JP3214024U - 把持機能付き石鹸 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時に石鹸を安定且つ持続して把持可能であって、手から滑り落ちることなく快適に使用することが可能な把持機能付き石鹸を提供する。【解決手段】所用の形状、大きさ、厚さを有する固形石鹸10において、側面所定箇所に、対向する側面まで貫通された少なくとも一以上の貫通孔12が形成されている。該貫通孔12には、例えば伸縮可能な弾性部材から成る把持部材14が挿通され、固形石鹸10を周回して環状を為す。固形石鹸10と把持部材14との間に手Hを挿嵌することで、固形石鹸10が手Hから滑り落ちることなく、安定且つ持続して把持可能となる。【選択図】図4

Description

本考案は、石鹸に関し、詳しくは、把持機能を備える固形石鹸に関するものである。
近年、洗浄剤として、液体、顆粒タイプ等、色々な形態の製品が利用されているが、固形石鹸を利用する場合も多い。固形石鹸は、洗浄剤を直方体や円柱の形に固めたものである。液体、顆粒タイプは、防湿等のため、ケース、箱に入れるような管理が必要であるが、固形石鹸は、露出した状態で放置しても劣化が少なく管理面で便利である。
固形石鹸は、使用時に、洗浄の対象や、洗浄用タオルに、固形石鹸の面を擦りつけることで、洗浄剤を少しづつ、対象物等に塗布する方法が一般的である。その際、固形石鹸を手に持ち、対象物等に擦りつけることとなるが、固形石鹸自体が滑りやすい。そのため、注意を払わないと、固形石鹸を滑り落としてしまう場合もあった。
これらの問題を解消するために、使用時に石鹸の安定的な把持を持続できる技術が求められていた。
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、固形石鹸を使用開始時と同程度の洗浄力を保ったまま最後まで使い切る技術(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、板体が、石鹸における厚み方向に対向する2つの面に装着され、石鹸における厚み方向に対向する2つの面の中央の表層部分を水により溶かし、水により溶かした表層部分に当該板体の裏面を貼り合わせ、当該表層部分と当該板体の裏面との間の水溶液を乾かすことによって、板体と装着対象の固形石鹸と一体化するものである。
この技術により、石鹸の表面に板体が装着されているので、石鹸使用時に石鹸のすべりを防止することができる。しかしながら、水により溶かした表層部分に当該板体の裏面を貼り合わせる態様を採るため、その初期段階で無駄に石鹸を溶かす必要があると共に、使用中に貼り合わせた箇所が水で溶けて板体が外れてしまうといった問題があり、前記課題の解決には至っていない。
また、把持するに適当な大きさのホルダー本体の一面に、湿潤状態にある固型石鹸の表層部に喰い込みが可能な程度の硬さを持つプラスチツク糸から構成されたアンカー部付刺状部の多数を、分散突設してなる固型石けんホルダー(特許文献2参照)が提案され、公知技術となっている。
この技術により、石鹸の表面にホルダーの一部である突起を食い込ませることで、ホルダーと石鹸を一体化し、石鹸使用時に石鹸のすべりを防止することができる。しかしながら、湿潤状態にある固型石鹸の表層部にアンカー部付刺状部を喰い込ませる態様を採るため、その初期段階で石鹸を湿潤状態にすべく無駄に溶かす必要があると共に、使用中に喰い込ませた箇所が水で溶けてアンカー部付刺状部が外れてしまうといった問題があり、前記課題の解決には至っていない。
また、石鹸の一面に冠せるハンドルカバー内面に薄板又は細い針金を2〜5mm位の高さに多数適当な間隔を置いて植付け(又は突出)させてこの板針群内に石鹸の一面を押込んで石鹸の支持体とする技術(特許文献3参照)が提案され、公知技術となっている。
この技術により、石鹸の一面に複数の突起を挿入し石鹸と一体となったハンドルカバーとし、手をかける2つの起立部分を持つことで、安定して石鹸を把持できる。しかしながら、使用により石鹸の形状が変化すると、突起である板針群と石鹸の関係が変化し、ホルダーと石鹸との一体化が困難になりやすいと共に、手をかける突起は、滑った場合に離れやすく、石鹸の快適な使用とはならないといった問題があり、前記課題の解決には至っていない。
本出願人は、石鹸の使用態様に着目し、使用時に石鹸の安定的に保持を持続可能とすることで石鹸が手から滑り落ちることなく快適に使用することができないものかとの着想の下、固形石鹸の側面に貫通孔を開けて該貫通孔に把持部材を挿通可能とした石鹸を開発し、本考案にかかる「把持機能付石鹸」の提案に至るものである。
