JP3214799B2 - Spdtスイッチ - Google Patents
SpdtスイッチInfo
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- JP3214799B2 JP3214799B2 JP10551395A JP10551395A JP3214799B2 JP 3214799 B2 JP3214799 B2 JP 3214799B2 JP 10551395 A JP10551395 A JP 10551395A JP 10551395 A JP10551395 A JP 10551395A JP 3214799 B2 JP3214799 B2 JP 3214799B2
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- Japan
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- drain
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力ポートから出力ポ
ートに至る信号伝送をFET(電界効果トランジスタ)
を用いてオン/オフするFETスイッチ、特にSPDT
(単投双入)スイッチに関する。
ートに至る信号伝送をFET(電界効果トランジスタ)
を用いてオン/オフするFETスイッチ、特にSPDT
(単投双入)スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】SPDTスイッチは、例えばアンテナに
よって受信された無線周波数(RF)信号を複数個の受
信回路に選択的に供給したり、あるいは単一のアンテナ
を送信機と受信機とで共用する際に使用される。図5に
は、一従来例に係るSPDTスイッチの構成が示されて
いる。
よって受信された無線周波数(RF)信号を複数個の受
信回路に選択的に供給したり、あるいは単一のアンテナ
を送信機と受信機とで共用する際に使用される。図5に
は、一従来例に係るSPDTスイッチの構成が示されて
いる。
【0003】この図に示されるSPDTスイッチは、4
個のFETQ1〜Q4を備えている。これらのFETの
うちQ1は第1の出力ポートOUT1とアンテナ接続ポ
ートANTとの間に直接接続されており、Q2は第2の
出力ポートOUT2とアンテナ接続ポートANTとの間
に直接接続されている。FETQ3及びQ4はそれぞれ
出力ポートOUT1又はOUT2と接地の間に設けられ
ている。FETQ2及びQ3のゲートはそれぞれ抵抗R
2又はR3を介して制御ポートVcont1に接続され
ており、FETQ1及びQ4のゲートは抵抗R1又はR
4を介してそれぞれ制御ポートVcont2に接続され
ている。
個のFETQ1〜Q4を備えている。これらのFETの
うちQ1は第1の出力ポートOUT1とアンテナ接続ポ
ートANTとの間に直接接続されており、Q2は第2の
出力ポートOUT2とアンテナ接続ポートANTとの間
に直接接続されている。FETQ3及びQ4はそれぞれ
出力ポートOUT1又はOUT2と接地の間に設けられ
ている。FETQ2及びQ3のゲートはそれぞれ抵抗R
2又はR3を介して制御ポートVcont1に接続され
ており、FETQ1及びQ4のゲートは抵抗R1又はR
4を介してそれぞれ制御ポートVcont2に接続され
ている。
【0004】そして、FETは図6に示されるようなV
gs−Ids特性を有している。すなわち、ゲートソー
ス間電圧Vgsが負の値を有するしきい値Vthを上回
る場合にはドレインソース間に電流Idsが流れ、下回
る場合には流れなくなる。このように、Vgs>Vth
の領域ではFETはオン、すなわち低抵抗によって等価
回路表現され得る状態となり、逆にVgs<Vthでは
FETはオフ、すなわち抵抗及びコンデンサによって等
価回路表現される高インピーダンスの状態となる。
gs−Ids特性を有している。すなわち、ゲートソー
ス間電圧Vgsが負の値を有するしきい値Vthを上回
る場合にはドレインソース間に電流Idsが流れ、下回
る場合には流れなくなる。このように、Vgs>Vth
の領域ではFETはオン、すなわち低抵抗によって等価
回路表現され得る状態となり、逆にVgs<Vthでは
FETはオフ、すなわち抵抗及びコンデンサによって等
価回路表現される高インピーダンスの状態となる。
【0005】従って、図5に示される回路において、V
thを下回る電位を制御ポートVcont1に印加する
一方でしきい値Vthを上回る電位を制御ポートVco
nt2に印加することにより、トランジスタQ2及びQ
