JP3214669B2 - 位相保持回路 - Google Patents

位相保持回路

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JP3214669B2
JP3214669B2 JP05503098A JP5503098A JP3214669B2 JP 3214669 B2 JP3214669 B2 JP 3214669B2 JP 05503098 A JP05503098 A JP 05503098A JP 5503098 A JP5503098 A JP 5503098A JP 3214669 B2 JP3214669 B2 JP 3214669B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDH装置等の同
期源クロック信号の位相を保持する位相保持回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】SDH(Synchronous Digital Hierarch
y:ITU−Tがまとめた高速中継速度体系の国際規
格)装置の様な同期信号の伝送装置においては、同期源
クロック信号を持つ端局は、伝送信号を同期源クロック
信号に同期させて伝送し、他の局では基準クロックを持
つ端局方向からの伝送信号を同期クロック源として、伝
送されてきたデータを復調するために使用する。この方
法で伝送網を同期化して運用を行うが、途中の局で、同
期クロック源の伝送信号が信号断となると、同期クロッ
ク源が喪失するので、伝送網の同期が崩れる。
【0003】この為、ITU−TのG.813勧告は、
同期クロック源が喪失した時においても、喪失以前の位
相を保持する動作(本動作をHOLDOVERと呼ぶ)を勧告し
ている。この位相保持のHOLDOVER時に、保持した位相と
同期していた本来の位相との間の位相特性を示すものに
MTIE(Maximum Time Interval Error:最大時間間
隔エラー)がある。MTIEは、ITU−T G.81
0,G.811の定義において、観測時間をSとすると
以下の式で表される。
【0004】 MTIE(S)= max x(t)− min x(t) ここで、x(t)はTime error function(時間エラー
数式)と呼ばれる式であり、理想クロックを用いてある
時間tを測定すると、以下の式で定義される。
【0005】 x(t)=T(t)-TREF(t) =(2πν'nomt/2πνnom)-(2πνnomt/2πνnom) =(ν'nomt/νnom)-t =((ν'nom/νnom)-1)t ここで、νnom:理想クロックの周波数 ν'nom:被測定クロックの周波数 この式から、x(t)とは被測定クロックが作成した時間T
(t)から、理想クロックが作成した時間TREF(t)を減算し
た値となり、すなわち理想クロックとの周波数差による
時間の差となる。ここに一例として、図10に、破線で
TREF(t)を示し、実線でT(t)を示す。図10のグラフ
は、横軸は時間tであり、縦軸は遅延時間tであり、同
じ時間を示している。理想クロックが作成した時間TREF
(t)は、TREF(t)=tより、横軸の時間tの時は、縦軸の時
間tとなるので、傾きが45°の直線となる。一方、被
測定クロックで生成した時間T(t)は、 T(t)=(ν'nom/νnom)t より、横軸の時間tの時は、縦軸の時間(ν'nom/νnom)
tとなる。 この時、 ν'nom>νnom では、 (ν'nom/νnom)>1 となり、傾き45°以上の直線(TREF(t)より上の領域)
となり、 ν'nom<νnom では、 (ν'nom/νnom)<1 となり、傾き45°以下の直線、すなわち、(TREF(t)よ
り下の領域)となる。
【0006】また、MTIEは、TREF(t)からの時間差
となり、それはクロックの位相差である。よって、MT
IEは|T(t)-TREF(t)|の絶対値として表される。
【0007】従来は図11の構成の回路を用いて、定常
時の位相情報を位相記憶回路7でディジタルサンプリン
グしたものを記憶し、同期源クロック信号喪失時には、
位相記憶回路7で記憶しておいたディジタルデータを使
用して、位相保持のHOLDOVER動作を行っていた。
【0008】図11によれば、本位相保持装置は、SD
H装置がSDH網の基準クロックを有する端局から送信
された同期源クロック信号に同期を取るために、入力信
号から復調した同期源クロック信号を分周器N1を介し
た同期源クロック分周信号と電圧制御発振器の発振出力
を分周器M2とを位相比較する位相比較回路3と、該位
相比較回路3の出力をA/D変換するA/D変換回路4
と、前記A/D変換回路4でサンプリングするサンプル
信号を生成する発振器5と、前記A/D変換回路4のデ
ジタル出力を記憶する位相記憶回路7と、前記A/D変
換回路4のデジタル出力と位相記憶回路7の出力データ
とのいずれかを選択する選択回路8と、該選択回路8の
