JP3215262U - 足場図面作成用物差し - Google Patents

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Abstract

【課題】足場図面を簡単に作成できる物差しを提供する。【解決手段】透明板体の長辺の縁に沿って長辺と並行に刻まれた第1の目盛線20と、長辺と直交する短辺の縁に沿って短辺と並行に刻まれた第2の目盛線30と、第1の目盛線に刻まれた目盛を基準にして第1の単位長24ごとに、第2の目盛線30と並行に線刻された複数の第1の測長線22と、第2の目盛線30に刻まれた目盛を基準にして第2の単位長34ごとに、第1の目盛線と並行に線刻された複数の第2の測長線32とを有する物差しである。足場用支柱の立設位置の設定は第1の測長線の目盛を用い、足場用踏板の取付位置の設定は第2の測長線の目盛を用いることで、簡単に足場図面を作成できる。【選択図】図2

Description

この考案は、建物の構築時や解体時に必要な足場図面作成用の物差しに関する。
建物(建屋)を構築したり、解体する場合その建物に応じた足場を組む必要がある。足場は作業の安全性を考慮した上で足場図面が作成される。足場を組むには、ジャッキベース、各種の支柱、踏板、手摺、筋交いなどの複数の資材(部材)を多数使用する必要があるので、これらの資材を部品として使用して作成される足場用図面は、一般には足場用図面作成支援ツールが使用される。支援ツールとしては特許文献1〜6に示すようなツールが知られている。
特許文献1は足場用工事の見積もりの精度の向上を図ると共に、見積もりの時間を短縮するために使用される支援ツールである。特許文献2は、仮設足場設計支援システムであって、三次元CADを利用して仮設足場が必要な領域を、足場を支える支柱の設置可能個所を可視化して、支柱の設計を支援するシステムである。
特許文献3も、同様な仮設足場設計支援システムの一例であって、安全性を担保した仮設足場を容易に設計できるようにしたコンピュータを使用した支援システムである。
特許文献4は、建築用物差しであって、瓦を切断するときに使用される。屋根の勾配を考慮したくさび形物差しである。
特許文献5も、建築用物差しであって、建築基準法等の各種制約を簡単にチェックできるように、制限線(道路斜線、北側斜線など)を設定するための補助線がその物差しに刻印されている。
特許文献6は、土木、建築用の設計図を一旦縮尺コピー機にて縮小、拡大した図面の各部の長さを用紙サイズで縮小した状態での長さを計測できるようにした建築用の物差しであって、縮小または拡大されたコピー図面の原寸を簡単に知ることができるように工夫されている。
以上説明した先行技術は何れも専用ソフトなどを使用して足場用図面を作成する技術であるが、これらよりももっと簡便な作図法がある。
例えば、一般家屋の足場用図面などとして使用されているもので、市販されている物差しを使用するものである。物差しは通常1mm単位で目盛が刻まれた全長15〜30cm程度のもので、竹材やプラスチック材が素材として使用され、5mm、1cmごとに太く、長い目盛が刻まれている。元請けから送られてきた元図を利用して物差しを当てながら、建屋の壁面からの離れ(ハナレ)を求めたり、支柱の間隔を求めたりして作図している。
特開2002−230079号 特開2000−48061号 登録実用新案3179447号 特開2008−196219号 特開2000−177294号 実開平5−3902号
ところで、上述した特許文献1〜3に開示された足場図面作成支援ツールは、何れもCADなどを使用した支援ソフトを用いて作成されるのが一般的である。このような支援ソフトを使用して足場を設計するのは、建物自体が1,000m以上の面積を有する建物に対して適用される場合が一般的である。
これに対して、200〜300m以下の建物に対してその構築や解体を行う場合には、支援ツールをいちいち立ち上げながらパソコンを使用して図面作成の作業をするよりも、より簡便な方法として手作業で足場用図面を作成しているのが殆どであり、場合によっては手作業の最後の工程で、資材データ(部材データ)を当て嵌めて完成させている。
