JP3214659B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JP3214659B2
JP3214659B2 JP20261895A JP20261895A JP3214659B2 JP 3214659 B2 JP3214659 B2 JP 3214659B2 JP 20261895 A JP20261895 A JP 20261895A JP 20261895 A JP20261895 A JP 20261895A JP 3214659 B2 JP3214659 B2 JP 3214659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric blower
dust
vacuum cleaner
chamber
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20261895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0947407A (ja
Inventor
英紀 平野
広 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16460368&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3214659(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP20261895A priority Critical patent/JP3214659B2/ja
Publication of JPH0947407A publication Critical patent/JPH0947407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3214659B2 publication Critical patent/JP3214659B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高性能フィルタを
備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、例
えば特開平1−215339号公報に記載の構成が知ら
れている。
【0003】この特開平1−215339号公報に記載
の電気掃除機は、電動送風機を収納する電動送風機室の
負圧側に吸込口から吸い込まれた塵埃を捕捉する集塵袋
が装着される連通孔を介して集塵室が形成されている。
また、電動送風機室の正圧側には電動送風機の排気風を
外方に排気する排気孔を有した排気室が形成されてい
る。そして、連通孔にはスポンジなどを格子状のホルダ
に取り付けて着脱自在とした集塵フィルタが取り付けら
れ、排気室には周縁が気密に取り付けられた高性能フィ
ルタが周縁を気密に取り付けられて装着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平1−215339号公報に記載の従来の電気掃除機
において、電動送風機の正圧側に通気性が高くない高性
能フィルタを配設しているため、集塵袋および集塵フィ
ルタにて捕捉されない微細な塵埃がケース体の繋ぎ目や
電源コードが挿通されるコード口などから排気されるお
それがある。このため、高性能フィルタの微細な塵埃の
捕捉性を向上させることも考えられるが、さらに排気抵
抗が増大し、吸込仕事率が低下する問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、吸込仕事率の低下を抑え塵埃の高い捕捉性が得られ
る電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電動送風機を収容する電動送風機室と、この電動
送風機室の負圧側に連通孔を介して気密に連通して設け
られ吸込口から吸い込んだ塵埃を捕捉する集塵袋が装着
される集塵室と、この集塵室と前記電動送風機 室との間
設けられ0.3μm以上0.5μm以下の塵埃を60
%以上90%以下の割合で捕捉可能な帯電繊維を含む高
性能フィルタと、この高性能フィルタを電動送風機室と
集塵室との間に装着する枠体と、前記高性能フィルタま
たは前記枠体のいずれか一方に連通孔に対向して下流側
に設けられた気密部材とを具備したもので、電動送風機
の負圧側に高性能フィルタを設けたため、吸込口から吸
い込まれ集塵室内の集塵袋を通過した微細な塵埃を含む
空気は確実に高性能フィルタを流通するため、高性能フ
ィルタを介さず、例えばケース体の繋ぎ目や電源コード
が挿通されるコード口などから排気されることがなく集
塵効率が向上する。そして、高性能フィルタは帯電繊維
を含んでいるため、集塵性能が高く、0.3μm以上
0.5μm以下の塵埃を60%以上90%以下の割合で
捕捉できる高性能フィルタを用いても吸引効率の低下が
少なく、掃除効率が向上する。また、0.3μm以上
0.5μm以下の塵埃の捕捉性が60%より低いと、電
動送風機室から排気室を介して外部に排出される塵埃が
