JP3214914B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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- JP3214914B2 JP3214914B2 JP22970492A JP22970492A JP3214914B2 JP 3214914 B2 JP3214914 B2 JP 3214914B2 JP 22970492 A JP22970492 A JP 22970492A JP 22970492 A JP22970492 A JP 22970492A JP 3214914 B2 JP3214914 B2 JP 3214914B2
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- Japan
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐環境汚染をも考慮し
たフロン対応冷蔵庫に係り、特に冷蔵庫の内箱、棚、ド
アライナー、浄水器部材および食品収納容器と云った食
品収納部におけるカビや酵母、細菌類の養殖防止に好適
な冷蔵庫およびカビ防止プラスチック成形体に関する。
たフロン対応冷蔵庫に係り、特に冷蔵庫の内箱、棚、ド
アライナー、浄水器部材および食品収納容器と云った食
品収納部におけるカビや酵母、細菌類の養殖防止に好適
な冷蔵庫およびカビ防止プラスチック成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫の食品収納部におけるカビ
発生防止は、食品収納部を構成するプラスチック成形体
中に有機系のカビ発生防止剤(以下、防カビ剤と略称)
を含有させ、これをプラスチック成形体中に配合された
タルクや二酸化チタンを通してその表面上にわずかずつ
浮き出るようにして、防カビ剤自身のハロー効果により
表面に栄養源が若干付いていてもカビの生育を抑制する
ものとなっている。なお、この種の技術に関連するもの
としては、例えば特開昭63−83576号公報が挙げ
られる。
発生防止は、食品収納部を構成するプラスチック成形体
中に有機系のカビ発生防止剤(以下、防カビ剤と略称)
を含有させ、これをプラスチック成形体中に配合された
タルクや二酸化チタンを通してその表面上にわずかずつ
浮き出るようにして、防カビ剤自身のハロー効果により
表面に栄養源が若干付いていてもカビの生育を抑制する
ものとなっている。なお、この種の技術に関連するもの
としては、例えば特開昭63−83576号公報が挙げ
られる。
【0003】また、冷蔵庫断熱箱体は、周知のように金
属ケースから成る外箱とプラスチック成形体から成る内
箱とを組合せて出来る空間部にウレタンフォームを充填
して断熱箱体としている。かかる断熱箱体の内箱は、一
般にABS樹脂の成形体から成り、発泡剤として、トリ
クロロモノフルオロメタン(R−11)を用いて発泡し
たウレタンフォームとの接着をよくし箱体の強度を保持
している。つまり、発泡剤R−11は、ABS樹脂との
相性が良く、内箱の割れを生じないことから専らウレタ
ンフォーム形成時の発泡剤として使用されてきた。な
お、この種の冷蔵庫の断熱箱体に関連するものには、例
えば特開昭58−153074号公報が挙げられる。
属ケースから成る外箱とプラスチック成形体から成る内
箱とを組合せて出来る空間部にウレタンフォームを充填
して断熱箱体としている。かかる断熱箱体の内箱は、一
般にABS樹脂の成形体から成り、発泡剤として、トリ
クロロモノフルオロメタン(R−11)を用いて発泡し
たウレタンフォームとの接着をよくし箱体の強度を保持
している。つまり、発泡剤R−11は、ABS樹脂との
相性が良く、内箱の割れを生じないことから専らウレタ
ンフォーム形成時の発泡剤として使用されてきた。な
お、この種の冷蔵庫の断熱箱体に関連するものには、例
えば特開昭58−153074号公報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、プラ
スチック成形体をケースとする冷蔵庫用食品収納容器に
おいて、前記プラスチック成形体に防カビ剤として含有
させた有機系のP−オキシ安息香酸n−ブチル、もしく
はp−オキシ安息香酸ブロビルは、同様にしてプラスチ
