JP3215805B2 - 管状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製造方法及び、装置 - Google Patents
管状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製造方法及び、装置Info
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Description
フランジ部を有する管または容器の製造方法及び装置に
関する。
場合、気密的に密閉された反応容器内にウェーハを載置
し、熱処理を行った後に、前記ウェーハを取り出すとい
う操作が行われるために、前記反応容器を取付基台に開
口部を気密的に接合及び、離間可能に構成する必要があ
り、通常は、前記反応容器の外周にフランジ部を設け、
該フランジ部と前記取付基台間で、密閉接離可能に構成
される。
するにあたって、板材を前記反応容器の開口部内径に合
わせて孔を穿設するとともに、必要寸法の外形に削設
し、ドーナッツ状に形成し、前記反応容器開口端に前記
ドーナッツ状のフランジ部を溶接し、その後、溶接によ
って形成される凹凸形状を削りとり、内径面及び外周面
の連結状態をなめらかに機械加工している。
ジ部を作成するために、多量の部分が削設のために不要
となるとともに、反応容器にフランジ部を溶接後は、両
者の接続部分が連続的になめらかになるように、削設す
る必要があり、材料を多く使うとともに、削設加工を多
く必要とし、工具の消耗が早く、また、加工工程が多
く、不経済であった。
78169号公報に開示されている技術が知られいる。
この技術は、図6に示すように、長さに沿って均一な断
面を有する透明石英ガラス管101の表面末端に、帯状
の石英ガラス部片103を巻き付けて、第1バーナー1
06及び第2バーナー107とにより、加熱溶接され製
造される。
術は、石英ガラス部片103は、第1バーナー106に
よって曲げやすくなるまで加熱され、石英ガラス管10
1が外周面方向に回転しながら、石英ガラス管101の
外周囲に沿って巻き付けられ、同時に石英ガラス部片1
03の下面が第2バーナー107によって加熱され、互
いに結合されるべき両面が溶融され、石英ガラス管10
1の表面に溶接される。
3の厚さ、バーナー温度、石英ガラス管101の回転速
度等が溶接状態に影響して、バーナーや前記回転速度等
を手動で調整しつつ溶接作業を行うには、高度の技術と
熟練が要求された。
高度の技術と熟練を必要としない、管状部分の外周にフ
ランジ部を有する管または容器の製造方法及び、装置の
提供を目的としたものである。又、本発明の他の目的
は、材料や加工が少なく、経済的な、管状部分の外周に
フランジ部を有する管または容器の製造方法及び装置を
提供することである。
状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製造
方法において、形成された管または容器の管状部分の外
周に、連続延設体の端面を当接し、該端面を含む前記連
続延設体の先端部分を加熱溶融させ、前記管状部分を管
状外周方向に回動させるとともに、前記管状部分に向か
って前記連続延設体に所定トルクを付与して前記連続延
設体を前記当接方向に送出させ、前記管状部分の回動中
に前記連続延設体の送出方向と交差する方向への変位を
検出し、該変位の量に応じて前記管状部分の回動速度を
可変することを特徴とする。
は前記管状部分の回動量を求め、前記連続延設体の送出
を停止するように構成することも本第1発明の有効な手
段である。
うに、形成された管または容器(石英ガラス管)1の管
状部分の外周に、例えば帯状の、連続延設体(石英ガラ
ス板)3の端面3aを当接し、該端面を含む前記連続延
設体の先端部分を加熱溶融させる。そして、前記管状部
分を管状外周方向に回動させるとともに、前記連続延設
体を前記当接方向に一定トルクで押しつけて送出させ、
加熱溶融する量と前記管状部分が受け取る量が等しい
と、すなわち、加熱溶融量に適合した前記管状部分の回
転速度であると、石英ガラス板3は前記連続延設体の送
出方向と交差する方向(矢印40、41)への変位は生
じない。
と、加熱溶融される量以上に石英ガラス板3が石英ガラ
ス管1の管状部分に引っ張られるので、溶融された石英
ガラスの粘性により上方に持ち上げられて石英ガラス板
3は矢印40方向に撓み、管状部分の回転が遅いと石英
ガラス板3を引きつける力が弱くなり、石英ガラス板3
は矢印41方向への変位が生じる。
前記管状部分の回動速度は所定範囲内に制御される。ま
た、前記連続延設体の所定送出量もしくは前記管状部分
の回動量を求め、前記連続延設体の送出を停止するよう
に構成した場合は、石英ガラス管1は回転を続けるが、