増大し、90%より高いと吸引効率の低下が著しくなり
掃除効率が低下するため、0.3μm以上0.5μm以
下の塵埃の捕捉性は、60%以上90%以下の割合に設
定される。また、高性能フィルタの装着が容易となると
ともに、電動送風機の負圧により高性能フィルタが気密
部材を挟むように連通孔に向けて密着し、確実に集塵室
からの空気が高性能フィルタを通過して、集塵効率が向
上する。
【0007】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、高性能フィルタは、ポリプロ
ピレンにて形成され、周縁に紙製の補強枠が設けられた
もので、高性能フィルタの着脱が補強枠により容易とな
り、高性能フィルタの寿命後は、枠体から取り外して焼
却による処分が可能となる。
【0008】請求項3記載の電気掃除機は、請求項1ま
たは2記載の電気掃除機において、電動送風機室の負圧
側に配設され負圧を検知する圧力センサと、この圧力セ
ンサにて検知された圧力に対応して電動送風機の駆動を
制御するとともに高性能フィルタの目詰まり状態を検知
する制御手段とを具備したもので、電動送風機の負圧側
に配設した圧力センサによる負圧の検知にて、制御手段
が電動送風機の駆動を 制御するとともに高性能フィルタ
の目詰まり状態を検知するため、例えばごみ詰まりや集
塵袋がいっぱいとなったり目詰まりなどを判断でき、適
宜電動送風機の駆動を制御することにより掃除効率が向
上する。
【0009】請求項4記載の電気掃除機は、請求項1な
いしいずれか記載の電気掃除機において、電動送風機
室の正圧側に設けられ外方に連通する排気孔を有した排
気室と、前記排気室内に排気孔を覆って0.3μm以上
0.5μm以下の塵埃を60%以上90%以下の割合で
捕捉可能な帯電繊維を含む高性能フィルタとを具備した
もので、電動送風機の正圧側にも高性能フィルタを配設
するため、さらに集塵効率が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の実施
の一形態を図面を参照して説明する。
【0011】図1および図2において、1は電気掃除機
本体で、この電気掃除機本体1は、上面を開口した下部
ケース2a、および、この下部ケース2aの後部上面を閉塞
する上部ケース2bとが、前面を含む周縁にバンパ3を挟
持して接合されて前側上面部を開口したケース体として
の本体ケース2を有し、この本体ケース2に前側上面部
の開口を開閉自在に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支し
て形成されている。
【0012】そして、本体ケース2は、進行方向の前側
下面に旋回自在の旋回輪5が取り付けられ、本体ケース
2の後側側面に大径の従動輪6,6が回転自在に設けら
れ、電気掃除機本体1は旋回輪5と従動後輪6,6とに
て図示しない床面上を走行可能となっている。また、本
体ケース2の上部には、上下方向に摺動自在のハンドル
7が設けられている。
【0013】一方、電気掃除機本体1内には、図1に示
すように、格子状の連通孔11を有する隔壁12により、上
方が開放された集塵室13が、電気掃除機本体1の進行方
向の前側に区画形成されているとともに、この集塵室13
の後方に電動送風機14を収納した電動送風機室15が区画
形成されている。そして、集塵室13内には、この集塵室
13内に枢着されたホルダ16により集塵袋17が着脱自在に
装着されている。
【0014】また、隔壁12の前面には、その連通孔11を
覆う第1の補助集塵フィルタ21が着脱自在に装着されて
いる。この第1の補助集塵フィルタ21は、枠体22と、こ
の枠体22に嵌挿されるフィルタ体23とからなっている。
そして、枠体22は、図1および図3ないし図5に示すよ
うに、四角筒状の枠状部25の軸方向の一端面に格子状の
保持枠26が設けられ、この保持枠26は略中央になるにし
たがって高さ寸法が高くなる、すなわち枠状部25の軸方
向に沿って寸法が大きくなるようになっている。さら
に、枠体22の保持枠26が設けられていない側の端部縁に
は、隔壁12に形成された図示しない引っ掛け孔に係止さ
れる係止爪部27が設けられ、枠体22の上端部には隔壁12
に枠体22を着脱させるための取っ手部28が設けられてい
る。
【0015】また、フィルタ体23は、図1、図6および
図7に示すように、厚紙製の補強枠31を有している。こ
の補強枠31は、四角筒状の筒状部32の縁から内周側にフ
ランジ状に突出する押え部33,33が折曲形成されてい
る。そして、一方の押え部33に先端縁の開口には、合成
樹脂糸にて網状に形成された網状体34が設けられてい
る。さらに、他方の押え部33の外面側には全周に亘って
スポンジ状の気密部材35が設けられている。
【0016】そして、この補強枠31の内周側には、高性
能フィルタ36が取り付けられている。この高性能フィル
タ36は、ポリプロピレンの帯電繊維にて形成された不織
布の一面に溶融した樹脂が格子状に架橋37されてほつれ
が防止され、この不織布が蛇腹状に折曲されて形成され
ている。そして、この高性能フィルタ36は、JIS−Z
−4812に基づいた測定により、0.3μm以上0.