ック成形体中に配合されたタルクや二酸化チタンを通し
てプラスチック成形体表面上にわずかずつ浮きでるよう
にし、また、防カビ剤自身のハロー効果により冷蔵庫内
箱、ドアライナーおよび食品収納容器に付着したカビ、
酵母、細菌等の微生物の生育を抑制し、食品の鮮度を長
期にわたって持続することができる。しかし、これら有
機系の防カビ剤はプラスチック成形体表面上にわずかず
つ浮き出す作用を利用したものであるため経時的に効果
が薄れてしまい、永久的な効果が期待出来ない。
スチック成形体をケースとする冷蔵庫用食品収納容器に
おいて、前記プラスチック成形体に防カビ剤として含有
させた有機系のP−オキシ安息香酸n−ブチル、もしく
はp−オキシ安息香酸ブロビルは、同様にしてプラスチ
ック成形体中に配合されたタルクや二酸化チタンを通し
てプラスチック成形体表面上にわずかずつ浮きでるよう
にし、また、防カビ剤自身のハロー効果により冷蔵庫内
箱、ドアライナーおよび食品収納容器に付着したカビ、
酵母、細菌等の微生物の生育を抑制し、食品の鮮度を長
期にわたって持続することができる。しかし、これら有
機系の防カビ剤はプラスチック成形体表面上にわずかず
つ浮き出す作用を利用したものであるため経時的に効果
が薄れてしまい、永久的な効果が期待出来ない。
【0005】また、ウレタンフォームの発泡剤として常
用されて来たR−11は、難分解性CFC(Chlor
o Fluoro Carbonの略)のひとつであ
り、通称フロンとも呼ばれているが、この種の難分解性
CFCが大気中に放出されると成層圏におけるオゾン層
破壊や温室効果による地表温度上昇が生じるとされ、近
年、世界的な環境汚染問題となり、これらの難分解性C
FCの生産および消費を規制する動きが高まっている。
このため、代替品の選択が進められており、発泡剤とし
ては、易分解性CFCである1・1−ジクロロ−2,2
−トリフルオロエタンCHl2CF3(R−123)並び
に1・1−ジクロロ−1−フルオロエタン(R−142
b)が最も有望な代替品候補としてあげられている。し
かし、発泡剤をR−123に代替すると、内箱を構成す
るABS樹脂がこれに侵食されて割れが発生するという
問題点が生じ、ウレタンフォームの発泡剤としてR−1
23およびR−141bが使用出来ないという問題があ
った。
用されて来たR−11は、難分解性CFC(Chlor
o Fluoro Carbonの略)のひとつであ
り、通称フロンとも呼ばれているが、この種の難分解性
CFCが大気中に放出されると成層圏におけるオゾン層
破壊や温室効果による地表温度上昇が生じるとされ、近
年、世界的な環境汚染問題となり、これらの難分解性C
FCの生産および消費を規制する動きが高まっている。
このため、代替品の選択が進められており、発泡剤とし
ては、易分解性CFCである1・1−ジクロロ−2,2
−トリフルオロエタンCHl2CF3(R−123)並び
に1・1−ジクロロ−1−フルオロエタン(R−142
b)が最も有望な代替品候補としてあげられている。し
かし、発泡剤をR−123に代替すると、内箱を構成す
るABS樹脂がこれに侵食されて割れが発生するという
問題点が生じ、ウレタンフォームの発泡剤としてR−1
23およびR−141bが使用出来ないという問題があ
った。
【0006】したがって本発明の目的は、かかる従来の
問題点を解消することにあり、経時的な劣化が少なく、
しかもウレタンフォームの代替発泡剤としての易分解性
CFCと相性の良い防カビ剤を含有するプラスチック成
形体と、それを内箱等の食品収容部材として構成した改
良された冷蔵庫とを提供することにある。
問題点を解消することにあり、経時的な劣化が少なく、
しかもウレタンフォームの代替発泡剤としての易分解性
CFCと相性の良い防カビ剤を含有するプラスチック成
形体と、それを内箱等の食品収容部材として構成した改
良された冷蔵庫とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、冷凍冷蔵庫の内箱、ドアライナー、棚、浄水器部お
よび食品収納容器等のプラスチック成形体に、銀もしく
は銀化合物無機抗菌剤を添加、含有させることによっ
て、カビ、酵母、細菌等の微生物の生育を抑制し、食品
の鮮度保持およびクリーンな雰囲気状態をつくる。銀の