この手作業による足場用図面の作成は、元請け側から渡された図面(平面図および4つの立面図)(図面データの場合もある)に、足場用資材を、使用する資材の寸法を考慮しながら書き込んでいる。
しかし、そのための手書き用の支援ツールは特にない。一般には、上述したように図画工作などで使用されている物差しなどを流用しているが、寸法の異なる複数の資材の長さや幅を考慮しながら、間違いなく作成作業するのは、ベテランと言えど、神経を使う大変な作業である。
特許文献4〜6は建築関連に使用される支援ツールとしての物差しであるが、何れも足場用図面を作成するために案出された物差しではない。足場用図面を作成するための支援ツールとして転用することもできない。
また、上述したように市販の物差しを使用して作図した場合にもそれなりの問題が指摘されている。
元図は物差しの目盛に合うように、縮尺が1/100となっているものが原図として使用される場合が多い。また足場用資材は、その寸法(サイズ)が数種類存在する。例えば、一側足場(ビケ足場)用では踏板のサイズ(スパン:長さ)は、1800ミリ、1200ミリ、900ミリおよび600ミリのような各種サイズが用意されている。踏板のサイズに合わせて支柱の立て位置が決まる。支柱も1900ミリが標準で、コマの位置はその1/4の間隔(475ミリ)で決まっている。1800ミリの支柱の場合には450ミリがコマの位置となる。1900ミリサイズ以上の支柱も存在する。
物差しを使用した足場用図面の作図は、足場用資材そのものを図面上に描くのではなく、取り付ける位置や間隔が分かるように、支柱の位置は○で表記し、手摺やブラケット、踏板などは線分を連結したりして表記する簡易法を採用する場合がある。
このような足場用資材を使用して足場用図面を簡易に作図する場合、上述した物差しを使用した作図は簡便である反面、以下のような使用上の問題点が指摘されている。
(a)建物の形状や支柱を立てる足元の状態によって900ミリサイズや1200ミリサイズのように、割りの位置を変える必要がある。例えば、建物の長さを測った結果、足元の状況から、(1800,900,1800,1200,1800)ミリのような割り付けとなる場合を参考にすると、物差しの実寸で、0ミリを左端の支柱に合わせたとき、次の支柱は18ミリの位置、その次の支柱は27ミリの位置、その次が45ミリ、57ミリ、75ミリというように、支柱の取り付け位置を順次ずらしながら支柱ポイントを図面上に落とし込む。この割り付けを物差しの目盛を目安にして行う。
しかし、この割り付け作業は1ミリ単位で目盛の数をカウントしながら行うため、結構面倒な作業となる。特に、上述したように支柱を立てるとき、踏板の長さを何種類も用いる必要があるときは、面倒な作業となる。
(b)通常の物差しは殆どが黒で刻印されている。建物の元図も物差しの線と同じ黒線であるから、元図の線と、物差しの線とを混同して見間違うことがある。特に仕事が立て込んでいるようなときはこのようなイージーミスが起きやすい。
(c)足場用図面に必要な間隔、特に支柱の間隔は踏板の長さによって決まり、踏板は300ミリの倍数の長さとなっているので、1/100縮尺では3ミリとなる。したがって、足場用の物差しとしては3ミリ未満の、1ミリおよび2ミリの目盛は不要となるばかりか、市販されている物差し(定規)のように1ミリ間隔で目盛が付されていると、これらの目盛があるために作業性の効率化を阻害している。
(d)上述したように例えば最後の割り付けを行うには、57ミリのポイントを元図上に落とし込まなくてはならない。通常の物差しでは、5cmの目盛の位置から5ミリ、6ミリ、7ミリと数えた位置が目的の支柱ポイントとなるため、このミリ単位の目盛を正確にかつ素早く探し当てるにはそれなりの熟練やコツを必要とする。
このように通常の物差しを使用して足場用図面を作図するのは、一見簡便なような作業にも見えるが、それほどでもないことが判る。
そこで、この考案ではこのような従来の課題を解決したものであって、専用のソフトを使用することなく、手書き用の支援ツールとして使用できる足場用図面専用の物差し(定規)を提供するものである。