3をオフさせると同時にトランジスタQ1及びQ4をオ
ンさせることができる。この状態では、出力ポートOU
T1とアンテナ接続ポートANTとが接続された状態に
なる。逆に、制御ポートVcont2にしきい値Vth
を下回る電位を印加し、制御ポートVcont1にしき
い値Vthを上回る電位を印加した場合には、出力ポー
トOUT2がアンテナ接続ポートANTに接続された状
態が得られる。このようにしてFETQ1〜Q4を用い
たSPDTスイッチを実現することができる。
thを下回る電位を制御ポートVcont1に印加する
一方でしきい値Vthを上回る電位を制御ポートVco
nt2に印加することにより、トランジスタQ2及びQ
3をオフさせると同時にトランジスタQ1及びQ4をオ
ンさせることができる。この状態では、出力ポートOU
T1とアンテナ接続ポートANTとが接続された状態に
なる。逆に、制御ポートVcont2にしきい値Vth
を下回る電位を印加し、制御ポートVcont1にしき
い値Vthを上回る電位を印加した場合には、出力ポー
トOUT2がアンテナ接続ポートANTに接続された状
態が得られる。このようにしてFETQ1〜Q4を用い
たSPDTスイッチを実現することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のSPDTスイッチにおいては、FETのドレ
インソース間を通過する信号のパワーが大きい場合に、
ゲートソース間電圧(又はゲートドレイン間電圧)が大
きく変動する結果、FETが所望のオン/オフ状態を保
てなくなるという問題点があった。
うな従来のSPDTスイッチにおいては、FETのドレ
インソース間を通過する信号のパワーが大きい場合に、
ゲートソース間電圧(又はゲートドレイン間電圧)が大
きく変動する結果、FETが所望のオン/オフ状態を保
てなくなるという問題点があった。
【0007】例えば、入出力ポート間の直列枝に接続さ
れるFET、すなわち直列FETを考える(図7
(a))。図5の例では、FETQ1及びQ2が直列F
ETに該当している。直列FETをオンさせる際には、
そのゲートに、ゲートソース間電圧Vgsがしきい値V
thを上回るようにゲート電位Vgを印加する。しかし
ながら、この直列FETを通過しようとしている信号の
パワーが大きい場合には、当該FETのソース電位Vs
(又はドレイン電位)の変動が大きくなる。ソース電位
Vsが大きく変動しVs>Vg−Vthに至るとVgs
<Vthとなるため、当該直列FETはオフしてしま
う。すなわち図7(b)の右半分に示されているよう
に、信号波形の尖頭部の波形がつぶれてしまう。
れるFET、すなわち直列FETを考える(図7
(a))。図5の例では、FETQ1及びQ2が直列F
ETに該当している。直列FETをオンさせる際には、
そのゲートに、ゲートソース間電圧Vgsがしきい値V
thを上回るようにゲート電位Vgを印加する。しかし
ながら、この直列FETを通過しようとしている信号の
パワーが大きい場合には、当該FETのソース電位Vs
(又はドレイン電位)の変動が大きくなる。ソース電位
Vsが大きく変動しVs>Vg−Vthに至るとVgs
<Vthとなるため、当該直列FETはオフしてしま
う。すなわち図7(b)の右半分に示されているよう
に、信号波形の尖頭部の波形がつぶれてしまう。
【0008】また例えば、入力ポートと出力ポートの並
列枝に接続されるFET、すなわち並列FETを考える
(図8(a))。図5の例では、FETQ3及びQ4が
並列FETに該当している。入力ポートから出力ポート
へと信号を伝送させる際には、上述のように、並列FE
Tをオフさせる必要がある。しかしながら、信号のパワ
ーが大きくなると、当該並列FETのソース電位Vs
(又はドレイン電位)の変動が大きくなる。その結果、
Vs<Vg+Vthに至ると、Vgs>Vthとなり当
該並列FETがオンするに至るから、入力ポートから出
力ポートへの信号伝送が阻害されてしまう。すなわち、
図8(b)の右半分に示されるように、信号波形の尖頭
部がつぶれてしまう。
列枝に接続されるFET、すなわち並列FETを考える
(図8(a))。図5の例では、FETQ3及びQ4が
並列FETに該当している。入力ポートから出力ポート
へと信号を伝送させる際には、上述のように、並列FE
Tをオフさせる必要がある。しかしながら、信号のパワ
ーが大きくなると、当該並列FETのソース電位Vs
(又はドレイン電位)の変動が大きくなる。その結果、
Vs<Vg+Vthに至ると、Vgs>Vthとなり当
該並列FETがオンするに至るから、入力ポートから出
