JP3215843U - フィンガーフード容器切出デザインシート - Google Patents

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清種 峯松
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道隆 渡慶次
道隆 渡慶次
利夫 日高
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株式会社 渡林
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Abstract

【課題】印刷用シート寸法の制約の中で、従来の包装容器の容積を変えることなく、コストダウンできるフィンガーフード容器切出デザインシートを提供する。【解決手段】原板切出線は、組上げられた状態で底となる部分の面積より、口となる部分の面積が大きくなるように構成され、側面となる部分の少なくとも一部が底となる部分の幅よりも幅広に底となる部分に直接又は間接に接続される側面となる部分のさらに側方に接続して配置され、原板は互いに略平行となるように配置され、隣接する原板どうしは、一の原板の底となる部分0101に隣接して他の原板の幅広部分0102が配置される。デザインシートの無駄をなくし、容器の取り数を最大化するデザインが実現される。【選択図】図1

Description

本考案は、フィンガーフード容器切出デザインシートに関する。
フィンガーフードは、指でつまんで簡単に食べられる料理の総称であり、一般的には、一口サイズのものを指す。薄く小さく切ったパンの上に魚や肉などをのせ、オードブルとして提供されるカナッペなどが代表とされるが、本考案では容器に収められ、コンビニエンスストアー(CVS)店内で、温められて販売される鳥の唐揚げその他一口サイズのスナックを呼ぶこととする。これはCVSの業界でカウンターFFと呼ばれるカウンターで販売されるファーストフードとほぼ同義である。
CVSは、CVS同士だけでなくスーパーマーケット、弁当販売店、コーヒーショップ他各種専門店等価格の安さを競う他の業態との価格競争を余儀なくされており、販売商品のコストダウンが必須となっている。フィンガーフードもその例外ではない。恒常的なコストダウンを行うためには、販売される商品自体はもちろんのこと、その包装容器に関しても、コストダウンの必要があり、常に値下げの工夫を余儀なくされている。また同時に顧客の目を引く斬新な容器のデザインも不可欠である。
包装容器自体は立体的なものであるが、通常印刷を施した平面の厚紙であるデザインシートを適切な形態に切り抜き、それを立体的に組み立てることにより作られる。この場合コストダウンは、印刷の色数を例えば一色に限ることにより、インク代を抑えることが主流となっているが、包装容器自体もさらなるコストダウンが求められている。
特に該当なし
箱等の包装容器を切り抜く前の厚紙の通常の印刷寸法は、印刷機の仕様や、使用する厚紙の寸法により、例えば900×680ミリメートルという制約がある。これまでは作業性等も影響し、面付けにより取り数を増やすことは難しかった。面付けとは、本考案では、フィンガーフード容器切抜デザインシート上に組立て用の原板を複数配置していくことをいう。
本考案は、上述のような問題点を鑑みたものである。即ち、本考案が解決すべき課題は、印刷寸法の制約の中で、第一にこれまで使われてきた包装容器の容積を変えることなく提供することであり、第二に取り数を増やすことでコストダウンのできる原板形状を提供することである。
本考案は、そのような課題を解決するため、従来の包装容器の容積を達成しつつ、同じ印刷寸法から、切出し容器の取り数を増やすことのできるフィンガーフード包装容器の原板デザインを提供することである。
具体的には、デザインシートの印刷寸法の制約の中で、すなわち印刷包装用紙の面積内で、容積を変えることなく、最多の取り数が可能となる原板形状を考案することにより、これまでよりも多い取り数を提供する
本考案では、従来8個取るのが標準だったデザインシートから、10個取れる原板形状案と12個取れる原板形状案の二つを考案している。
本考案により、従来の包装容器と同じ容積を達成しつつ、従来と同じ印刷寸法の用紙から、フィンガーフードの包装容器の取り数を従来の8個から10個または12個に増やして提供することが可能となる。
フィンガ―フード容器10個取り切出デザインシート フィンガーフード容器10個取りの1個の組立前の形状 フィンガーフード容器10個取りの1個の組立形状 フィンガーフード容器12個取り切出デザインシート フィンガーフード容器12個取りの1個の組立前の形状 フィンガーフード容器12個取りの1個の組立形状 フィンガーフード容器8個取り切出デザインシート フィンガーフード容器8個取りの1個の組立前の形状 フィンガーフード容器8個取りの1個の組立形状