上述した課題を解決するため、請求項1記載に係る足場図面作成用物差しは、透明板体の一辺の縁に沿ってこの一辺と並行に刻まれた第1の目盛線と、上記一辺と直交する他辺の縁に沿ってこの他辺と並行に刻まれた第2の目盛線と、
上記第1の目盛線に刻まれた目盛を基準にして第1の単位長ごとに、上記第2の目盛線と並行に線刻された複数の第1の測長線と、
上記第2の目盛線に刻まれた目盛を基準にして第2の単位長ごとに、上記第1の目盛線と並行に線刻された複数の第2の測長線と
からなり、
足場用支柱の立設位置の設定は上記第1の測長線が使用され、足場用踏板の取付位置の設定は上記第2の測長線が使用されることを特徴とする。
請求項2記載に係る足場図面作成用物差しは、請求項1記載の物差しであって、上記第2の測長線には上記第1の単位長に対し整数分の1刻みの目盛が刻まれたことを特徴とする。
請求項3記載に係る足場図面作成用物差しは、請求項1記載の物差しであって、上記第1の測長線には上記第2の単位長に対し整数分の1刻みの目盛が刻まれたことを特徴とする。
請求項4記載に係る足場図面作成用物差しは、請求項1〜3何れか記載の物差しであって、上記第1の目盛線と上記第2の目盛線とは、異なる色で線刻されたことを特徴とする。
請求項5記載に係る足場図面作成用物差しは、請求項1〜4何れか記載の物差しであって、上記透明板体は短冊状をなす板体であり、
上記一辺を長辺側としたとき、上記他辺が短辺側であることを特徴とする。
この考案に係る足場図面作成用物差しは、互いに直交する測長線をそれぞれ異なった単位長に基づいて複数線刻し、一方の測長線を足場用支柱の立設位置をプロットするために用い、他方の測長線を足場用踏板の取り付け位置をプロットするために用いるようにしたものである。
一方の単位長は踏板のサイズをベースにし、他方の単位長は支柱のサイズ(コマの間隔)をベースにしたものであり、測長用の目盛は踏板や支柱で使用されるサイズを基準とした目盛以外は物差しに刻まれていないから、踏板と支柱などからなる足場用図面を極めて簡単に、物差しと元図に目盛の位置をプロットするための筆記具だけで作成できる。そのため経験の少ない現場作業者でも正確かつ確実に、しかも短時間に元図上に足場用図面を作図できる特徴を有する。
支柱の配置や踏板の取付け間隔などに必要な目盛りのみが刻まれ、余分な目盛りが一斉付されていないため、割り付け作業を正確かつ迅速に行うことができる。
線刻された物差しの線をカラーで表示するきには、元図の線と明確に判別できるので、両者の混同を防止できる。
線刻された目盛りは、支柱の配置や踏板の取付間隔に用いる。夫々最小単位を基準にしているので、目盛りを数えるだけで、支柱の配置位置及び踏板の取付け間隔を設定できるため、作図作業の効率化を図れる。
この考案に係る物差しは、支柱を配置するために必要な測長線と目盛及び、踏板の取付け間隔を決める測長線と目盛が、同一板体上に刻まれているため、この物差し1つで足場用図面を作成できる。したがってこの考案は極めて簡便な足場図面作成用ツールを提供できる。
この考案に係る物差しの一例を示す原寸大の平面図であって、センチサイズの一側足場に適用したときの平面図である。 その拡大平面図である。 この考案に係る物差しを利用して足場用図面として支柱の設置位置を説明するために仮にプロットしたときの物差しと設置位置関係の一例を示す平面図である。 物差しと、プロットした支柱の位置関係の他の例を示す図3と同様な平面図である。 元図の一例を示す平面図である。 図5の平面図にハナレを考慮したときの足場図面の外枠を線図したときの平面図である。 図5の元図に足場図面として支柱の設置位置関係を、この考案に係る物差しを使用してプロットしたときの一例を示す図である。 元図としての東面側の立面図に、足場図面として踏板の設置位置関係を、この考案に係る物差しを使用してプロットしたときの一例を示す図である。 同様に、元図としての西面側の立面図に、足場図面として踏板の設置位置関係を、この考案に係る物差しを使用してプロットしたときの一例を示す図である。 同様に、元図としての南面側の立面図に、足場図面として踏板の設置位置関係を、この考案に係る物差しを使用してプロットしたときの一例を示す図である。 同様に、元図としての北面側の立面図に、足場図面として踏板の設置位置関係を、この考案に係る物差しを使用してプロットしたときの一例を示す図である。 この考案に係る物差しの他の例((1800,1800)用物差し)を示す図1と同様な平面図である。 この考案に係る物差しの他の例((1829,1900)用物差し)を示す図1と同様な平面図である。 この考案に係る物差しの他の例((1829,1800)用物差し)を示す図1と同様な平面図である。 この考案に係る物差しをインチサイズの枠組足場用に適用した場合の、図1と同様な平面図である。