抗菌作用は、永久的に効果を持続させる。その根拠は銀
系無機化合物(ゼオライト)自体を空気中で保存した場
合、ゼオライト中の銀イオンの分解、気散、蒸発等は全
くなく、半永久的に持続することにある。抗菌剤として
の銀系無機化合物は、わずかの含有量でもそれなりに効
果があるが、好ましくはプラスチック成形体中に最終的
に0.5〜5重量%含有することである。
に、冷凍冷蔵庫の内箱、ドアライナー、棚、浄水器部お
よび食品収納容器等のプラスチック成形体に、銀もしく
は銀化合物無機抗菌剤を添加、含有させることによっ
て、カビ、酵母、細菌等の微生物の生育を抑制し、食品
の鮮度保持およびクリーンな雰囲気状態をつくる。銀の
抗菌作用は、永久的に効果を持続させる。その根拠は銀
系無機化合物(ゼオライト)自体を空気中で保存した場
合、ゼオライト中の銀イオンの分解、気散、蒸発等は全
くなく、半永久的に持続することにある。抗菌剤として
の銀系無機化合物は、わずかの含有量でもそれなりに効
果があるが、好ましくはプラスチック成形体中に最終的
に0.5〜5重量%含有することである。
【0008】銀系無機化合物(ゼオライト)を溶液中に
保持した場合、例えば超純水の如く他のイオンが全く存
在しない場合、つまりゼオライト中の銀イオンと交換す
る相手側のイオンが存在しないこととなり、銀イオンの
溶出は全くない。この意味において抗菌力は半永久的に
持続する。但し、このようなイオンが存在しない理想系
は存在するはずはなく、現実の系では微量でも他のイオ
ンが存在するため銀ゼオライト固相中の平衡関係がくず
れ固相−液相間の銀イオン交換反応が起こり得る。例え
ば水道水中ではCa2+イオン、Mg3+イオン、Fe
3+イオン等の微量の金属イオンが存在する。したがっ
て水中には銀ゼオライト中の銀イオンが数〜数十ppb
程度溶出する。但し、この程度の微量の銀イオン溶出量
は銀ゼオライト中に含まれる銀イオン量に比べてその比
率が10~6〜10~7であり、半永久的抗菌力は持続す
る。
保持した場合、例えば超純水の如く他のイオンが全く存
在しない場合、つまりゼオライト中の銀イオンと交換す
る相手側のイオンが存在しないこととなり、銀イオンの
溶出は全くない。この意味において抗菌力は半永久的に
持続する。但し、このようなイオンが存在しない理想系
は存在するはずはなく、現実の系では微量でも他のイオ
ンが存在するため銀ゼオライト固相中の平衡関係がくず
れ固相−液相間の銀イオン交換反応が起こり得る。例え
ば水道水中ではCa2+イオン、Mg3+イオン、Fe
3+イオン等の微量の金属イオンが存在する。したがっ
て水中には銀ゼオライト中の銀イオンが数〜数十ppb
程度溶出する。但し、この程度の微量の銀イオン溶出量
は銀ゼオライト中に含まれる銀イオン量に比べてその比
率が10~6〜10~7であり、半永久的抗菌力は持続す
る。
【0009】上記プラスチック成形体としては、例えば
ポリアクリロニトリル樹脂、高濃度アクリロニトリルA
BS樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等のプラスチックが使用されるが、とりわけポ
リアクリロニトリル樹脂、もしくは高濃度アクリロニト
リルABS樹脂が好ましい。
ポリアクリロニトリル樹脂、高濃度アクリロニトリルA
BS樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等のプラスチックが使用されるが、とりわけポ
リアクリロニトリル樹脂、もしくは高濃度アクリロニト
リルABS樹脂が好ましい。
【0010】また、抗菌剤としての銀系無機化合物は、
代替フロンである1・1−ジクロロ−2,2・2−トリ
フルオロエタン(R−123)並びに1・1−ジクロロ
−1−フルオロエタン(R−142b)を発泡剤とした
ポリウレタンフォームとの相性が良い。したがって、銀
系無機化合物を含有したプラスチック成形体を内箱と
し、それと外箱の間に代替フロンを発泡剤とした発泡断
熱材を充填した断熱箱体としても、前記内箱の少なくと
も前記発泡断熱材と接する面の割れの問題がなくなる。
成形樹脂としてはポリアクリロニトリル樹脂、もしくは
高濃度アクリロニトリルABS樹脂が特に優れている。
代替フロンである1・1−ジクロロ−2,2・2−トリ
フルオロエタン(R−123)並びに1・1−ジクロロ