出力をD/A変換するD/A変換回路8と、該D/A変
換回路8の出力の低域を通過するループフィルタ10
と、該ループフィルタ10の出力を供給される前記電圧
制御発振器11と、前記同期源クロック信号からクロッ
ク断を検出するクロック断検出回路12と、該クロック
断検出回路12に検出されたクロック断信号を入力して
前記位相記憶回路7への記憶読み出しを指示し前記選択
回路8に前記位相記憶回路7の出力データを選択指示す
るHOLDOVER制御回路13と、前記発振器5の出力に基づ
いて前記A/D変換回路4と前記位相記憶回路7と前記
選択回路8とHOLDOVER制御回路13にタイミング信号を
供給するタイミング生成回路6とを具備している。
【0009】係る構成の位相保持装置は、定常時には、
同期源クロック信号とPLL回路を構成する電圧制御発
振器11との同期をとって、同期源クロック信号に同期
した同期信号をSDH装置内のタイミング動作部署に伝
送している。一方、同期源クロック信号が断となった場
合には、クロック断検出回路12が同期源クロック信号
の断を検出し、この断となった状態をHOLDOVER制御回路
13で受け、HOLDOVER制御回路13はタイミング生成回
路のタイミング信号に対応して、位相記憶回路7に記憶
されたディジタルデータの読み出し支持を与え、選択回
路8に位相記憶回路7からのディジタルデータを選択す
る指示を与える。こうして、同期源クロック信号が断と
なれば、事前に取り込んだディジタルデータに基づいて
電圧制御発振器に発振信号を出力し、この発振信号がS
DH装置内のタイミングの基準になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術には、次のような問題点があった。
【0011】まず、第1の問題点は、定常状態時にサン
プリングしたディジタルデータで、HOLDOVERの時間が長
くなると、同期クロック源との位相差MTIEが増加し
ていくことである。すなわち、サンプリングしたディジ
タルデータと同期クロック源の周波数が完全に一致しな
い為である。サンプリングデータで生成したクロック周
波数νSAMと、同期クロック源のクロック周波数νORGを
比べると、周波数偏差 ((νSAM/νORG)≠1) が存在する。このため、定常状態時にサンプリングした
ディジタルデータの周波数νSAMで、HOLDOVERを続ける
と、周波数偏差(νSAM/νORG)から位相がずれる。この
時、 νSAM<νORG とすると、HOLDOVER時のMTIE(T2(t))は、図12
のようになり、MTIEが時間によって増加する。
【0012】また、第2の問題点は、HOLDOVER時の位相
変動を小さくする為には、回路が複雑になり、かつ高速
動作が必要となる事である。即ち、上記MTIEの変動
を小さくするには、サンプリングデータで生成したクロ
ック周波数νSAMと、同期クロック源のクロック周波数
νORGの周波数偏差(νSAM/νORG)を1に近づける必要が
ある。周波数偏差を1に近づけるには、量子化誤差を小
さくする必要があり、A/D変換、D/A変換のビット
数を増やし、サンプリング周波数を高くしなければなら
ない。この為サンプリング回路の多ビット化、カウンタ
回路の高速化で回路が複雑となってくる。
【0013】本発明は、以上の問題点を解決する位相保
持回路を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するもので、SDH装置の同期源クロック信号と電
圧制御発振器の出力とを位相比較する位相比較回路と、
該位相比較回路の出力をA/D変換するA/D変換回路
と、前記A/D変換回路でサンプリングするサンプル信
号を生成する発振器と、前記A/D変換回路のデジタル
出力を記憶する位相記憶回路と、前記A/D変換回路の
デジタル出力と前記パルスと位相記憶回路の出力データ
とを選択する選択回路と、該選択回路の出力をD/A変
換するD/A変換回路と、該D/A変換回路の出力の低
域を通過するループフィルタと、該ループフィルタの出
力を供給される前記電圧制御発振器と、前記同期源クロ
ック信号からクロック断を検出するクロック断検出回路
と、該クロック断検出回路に検出されたクロック断信号
を入力して前記供給して前記位相記憶回路への記憶を指
示し前記選択回路に前記位相記憶回路の出力データを選
択指示するHOLDOVER制御回路と、前記発振器の出力に基
づいて前記A/D変換回路と前記位相記憶回路と前記選
択回路とHOLDOVER制御回路にタイミング信号を供給する
タイミング生成回路とを具備する位相保持回路におい
て、前記位相記憶回路の出力データを加減算して前記選
択回路に供給する加減算回路と、前記タイミング信号と
前記A/D変換器の出力とを比較する比較回路と、該比
較回路の結果に基づいて駆動され前記加減算回路を制御
する加減算制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0015】さらに、本発明は、SDH装置の同期源ク