5μm以下の塵埃の捕捉性が60%以上90%以下に設
定される。なお、捕捉性が60%より低いと、この高性
能フィルタ36を微細な集塵の一部が通過して、電動送風
機14の吸気口38から電動送風機14内に流入して電動送風
機14を損傷するおそれがあり、90%より高いと通気性
が低下して吸引効率が低下するため、高性能フィルタ36
の0.3μm以上0.5μm以下の塵埃の捕捉性を60
%以上90%以下、例えば70%に設定する。そして、
高性能フィルタ36は、樹脂にて架橋されていない側であ
る起毛側を網状体34に対向させて補強枠31内に接着剤な
どにて取り付けられている。
【0017】なお、集塵袋17および第1の補助集塵フィ
ルタ21は、集塵室13の上面開口を介して着脱される。そ
して、蓋体4は、上部ケース2bに後端部が枢着されてお
り、集塵室13を上方から開閉自在に覆うように形成され
ている。
【0018】一方、電動送風機室15内には、図1に示す
ように、電動送風機14が配設されている。この電動送風
機14は、図示しない例えばファンを軸にて回転駆動する
電動部41と、ファンを覆うファンカバー42とからなって
いる。このファンカバー42の前面中央部には吸気口38が
開口形成され、電動部41のフレームには図示しない排気
孔が開口形成されている。なお、電動部41の後端面の略
中央には、ファンを回転駆動させる図示しない軸を支持
する軸受が内設されたモータヘッド43が、後方に円柱状
に突出形成されている。
【0019】また、電動送風機14の前端部には、前端の
外周縁に環状のゴム製支持体45が嵌合され、後端部のモ
ータヘッド43には、ゴム製の緩衝体46がモータヘッド43
を覆うように取り付けられている。
【0020】一方、上部ケース2bの下面には、下方に向
かって突出しゴム製支持体45を介してファンカバー42を
位置決め固定する上リブ前部48、および、この上リブ前
部48より後方に位置して略平行に下方に向けて突出し下
端部が緩衝体46を介して電動部41のモータヘッド43を挟
持固定する上リブ後部49がそれぞれ突出形成されてい
る。
【0021】さらに、下部ケース2aの上面には、上リブ
前部48および上リブ後部49に向けてそれぞれ対向して上
方に向けて突出し、上端部にてファンカバー42を固定す
る下リブ前部50、および、上端部が電動部41のモータヘ
ッド43を挟持固定する下リブ後部51がそれぞれ突出形成
されて、電動送風機14が固定されている。
【0022】なお、電動送風機14の前端側はゴム製支持
体45により、電動送風機14の吸気口38が空気とともに吸
引した塵埃を集塵する集塵袋17を設けた集塵室13に連通
孔11を介して気密に連通している。
【0023】また、図1に示すように、電動送風機室14
の上部には回路室53が区画形成され、この回路室53内に
は、電動送風機14の駆動状態を制御する制御手段を搭載
した回路基板54が配設されている。そして、回路基板54
には、図示しない実装された回路部品を放熱させる放熱
板55が取り付けられ、この放熱板55は断面略L字状に折
曲形成され、下部が電動送風機室15の負圧側に位置する
ようにシール部材56にて気密に配設されている。さら
に、回路基板54には、圧力センサ57が設けられ、電動送
風機室15の負圧側の負圧を検知するようになっている。
【0024】一方、電気掃除機本体1内には、電動送風
機室15の後方に位置して、排気室61が区画形成され、電
気掃除機本体1の上部ケース2bの後側上部には、排気室
61を介して電動送風機14の図示しない排気孔に連通する
排気孔62が、上部ケース2bの後側に開口形成されてい
る。そして、この排気室61内には、第1の補助集塵フィ
ルタ21と同様の0.3μm以上0.5μm以下の塵埃の
捕捉性が60%以上90%以下の高性能フィルタ63を備
えた第2の補助集塵フィルタ64が着脱自在に配設されて
いる。なお、この第2の補助集塵フィルタ64は、第1の
補助集塵フィルタ21の高性能フィルタ36の捕捉性より低
い、例えば0.3μm以上0.5μm以下の塵埃の捕捉
性が50%のものを用いる。これは、集塵袋17にてほと
んど捕捉され集塵袋17にて捕捉されなかった少量の微細
な塵埃を第1の補助集塵フィルタ21にて捕捉するため、
排気室61に流入する空気にはほとんど塵埃が混入してお
らず、高い捕捉性の高性能フィルタ63を用いることによ
る通気性の低下により吸引効率が低下するとともに、電
動送風機室15の正圧側の正圧が高くなり、排気室61に流
入した空気が第2の補助集塵フィルタ64を通らずに本体
ケース2の隙間などから微細な集塵とともに排気される
問題の方が大きくなるため、第2の補助集塵フィルタ64
は、第1の補助集塵フィルタ21の捕捉性より低い、例え
ば0.3μm以上0.5μm以下の塵埃の捕捉性が50
%のものを用いることが好ましい。
【0025】一方、本体ケース2の前側略中央には、図
1および図2に示すように、ホース70を着脱自在に接続
する吸込部71が設けられ、この吸込部71は、内側開口72
と外側開口73とが相対向されて形成されている。また、
内側開口72および外側開口73に対向する中間には、円筒
形状の吸込口74が形成されている。この吸込口74は、前
部が電気掃除機本体1の前方へ開口しているとともに、
