特徴とする水処理装置。
  2. 前記溢流壁が、三角形を規則的に並べた形状、又は台形を規則的に並べた形状を有することを特徴とする請求項1に記載された水処理装置。
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