ロック信号と電圧制御発振器の出力とを位相比較する位
相比較回路と、該位相比較回路の出力をA/D変換する
A/D変換回路と、前記A/D変換回路でサンプリング
するサンプル信号を生成する発振器と、前記A/D変換
回路のデジタル出力を記憶する位相記憶回路と、前記A
/D変換回路のデジタル出力と前記パルスと位相記憶回
路の出力データとを選択する選択回路と、該選択回路の
出力をD/A変換するD/A変換回路と、該D/A変換
回路の出力の低域を通過するループフィルタと、該ルー
プフィルタの出力を供給される前記電圧制御発振器と、
前記同期源クロック信号からクロック断を検出するクロ
ック断検出回路と、該クロック断検出回路に検出された
クロック断信号を入力して前記供給して前記位相記憶回
路への記憶を指示し前記選択回路に前記位相記憶回路の
出力データを選択指示するHOLDOVER制御回路と、前記発
振器の出力に基づいて前記A/D変換回路と前記位相記
憶回路と前記選択回路とHOLDOVER制御回路にタイミング
信号を供給するタイミング生成回路とを具備する位相保
持回路において、前記A/D変換回路のデジタル出力と
前記タイミング信号とを比較する比較回路と、前記比較
回路の出力と前記HOLDOVER制御回路の出力に応じて前記
位相記憶回路へサンプリング信号を出力するサンプリン
グ制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0016】さらにまた、上記位相保持回路において、
前記同期源クロック信号のクロック断時にクロック断以
前の位相状態を保持するディジタルデータを制御するこ
とによりMTIE(Maximum Time Interval Error)を小
さくすることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態] 本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。
【0018】(本実施形態の構成) 図1は本発明の実施形態の装置構成ブロック図を示す。
図1に示す実施形態は、SDH(Synchronous Digital H
ierarchy)装置内の同期クロック回路であり、入力信号
の同期源クロック信号は、各種信号が多重化された伝達
信号の構造である同期伝達モジュールSTM−1(Sync
hronous Transport Module)等の入力信号や装置外部の
同期信号発生器で生成した同期信号とする。分周器N1
は同期源クロック信号をN分周し、位相比較回路3に送
出する。
【0019】同様に分周器M2は電圧制御発振器11の
出力クロックをM分周し、位相比較回路3に送出する。
位相比較回路3は、分周器N1と分周器M2の位相比較
を行い、分周器M2の立ち上がり波形で"H"レベル、分
周器N1の立ち上がり波形で"L"レベルとなる位相比較
信号501をA/D変換回路4に送出する。
【0020】A/D変換回路4は、位相比較回路3から
送出された位相比較信号501が"H"レベルとなる区間
を、発振器5のクロック508に基づきカウントアップ
する事により位相情報をサンプリングしてディジタルデ
ータに変換する。また、後述するタイミング生成回路6
からのラッチクロック503のクロック立ち上がりでカ
ウントアップ結果を保持し、保持したデータ502を位
相記憶回路7,選択回路8,比較回路14に送出する。
【0021】タイミング生成回路6は、発振器5のクロ
ック508に基づいて、A/D変換のサンプリング周期
と各回路の動作タイミングに用いる位相比較周期に一致
したラッチクロック503を生成し、A/D変換回路
4,位相記憶回路7、選択回路8、HOLDOVER制御回路1
3,加減算制御回路15に送出する。位相記憶回路7
は、定常時にはA/D変換回路4から送出されたデータ
502を、前記ラッチクロック503周期で記憶し、HO
LDOVER状態においては、前記記憶したデータ502を保
持する動作を行い、加減算回路16に保持した位相記憶
データ506を送出する。
【0022】選択回路8は、定常時には、A/D変換回
路4から送出されたデータ502をD/A変換回路9に
送出し、HOLDOVER状態においては、後述する加減算回路
16から送出された位相記憶加工データ507をD/A
変換回路9に送出する。D/A変換回路9は、選択回路
8から送出されたディジタルデータをアナログ電圧に変
換して、ループフィルタ10に送出する。ループフィル
タ10は、D/A変換回路9から送出されたアナログ電
圧の高周波成分をローパスフィルタによって減衰し、電
圧制御発振器11に送出する。電圧制御発振器11は、
ループフィルタ10から送出された電圧に応じて発振周
波数を可変できる発振器であり、この発振周波数出力
を、当該SDH装置の同期源クロック信号に関連する個
所や次段の電話交換局へ送出する送出部等と、分周器M
2に送出する。
【0023】一方、クロック断検出回路12は、同期源
クロック信号のクロック断検出を行い、検出結果504
