JP3214802U - グリース阻集器の受け篭 - Google Patents
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Abstract
【課題】厨芥取り出しと清掃作業の３Ｋ（臭い、汚い、きつい）を解消するグリース阻集器の受け篭を提供する。【解決手段】受け篭１０はグリース阻集器本体から引き上げるための受け篭１０の取手１１、受け篭１０の上部開口部を補強する補強枠１２ａ、受け篭１０の底部の底枠１２ｂ、受け篭１０の本体函部１３の底の厨芥落とし口１４から成り更に厨芥落とし口１４を塞ぐ底蓋がある。この底蓋には厨芥落とし口１４を着脱する際の取手がある。厨房作業中は底蓋を、厨芥落とし口１４の上に重ね置いて受け篭の底として流入する厨芥を捕捉し、作業終了時に受け篭１０をグリ—ス阻集器本体の排水流入部から引き上げて、水を切ってから受け篭をゴミ容器に載せて底蓋の取手を持ち、受け篭１０の本体函部１３から底蓋を取り外し、ヘラ等で厨芥落とし口１４から受け篭１０の厨芥を下のゴミ容器にかき落とす。【選択図】図１
Description
本考案はグリース阻集器の受け篭の厨芥落とし口と、厨芥落とし口を塞ぐ底蓋の構造に関する。
業務用厨房から出る排水には多量の油脂と魚介や野菜の切屑等の固形物（以下厨芥と言う）が混入しているから、厨房内にグリース阻集器を設置しグリース阻集器の受け篭で油脂や厨芥を捕捉した後の排水は公共下水道へ排出、捕捉した厨芥は毎日の業務終了後にゴミとして廃棄する事になっているが、既存の受け篭は下記特許文献１に記載の通り受け篭の上部開口部に小型スコップ等を差し込み掬い取る方式なので掬い取りに時間を要し、更に引き上げた受け篭の汚水で床を汚して掃除が増える等で厨房の３Ｋ（臭い、汚い、きつい）作業と忌避され受け篭の厨芥取り出しと清掃を毎日から隔日に、更に１週間に２度を１度と清掃回数を減らしたり清掃作業を外注する事業所が増えている。
事業排水を公共下水道に流す事業所は、法律や条例でグリース阻集器の設置が義務付けられている。 しかし事業所の中にはグリース阻集器設置の趣旨である排水の浄化に反して、受け篭の厨芥の取り出しと清掃の回数を減らしたり、作業を週１回程度の頻度で外注して厨房の３Ｋ作業（臭い、汚い、きつい）対策としているケースがある。しかし、無清掃日は多量の排水がグリース阻集器の排水流入部に流入し、受け篭から溢れた排水が排水流入部の次の油脂分離槽を通って流出部から公共下水道に流出している。この状況はグリース阻集器設置の趣旨に反している上に、清掃の回数減や作業の外注は３Ｋの解消策にはなっていないから、この受け篭からの厨芥取り出しと清掃作業の３Ｋ解消が課題である。
上記特許文献１では受け篭の底部に傾斜をつけて上部開口部から厨芥を掬い易くしたので掬い取り効率は上がるが、掬い取り方式での３Ｋ解消は難しい。本案の受け篭の設置場所は既往の受け篭と同様に、グリース阻集器の排水流入部に設置するが、この受け篭の底部に厨芥落とし口を設けるために受け篭の側板面の底辺部全周に底枠を取付け、この外枠の内側開口部を厨芥落とし口とし、更に厨芥落とし口を塞ぐ着脱自在の底蓋を備え、厨房終了時に排水流入部から受け篭を引き上げて、水を切ってから底蓋を取り外し、捕捉した厨芥を三角ヘラ等のかき落とし具でゴミ容器にかき落とすことを特徴とするグリース阻集器の受け篭で厨芥取り出しと清掃作業の３Ｋ（臭い、汚い、きつい）を解消する。
受け篭の中の厨芥を掻き落とすだけの本案のかき落とし方式は、厨房作業終了時に受け篭を引き上げて、水を切ってからゴミ容器の上に載せて、受け篭の底蓋を取り外し、三角ヘラ等で厨芥落とし口から下のゴミ容器にかき落とすだけの作業なので作業時間の短縮と作業負担軽減の効果が大きい。
本考案の受け篭１０の底には厨芥落とし口１４と厨芥落とし口を塞ぐ底蓋２０を有する。その仕組み、構造を実施例に基づき図面を参照して説明する。
本考案の受け篭１０はグリース阻集器本体から引き上げるための受篭１０の取手１１、受け篭１０の上部開口部を補強する補強枠１２a、受け篭１０の底部の底枠１２ｂ、受け篭１０の本体函部１３の底の厨芥落とし口１４から成り更に厨芥落とし口１４を 塞ぐ底蓋２０がある。この底蓋２０には厨芥落とし口１４を着脱する際の取手２１がある。
