JP3215197B2 - アンテナモジュール及びその製造方法 - Google Patents

アンテナモジュール及びその製造方法

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JP3215197B2
JP3215197B2 JP33155292A JP33155292A JP3215197B2 JP 3215197 B2 JP3215197 B2 JP 3215197B2 JP 33155292 A JP33155292 A JP 33155292A JP 33155292 A JP33155292 A JP 33155292A JP 3215197 B2 JP3215197 B2 JP 3215197B2
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    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
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    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0421Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with a shorting wall or a shorting pin at one end of the element

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話機等の無線端
末装置に内蔵されるアンテナモジュール及びその製造方
法に関する。
【0002】近年、通信需要の拡大に伴って、携帯電話
機等の無線端末装置が広く実用に供されている。無線端
末装置は、通常、携帯時における受信機能を確保するた
めに、装置筐体内にアンテナモジュールを内蔵してい
る。アンテナモジュールには、共振周波数、帯域幅、利
得等について所要の電気的特性が得られていることを前
提に、小型化及び軽量化に適し製造作業性に優れたもの
であることが要求される。
【0003】
【従来の技術】従来、携帯電話機に内蔵されるアンテナ
モジュールとしては、図8(A)に示されるような板状
逆F型アンテナや、図8(B)に示されるようなS型ア
ンテナが知られている。
【0004】これらのアンテナモジュールは、板金加工
技術により作成されるので、必ずしも装置の小型化に適
していない。また、所要の電気的特性を確保するため
に、各エレメントの外形寸法は勿論のことアンテナエレ
メント及びグランドエレメント間のギャップ寸法にまで
高い精度が要求され、高度な加工技術が必要になる。
【0005】小型化及び軽量化に適したアンテナモジュ
ールとして、図9に示されるように、樹脂成形体と金属
導体箔とを一体成形したものが実用化されている。この
アンテナモジュールは、それぞれ金属導体箔からなるグ
ランドエレメント6及びアンテナエレメント8と、これ
らの間に介在する絶縁体からなるエレメント支持体10
とを備えている。このアンテナモジュールの高さ、幅及
び長さはそれぞれ10mm,15mm及び40mmである。
【0006】エレメント支持体10には、軽量化及びエ
レメント支持体10の所要の誘電率を得ることを目的と
して、その長手方向に中空部10Aが形成されている。
符号12はアンテナエレメント8に導通するループエレ
メントを表しており、このループエレメント12の端部
12Aは、図示された一体成形直後の状態にあっては、
エレメント支持体10の中空部10Aについてのモール
ド抜き方向との関係から、自由端となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、このアンテナ
モジュールを完成させるためには、一体成形により得ら
れたものについて、ループエレメント12の端部12A
をアンテナエレメント8の側に半田付等により固定する
ための手作業が必要になり、製造作業性が良好でないと
いう問題があった。
【0008】よって、本発明の目的は、所要の電気的特
性が得られていることを前提に、小型化及び軽量化に適
し且つ製造作業性に優れたアンテナモジュール及びその
製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、平板状
の導体からなるグランドエレメントと、該グランドエレ
メントに対してほぼ平行に配置された平板状の導体から
なるアンテナエレメントと、上記グランドエレメント及