−1−フルオロエタン(R−142b)を発泡剤とした
ポリウレタンフォームとの相性が良い。したがって、銀
系無機化合物を含有したプラスチック成形体を内箱と
し、それと外箱の間に代替フロンを発泡剤とした発泡断
熱材を充填した断熱箱体としても、前記内箱の少なくと
も前記発泡断熱材と接する面の割れの問題がなくなる。
成形樹脂としてはポリアクリロニトリル樹脂、もしくは
高濃度アクリロニトリルABS樹脂が特に優れている。
【0011】
【作用】銀もしくは銀化合物の抗菌作用については、古
くから知られていることであるが、例えばゼオライトの
ような珪素、アルミニウム、ナトリウム等の酸化物を主
成分とする多孔性物質のナトリウムの一部を銀で置換し
た場合は、抗菌性がさらに一層高まる。こうした事実か
ら銀もしくは銀化合物を、例えばポリアクリロニトリル
樹脂、高濃度アクリロニトリルABS樹脂等のプラスチ
ックに添加して、冷蔵庫内箱、ドアライナーおよび食品
収納容器等に成形し冷蔵庫として使用しても、付着した
カビ、酵母細菌等の微生物の生育を抑制し、冷蔵庫内部
表面および雰囲気をクリーンな状態に維持することがで
きる。
くから知られていることであるが、例えばゼオライトの
ような珪素、アルミニウム、ナトリウム等の酸化物を主
成分とする多孔性物質のナトリウムの一部を銀で置換し
た場合は、抗菌性がさらに一層高まる。こうした事実か
ら銀もしくは銀化合物を、例えばポリアクリロニトリル
樹脂、高濃度アクリロニトリルABS樹脂等のプラスチ
ックに添加して、冷蔵庫内箱、ドアライナーおよび食品
収納容器等に成形し冷蔵庫として使用しても、付着した
カビ、酵母細菌等の微生物の生育を抑制し、冷蔵庫内部
表面および雰囲気をクリーンな状態に維持することがで
きる。
【0012】また、銀イオンと微生物との間に電気化学
的作用が起こるという説、あるいは銀イオンが微生物の
細胞内の蛋白質と結合して生育阻害を起こすという説が
あるが、何れにしても微生物の成育を抑制し得ることは
確かである。さらに、前述したように銀もしくは銀化合
物無機抗菌剤を添加した例えばポリアクリロニトリル樹
脂、高濃度アクリロニトリルABS樹脂等の成形体は、
断熱剤としてのポリウレタンフォームに配合されている
発泡剤R−123およびR−141bに対し安定で、耐
溶剤性に優れているため、R−123およびR−141
bのケミカルアタック(化学浸食作用)を防止するよう
に作用し、内箱の割れが発生することがない。
的作用が起こるという説、あるいは銀イオンが微生物の
細胞内の蛋白質と結合して生育阻害を起こすという説が
あるが、何れにしても微生物の成育を抑制し得ることは
確かである。さらに、前述したように銀もしくは銀化合
物無機抗菌剤を添加した例えばポリアクリロニトリル樹
脂、高濃度アクリロニトリルABS樹脂等の成形体は、
断熱剤としてのポリウレタンフォームに配合されている
発泡剤R−123およびR−141bに対し安定で、耐
溶剤性に優れているため、R−123およびR−141
bのケミカルアタック(化学浸食作用)を防止するよう
に作用し、内箱の割れが発生することがない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は冷凍冷蔵庫の横断面図で、1は冷凍冷蔵庫の
本体であり内部にフリーザ室2、冷蔵室3、氷温チルド
室4、冷蔵チルド室5、野菜室6を備えている。13は
真空一体成形の内箱であり、14は断熱材のポリウレタ
ンフォームである。7は氷温チルド室の収納食品を入れ
る氷温チルドケース、8は冷蔵チルド室の収納食品を入
れる冷蔵チルドケースである。9は冷却器、10は冷気
を循環させるファンである。11は冷気を分配させる温
度調節用ダンパー部である。
る。図1は冷凍冷蔵庫の横断面図で、1は冷凍冷蔵庫の
本体であり内部にフリーザ室2、冷蔵室3、氷温チルド
室4、冷蔵チルド室5、野菜室6を備えている。13は
真空一体成形の内箱であり、14は断熱材のポリウレタ
ンフォームである。7は氷温チルド室の収納食品を入れ
る氷温チルドケース、8は冷蔵チルド室の収納食品を入
れる冷蔵チルドケースである。9は冷却器、10は冷気
を循環させるファンである。11は冷気を分配させる温
度調節用ダンパー部である。
【0014】フリーザ室2は−18℃に、冷蔵室3は4
℃に、最下部の野菜室6は6℃に保持させる。特に生鮮
