JP3214820U - 布製品折り畳み用芯材 - Google Patents

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【課題】布製品を折目がつかないように小さく折り畳むことができ、且つ使用前の保管スペースが小さい布製品折り畳み用芯材を提供する。【解決手段】布製品折り畳み用芯材Cは、1枚の段ボールシートから形成され、帯状の主部1と、主部の長手方向両端から延出する一対の筒状体形成部2と、筒状体形成部の先端の主部の短手方向一方側の角部から主部の長手方向に延出し、主部の短手方向他方側に突出する突起を有する一対の係合片3とを備え、主部は、筒状体形成部の近傍の係合片が存在する側の側部に形成され、係合片が係合可能な1又は複数対のスリットを有する。【選択図】図2

Description

本考案は、布製品折り畳み用芯材に関する。
例えばカーテン、シーツ等の布製品の包装にあたっては、折目(しわ)がつかないように小さく折り畳むことが望ましい。中でも、カーテンは、特に横方向の折目がつかないように包装することが求められる。このため、例えば特開2006−27693号公報には、一対の円柱状体を板状の間隔保持体で所定間隔に保持する布形状保持装置(芯材)にカーテンを巻き付けるようにして折り畳むことが提案されている。
上記公報に記載の布形状保持装置は、一対の円柱状体を用いるため、布製品の折り畳みに使用するまでの保管スペースが大きくなる。
特開2006−27693号公報
上記不都合に鑑みて、本考案は、布製品を折目がつかないように小さく折り畳むことができ、且つ使用前の保管スペースが小さい布製品折り畳み用芯材を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた考案は、1枚の段ボールシートから形成され、帯状の主部と、上記主部の長手方向両端から延出する一対の筒状体形成部と、上記筒状体形成部の先端の上記主部の短手方向一方側の角部から上記主部の長手方向に延出し、上記主部の短手方向他方側に突出する突起を有する一対の係合片とを備え、上記主部が、上記筒状体形成部の近傍の上記係合片が存在する側の側部に形成され、上記係合片が係合可能な1又は複数対のスリットを有することを特徴とする布製品折り畳み用芯材である。
当該布製品折り畳み用芯材は、上記筒状体形成部を複数回折り曲げて上記係合片を上記スリットに係合させることによって上記主部の両端に筒状体を形成することができる。このように筒状体を形成した当該布製品折り畳み用芯材に巻き付けるようにして布製品を折り畳むことで、布製品の生地が一箇所で180°折り返されることを防止して、折目がつくことを防止できる。また、当該布製品折り畳み用芯材は、使用前は平坦なシート状であるため、複数を重ねて保管することができ、保管スペースが小さい。
当該布製品折り畳み用芯材において、上記スリットの深さが上記主部の短手方向の長さの20%以上30%以下であることが好ましい。この構成によれば、上記主部の強度低下を抑制しつつ、上記筒状体形成部によって形成される筒状体の十分な強度を確保することができる。
当該布製品折り畳み用芯材において、上記筒状体形成部が、上記主部の短手方向に延びる2本の折曲容易線を有することが好ましい。この構成によれば、比較的容易に筒状体を形成することができる。
当該布製品折り畳み用芯材において、上記主部に近い側の上記折曲容易線から上記筒状体形成部の先端縁までの距離が、上記スリットから上記主部に近い側の上記折曲容易線までの距離と異なることが好ましい。この構成によれば、折曲容易線に沿ってシートを折るだけでは筒状体を平坦に押し潰すことができないため、当該布製品折り畳み用芯材に巻き付けるようにして折り畳んだ布製品を積み重ねても、布製品に折目がつくことを防止できる。
当該布製品折り畳み用芯材において、上記2本の折曲容易線の間隔が、上記主部の端縁から上記主部に近い側の上記折曲容易線までの距離よりも小さいことが好ましい。この構成によれば、形成される四角断面の筒状体の主部から遠い辺の長さが小さいため、この辺の両端の角度が比較的大きくなりやすい。このため、当該布製品折り畳み用芯に巻き付けられる布製品の折り曲げ角度を小さくして、布製品に折目がつくことをより効果的に抑制することができる。
以上のように本考案の布製品折り畳み用芯材は、布製品を折目がつかないように小さく折り畳むことができ、且つ使用前の保管スペースが小さい。
本考案の一実施形態の布製品折り畳み用芯材を示す模式的側平面図(展開図)である。 図1の布製品折り畳み用芯材の組立て状態を示す模式的斜視図である。 図2の布製品折り畳み用芯材を用いて折り畳んだ布製品を示す模式的側面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[布製品折り畳み用芯材]
図1に、本発明の一実施形態に係る布製品折り畳み用芯材Cの展開状態を示す。なお、図1において、太い実線はシート材を切断した切断線を示し、細い実線はシート材の一方の面側に筋押しして形成される罫線を示す。
当該布製品折り畳み用芯材Cは、図2に示すような形状に組立てられ、図3に示すように、布製品Pをその周囲に長手方向に巻き付けるようにして折り畳むために使用される。当該布製品折り畳み用芯材Cを用いて折り畳む布製品Pとしては、例えばカーテン、シーツ等の比較的面積が大きい製品が挙げられる。中でも、当該布製品折り畳み用芯材Cは、カーテンの流通時の折り畳みに特に好適に使用される。
当該布製品折り畳み用芯材Cは、1枚の段ボールシートから形成される。つまり、当該布製品折り畳み用芯材Cは、単一の部材から形成されるため、在庫管理が容易である。また、当該布製品折り畳み用芯材Cは、使用するまでは図1に示す平坦なシートに展開した状態で保管することができる。このため、当該布製品折り畳み用芯材Cは、使用前に必要とされる保管スペースが小さい。
当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートとしては、1枚の中芯の両側を一対のライナーで挟み込んだ両面段ボールシート(シングルウォール段ボールシート)だけでなく、3枚のライナーの間にそれぞれ中芯が挟み込まれた複両面段ボールシート(ダブルウォール段ボールシート又はダブルフルート段ボールシート)であってもよく、中芯の片側にのみライナーが貼着され片面段ボール(シングルフェース段ボールシート)であってもよく、4枚のライナーの間にそれぞれ中芯が挟み込まれた複複両面段ボールシート(トリプルウォール段ボールシート)であってもよい。
なお、当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートは、想定される布製品Pの重量、折り畳み品の積み重ね等を考慮して、十分な強度(特に曲げ剛性)を有するものが選択される。具体的には、JIS−Z1506(2003)に規定される「外装用段ボール箱」に用いられる段ボールシート、より詳しくはAフルート両面段ボールシート、Bフルート両面段ボールシート、Cフルート両面段ボールシート、ABフルート複両面段ボールシート(Wフルート段ボールシート)又はBCフルート複両面段ボールシートが好適に用いられ、中でも強度と価格とのバランスからBフルート両面段ボールシートが特に好適に用いられる。
当該布製品折り畳み用芯材Cは、帯状の主部1と、主部1の長手方向両端から延出し、主部1の両端部にそれぞれ筒状体T(図2参照)を形成する一対の筒状体形成部2と、筒状体形成部2の先端の主部1の短手方向一方側の角部から主部1の長手方向に延出する一対の係合片3とを備える。
<主部>
主部1は、帯状、つまり縦横の長さ比が大きい長方形状に形成される。この主部1は、筒状体形成部2の近傍の係合片3が存在する側の側部に形成され、係合片3が係合可能な複数対のスリット4を有する。
当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートは、筒状体形成部2によって形成される筒状体の強度(主部1の厚さ方向の圧縮に対する強度)を向上できるよう、中芯の稜線の向きが主部1の長手方向と一致することが好ましい。