び上記アンテナエレメントの間にこれらと予め定められ
た位置関係で配置され、上記アンテナエレメントに導通
する筒状の導体からなるループエレメントと、該ループ
エレメントの外表面のほぼ全面を覆うように上記グラン
ドエレメント及び上記アンテナエレメントの間に充填さ
れた絶縁体からなるエレメント支持体とを備え、該エレ
メント支持体には、上記ループエレメントにより郭成さ
れる第1中空部が貫通する方向と同じ方向に貫通する第
2中空部が形成されているアンテナモジュールが提供さ
れる。
【0010】また、本発明によると、樹脂フィルムと、
該樹脂フィルム上に形成されグランドエレメントパター
ン、アンテナエレメントパターン及びループエレメント
パターンを含む導体パターンとを有するフレキシブルプ
リント配線板について加工を行い、上記ループエレメン
トパターンによりループエレメントを構成する第1のス
テップと、該ループエレメントが構成された上記フレキ
シブルプリント配線板を上記導体パターンがモールドの
側に位置するように該モールドにより郭成される空間内
に収容する第2のステップと、上記樹脂フィルムに接触
するように硬化性流動体を上記モールド内に注入して、
上記ループエレメントにより郭成される第1中空部が貫
通する方向と同じ方向に貫通する第2中空部が形成され
たエレメント支持体を形成する第3のステップとを含む
アンテナモジュールの製造方法が提供される。
【0011】
【作用】本発明のアンテナモジュールの構成によると、
ループエレメントにより郭成される第1中空部が貫通す
る方向と同じ方向に貫通する第2中空部をエレメント支
持体に形成しているので、第1中空部及び第2中空部に
ついてのモールド抜き方向を同じにすることができ、そ
の結果、一体成形の後におけるループエレメントを完成
するための半田付作業等が不要になり、製造作業性に優
れたアンテナモジュールの提供が可能になる。
【0012】また、グランドエレメント、アンテナエレ
メント、ループエレメント及びエレメント支持体からな
る特定の形態が採用されているので、本発明のアンテナ
モジュールは小型化及び軽量化に適している。
【0013】本発明のアンテナモジュールの製造に特に
適した本発明方法によると、グランドエレメントパター
ン、アンテナエレメントパターン及びループエレメント
パターンを含む導体パターンを有するフレキシブルプリ
ント配線板を用いているので、各エレメントを1枚のフ
レキシブルプリント配線板により構成することができ、
製造作業性が著しく改善される。
【0014】また、第1中空部及び第2中空部の貫通方
向が同じであることから、本発明のアンテナモジュール
は、エレメント支持体とプリント配線板とを一体成形す
る場合に特に適している。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を詳細に説明する。図1
は本発明の第1実施例を示すアンテナモジュールの斜視
図である。接地電位になるグランドエレメント14は、
長方形平板状の導体(例えば銅箔)から形成される。グ
ランドエレメント14に対向するように、同じく平板状
の導体からなるアンテナエレメント16が配置される。
グランドエレメント14とアンテナエレメント16は互
いにほぼ平行である。
【0016】グランドエレメント14及びアンテナエレ
メント16の間には、これらに対して予め定められた位
置関係で筒状の導体からなるループエレメント18が設
けられる。ループエレメント18はアンテナエレメント
16に導通する。この実施例では、アンテナエレメント
16及びループエレメント18は、長方形の導体箔を長
手方向に折り曲げ加工して形成される。
【0017】グランドエレメント14、アンテナエレメ
ント16及びループエレメント18を支持するエレメン
ト支持体20は、例えば、グランドエレメント14及び
アンテナエレメント16の間に、ループエレメント18
の外表面のほぼ全面を覆うように、絶縁性の硬化性流動
体を充填し、これを硬化させることにより構成される。
【0018】エレメント支持体20には、ループエレメ
ント18により郭成される中空部21がこのモジュール
を貫通する方向と同じ方向にこのモジュールを貫通する
中空部22が形成されている。
【0019】この実施例によると、各エレメント14,
16及び18を絶縁体(誘電体)からなるエレメント支
持体20により支持しているので、アンテナモジュール
の小型化が可能になる。また、エレメント支持体20に
中空部22を形成しているので、アンテナモジュールの
軽量化が可能になる。エレメント支持体20の中空部2