特開2014−108293号 実開昭62−41391号 実開昭59−16493号
本考案は、上記問題点に鑑み、使用時に石鹸を安定且つ持続して把持可能であって、手から滑り落ちることなく快適に使用することが可能な把持機能付き石鹸を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、本考案は、把持機能を備える固形の石鹸であって、所用の形状、大きさ、厚さを有する固形石鹸において、側面所定箇所に、対向する側面まで貫通され且つ把持部材を挿通可能な少なくとも一以上の貫通孔が形成されて成る手段を採る。
また、本考案は、前記貫通孔に、環状を為す把持部材が挿通されて成る手段を採る。
さらに、本考案は、前記把持部材が、伸縮可能な弾性部材から成る手段を採用し得る。
またさらに、本考案は、前記把持部材が、長さ可変手段を備えて成る手段を採り得る。
本考案に係る把持機能付き石鹸によれば、使用者は、固形石鹸に形成された貫通孔に環状を為す把持部材を挿通することで、該把持部材を介して固形石鹸を容易に把持することができると共に、把持した固形石鹸が手から滑り落ちることなく、快適に使用することが可能になる、といった優れた効果を奏するものである。
また、本考案に係る把持機能付き石鹸によれば、不使用時に固形石鹸を石鹸置き等に載置するのではなく、把持部材を介してぶら下げることが可能であって、使用後の固形石鹸の早期乾燥を促して次回使用時の滑りによる不快感をなくし、快適に使用することが可能になる、といった優れた効果を奏するものである。
本考案に係る把持機能付き石鹸の実施形態を示す全体斜視図である。 本考案に係る把持機能付き石鹸の実施形態を示す全体斜視図である。 本考案に係る把持機能付き石鹸の実施形態を示す全体斜視図である。 本考案に係る把持機能付き石鹸の使用態様を示す説明図である。
本考案に係る把持機能付き石鹸は、所用の形状、大きさ、厚さを有する固形石鹸10において、側面所定箇所に、対向する側面まで貫通された少なくとも一以上の貫通孔12が形成され、該貫通孔12に環状を為す把持部材14が挿通されて成ることを最大の特徴とする。
以下、本考案に係る把持機能付き石鹸の実施形態を、図面に基づいて説明する。
なお、本考案に係る把持機能付き石鹸は、下記に述べる実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状や寸法等の範囲内で、適宜変更することができるものである。
図1、図2に沿って、本考案に係る把持機能付き石鹸を説明する。図1及び図2は、本考案に係る把持機能付き石鹸の実施形態を示す全体斜視図である。
本考案に係る把持機能付き石鹸は、把持機能を備える固形石鹸10であって、所用の形状、大きさ、厚さを有して成る。すなわち、固形石鹸10の形状については、特に限定するものではなく、図1に示す様な方形や、図2に示す様な円形など、種々の形状の固形石鹸10が考え得る。固形石鹸10の大きさや厚さについても特に限定はなく、常法の大きさ及び厚さのもので足りるが、把持するという機能上、手Hで把持可能な大きさであることが望ましい。
固形石鹸10の側面所定箇所には、貫通孔12が形成されている。該貫通孔12は、把持部材14が挿通されるためのものであって、固形石鹸10における対向する側面まで貫通して形成されている。該貫通孔12の数については特に限定はなく、一の固形石鹸10につき一乃至複数の貫通孔12が形成され得る。尚、図1では二つの貫通孔12が直交する様に形成された場合、図2では一の貫通孔12が形成された場合について示している。
該貫通孔12の形状については、特に限定するものではなく、図示の様に円形状のほか、楕円形状や方形状の貫通孔12とすることも可能である。また、該貫通孔12の大きさについては、固形石鹸10の厚幅に収まる大きさであれば、特に限定はない。但し、あまりに大きすぎると、固形石鹸10が擦り減った際の貫通孔12の崩壊が早まってしまうため、把持部材14が挿通可能な大きさで、且つ、可能な限り小径であることが好ましい。
該貫通孔12には、把持部材14が挿通される。図3は、貫通孔12に把持部材14が挿通された状態を示している。図示の様に、把持部材14は、貫通孔12に挿通されつつ固形石鹸10の使用面とは反対側の面を周回する様に環状を為すもので、図4で示す様に、固形石鹸10と該把持部材14の間に手Hを挿嵌することで、該固形石鹸10を把持可能とするものである。
