JP3822418B2 - 筆記練習帳 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、主として幼児や子供が文字や図形等を手本を見ながらきれいに書く練習をするための筆記練習帳に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の筆記練習帳として、例えば予め印刷された手本(例えば文字や図形等)の上を鉛筆でなぞったり、あるいは手本の近傍に設けた筆記練習用空欄に手本を見ながら書き写すことができるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の筆記練習帳を使用して行う筆記練習方法として、手本の上を単に鉛筆でなぞる方法では、手本に沿ってなぞることできれいに書けることから、手本に対する依存心が生まれて自分できれいに書こうとする意識(真剣味)が薄くなるとともに、幼児や子供にとっては面白味の乏しい作業である。従って、手本に沿ってなぞるという練習方法だけでは、きれいに書くための進歩(上達度)が遅いという問題がある。
【0004】
又、従来の筆記練習帳において、手本を見ながら筆記練習用空欄に書き写す方法では、書いたものを手本に重ね合わすことができないのでどの程度手本と似ているのか(換言すればどの程度きれいに書けたか)が判断しにくく、しかも単に手本を見ながら書き写すだけでは面白味が乏しいので、筆記練習が飽き易くなるという問題があった。
【0005】
本願発明は、上記した従来の筆記練習帳の問題点に鑑み、幼児や子供にとって楽しく筆記練習ができるようにするとともに、書いたものが手本にどれだけ似ているか検証し得るようにした筆記練習帳を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
【0007】
本願発明は、1枚目の記入用紙と2枚目の複写用紙とを1組とする多数組の紙片を重合させてなる筆記練習帳を対象としている。
【0008】
そして、本願の筆記練習帳は、1枚目の記入用紙に、文字や図形等の手本を印刷した手本表示部と、該手本表示部の近傍に筆記練習用空欄とを設ける一方、2枚目の複写用紙に、1枚目の記入用紙の筆記練習用空欄に対応する位置に手本表示部の手本と同じ形態の手本を印刷していることを特徴としている。
【0009】
1枚目の記入用紙の手本表示部に印刷される手本としては、幼児向けであれば、ひらがな等の文字、幼児が好みそうな動物や身近な物品の図形等が採用可能である。又、小学生向けであれば、手本として漢字も採用できる。尚、この手本表示部の手本も、鉛筆でなぞって筆記練習ができるようにしてもよい。
【0010】
この記入用紙(1枚目紙片)における筆記練習用空欄は、手本表示部の近傍であれば上下左右のどの位置でもよいが、手本を見ながら筆記練習することを考慮すると該筆記練習用空欄は手本の右側あるいは下側に設けるのが好ましい。尚、手本表示部と筆記練習用空欄とは、手本表示部1つにつき筆記練習用空欄を1つづつ対応させてもよく、あるいは手本表示部1つにつき筆記練習用空欄を複数個対応させてもよい。又、筆記練習用空欄には、手本よりやや大きい枠を印刷しておき、筆記すべき場所及び大きさを指定しておくとよい。
【0011】
2枚目の複写用紙は、その上面全面を複写面としたものでもよく、あるいは記入用紙における筆記部に対応する部分のみを複写面としたものでもよい。又、この複写用紙側の手本は、記入用紙の各筆記練習用空欄に対応する位置にそれぞれ印刷されている。尚、この複写用紙側の手本は薄めに印刷しておくとよい。
【0012】
本願の筆記練習帳を使用するときには、2枚1組の紙片の下(複写用紙の下)に下敷きを差し込み、1枚目の記入用紙における筆記練習用空欄に、その近傍の印刷手本を見ながらその手本に似せて鉛筆で書き写す。その場合、筆記練習用空欄の枠内の所定位置で所定大きさ(手本と同じ大きさ)に筆記する。すると、その筆圧により複写用紙(2枚目)の手本が印刷された部分に記入用紙(1枚目)に筆記した通りの軌跡(文字又は図形)が転写される。
【0013】
【発明の効果】
このように、本願発明の筆記練習帳では、1枚目の記入用紙に書いたものが2枚目の複写用紙に転写されるので、幼児や子供には好奇心を与えることができ、学習意欲(筆記練習を自ら進んで行う意欲)を増進させ得るという効果が期待できる。
【0014】
又、記入用紙(1枚目)の筆記練習用空欄に筆記したものが、複写用紙(2枚目)の手本印刷部分の上に転写されるので、記入用紙(1枚目)をめくると、転写された軌跡が複写用紙上の手本とどれだけ似ているか(どれだけきれいに書けたか)が一目瞭然に判別でき、次の筆記練習時の参考になるとともに、きれいに書こうとする意欲を増進させ得るという効果が期待できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照して本願実施形態の筆記練習帳を説明する。この実施形態の筆記練習帳は、図2に示す1枚目の記入用紙1と図3に示す2枚目の複写用紙2とを1組とする多数組の紙片を重合させ、それらの紙片を側縁部において綴じ込んで図1に示すような冊子状に形成している。尚、この実施形態では、幼児向けで「ひらがな」の筆記練習帳が採用されている。