当該布製品折り畳み用芯材Cを布製品Pとして一般的なカーテンを折り畳むために使用する場合、主部1の長手方向の長さの下限としては、55cmが好ましく、60cmがより好ましい。一方、主部1の長手方向の長さの上限としては、75cmが好ましく、70cmがより好ましい。主部1の長手方向の長さが上記下限に満たない場合、カーテンを高さ方向に3回以上折り返す(少なくとも一方の筒状体Tにカーテンを複数回巻き付ける)必要が生じ、カーテンに余分な折り癖がつくおそれがある。逆に、主部1の長手方向の長さが上記上限を超える場合、折り畳んだカーテンの長さが大きすぎてハンドリングが煩雑となるおそれがある。
当該布製品折り畳み用芯材Cを布製品Pとして一般的なカーテンを折り畳むために使用する場合、主部1の短手方向の長さ(幅)の下限としては、8cmが好ましく、10cmがより好ましい。一方、主部1の幅の上限としては、20cmが好ましく、15cmがより好ましい。主部1の幅が上記下限に満たない場合、カーテンを横方向に必要以上に折り畳む必要が生じることでカーテンの荷造りが煩雑となったり、荷姿が幅狭の縦長になることでハンドリングしにくくなるおそれがある。逆に、主部1の幅が上記上限を超える場合、カーテンの荷姿が大きくなることでハンドリングしにくくなるおそれがある。
(スリット)
スリット4は、一定の幅で主部1の短手方向に延在するよう形成される。また、スリット4は、奧端に幅を有しない切断線5が延設されていることが好ましい。
スリット4の幅の下限としては、当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートの平均厚さの1.0倍が好ましく、1.2倍がより好ましい。一方、スリット4の幅の上限としては、当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートの平均厚さの2.0倍が好ましく、1.8倍がより好ましい。スリット4の幅が上記下限に満たない場合、係合片3の係合が容易でなくなるおそれや、係合片3の係合時に余分な応力が加わることで段ボールシートが破れやすくなるおそれがある。逆に、スリット4の幅が上記上限を超える場合、係合片3が脱離し易くなるおそれがある。
スリット4の深さ(主部1の側縁の主たる直線部からスリット4の奧端までの主部1の短手方向の距離)の下限としては、主部1の短手方向の長さ(幅)の20%が好ましく、22%がより好ましい。一方、スリット4の深さの上限としては、主部1の短手方向の長さの30%が好ましく、28%がより好ましい。スリット4の深さが上記下限に満たない場合、係合片3が脱離し易くなるおそれがある。逆に、スリット4の深さが上記上限を超える場合、主部1がスリット4を起点に折れ曲がったり破断したりしやすくなるおそれがある。
スリット4の側縁と主部1の側縁との角部は、スリット4の開口幅を大きくするよう、面取りされていてもよい。これにより、係合片3のスリット4への係合が容易となる。面取り幅(半径)としては、例えば当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートの平均厚さの0.6倍以上1.5倍以下とすることができる。
また、隣接するスリット4の間の主部1の側縁を後退させてもよい。これにより、当該布製品折り畳み用芯材Cを使用する前に他の物体等がぶつかってスリット4の間の部分が折れ曲がることを防止できる。隣接するスリット4の間の主部1の側縁の後退量としては、例えば5mm以上15mm以下とすることができる。
切断線5は、スリット4の奥部における応力集中を緩和して、段ボールシートの破れを防止する。この切断線5は、スリット4の奧端縁の主部1の長手方向中央に形成することが好ましい。