この考案に係る物差しは、支柱を配置するために必要な測長線と目盛及び、踏板の取付け間隔を決める測長線と目盛が、同一板体上に刻まれているため、この物差し1つで足場用図面を作成できる。
続いて、この考案に係る足場図面作成用物差しの一例を、図面を参照して説明する。
以下に示す実施例1は足場として一側足場(ビケ足場)に使用して好適な例である。一側足場ではサイズはセンチ(メータ)単位である。踏板のサイズ(スパン)としては1800ミリ(mm)、1200ミリ、900ミリ、600ミリ等様々であるが、以下の例では幅が600ミリで、長さが1800ミリ以下のサイズを使用する場合について説明する。支柱にあっても1900ミリや1800ミリサイズのものが存在するが、以下の例では1900ミリサイズの物差し((1800,1900)用物差し)について説明する。
これら以外のサイズについては実施例2以下で説明する。枠組足場については(実施例5)で説明する。
図1は一側足場に適用される(1800,1900)用物差し10の具体例である。図1は物差し10を原寸で描いてあるが、図2の拡大図を参照して説明する。
図2に示すように物差し10は透明で、薄い短冊状のアクリル板等で構成された板体12からなる。板体12の一辺(この例では長辺)側の縁には、この縁に沿って長手方向に延びるように線刻された第1の目盛線20と、一辺と直交する他辺(短辺)側の縁にも、この縁に沿って長手方向に延びるように線刻された第2の目盛線30を有する。
第1の目盛線20は支柱の立設位置を元図上にプロットするときに使用される目盛線で、踏板のサイズに合わせた第1の目盛26が刻印される。
元図の縮尺が1/100であるときには、原寸の100ミリが1ミリに縮尺されるので、この縮尺にあわせて第1の目盛26が刻まれる。そして、踏板の場合300ミリサイズ以下は使用されないので、第1の目盛26は3ミリ単位で刻まれている。したがって1ミリと2ミリの目盛は存在しない。
踏板は1800ミリサイズがベースとなるので、この1800ミリサイズが第1の単位長24として使用され、物差し10の中では1/100に縮尺した18ミリが第1の単位長24となる。この第1の単位長24の整数分の1、この例では1/6である3ミリが最小目盛として使用される。したがって第1の目盛線20には3ミリ刻みで第1の目盛26が付されることになる。
第2の目盛線30は踏板の取り付け位置(高さ方向における取り付け位置)を元図上にプロットするときに使用される目盛線で、第2の目盛線30には支柱の長さに合わせた第2の目盛36が付されるが、さらにその整数分の1が最小目盛として使用される。
上述したように支柱が1900ミリサイズであるときは、この1900ミリが第2の単位長34となり、1/100縮尺のときは19ミリが第2の単位長34として使用される。第2の目盛線30における最小目盛(第2の目盛36)は支柱に設けられたコマの間隔に選定され、支柱が1900ミリサイズであるときは、その1/4が最小目盛となる。原寸で言うと475ミリであり、1/100縮尺では、4.75ミリとなる。したがって第2の目盛線30にはこの最小目盛ごとに目盛が刻まれている。
この物差し10にはさらに、第1の目盛線20に刻まれた第1の目盛26を基準にして第1の単位長24ごとに、第2の目盛線30と並行に第1の測長線22が複数本線刻され、また第2の目盛線30に刻まれた第2の目盛36を基準にして第2の単位長34ごとに、第1の目盛線20と並行に第2の測長線32が、複数本線刻されている。