力ポートへの信号伝送が阻害されてしまう。すなわち、
図8(b)の右半分に示されるように、信号波形の尖頭
部がつぶれてしまう。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、FETのゲート電
位に関し自動調整手段を設けることにより、伝送される
信号のパワー又は振幅が大きくなった場合であっても引
き続きSPDTスイッチの状態を維持可能にすることを
目的とする。本発明は、これにより、伝送される信号の
波形の乱れを防止すると共に、よりハイパワーの信号の
伝送に適したSPDTスイッチを実現することを目的と
する。
とを課題としてなされたものであり、FETのゲート電
位に関し自動調整手段を設けることにより、伝送される
信号のパワー又は振幅が大きくなった場合であっても引
き続きSPDTスイッチの状態を維持可能にすることを
目的とする。本発明は、これにより、伝送される信号の
波形の乱れを防止すると共に、よりハイパワーの信号の
伝送に適したSPDTスイッチを実現することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、入力ポート及び第1の出力ポート
にそのドレインソース間が接続された第1の直列FET
と、入力ポート及び第2の出力ポートにそのドレインソ
ース間が接続された第2の直列FETと、第1の出力ポ
ート及び接地にそのドレインソース間が接続された第1
の並列FETと、第2の出力ポート及び接地にそのドレ
インソース間が接続された第2の並列FETと、を備
え、第1の直列FET及び第2の並列FETそれぞれの
ゲートにしきい値を上回る電圧を印加してオンさせ第2
の直列FET及び第1の並列FETそれぞれのゲートに
しきい値を下回る電圧を印加してオフさせることにより
入力ポートから第1の出力ポートに至る信号伝送路を形
成させる状態と、第1の直列FET及び第2の並列FE
Tそれぞれのゲートにしきい値を下回る電圧を印加して
オンさせ第2の直列FET及び第1の並列FETそれぞ
れのゲートにしきい値を上回る電圧を印加してオフさせ
ることにより入力ポートから第2の出力ポートに至る信
号伝送路を形成させる状態とを、切り換えて発生させる
SPDTスイッチにおいて、入力ポートにおける信号の
振幅が増加した場合に、上記各FETのうちオンさせて
いるFETのゲートソース間電圧又はゲートドレイン間
電圧が上記しきい値を越えて変動することを妨げるよ
う、当該FETのソース及びドレインのうち入力ポート
と逆側の電極の電位の変動に連動して当該FETのゲー
ト電位を変化させる帰還回路を、当該FETのソース及
びドレインのうち入力ポートと逆側の電極とゲートとの
間に接続したことを特徴とする。
るために、本発明は、入力ポート及び第1の出力ポート
にそのドレインソース間が接続された第1の直列FET
と、入力ポート及び第2の出力ポートにそのドレインソ
ース間が接続された第2の直列FETと、第1の出力ポ
ート及び接地にそのドレインソース間が接続された第1
の並列FETと、第2の出力ポート及び接地にそのドレ
インソース間が接続された第2の並列FETと、を備
え、第1の直列FET及び第2の並列FETそれぞれの
ゲートにしきい値を上回る電圧を印加してオンさせ第2
の直列FET及び第1の並列FETそれぞれのゲートに
しきい値を下回る電圧を印加してオフさせることにより
入力ポートから第1の出力ポートに至る信号伝送路を形
成させる状態と、第1の直列FET及び第2の並列FE
Tそれぞれのゲートにしきい値を下回る電圧を印加して
オンさせ第2の直列FET及び第1の並列FETそれぞ
れのゲートにしきい値を上回る電圧を印加してオフさせ
ることにより入力ポートから第2の出力ポートに至る信
号伝送路を形成させる状態とを、切り換えて発生させる
SPDTスイッチにおいて、入力ポートにおける信号の
振幅が増加した場合に、上記各FETのうちオンさせて
いるFETのゲートソース間電圧又はゲートドレイン間
電圧が上記しきい値を越えて変動することを妨げるよ
う、当該FETのソース及びドレインのうち入力ポート
と逆側の電極の電位の変動に連動して当該FETのゲー
ト電位を変化させる帰還回路を、当該FETのソース及
びドレインのうち入力ポートと逆側の電極とゲートとの
間に接続したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、入力ポートからFETを介
し出力ポートへと伝送される信号の振幅が増加しこれに
ともない当該FETのソース電位又はドレイン電位が変
動すると、これに連動してFETのゲート電位も変化す