食品で凍結させると歯ざわりが悪く、賞味を損ねるが低
温保存を必要とするマグロやカツオの刺身、牛肉などを
入れる氷温チルド室4は−1℃、凍結し易く賞味を損ね
る豆腐、刻んだ生野菜、生めん等を入れる冷蔵チルド室
5は+1℃に保持させる。氷温チルド室4および冷蔵チ
ルド室5へは冷蔵庫背面に設けた冷気通風路12を介し
て冷気を配分しそれぞれの温度に保持させる。
℃に、最下部の野菜室6は6℃に保持させる。特に生鮮
食品で凍結させると歯ざわりが悪く、賞味を損ねるが低
温保存を必要とするマグロやカツオの刺身、牛肉などを
入れる氷温チルド室4は−1℃、凍結し易く賞味を損ね
る豆腐、刻んだ生野菜、生めん等を入れる冷蔵チルド室
5は+1℃に保持させる。氷温チルド室4および冷蔵チ
ルド室5へは冷蔵庫背面に設けた冷気通風路12を介し
て冷気を配分しそれぞれの温度に保持させる。
【0015】冷蔵庫用内箱、棚、ドアライナー、浄水器
部材および食品収納容器等のプラスチック成形体は、ポ
リアクリロニトリル樹脂、もしくは高濃度アクリロニト
リルABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリ
プロピレン樹脂等で構成する。上記各構成材料の表面が
清浄な状態であればカビや細菌の繁殖は認められない。
しかし、表面に食品類が付着すると、付着物が栄養源と
なり、食品の流通経路から持ち込む低温に強いカビや細
菌が繁殖する。上記プラスチック成形体中に含有せしめ
た銀もしくは銀化合物無機抗菌剤は、前記プラスチック
表面上に栄養源となる物があっても、その栄養源にある
カビや細菌の生体を銀イオンが傷つけ細胞原形質、酵素
蛋白質と反応し、その活性を阻害し生命力を奪うもので
ある。
部材および食品収納容器等のプラスチック成形体は、ポ
リアクリロニトリル樹脂、もしくは高濃度アクリロニト
リルABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリ
プロピレン樹脂等で構成する。上記各構成材料の表面が
清浄な状態であればカビや細菌の繁殖は認められない。
しかし、表面に食品類が付着すると、付着物が栄養源と
なり、食品の流通経路から持ち込む低温に強いカビや細
菌が繁殖する。上記プラスチック成形体中に含有せしめ
た銀もしくは銀化合物無機抗菌剤は、前記プラスチック
表面上に栄養源となる物があっても、その栄養源にある
カビや細菌の生体を銀イオンが傷つけ細胞原形質、酵素
蛋白質と反応し、その活性を阻害し生命力を奪うもので
ある。
【0016】すなわち、抗菌剤を練り込んだポリアクリ
ロニトリル樹脂、もしくは高濃度アクリロニトリルAB
S樹脂等のプラスチック成形体が具備すべき条件とし
て、(1)表面付着物が抗菌剤と接触して防カビ効果が
及ぶこと。(2)永久的に抗菌性が持続すること。
(3)広範囲のカビ、菌種に対し防カビ、防菌性がある
こと。(4)ケミカルアタックを防止し内箱の割れが発
生しないこと。(5)人体に対して安全性の高いこと。
(6)プラスチックの強度に悪影響を及ぼさないこと。
(7)使用しやすく安価であること。等の諸条件が満た
されていることが必要である。本発明者等は各種の抗菌
剤について種々実験検討した結果、上記条件を満足させ
る抗菌剤として銀もしくは銀化合物無機抗菌剤が特に有
効であることを見出した。
ロニトリル樹脂、もしくは高濃度アクリロニトリルAB
S樹脂等のプラスチック成形体が具備すべき条件とし
て、(1)表面付着物が抗菌剤と接触して防カビ効果が
及ぶこと。(2)永久的に抗菌性が持続すること。
(3)広範囲のカビ、菌種に対し防カビ、防菌性がある
こと。(4)ケミカルアタックを防止し内箱の割れが発
生しないこと。(5)人体に対して安全性の高いこと。
(6)プラスチックの強度に悪影響を及ぼさないこと。
(7)使用しやすく安価であること。等の諸条件が満た
されていることが必要である。本発明者等は各種の抗菌
剤について種々実験検討した結果、上記条件を満足させ
る抗菌剤として銀もしくは銀化合物無機抗菌剤が特に有
効であることを見出した。
【0017】この抗菌剤である銀もしくは銀化合物無機
抗菌剤を練り込んだ部材についての実施例を詳細に説明
する。本実施例では抗菌剤として銀ゼオライトを用い
た 。まず、冷蔵庫の内箱13としては、高濃度アクリロ
ニトリルABSのナチュラル材ペレットと着色材ペレッ