後部が集塵室13へ開口している。さらに、吸込部71に
は、吸込口74を開閉自在に閉塞するシャッタ76が摺動自
在に支持されている。
【0026】そして、ホース70は、可撓性を有するホー
ス体77の一端に電気掃除機本体1の吸込部71に嵌合接続
される接続管78を有し、ホース体77の他端に後方に向け
て分岐する形状の把持部79を有し、この把持部79の先端
には、延長管80を介して吸込口本体81などが取り付けら
れる。また、把部79には、電気掃除機本体1内の電動
送風機14および吸込口本体81内に配設された図示しない
回転清掃体などを回転させる電動機の駆動を設定する操
作部82が設けられている。
【0027】次に、上記実施の一形態の動作について説
明する。
【0028】通常の掃除時には、蓋体4を閉じておき、
図示しない電源コードを介して電力を供給し、シャッタ
76を摺動させて吸込口74を開く。このシャッタ76を開い
た状態で、ホース70や延長管80、吸込口本体81を適宜接
続し、ホース70の把持部79の操作部82にて適宜電動送風
機14および電動機を駆動状態を設定し、供給された電力
で電動送風機14および電動機を所定の駆動状態で駆動さ
せて掃除を行う。この掃除により、ホース70を介して吸
込口74から空気とともに塵埃が吸い込まれ、電気掃除機
本体1の集塵室13に導かれて、集塵袋17内に捕捉され
る。
【0029】なお、電動送風機14の駆動により、電動送
風機14の吸引側の負圧が増大し、第1の補助集塵フィル
タ21のフィルタ体23が枠体22内を電動送風機14側に摺動
移動する。この移動により、フィルタ体23の補強枠31の
気密部材35が隔壁12に密着し、集塵室13内の空気が確実
に高性能フィルタ36を通過するので、集塵室13内の集塵
袋17にて捕捉されなかった微細な塵埃も捕捉でき、電気
掃除機本体1外に排出することを防止できる。
【0030】そして、この集塵袋17を通過した微細な塵
埃を有する空気は、第1の補助集塵フィルタ21を通って
連通孔11から電動送風機14の吸気口38に吸い込まれる。
この第1の補助集塵フィルタ21の流通の際、集塵袋17に
て捕捉されなかった微細な集塵がほとんど捕捉される。
そして、電動送風機14の吸気口38から吸引された空気
は、電動送風機14内を通って電動送風機14の図示しない
排気孔から排気室61に排気される。さらに、この排気室
61に流入した空気は、第2の補助集塵フィルタ64を通っ
て排気孔62から電気掃除機本体1外の外気へ排気風とし
て排出される。
【0031】そして、掃除中に吸込口74やホース70、延
長管80、吸込口本体81などに吸引した塵埃などが閉塞し
た場合、電動送風機14の吸引側の負圧が増大し、この負
圧の増大を圧力センサ57が検知して回路基板54に搭載さ
れた制御手段にて電動送風機14の駆動を例えば所定時間
高い出力にさせる制御を行うとともに、図示しないレベ
ル表示器などの表示手段に表示し、閉塞する塵埃を取り
除く。また、集塵袋17が捕捉した塵埃でいっぱいになる
と、同様に電動送風機14の吸引側の負圧が増大する。こ
のため、塵埃が閉塞していないにもかかわらず圧力セン
サ57が負圧の増大を検知した場合には、掃除作業者は集
塵袋17がいっぱいになったものと判断し、掃除を中断し
て集塵袋17を交換する
【0032】さらに、塵埃が閉塞しておらず、集塵袋17
を交換した後でも圧力センサ57が負圧の増大を検知した
場合には、第1の補助集塵フィルタ21の高性能フィルタ
36が目詰まりしているためである。このため、圧力セン
サ57を電動送風機室15の負圧側に配設することにより、
塵埃の閉塞や集塵袋17の集塵状況のほかに、第1の補助
集塵フィルタ21の高性能フィルタ36の目詰まりをも検出
できる。
【0033】そして、高性能フィルタ36,63はポリプロ
ピレン製で厚紙製の補強枠31に取り付けられているた
め、目詰まりした高性能フィルタ36,63は、補強枠31ご
と枠体22から取り外して焼却処分することができ、ごみ
の発生を低減できる。
【0034】上記実施の一形態によれば、電動送風機14
の負圧側である電動送風機室15と集塵室13との間に、
0.3μm以上0.5μm以下の塵埃を60%以上90
%以下の割合で捕捉可能な帯電繊維からなる高性能フィ
ルタ36を設けたため、吸込口74から吸い込まれ集塵室13
内の集塵袋17にて捕捉されなかった微細な塵埃を含む空
気は確実に高性能フィルタ36を流通するため、例えば電
動送風機室15内や排気室61内の正圧が高くなることによ
る本体ケース2の繋ぎ目や図示しない電源コードが挿通
されるコード口などから微細な塵埃を含む空気が排気さ
れることがなく集塵効率を向上できる。そして、高性能
フィルタ36,63は帯電繊維にて形成された不織布を折曲
して形成したもので、0.3μm以上0.5μm以下の
塵埃を60%以上90%以下の割合で捕捉できる高い捕
捉性でも通気性が高く、吸引効率の低下が少なく、掃除
効率を向上できる。
【0035】また、排気室61内に排気孔62を覆って0.
3μm以上0.5μm以下の塵埃を60%以上90%以
下の割合で捕捉可能な帯電繊維を含む高性能フィルタ63
を設けたため、電動送風機14の正圧側にも高性能フィル
タ63が配設されているので、さらに集塵効率を向上で