2がこのモジュールを貫通する方向とループエレメント
18の中空部21がこのモジュールを貫通する方向は同
じであるので、モールド(型)を用いたアンテナモジュ
ールの製造が容易である。
【0020】図1のアンテナモジュールにおいて、その
電気的特性を決定する主たる要因は、各エレメント1
4,16及び18の形状と、アンテナエレメント16及
びループエレメント18とグランドエレメント14の間
の距離と、エレメント支持体20の中空部22の形状と
である。
【0021】特に、アンテナモジュールの共振周波数
は、ループエレメント18とグランドエレメント14の
間の距離に大きく依存する。例えば、この距離の1mmの
変化に対して共振周波数は約50MHz 変化する。
【0022】本実施例では、エレメント支持体20の中
空部22の貫通方向とループエレメント18の中空部2
1の貫通方向が同じなので、ループエレメント18とグ
ランドエレメント14の間の距離を均一な値に安定化さ
せることができ、所要の電気的特性を得るのが容易にな
る。
【0023】図2は本発明の第2実施例を示すアンテナ
モジュールの斜視図である。この実施例が図1の第1実
施例と異なる点は、フレキシブルプリント配線板を用い
その導体パターンにより各エレメント14,16及び1
8を構成しているところにある。
【0024】このフレキシブルプリント配線板は、その
第1面がエレメント支持体20に密着する例えばポリイ
ミド樹脂からなる樹脂フィルム24と、樹脂フィルム2
4の第2面上に形成されグランドエレメント14、アン
テナエレメント16及びループエレメント18を含む導
体パターンとを有している。
【0025】図3は、このフレキシブルプリント配線板
を導体パターンの側から見たときの展開図である。樹脂
フィルム24は細長い長方形をなす。樹脂フィルム24
上に形成される導体パターンは、グランドエレメント1
4に相当するグランドエレメントパターン26と、アン
テナエレメント16に相当するアンテナエレメントパタ
ーン28と、ループエレメント18に相当するループエ
レメントパターン30と、アンテナエレメントパターン
28及びループエレメントパターン30間を導通させる
接続パターン32とを含む。
【0026】グランドエレメントパターン26、アンテ
ナエレメントパターン28、接続パターン32及びルー
プエレメントパターン30は、樹脂フィルム24上の長
手方向にこの順序で配置される。
【0027】この実施例では、グランドエレメントパタ
ーン26のアンテナエレメントパターン28側の縁には
切欠き26Aが形成され、樹脂フィルム24上に形成さ
れた導体パターンは、さらに、グランドエレメントパタ
ーン26及びアンテナエレメントパターン28を導通さ
せる予め定められた幅のラインパターン34と、ライン
パターン34とほぼ平行で且つラインパターン34と予
め定められた距離離れるようにアンテナエレメントパタ
ーン28から延設されるラインパターン36とを含む。
ラインパターン36の先端はグランドエレメントパター
ン26の切欠き26A内に位置する。
【0028】ラインパターン34及び36は、それぞれ
高周波的にグランドライン及びシグナルラインとして機
能する。各ラインパターン34及び36の形状について
は、要求されるインピーダンス特性等の特性に応じて設
定することができる。
【0029】図3において、グランドエレメントパター
ン26の側から順にL1乃至L7で示される各破線は、
フレキシブルプリント配線板を折り曲げるときの折りし
ろを表している。折りしろL1乃至L4においては導体
パターンが外側になるようにフレキシブルプリント配線
板がほぼ直角に折り曲げられ、折りしろL5乃至L7で
は導体パターンが内側になるようにフレキシブルプリン
ト配線板がほぼ直角に折り曲げられる。図3に示された
ような導体パターンの加工は、例えばエッチングにより
通常通り行われる。
【0030】図4は図2のアンテナモジュールの製造方
法の一例を説明するための図である。まず、図3のフレ
キシブルプリント配線板38を折りしろL5乃至L7で
折り曲げてループエレメントパターン30によりループ
エレメント18を構成する。このとき、ループエレメン
トパターン30の縁を接続パターン32に半田付してお
いてもよい。
【0031】次いで、必要に応じてフレキシブルプリン
ト配線板38を折りしろL1乃至L4で折り曲げた後、
フレキシブルプリント配線板38をモールド内に収容す
る。モールドは、この実施例では、ループエレメント1
8の中空部21(図2参照)に対応する突起40Aを有
する第1モールド40と、エレメント支持体20の中空