切断線5の長さの下限としては、1mmが好ましく、2mmがより好ましい。一方、切断線5の長さの上限としては、5mmが好ましく、4mmがより好ましい。切断線5の長さが上記下限に満たない場合、段ボールシートの破れを防止する効果が不十分となるおそれがある。逆に、切断線5の長さが上記上限を超える場合、主部1の強度が不必要に低下するおそれがある。
主部1の端縁(筒状体形成部2との境界)と、主部1の端縁から最も近いスリット4までの距離D1の下限としては、15mmが好ましく、20mmがより好ましい。一方、主部1の端縁と、主部1の端縁から最も近いスリット4までの距離D1の上限としては、40mmが好ましく、30mmがより好ましい。主部1の端縁から最も近いスリット4までの距離D1が上記下限に満たない場合、十分な大きさの筒状体Tを形成することができないおそれがある。逆に、部1の端縁から最も近いスリット4までの距離D1が上記上限を超える場合、筒状体Tが扁平したり、布製品の荷姿が不必要に大きくなるおそれがある。
スリット4の数としては、一端側につき1つだけでもよいが、2つが好ましく、3以上であってもよい。スリット4を複数有することによって、異なる長さの布製品の折り畳みを最適化することができる。ただし、スリット4の数が多すぎると、使用するスリット4によっては適切な形状の筒状体Tを形成できないおそれがある。
隣接するスリット4の中心間距離の下限としては、15mmが好ましく、20mmがより好ましい。一方、隣接するスリット4の中心間距離の上限としては、40mmが好ましく、30mmがより好ましい。隣接するスリット4の中心間距離が上記下限に満たない場合、適用可能な布製品の長さ範囲が不十分となるおそれがある。逆に、隣接するスリット4の中心間距離が上記上限を超える場合、使用するスリットにより形成される筒状体Tの形状が不適切となり、布製品Pに折目がつくことを十分に抑制できないおそれがある。
<筒状体形成部>
筒状体形成部2は、主部1の短手方向に延びる2本の折曲容易線(主部1に近い側の第1折曲容易線6及び主部1から遠い側の第2折曲容易線7)を有する。これにより、筒状体形成部2は、3つのパネルに区分され、主部1の端部(その端縁と筒状体形成部2に近い側のスリット4との間の部分)と共に、図2に示すような断面が四角形の筒状体を形成する。
主部に近い側の折曲容易線(第1折曲容易線6)から筒状体形成部2の先端縁までの距離D2は、各スリット4から主部に近い側の折曲容易線6までの距離D3a,D3bと異なることが好ましい。距離D2と距離D3a,D3bとが異なることによって、係合片3をスリット4に係合した状態で、第1折曲容易線6に沿ってシートを折るだけでは筒状体Tを平坦に押し潰すことができないため、当該布製品折り畳み用芯材Cに巻き付けるようにして折り畳んだ布製品Pを複数積み重ねても、筒状体Tが押し潰されて布製品Pに折目がつくことを防止できる。
第1折曲容易線6から筒状体形成部2の先端縁までの距離D2は、主部1の端縁に最も近いスリット4から第1折曲容易線6までの距離D3aよりも大きく、主部1の端縁から最も遠いスリット4から第1折曲容易線6までの距離D3bよりも小さいことが好ましい。このように、距離D2が距離D3aより大きく、距離D3bより小さいことによって、係合片3を主部1の端縁に最も近いスリット4に係合させたときに主部1と筒状体形成部との境界における折り曲げ角度が鈍角になりやすく、比較的長さが大きい布製品Pの折り畳みに用いることができると共に、係合片3を主部1の端縁から最も遠いスリット4に係合させたときに主部1と筒状体形成部との境界における折り曲げ角度が鋭角になりやすく、比較的長さが小さい布製品Pの折り畳みに用いることができる。
2本の折曲容易線6,7の間隔D4は、主部1の端縁から主部1の端縁に最も近いスリット4までの距離D1よりも小さいことが好ましい。間隔D4が距離D1よりも小さいことによって、筒状体Tの四角形状の断面において、主部1から遠い辺の長さが小さくなるため、この辺の両端の角度が比較的大きくなりやすい。これによって、当該布製品折り畳み用芯に巻き付けられる布製品Pの折り曲げ角度を小さくして、布製品Pに折目がつくことをより効果的に抑制することができる。