る。この変化によってFETのゲートソース間電圧又は
ゲートドレイン間電圧がしきい値を越えて変動すること
が妨げられる。従って、本発明においては、伝送される
信号の振幅、すなわちパワーが大きくなっても、これに
よってFETのゲートソース間電圧又はゲートドレイン
電圧が振られる(変動が大きくなる)ような状況が生じ
にくくなる結果、FETのオン/オフ状態を維持しやす
くなるから、より大振幅、大パワーの信号の伝送に適し
たSPDTスイッチが得られる。更に、その際に必要と
なる帰還回路は、コンデンサ又はコンデンサと抵抗の直
列接続回路によって提供することができる。
し出力ポートへと伝送される信号の振幅が増加しこれに
ともない当該FETのソース電位又はドレイン電位が変
動すると、これに連動してFETのゲート電位も変化す
る。この変化によってFETのゲートソース間電圧又は
ゲートドレイン間電圧がしきい値を越えて変動すること
が妨げられる。従って、本発明においては、伝送される
信号の振幅、すなわちパワーが大きくなっても、これに
よってFETのゲートソース間電圧又はゲートドレイン
電圧が振られる(変動が大きくなる)ような状況が生じ
にくくなる結果、FETのオン/オフ状態を維持しやす
くなるから、より大振幅、大パワーの信号の伝送に適し
たSPDTスイッチが得られる。更に、その際に必要と
なる帰還回路は、コンデンサ又はコンデンサと抵抗の直
列接続回路によって提供することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図5〜8に示される従来例と同
様の又は対応する構成には同一の符号を付し説明を省略
する。
基づき説明する。なお、図5〜8に示される従来例と同
様の又は対応する構成には同一の符号を付し説明を省略
する。
【0013】図1には、本発明の一実施例に係るSPD
Tスイッチの構成が示されている。この実施例において
は、FETQ1及びQ2のゲートドレイン間(又はゲー
トソース間)にコンデンサC1又はC2が接続されてお
り、FETQ3及びQ4のゲートドレイン間(又はゲー
トソース間)にコンデンサC3又はC4及び抵抗R5又
はR6の直列接続回路が接続されている。これら本実施
例においてあらたに設けた回路は、FETQ1〜Q4の
ドレイン又はソース電位の変動を当該FETQ1〜Q4
のゲートに帰還する機能を有している。
Tスイッチの構成が示されている。この実施例において
は、FETQ1及びQ2のゲートドレイン間(又はゲー
トソース間)にコンデンサC1又はC2が接続されてお
り、FETQ3及びQ4のゲートドレイン間(又はゲー
トソース間)にコンデンサC3又はC4及び抵抗R5又
はR6の直列接続回路が接続されている。これら本実施
例においてあらたに設けた回路は、FETQ1〜Q4の
ドレイン又はソース電位の変動を当該FETQ1〜Q4
のゲートに帰還する機能を有している。
【0014】例えば、これらのFETQ1〜Q4のうち
直列FET、すなわちQ1及びQ2を例とする(図2
(a))。その場合、図2(b)に示されるように、伝
送される信号のパワー、ひいては振幅が大きくなると、
これにともないゲート電位Vgが増加する結果、Vg−
Vthの値も増加し、図7に示されるような波形の乱れ
は生じなくなる。図2(b)においては、信号パワーの
変動に伴うゲート電位Vgの変動量がΔVg1で表され
ている。
直列FET、すなわちQ1及びQ2を例とする(図2
(a))。その場合、図2(b)に示されるように、伝
送される信号のパワー、ひいては振幅が大きくなると、
これにともないゲート電位Vgが増加する結果、Vg−
Vthの値も増加し、図7に示されるような波形の乱れ
は生じなくなる。図2(b)においては、信号パワーの
変動に伴うゲート電位Vgの変動量がΔVg1で表され
ている。
【0015】また、並列FET、すなわちQ3及びQ4
を例とした場合(図3(a))、図3(b)に示される
ようにやはりゲート電位Vgが信号パワーの変動にとも
ない移動する結果、Vg+Vthが変化し、図8に示さ
れるような波形の乱れは生じにくくなる。図3(b)に
おいては、ゲート電位Vgの変動量がΔVg2で表され
ている。
を例とした場合(図3(a))、図3(b)に示される
ようにやはりゲート電位Vgが信号パワーの変動にとも
ない移動する結果、Vg+Vthが変化し、図8に示さ
れるような波形の乱れは生じにくくなる。図3(b)に
おいては、ゲート電位Vgの変動量がΔVg2で表され
ている。
【0016】従って、本実施例によれば、図4に示され
るように、伝送可能な信号のパワーを従来に比べ高める
ことができる。すなわち、より高出力のRF信号の伝送