をHOLDOVER制御回路13に送出する。HOLDOVER制御回路
13は、クロック断検出回路12から送出される同期源
クロックの断検出結果504に従い、ラッチクロック5
03の周期でHOLDOVER状態を表す"H"レベルに、もしく
は通常状態を表す"L"レベルとなるHOLDOVER信号505
を位相記憶回路7,選択回路8,加減算制御回路15に
送出する。
【0024】また、比較回路14は、A/D変換回路4
の出力データ502をラッチクロック503に基づいて
保持する事により、ラッチクロック503の1周期前の
データ502を保持する。また、データ502と前記比
較回路14で保持したデータの比較を行い、比較結果に
従って不一致を表す"H"レベル、一致を表す"L"レベル
となる不一致信号と、データ502が前記比較回路14
で保持したデータよりも大きい場合には"H"レベル、小
さい場合には"L"レベルとなる大小信号を加減算制御回
路15に送出する。
【0025】さらに、加減算制御回路15は、定常時に
は、前記比較回路14から送出された不一致信号の"H"
レベル立ち上がり区間をラッチクロック503に基づい
てカウントし、不一致信号の"H"レベル立ち上がり後の
ラッチクロック503の立ち下がり時にカウンタの値
と、前記比較回路14から送出された大小信号を記憶す
る。HOLDOVER時においては、不一致区間をラッチクロッ
ク503でカウントした記憶値に基づいて不一致信号
の"H"パルスが検出された周期と同じ周期で"H"レベル
となる制御信号を生成し、記憶した大小信号と共に加減
算回路16に送出する。加減算回路16は、加減算制御
回路15から送出された大小信号の記憶値に基づいて位
相記憶回路7が記憶している位相記憶データ506に加
減算処理を行ったデータを生成する。
【0026】この時、加減算制御回路15からの制御信
号が"L"レベルであれば位相記憶データ506を、"H"
レベルであれば前記加減算処理をしたデータを選択し、
選択回路8に位相記憶加工データ507を送出する。
【0027】図2は、本発明で追加された回路であり、
比較回路14,加減算制御回路15,加減算回路16に
ついての詳細図である。比較回路14は、A/D変換回
路4でサンプリング後保持したデータ502をラッチク
ロック503に基づいて保持することで、ラッチクロッ
ク1周期前の保持データ502を保持するデータ記憶回
路101と、前記データ記憶回路101で保持したデー
タとデータ502の比較を行い、比較結果が異なる場合
は"H"レベル、同じ場合は"L"レベルの不一致信号aを
カウンタ103,カウンタ記憶回路104,加減算記憶
回路106に送出し、データ502が前記データ記憶回
路101で保持したデータよりも大きい場合は"H"レベ
ル、小さい場合は"L"レベル、同じ場合にはそのまま保
持となる大小信号bを加減算記憶回路106に送出す
る。
【0028】また、加減算制御回路15は、比較器10
2から送出された不一致信号aの"H"レベル立ち上がり
を検出し、検出区間をラッチクロック503に基づいて
カウントするカウンタ103と、カウンタのカウントア
ップ結果を記憶するカウンタ記憶回路104と、不一致
信号が"H"レベル立ち上がりとなる周期で"H"レベルパ
ルスを生成する制御信号発生器105と、比較器102
から送出された大小信号bを記憶しておく加減算記憶回
路106からなり、制御信号発生器105は、制御信号
dを選択器108に送出し、加減算記憶回路106は、
記憶値cを加減算器107に送出する。
【0029】また、加減算回路16は、位相記憶回路7
の出力位相記憶データ506に加減算制御回路15から
の記憶値cに従って、記憶値cが"H"レベルの時は位相
記憶データ506に1を加算し、記憶値cが"L"レベル
の時は位相記憶データ506から1を減算する加減算器
107と、位相記憶データ506と前記加減算処理した
データを制御信号dに従い、制御信号dが"H"レベルの
時は加減算処理したデータを、"L"レベルの時は位相記
憶データ506を選択する選択器108からなり、選択
器108は選択したデータを選択回路8に位相記憶加工
データ507として送出する。
【0030】(本実施形態の動作) 次に、図1,図2の回路動作について、図3,図4,図
5のタイムチャートとともに説明する。同期源クロック
信号が入力され、通常時の周波数一定の定常状態時は、
位相比較回路3の位相比較信号501は、同期源クロッ
ク信号の周波数に応じた一定の値となっている。図3
は、A/D変換回路4の動作例で、位相比較信号501
の"H"レベル区間T0〜T1では、発振器5のクロック
に基づきカウンタをカウントしサンプリングすること
で、ディジタル値に変換し、データ502の値が"n"と
なる。同様に位相比較信号501の"H"レベル区間T'
0〜T2においても位相比較信号501をディジタル値
の位相情報に変換する。この時、アナログ値の位相差信
号を発振器5のクロックに基づいてサンプリングし、デ
ィジタル値に変換するので、発振器5の1クロック時間
以下の時間はカウントできない。この為、T'0〜T2
の時間はT'1時間までのカウントとなりデータ502
は"n"となる。
【0031】よって、T'1〜T2時間は量子化誤差と
してカウントできない。同様に位相比較信号501の"
H"レベル、区間T"0〜T3においては、T"1時間ま
でがカウントとなりデータ502の値は、"n"となるの
で、T"1〜T3時間は量子化誤差となる。この時の電
圧制御発振器11の動作としては、位相比較信号501
のT0〜T1のA/D変換データ502の値"n"をD/
A変換回路9でアナログ電圧に戻し、ループフィルタ1
0を経て電圧制御発振器11に入力して周波数を制御す
る。周波数制御された電圧制御発振器11のクロックと
同期源クロックの位相比較信号501は、"H"レベル区
間T'0〜T2となる。前回同様にデータ502の値は"
n"となり電圧制御発振器11の出力周波数は同一とな
り、T'1〜T2時間まで量子化誤差は次のA/D変換
周期に累積され、位相比較信号501は"H"レベル、区
間T"0〜T3となる。
【0032】すなわち、量子化誤差がサンプリングクロ
ックとなる発振器5の1クロック分の累積誤差となる
と、A/D変換回路4でカウントされ修正される。A/
D変換回路4のデータ502の値は"n"なので、量子化
誤差が発振器5の1クロック分累積した時のA/D変換
回路4のデータ502の値は、"n+1"(または"n−
1")となる。
【0033】この様に、同期源クロックが周波数一定で
あれば量子化誤差は同一であるので、図4のように一定
周期uで、A/D変換回路4のデータ502の値に"n
+1"が出現する。
【0034】この時の比較回路14の動作を図4(a)
で説明する。A/D変換回路4のデータ502をラッチ
クロック503に基づいて、データ記憶回路101で記
憶したデータと、A/D変換回路4のデータ502とを
比較し、違いを検出すると"H"レベルの不一致信号aを
送出し、データ502がデータ記憶回路101で記憶し
たデータより大きいので、大小信号bを"H"レベルとし
て出力する。図4(b)は、累積誤差のサンプリング結
果が、"n−1"の場合であり、同様にデータ502をラ
ッチクロック503に基づいて、データ記憶回路101
で記憶したデータと、A/D変換回路4のデータ502
を比較して、違いを検出すると"H"レベルの不一致信号
aを送出し、データ502がデータ記憶回路101で記
憶したデータより小さいので、大小信号bを"L"レベル
として出力する。
【0035】また、加減算制御回路15は、比較器10
2の不一致信号aの"L"レベル、区間をラッチクロック
503に基づいてカウンタ103をカウントアップし、
不一致信号aの"H"レベル立ち上がり後のラッチクロッ
ク503の立ち下がりでカウントした数をカウンタ記憶
回路104に記憶し、カウンタ103をクリアする。上
記と同じタイミングで比較器102の大小信号bを加減
算記憶回路106に記録する。
【0036】一方、同期源クロック信号がクロック断と
なった場合には、クロック断検出回路12がクロック断
を検出し、検出結果504を"H"レベルとして、HOLDOV
ER制御回路13に送出する。HOLDOVER制御回路13は、
検出結果504が"H"レベルとなると、HOLDOVER信号5
05を"H"レベルとし、位相記憶回路7,選択回路8,
加減算制御回路15に送出する。
【0037】つぎに、HOLDOVER信号505が"H"レベル
となると、位相記憶回路7,カウンタ記憶回路104と
加減算記憶回路106は、定常時に記憶した値を保持す
る動作を行い、制御信号発生器105は、カウンタ記憶
回路104で記憶した値のラッチクロック503の周期
で、ラッチクロック503の1クロック分を"H"レベル
パルスとする制御信号dを選択器108に送出する。加
減算器107は、位相記憶回路7で記憶した位相記憶デ
ータ506に加減算処理を行うもので、記憶値cが"H"
レベル信号で1加算、"L"レベル信号で1減算となるデ
ータ処理を行う。
【0038】また、選択器108は選択信号発生器10
5の制御信号dが"L"レベルで位相記憶データ506を
そのまま選択回路8に送出し、"H"レベルで位相記憶デ
ータ506に加減算処理したデータを選択回路8に送出
する。
【0039】図5(a)は、定常時の位相情報サンプリ
ング結果が、図4(a)の場合の一例であり、その後同
期源クロックのクロック断により、HOLDOVER状態となる
各回路の動作を示したタイムチャートであり、各回路の
動作を説明する。HOLDOVERになると、位相記憶回路7は
位相情報のデータ502"n"を保持する動作を行う。同
様に、カウンタ記憶回路104は不一致信号aの"H"レ
ベル、周期データ"6"、加減算記憶回路106は"L"レ
ベルの記憶値を保持する。
【0040】つぎに、制御信号発生器105は、カウン
タ記憶回路104が保持した不一致信号aの"H"レベ
ル、周期データ"6"を使用してラッチクロック503の
クロック6回に1回"H"レベルとなる制御信号dを生成
する。加減算器107は加減算記憶回路106の記憶値
cが"L"レベルより位相記憶データ506に1加算する
処理を行い、"n+1"のデータを選択器108に送出す
る。選択器108は、制御信号dが"L"レベルの時は位
相記憶データ506"n"を選択出力し、制御信号dが"
H"レベルの時は位相記憶データ506を加算処理した
データ"n+1"を選択出力する。
【0041】これにより、選択回路8からは定常時と同
じ周期uごとに"n+1"のデータが出力される。
【0042】図5(b)は、定常時の位相情報サンプリ
ング結果が、図4(b)の場合の一例であり、その後、
同期源クロックのクロック断により、HOLDOVER状態とな
る各回路の動作を示したタイムチャートであり、各回路
の動作を説明する。HOLDOVERになると、位相記憶回路7
は位相情報のデータ502"n"を保持する動作を行う。
同様にカウンタ記憶回路104は不一致信号aの"H"レ
ベル、周期データ"6"、加減算記憶回路106は"H"レ
ベルの記憶値を保持する。
【0043】つぎに、制御信号発生器105は、カウン
タ記憶回路104が保持した不一致信号aの"H"レベル
周期データ"6"を使用してラッチクロック503のクロ
ック6回に1回"H"レベルとなる制御信号dを生成す
る。加減算器107は加減算記憶回路106の記憶値c
が"H"レベルより位相記憶データ506に1減産する処
理を行い、"n−1"のデータを選択器108に送出す
る。選択器108は、制御信号dが"L"レベルの時は、
位相記憶データ506"n"を選択出力し、制御信号d
が"H"レベルの時は、位相記憶データ506を加算処理
したデータ"n−1"を選択出力する。
【0044】これにより、選択回路8からは、定常時と
同じ周期uごとに"n−1"のデータが出力される。
【0045】(本実施形態の第2の動作) 図1において、定常時(クロック断検出回路12が同期
源クロックのクロック断を検出していない場合)には、
位相記憶回路7は、A/D変換回路4において発振器5
の出力クロック508で、位相比較信号501をサンプ
リングし、ディジタル位相情報502を、位相比較周波
数のラッチクロック503で保持する。比較回路14
は、ラッチクロック503で保持したA/D変換回路4
の出力データ502と、1周期前のラッチクロック50
3で保持したデータ502を比較し、比較結果が不一致
の場合に"H"レベルとなる不一致信号と、A/D変換回
路4で保持されたデータ502が前記保持したデータよ
りも大きい場合は"H"レベルとなる大小信号を加減算制
御回路15に送出する。
【0046】つぎに、加減算制御回路15は、比較回路
14からの不一致信号の"H"レベル立ち上がり区間の時
間をラッチクロック503に基づいて計測し、比較結果
の大小信号と共に記憶しておく。
【0047】前記クロック断検出回路12にて同期源ク
ロックの断を検出した場合には、HOLDOVER制御回路13
がHOLDOVER信号505を"H"レベルとし、選択回路8の
出力を位相記憶回路7及び加減算回路16を経由した位
相記憶加工データ507に切替える。
【0048】つぎに、加減算制御回路15は、定常時に
記憶した不一致信号の"H"レベルパルス立ち上がり周期
に同期する"H"レベルパルスとなる制御信号と、大小信
号の記憶結果を加減算回路16に送出する。加減算回路
16は、加減算制御回路15からの大小信号の記憶結果
から位相記憶回路7が記憶した位相記憶データ506に
加減算処理を行ったデータを生成する。また、制御信
号"L"レベルでは位相記憶回路7から入力したデータを
選択し、"H"レベルでは加減算処理を行ったデータを選
択して選択回路8に送出する。
【0049】これにより、加減算制御回路15で記憶し
た不一致信号の周期に基づき、位相記憶回路7が記憶し
ていたデータと加減算回路16で加減算処理したデータ
で電圧制御発振器11を制御する。
【0050】本発明による位相保持回路は、クロック断
時のHOLDOVER時に位相記憶データを制御することにより
出力クロックのMTIEを小さくするものである。
【0051】[第2の実施形態] 次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照し
て詳細に説明する。図7,図8は、本発明の実施形態に
よる位相保持回路のブロック図と、従来例の図11と図
7との相違個所を詳細にしブロック図である。なお、第
1の実施形態による図1の構成と同じ部分の説明は、同
一符号で示し、重複する説明は省略する。
【0052】図7及び図8において、サンプリング制御
回路17は、第1の実施形態と同様に、カウンタ103
で、比較器102の不一致信号aの"L"レベル区間をラ
ッチクロック503に基づいて、カウンタ103をカウ
ントアップし、不一致信号aの"H"レベル、かつラッチ
クロック503立ち下がりでカウントした数をカウンタ
記憶回路104に記憶する。カウンタ記憶回路104で
記憶した値eは、位相記憶回路18の記憶制御回路10