第1の測長線22は、足場用支柱の立設位置をプロットするときに使用され、第2の測長線32は足場用踏板の取付位置をプロットするときに使用される。したがって、元図の平面図では第1の測長線22を使用して支柱の位置がプロットされ、元図の立面図(左右の側面図)では、第2の測長線32を使用して、踏板の取り付け位置がプロットされる。そのため、図2のように第1の測長線22のそれぞれには第2の単位長34によって決まる最小目盛(4.75ミリ)が第1の目盛26として刻まれ、第2の測長線34のそれぞれには第1の単位長24によって決まる最小目盛(3ミリ)が第2の目盛36として刻まれている。
第1の測長線20と第2の測長線30とは互いに直交しているが、両者を峻別し易くするため、色分けされている。例えば第1の測長線20を赤色で表したときには、第2の測長線30は青色で表されている。これで、両者の用途や用い方を容易に区別できるようになる。
図3に示す実施例は踏板として1800ミリサイズ、支柱として1900ミリサイズを標準とした足場用資材を使用する場合に好適な物差し10であるので、この標準サイズ(1800,1900)の物差し10であることを明示してサイズを間違わないようにするため、適当な箇所にこの標準サイズの数値1800と1900が刻印されている。図3では、第1の測長線20と第2の測長線30との間に、数値が刻まれているが、その位置は任意である。
このように構成された物差し10の使用例を、支柱の立設位置をプロットするときの例にとって図3を参照して説明する。
平面図において建物の長さが判れば、これに仮決めしたハナレの値を加えた長さを基準にしてこの全長よりも長い値であって、この全長に最も近い値が使用する踏板の全長となる。
踏板の長さが判れば、後は支柱をどのように割り付けるかだけであって、足元の状況を踏まえながら、物差し10を使用して支柱の割り付けを行う。例えば、建物の壁面から内側の支柱までの間隔(ハナレ)が300ミリ、壁面から外側の支柱までの間隔が900ミリで、ハナレを含めた全長が7500ミリであった場合、縮尺を1/100としてこの考案に係る物差し10を適用する。
この場合には、元図に物差し10を置き、7500ミリをカバーできるように物差し10を動かしながら割り付けを行う。その結果、図3(a)の例では、第1の測長線22を利用して1800ミリ間隔で3本の支柱を立て、さらにその両側に第1の目盛線20を目安にして端数の900ミリと1200ミリの支柱を取れば、丁度7500ミリとなることが判る。左側に900ミリサイズの踏板を置くか、1200ミリサイズの踏板を置くかは、支柱立設位置の足元の状況によって定める。図3の例では左端部が支柱割り付けの基準点となる。
図4の(b)あるいは(c)の例では、端数の部分を右端側に寄せた割り付けた例である。なお、図4では説明の都合上、物差し10を固定して、元図側(建物側)を動かして割り付けを行っているように図示されているが、実際には物差し10を動かして割り付けが行われる。
次に、実際の元図を利用して支柱の立設位置や踏板の取り付け位置を求める例を図5以下に示す。図5は一般家屋の平面図であり、図8〜図11はその立面図(東西南北の4面図)である。
縮尺は、1/100である。説明を容易にするため、建物の平面は矩形の家屋とする。矩形であるために南面と北面および東面と西面とは何れも支柱および踏板の数は同じである。
図6を参照して南面側から求めてみる。元図の平面図に物差し10を置くと、この物差し10が透明であるため、建物に物差し10を合わせれば、使用する踏板の数や全長Lxが大凡判る。この全長Lxは建物の全長Laに壁芯からの長さc/2にハナレaを加えた長さLo、
Lo=La+2a+c
に等しいか、これよりも若干長くなくてはならない。
図6の例では、c=120ミリ、仮決めされたハナレa=900ミリとすると、全長Loaは12,840ミリとなる。
一方、第1の測長線22を用いて計測すると、全長Lxは、
Lx=1800×7=12600ミリでは、短か過ぎ、
Lx=1800×8=14400ミリでは、長過ぎるため、
Lx=1800×7+αが、できるだけLoaに近くなるには端数αとしての踏板サイズは300ミリが適当である。この300ミリサイズは実際の現場では余り使用されていないので、これ以外の踏板を考えると、
Lx=1800×6+1200+900=12900ミリ
がLoaに最も近い踏板の組合せとなる。
ただし、Lx−Loa=60ミリとなるので、これを左右のハナレにそれぞれ振り分けると結局ハナレの長さaは、
a=900+30=930ミリとなる。
Loaに最も近い物差し10上の線分Lxは、実際にはこの物差し10に元図を当てて、第1の測長線の数と端数αを数えるだけで簡単に求めることができる。後は踏板の基点(始点)m1(図7参照)を決めて割り付けすればよい。
同様にして、東面側に設置される足場が求められる。
Lob=7280+1800+120=9200ミリ
この全長Lobに最も近く、しかもLobよりも長い踏板の長さLyは、物差し10を用いることによって、
Ly=1800×4+1200+900=9300ミリ
となる。この場合100ミリ余るので、左右のハナレに振り分けると、仮決めされたハナレの長さbは、結局b=900+50=950ミリとなる。
そのため、ハナレの長さは仮決めされた値(図6鎖線図示)より、南北、東西とも僅かに幅広となり、実際の足場は図6の破線図示のようになり、この破線の間に踏板取り付け用の支柱が割り付けされる。
図7のように、物差し10の第1の測長線22を目印にして元図にプロットされる支柱(外側支柱)の割り付け位置を丸印で示す。端数となった踏板の割り付けは南北および東西では反対にした例を示す。内側の支柱T1〜T6は、踏板2枚分(2スパン分)ごとに割り付けられ、壁面からのハナレは30ミリが標準である。内側と外側の支柱間隔としては、踏板を載置固定できる幅(通常600ミリ)が確保される。踏板としては上述したように標準サイズ(長さ1800ミリ、幅600ミリ)の踏板が使用される。
外側の支柱S1,S2,・・・同士は手摺と踏板とで相互が連結され、外側の支柱Sと内側の支柱Tとはブラケット(破線図示)によって連結される。内側の支柱Tと支柱Sとの間にもブラケット(破線図示)が取り付けられて、その上に踏板が載置されることになる。
図7のようにして足場用図面の作成が終了した平面図に基づいて、次は立面図に足場用図面を落とし込む。
図8は東面側の立面図である。この例では切妻屋根の妻壁に沿って平面図で作図した通りに支柱が立設される。東面側の立面図を用いて支柱および踏板を作図するに当たっては物差し10に線刻された第2の目盛線30と第2の測長線32が利用される。図7および図8のように支柱を示す支柱線m2,m4、W1〜W5を描いた後に、左右両端の支柱線m2,m4に第2の測長線32に刻まれた第2の目盛36を使用してコマの位置をプロットする。建物の高さは4500ミリ程度あるので、その程度の長さの支柱を用意するか、2本程度連結して使用する。支柱の標準サイズは1900ミリであるので、コマの間隔は475ミリである。コマの間隔は第2の測長線32に目盛として刻まれているので、この第2の目盛36を使用して左右両端に位置する支柱線m2,m4にコマの位置をプロットする。コマの位置を立面図にプロットするのは簡単な作業である。
足場として使用される支柱の長さは上述したようにほぼ4500ミリである、同図において、支柱と支柱の間に付された数字、例えば支柱m2とW1との間に付された数字「1」は、踏板が設置されるコマの位置(段数)を示す。右端の支柱m2を残して地面(GD)より1段目のコマに嵌め込まれたブラケット(図示はしない)を利用して踏板が設置される。窓の位置までの昇り降りを容易にするため、窓を挟んでその下側は窓を中心にして左右に2段目と3段目のコマを利用して1段づつ段差を設けて踏板が配置される。
窓の上側も4段目から7段目のコマを用いて踏板が階段状に配置される。踏板は必要に応じて増設・変更されるが、その場合においても立面図上にプロットされたコマの位置を基準にして行われる。このように段差をつけて踏板を張り付けるのは作業の効率化を図るためであり、段差のある踏板配置のための作図も第2の測長線34の第2の目盛36を利用すれば簡単に実行できる。
図9は西面側の立面図であり、この場合も図7の平面図においてプロットした支柱の位置が参照される。西面側には、玄関、玄関の庇があるので、これらを考慮して支柱の長さや補助支柱の設置などが決定される。