以下に本考案の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、請求項3及び請求項4、実施例2は主に請求項2、請求項3及び請求項4に関するものである。なお、本考案はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<実施例1の概要>
本実施形態のデザインシートは、所定の切出線で切出した原板を、折り目で山折りあるいは谷折りをして組み立てることにより、フィンガーフード容器として安定した形状となるものである。実施例1は10個の原板を1デザインシートから取ることができる。
<実施例1の構成>
図2(0200)はデザインシートより切り出した10個取りの単体の、組立て前の形状を示している。ここでは10個取りの場合の原板構成を説明する。
<デザインシート>
フィンガーフード容器切出しデザインシートは、フィンガーフード容器の原板が切出し可能に面付けされたシートである。一枚のシートでできるだけ多く容器用原板が切出しできること、その容器の容積が従来のものと変わらないこと、組上げた容器のデザインが斬新であることなどが優れた原板形状の条件である。
<蓋>
蓋(図3:0301、図2:0201)は、開口部である容器の口(図3:0302)を上からふさぐことにより、フィンガーフードを移動する際、中身が容器からこぼれ落ちないようして容器を運びやすくするとともに、チリや埃、また虫などから内容物であるフィンガーフードを守る役目を果たしている。特にフィンガーフード単品での購入が予測される場合には、袋に入れないことも考えられるため、この蓋が重要な役割を果たす。なお販売場所での飲食が期待される場合は蓋無し容器も使われるが、顧客が移動を希望する場合は紙袋に入れることで蓋の代わりをしている。
図2の10個取りの単体の場合、蓋(0201)、側面(0202、0204、0205)、底(0203)の構成となる。
<側面>
側面(0202、0204、0205)は前記蓋同様に、内容物を保護する役割がある。本考案では従来の箱型の四角形ではなく、保温を考慮した底の形状に対応しつつ、側面は上から見ると六角形であり、持ち歩きやすいだけでなく、印刷が可能であり、顧客に商品の良さを伝えることができる従来より複雑な形状となっている。
<底>
底(図2:0203)はフィンガーフード容器自体を台等の上に置く際、安定的に自立し倒れにくい形状となっている。但し、フィンガーフードの特性である保温と油汚れを考慮し、底の外枠である側面の最下部以外は下の台等に触れないようになっている。(図3:0305)
<原板切出線>
図1(0100)は本実施形態の原板切出前デザインシートである。シートから展開状態の原板(図2)を切り出す際に使用する原板切出線(図2:0206)が記されている。これは原板の輪郭を指す。デザインシートより切出して組み立てる原板は、折曲線を有し、組み立てる容器には、蓋(図3:0301)、口(図3:0302)、側面(図3:0303)、底(図3:0304)が備わる。次に、この構成について説明する。
原板切出線(図2:0206)は原板の輪郭を表しており、これに沿い原板を切り出すことで同じ形状の原板をデザインシートから切り出せる。なお原板切出線は、原板がシート全体から切り出され、組上げられた状態で容器の底となる部分(図2:0203)の幅(図2:A)より、容器の口となる部分の幅(図2:B)がより長くなるように構成されている。また組上げられた状態で、側面(図2:0202、0204、0205)となる部分の少なくとも一部が、組上げられた状態で底となる部分(図2:0203)の幅(図2:A)よりも幅広に、底となる部分に直接又は間接に接続される側面となる部分のさらに側方(図2:0205)に接続して配置される。これにより、従来の容器(図9)の容積を保ったまま、口の部分(図3:0302)の面積を底の部分(図3:0304)の面積よりも広くでき、容器の底部に残る食物等を消費者が取り出しやすくしている。
<原板デザイン>
10個取りの原板デザインは従来の容器と同等の容積を持ちながら、中心線から傾斜する線を使い、デザインシート上により多くの原板が並ぶようにデザインされており、また容器として従来のものよりも変化に富む形状を実現し、消費者の興味を引くデザインとなっている。
図1にあるように、本考案のフィンガーフード容器切出デザインシートでは、原板が互いに略平行となるように配置(図1:a,b,c,d,e,f)される。さらに縦列の右列と左列が略平行である。そして隣接する原板同士は、一の原板の底(図1:0101)となる部分に隣接して他の原板の前記幅広部分(図1:0102)が配置される。上下に面付けされる口と底の大きさの異なる容器の原板を互い違いに配置することにより、シートを無駄なく使うことができる。