部22(図2参照)に対応する突起42Aを有する第2
モールド42とからなる。
【0032】続いて、モールド40又は42の図示しな
い注入口から硬化性流動体をモールド40及び42によ
り郭成される空間内に注入して、この硬化性流動体がフ
レキシブルプリント配線板38の樹脂フィルム24に接
触するようにする。硬化性流動体としては、エポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂を用いることができるし、勿論熱可
塑性樹脂を用いることもできる。
【0033】そして、硬化性流動体が硬化したならば、
モールド40及び42を分離することにより、図2のア
ンテナモジュールを得ることができる。図4の方法によ
ると、図2の各エレメント14,16及び18になるフ
レキシブルプリント配線板38の導体パターンが樹脂フ
ィルム24上に形成されているので、硬化性流動体の注
入に際して導体パターンに皺や割れが生じる恐れがな
く、アンテナモジュールの製造歩留りを向上させること
ができる。
【0034】図4の方法において、フレキシブルプリン
ト配線板38の樹脂フィルム24が硬化性流動体に接触
するようにしているのは、硬化性流動体が硬化したとき
に硬化物であるエレメント支持体20(図2参照)と樹
脂フィルム24の高い接合強度を得るのが容易だからで
ある。必要に応じて硬化性流動体を注入するのに先立ち
樹脂フィルム24に接着剤を塗布しておいてもよい。
【0035】図2のアンテナモジュールの構成による
と、図3によく示されるように、シグナルラインとして
機能するラインパターン36の先端部が、グランドエレ
メント14と同一平面上にこれと互いに絶縁された状態
で位置するので、表面実装に適した形態のアンテナモジ
ュールを実現することができる。
【0036】図3のフレキシブルプリント配線板の導体
パターンは、この実施例では、グランドエレメント1
4、アンテナエレメント16及びループエレメント18
の全てを含んでいるが、これらのエレメントから選択さ
れる1つ又は2つのエレメントのみを導体パターンが含
むように構成してもよい。
【0037】本実施例では、フレキシブルプリント配線
板38は上記各エレメントの全てを含んでいるので、図
4の方法によりアンテナモジュールを製造するに際し
て、1枚のフレキシブルプリント配線板をモールド内に
収納すれば足り、製造作業性がすこぶる良好である。
【0038】図5は図2のアンテナモジュールの量産に
適した製造方法の説明図である。本発明では、エレメン
ト支持体20の中空部22の貫通方向とループエレメン
ト18の中空部21の貫通方向とが同じであるので(図
1又は図2参照)、例えば、図4の方法により図2のア
ンテナモジュールを製造するに際して、長い突起40A
及び42Aをそれぞれ有するモールド40及び42を用
いてアンテナモジュール母材を作成し、図5中に一点鎖
線で示される切断面でこのアンテナモジュール母材を切
断することによって、1回のモールド成形により図2の
アンテナモジュール44を多数得ることができる。各切
断面は、エレメント支持体20の中空部22及びループ
エレメント18の中空部21が貫通する方向と垂直であ
る。
【0039】図6は本発明の第3実施例を示すアンテナ
モジュールの斜視図である。この実施例では、アンテナ
エレメント16及びループエレメント18は下側フレキ
シブルプリント配線板46の導体パターンに含まれ、こ
の下側フレキシブルプリント配線板46は回路部品が実
装される部分を有している。また、グランドエレメント
14は上側フレキシブルプリント配線板48の導体パタ
ーンに含まれ、この上側フレキシブルプリント配線板4
8も回路部品が実装される部分を有している。
【0040】符号50はエレメント支持体20と一体に
形成された絶縁体からなる基板を表しており、この基板
50はフレキシブルプリント配線板46及び48の回路
部品実装部により挟まれている。
【0041】下側フレキシブルプリント配線板46は、
その第1面がエレメント支持体20及び基板50に密着
する樹脂フィルム52と、樹脂フィルム52の第2面上
に形成された導体パターンとからなり、この導体パター
ンは、アンテナエレメント16とループエレメント18
と回路部品を表面実装するための回路パターンとからな
る。
【0042】上側フレキシブルプリント配線板48は、
その第1面がエレメント支持体20及び基板50に密着
する樹脂フィルム53と、樹脂フィルム53上に形成さ
れた導体パターンとを含み、この導体パターンはグラン
ドエレメント14と回路部品を表面実装するための回路
パターンとからなる。