及びスイッチングに適したSPDTスイッチを得ること
ができる。
るように、伝送可能な信号のパワーを従来に比べ高める
ことができる。すなわち、より高出力のRF信号の伝送
及びスイッチングに適したSPDTスイッチを得ること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればF
ETのソース電位又はドレイン電位の変動に連動して当
該FETのゲート電位を変化させ、これによって、信号
の振幅が増加した場合に当該FETのゲートソース間電
圧又はゲートドレイン間電圧がしきい値を越えて移動す
ることを妨げるようにしたため、振幅、ひいてはパワー
が大きな信号についても好適に伝送可能なSPDTスイ
ッチを得ることができる。すなわち、ハイパワー特性が
改善されたSPDTスイッチを得ることができ、より大
電力の高周波回路等に使用することが可能なSPDTス
イッチが得られる。更に、ゲート電位を変化させるため
の帰還回路は、コンデンサ、抵抗等を用いた簡素な回路
にて実現することができる。
ETのソース電位又はドレイン電位の変動に連動して当
該FETのゲート電位を変化させ、これによって、信号
の振幅が増加した場合に当該FETのゲートソース間電
圧又はゲートドレイン間電圧がしきい値を越えて移動す
ることを妨げるようにしたため、振幅、ひいてはパワー
が大きな信号についても好適に伝送可能なSPDTスイ
ッチを得ることができる。すなわち、ハイパワー特性が
改善されたSPDTスイッチを得ることができ、より大
電力の高周波回路等に使用することが可能なSPDTス
イッチが得られる。更に、ゲート電位を変化させるため
の帰還回路は、コンデンサ、抵抗等を用いた簡素な回路
にて実現することができる。
【図1】 本発明の第1実施例に係るSPDTスイッチ
の回路構成を示す回路図である。
の回路構成を示す回路図である。
【図2】 この実施例の効果を直列FETに関して説明
する図であり、(a)は直列FET周辺の回路を、
(b)は当該FETによって伝送される信号の波形を、
ぞれぞれ示す図である。
する図であり、(a)は直列FET周辺の回路を、
(b)は当該FETによって伝送される信号の波形を、
ぞれぞれ示す図である。
【図3】 この実施例の効果を並列FETに関して説明
する図であり、(a)は並列FET周辺の回路を、
(b)は当該FETによって伝送される信号の波形を、
ぞれぞれ示す図である。
する図であり、(a)は並列FET周辺の回路を、
(b)は当該FETによって伝送される信号の波形を、
ぞれぞれ示す図である。
【図4】 本実施例における高出力化の効果を示すパワ
ー特性図である。
ー特性図である。
【図5】 一従来例に係るFETスイッチの回路構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図6】 FETのVgs−Ids特性を示す図であ
る。
る。
【図7】 この従来例の問題点を直列FETに関して示
す図であり、(a)は直列FET周辺の回路を、(b)
は当該FETを伝送する波形を、それぞれ示す図であ
る。
す図であり、(a)は直列FET周辺の回路を、(b)
は当該FETを伝送する波形を、それぞれ示す図であ
る。
【図8】 この従来例の問題点を並列FETに関して示
す図であり、(a)は並列FET周辺の回路を、(b)
は当該FETを伝送する波形を、それぞれ示す図であ
る。
す図であり、(a)は並列FET周辺の回路を、(b)
は当該FETを伝送する波形を、それぞれ示す図であ
る。
Q1〜Q4,Qa,Qb FET、R1〜R6,Ra〜
Rc 抵抗、C1〜C4,Ca,Cb コンデンサ、I
N 入力ポート、OUT1,OUT2,OUT出力ポー
ト、ANT アンテナ接続ポート、Vcont1,Vc
ont2,Vcont 制御ポート。
Rc 抵抗、C1〜C4,Ca,Cb コンデンサ、I
N 入力ポート、OUT1,OUT2,OUT出力ポー
ト、ANT アンテナ接続ポート、Vcont1,Vc
ont2,Vcont 制御ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 和郎 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日 本無線株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−199094(JP,A) 特開 平6−152361(JP,A) 特開 昭50−39039(JP,A) 特開 昭55−75348(JP,A) 実開 昭48−66520(JP,U) 実開 昭50−120360(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 入力ポート及び第1の出力ポートにその