トにあらかじめ指定濃度に調整した銀ゼオライト抗菌剤
入りペレットを加え、ミキシングした後、押出し成形機
により所定のシートを作成する。なお、抗菌剤の最終的
濃度は好ましい含有量0.5〜5重量%に調整する。さ
らに内箱の型を使い真空成形機により冷蔵庫の内箱13
が出来上がる。
抗菌剤を練り込んだ部材についての実施例を詳細に説明
する。本実施例では抗菌剤として銀ゼオライトを用い
た 。まず、冷蔵庫の内箱13としては、高濃度アクリロ
ニトリルABSのナチュラル材ペレットと着色材ペレッ
トにあらかじめ指定濃度に調整した銀ゼオライト抗菌剤
入りペレットを加え、ミキシングした後、押出し成形機
により所定のシートを作成する。なお、抗菌剤の最終的
濃度は好ましい含有量0.5〜5重量%に調整する。さ
らに内箱の型を使い真空成形機により冷蔵庫の内箱13
が出来上がる。
【0018】原料として着色材ペレットに銀もしくは銀
化合物無機抗菌剤を混入させることも可能であり、高濃
度アクリロニトリルABSのナチュラル材ペレットとの
2種類のミキシングであるため現量産工程と同じとなり
余分な工程を省くことができる。なお、現状ABS材も
同様の工程で作成することが可能である。このように成
形した内箱を冷蔵庫に組み込み製品となる。
化合物無機抗菌剤を混入させることも可能であり、高濃
度アクリロニトリルABSのナチュラル材ペレットとの
2種類のミキシングであるため現量産工程と同じとなり
余分な工程を省くことができる。なお、現状ABS材も
同様の工程で作成することが可能である。このように成
形した内箱を冷蔵庫に組み込み製品となる。
【0019】抗菌性能としては図2、図3に示すように
現量産品と抗菌剤(1.0%および1.5%)入りとの
比較をすると、2週間で細菌、真菌(カビ)ともに約1
/3に低減することができる。なお、抗菌剤の寿命を推
定計算すると下記のとおりとなり、永久的に効果が持続
するものと考えられる。
現量産品と抗菌剤(1.0%および1.5%)入りとの
比較をすると、2週間で細菌、真菌(カビ)ともに約1
/3に低減することができる。なお、抗菌剤の寿命を推
定計算すると下記のとおりとなり、永久的に効果が持続
するものと考えられる。
【0020】〈前提条件〉 樹脂中の抗菌剤を1%とする。 抗菌剤中の銀もしくは銀化合物濃度を2.5重量%と
する。 成形品の重量を3kgとする。 1日で成形品に結露する水量を430gとする。 ※20℃での飽和水蒸気(17.5mmHg)が全て結露
するものとし、成形物容積500リットルで全空気が1
日,50回入れ替わることとする。 気体状態方程式:PV=nRTより500リットル中の
水分量は8.6g。 8.6g×50回=430g/日 銀の溶出最大量を2ppbとする。
する。 成形品の重量を3kgとする。 1日で成形品に結露する水量を430gとする。 ※20℃での飽和水蒸気(17.5mmHg)が全て結露
するものとし、成形物容積500リットルで全空気が1
日,50回入れ替わることとする。 気体状態方程式:PV=nRTより500リットル中の
水分量は8.6g。 8.6g×50回=430g/日 銀の溶出最大量を2ppbとする。
【0021】〈計算結果〉 樹脂中の銀量 3000g×0.01×0.025=0.75g=75
0mg 水430g中の銀溶出量 0.002mg/リットル×0.430=0.0008
6mg 耐用年数 750mg/0.00086mg=872093日=2
389年 また、高濃度アクリロニトリルABS材を用いる場合
は、ポリウレタンフォームに配合されている発泡剤R−
123およびR−141bに対する耐溶剤性に優れてい
るため、R−123およびR−141bのケミカルアタ
ックを防止するように作用し、内箱の割れが発生するこ
とがない。
0mg 水430g中の銀溶出量 0.002mg/リットル×0.430=0.0008
6mg 耐用年数 750mg/0.00086mg=872093日=2
389年 また、高濃度アクリロニトリルABS材を用いる場合
は、ポリウレタンフォームに配合されている発泡剤R−
123およびR−141bに対する耐溶剤性に優れてい
るため、R−123およびR−141bのケミカルアタ
ックを防止するように作用し、内箱の割れが発生するこ
とがない。
【0022】上記内容の他の実施例として、ドアライナ