石英ガラス板3の供給が止まるので、溶融された部分が
溶融されない部分から切断分離する。よって、特別の切
断手段を設けなくても前記連続延設体の送出を停止する
だけで、切断することができる。
記連続延設体を重ね巻するように構成したり、又、前記
管状部分側に送出される連続延設体の溶融位置を調整可
能に設け、前記管状部分の回転回数に応じて、前記溶融
位置を移動するように構成することも本第1発明の有効
な手段である。
当接して、石英ガラス管1を複数回回転させると、石英
ガラス板3を重ね巻きすることができる。この際に、石
英ガラス板3を1巻するとフランジ外径がその板厚分増
加し、そのままの速度で石英ガラス管1を回転させる
と、そのときのフランジの外周の速度は増加しているた
めに、ガラス板3の溶融が不十分のままフランジ外周に
巻とられ、ガラス板3はガラス管1のフランジにより引
っ張られ図1上矢印40方向に変位する。
は、低く制御され、ガラス板3が巻かれる径の回動速度
を前回の速度と等しくするように制御される。
設体の溶融位置を調整可能に設け、前記管状部分の回転
回数に応じて、加熱手段による前記溶融位置を移動する
ことにより、フランジ径が増加しても加熱手段による連
続延設体端部の溶融箇所を同じになるように構成するこ
とが望ましい。
周にフランジ部を有する管または容器の製造装置におい
て、形成された管または容器(被加工物)を保持し、該
被加工物を、その外周方向に回動可能な被加工物取付移
動手段と、前記被加工物の管状部分の外周に、連続延設
体の端面が所定トルクを付与して当接するように送出さ
れる連続延設体の載置送出手段と、前記端面を含む前記
連続延設体の先端部分を加熱溶融させる加熱手段と、前
記連続延設体の送出方向と交差する方向への変位を検出
する延設体変位検出手段と、前記被加工物取付移動手段
の前記回動速度を制御する速度制御手段とを備え、前記
管状部分の回動中に生じる前記延設体変位検出手段の出
力に応じて前記被加工物取付移動手段の前記回動速度を
可変することを特徴とする。
記管状部分の回動量を求める演算手段と、前記載置送出
手段の送出動作を停止する停止手段とを備え、前記連続
延設体の送出量もしくは前記管状部分の回動量を求め、
前記連続延設体の送出を停止するように構成したり、ま
た、被加熱物の溶融位置を調整可能に加熱手段を設けて
構成することも本第2発明の有効な手段である。
1を保持し、該被加工物を、その外周方向に回動可能な
被加工物取付移動手段(石英ガラス管取付部)10と、
前記被加工物の管状部分の外周に、連続延設体の端面3
aが所定トルクを付与して当接するように送出される連
続延設体(石英ガラス板)3の載置送出手段(基台4、
送りローラ22)と、前記端面を含む前記連続延設体の
先端部分を加熱溶融させる加熱手段(第1バーナー6、
第2バーナー7、バーナー取付台5)と、前記連続延設
体の送出方向と交差する方向への変位を検出する延設体
変位検出手段(検出ローラ26、エンコーダ20)と、
前記被加工物取付移動手段の前記回動速度を制御する速
度制御手段(モータ制御回路)16とを備えている。
連続延設体の端面3aが所定トルクを付与して当接する
ように送出し、前記端面を含む前記連続延設体の先端部
分を加熱手段より加熱溶融させ、前記連続延設体の送出
方向と交差する方向(40、41方向)への変位を検出
する延設体変位検出手段(検出ローラ26、エンコーダ
20)により石英ガラス板の巻取り状態を検出している
ので、前記端面と前記被加工物の外周面との当接状態の
ズレを精度良く検出でき、加熱手段による溶融箇所がズ
レて溶融状態の変化を精度良く補正することができ良好
なフランジ部を形成することができる。
記管状部分の回動量を求める演算手段と、前記載置送出
手段の送出動作を停止する停止手段とを備え、前記連続
延設体の送出量もしくは前記管状部分の回動量を求め、
前記連続延設体の送出を停止するように構成した場合
は、ガラス板3の送出を停止することで、自動的にガラ
ス板3を切断でき、その際に、被加熱物の溶融位置を調
整可能に加熱手段を設けることにより、ガラス板3の所
定量送出によりガラス板3の停止に同期して加熱手段を
ガラス管1から離間する方向に移動させることができる
ので、形成されたフランジ部の外径から十分離間した位
置にガラス板の端面を停止して切断することができ、加
熱手段の加熱停止が遅れてガラス板端面が溶融してフラ
ンジ部の外周面に垂れて、該外周面を汚すことがない。
熱手段を設けて構成することにより、ガラス板3をガラ
ス管1に重ねて巻くことができ、所望の幅のフランジ部
を形成することができるとともに、その際に、被加工物
取付移動手段に保持された被加工物の回転回数に応じ
て、前記溶融位置を移動することによりフランジ径が増
加しても加熱手段による連続延設体端部の溶融箇所を同