主部の端縁から主部1に近い側の折曲容易線までの距離は、主部の端縁から主部の端縁に最も近いスリットまでの距離よりも大きいことが好ましい。
布製品Pとして一般的なカーテンを折り畳むために使用する場合、筒状体形成部2の延出長さ(主部1の長手方向の長さ)Lの下限としては、70mmが好ましく、90mmがより好ましく、95mmがさらに好ましい。一方、筒状体形成部2の延出長さLの上限としては、200mmが好ましく、150mmがより好ましく、110mmがさらに好ましい。筒状体形成部2の延出長さLが上記下限に満たない場合、形成される筒状体Tの径が小さくなることで、布製品Pに折目がつくことを十分に防止できないおそれがある。逆に、筒状体形成部2の延出長さLが上記上限を超える場合、形成される筒状体Tが潰れやすくなることで、布製品Pに折目がつくことを十分に防止できないおそれがある。
布製品Pとして一般的なカーテンを折り畳むために使用する場合、第1折曲容易線6から筒状体形成部2の先端縁までの距離D1の下限としては、40mmが好ましく、50mmがより好ましい。一方、第1折曲容易線6から筒状体形成部2の先端縁までの距離D1の上限としては、100mmが好ましく、80mmがより好ましい。第1折曲容易線6から筒状体形成部2の先端縁までの距離D1が上記下限に満たない場合、第1折曲容易線6における段ボールシートの折り曲げ角度が大きくなり過ぎて布製品Pに折目がつくことを十分に防止できないおそれがある。逆に、第1折曲容易線6から筒状体形成部2の先端縁までの距離D1が上記上限を超える場合、主部1と筒状体形成部2との境界における段ボールシートの折り曲げ角度が大きくなり過ぎて布製品Pに折目がつくことを十分に防止できないおそれがある。
布製品Pとして一般的なカーテンを折り畳むために使用する場合、2本の折曲容易線6,7の間隔D4の下限としては、10mmが好ましく、15mmがより好ましい。一方、2本の折曲容易線6,7の間隔D4の上限としては、50mmが好ましく、30mmがより好ましい。2本の折曲容易線6,7の間隔D4が上記下限に満たない場合、筒状体Tが略三角形状となり、布製品Pの実効的な折り曲げ角度が大きくなるおそれがある。逆に、2本の折曲容易線6,7の間隔D4が上記上限を超える場合、筒状体Tが過度に大きくなるおそれや、筒状体Tの折曲容易線6,7における段ボールシートのシート曲げ角度が過度に大きくなることで布製品Pに折目がつきやすくなるおそれがある。
<係合片>
係合片3は、一対の筒状体形成部2の先端に、回転対称又は線対称になるよう延設される。
係合片3は、主部1の短手方向他方側に突出し、スリット4の奧端に係合可能な突起8を有する。つまり、係合片3は、筒状体形成部2の先端縁と突起8との間にスリット4の奧側の段ボールシートを受け入れる凹部9を形成する。
係合片3の突起8を除く部分の主部1の短手方向の長さは、スリット4の深さと略等しいことが好ましい。
筒状体形成部2の先端縁と突起8との間隔(凹部9の幅)の下限としては、当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートの平均厚さの1.0倍が好ましく、1.1倍がより好ましい。一方、筒状体形成部2の先端縁と突起8との間隔の上限としては、当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートの平均厚さの1.8倍が好ましく、1.5倍がより好ましい。筒状体形成部2の先端縁と突起8との間隔が上記下限に満たない場合、係合片3の係合が容易でなくなるおそれや、係合片3の係合時に余分な応力が加わることで段ボールシートが破れやすくなるおそれがある。逆に、筒状体形成部2の先端縁と突起8との間隔が上記上限を超える場合、係合片3が脱離し易くなるおそれがある。
突起8の突出長さ(主部1の短手方向の長さ)の下限としては、当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートの平均厚さの0.5倍が好ましく、0.7倍がより好ましい。一方、突起8の突出長さの上限としては、当該布製品折り畳み用芯材Cを形成する段ボールシートの平均厚さの1.5倍が好ましく、1.2倍がより好ましい。突起8の突出長さが上記下限に満たない場合、係合片3がスリット4から脱離し易くなるおそれがある。逆に、突起8の突出長さが上記上限を超える場合、当該布製品折り畳み用芯材Cを使用する前に他の物体等がぶつかって突起8が折れ曲がり、係合片3をスリット4に確実に係合させられなくなるおそれがある。
<使用方法>
当該布製品折り畳み用芯材Cは、筒状体形成部2を複数回折り曲げて係合片3をスリット4に係合させることによって、図2に示すように、主部1の両端に筒状体Tを形成した組立て状態とすることができる。
このように筒状体Tを形成した当該布製品折り畳み用芯材Cに布製品Pを巻き付けることで、図3に示すように、生地を180°折り返すことなく布製品Pを折り畳むことができる。このようにして折り畳んだ布製品Pを、例えば梱包結束用樹脂バンドB等で結束することによって、布製品Pを当該布製品折り畳み用芯材Cに巻き付けた状態に保持することで、布製品Pのハンドリングを容易化することができる。
<利点>
このように筒状体Tを形成した当該布製品折り畳み用芯材Cに布製品Pを巻き付けることで、生地を180°折り返すことなく布製品Pを折り畳むことができる。これにより、当該布製品折り畳み用芯材Cは、折り畳んだ布製品Pに折目がつくことを防止できる。
また、当該布製品折り畳み用芯材Cは、使用前は平坦な1枚のシート状であるため、複数を重ねて保管することができ、保管スペースが小さく、資材管理が容易である。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該布製品折り畳み用芯材において、スリットの奧端の切断線は任意の構成であり、省略することができる。
当該布製品折り畳み用芯材において、筒状体形成部の折曲容易線の数は任意であり、1本であってもよく、3本以上であってもよい。
それぞれ当該布製品折り畳み用芯材に巻き付けて折り畳んだ2以上の布製品を重ねて梱包結束用樹脂バンド等で結束してもよい。
本発明に係る布製品折り畳み用芯材は、各種布製品を折り畳むために利用することができるが、中でもカーテンを折り畳むために特に好適に利用することができる。
1 主部
2 筒状体形成部
3 係合片
4 スリット
5 切断線
6 第1折曲容易線
7 第2折曲容易線
8 突起
9 凹部
B 梱包結束用樹脂バンド
C 布製品折り畳み用芯材
P 布製品
T 筒状体

Claims (5)

  1. 1枚の段ボールシートから形成され、
    帯状の主部と、
    上記主部の長手方向両端から延出する一対の筒状体形成部と、
    上記筒状体形成部の先端の上記主部の短手方向一方側の角部から上記主部の長手方向に延出し、上記主部の短手方向他方側に突出する突起を有する一対の係合片と
    を備え、
    上記主部が、上記筒状体形成部の近傍の上記係合片が存在する側の側部に形成され、上記係合片が係合可能な1又は複数対のスリットを有することを特徴とする布製品折り畳み用芯材。
  2. 上記スリットの深さが上記主部の短手方向の長さの20%以上30%以下である請求項1に記載の布製品折り畳み用芯材。
  3. 上記筒状体形成部が、上記主部の短手方向に延びる2本の折曲容易線を有する請求項1又は請求項2に記載の布製品折り畳み用芯材。
  4. 上記主部に近い側の上記折曲容易線から上記筒状体形成部の先端縁までの距離が、上記スリットから上記主部に近い側の上記折曲容易線までの距離と異なる請求項3に記載の布製品折り畳み用芯材。
  5. 上記2本の折曲容易線の間隔が、上記主部の端縁から上記主部に近い側の上記折曲容易線までの距離よりも小さい請求項4に記載の布製品折り畳み用芯材。
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