き、吸込口74から吸い込んだ塵埃は電気掃除機本体1外
に排出されずほとんど捕捉できる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、電
動送風機室と集塵室との間の電動送風機の負圧側に、
0.3μm以上0.5μm以下の塵埃を60%以上90
%以下で捕捉する帯電繊維を含む高性能フィルタを設け
たため、吸込口から吸い込まれ集塵袋にて捕捉されない
微細な塵埃は確実に高性能フィルタを通るから、従来の
ように電動送風機室から正圧側の圧力が高くなりケース
体の繋ぎ目や電源コードが挿通されるコード口などから
微細な塵埃を含む空気が排気されることなく集塵効率を
向上できるとともに、高性能フィルタは帯電繊維を含ん
でいるため、集塵性能が高く、0.3μm以上0.5μ
m以下の塵埃を60%以上90%以下の高い捕捉性を有
したものでも吸引効率の低下を抑制でき、掃除効率を向
上でき、さらに、高性能フィルタまたは高性能フィルタ
を電動送風機室と集塵室との間に装着する枠体のいずれ
か一方に連通孔に対向して下流側に気密部材を設けたた
め、高性能フィルタを容易に装着できるとともに、電動
送風機の負圧により高性能フィルタが気密部材を挟むよ
うに連通孔に向けて密着するので、確実に集塵室からの
空気を高性能フィルタに通過でき、集塵効率を向上でき
る。
【0037】請求項2記載の電気掃除機によれば、請求
項1記載の電気掃除機に加え、高性能フィルタをポリプ
ロピレンにて形成し、周縁に紙製の補強枠を設けたた
め、高性能フィルタの着脱が補強枠により容易にできる
とともに、高性能フィルタの寿命後は、枠体から容易に
取り外しでき焼却処分ができ、ごみの発生を低減でき
る。
【0038】請求項3記載の電気掃除機によれば、請求
項1または2記載の電気掃除機に加え、電動送風機の負
圧側に配設した圧力センサによる負圧の検知にて、制御
手段が電動送風機の駆動を制御するとともに高性能フィ
ルタの目詰まり状態を検知するため、例えばごみ詰まり
や集塵袋がいっぱいとなったり高性能フィルタの目詰ま
りなどを判断でき、適宜電動送風機の駆動を制御するこ
とにより掃除効率を向上できる。
【0039】請求項4記載の電気掃除機によれば、請求
1ないしいずれか記載の電気掃除機に加え、排気室
内に排気孔を覆って0.3μm以上0.5μm以下の塵
埃を60%以上90%以下の割合で捕捉可能な帯電繊維
を含む高性能フィルタを設けたため、電動送風機の正圧
側にも高性能フィルタが配設されているので、さらに集
塵効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の実施の一形態の電気掃除
機本体を示す断面図である。
【図2】同上電気掃除機本体の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】同上枠体を示す断面図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】同上底面図である。
【図6】同上フィルタ体を示す断面図である。
【図7】同上一部を切り欠いた平面図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 11 連通孔 13 集塵室 14 電動送風機 15 電動送風機室 17 集塵袋 22 枠体 31 補強 35 気密部材 36,63 高性能フィルタ 57 圧力センサ 61 排気室 62 排気孔 74 吸込口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−77518(JP,A) 特開 平2−7928(JP,A) 特開 平6−320045(JP,A) 特開 昭53−112565(JP,A) 特公 昭63−22847(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/12 B01D 39/14 B01D 39/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を収容する電動送風機室と、 この電動送風機室の負圧側に連通孔を介して気密に連通
    して設けられ吸込口から吸い込んだ塵埃を捕捉する集塵
    袋が装着される集塵室と この 集塵室と前記電動送風機室との間に設けられ0.3
    μm以上0.5μm以下の塵埃を60%以上90%以下
    の割合で捕捉可能な帯電繊維を含む高性能フィルタと、 この高性能フィルタを電動送風機室と集塵室との間に装
    着する枠体と、 前記高性能フィルタまたは前記枠体のいずれか一方に連
    通孔に対向して下流側に設けられた気密部材と を具備し
    ことを特徴とするの電気掃除機。
  2. 【請求項2】 高性能フィルタは、ポリプロピレンにて
    形成され、周縁に紙製の補強枠が設けられたことを特徴
    とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 電動送風機室の負圧側に配設され負圧を
    検知する圧力センサと、 この圧力センサにて検知された圧力に対応して電動送風
    機の駆動を制御するとともに高性能フィルタの目詰まり
    状態を検知する制御手段と を具備したことを特徴とする