例えば、図の場合には中央に玄関があるので、支柱E1とE4(これらは平面図の通り)との間に、標準サイズ(1900ミリ)の補助支柱E3aとE3bとが立設されるも、支柱E2とE3aとの間は600ミリサイズの踏板が3段目のコマを利用して配置され、支柱E4とE3bとの間は900ミリサイズの踏板が同じく3段目のコマを利用して配置されるように作図される。支柱E2とE3の間には7段目のコマを用いて踏板が配置されその間に支柱E3が配置されるように作図される。
南面側および北面側の立面図においても、図10および図11に示すように、図7の平面図を利用して支柱および踏板が作図される。この例でも第2の測長線32を利用してコマの位置が決定される。そして必要なコマの位置に踏板がプロットされる。図の例では3段目のコマの位置に踏板が配置した場合を示す。
上述した実施例は、平屋で極く普通の建物についてこの考案を適用したが、実際の建物ではもっと複雑で、込み入った、あるいは格調の高い建物であったりするので、その場合には足場を何重にもしたり、凹凸のある足場を組んだりする必要があるが、何れにしろ、この考案に係る物差し10を使えば、そのような込み入った建物である場合でも比較的短時間に、作図することが可能になる。
物差し10は短冊状の透明板体を使用しているが、形状は特に問わないし、その縦横の長さ(サイズ)も通常の建物(平屋若しくは2階建て)をカバーできる程度であれば充分である。同じ構成の物差しや形状の異なる物差しを複数用意して、それらを組み合わせならが使用することも可能である。
(実施例1)では、踏板としては1800ミリサイズ、支柱として1900ミリサイズをベースにしたときの(1800,1900)サイズの物差し10の具体例について説明した。つまり、踏板、支柱ともセンチサイズの物差し10の例を述べた。
(実施例2)は同じセンチサイズでも支柱の長さが1800ミリサイズのものに適用できるように、1800ミリを第2の単位長に変更した(1800,1800)サイズの物差し10を例示する。この物差し10は第2の目盛線30および第2の測長線32には、いずれも1/4である450ミリを最小単位として、450ミリごとに第2の目盛36が刻まれている。その他の構成は(実施例1)と同じであり、実際の作図するときの使用例も(実施例1)の場合と同じである。
図13に実施例3として示す物差し10は、(実施例1)に対応する変形例である。今まで述べた物差し10は、何れもセンチサイズの踏板と支柱を使用するときに好適な例であるが、現場にはセンチサイズとインチサイズが混在した足場用資材も使用されている。
(実施例3)はこの混在型の資材を使用するときに適用できる物差し10の具体例である。
(実施例3)では、踏板がインチサイズで支柱がセンチサイズの例であり、踏板のサイズは分かり易くするためにセンチに換算した値が示されている。
図13の例は踏板のサイズのみインチサイズのものが使用され、センチサイズに変換して踏板の長さ(スパン)が1829ミリを第1の単位長24として使用した場合であり、その1/6の長さが最小目盛26として第1の目盛線20および第1の測長線22上に刻まれている。支柱のサイズは(実施例1)のサイズと同じ1900ミリサイズの場合を例示するので、表記は(1829,1900)用物差し10となる。その他の構成は(実施例1)と同じであり、実際に作図するときの使用例も(実施例1)の場合と同じである。
図14に示す(実施例4)は、(実施例3)と同じく、踏板のサイズがインチサイズであるが、支柱サイズは1800ミリサイズとなっているので、(実施例2)に対応する変形例として示す。表記は(1829,1800)用物差し10となる。
図15に示す(実施例5)は、枠組み足場で使用される物差しであって、踏板、支柱ともインチサイズの例であり、何れもセンチに換算した値で表示されている。踏板は1829ミリを第1の単位長24として、第1の目盛線20と第1の測長線22が線刻され、第1の目盛線20および第1の測長線24にはその1/6にほぼ等しい30.5ミリを最小単位として第1の目盛26が付されている。
同じく支柱としては、1725ミリを第2の単位長34として、第2の目盛線30と第2の測長線32が線刻され、第2の目盛線30と第2の測長線32にはその1/4にほぼ等しい43.1ミリを最小単位として第2の目盛36が付されている。この物差し10を使用した作図例は上述した実施例と同じである。したがってこの場合の表記は(1829,1725)用物差し10となる。
なお、室内に枠組足場を組む場合には、天井までの高さが制限されているため、調整枠が使用される。調整枠のサイズは490ミリの他に、915ミリ、1219ミリ、1524ミリが用意されている。枠同士の連結部分に連結ピンという部材を差し込んで組み立てられる。連結ピンは25ミリであるので、この連結ピンだけ高さが変わる。
枠組足場の場合には通常1700ミリサイズの建枠で組むのが殆どであり、調整枠を使うときは一番下(床側)に調整枠を入れることが多いので、このような場合には建枠と調整枠との間に連結ピンが差し込まれて両者が連結される。そのため、(1829,1725)用物差し10の高さ方向(支柱側)の目盛も全てのマス、つまり全ての単位長34ごとに刻印する必要はない。
これらの実情を考慮して図15に示すように、始点50より高さ方向に1単位長34分だけ寸法が線刻されている。寸法表示は、各調整枠のサイズ(長さ)に連結ピンの長さ25ミリを加えた値となる。
物差し10の具体的な使用例としては、上述した室内における足場の図面作成が挙げられる。
上述のように室内の天井までの高さが4200ミリであって、天井より例えば1600ミリ下った位置に踏板の高さを合わせる場合、床から2600ミリのところに支柱の高さを合わせる必要がある。
枠組み用建枠として、1700ミリを2段重ねると高過ぎるため、1700ミリの建枠に900ミリの調整枠を組み合わせて使用することになる。このときの建枠と調整枠の各支柱間に25ミリの連結ピンが差し込まれる。建枠の長さは床から1725ミリとなるため、上述した物差し10を使用して床からの寸法取りが行われることになる。
なお、(実施例2)から(実施例5)までは何れも実寸サイズで図示されている。
この考案は、建物の建設や解体における足場用の図面作成に適用して好適である。
10・・・物差し
12・・・透明板体
20・・・第1の目盛線
22・・・第1の測長線
24・・・第1の単位長
26・・・第1の目盛
30・・・第2の目盛線
32・・・第2の測長線
34・・・第2の単位長
36・・・第2の目盛
a,b・・・離れ(ハナレ)
m1〜m4・・・基点
S1〜S7、N1〜N7・・・支柱(外側支柱)
W1〜W5、E1〜E5・・・支柱(外側支柱)
T1〜T10・・・支柱(内側支柱)

Claims (5)

  1. 透明板体の一辺の縁に沿ってこの一辺と並行に刻まれた第1の目盛線と、
    上記一辺と直交する他辺の縁に沿ってこの他辺と並行に刻まれた第2の目盛線と、
    上記第1の目盛線に刻まれた目盛を基準にして第1の単位長ごとに、上記第2の目盛線と並行に線刻された複数の第1の測長線と、
    上記第2の目盛線に刻まれた目盛を基準にして第2の単位長ごとに、上記第1の目盛線と並行に線刻された複数の第2の測長線と
    からなり、
    足場用支柱の立設位置の設定は上記第1の測長線が使用され、足場用踏板の取付位置の設定は上記第2の測長線が使用される
    ことを特徴とする足場図面作成用物差し。
  2. 上記第2の測長線には上記第1の単位長に対し整数分の1刻みの目盛が刻まれた
    ことを特徴とする請求項1記載の足場図面作成用物差し。
  3. 上記第1の測長線には上記第2の単位長に対し整数分の1刻みの目盛が刻まれた
    ことを特徴とする請求項1記載の足場図面作成用物差し。
  4. 上記第1の目盛線と上記第2の目盛線30とは、異なる色で線刻された
    ことを特徴とする請求項1〜3何れか記載の足場図面作成用物差し。
  5. 上記透明板体は短冊状をなす板体であり、
    上記一辺を長辺側としたとき、上記他辺が短辺側である
    ことを特徴とする請求項1〜4何れか記載の足場図面作成用物差し。
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