把持部材14は、貫通孔12に挿通可能なよう紐状体であって、その材質や長さについて特に限定はないが、水分を含有してしまうような布製ではなく、ゴムや合成樹脂等からなる撥水素材により成形されることが好ましい。該把持部材14は、貫通孔12へ挿通した後に環状を為すべく、端部同士が結束される。かかる把持部材14の結束手段については、特に限定するものではなく、単に端部同士を片結び等で結ぶ手段や、ボタン等の留め具を介して結束する手段を採用し得る。
ところで、かかる把持部材14について、貫通孔12が形成された固形石鹸10に後付けされる態様ではなく、把持部材14が挿通された状態で固形石鹸10を成形する態様も可能である。すなわち、貫通孔12を備える固形石鹸10を成形するに際し、該貫通孔12に予め把持部材14を装備させる態様である。かかる態様を採用することにより、使用者が自ら把持部材14を挿通させる手間を省き、即使用が可能となる。
このとき、使用者の年齢や体格などで異なる手Hの大きさに対応し得るべく、把持部材14について、ゴムなどの伸縮可能な弾性部材によって成形される態様が好ましい。かかる態様を採用することで、使用者の手Hの大きさに関係なく、弾性部材が手Hを固形石鹸10側へ押え付けつつ、固形石鹸10を把持することが可能となる。
また、把持部材14について、長さ可変手段を備えた態様が考え得る。上記した弾性部材であっても、あらゆる年代の手Hの大きさに対応することについて困難が想定される。そこで、長さ可変手段を備える態様を採用することで、確実に手Hに当接させた状態で固形石鹸10を把持することが可能となる。尚、長さ可変手段の具体的構造については、特に限定はなく、尾錠止めなどの常法手段を用いればよい。
以上の構成から成る本考案に係る把持機能付き石鹸の使用態様については、図4に示す通りである。すなわち、挿通された把持部材14と固形石鹸10との間に手Hを挿嵌し、その挿嵌された手Hで固形石鹸10を把持して、固形石鹸10における手Hと反対側の使用面を使用対象に擦り付けることで使用される。
固形石鹸10の使用面が擦り減ってきた場合には、把持部材14を当該使用面側に周回させ、今まで手Hで把持していた反対側の面を今度は使用面として把持し使用すればよい。
尚、固形石鹸10における把持部材10を周回させる面については、特に限定するものではなく、側面を周回させることも可能であり、使用態様によって適宜決定し得る。
使用により固形石鹸10が擦り減ってしまい、貫通孔12が崩壊して把持機能が機能しなくなった場合には、石鹸の特性上、当該擦り減った固形石鹸10を新しい固形石鹸10に擦り合せ接合することで、互いを一体化することができるため、その一体化した固形石鹸10を本考案にかかる把持機能付き石鹸として新たに使用することで、最後まで無駄なく固形石鹸10を使用することが可能である。
以上、挿通された把持部材14と固形石鹸10との間に手Hを挿嵌する使用態様について説明したが、手Hではなく道具を挿嵌して使用することも可能である。すなわち、長手棒状の先端に挿嵌して把持させることにより、手Hの届かない箇所などにも固形石鹸10を届かせることが可能であって、人体における背中に擦り付けたり、あるいは、掃除道具として使用することも可能になる。
このように、本考案に係る把持機能付き石鹸によれば、簡易な構造によって、手Hや道具など挿嵌されるものの大きさに関係なく、安定的且つ持続的に把持することが可能な固形石鹸10を提供することができる。
本考案に係る把持機能付き石鹸は、使用者の年代や体格に関係なく、固形石鹸10を常に安定的且つ持続的に把持することが可能であることから、産業上の利用可能性は大きいものと思料する。
10 固形石鹸
12 貫通孔
14 把持部材
H 手

Claims (4)

  1. 把持機能を備える固形石鹸であって、
    所用の形状、大きさ、厚さを有する固形の石鹸において、側面所定箇所に、対向する側面まで貫通され且つ把持部材を挿通可能な少なくとも一以上の貫通孔が形成されて成ることを特徴とする把持機能付き石鹸。
  2. 前記貫通孔に、環状を為す把持部材が挿通されて成ることを特徴とする請求項1に記載の把持機能付き石鹸。
  3. 前記把持部材が、伸縮可能な弾性部材から成ることを特徴とする請求項2に記載の把持機能付き石鹸。
  4. 前記把持部材が、長さ可変手段を備えて成ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の把持機能付き石鹸。
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