ー、棚、浄水器部材および食品収納容器等のプラスチッ
ク成形体に展開できることは云うまでもない。また、銀
もしくは銀化合物無機抗菌剤を練り込んだプラスチック
材料を各種の色に仕上げることにより、従来冷蔵庫のイ
メージを変え意匠の上からも新鮮味を加えて商品効果を
上げることができる。さらにまた、冷蔵庫に限らず、そ
の他のカビの発生を嫌うプラスチック成形体一般に適用
できることは云うまでもない。
ー、棚、浄水器部材および食品収納容器等のプラスチッ
ク成形体に展開できることは云うまでもない。また、銀
もしくは銀化合物無機抗菌剤を練り込んだプラスチック
材料を各種の色に仕上げることにより、従来冷蔵庫のイ
メージを変え意匠の上からも新鮮味を加えて商品効果を
上げることができる。さらにまた、冷蔵庫に限らず、そ
の他のカビの発生を嫌うプラスチック成形体一般に適用
できることは云うまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明により所期の目的を達成すること
ができた。すなわち、収納食品の流通経路から食品に付
着して持ち込まれるカビや細菌の微生物を銀もしくは銀
化合物無機抗菌剤の防カビ、防菌作用により生命力を奪
い微生物自身の繁殖を防ぐことができ、冷蔵庫内をクリ
ーンにし、貯蔵食品の高鮮度保持効果も大となる。さら
に抗菌剤を練り込んだ例えばポリアクリロニトリル樹
脂、高濃度アクリロニトリルABS樹脂等を用いて成形
した内箱は、発泡剤として代替フロンであるR123お
よびR141bを用いて製造したポリウレタンフォーム
の如き発泡断熱材に接触しても割れや強度低下を来すこ
となく信頼性の高い冷蔵庫を実現することができる。
ができた。すなわち、収納食品の流通経路から食品に付
着して持ち込まれるカビや細菌の微生物を銀もしくは銀
化合物無機抗菌剤の防カビ、防菌作用により生命力を奪
い微生物自身の繁殖を防ぐことができ、冷蔵庫内をクリ
ーンにし、貯蔵食品の高鮮度保持効果も大となる。さら
に抗菌剤を練り込んだ例えばポリアクリロニトリル樹
脂、高濃度アクリロニトリルABS樹脂等を用いて成形
した内箱は、発泡剤として代替フロンであるR123お
よびR141bを用いて製造したポリウレタンフォーム
の如き発泡断熱材に接触しても割れや強度低下を来すこ
となく信頼性の高い冷蔵庫を実現することができる。
【図1】本発明の一実施例となるプラスチック成形体に
抗菌剤を練り込んだ冷蔵庫の横断面図。
抗菌剤を練り込んだ冷蔵庫の横断面図。
【図2】同じく冷蔵庫の内箱を試料とした抗菌剤の有無
による抗細菌性能特性曲線図。
による抗細菌性能特性曲線図。
【図3】同じく冷蔵庫の内箱を試料とした抗菌剤の有無
による抗カビ性能特性曲線図。
による抗カビ性能特性曲線図。
1…冷凍冷蔵庫の本体、 2…冷凍室、3
…冷蔵室、 4…氷温チルド
室、5…冷蔵チルド室、 6…野菜
室、7…氷温チルドケース、 8…冷蔵チ
ルドケース、9…冷却器、 10
…冷気循環用ファン、11…温度調節用ダンパー、
12…冷気通風路、13…内箱、
14…断熱用ウレタンフォーム。
…冷蔵室、 4…氷温チルド
室、5…冷蔵チルド室、 6…野菜
室、7…氷温チルドケース、 8…冷蔵チ
ルドケース、9…冷却器、 10
…冷気循環用ファン、11…温度調節用ダンパー、
12…冷気通風路、13…内箱、
14…断熱用ウレタンフォーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−255847(JP,A) 特開 昭63−69840(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06 F25D 23/08 C08J 9/14 C08J 5/00
Claims (5)
- 【請求項1】銀ゼオライト抗菌剤を含有せしめたプラス
チック成形体で冷蔵庫の内箱を構成すると共に、外箱と
内箱との間に充填する発泡断熱材を代替フロン発泡剤で
発泡した断熱材で構成して成る冷蔵庫。 - 【請求項2】上記銀ゼオライト抗菌剤を、プラスチック
成形体中に重量比で0.5〜5%含有せしめて成る請求
項1に記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】上記プラスチック成形体をポリアクリロニ