ドレインソース間が接続された第1の直列FETと、入
力ポート及び第2の出力ポートにそのドレインソース間
が接続された第2の直列FETと、第1の出力ポート及
び接地にそのドレインソース間が接続された第1の並列
FETと、第2の出力ポート及び接地にそのドレインソ
ース間が接続された第2の並列FETと、を備え、 第1の直列FET及び第2の並列FETそれぞれのゲー
トにしきい値を上回る電圧を印加してオンさせ第2の直
列FET及び第1の並列FETそれぞれのゲートにしき
い値を下回る電圧を印加してオフさせることにより入力
ポートから第1の出力ポートに至る信号伝送路を形成さ
せる状態と、第1の直列FET及び第2の並列FETそ
れぞれのゲートにしきい値を下回る電圧を印加してオン
させ第2の直列FET及び第1の並列FETそれぞれの
ゲートにしきい値を上回る電圧を印加してオフさせるこ
とにより入力ポートから第2の出力ポートに至る信号伝
送路を形成させる状態とを、切り換えて発生させるSP
DT スイッチにおいて、入力ポートにおける 信号の振幅が増加した場合に、上記
各FETのうちオンさせているFETのゲートソース間
電圧又はゲートドレイン間電圧が上記しきい値を越えて
変動することを妨げるよう、当該FETのソース及びド
レインのうち入力ポートと逆側の電極の電位の変動に連
動して当該FETのゲート電位を変化させる帰還回路
を、当該FETのソース及びドレインのうち入力ポート
と逆側の電極とゲートとの間に接続したことを特徴とす
るSPDTスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10551395A JP3214799B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | Spdtスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10551395A JP3214799B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | Spdtスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307232A JPH08307232A (ja) | 1996-11-22 |
JP3214799B2 true JP3214799B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=14409690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10551395A Expired - Fee Related JP3214799B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | Spdtスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214799B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11136111A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-21 | Sony Corp | 高周波回路 |
JP3736356B2 (ja) * | 2001-02-01 | 2006-01-18 | 日本電気株式会社 | 高周波スイッチ回路 |
JP4828343B2 (ja) * | 2006-07-28 | 2011-11-30 | 三菱電機株式会社 | アナログスイッチ回路 |
US8054143B2 (en) | 2007-08-16 | 2011-11-08 | Nec Corporation | Switch circuit and semiconductor device |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10551395A patent/JP3214799B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08307232A (ja) | 1996-11-22 |
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