図1はフィンガーフード容器切出デザインシートの原板10個取りの配置を示している。一方図7(0700)は本考案と同容量の従来の8個取りフィンガーフード容器切出デザインシートを示している。図7が図1と比べて、原板どうしが整列して配置されていないだけでなく、デザインシートの中心から離れた部分にも利用できない部分が点在していることがわかる。したがって1枚のデザインシートからの原板の取り数が少ないだけでなく、切抜デザインシートの無駄が大きいことがわかる。
図7においてはデザインシートの利用面積を増やすため工夫して原板を配置しているが、縦列、横行の並びからところどころに広い未使用領域が存在し、取り数は8と少ない。図8(0800)は原板の構成であり、蓋(0801)、底(0803)となり、その他が側面(0802)となっている。
図3は12個取りの場合の単体の原図を組上げた状態を示している。図3(a)は蓋(0301)、口(0302)、側面(0303)、底(0304)という構成である。底(0304)が側面の最下部であることがわかる。この底を斜め下から見たのが図3(b)であり、側面が外枠として最下部となり、全体を支え、立てた状態で最下部にならない位置に底(0305)という構成がわかる。図3(c)は、蓋部(図3a:0301)が側面の切込み(0306)に差し込まれて閉じた状態であることを示している。
<折曲線>
図2はフィンガーフード容器切出デザインシートの容器10個取りの場合の1個の組立前の形状である。原板折曲線は、点線で表されるものであり、デザインシートから切り出した原板を山折りあるいは谷折りして容器となるよう組み立てるためのガイドとなる線である。
本考案のフィンガーフード容器切出デザインシートには、折曲線がミシン目又はエンボスによって作られる。折曲線とは、切り出された原板を組上げる際に利用されるガイドの役目を果たすものであり、この折曲線により複数の切出デザインを、折曲線がない場合と比較できないほど容易にかつ同じ形に素早く組み立てることができる。
なお、前記ミシン目は折り曲げやすいように、原板に入れた連続した小穴のことを指し、前記エンボスは型押しなどによりデザインシートを浮き上がらせたもののことを指す。これらは各図において点線で示される。
図3はフィンガーフード容器10個取りの場合の1個の組立形状であり蓋が開いた状態である。一方図9は本考案と同容量の従来のフィンガーフード容器8個取りの場合の1個の組立形状となり、蓋が開いた状態である。図9がサイコロに近い単純な面の組み合わせでできていることに対し、本考案は蓋、側面、底の形状や組み合わせが複雑であることがわかる。
なお図9は、蓋(0901)、口(0902)、側面(0903)、底(0904)という構成になっている。
本考案のフィンガーフード容器切出デザインシートの前記折曲線は、ミシン目又はエンスにより構成されているが、原板中心線から左右に傾斜して構成されている。従来の折曲線を図8で確認すると、従来の折曲げ線は例えば原板中心線に対しすべて水平または平行に構成されている。本考案の前記折曲線が原板中心線から左右に傾斜して構成されることにより、従来の傾斜していない場合に比べ、容器の組立形状が単なる直方体や立方体でなくなり、傾斜等変化のある複雑なものとすることができることに加え、デザインシートの有効使用が可能となる。
<実施例2の概要>
本実施形態のデザインシートは、所定の切出線で切出した原板を、折り目で山折りあるいは谷折りをして組み立てることにより、フィンガーフード容器として安定した形状となるものである。実施例2は実施例1の10個取りと場合と同様に、従来の8個取りと同容量の12個の原板を1デザインシートから取ることができる。
<実施例2の構成>
図5はデザインシートより切り出した12個取りの単体の、組立て前の形状を示している。次に12個取りの場合の原板構成を説明する。
<デザインシート>
実施例2のフィンガーフード容器切出しデザインシートは、実施例1同様、フィンガーフード容器の原板が切出し可能に面付けされたシートである。一枚のシートでできるだけ多く容器用原板が切出しできること、その容器の容積が従来のものと変わらないこと、各容器のデザインが複雑で斬新であることなどが優れた原板形状の条件である。
<蓋>
蓋(0501)は、開口部である容器の口(図6:0602)を上からふさぐことにより、フィンガーフードを移動する際、中身がこぼれ落ちないようして容器を運びやすくするとともに、チリや埃、また虫などから内容物であるフィンガーフードを守る役目を果たしている。特に単品での購入が予測される場合には、袋に入れないことも考えられるため、この蓋が重要な役割を果たす。その場での飲食が期待される場合は蓋無し容器もあるが、この場合でも顧客が移動を希望する場合は紙袋に入れることで蓋の代わりをしている。
図5の10個取りの単体の場合は、蓋(0501)、側面(0502、0504、0505)、底(0503)となる。
<側面>
前記側面(0502、0504、0505)は前記蓋同様に、内容物を保護する役割がある。本考案では従来の箱型の四角形ではなく、持ちやすさや印刷可能性に加え、顧客に商品の良さを伝えることができるよう形状としても曲線を生かし、特徴的な形状となっている。
<底>
底(0503)はフィンガーフード容器を台の上等に置いた際、安定的に自立し倒れない構造となっている。但し、フィンガーフードの特性である保温と油汚れを考慮し、底の外枠以外は下の台等に触れないようになっている。
<原板切出線>
図4(0400)は本実施形態の原板切出前デザインシートである。シートから展開状態の原板(図5:0500)を切り出す際に使用する原板切出線(図5:0506)が記されている。これは原板の輪郭を指す。デザインシートより切出して組み立てる原板は、折曲線を有し、組み立てる容器には、蓋(図6:0601)、口(図6:0602)、側面(図6:0603)、底(図6:0604)が備わる。次に、この構成について説明する。
原板切出線(図5:0506)は原板の輪郭を表しており、これに沿い原板を切り出すことで同じ形状の原板をデザインシートから切り出せる。なお原板切出線は、原板がシート全体から切り出され、組上げられた状態で容器の底となる部分(図2:0203)の幅(図5:A)より、容器の口となる部分の幅(図5:B)がより長くなるように構成されている。また組上げられた状態で、側面(図5:0502、0504、0505)となる部分の少なくとも一部が、組上げられた状態で底となる部分(図5:0503)の幅(図5:A)よりも幅広に、底となる部分に直接又は間接に接続される側面となる部分のさらに側方(図5:0505)に接続して配置される。これにより、従来の容器(図9)の容積を保ったまま、口の部分(図6:0602)の面積を底の部分(図6:0604)の面積よりも広くでき、容器の底部に残る食物等を消費者が取り出しやすくしている。
<原板デザイン>
12個取りの原板デザインは10個取りの原板デザイン同様に、従来の容器と同等の容積を持ちながら、中心線から斜めとなる線を使い、デザインシート上により多くの原板が並ぶようにデザインされており、また容器として従来のものよりも形状が変化に富み、消費者の興味を引くデザインとなっている。
図4にあるように、本考案のフィンガーフード容器切出デザインシートにおいては、原板は互いに略平行となるように配置(図4:a,b,c,d,e,f)される。さらに図4では縦列の右列と左列が略平行である。そして隣接する原板どうしは、10個取りの場合と異なり、一の原板の蓋(図4:0503)となる部分に隣接して他の原板の前記幅広部分(図5:0504)が配置される。前記10個取りの場合と幅広部分と蓋の位置の関係は違うものの、12個取りの場合でも、口と底の大きさの異なる原板をそれぞれ互い違いの配置ができるようにデザインされており、この結果、シートを無駄なく使うことができる。
図4はフィンガ―フード容器切出デザインシートの原板12個取りの配置を示している。一方図7は従来の8個取りフィンガーフード容器切出デザインシートを示している。図7が図4と比べて、原板どうしが縦横に整列しておらず、斜めに配置されているため、それぞれの間の空きが不均一であり、同時にデザインシートの中心から離れた部分にも利用できない部分が点在していることがわかる。したがって1枚のデザインシートからの原板の取り数が少ないだけでなく、切抜デザインシートの無駄が大きい。
図7においてはデザインシートの利用面積を増やすため工夫して原板を配置しているが、縦列、横行の並びからところどころに広い未使用領域が存在し、取り数は8と少ない。図8は原板であり、蓋(図8:0801)、底(図8:0803)となり、その他が側面(図8:0802)という構成となっている。
図6は12個取りの場合の単体の原図を容器に組上げた状態をしている。図6(a)は蓋(0601)、口(0602)、側面(0603)、底(0604)という構成である。10個取りの場合と同様、底が側面の最下部となる。底を斜め下から見たのが図6(b)であり側面が外枠として最下部となり、立てた状態で底(0605)がという構成も10個取りの場合と同様である。
<折曲線>
図6はフィンガーフード容器切出デザインシートの容器12個取りの場合の1個の組立前形状である。10個取り同様12個取りの場合の原板折曲線は、図面上点線で表されるものであり、デザインシートから切り出した原板を山折り谷折りして容器となるよう組み立てるガイドとなる線である。
本考案のフィンガーフード容器切出デザインシートには、折曲線がミシン目又はエンボスによって構成される。折曲線とは、切り出された原板を組上げる際に利用されるガイドの役目を果たすものである。この折曲線により複数の切出デザインを、折曲線がない場合と比較できないほど容易にかつ同じ形に素早く組み立てることができる。
10個取りの場合と同様、ミシン目は折り曲げやすいように、原板に示した連続した小穴のことであり、エンボスは型押しなどによりデザインシートを浮き上がらせたもののことを指す。これらは各図において点線で示される。
図6はフィンガーフード容器12個取りの場合の1個の組立形状であり蓋が開いた状態である。一方図9は従来のフィンガーフード容器8個取りの場合の1個の組立形状となり、蓋が開いた状態である。図9がサイコロに近い四角い面の組み合わせでできているのに対し、10個取りの場合と同様12個取りの場合も蓋(図6:0601)、側面(図6:0603)、底(図6:0604)の形状が複雑である。側面は原板中心線に対して傾斜する形状となっている。
本考案の12個取りの場合のフィンガーフード容器切出デザインシートの前記折曲線は、ミシン目又はエンボスにより構成されているが、10個取り同様に側面が原板中心線から左右に傾斜して構成されている。従来の折曲線を図8で確認すると、従来の折曲げ線は例えば原板中心線に対しすべて水平または平行に構成されている。前記折曲線が原板中心線から左右に傾斜して構成されることにより、従来の傾斜していない場合に比べ、容器の完成形状が単なる直方体や立方体でなくなり、傾斜等変化や丸みを帯びた前面など複雑なものとして、商品価値を高めることができることに加え、デザインシートの有効使用が可能となる。
デザインシート:0100、0400、0700
原板:0200、0500、0800
原板切出線:0206、0506、0800
蓋: 0103、0201、0301、0403、0501、0601、0703、0801、0901
底:0101、0203、0304、0305、0503、0604、0803、0904
側面:0202、0204、0205、0303、0502、0504.0505、0603、0802、0804、0805、0806、0903
折曲線:各図の点線

Claims (4)

  1. シートから切出すことで展開状態の原板を作り、これを組上げることで容器となるフィンガーフード容器の原板切出前の原板切出線を配置したフィンガーフード容器切出デザインシートであって、
    原板切出線は、組上げられた状態で底となる部分の面積より、組上げられた状態で口となる部分の面積がより大きくなるように構成されているとともに、
    このため組上げられた状態で側面となる部分の少なくとも一部が組上げられた状態で底となる部分の幅よりも幅広に底となる部分に直接又は間接に接続される側面となる部分のさらに側方に接続して配置され、
    原板は互いに略平行となるように配置されるとともに、隣接する原板どうしは、一の原板の底となる部分に隣接して他の原板の前記幅広部分が配置されるようにデザインされたフィンガーフード容器切出デザインシート。
  2. シートから切出すことで展開状態の原板を作り、これを組上げることで容器となるフィンガーフード容器の原板切出前の原板切出線を配置したフィンガーフード容器切出デザインシートであって、
    原板切出線は、組上げられた状態で底となる部分の面積より、組上げられた状態で口となる部分の面積がより大きくなるように構成されているとともに、
    このため組上げられた状態で側面となる部分の少なくとも一部が組上げられた状態で底となる部分の幅よりも幅広に底となる部分に直接又は間接に接続される側面となる部分のさらに側方に接続して配置され、
    組上げられた状態で底となる部分に直接又は間接に接続される前記側面と異なる他の側面にはさらなる側方への側面の一部の接続がないとともに、前記他の側面の開口を構成する縁部には、略同幅の蓋が接続して配置され、
    原板は互いに略平行となるように配置されるとともに、隣接する原板どうしは、一の原板の前記少なくとも一部を構成する部分に隣接して他の原板の前記蓋部分が配置されるようにデザインされたフィンガーフード容器切出デザインシート。
  3. 原板を組上げる際に利用される折曲線がミシン目又はエンボスによって構成されている請求項1又は請求項2に記載のフィンガーフート容器切出デザインシート。
  4. 前記折曲線は、原板中心線から左右に傾斜して構成されている請求項3に記載のフィンガーフード容器切出デザインシート。
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