じくすることができ、良好なフランジ部を形成すること
ができる。
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実
施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形
状、その相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎり
は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単
なる説明例にすぎない。
構成図である。同図において、RAM53と、制御プロ
グラムが記憶されたROM54とが接続されたCPU5
2は、インターフェイス回路51を介して、各機構を制
御する制御回路50に接続されている。スタート信号5
5の入来により駆動制御が開始される制御回路50は、
図1の図面と垂直方向の石英ガラス1の開口端面位置を
検出するセンサ11の受光部11bからの信号と、石英
ガラス板3の送り量を検出するエンコーダ19からの信
号を入力するように構成されている。また、石英ガラス
板3の上面には、変位検出ローラ26が接触配置され、
該ローラ26の、矢印40もしくは41方向への変位は
扇形ギア板20a及び検出ギア20bからなるエンコー
ダ20に伝達され、該エンコーダ20から制御回路50
に信号が伝達されるように構成されている。
PU52に該信号を送出するとともに、CPU52から
の演算信号を受け出力を送出するよう構成される。以下
に、制御回路50の出力信号により駆動する各機構部分
を説明する。石英ガラス管駆動制御装置(以下、駆動制
御装置)9は、外周面にフランジ部を溶接する石英ガラ
ス管1をチャック8によって保持する石英ガラス管取付
部10と、石英ガラス管1をその軸心方向に進退させる
制御手段15を有したモータ12と、石英ガラス管1を
外周面方向に回転速度を制御する制御手段16を有する
モータ13と、石英ガラス管1の開口端面の軸心方向の
位置を検出するために、受光部11b及び発光部11a
を有する前記センサ11が備えられている。
0の指令信号によりモータ12を駆動し、センサ11の
受光部11bの信号により制御回路50の停止信号を受
けてモータ12を停止するようにモータ12を制御す
る。モータ13の制御手段16は、制御回路50の指令
信号によりモータ13を駆動し、石英ガラス管1を回転
制御するように構成されている。
状の石英ガラス板3の断面が適宜押圧力Fで押圧可能に
配置されている。すなわち、前記石英ガラス板3の先端
は、初期状態においては、楔状に上面から傾斜して、ほ
ぼ2×30mmの断面積を有する端面3aがガラス管1
の外周に300〜400gの押圧力Fで押圧される。そ
して、動作中は10×30mmの断面に対して前記押圧
力Fで石英ガラス管1の外周面に押圧される。尚、前記
押圧力Fは350gが望ましい。
びエンコーダ19により石英ガラス板3の送り量を検出
する送り量検出ローラ21上に載置されるとともに、エ
アシリンダ32及び33の駆動により所定距離離間して
配置されたそれぞれ一対の規制ローラ28、28及び2
9、29を駆動し、該規制ローラによって帯状に延設さ
れた両側面を挟んで位置規制されている。
ンダ34を駆動して押圧ローラ23により上方から石英
ガラス板3を押圧して、送りローラ22による石英ガラ
ス板3の送出と、送り量検出ローラ21の検出状態を良
好に確保している。また、制御回路50から信号が制御
手段17に伝達され、モータ14の回転速度を制御する
とともに、前記押圧力Fを付与して一定トルクでモータ
14が回転するように構成されている。
タ14と送りローラ22との間には電磁クラッチ35が
配置され、該クラッチの連結状態により、ローラ22へ
のトルク状態を調整可能に構成されている。尚、この電
磁クラッチ35は、入力と出力間に軸トルクを調整可能
に配置するものであり、磁気力を調整することによりク
ラッチ板の保持力を選択し、連結状態、すなわち、クラ
ッチのつなぎ量を選択することが可能である。石英ガラ
ス板3の送り停止時には、該クラッチ35によって送り
ローラ22と送りモータ14との連結が解除される。ま
た、送り量検出ローラ21にはブレーキ36が付設さ
れ、制御回路50の信号により、前記クラッチ35の連
結解除に同期して電気的にブレーキ36が駆動し、石英
ガラス板3の送出を停止するように構成されている。
との間には、バーナー制御手段18が配設され、該バー
ナー制御手段18には第1バーナー6及び第2バーナー
7が石英ガラス板3の端面を含んでその周囲の溶融位置
を上方及び下方から加熱溶融可能に配置されるととも
に、前記第1バーナー6及び第2バーナー7は6a,7
aを回動中心として回動可能に配置され、前記溶融位置
を石英ガラス板3の延設方向に沿って移動可能に構成さ
れている。
施の形態を図4、及び図5を用いて説明する。図4は、
機構部分の要部に係る平面図、図5は、図4のA−A断
面図である。これらの図において、駆動制御装置9内に
は、石英ガラス管取付部10が設けられ、該ガラス管取
付部10の正面のチャック8には石英ガラス管1が保持
され、該石英ガラス管1の軸心方向の位置を検出するセ
ンサ11が配置されている。石英ガラス管3の端面1b
に側面3bが一致し、端面3aが石英ガラス管1の外周
1aに当接する石英ガラス板3は、基台4上に配設され
ているローラ24、25、送りローラ22、及び送り量
検出ローラ21上に載置されている。
エアシリンダ32の駆動により該側面に当接離間可能に
押さえローラ28a,28bが配設され、また、エアシ
リンダ33の駆動により前記側面に当接離間可能に押さ
えローラ29a,29bが配設されている。そして、基
台4の駆動制御装置9側には、第1バーナー6を配設し
たバーナー取付台5が配置されている。
A−A断面図である、図5を用いて説明すると、バーナ
ー取付台5には、石英ガラス板3の上方及び下方に取付
られた第1バーナー6及び第2バーナー7が、石英ガラ
ス板3の端面3aを含むその周囲部分を加熱溶融可能に
配置されているとともに、これらのバーナーは6aまた
は、7aを回転中心として、溶融位置を可変に構成され
ている。
けられた電磁クラッチ35の一方の回転軸にベルト38
により回動可能に連結され、クラッチ部を介して他方の
回転部分は送りモータ14と連結している。また、前記
送り量検出ローラ21は、基台4の下側に設けられたブ
レーキ36の回転軸にベルト37により連結され、制御
回路50の信号により前記回転軸にブレーキが掛かり前
記検出ローラ21を停止させ、石英ガラス板3を摩擦停
止させるように構成するとともに、検出ローラ21の回
転数を検出するエンーダ19が配置されている。
部にエアシリンダ34が設けられて、該エアシリンダ3
4には、エアシリンダの動作により下方に所定押圧力で
押圧される検出アーム取付板42が設けられ、該検出ア
ーム取付板42には、前記送りローラ22、及び送り量
検出ローラ21の中間部分を上方から押圧して両者と石
英ガラス板3との接触状態を安定させる押圧ローラ23
が配設されている。また、石英ガラス板3の上面に接触
して変位を検出する検出ローラ26を先端に有した検出
アーム27及び、該検出アーム27の移動量を検出する
エンコーダ20が前記検出アーム取付板42に配設され
ている。
の動作を説明する。図2において、石英ガラス管取付部
10のチャック8に石英ガラス管1を取付ると、ガラス
管1の開口端面は1b′の位置にある。また、各種ロー
ラ上に載置された石英ガラス板3の端面は予め決められ
た3a′の位置にセットされる。図示しない制御板のス
イッチを押してスタート信号55を発生すると、その信
号を受けて制御回路50はモータ12の制御手段15に
始動信号を送出する(図1)。その始動信号によりモー
タ12は始動し、石英ガラス管取付部10は図2上矢印
43の方向に移動を開始する。
達すると、センサ11の受光部11bは信号を制御回路
50に送出して、石英ガラス管取付部10はその位置で
停止する。前記始動信号に同期して、制御回路50はエ
アシリンダ32及び33を駆動して、前記一対の押さえ
ローラ28a、28b、及び押さえローラ29a,29
bを石英ガラス板3の側面3c,3bに押圧当接して、
石英ガラス管1の端面1bと一致させるように位置規制
する。
動し、押圧ローラ23及びエンコーダ20を取り付けた
検出アーム取付板42に所定押圧力を印加する。そし
て、クラッチ35に信号を送り、連結させるとともに、
制御手段17によりモータ14を始動させ、ローラ22
により石英ガラス板3を送出するとともに、エンコーダ
19を介して送り量を計測する。ガラス板3が図2上の
予め決められた位置3a′から所定送り量送られると、
制御回路50はクラッチ35を半クラッチ状態とし、ガ
ラス板3の端面3aはガラス管1の外周に当接して停止
する。
ー6及び第2バーナー7がガラス板3の端面3aを含む
その周囲部分の加熱溶融を開始する。ガラス管1の外周
とガラス板3の端面3aを含む端部部分が溶融すると両
者が溶着するが、その溶着に同期してモータ13が回転
して、ガラス管1を図1上半時計方向に回動する。
転すると、ガラス管1の外周にフランジ部が形成される
が、ガラス管1が1回転を完了する前に、ブレーキ36
を駆動するとともに、クラッチ35の連結を解除する
と、ガラス板3の送出を停止してガラス管1が回転する
ので、自動的にガラス板3は、その溶融している部分か
ら切断される。そして、両バーナーの加熱が停止する。
若干の時間差をもって、適切な溶融状態と同期するよう
にガラス管1を回転駆動させ、また、ガラス板3の送出
