JP3215063U

JP3215063U - 化粧用パフ

Info

Publication number: JP3215063U
Application number: JP2017005618U
Authority: JP
Inventors: 優真松井
Original assignee: Morito Co Ltd
Current assignee: Morito Co Ltd
Priority date: 2017-12-13
Filing date: 2017-12-13
Publication date: 2018-02-22
Anticipated expiration: 2027-12-13

Abstract

【課題】長期間使用できる化粧用パフを提供する。【解決手段】化粧用パフ１Ａは、容器状の薄層本体２と、この薄層本体２に充填されるジェル３と、薄層本体２と周辺部において接着され、ジェル３を包み込むように閉じ込める上面薄層４を有する。薄層本体２と上面薄層４は異なる素材からなる。上面薄層４は新品パーツ４Ａと取り換え可能である。新品パーツ４Ａは、貼り付ける下面に粘着層４２Ａがあり、使用時まで剥離層４１Ａにより保護されている。【選択図】図３

Description

本考案は化粧用パフに関する。

本出願人は実用新案登録第3212627号において、次のような考案を提案した。すなわち、容器状の薄層本体と、この薄層本体に充填されるジェルと、前記薄層本体と周辺部において接着され、前記ジェルを包み込むように閉じ込める上面薄層を有する化粧用パフであって、前記薄層本体と前記上面薄層が異なる素材からなることを特徴とするものである。

この考案によれば、ファンデーションを皮膚になじませると共に余分のファンデーションを吸い取るときには上面薄層側を使用し、皮膚の上で伸ばすときには薄層本体側を使用することができる。

実用新案登録第3212627号

前記従来技術では、上面薄層は織物層又は編物層であるために、比較的に早く汚れやすい。汚れがひどくなれば、ジェルや薄層本体はまだ使用可能であるにもかかわらず、全体を廃棄せざるを得なかった。

本考案は、前記従来技術を使用しながら、さらにこの化粧用パフを長期間使用できるようにすることを目的とする。

本考案は、容器状の薄層本体と、この薄層本体に充填されるジェルと、前記薄層本体と周辺部において接着され、前記ジェルを包み込むように閉じ込める上面薄層を有し、しかも、前記薄層本体と前記上面薄層が異なる素材からなる化粧用パフであって、なおかつ前記上面薄層が新品パーツと取り換え可能であることを特徴とする。

新品パーツとしての上面薄層は、貼り付ける下面に粘着層を有し、使用時まで剥離層により保護されている。

本考案においては、上面薄層が取り換え可能であるため、ジェルや薄層本体は以前のものを使用しつつ、上面薄層のみを新品パーツと取り換えることができる。その結果、従来の製品と比べて本考案の化粧用パフは長期間の使用が可能となった。

本考案の実施例に係る化粧用パフの（ａ）平面図、（ｂ）底面図、（ｃ）正面図、（ｄ）側面図である。図１（ａ）の矢示部分における断面図である。本実施例の化粧パフの側面図であり、（ａ）汚れた上面薄層を化粧パフから除去する工程、（ｂ）新しい上面薄層を用意し、その剥離層を除去する工程、（ｃ）新しい上面薄層を古いジェルや薄層本体に付着させる工程、（ｄ）新しい上面薄層を付着させて化粧パフを完成させる工程、を示している。

以下、添付の図面に基づき、本考案の実施例を説明する。

図１、図２に示すように、本考案のパフ１は、容器状の薄層本体２と、薄層本体２に充填されるジェル３と、前記薄層本体２と周辺部において接着され、前記ジェル３を包み込むように閉じ込める上面薄層４からなる。

薄層本体２としては、天然／合成ゴム、軟質樹脂、等が使用可能である。合成ゴムとしては、例えばシリコンゴムやウレタンゴムなどを用いることができる。軟質樹脂としては、スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーなどが例示される。

ジェル３の素材としては、寒天、こんにゃく、ゼラチンなどのヒドロジェルや、シリコンジェル、ポリウレタンジェル、スチレンジェルなどのオルガノジェルを使用することができる。

上面薄層４としては、スポンジまたは織物が好ましく、編物等の繊維生地も用いることができる。スポンジは、ウレタン（特殊ウレタンまたは湿式ウレタン等）、ラテックス、ＰＶＡ（ＰｏｌｙｖｉｎｙｌＡｌｃｏｈｏｌ）またはＮＢＲ（アクロニトリルブタジエンラバー）等が例示される。織物としては、例えば平織、斜文織、朱子織、変化平織、変化斜文織、変化朱子織、変わり織、紋織、片重ね織、二重組織、多重組織、経パイル織、緯パイル織、絡み織などが挙げられる。編物としては、例えば丸編、緯編、経編（トリコット編、ラッセル編を含む）、パイル編、平編、天竺編、リブ編、スムース編（両面編）、ゴム編、パール編、デンビー組織、コード組織、アトラス組織、鎖組織、挿入組織などが挙げられる。

本実施例のパフ１を製造するには、まず、型（図示せず）の内壁に薄層本体２の塗膜を形成する。その後、薄層塗膜内にジェル３を充填する。次に、ジェル３が充填された型を加熱してジェル３を硬化させる。硬化後、脱型して、上面を閉じたあと、上面薄層４を接着して化粧用パフを得る。場合により脱型された直後の化粧用パフのバリ等を除去する。

本考案では、使用により汚れた上面薄層４が取り換え可能であることが特徴である。図３に基づいて、その取り換え工程を説明する。

まず、（ａ）に示すように、使用により汚れた上面薄層４を除去する。薄層本体２及び充填されるジェル３はそのまま古いものを残す。続いて、（ｂ）に示すように、新品のパーツである上面薄層４Ａを用意し、その剥離層４１Ａを除去して粘着層４２Ａを露出させる。続いて、新しい上面薄層４Ａを古い薄層本体２に付着させれば（（ｃ））、新しい化粧用パフ１Ａとして使用可能である（（ｄ））。

新品のパーツである上面薄層４Ａは、製品販売時にスペアとして１個以上付属させることもできるし、別売品とすることもできる。

１化粧用パフ
１Ａ化粧用パフ
２薄層本体
３ジェル
４上面薄層
４Ａ上面薄層
４１Ａ剥離層

Claims

容器状の薄層本体（２）と、この薄層本体（２）に充填されるジェル（３）と、前記薄層本体（２）と周辺部において接着され、前記ジェルを包み込むように閉じ込める上面薄層（４）を有し、前記薄層本体（２）と前記上面薄層（４）が異なる素材からなる化粧用パフ（１）であって、前記上面薄層（４）が新品パーツ（４Ａ）と取り換え可能であることを特徴とする化粧用パフ（１，１Ａ）。
新品パーツ（４Ａ）としての上面薄層は、貼り付ける下面に粘着層（４２Ａ）があり、使用時まで剥離層（４１Ａ）により保護されている請求項１記載の化粧用パフ（１，１Ａ）。