厨房作業中は底蓋２０を、厨芥落とし口１４の上に重ね置いて受け篭の底として流入する厨芥を捕捉し、作業終了時に受け篭１０をグリ―ス阻集器本体の排水流入部から引き上げて、水を切ってから受け篭をゴミ容器に載せて底蓋２０の取手２１を持ち、受け篭１０の本体函部１３から底蓋２０取り外し、ヘラ等で厨芥落とし口１４から受け篭１０の厨芥を下のゴミ容器にかきを落とす。
１０ 受け篭
１１ 受け篭１０の取手
１２a 受け篭１０の上部開口部の補強枠
１２ｂ 受け篭１０の底部の底枠
１３ 受け篭１０の本体函部
１４ 受け篭底部の底枠の内側開口部による厨芥落とし口
２０ 厨芥落とし口１４を塞ぐ底蓋
２１ 厨芥落とし口１４を塞ぐ底蓋２０の取手
２２ 受け篭１０の本体函部に使用鋼板のパンチング（孔明き）図
２３ 底蓋２０に使用鋼板のパンチング（孔明き）図
Ａ 排水流入部
Ｂ 排水分離槽
Ｃ 排水流出部
１１ 受け篭１０の取手
１２a 受け篭１０の上部開口部の補強枠
１２ｂ 受け篭１０の底部の底枠
１３ 受け篭１０の本体函部
１４ 受け篭底部の底枠の内側開口部による厨芥落とし口
２０ 厨芥落とし口１４を塞ぐ底蓋
２１ 厨芥落とし口１４を塞ぐ底蓋２０の取手
２２ 受け篭１０の本体函部に使用鋼板のパンチング（孔明き）図
２３ 底蓋２０に使用鋼板のパンチング（孔明き）図
Ａ 排水流入部
Ｂ 排水分離槽
Ｃ 排水流出部
Claims (1)
- グリース阻集器の排水流入部に設置する受け篭であって、受け篭の底部に厨芥落とし口を設けるために受け篭の側板面の底辺部全周に底枠を取付け、この底枠の内側開口部を厨芥落とし口とし、更に、厨芥落とし口を塞ぐ着脱自在の底蓋を備え、厨房の作業終了時に排水流入部から受け篭を引き上げて、水を切ってから底蓋を取り外し、捕捉した厨芥を三角ヘラ等でゴミ容器にかき落とすことを特徴とするグリース阻集器の受け篭。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017005043U JP3214802U (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | グリース阻集器の受け篭 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017005043U JP3214802U (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | グリース阻集器の受け篭 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3214802U true JP3214802U (ja) | 2018-02-08 |
Family
ID=61159725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017005043U Active JP3214802U (ja) | 2017-11-06 | 2017-11-06 | グリース阻集器の受け篭 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3214802U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3066115U (ja) * | 1999-07-27 | 2000-02-18 | 文雄 伊田 | 排水用ストレ―ナ装置 |
| JP3068619U (ja) * | 1999-10-29 | 2000-05-16 | 文雄 伊田 | グリ―ス阻集器用バスケット |
-
2017
- 2017-11-06 JP JP2017005043U patent/JP3214802U/ja active Active
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3066115U (ja) * | 1999-07-27 | 2000-02-18 | 文雄 伊田 | 排水用ストレ―ナ装置 |
| JP3068619U (ja) * | 1999-10-29 | 2000-05-16 | 文雄 伊田 | グリ―ス阻集器用バスケット |
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