停止はガラス管1の1回転終了より若干前に停止し、ガ
ラス管1の外周面に溶接されたガラス板3の端面と切断
される溶融部分とが一致するように制御することが望ま
しい。尚、ガラス管1の回動量は、予め知られているガ
ラス管1の外径、及び回動速度と、ガラス板3の板厚等
により演算されるが、送り量検出ローラ21、エンコー
ダ19により送り量を検出してそのデータから演算して
もよい。よって、ガラス板3が切断される位置は、ガラ
ス板3の送り量もしくはガラス管1の回動量等により制
御される。
管1の回転は制御手段16によって、速度制御される
が、これは、ガラス板3の上面に当接している検出ロー
ラ26の変位(矢印40もしくは41)をエンコーダ2
0が検出して、その量を制御手段16に伝達すること
で、モータ13の速度を変化させて、制御される。すな
わち、ガラス管1の管状部分を管状外周方向に回動させ
るとともに、前記ガラス板3を前記管状部分方向に送出
させ、加熱溶融する量と前記管状部分に巻取り溶着する
量が等しいと、石英ガラス板3は前記連続延設体の送出
方向と交差する方向(矢印40、41)への変位は生じ
ない。
板1の回転速度が早いと、石英ガラス板3を石英ガラス
管1が引き、石英ガラス板3は矢印40方向に撓み、ガ
ラス管1の回転速度が遅いと、溶融量が多く石英ガラス
板の固体部分を引きつける力が弱くなり、石英ガラス板
3は矢印41方向への変位が生じる。この変位量を検出
し、該変位の量に応じて前記ガラス管1の回動速度は所
定範囲内に制御される。
を停止することで、自動的にガラス板3を切断できる
が、その際に、被加熱物の溶融位置を調整可能に両バー
ナーを構成することができる。すなわち、ガラス板3の
所定量送出によりガラス板3の停止に同期して加熱手段
をガラス管1から離間する方向に移動させると、形成さ
れたフランジ部の外径から十分離間した位置にガラス板
の端面を停止して切断することができる。よって、加熱
手段の加熱停止が遅れてガラス板端面が溶融してフラン
ジ部の外周面に垂れて、該外周面を汚すことがない。
にガラス板3を重ね巻きしてフランジ部を形成する動作
を説明する。石英ガラス管1の外周に石英ガラス板3の
端面3aを当接して、石英ガラス管1を複数回回転させ
ると、石英ガラス板3を重ね巻きすることができる。こ
の際に、ガラス管1を回転させて、石英ガラス板3を1
巻してフランジ部2aを形成すると、フランジ外径がそ
の2aの板厚分増加する。
と、石英ガラス板3を石英ガラス管1が引き、石英ガラ
ス板3が上方に撓み、その撓み量をエンコーダ20が検
出し、フランジ2aの外周の周速度を低下して、ガラス
板3の加熱溶融する量とガラス管1の巻取り溶着量を合
わせることができる。さらに、ガラス板3を1巻する
と、フランジ2bが形成され、このフランジの外周速度
を低下して、前回の周速度に合わせフランジ2cを形成
する。
なるにつれて、ガラス管1のフランジが大径となり、そ
の径の変化につれて加熱溶融を必要とする位置が右に変
化し、第1バーナー6及び第2バーナー7のバーナー噴
射角度が70A,71A,72A、及び70B,71
B,72Bと変化して、加熱溶融位置を追従させる。
径に応じて、前記管状部分の回転速度を制御して、ガラ
ス板3が巻かれる径の回動速度を等しくすることができ
るので、そのときのフランジの外周の速度の増加によ
り、ガラス板3の伸縮が不十分のままフランジ外周に巻
とられることがない。
ラス管1の回動量を演算して求めてガラス板3の送出を
制御しているが、ガラス管1の回動量に見合うガラス板
3の送出量を検出して、その送出量によってガラス管1
の回転もしくはガラス板3の送出を停止してもよい。ま
た、本実施の形態は、石英ガラス管と石英ガラス板とを
加熱溶融して両者を溶着しているが、必ずしもこれに限
定するものではなく、溶融温度を同じくする材料同志で
あれば、他のガラスまたは金属同志であってもよいこと
は勿論のことである。
と、形成された管または容器の管状部分の外周に、連続
延設体の端面を当接し、該端面を含む前記連続延設体の
先端部分を加熱溶融させ、前記管状部分を管状外周方向
に回動させるとともに、前記管状部分に向かって前記連
続延設体に所定トルクを付与して前記連続延設体を前記
当接方向に送出させ、前記管状部分の回動中に前記連続
延設体の送出方向と交差する方向への変位を検出し、該
変位の量に応じて前記管状部分の回動速度を可変するよ
うに構成しているので、加熱手段のバーナー熱量あるい
はバーナー形状変化があっても、一定の溶融状態で、す
なわち、一定形状で管状部分にフランジを形成すること
ができ、手動による高度の技術と熟練を必要とせず、管
状部分の外周にフランジ部を、材料や加工が少なく、経
済的に形成することができる。
は、連続延設体を管叉は容器の管状部分の外周に所定ト