9に送出される。位相記憶回路18は、第1の実施形態
の位相記憶回路7と異なり、X(X≧2)サンプル記憶
回路110を持ち、記憶制御回路109からの信号によ
り記憶できるサンプル数が可変できるもので、Xラッチ
クロック分のデータ502の記憶ができる。
【0053】ここで、定常時には、図9(a)の様にカ
ウンタ記憶回路104で、カウンタ103でカウントさ
れた結果"6"の記憶値eを、記憶制御回路109に送出
する。記憶制御回路109は、記憶値eが"6"であるこ
とから、Xサンプル記憶回路110の記憶できるサンプ
ル数を"6"となるように制御して、A/D変換回路4で
位相比較信号501をサンプリングし、保持したデータ
502を、図9のように、6ラッチクロック分のデータ
502を記憶する。同期源クロック信号がクロック断と
なり、HOLDOVER状態となる場合には、カウンタ記憶回路
104とXサンプル記憶回路110は、いままで記憶し
たデータを保持する。この例を図9(b)に示す。カウ
ンタ記憶回路104の記憶値"6"を用いて、位相記憶回
路18内部のXサンプル記憶回路110は、記憶してい
る6ラッチクロック分の記憶データを記憶順に位相記憶
データ509として繰り返し送出する。この実施形態の
利点は加減算器107の構成か不要となるので、位相保
持回路を簡易化できる利点がある。
【0054】
【効果の説明】本発明によれば、HOLDOVERであっても、
定常時と同じ様に、位相を修正するので、MTIEの動
きは、図6の様になり、従来よりも小さくなるので、同
期源クロック信号喪失時のHOLDOVER動作において、MT
IEを抑圧できることである。
【0055】また、従来はHOLDOVER時でのMTIEを抑
えるため、量子化誤差を小さくする為には、A/D変
換,D/A変換のビット数を増やし、回路を高速で動作
させる必要があったが、本発明により、A/D変換、D
/A変換のビット数を従来よりも減らすことができ、回
路の低速動作が可能となるので、回路の簡易化ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による位相保持回路の
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による位相保持回路の
詳細なブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による位相保持回路の
タイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態による位相保持回路の
タイミングチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態による位相保持回路の
タイミングチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態によるMTIEの特性
図である。
【図7】本発明の第2の実施形態による位相保持回路の
ブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態による位相保持回路の
詳細なブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施形態による位相保持回路の
タイミングチャートである。
【図10】従来例によるMTIEの特性図である。
【図11】従来例の位相保持回路のブロック図である。
【図12】従来例の位相保持回路のMTIEの特性図で
ある。
【符号の説明】
1 分周器N 2 分周器M 3 位相比較回路 4 A/D変換回路 5 発振器 6 タイミング生成回路 7 位相記憶回路 8 選択回路 9 D/A変換回路 10 ループフィルタ 11 電圧制御発振器 12 クロック断検出回路 13 HOLDOVER 14 比較回路 15 加減算制御回路 16 加減算回路 17 サンプリング制御回路 18 位相記憶回路 101 データ記憶回路 102 比較器 103 カウンタ 104 カウンタ記憶回路 105 制御信号発生器 106 加減算記憶回路 107 加減算器 108 選択器 109 記憶制御回路 110 Xサンプル記憶回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−99961(JP,A) 特開 昭52−25551(JP,A) 特開 昭64−61120(JP,A) 特開 平2−100518(JP,A) 特開 平2−312318(JP,A) 特開 平3−30518(JP,A) 特開 平1−309515(JP,A) 特開 平1−236819(JP,A) 特開 平9−238070(JP,A) 実開 平3−90532(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SDH装置の同期源クロック信号と電圧
    制御発振器の出力とを位相比較する位相比較回路と、該
    位相比較回路の出力をA/D変換するA/D変換回路
    と、前記A/D変換回路でサンプリングするサンプル信