トリル樹脂、高濃度アクリロニトリルABS樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂の何れ
か一つの樹脂で構成して成る請求項1もしくは2に記載
の冷蔵庫。 - 【請求項4】上記代替フロン発泡剤を1・1−ジクロロ
−2,2・2−トリフルオロエタンもしくは1・1−ジ
クロロ−1−フルオロエタンとして成る請求項1に記載
の冷蔵庫。 - 【請求項5】上記発泡断熱材をポリウレタンフォームで
構成して成る請求項1に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22970492A JP3214914B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22970492A JP3214914B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673196A JPH0673196A (ja) | 1994-03-15 |
JP3214914B2 true JP3214914B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=16896394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22970492A Expired - Fee Related JP3214914B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214914B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU4662100A (en) * | 1999-04-23 | 2000-11-10 | Agion Technologies, Llc | Cooler chest with antimicrobial properties |
FR2811304B1 (fr) * | 2000-07-07 | 2002-10-25 | Ceca Sa | Emballage fongistatique et procede de fabrication |
DE10208066A1 (de) | 2002-02-25 | 2003-09-04 | Bsh Bosch Siemens Hausgeraete | Innenteil für ein Kältegerät |
KR20040065353A (ko) * | 2003-01-14 | 2004-07-22 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 나노실버를 이용한 항균 냉장고 |
US20040137213A1 (en) * | 2003-01-14 | 2004-07-15 | Kim Jin Soo | Refrigerator with a finish material containing nanosilver particles |
CN100408951C (zh) * | 2003-04-02 | 2008-08-06 | Lg电子株式会社 | 使用抗菌物质处理电冰箱部件的抗菌方法 |
KR101636699B1 (ko) * | 2016-05-23 | 2016-07-06 | 가온비 주식회사 | 축열조의 루프 구조 및 그 시공방법 |
CN107478269A (zh) * | 2017-08-06 | 2017-12-15 | 深圳市益鑫智能科技有限公司 | 一种新型冰箱内环境洁净度智能指示系统 |
KR101975955B1 (ko) * | 2018-12-20 | 2019-05-08 | 맥섬석 지.엠. 주식회사 | 맥섬석 과립 항균 플라스틱 마스터배치 제조 방법 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP22970492A patent/JP3214914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0673196A (ja) | 1994-03-15 |
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