    請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 電動送風機室の正圧側に設けられ外方に
    連通する排気孔を有した排気室と、 前記排気室内に排気孔を覆って0.3μm以上0.5μ
    m以下の塵埃を60%以上90%以下の割合で捕捉可能
    な帯電繊維を含む高性能フィルタと を具備した ことを特
    徴とする請求項1ないしいずれか記載の電気掃除機。
JP20261895A 1995-08-08 1995-08-08 電気掃除機 Expired - Fee Related JP3214659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20261895A JP3214659B2 (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20261895A JP3214659B2 (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0947407A JPH0947407A (ja) 1997-02-18
JP3214659B2 true JP3214659B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=16460368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20261895A Expired - Fee Related JP3214659B2 (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3214659B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20207256U1 (de) 2002-05-08 2003-09-18 Vorwerk Co Interholding Im Ausblasstrom eines Staubsaugers angeordneter Feinstfilter, sowie Staubsauger hierzu
JP2006034537A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機および旋回式集塵装置
ES2363229T3 (es) * 2005-07-14 2011-07-27 W.L.GORE & ASSOCIATES GMBH Unidad de refrigeración mediante ventilador para refrigerar componentes electrónicos.
JP5188413B2 (ja) * 2009-02-06 2013-04-24 日立アプライアンス株式会社 電気掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0947407A (ja) 1997-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2453261C1 (ru) Электрический пылесос
RU2277372C2 (ru) Пылесборник робота-пылесоса
US7276099B2 (en) Electric vacuum cleaner
KR100928614B1 (ko) 전기 청소기
JP3922574B2 (ja) 真空掃除機用集塵容器
EP1674009A2 (en) Vacuum cleaner
KR20040026305A (ko) 습건식 진공청소기
JP4157140B2 (ja) 電気掃除機
JP3214659B2 (ja) 電気掃除機
KR100414808B1 (ko) 전기청소기
KR101282536B1 (ko) 집진 장치 및 전기 청소기
JPH10328094A (ja) 電気掃除機
JP2781714B2 (ja) 電気掃除機
JPH07284465A (ja) 電気掃除機
JP4161786B2 (ja) 電気掃除機
JPH0947406A (ja) 電気掃除機
JP2500940B2 (ja) 電気掃除機
KR100562112B1 (ko) 진공 청소기의 필터 구조
JPS5933387B2 (ja) 電気掃除機
JP2004215680A (ja) サイクロン式掃除機およびサイクロン式掃除機用補助捕塵装置
JP5258421B2 (ja) 電気掃除機
JPS625614B2 (ja)
JPS6317409Y2 (ja)
JPH0212568B2 (ja)
JPH0315426A (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080727

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090727

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130727

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees