JP3214046U - 折り紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】指の力が弱い年少者や高齢者、折る作業が難しい発達障害児でも、段階を踏んで、折り紙が折れるようになるトレーニング用の折り紙セットを提供する。【解決手段】切込み又は小穴を直線上に複数設けたガイド線11と、ガイド線11を挟んでガイド線11から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマーク12とを有する第一折り紙501と、折り線に沿って設けられた折り目13と、折り目13を挟んで折り目13から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマーク12とを有する第二折り紙502と、印刷された折り線14と、折り線14から等距離の位置になるよう表示された1対のガイドマーク12とを有する第三折り紙503と、を備えた。【選択図】図10

Description

この考案は、折る作業が困難な発達障害児、折る力が弱い年少者や高齢者でも簡単に折ることができる折り紙に関する。
折り紙は、単なる遊び道具の域にとどまらず、脳と手先のトレーニングを行う最適なトレーニング教材である。折り紙は、平面から立体を創作する過程で、手先、指先を器用に使い、完成図を考えながら作業する必要がある。脳と手指を連携するトレーニング、脳の鍛錬を行うことができる。折り紙は、年少者の知育、高齢者の認知症予防に利用されるが、発達障害児の知育教育にも最適な教材である。
発達障害児の中には、折るという作業が難しい児童が多く見受けられる。手指の力が弱く、紙をまっすぐに折るということが苦手であったり、角と角をぴったりあわせること苦手であったり、線に沿ってまっすぐ折るという作業ができない場合が多い。そのような場合、まず、作業内容を単純化した簡易作業にトライさせ、繰り返し行って簡易作業が習得できたら、すこし複雑化した次の作業にトライさせる、という具合に、ステップアップした作業を、繰り返し行うことで、できる作業を増やすことができる。
折り紙を折るという作業は、折る順番、折る方向を間違えないように留意しつつ、完成図を予想しながら、まっすぐな折り線となるように気を配りつつ折る必要があり、複雑な作業である。発達障害児の中には、皆と同じようにできないことで、苦手意識を強くし、できないと思い込んでしまうこともあるので、子供に合った習得方法を見つけることが重要である。
特許文献1の折り紙は、折り紙に、折る場所を示す折り線と、折る順番を示す数字やマークが表示されたものである。手指の力がある程度あり、折る作業は問題なくできるという場合、この折り紙を使えば、折る順番で迷うことなく、作品を完成させることができる。
ただ、発達障害児は、線に沿ってまっすぐ折る、という概念を理解できない、線に沿って折るということができない場合がある。発達障害児は、1つの作業を習得するのに、時間がかかり、覚えるまでに練習回数がたくさん必要であるが、できないということではない。繰り返し行うことで、かならず、できるようになるものである。問題は、できないことで、苦手意識が植えつけられ、繰り返し練習する意欲がそがれてしまうことであり、簡単な作業から成功体験を得て、すこしずつステップアップしていくことが大切である。
特開2012−61015号公報
そこで、本考案は、折り紙を折り線に沿って折るという作業が苦手な発達障害児、指先の力の弱い年少者や認知症患者でも、折りやすい折り紙を使うことで、簡単な作業から成功体験を重ねて少しずつ複雑な工程を習得可能な、知育教材としての折り紙を提供する。
この考案の折り紙は、切り込み又は小穴を直線上に複数設けたガイド線と、前記ガイド線を挟んで、前記ガイド線から直交方向に等距離の位置に対になるよう表示された1対のガイドマークと、からなることを特徴とする。
この考案によれば、折り線を示すガイド線が、印字された線ではなく、ミシン目、すなわち、切込み又は小穴が直線上に複数設けられたガイド線であるので、少し力を込めるだけで、簡単に紙を折ることができる。したがって、線に沿ってまっすぐに折るという作業が難しい者でも、簡単に、折が紙をまっすぐに折ることができる。
また、この考案の折り紙は、折り線に沿って設けられた直線状の折り目と、前記折り目を挟んで、前記折り目から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマークと、からなることを特徴とする。
この考案によれば、折り線が、折り目となっており、紙が折り目の部分で折れやすいので、力を要さず、簡単に紙を折ることができる。したがって、線に沿ってまっすぐに折るという作業が難しい者でも、簡単に、折り紙をまっすぐに折ることができる。印字された線だけでは、線に沿ってまっすぐに折ることが難しい。しかし、折り目があると、指先の力が弱くても、まっすぐに折ることがが可能となる。ミシン目のガイド線よりは、折り目がつきにくいが、印字された折り線のみの折り紙よりも、まっすぐに折ることが容易な折り紙を提供することができる。
また、この考案の折り紙の1対のガイドマークは、折る順番を示す番号を含むことを特徴とする。
この考案によれば、1対のガイドマークが、ガイド線又は折り目を挟んで、直交方向に等距離に設けられており、対になったガイドマーク同士を、表示された番号に従って、くっつけるようにすることで折る順番及び折る場所を間違えない。また、1対のガイドマークに表示されているので、折る順番が視覚的でわかりやすい。折り紙を、どの順番で、どういった形に折ればよいのかを理解するのが苦手な者でも、簡単に、折り紙を仕上げていくことができる。
また、この考案の折り紙の1対のガイドマークに含まれた前記番号は、同じ番号同士が密着するように折った状態で、次の番号が隠れないことを特徴とする。
この考案によれば、1対のガイドマークに付された番号は、折順を示す連番となっている。そして、折り順を示す番号が付された1対のガイドマークを目印に、折り紙を折った際、連番となっていて次の折順を示す番号が、折り紙の谷間に隠れることなく、必ず表面に来る位置に表示されている。そのため、折り紙を折る順番が、視覚的に理解しやすい。
本考案の折り紙セットは、切込み又は小穴を直線上に複数設けたガイド線と、前記ガイド線を挟んで前記ガイド線から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマークとを有する第一折り紙と、折り線に沿って設けられた折り目と、前記折り目を挟んで前記折り目から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマークとを有する第二折り紙と、印刷された折り線と、前記折り線から等距離の位置になるよう表示された1対のガイドマークとを有する第三折り紙と、を備えたことを特徴とする。
この考案によれば、折り紙を折るという作業を、3つのステップに分けて、難易度の低い作業から順に習得していくことで、最終的に、ガイドのない折り紙も、綺麗に折ることができるようにすることができる。最初に、切込み又は小穴が直線上に複数設けられたガイド線を備えた第一折り紙で、紙がまっすぐに折れるという状態を体感する。次に、折り線が折り目となった第二折り紙で、すこし力を加えれば紙を綺麗に折れるという状態を体感する。最後に、切込みや小穴や折り目がなくとも、線に沿って、まっすぐ折るという作業ができるようになる。容易な作業から、徐々に、作業の難易度を上げ、繰り返し行って習得し成功体験を重ねながら、次の工程に進むことで、苦手意識を払拭し、やる気を引き出して折り紙を折る作業をマスターすることができる。尚、3種類の折り紙は、ステップアップして使用する方法のほか、好みのものからトライすることもできる。折るのが簡単な折り紙を選んだり、難しい折り紙から挑戦したり、その日の気分によって好きな折り紙を選んで遊ぶこともできる。
本考案の折り紙セットの前記1対のガイドマークは、折る順番を示す番号を含むことを特徴とする。
この考案によれば、1対のガイドマークが、ガイド線又は折り目を挟んで、直交方向に等距離に設けられており、対になったガイドマーク同士を、表示された番号に従って、くっつけるようにすることで折る順番及び折る場所を間違えない。また、1対のガイドマークに表示されているので、折る順番が視覚的でわかりやすい。折り紙を、どの順番で、どういった形に折ればよいのかを理解するのが苦手な者でも、簡単に、折り紙を仕上げていくことができる。
前記1対のガイドマークに含まれた前記番号は、同じ番号同士が密着するように折った状態で、次の番号が隠れないことを特徴とする請求項6に記載の折り紙セット。
この考案によれば、1対のガイドマークに付された番号は、折順を示す連番となっている。そして、折り順を示す番号が付された1対のガイドマークを目印に、折り紙を折った際、連番となっていて次の折順を示す番号が、折り紙の谷間に隠れることなく、必ず表面に来る位置に表示されている。そのため、折り紙を折る順番が、視覚的に理解しやすい。
(a)は、この考案の実施の形態1にかかる折り紙100の平面図であって、(b)は底面図である。 (c)及び(d)は、図1(a)に示した折り紙100の使用方法を説明する参考図である。 (e)及び(f)は、図1(a)に示した折り紙100の使用方法を説明する参考図である。 (a)は、この考案の実施の形態2にかかる折り紙200の平面図であって、(b)は底面図である。 (a)及び(b)は、図4(a)に示した折り紙200の使用方法を説明する参考図である。 (c)及び(d)は、図4(a)に示した折り紙200の使用方法を説明する参考図である。 図4(a)に示した折り紙200の使用方法を示す参考図である。 (a)は、この考案の実施の形態3にかかる折り紙300の平面図であって、(b)は底面図である。 (a)は、この考案の実施の形態4にかかる折り紙400の平面図であって、(b)は底面図である。 (a)は、この考案の実施の形態5にかかる折り紙セット500の平面図であって、(b)は底面図である。 (a)は、この考案の実施の形態6にかかる折り紙セット600の平面図であって、(b)は底面図である。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、実施の形態毎に詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は、この考案の実施の形態1にかかる折り紙100の平面図であって、(b)は底面図である。
図1(a)及び(b)に示すように、折り紙100は、正方形の紙からなり、表面と裏面に、それぞれ、ガイド線11、21が、設けられている。ガイド線11、21は、小穴が直線上に複数に設けられたものである。
ガイド線11、21の小穴と小穴の間隔は、短いほど、ガイド線11,21の部分で紙が折れやすく、したがって折る作業が容易になる。小穴と小穴の間隔の短いガイド線11、21が設けられた折り紙100、間隔がすこし離れたガイド線11、21が設けられた折り紙100と、小穴と小穴の間隔が少しずつ違うガイド線11、21を備えた折り紙100を複数種類用意して、最初は小穴の間隔が短いミシン目のガイド線を設けた折り紙、徐々に、小穴の間隔が長いミシン目のガイド線を設けた折り紙を使用しトレーニングするようにしても良い。小穴の間隔を替えたものを複数準備すると、効果的に、折り紙を折る作業を習得することもできる。もちろん、小穴の間隔を1種類のみにしてトレーニングしても良い。
折り紙100の表面及び裏面には、完成した際に立体的な作品ができあがるよう、色やデザインが施してある。実施の形態1の折り紙100は、完成すると、バスのかたちになる折り紙100である。折り紙100は、ガイド線11、21は、すべて同じ方向に、左右の端縁に対し並行に、直線状に設けられている。折り紙100は、いちばん簡単な作業である、折り紙100を同じ方向に、まっすぐ何度か折る、という作業を、容易に体感できる折り紙100である。
折り紙100には、ガイド線11、21のほか、折順マーク12、22が表示されている。折順マーク12、22は、数字が含まれたマークであって、同一数字且つ同一デザインのマークが2つで1対となり、ガイド線11、12を、挟むように、それぞれ、ガイド線11、12から等距離の位置に表示されている。同一数字且つ同一マークの折順マーク12を、向かい合わせさせ、密着させるように合わせると、ガイド線11,21のところで折ることができる
1対のガイドマークは、ガイド線11、21を挟んで、直交方向に等距離に設けられている。、対になったガイドマーク同士を、表示された番号に従って、くっつけるようにすることで折る順番及び折る場所を間違えない。また、1対のガイドマークである折順マーク12、22に表示されているので、折る順番が視覚的でわかりやすい。折り紙を、どの順番で、どういった形に折ればよいのかを理解するのが苦手な者でも、簡単に、折り紙を仕上げていくことができる。
折順マーク12、22のマークの形は、折る位置を、折順マーク11、21に表示された数字は、同番号のものが1対ずつあり、かつ、連番となっていて、折る順番を示している。折る順番と、折る位置を、視覚的に体感できるので、折り紙に必要な作業が単純化した状態で習得できる
使用者は、折順マーク12,22に表示された数字を見て、同じ数字同士をくっつけるようにして折っていくが、折る順番は、折順マーク12、22に表示された数字をみて、若い数字から順に、折っていくようにする。連番となっている折順マーク12,22に表示された数字は、折り紙100を折った際に、次の折順を示す番号が、隠れない位置、すばわち、必ず表面に来るようになってる。次の番号が見つけやすく、折り紙を折る順番が、視覚的に理解しやすくなっている。
次に、図2から図3を示しながら、折り紙100の使用方法を説明する。
図2(c)、(d)、図3(e)及び(f)は、図1(a)に示した折り紙100の使用方法を説明する参考図である。図1(a)に示した折り紙100の使用して完成した折が紙作品を示す参考図である。
まず最初に、図2(c)に示すように、折り紙100の裏面2を上にして平らな場所に載置し、平面視、折り紙100の左端縁を持って、数字の1が表示された2つの折順マーク22を、互いに密着させるようして、ガイド線21の部分で折る。数字の1が表示された折順マーク22は、最初に折る場所を示している。使用者は、折順マーク12,22に表示された数字を見て、同じ数字同士をくっつけるようにして折っていくが、折る順番は、折順マーク12、22に表示された数字をみて、若い数字から順に、折っていくようにする。したがって、1の番号が付された折順マーク22を折ると、次は、2の番号が付された折順マーク12を探す。
連番となっている折順マーク12,22に表示された数字は、折り紙100を折った際に、次の折順を示す番号が、隠れない位置、必ず表面に来るようになってる。したがって、次の番号が見つけやすく、折り紙を折る順番が、視覚的に理解しやすくなっている。使用者は、折り紙100の表面1と裏面2を眺めるだけで、すぐに、数字の2が表示された折順マーク12を見つけることができる。尚。ガイド線21は、小穴が直線状に連なったものであり、すこし、力を加えるだけで、小穴の部分で紙が折れて、図2(d)に示すように、簡単に、まっすぐで綺麗に折ることができる。
それから、図3(e)に示すように、折り紙100を裏返して、表面1が上になるように、平らな場所に載置する。裏面には、数字の2が表示された折順マーク12が2か所表示されているので、その2つの折順マーク12を、向かい合わせてくっつけるようにすると、ガイド線11の部分から折り紙100を綺麗に折ることができる。
同様に、図3(f)に示すように、折り紙100を表返して、数字の3が表示された折順マーク12を、互いに密着させるようにして、ガイド線11の部分でまっすぐに折る。
このように、折順マーク12、22の数字を、同じ数字同士を密着させるように、順に作業していくと、ガイド線11、21のところから、綺麗に、まっすぐに折ることができ、折る作業、まっすぐに、線に沿って折るという作業が困難な者でも、簡単に、綺麗でまっすぐ折ることができる。
上述の作業は、繰り返し行い、紙を折る作業、端と端をあわせる作業、角と角をぴったりとあわせる作業を自然に行うことに慣れるようにする。使用者は、繰り返し、折る作業を行うことによって、自分にも、きれいでまっすぐな折り目の折り紙100を作成することができるという体験を経験し、成功体験を積み重ねることによって、次は、ガイド線11、21がなくても折れるという自信がつき意欲が湧くようになる。
(実施の形態2)
図4(a)は、この考案の実施の形態2にかかる折り紙200の平面図であって、(b)は底面図である。図5(a)、(b)、図6(c)、(d)及び図7は、図4(a)に示した折り紙200の使用方法を説明する参考図である。
実施の形態2の折り紙200は、実施の形態1の折り紙100より難易度が高い。実施の形態1の折り紙100は、正方形の折り紙を、両端の辺と、平行な折り線で、まっすぐ折るというものであったが、実施の形態2の折り紙200は、両端の辺と、平行ではない折り線で、斜めに折るものである。折る際、角と角をぴったりと合わせず、すこしずらして折る、という作業も行えるようになる折り紙200である。
図4(a)に示すように、折り紙200の表面1は、所定角度をもって、斜めに、複数本のガイド線11が設けられている。折順マーク12も、いくつか、表示されている。さらに、猫の目鼻が表示されており、折り紙200が完成すると猫の顔ができあがるようになっている。図4(b)に示すように、折り紙200の裏面2には、ガイド線21が複数本設けられている。
実施の形態2の折り紙200の使用方法について、説明する。まず最初に、図5(a)に示すように、折り紙200の裏面2を上にして平らな場所に載置し、折り紙200の対角線上にある2つの角部をつまんで、角部に表示された1の数字が書かれた折順マーク22を、互いに向かい合わせて密着させるようにして、折り紙200を、対角線上に設けられたガイド線21の部分で折りあわせる。数字の1が表示された折順マーク22は、最初に折る場所を示している。ガイド線21は、小穴が直線状に連なったものであり、すこし、力を加えると、小穴の部分で紙が折れて、図5(b)に示すように、簡単に、まっすぐで綺麗に折ることができる。
それから、図6(c)、図6(d)に示すように、二等辺三角形になるように折った折り紙200の底辺に接する2つの角部をつまんで、角部に表示された折順マーク12が、それぞれ、同じ数字同士が密着するようにあわせて、ガイド線21の部分から折り曲げる。折り紙200に表示されたガイド線21は、小穴が直線状に連なったものであるので、軽く手を添えるだけで、ガイド線21の小穴の部分が折り目となり、綺麗でまっすぐに折ることができる。
このように、折順マーク12、22の数字を、同じ数字同士を密着させるように、順に作業していくと、ガイド線11、21のところから、綺麗に、まっすぐに折ることができる。折る作業、まっすぐに、線に沿って折るという作業が困難な者でも、簡単に、綺麗でまっすぐ折ることができ、図7に示すように、猫の顔を模した折り紙作品が完成する。
上述の作業は、繰り返し行い、ガイド線11、21に沿って紙を折る作業を自然に行うことに慣れるようにする。使用者は、繰り返し、折り紙トレーニングを行うことによって、小さな成功体験を積み重ね、次第に、ガイド線11、21がなくてもまっすぐ綺麗に折れるようになる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3の折り紙300について説明する。図8(a)は、この考案の実施の形態3にかかる折り紙300の平面図であって、(b)は底面図である。
実施の形態3の折り紙300は、小穴が連なったガイド線は設けられておらず、代わりに、折り線にそってプレス加工され、細長い溝が折り線を示しており、折り目13、23となっている。
折り紙300は、折り目13、23に沿って折っていき、作品を完成させる。折順マーク12、22に表示された数字とマークの形を目印として、折る順番、折る位置を把握して、折る作業を進めていく。
図8(a)に示すように、折り紙300に設けられた折り目13、23は、ガイド線11、21よりも折り目はつきにくいが、印刷された線のみよりは、折りやすい。折り紙300の使用方法について、小穴の連なったガイド線11、21の折り紙200を使って、折り紙がまっすぐに折れるという感覚を体感し、折るという作業に慣れてきたら、次のステップとして、折り目13、23の設けられた折り紙300を使って、折り目13、23に沿って、紙を折るという作業にトライするとよい。
図8(b)に示すように、折り紙300の裏面2にも、折り目13、23と、折順マーク12、22が設けられている。使用者は、折り紙300の表面1と裏面2を、よく見て、折順マーク12、23に表示された数字を、順番に追っていき、折る作業を進めていく。数字を追っていくだけで、作品が完成していくので、使用者は、折り紙300で作品を作るという体験を得ることができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4の折り紙400について説明する。図9(a)は、この考案の実施の形態4にかかる折り紙400の平面図であって、(b)は底面図である。
図9(a)に示すように、折り紙400には、直線が印刷されており、印刷線14、24に沿って折ることで作品を完成させていく。折り紙400は、折り目13、23に沿って折ることに慣れたら、最後のステップとしてトライする。折り紙400は、ガイド線11、21や、折り目12、22より折りにくいので、印刷線14、24に沿って折ることが難しい場合は、前のステップに戻ってトレーニングし、前のステップが完全に習得できたら進むようにするとよい。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5の折り紙500について説明する。図10(a)は、この考案の実施の形態5にかかる折り紙セット500の平面図であって、(b)は底面図である。
実施の形態5の折り紙セット500は、3種類の折り紙であるステップ1折り紙501、ステップ2折り紙502、ステップ3折り紙503から構成される折り紙のセット教材である。ステップ1折り紙501が上手に折れるようになったら、ステップ2折り紙502、ステップ3折り紙503という順番でトレーニングすれば、最終的に、印刷された線に沿って、まっすぐに折るという作業が習得できるステップアップ式の折り紙セット500である。
ステップ1折り紙501は、実施の形態1の折り紙100と同様の構成であって、正方形の紙からなり、表面と裏面に、それぞれ、ガイド線11、21が、設けられている。ガイド線11、21は、直線状に設けられた小穴の連なり(ミシン目)である。
ステップ2折り紙502は、表面に印刷された色彩及びデザインはステップ1折り紙501と同じ色彩及びデザインであり、ガイド線11,21の代わりに、折り目13,23が設けられた構成となっている。ステップ1折り紙501を折ることで、折るという作業を習得した後に、ステップ2折り紙502を使って、折り目13、23の部分でまっすぐに折るというトレーニングを行う。
ステップ3折り紙503は、表面に印刷されたデザインはステップ1折り紙501、ステップ2折り紙502と同じデザインであり、折り線が、印刷された直線である印刷線14,24となっている。ステップ3折り紙503は、ステップ1折り紙501、ステップ2折り紙502を使用して、折る作業に慣れ、まっすぐに折れるようになったのち、最後のステップとして使用する。
折り紙セット500では、折り紙の一番簡単な折り方、折り紙の角と角を合わせて直線に折るという工程を習得するためのものである。折り線は、折り紙の正方形の辺に対して平行または垂直に設けられている。まっすぐ折る、という工程が習得できたら、次は、斜めに折る工程、角と角をぴったり合わせず、すこしずらして折る、という折り方を習得する折り紙セット600にトライするとよい。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6の折り紙セット600について説明する。図11(a)は、この考案の実施の形態6にかかる折り紙セット600の平面図であって、(b)は底面図である。
実施の形態6の折り紙セット600は、3種類の折り紙であるステップ1折り紙601、ステップ2折り紙602、ステップ3折り紙603から構成される折り紙のセット教材である。ステップ1折り紙601が上手に折れるようになったら、ステップ2折り紙602、ステップ3折り紙603という順番でトレーニングすれば、最終的に、印刷された線に沿って、まっすぐに折るという作業が習得できるステップアップ式の折り紙セット600である。
ステップ1折り紙601は、実施の形態2の折り紙200と同様の構成であって、正方形の紙からなり、表面と裏面に、それぞれ、ガイド線11、21が、設けられている。ガイド線11、21は、直線状に設けられた小穴の連なり(ミシン目)である。
ステップ2折り紙602は、表面に印刷された色彩及びデザインはステップ1折り紙601と同じ色彩及びデザインであり、ガイド線11,21の代わりに、折り目13,23が設けられた構成となっている。ステップ1折り紙601を折ることで、折るという作業を習得した後に、ステップ2折り紙602を使って、折り目13、23の部分でまっすぐに折るというトレーニングを行う。
ステップ3折り紙603は、表面に印刷されたデザインはステップ1折り紙601、ステップ2折り紙602と同じデザインであり、折り線が、印刷された直線である印刷線14,24となっている。ステップ3折り紙603は、ステップ1折り紙601、ステップ2折り紙602を使用して、折る作業に慣れ、まっすぐに折れるようになったのち、最後のステップとして使用する。
折り紙セット600では、様々な角度をつけて折り紙を折るという作業を習得するためのものである。角と角をあわせない、少しずらして折る、という工程は、発達障害児には、理解が難しいことがある。「すこし」という指示では、具体的にどこを折るのか理解できないためである。発達障害児の療育において、大切なことは、やるべきことを、「具体的」示してやることである。
また、発達障害児の中には、「ぴったりあわせる」「きっちり揃える」ことに執着する傾向がある子供もおり、「すこしずらして」という指示が理解できないこともある。折り紙の場合は、「すこしずらして」等の抽象的な指示ではなく、折る位置を示してあげる必要がある。折り紙セット600によれば、このあたりを折ればよいということが、具体的に示され、また、少ない力で、まっすぐに折れるようになっているので、発達障害児にとって、ストレスが少なく、理解しやすい折り紙セット600となっている。
100,200,300,400 折り紙
1 表面
11 ガイド線
12 折順マーク
13 折り目
14 印刷線
2 裏面
21 ガイド線
22 折順マーク
23 折り目
24 印刷線
500 折り紙セット
501 第一折り紙
502 第二折り紙
503 第三折り紙
600 折り紙セット
601 第一折り紙
602 第二折り紙
603 第三折り紙





Claims (7)

  1. 切り込み又は小穴を直線上に複数設けたガイド線と、
    前記ガイド線を挟んで、前記ガイド線から直交方向に等距離の位置に対になるよう表示された1対のガイドマークと、
    からなることを特徴とする折り紙。
  2. 折り線に沿って設けられた直線状の折り目と、
    前記折り目を挟んで、前記折り目から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマークと、
    からなることを特徴とする折り紙。
  3. 前記1対のガイドマークは、折る順番を示す番号を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り紙。
  4. 前記1対のガイドマークに含まれた前記番号は、同じ番号同士が密着するように折った状態で、次の番号が隠れないことを特徴とする請求項3に記載の折り紙。
  5. 切込み又は小穴を直線上に複数設けたガイド線と、前記ガイド線を挟んで前記ガイド線から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマークとを有する第一折り紙と、
    折り線に沿って設けられた折り目と、前記折り目を挟んで前記折り目から直交方向に等距離の位置に表示された1対のガイドマークとを有する第二折り紙と、
    印刷された折り線と、前記折り線から等距離の位置になるよう表示された1対のガイドマークとを有する第三折り紙と、を備えたことを特徴とする折り紙セット。
  6. 前記1対のガイドマークは、折る順番を示す番号を含むことを特徴とする請求項4に記載の折り紙セット。
  7. 前記1対のガイドマークに含まれた前記番号は、同じ番号同士が密着するように折った状態で、次の番号が隠れないことを特徴とする請求項6に記載の折り紙セット。
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