【0043】図7は図6の下側フレキシブルプリント配
線板46を導体パターンの側から見たときの展開図であ
る。樹脂フィルム52は、長方形状の第1部分52A
と、第1部分52Aの長手方向の一部からこの長手方向
と直角の方向に伸びる形で第1部分52Aと一体に設け
られた長方形状の第2部分52Bとからなる。
【0044】樹脂フィルム52上に形成された導体パタ
ーンは、アンテナエレメント16に相当するアンテナエ
レメントパターン54と、ループエレメント18に相当
するループエレメントパターン56と、アンテナエレメ
ントパターン54及びループエレメントパターン56間
を導通させる接続パターン58と、回路パターン形成部
60に形成された表面実装用の回路パターンと、この回
路パターン及びアンテナエレメントパターン54間を接
続するラインパターン62及び64とを含む。
【0045】アンテナエレメントパターン54、接続パ
ターン58及びループエレメントパターン56は、樹脂
フィルム52の第1部分52A上の長手方向にこの順序
で配置され、ラインパターン62及び64と回路パター
ン形成部60は、樹脂フィルム52の第2部分52B上
の長手方向にアンテナエレメントパターン54の側から
この順序で配置される。
【0046】符号L11乃至L16はフレキシブルプリ
ント配線板46の折りしろを示し、折りしろL11乃至
L13ではフレキシブルプリント配線板46はその導体
パターンが外側になるように折りまげられ、折りしろL
14乃至L16ではフレキシブルプリント配線板46は
その導体パターンが内側になるように折り曲げられる。
【0047】図6の構成によると、基板50とエレメン
ト支持体20を一体に形成しているので、例えば図1又
は図2のアンテナモジュールをプリント配線板に実装す
るための半田付作業が不要になり、接続不良を低減する
ことができるとともに装置の製造が容易になる。
【0048】回路部品実装部における配線密度を高める
ために、図6に示されるように、下側フレキシブルプリ
ント配線板46の表面実装用の回路パターンに対して積
層される積層回路パターン66を設け、及び/又は、上
側フレキシブルプリント配線板48の表面実装用の回路
パターンに対して積層される積層回路パターン68を設
けてもよい。
【0049】実装すべき回路部品の数が少ない場合に
は、上側フレキシブルプリント配線板48に回路部品実
装部を設けなくてもよい。また、基板50がエレメント
支持体20と一体に形成されていない場合にも、フレキ
シブルプリント配線板46及び/又は48に回路部品実
装部を設けておくことは、アンテナモジュールの各エレ
メントに対する配線を省略する上で有効である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
所要の電気的特性を得るのが容易で小型化及び軽量化に
適し且つ製造作業性に優れたアンテナモジュール及びそ
の製造方法の提供が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すアンテナモジュール
の斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すアンテナモジュール
の斜視図である。
【図3】図2のフレキシブルプリント配線板の展開図で
ある。
【図4】図2のアンテナモジュールの製造方法の一例を
説明するための図である。
【図5】図2のアンテナモジュールの量産に適した製造
方法の説明図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す基板一体型のアンテ
ナモジュールの斜視図である。
【図7】図6の下側フレキシブルプリント配線板の展開
図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【図9】他の従来技術の説明図である。
【符号の説明】
14 グランドエレメント 16 アンテナエレメント 18 ループエレメント 20 エレメント支持体 38,46,48 フレキシブルプリント配線板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼麗 徳行 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 亀井 好一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 天野 俊昭 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−185003(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/00 - 1/52 H01Q 9/00 - 11/20 H01Q 13/00 - 13/28