    号を生成する発振器と、前記A/D変換回路のデジタル
    出力を記憶する位相記憶回路と、前記A/D変換回路の
    デジタル出力と前記位相記憶回路の出力データとのいず
    れかを選択する選択回路と、該選択回路の出力をD/A
    変換するD/A変換回路と、該D/A変換回路の出力の
    低域を通過するループフィルタと、該ループフィルタの
    出力を供給される前記電圧制御発振器と、前記同期源ク
    ロック信号からクロック断を検出するクロック断検出回
    路と、該クロック断検出回路に検出されたクロック断信
    号を入力して前記供給して前記位相記憶回路への記憶を
    指示し前記選択回路に前記位相記憶回路の出力データを
    選択指示するHOLDOVER制御回路と、前記発振器の出力に
    基づいて前記A/D変換回路と前記位相記憶回路と前記
    選択回路とHOLDOVER制御回路にタイミング信号を供給す
    るタイミング生成回路とを具備する位相保持回路におい
    て、 前記位相記憶回路の出力データを加減算して前記選択回
    路に供給する加減算回路と、前記タイミング信号と前記
    A/D変換器の出力とを比較する比較回路と、該比較回
    路の結果に基づいて駆動され前記加減算回路を制御する
    加減算制御回路とを備えたことを特徴とする位相保持回
    路。
  2. 【請求項2】 前記比較回路は、前記タイミング信号に
    基いて前記A/D変換器の出力を記憶するデータ記憶回
    路と、前記データ記憶回路の出力と前記A/D変換器の
    出力とを比較する比較器とからなることを特徴とする請
    求項に記載の位相保持回路。
  3. 【請求項3】 前記加減算制御回路は、前記比較器の出
    力期間の前記タイミング信号をカウントするカウンタ
    と、該カウンタのカウント値を記憶するカウンタ記憶回
    路と、前記比較器の出力と前記タイミング信号を前記HO
    LDOVER制御回路の出力に応じて記憶する加減算記憶回路
    と、前記HOLDOVER制御回路の出力と前記タイミング信号
    に応じて前記カウンタ記憶回路の出力をトリガーとして
    前記加減算回路に制御信号を発生する制御信号発生器と
    からなることを特徴とする請求項に記載の位相保持回
    路。
  4. 【請求項4】 SDH装置の同期源クロック信号と電圧
    制御発振器の出力とを位相比較する位相比較回路と、該
    位相比較回路の出力をA/D変換するA/D変換回路
    と、前記A/D変換回路でサンプリングするサンプル信
    号を生成する発振器と、前記A/D変換回路のデジタル
    出力を記憶する位相記憶回路と、前記A/D変換回路の
    デジタル出力と前記位相記憶回路の出力データとのいず
    れかを選択する選択回路と、該選択回路の出力をD/A
    変換するD/A変換回路と、該D/A変換回路の出力の
    低域を通過するループフィルタと、該ループフィルタの
    出力を供給される前記電圧制御発振器と、前記同期源ク
    ロック信号からクロック断を検出するクロック断検出回
    路と、該クロック断検出回路に検出されたクロック断信
    号を入力して前記供給して前記位相記憶回路への記憶を
    指示し前記選択回路に前記位相記憶回路の出力データを
    選択指示するHOLDOVER制御回路と、前記発振器の出力に
    基づいて前記A/D変換回路と前記位相記憶回路と前記
    選択回路とHOLDOVER制御回路にタイミング信号を供給す
    るタイミング生成回路とを具備する位相保持回路におい
    て、 前記A/D変換回路のデジタル出力と前記タイミング信
    号とを比較する比較回路と、前記比較回路の出力と前記
    HOLDOVER制御回路の出力に応じて前記位相記憶回路へサ
    ンプリング信号を出力するサンプリング制御回路とを備
    えたことを特徴とする位相保持回路。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング制御回路は、前記タイ
    ミング信号を前記比較回路の出力に応じてカウントする
    カウンタと、前記カウンタのカウント値を前記タイミン
    グ信号と前記HOLDOVER制御回路の出力とに応じて記憶す
    るカウンタ記憶回路とからなることを特徴とする請求項
    に記載の位相保持回路。
  6. 【請求項6】 請求項乃至のいずれか1項に記載の
    位相保持回路において、前記同期源クロック信号のクロ
    ック断時にクロック断以前の位相状態を保持するディジ
    タルデータを制御することによりMTIE(Maximum Tim
    e Interval Error)を小さくすることを特徴とする位相
    保持回路。
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