ルクを付与して送出させ、前記管状部分の回動中に前記
連続延設体の送出方向と交差する方向への変位を検出
し、該変位の量に応じて前記管状部分の回動速度を可変
するように構成しているので、手動による高度の技術と
熟練を必要とせず、管状部分の外周に一定形状のフラン
ジ部を有する管または容器の製造方法を提供することが
できる。
延設体の所定送出量もしくは前記管状部分の回動量を求
め、前記連続延設体の送出を停止するように構成してい
るので、連続延接体の供給が止まることで、自動的に、
溶融された部分が溶融されない部分から切断分離するこ
とができ、特別の切断手段を設けなくても前記連続延設
体の送出を停止するだけで、切断することができる。
分を複数回回転させ、前記連続延設体を重ね巻するよう
に構成しているので、前記連続延設体を取り替えなくて
もフランジ部の径方向の増加要求に対応することができ
る。
分側に送出される連続延設体の溶融位置を調整可能に設
け、前記管状部分の回転回数に応じて、前記溶融位置を
移動するように構成しているので、連続延設体の重ね溶
接に対応する最適な溶融位置で溶接でき、良好なフラン
ジ部を形成することができる。
管状部分の外周に、連続延設体の端面が所定トルクを付
与して当接するように送出し、前記端面を含む連続延設
体の先端部分を加熱手段より加熱溶融させ、前記連続延
設体の送出方向と交差する方向への変位を検出する延設
体変位検出手段により前記管状部分の回動状態を検出し
ているので、加熱手段による溶融箇所がズレて溶融状態
の変化を精度良く補正することができ良好なフランジ部
を形成することができる。
設体の送出量もしくは管状部分の回動量を求める演算手
段と、前記連続延設体の送出動作を停止する停止手段と
を備え、前記連続延設体の送出量もしくは前記管状部分
の回動量を求めて、前記連続延設体の送出を停止するよ
うに構成しているので、前記連続延設体の送出を停止す
ることで、自動的に連続延設体を切断することができ
る。
溶融位置を調整可能に加熱手段を設けて構成しているの
で、連続延設体の所定量送出により連続延設体の停止に
同期して加熱手段を被加工物から離間する方向に移動さ
せることができるので、形成されたフランジ部の外径か
ら十分離間した位置に連続延設体の端面を停止して切断
することができ、加熱手段の加熱停止が遅れて連続延設
体端面が溶融してフランジ部に外周面に垂れて、該外周
面を汚すことがない。
構成図である。
動作説明図である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 管状部分の外周にフランジ部を有する管
または容器の製造方法において、 形成された管または容器の管状部分の外周に、連続延設
体の端面を当接し、 該端面を含む前記連続延設体の先端部分を加熱溶融さ
せ、 前記管状部分を管状外周方向に回動させるとともに、前
記管状部分に向かって前記連続延設体に所定トルクを付
与して前記連続延設体を前記当接方向に送出させ、 前記管状部分の回動中に前記連続延設体の送出方向と交
差する方向への変位を検出し、 該変位の量に応じて前記管状部分の回動速度を可変する
ことを特徴とする管状部分の外周にフランジ部を有する
管または容器の製造方法。 - 【請求項2】 前記連続延設体の所定送出量もしくは前
記管状部分の回動量を求め、前記連続延設体の送出を停
止することを特徴とする請求項1記載の管状部分の外周
にフランジ部を有する管または容器の製造方法。 - 【請求項3】 前記管状部分を複数回回転させ、前記連
続延設体を重ね巻することを特徴とする請求項1記載の
管状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製
造方法。 - 【請求項4】 前記管状部分側に送出される連続延設体
の溶融位置を調整可能に設け、 前記管状部分の回転回数に応じて、前記溶融位置を移動
することを特徴とする、請求項3記載の管状部分の外周
にフランジ部を有する管または容器の製造方法。 - 【請求項5】 管状部分の外周にフランジ部を有する管
または容器の製造装置において、 形成された管または容器(被加工物)を保持し、該被加
工物を、その外周方向に回動可能な被加工物取付移動手
段と、 前記被加工物の管状部分の外周に、連続延設体の端面が
所定トルクを付与して当接するように送出される連続延
設体の載置送出手段と、 前記端面を含む前記連続延設体の先端部分を加熱溶融さ
せる加熱手段と、 前記連続延設体の送出方向と交差する方向への変位を検
出する延設体変位検出手段と、 前記被加工物取付移動手段の前記回動速度を制御する速
度制御手段とを備え、 前記管状部分の回動中に生じる前記延設体変位検出手段
の出力に応じて前記被加工物取付移動手段の前記回動速
度を可変することを特徴とする管状部分の外周にフラン
ジ部を有する管または容器の製造装置。 - 【請求項6】 前記連続延設体の送出量もしくは前記管
状部分の回動量を求める演算手段と、 前記載置送出手段の送出動作を停止する停止手段とを備
え、 前記連続延設体の送出量もしくは前記管状部分の回動量
を求め、前記連続延設体の送出を停止することを特徴と
する請求項5記載の管状部分の外周にフランジ部を有す
る管または容器の製造装置。 - 【請求項7】 被加熱物の溶融位置を調整可能に加熱手
段を設けたことを特徴とする請求項5または6記載の管
状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製造
装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06181997A JP3215805B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 管状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製造方法及び、装置 |
US09/030,481 US6209353B1 (en) | 1997-02-28 | 1998-02-25 | Method for producing an object having a flange and apparatus therefor |
TW087102842A TW369590B (en) | 1997-02-28 | 1998-02-27 | Method of feeding continuous strip, method of controlling the feed, and method and apparatus for manufacturing tube or vessel having outer flange portion on tubular portion by using the feed and feed control method |
KR1019980006497A KR100268357B1 (ko) | 1997-02-28 | 1998-02-27 | 대상연속체공급방법,이송제어방법,이들방법을이용하여관상부분의외주에프랜지부를갖는관또는용기의제조방법및그장치 |
DE69803499T DE69803499T2 (de) | 1997-02-28 | 1998-03-02 | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Objektes mit einem Flansch |
EP98103589A EP0861703B1 (en) | 1997-02-28 | 1998-03-02 | Method for producing an object having a flange and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06181997A JP3215805B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 管状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製造方法及び、装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235732A JPH10235732A (ja) | 1998-09-08 |
JP3215805B2 true JP3215805B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=13182083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06181997A Expired - Lifetime JP3215805B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 管状部分の外周にフランジ部を有する管または容器の製造方法及び、装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215805B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP06181997A patent/JP3215805B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10235732A (ja) | 1998-09-08 |
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