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の導体からなるグランドエレメン
    ト(14)と、 該グランドエレメント(14)に対してほぼ平行に配置され
    た平板状の導体からなるアンテナエレメント(16)と、 上記グランドエレメント(14)及び上記アンテナエレメン
    ト(16)の間にこれらと予め定められた位置関係で配置さ
    れ、上記アンテナエレメント(16)に導通する筒状の導体
    からなるループエレメント(18)と、 該ループエレメント(18)の外表面のほぼ全面を覆うよう
    に上記グランドエレメント(14)及び上記アンテナエレメ
    ント(16)の間に充填された絶縁体からなるエレメント支
    持体(20)とを備え、 該エレメント支持体(20)には、上記ループエレメント(1
    8)により郭成される第1中空部(21)が貫通する方向と同
    じ方向に貫通する第2中空部(22)が形成されていること
    を特徴とするアンテナモジュール。
  2. 【請求項2】 その第1面が上記エレメント支持体(20)
    に密着する樹脂フィルム(24)と、該樹脂フィルムの第2
    面上に形成され上記グランドエレメント(14)、上記アン
    テナエレメント(16)及び上記ループエレメント(18)の少
    なくともいずれかを含む導体パターンとを有するフレキ
    シブルプリント配線板(38)をさらに備えたことを特徴と
    する請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 【請求項3】 上記樹脂フィルム(24)は長方形状であ
    り、 上記導体パターンは、上記グランドエレメント(14)に相
    当するグランドエレメントパターン(26)と、上記アンテ
    ナエレメント(16)に相当するアンテナエレメントパター
    ン(28)と、上記ループエレメント(18)に相当するループ
    エレメントパターン(30)と、該アンテナエレメントパタ
    ーン(28)及び該ループエレメントパターン(30)間を導通
    させる接続パターン(32)とを含み、 該グランドエレメントパターン(26)、該アンテナエレメ
    ントパターン(28)、該接続パターン(32)及び該ループエ
    レメントパターン(30)は上記樹脂フィルム(24)上の長手
    方向にこの順序で配置されることを特徴とする請求項2
    に記載のアンテナモジュール。
  4. 【請求項4】 上記グランドエレメントパターン(26)の
    上記アンテナエレメントパターン(28)側の縁には切欠き
    (26A) が形成され、 上記導体パターンは、上記グランドエレメントパターン
    (26)及び上記アンテナエレメントパターン(28)を導通さ
    せる予め定められた幅の第1のラインパターン(34)と、
    該第1のラインパターン(34)とほぼ平行で且つ該第1の
    ラインパターン(34)と予め定められた距離離れるように
    上記アンテナエレメントパターン(28)から延設されその
    先端は上記切欠き(26A) 内に位置する第2のラインパタ
    ーン(36)とをさらに含むことを特徴とする請求項3に記
    載のアンテナモジュール。
  5. 【請求項5】 その第1面の少なくとも一部が上記エレ
    メント支持体(20)に密着する第1の樹脂フィルム(52)
    と、該第1の樹脂フィルム(52)の第2面上に形成され上
    記アンテナエレメント(16)及び上記ループエレメント(1
    8)の少なくともいずれかを含む第1の導体パターンとを
    有する第1のフレキシブルプリント配線板(46)をさらに
    備え、 該第1のフレキシブルプリント配線板(46)は第1の回路
    部品が実装される部分を有することを特徴とする請求項
    1に記載のアンテナモジュール。
  6. 【請求項6】 上記第1の樹脂フィルム(52)は、長方形
    状の第1部分(52A)と、該第1部分(52A) の長手方向の
    一部から該長手方向と直角の方向に伸びる形で該第1部
    分(52A) と一体に設けられた長方形状の第2部分(52B)
    とを含み、 上記第1の導体パターンは、上記アンテナエレメント(1
    6)に相当するアンテナエレメントパターン(54)と、上記
    ループエレメント(18)に相当するループエレメントパタ
    ーン(56)と、該アンテナエレメントパターン(54)及び該
    ループエレメントパターン(56)間を導通させる接続パタ
    ーン(58)と、上記第1の回路部品用の第1の回路パター
    ンと、該第1の回路パターン及び上記アンテナエレメン
    トパターン(54)間を接続する少なくとも1つのラインパ
    ターン(62,64) とを含み、 上記アンテナエレメントパターン(54)、上記接続パター
    ン(58)及び上記ループエレメントパターン(56)は上記第
    1の樹脂フィルム(52)の第1部分(52A) 上の長手方向に
    この順序で配置され、 上記ラインパターン(62,64) 及び上記第1の回路パター
    ンは上記第1の樹脂フィルム(52)の第2部分(52B) 上の
    長手方向に上記アンテナエレメントパターン(54)の側か
    らこの順序で配置されることを特徴とする請求項5に記
    載のアンテナモジュール。
  7. 【請求項7】 上記第1の回路パターンに対して上記第
    1の樹脂フィルム(52)内で積層される第1の積層回路パ
    ターン(66)をさらに備えたことを特徴とする請求項6に
    記載のアンテナモジュール。
  8. 【請求項8】 上記エレメント支持体(20)と一体に設け
    られその第1面に上記第1の樹脂フィルム(52)が密着す
    る基板(50)をさらに備えたことを特徴とする請求項6に
    記載のアンテナモジュール。
  9. 【請求項9】 その第1面が上記エレメント支持体(20)
    及び上記基板(50)の第2面に密着する第2の樹脂フィル
    ム(53)と、該第2の樹脂フィルム(53)の第2面上に形成
    され上記グランドエレメント(14)を含む第2の導体パタ
    ーンとを有する第2のフレキシブルプリント配線板(48)
    をさらに備え、 該第2のフレキシブルプリント配線板(48)は第2の回路
    部品が実装される部分を有し、 上記第2の導体パターンは上記第2の回路部品用の第2
    の回路パターンをさらに含むことを特徴とする請求項9
    に記載のアンテナモジュール。
  10. 【請求項10】 上記第2の回路パターンに対して上記
    第2の樹脂フィルム(53)内で積層される第2の積層回路
    パターン(68)をさらに備えたことを特徴とする請求項8
    に記載のアンテナモジュール。
  11. 【請求項11】 樹脂フィルム(24)と、該樹脂フィルム
    (24)上に形成されグランドエレメントパターン(26)、ア
    ンテナエレメントパターン(28)及びループエレメントパ
    ターン(30)を含む導体パターンとを有するフレキシブル
    プリント配線板(38)について加工を行い、上記ループエ
    レメントパターン(30)によりループエレメント(18)を構
    成する第1のステップと、 該ループエレメント(18)が構成された上記フレキシブル
    プリント配線板(38)を上記導体パターンがモールド(40,
    42) の側に位置するように該モールド(40,42)により郭
    成される空間内に収容する第2のステップと、 上記樹脂フィルム(24)に接触するように硬化性流動体を
    上記モールド(40,42)内に注入して、上記ループエレメ
    ント(18)により郭成される第1中空部(21)が貫通する方
    向と同じ方向に貫通する第2中空部(22)が形成されたエ
    レメント支持体(20)を形成する第3のステップとを含む
    ことを特徴とするアンテナモジュールの製造方法。
  12. 【請求項12】 上記硬化性流動体は熱可塑性樹脂又は
    熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項11に記載
    のアンテナモジュールの製造方法。
  13. 【請求項13】 上記エレメント支持体及び上記フレキ
    シブルプリント配線板を上記第2中空部が貫通する方向
    と垂直な切断面で切断する第4のステップをさらに含
    み、 上記第1乃至第4のステップを1回経て複数のアンテナ
    モジュールを得ることを特徴とする請求項11に記載の
    アンテナモジュールの製造方法。
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