【0016】
1枚目の記入用紙1(図2)と2枚目の複写用紙2(図3)とは、同形同大きさで且つ同じ位置にそれぞれ枠線L1,L2が印刷されている。そして、記入用紙1と複写用紙2とを重ねると、各用紙1,2のそれぞれ枠線L1,L2が相互に完全重合するようになっている。又、この実施形態では、各用紙1,2の枠線L1,L2は、それぞれ上下2段に区画させていて、1組の筆記練習用紙につき2文字(図示例では「あ」と「い」の2文字)の筆記練習部10,10が設けられている。
【0017】
図2に示す1枚目の記入用紙1には普通の紙が使用されている。この記入用紙1の上下各筆記練習部10,10には、その左端部分に練習見本13a,13aを印刷した練習見本表示部13,13がある。この練習見本表示部13,13には、練習見本13aの文字の書き順や書き方要点等が記入されている。又、各筆記練習部10,10の中央付近には、練習文字に対応する頭文字のついた絵や言葉の表示14が印刷されている。
【0018】
さらに、記入用紙1の各筆記練習部10,10の右寄り部分には、それぞれ上下2段で左右3列の合計6つに区画された欄がある。そして、その各上段欄をそれぞれ手本11aを印刷した3つの手本表示部11,11,11とするとともに、直下にある各下段欄(3つ)を筆記練習用空欄12,12,12としている。各手本11aは、薄目に印刷しており、鉛筆でその手本文字をなぞって筆記練習できるようになっている。各下段欄の筆記練習用空欄12,12,12には、上段欄の手本11aを見ながら手本文字を書き写せるようになっている。
【0019】
図3に示す2枚目の複写用紙2は、この実施形態では、その上面全面が複写面(例えば青色発色)となっている。そして、この複写用紙2には、図2の記入用紙1の各筆記練習用空欄12,12・・(合計6つある)にそれぞれ対応する欄に、記入用紙1の手本11aと同じ形態の手本22,22・・(合計6つ)を印刷している。この複写用紙2の各手本22,22・・は、薄目に印刷されており、複写時の筆圧により発色したときに、その発色文字と手本文字とが明確に識別できるようになっている。
【0020】
この実施形態の筆記練習帳は、図2の記入用紙1と図3の複写用紙2とを1組とする多数組の紙片を図1に示すような冊子状にした状態で市販される。そして、この筆記練習帳を使用するには、1組の紙片の複写用紙2の下面に下敷きを差し込んだ状態で、1枚目の記入用紙1の上から鉛筆で書くが、この実施形態の筆記練習帳では、記入用紙1の手本表示部11の手本11a上をなぞることができるとともに、筆記練習用空欄12にその上段欄に印刷されている手本11aを見ながらその手本文字を書き写すことができる。尚、筆記練習用空欄12に筆記する場合は、該筆記練習用空欄12の枠内の所定位置で所定大きさ(手本11aと同じ大きさ)に書き込む。このように、1枚目の記入用紙1の各欄(11,12)に書き込むと、複写用紙2の当該各欄に筆記した通りの軌跡(文字)が転写される。
【0021】
ところで、記入用紙1の筆記練習用空欄12に筆記した文字は、2枚目の複写用紙2の手本22が印刷された部分に転写されるが、書いた後に記入用紙1をめくると、転写された軌跡(発色文字)が複写用紙2に印刷されている手本22とどれだけ似ているか(どれだけきれいに書けたか)が一目瞭然に判別できる。従って、次欄への筆記練習時の参考になるとともに、きれいに書こうとする意欲を増進させ得る効果を期待できる。又、このように、1枚目の記入用紙1に書いたものが2枚目の複写用紙2に転写されると、幼児や子供には好奇心が湧き、一層の学習意欲を増進させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の筆記練習帳の斜視図である。
【図2】図1の筆記練習帳に使用されている1枚目の記入用紙の平面図である。
【図3】図1の筆記練習帳に使用されている2枚目の複写用紙の平面図である。
【符号の説明】
1は記入用紙、2は複写用紙、10は枠線、11は手本表示部、11aは手本、12は筆記練習用空欄、21は転写用空欄、22は手本である。

Claims (1)

  1. 1枚目の記入用紙(1)と2枚目の複写用紙(2)とを1組とする多数組の紙片を重合させてなる筆記練習帳であって、
    1枚目の記入用紙(1)には、文字や図形等の手本(11a)を印刷した手本表示部(11)と、該手本表示部(11)の近傍に筆記練習用空欄(12)とを設ける一方、
    2枚目の複写用紙(2)には、1枚目の記入用紙(1)の筆記練習用空欄(12)に対応する位置に前記手本表示部(11)の手本(11a)と同じ形態の手本(22)を印刷している、
    ことを特徴とする筆記練習帳。
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